今回は就活の自己PRで継続力をアピールしたい場合の書き方や文章の構成方法について述べています。
継続力の自己PR例、書き方の構成、評価されるポイントを説明します。
就活で継続力はどう評価される?
就活生なら必ず書くことになるエントリーシート。
自己PRで自らの強みである「継続力」について書きたいけれど、どのように書けばよいかわからない就活生も多いのではないでしょうか。
エントリーシートは文字数制限があるなど、 就活の第一関門として突破するべき難所でもあります。
今回の記事では、エントリーシートの自己PRで「継続力」をアピールする際のポイントを説明します。
また、エントリーシートでの書き方や文章の構成方法を解説していきます。
この記事を読んだ後は、就活で好印象を与える自己PRが書けるようになりますよ。
継続力を強みにアピールした人はぜひ参考にしてみてください。
継続力とは
まず初めに就活における「継続力」とは、どんなことを表すのでしょうか。
継続力とは、次の2つを指します。
これら2点が「継続力」の主な定義となります。
さらに、自己PRで継続力をアピールする際のポイントは、次の3点です。
これら3点をアピールすることで「この学生は継続力がある人間」と評価してもらえる可能性が高くなります。
特に、 「今後仕事で発揮できるか」を強くアピールすることで企業側から「即戦力で使える人材なのか」を強く印象づけることができます。
「継続の末、身につけた能力・成果」を伝える
企業に対して継続力をアピールする際には、物事を続けた姿勢・努力のプロセスだけでなく、継続によって身につけた能力・出した成果を伝えましょう。
素直に「継続力が強みです」と伝えても、企業の採用担当者にはあまり響きません。
「継続力」だけを アピールするのではなく、継続したことにより成し遂げた成果を伝えることがおすすめです。
「継続力→どう実行に移したか→そこから何を得たか」 以上の流れで、伝えることを意識してみると、より良い自己PRにつながりますよ。
大学時代に野球部に所属していましたが、レギュラーになれずに悩んでいました。
そんな時にレギュラーとの差を比べてみたら打撃力が圧倒的に違う弱点を見つけ、徹底的に打撃力強化に時間を割きました。
続けたことで、見事レギュラーになることができました。
これまで培った野球での経験を活かし、貴社でも継続して続けることで結果を出すことを証明したいと思います。
私は、体育会の野球部に所属しています。
大学では高校時代に実績のある選手も多く、なかなかレギュラーを勝ち取ることができずにいました。
そこで、レギュラーになっている部員と自分で何が足りていないのかを分析しました。
そこで、打撃に対して明確な課題があることが判明しました。
圧倒的な打撃力でレギュラーになるために、それから個人練習で毎日2時間の自主練習を行うようにしました。
継続して続けたことで、スイングスピードも上がり、半年後には見事レギュラーとして試合に出てホームランも打つことができました。
これまで培った野球での経験を活かし、貴社でも継続して続けることで結果を出すことを証明したいと思います。
【改善ポイント】 NG例では、過程において具体的に何をしたのかが記載されていませんが、改善例では打撃力強化をしたことが細かく記載されています。
身につけた能力や成果を具体的に書くことで、自己PRを見る方もより印象を強くすることができます。
「成果を出すことへの姿勢」を強調する
「継続力」をアピールする際に気をつけたいのが、 受け身で続けていたのではないかと懸念されてしまうことです。
強いモチベーションに裏打ちされないと、継続して成果を出すことは難しいものです。
単に継続していた事実があっても、モチベーションの維持ができず、ただ惰性で取り組んでいたり、受け身で続けていては意味がありません。
そのため 「成果を出すことへの姿勢」を常に持ちながら、継続していたことを主張しましょう。
成果を出すためなら、頑張れる姿勢をアピールすれば、仕事でも「結果を出すまで粘り強く取り組める人材」と評価してくれるかもしれません。
最初は大変でしたが、段々とインタビューをすることができてきて、なんとか形になりました。
我慢強く行うことで、成果につながることが実感できたのが、良かったです。
頑張った研究結果が表彰されて、賞を受賞することもできました。
御社に入ってからも、ゼミの研究で培った継続力を強みに仕事に励んでいき、どんなことでも粘り強く結果にコミットしていきます。
大学では「いま新しい働き方」というテーマで様々な仕事や職種の方をインタビューさせていただき、見事、学外のサミットで開催された論文大会で優秀賞を受賞することができました。
研究は日々の取り組みが重要です。
最初は、様々な職種の方へのインタビューのアポ取りが難しく2ヶ月ほど非常に苦労しました。
ですが、地道に紹介や、街中で声をかけさせてもらった人に協力をしていただくことで、段々と様々な方へのインタビューができるようになりました。
インタビューを終えてからは、毎日研究室で「どんな形で発表をまとめるか」を考えて無事に形にすることができました。
御社に入ってからも、ゼミの研究で培った継続力を強みに仕事に励んでいき、どんなことでも粘り強く結果にコミットしていきます。
【改善ポイント】 NG例では、成果を出すことへの姿勢が省略されており、いまいち何を伝えたいのかが分かりません。
一方、改善例では、過程の内容が伝わり、結果にどう現れたのかも記載されているのが印象的です。
「今後仕事で発揮できるか」を書く
継続力を今後仕事でどう発揮して、活躍するのかをESに書きましょう。
継続力を仕事にどう活かすかは、伝え方次第で大きく変わります。
我慢強く仕事ができる人材は、企業によって高く評価される場合もあるので、仕事でより具体的にどう発揮できるかを伝えるかは重要なのです。
さらに、継続力を活かして、 志望企業でどのように仕事に取り組むか、貢献できるかを伝えることも大切です。
企業側も「自社で活躍できる人材が欲しい」と思っています。
そこに「自分ならこんなことができますよ!」とアピールすることで、企業が求める人材とマッチすることを伝えてみてください。
企業側からも評価されやすくなります。
私は大学時代に携帯販売の代理店でアルバイトをしていました。
アルバイトを始めた当時は、契約が取れなくて苦労をしていました。
しかし、このままではダメだと思い「お客様へのコミュニケーション」と「売り上げが良い先輩を観察」することにしました。
これらを実践したことで、店舗内の契約台数1位を勝ち取ることができました。
貴社でも粘り強く、結果が出るまで継続力を持って取り組んでいき貢献していきたいと思っています。
私は大学時代に3年間携帯販売の代理店でアルバイトをしており、店舗内で契約台数1位をとることができました。
これは、日々のお客様へのケアと継続力のおかげです。
アルバイトを始めた当時は、契約が取れなくて苦労をしていました。
しかし、このままではダメだと思い下記の2点を実践しました。
「お客様へとのコミュニケーション」 どのような声かけをしたら売れるか、その人がどんな携帯を求めているのかを分析し、年齢・雰囲気によって提案の仕方を変えました。
「売り上げが良い先輩を観察」 先輩社員がどのように声掛けから契約まで話を持っていくのかを見ていました。
これらを実践したことで、店舗内の契約台数1位を勝ち取ることができました。
貴社の営業部門においても、同様の部署があり、知識共に経験者であるので1年目から結果を出せる自負があります。
貴社でも粘り強く、結果が出るまで継続力を持って取り組んでいき貢献していきたいと思っています。
【改善ポイント】 NG例では改善部分だけを記載し、特にそれが仕事へ繋がるのかを記載していません。
改善例では、具体的に改善したポイント、貴社でそれをどう活かすのかを示しているのでエントリーシートを見た時に、後者の方がより伝えたいことが具体的で分かりやすくなっています。
継続力を就活で活かすために
エントリーシートの自己PRで継続力をアピールする際に、押さえておくべきポイントは以下の通りです。
これらを実践することで、「継続力」を自己PRとして企業の採用担当者にアピールすることができます。
継続力が「仕事でどう発揮するか」を伝えることで、企業の採用担当者もあなたが入社した際の活躍するイメージを想像しやすくなります。
継続力をアピールして、ES選考を突破しましょう。