エントリーシート
2019/4/20
【これだけでOK!】コンサルの志望動機の書き方と例
2019/4/20
エントリーシート
2019/4/20
2019/4/20
コンサルタントといえばかっこよく企業相手にプレゼンしたりするようなイメージがありますよね。しかし、BtoB(対企業)の仕事なので、日常的生活では接点がありません。具体的な仕事のイメージができずに志望動機が考えづらいことも事実です。実際、志望動機に悩んでいる就活生を多く見かけます。
この記事では、コンサルの仕事内容や求められる力について解説していきます。その上で、志望動機の書き方や例文を見ながら説明していきますので、コンサル業界を志望している就活生は必見です。
この記事を読んで、コンサル業界への理解を深め、効果的な志望動機を書いてみましょう。
コンサルの仕事は、 クライアントとなる企業と契約をし、ビジネスに対するアドバイスをする仕事です。企業からの依頼を受けてはじめて、動き出すことができます。
アドバイスの内容は、 経営・戦略・財務などの面から、企業の問題を解決することです。企業の課題や問題点を明確にし、解決策の提案や実行のお手伝いをするのが、主な業務です。
社内の人間だけでは、率直な意見が出づらかったり、上層部に忖度をして経営状況を改善できなかったりすることがあります。そのようなときに、 外部からコンサルを入れることで本当に会社のためになる意見を通すことができるようになるのです。
コンサル業界と言っても、それぞれの企業で得意な分野があります。ビジネスの根幹となる部分の戦略を中心に行うコンサルティング会社もあれば、戦略を練りそれを実行、効果検証まで幅広くおこなうコンサルティング会社もあるのが特徴です。
ひと言で「コンサルがやりたい」と言っても、企業によってやることがまちまち。自分のやりたいことが実際にできるコンサル企業なのかどうかを見極める必要があります。
参考までに、コンサルティングファームの特徴ごとの分類は以下になります。
▼戦略系コンサル
大企業の戦略領域のコンサルティングを中心に行うファーム。高額のフィーを受け取り、少数精鋭の人材が集まります。
企業例:
・マッキンゼー・アンド・カンパニー
・ボストンコンサルティンググループ
・ドリームインキュベータ
▼総合系コンサル
戦略立案をはじめ、業務改善・ITコンサル・組織人事改革まで幅広い対象のコンサルを行う企業です。
企業例:
・アクセンチュア
・デロイトトーマツコンサルティング
・アビームコンサルティング
▼シンクタンク系コンサル
大手企業の子会社であるコンサル会社です。官公庁などをクライアントに調査を担っています。
企業例:
・野村総合研究所
・NTTデータ経営研究所
▼国内独立系コンサル
主に中小企業のコンサルティングをメインに行います。
企業例:
・船井総研
・タナベ経営
コンサルタントとして働くには、以下の3点が必要なスキルです。
ロジカルシンキングとは、 論理的に考える力のことです。
コンサルタントの仕事は、クライアント企業の課題を解決することです。そのため、まず課題を発見することが仕事の入り口となります。 物事を構造的に理解し、本当の原因は何なのかを特定するのに必要なのがロジカルシンキングです。
「本当に必要なのか」「他に方法はないのか」といったように、常に現状を疑いながら、情報を整理して解決策を考える力が求められます。
コンサルタントとしてクライアント企業に協力する場合、企業側から見ると「外部の人間」という認識が強くなってしまいます。しかしその中でもクライアントの課題を解決していく必要があります。
そこで必要になるのが、人を動かす力です。
クライアント企業の中で問題が見つかったとしても、コンサルタント1人では解決をすることができません。 社内の人を巻き込み、一緒に課題解決に向かっていくことができるかが鍵となってきます。
外部の人間というフィルターを壊し、できるだけ寄り添えることが必要です。
コンサルタントとしての仕事は、1社だけにとどまりません。 並行して複数社を受けた場合、1つ1つにかけられる時間は短いです。
プロジェクト単位での仕事をするコンサルタントは、クライアントごとに必要な情報を素早く集める能力が求められます。そして、ただ集めるだけでなく、手に入れた情報を整理し、使えるようにしておかねばなりません。
短い時間でいかに早く、正確な情報を集められるかは、コンサルタントとして働くうえで重要なポイントになるスキルです。
コンサルのエントリーシートを書き始める前に、2つ準備をしておきましょう。
・自己分析
・業界分析と企業分析
どちらも論理的な志望動機を書くうえで、大切になる準備です。面倒に感じるかもしれませんが、丁寧に進めていきましょう。
まずは、自己分析をして自分がコンサルに向いている材料を探していきます。「論理的思考が得意」「物事を俯瞰的に見るのが得意」など、 自分の強みを深掘り、その上で強みを生かしてコンサルで活躍できるかどうかを考えていきます。自己分析を進めていく中で、自分がコンサルに向いていないと判断した場合は諦めることも重要です。他にできることが必ず見つかるはずですよ。
自己分析を進めていくと「これは絶対に外せないポイントだ」ということが見えてきます。まさにそれが就職活動を進めていくための 「自分の軸」になることです。もし迷うことがあったとしても、自己分析で見つけた自分の軸に従えば、道を間違えることはありません。
例えば、自分がアクティブで常に新しい刺激を求めるタイプであれば、「1つの会社に長く留まらず、ステップアップの場として短期間で成長できるコンサルを選ぶ」というように軸を設定することができます。
自分の就活を成功させるためにも、軸を見つけておきましょう。
自己分析と並行して、業界分析と企業分析も進めていきます。どの業界への就職でも言われることですが、上辺だけの志望動機では人事担当者には響きません。
・どうしてその業界が良いと思ったのか
・どうしてその企業が良いと思ったのか
この2つを深く掘り下げていくことで、志望動機のネタになる情報が見つかるはずです。
また、企業研究の一環として、コンサルの種類も調べておく必要があります。戦略立案に特化したコンサルや、ITソリューションに強い会社、人事関連のコンサルに特化しているなど、コンサルにも種類があります。
その上で、自分がどこのコンサルになぜ行きたいのかを深堀りしていきましょう。
わたしは企業の問題解決を通じて、自身の視野を広めたいと思っています。そのうえで、特定の業界に特化せず、多くの企業をクライアントとしている貴社に強く惹かれ、応募いたしました。
学生時代、学生会の会長を務め、学生の強い要望だった「図書館の増席」を実現しました。学生から多くの要望が出ていたにも関わらず、なかなか実現しなかったため、費用、椅子の種類、業者からの見積書といった必要なものを書面にまとめ、学生課へ提出し、実現にこぎつけました。
この時の達成感から、改善するためにはどうすれば良いかということを意識するようになりました。情報をまとめることや、論理的に考えることが得意なので、このスキルを活かして企業のコンサルティングをやってみたいと考えています。
貴社には幅広い分野の企業をクライアントとして持っています。業界にとらわれず、多くの企業の課題を解決している実績に魅力を感じ、ぜひ一員として貢献したいと考えています。
上記の志望動機では、「情報をまとめることや、論理的に考えることが得意なので」というように、前章でお伝えした以下の3つの求められる力が記入されています。
そのうえで、「業界にとらわれず、多くの企業の課題を解決している実績に魅力を感じ」というように、応募先の企業でなければならない理由が説明されており、良い志望動機と言えるでしょう。
また、冒頭に志望している理由が端的に書かれています。ビジネスでは 「結論は先に伝える」ということが重要です。上記の志望動機のように冒頭に志望理由を書くのは、ビジネスのことを理解している印象を与えられるでしょう。
さらに、自分のアピールポイントもさりげなく志望動機に含んでいます。 「どうして入社したいのか」だけでなく、自分のアピールとしても活用できるといいですね。
その時にポイントになるのが、 具体的に書くことです。実際に行なったことや、どのような手順で進めたのかということを、できるだけ詳細に伝えましょう。現実的に感じられ、人事担当者もイメージしやすくなります。
コンサルの仕事は、クライアント企業の問題や課題を解決する方法を考えることであり、ロジカルな頭が求められるコンサル業界への志望動機は、ロジカルに書くことが求められます。
志望動機を書く前には、必ず準備をしておきましょう。何も考えずに書き始めてしまうと、冗長で、ダラダラと長いだけの志望動機になる可能性が高まります。論理的な文章を書くためには、 どのようなことを書くのかを、先に考えることが大切です。
そのためにはまず、コンサルについての理解を深めるところから始めましょう。業界分析と企業分析を進めます。
そして、コンサルに対する理解が深まってから、エントリーシートをどんどん書いていきます。数をこなすことでブラッシュアップされ、質の高いエントリーシートができますよ。
おすすめの記事
外資コンサル~商社など難関インターンに複数参加した男が語る 後悔しないキャリアの選択方法とは?
ページのトップへ戻る