理系生の就活の進め方を紹介!いつ始めるかや推薦の実態などを解説!全体象を知って希望企業に就職しよう

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はじめに

理系生はいつ頃からどのように就活をスタートさせれば良いのでしょうか。

大学院に進学しようか悩んでいる方もいるかもしれません。

大学院への進学か就職するか決定するにあたっては、大卒ですぐにやってみたい仕事があるか、それとも、大学院で学んでから就職したほうが得なのかによっても異なります。

それを決めるにも、興味ある業界や就活の進め方を知っておく必要があります。

いつ始めるかや推薦の実態など解説していきますので、全体象を知って希望企業への就職を成功させましょう。

【理系の就活】理系生の就活の近況

かつて就職氷河期と呼ばれた時代には大卒での就活をあきらめて、あえて大学院に進学して景気が回復するのを待つ人や、さらに実力を付けてスムーズに内定を獲得したいという決断をした人もいました。

理系は文系に比べて、大学院に進むことでさらに企業から求められるケースもあるので、大卒で就職すべきか、大学院に進学すべきか迷っている方もいるかもしれません。

もっとも、大学院に進学するには費用も必要ですし、社会人してのスタートが遅くなるデメリットがあります。

現在の新卒市場を見るに、全体的に人出不足であり、特に理系人材は不足しているという調査結果があります。

中でもIT業界においては人材不足が顕著であり、就活して内定がもらえないから大学院に進学するといった消極的な選択はしないほうが良いでしょう。

大学院進学は60%程度

理系の大学生の選択肢は就活か、大学院進学で悩む方も少なくありません。

実際問題として、大学院に進学するのは理系生全体の60%程度と言われています。

レベルの高い大学ほど、高度な学びができ環境も充実しているので、進学率は高いです。

もっとも、就活するにも大学院進学するにも、やりたいことや目的が定まっていなければ、意味がありません。

大学院で学びたいこと、得たいこと、やりたいことが明確にないなら、就職を視野に入れましょう。

理系生の需要は今後増加していく

IT化が進み、DX推進などますますITサービスへのニーズが高まる中、IT業界は人材不足が顕著です。

IT関連を中心に理系職は専門知識やスキルなどがないと採用できない職種でもあるので、文系生と比べると断然需要は高いです。

理系生への企業からの需要は今後も増えていく見込みですが、需要に対して理系人材は少ないので、しっかり対策をとれば、希望企業への就職は決まりやすいと言えます。

大卒で就職するか、大学院でより能力を高めてからにするか、検討のしどころです。

【理系の就活】理系生の進路先

理系生にはどんな就職先があるのでしょうか。

オーソドックスな専門分野への就職だけでなく、理系職でも専門外の分野や職種に就職する、さらに理系とは関係なく文系向けの職種に就職する方も少なくありません。

専門分野での就職

専門分野での就職とは、自分が勉強した分野での就職のことです。

大学の学部や学科、専攻や研究した分野が役立つ業界や業種、専門的な知識や習得した技術が活かせる職種で就職することを意味します。

機械や情報、建築、医薬など技術職や研究職などでの、就職が目立ちます。

専門分野での就職の場合、大学のレベルや専門性の高さにもよりますが、学校推薦が行われやすいのも特徴です。

企業から見て、この分野の知識や技術がある学生が欲しいというケースや業界でも信頼の厚い教授がいる学部やゼミなどに対して、こういった人材を推薦してほしいというオファーが入るのです。

企業としても競合他社に先駆けて新しい技術などを開発したいため、優秀な人材を確実に押さえたいニーズがあります。

専門分野外での就職

専門分野外での就職は、理系職の中でも、自分が学んだ領域とは異なる分野で就職を目指すことです。

たとえば、建築工学を学んだ方が、建築会社やハウスメーカーなどへの就職ではなく、IT業界に就職するといった形です。

IT業界は専門分野外の人材でも積極的に採用する傾向にあります。

人材不足が顕著ということと、ほかの理系の専門職に比べると、比較的短期間で技術が習得できる場合や理系という素養があれば、すぐに技術が磨けるためです。

特に今の時代は、どの学部でもパソコンが使いこなせないとデータ分析や資料作成もできないので、基本的なIT技術はほとんどの方が身につけています。

かつ、理系の頭があれば、対応力もあるので、分野外でも採用確率は高いです。

文系就職

文系就職とは、一般的には文系出身の方が志望し、文系出身の方が実際に就いていることが多い業界や職種に就職することです。

理系からの文系就職で代表的なのは、コンサルティングや金融、マーケティングなどの職種です。

理系の専門性がまったく関係ない職種を志望する人もいますが、コンサルティングや金融、マーケティングなどは理系の知識や素養も活かせ、実際に働くと文系出身者より実力が発揮されるケースも少なくありません。

たとえば、ITコンサルティングをはじめ、金融やマーケティングの分野は数値に強く、データ解析などが得意な理系は、成果を発揮しやすいです。

そのほかの文系職でも、論理的思考力や分析力、問題解決力などを活かすことができます。

大学院進学

理系生の60%余りが大学院に進学するデータもあるほど、理系生にとっては大学院進学も就職と並ぶ選択肢の一つです。

大学院に行くことで就職の選択肢が広がり、より企業に求められることもありますし、大手企業や理系職を重んじる企業を中心に、大卒の初任給と院卒の初任給にも差が設けられ、優遇されます。

もっとも、大学院に進学するなら博士号の取得や研究したいこと、院卒でどのような就職を目指したいのか明確な目的や目標を立てて臨まないと、時間と費用を無駄にしてしまいます。

自分が将来やりたい仕事や就職したい企業が、大卒より院卒のほうが、より自分の希望にあった仕事ができるのか、よく検討したうえで進学の有無を決めましょう。

【理系の就活】理系生は就活に有利

理系生は文系生に比べ、就活に有利な環境に置かれています。

その理由として、文系生と異なり、学校推薦の数が多いこと、専門性が高く、企業が求める知識や技術をすでに有していることなどが挙げられます。

詳しく見ていきましょう。

学校推薦の数が多い

理系生は文系に通う学生よりも、大学にオファーが来る学校推薦の数が多いため、有利な環境があります。

もちろん、希望すれば誰もが簡単に学校推薦がもらえるわけではありません。

企業ごとに学部や学科、専攻をはじめ、学校での成績や人柄などの条件も指定してくることがあるためです。

また、自分が志望している業界や企業、職種と一致するわけではないので、推薦を受けたくてもマッチしない場合もあります。

とはいえ、文系生に比べると圧倒的に学校推薦の数は多いので、条件や希望が合致すれば、就活の面倒な手間をカットして、面接などに臨むことができます。

学校推薦を得たいなら、早い段階から情報を収集し、推薦に必要な成績を収めるなどの努力もしなくてはなりません。

専門性がある

理系生は専門性に長けているため、就職するときに企業から採用されやすいのも有利です。

たとえば、営業職の場合、製品に対する専門性はなくても、就職して製品について理解をすれば、後はコミュニケーション力や提案力、交渉力が重要となります。

機械の専門家ではない文系生でも営業力が高ければ、機械を売ることができ、逆に理系で機械のことは理解していても、プレゼンができないなどとなれば売ることはできません。

逆に、機械の開発や生産の分野では、専門知識や技術がない文系生では仕事になりません。

企業としても基礎の基礎から教える余裕はないですし、専門性の高い理系生が欲しいニーズがあります。

技術職や研究職など理系限定で募集する企業も多く、文系生に比べて有利です。

【理系の就活】理系生の就活のスケジュール

理系生が大卒で就活を行いたい場合、どのように活動していけば良いのか、スケジュールを確認していきましょう。

スケジュールに乗り遅れると、就職したい企業の説明会に出るチャンスを失ったり、インターンに参加できなかったり、最悪、エントリーのタイミングを失することがあるので注意が必要です。

就活の準備期間

就活の準備期間は大学3年生3月までの期間です。

この時期まで何もしないという人も中にはいますが、将来のことをしっかり考えている方ほど、スタートダッシュは早いです。

早い方では大学に進学してすぐの段階からインターンの募集などを探し、大学1年の夏休みから長期インターンに参加するといった方もいます。

準備期間では自分の現状のスキル把握ややりたい仕事は何かを、インターン参加などを通じて見極めていくことが大切です。

まずは自己分析や業界研究

就活の準備期間の最初に行うべきことは、自己分析や業界研究などを行い、自分がやりたいことを見極めていくことです。

大学の学部や学科を決める段階、つまり、大学受験の段階や中高生の時代から、やりたいことや職種が決まっているという方もいるでしょう。

もっとも、やりたいことを実現できる業界や職種がほかにもあるかもしれませんから、業界研究は欠かせません。

さらに業界の中から、どの企業に就職すれば、自分のやりたい仕事ができるか、企業研究もじっくり行いましょう。

インターンに参加する

やりたい仕事が決まらない方や、企業の絞り込みで迷っている方は、短期インターンに参加してみましょう。

短期インターンは1週間から2週間程度の短期間で、仕事の基本的な流れを経験できることやその企業の雰囲気や職場の様子を知ることができます。

異なる業界や職種、複数の企業などのインターンに参加してみて、自分が興味のある業界や企業を絞っていくのがおすすめです。

申し込みの期間

大学3年も終わりに近づく、1月~3月までの期間が申し込みの期間となります。

企業説明会が開催されることやエントリーシートの作成などを行う時期です。

志望企業を中心に興味がある企業の企業説明会には逃さず出席できるよう、早めに情報収集をスタートしましょう。

事前エントリーが必要な説明会も多いので、定員締め切りにならないよう気を付けなくてはなりません。

企業説明会の日程がかぶる場合や移動が難しい場合もあるので、優先順位を付けることも大切です。

選考期間

大学3年の学年末の企業説明会などを経て、大学4年の4月~10月の期間にかけて選考期間となります。

エントリーして、まずは書類選考が行われ、面接は企業によって2回から3回かけて選考を重ねていきます。

最終面接まで残れば、早々に内々定をもらえることも少なくありません。

長丁場にもなりますし、面接に受かるかどうかの連絡を待つことや面接の日程を調整するなど、神経も使う期間です。

採用確定期間

10月~採用が確定し、採用が決まった人には内定通知が届きます。

企業によっても対応は異なりますが、内定式などを実施する企業も少なくありません。

内定式を行うと、入社までの間に取り組むべき課題を渡される場合や勉強しておくべきこと、磨いておいてほしいスキルなどを求められる場合もあります。

企業によっては、アルバイトなどとして内定者を雇い、実際の業務や職場に入社前に慣れてもらい、内定辞退を回避しようという企業も見られます。

【理系の就活】理系生の就活における注意点

理系生は文系生に比べて就活に有利と言いましたが、一方で、理系生には就活においてさまざまな注意点があるのも事実です。

注意点をしっかり押さえたうえで、理系生の有利な点を活用していくことがポイントとなっています。

さまざまな注意点の中でも、理解して臨みたいのが「研究との両立が大変」であることと、「就活に関する情報が少ない」ことです。

それぞれ、どのような点に注意すべきなのか、具体的に確認していきましょう。

理系生は研究との両立が大変

理系生は研究との両立が求められるので、就活に当てることができる時間が、文系生に比べると圧倒的に少ないです。

研究内容によっては朝から晩まで研究室にこもっているようなケースもあります。

また、大学の授業でも、実験が多い学科や専攻の場合、実験のたびに事前レポートや事後レポートの提出が求められ、時間が足りないと感じる方が少なくありません。

学校生活における忙しさと就活の準備や就活を効率良く進めていく必要があります。

たとえば、短期インターンや長期インターンに参加できる時間が取れるかを考えることや早めに情報収集を行い、日程の確認やエントリー時期の確認も怠らないようにしましょう。

研究に忙しいあまり、機会を逃さないようにしなくてはなりません。

就活に関する情報が少ない

理系生は大学院に進む人も多いので、文系生に比べて就活に熱心な人が周囲にいないと、就職に関して与えられる情報が少なくなるのがネックです。

文系ではサークルの集まりでも就活の話題になる場合やリクルートスーツを着て合間に授業に出てくる人がいるなど、自分も後れを取ってはいけないという意識が働くことや周囲の様子でスケジュール感を掴むことも可能です。

ですが、理系生の場合、周囲が大学院進学を目指す方ばかりだと、まったく就活の情報が入ってきません。

各自でスケジュールを確認し、各自が責任を持って動かないと、インターンのエントリー期間や会社説明会が終わっていたなんてことになりかねないので注意しましょう。

【理系の就活】まとめ

理系生の進路先は、門分野への就職、専門外への理系就職する、文系職種への就職、大学院への進学があります。

IT化の推進などにより、理系生への需要は高く、学校推薦の数が多い、専門性の高さから採用されやすいなど、文系生より有利な面も多いです。

一方で、研究との両立が大変、大学院進学者が多く就活の情報が入りにくいなどの注意点もあります。

各自の進路に沿って、責任を持って事前にスケジュールを確認し、必要な準備を行うことやエントリーのし忘れなどを防がなくてはなりません。

理系生の進路先は、門分野への就職、専門外への理系就職する、文系職種への就職、大学院への進学があります。

IT化の推進などにより、理系生への需要は高く、学校推薦の数が多い、専門性の高さから採用されやすいなど、文系生より有利な面も多いです。

一方で、研究との両立が大変、大学院進学者が多く就活の情報が入りにくいなどの注意点もあります。

各自の進路に沿って、責任を持って事前にスケジュールを確認し、必要な準備を行うことやエントリーのし忘れなどを防がなくてはなりません。

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