はじめに
面接で無事に選考をクリアするためには、自分という人間をしっかりアピールして企業に認めてもらうことが大切です。
企業が求める人材能力とマッチすると感じてもらうことができたなら、内定へとつながりやすくなるでしょう。
さまざまな質疑応答の中でも、ガクチカは聞かれる確率が高い質問と言えます。
ガクチカに関する回答について、しっかり事前準備をして面接に挑みたいものです。
ガクチカのテーマにおいて、今回は「マネージャー」について考えてみましょう。
ガクチカの意義
面接でよく聞かれる 「ガクチカ」とは、「学生時代に力を注いだこと」という意味です。
すなわち、自身が頑張ったことであればどんなことでもガクチカになると言っても過言ではありません。
アルバイトや部活動、ボランティア活動やゼミ活動などがよく見られるガクチカです。
何かしら打ち込んだのであれば、自信を持ってアピールしましょう。
そこから得たものやよりいっそう磨くことができた能力など、できるだけ詳しく話したいものです。
ガクチカは自分の中に秘めた力を面接官に伝える良い機会です。
部活動についてのテーマを取り上げる場合は、マネージャーをした経験も一つのガクチカになり得ます。
マネージャー経験でもOK
学生時代に、サークルや部活動のマネージャーをしていた人も多いのではないでしょうか。
マネージャーという肩書きは、胸を張って人に話せる事項です。
マネージャーの役割も、学生時代に力を注いだこととして取り扱うことができます。
マネージャーの仕事は部活によってもさまざまですが、なくてはならない存在と言えるでしょう。
任された役目をしっかりと果たしたことや部員のために尽力したことはそれなりの能力がなければできません。
ガクチカとしてマネージャーについて述べる際には、頑張ったことや自分なりのポリシー、そこから生まれた成果などをしっかりアピールしたいものです。
何を頑張ったのか伝えよう
マネージャーをガクチカで話すときに、「私は〇〇部のマネージャーとして部員のために頑張りました」というだけではあまりインパクトがありません。
運動部、文化部、それぞれにおいて具体的に自分がどのようなことを頑張ったのかを話す必要があります。
「こういう面で管理が必要であったので、このように活動して世話をした」というように、理論的に説明したいものです。
数字などを用いることで、よりいっそうリアリティーのある内容にあります。
説得力のある文章にするためには、PREP法を用いて結論からまず話しましょう。
結論→理由→エピソード→再度結論でまとめるという形です。
この形を心がけることで、理論的で説得力のある文章に仕上がります。
マッサージなどのケアや食事の管理、トレーニングメニューのプログラム管理、体重の管理などマネジメントも多種多様です。
あれもこれもではなく、 特に力を入れて頑張ったことをポイントを押さえてアピールしましょう。
何を意識していたのか伝えよう
ガクチカでマネージャーとしての仕事を話すのであれば、 受動的ではなく能動的な姿勢を伝えることも重要です。
コーチや先輩に言われたことをしていただけでは、マネージャーとしての能力をあまりアピールできません。
大切なことは、自分自身が何を目標にどういったことを意識して動いていたかという点です。
言われたことだけでなく、自らやるべきことを探して活動していたことを話しましょう。
たとえば自分の中で目標とするマネージャー像があり、それを目標に実現すべく努力をしたという内容を話すのも一つです。
「部員には〇〇の点が欠けていたので、そこをフォローできるように意識して世話をした」というのも立派なマネージャー精神です。
自分のこだわりやポリシーなどを伝えることで、能動的な意欲や行動力が伝わります。
部員のことを考えた熱いマネージャー精神をアピールすることが大切と言えます。
自分の行動の成果
自身がマネージャーとして動いたことにより、どのような成果が生まれたのかも話すことを忘れてはなりません。
マネジメントの効果を詳しく書くことで、自分の頑張りが伝わりやすくなります。
運動部なら、マネージャーの存在によって部員が健康でいられたという内容でも良いです。
もちろん、何かしら大きな賞を取ることができたのであれば、そのことも書きましょう。
その他にも、部員に感謝されたエピソードもマネージャーの力が読み手に伝わるはずです。
自分自身がマネージャーとして頑張ったことによりどのように成長できたのかを話すのも一つです。
活動による結果を述べることで、自分自身の頑張りがよりいっそう伝わるガクチカになります。
説得力のあるガクチカに仕上げるように心がけたいものです。
まとめ
このように、ガクチカのエピソードでマネージャーとして頑張ったことを話すのは大いに有効です。
その際には、具体的に自分の活動の内容やマネージャー精神について伝えることが重要だとわかりました。
マネージャーは誰でもできる仕事ではありません。
他人に気を配り世話をして、自ら仕事を探せる力がある人でなければ務まらないでしょう。
マネージャーに向いている自分の能力もしっかりアピールしたいものです。
自己分析と企業研究をしたうえで、受ける企業にマッチした能力を伝えることができれば何よりです。
仕事に活きる力であれば、面接官も高く評価してくれるに違いありません。