業界分析

2020/10/17

【人気?不人気?】介護職を志望する新卒向け!志望動機の作り方!

2020/10/17

はじめに

 

介護職を志望する新卒者にとって、志望動機の作成は、必要不可欠な作業の一つです。

志望動機の書き方について、ネットではいろいろな情報が紹介されていますが、「結局どんな風に書いたら良いのかよくわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。

特に志望動機の作成に慣れていない新卒者の場合、志望動機の作成は、難しいと感じるかもしれません。

介護職向けの志望動機を書きたいなら、まずは介護という仕事について理解を深めることが大切です。

そして、介護業界が必要としている人物像や志望動機の書き方を把握することで、志望動機が書けるようになります。

ここでは、志望動機の作り方について、新卒者向けにわかりやすく説明します。

 

介護業界の話

 

介護業界は、高齢化社会が進むとともに注目されるようになりました。

それまでは、お年寄りは各家庭でお世話をするのが一般的でしたが、核家族化や少子化に加えて、認知症など家庭では世話をすることが難しいケースが増えてきました。

こうしたライフスタイルと社会の変化によって誕生したのが、さまざまな種類の介護施設です。

従来、老人向け施設というと、特別養護老人ホームがほとんどでしたが、介護老人保健施設やグループホーム、軽費老人ホームなど、ライフスタイルの多様化に合わせて、複数の介護施設が登場しました。

それに合わせるように、介護業界で働く人の職種も増えています。

特別養護老人ホームが主流だった時代は、介護職というと、福祉寮母と呼ばれる専門家でした。

ところが現在では、介護福祉士をはじめ、精神保健福祉士や社会福祉士といった国家資格を有する人が、現場で活躍しています。

 

居宅介護

 

居宅介護は、施設に宿泊することなく、介護者が自宅から通ったり、自宅で受けたりする介護のことです。

さらに居宅介護は、「訪問介護」「デイサービス」「ショートステイ」「その他の居宅介護」と、細かく分けられます。

基本的にはケアマネージャーがケアプランを作成し、それに沿って介護を行っていきます。

利用する側は要介護認定をふける必要があるのも特徴です。

 

訪問介護

 

訪問介護とは、ヘルパーがお客様宅で行う介護のことです。

介護度によってサポートする範囲や回数は異なりますが、日常生活のサポートが主な仕事になります。

介護度が重く、入浴が困難な介護者に対しては、浴槽付きの専用車両を利用して入浴を介助する「訪問入浴介護」というサービスもあります。

訪問介護で行われる日常生活のサポートは「生活介助」と「身体介助」に大きく分けられるのです。

 

生活介助

 

生活介助とは、買い出しや料理の手伝いなど、家政婦のような仕事を言います。

洗濯や掃除なども生活介助に入ります。

基本的には体に触れない援助と認識しておけば良いでしょう。

ただし、介護対象者に対する介護なので、介護対象者がやっていた家族に対する家事、日常生活の枠を超えた大掃除や草むしりなどは含まれません。

 

身体介護

 

身体介護は、排泄や入浴の介助など、一般にイメージされる介護と考えて良いでしょう。

着替えや食事、入浴、シーツ交換などが身体介護に分類される仕事になります。

また、ほかにも介護対象者と一緒に行うことや専門的な知識が必要なものも含まれるのです。

たとえば、介護対象者が家事を行う際の補助、たんの吸引などが挙げられます。

 

デイサービス

 

デイサービスとは「通所介護」のことで、介護者は施設に宿泊せずに、日帰りで食事や運動、入浴などの介護を受けます。

介護者の身体能力の維持・向上や社会的孤立の予防を目的とする介護で、QOL(クオリティオブライフ)が向上できるように、デザインされているのです。

デイサービスには、介護職員をはじめ生活相談員や看護師、機能訓練指導員と呼ばれるスタッフが、介護者をサポートします。

デイサービスを利用する介護者は通常施設が運営している送迎バスで住宅と施設を往復しますので、自力で通えない人も対象になります。

 

ショートステイ

 

ショートステイ(短期入所)は、65歳以上の要介護者または要支援者を対象にしたサービスで、短期間施設に受け入れて介護するサービスのことです。

たとえば、家族が介護者の面倒を見ていたものの、介護する人が入院を余儀なくされたなど、自宅で介護が困難になった場合、ショートステイの利用が可能です。

ショートステイでは食事や入浴などの一般的な介護から、リハビリや衛生指導など、必要に応じてさまざまな介助が受けられます。

ショートステイには、介護保険制度を利用できるものとそうでないものがあるのです。

介護保険制度を利用する場合、介護度に応じて自己負担額は変わります。

そして、介護を受けられる日数も、介護度によって異なり、最長「連日30日まで」です。

介護保険適用外のサービスは、利用条件は施設によって異なるものの、保険制度を利用する場合よりも、比較的自由に選べます。

ショートステイには、「介護」または「医療」によって、入所施設が異なるのです。

前者がメインの場合は、特別養護老人ホームなどで、短期入所生活介護を受けます。

後者の場合は、病院や階と老人保健施設に入所する、短期入所療養介護になります。

ショートステイのメリットは、短期間施設を利用することによって、介護者も介護するほうも気分がリフレッシュされるという点です。

短期間でも介護の負担を減らせるので、息の長い介護が期待できます。

 

入居型介護

 

入居型介護とは、老人ホームや施設に居住してもらうタイプの介護のことを言います。

入居型介護を提供しているのは、「特別養護老人ホーム」をはじめ「介護医療院」や「介護療養型医療施設」そして「介護老人保健施設」です。

どの施設に入居するかは、介護者の健康状態やライフスタイル、介護度などによって変わります。

医療系の施設では、介護のほかにリハビリや治療など医療管理がメインになるのです。

一方、介護系の施設では、食事や排泄などの日常生活のサポートが行われます。

 

その他

 

介護施設の中には、これまで紹介した形態に分類できないタイプのサービスもあります。

それが、「サービス付き高齢者向け住宅」と呼ばれる施設です。

まだほかに比べると比較的新しく出てきた施設ですので、求人は多いものの、ほかの施設に比べると少なくなっています。

 

サービス付き(サ付)

 

サービス付き高齢者向け住宅は簡単に言うと、高齢者向け住居など、スタッフが常駐することで、安否確認などが可能なバリアフリー住宅に入居してもらうというサービスになります。

有料老人ホームは、介護が必要な高齢者を入居者の対象としていますが、サービス付き高齢者向け住宅は、自立を目的とした介護施設になりますので、要支援または要介護を必要とする人が対象です。

サービス付き高齢者向け住宅には、生活支援サービスがメインとなり、生活相談員が活躍しています。

生活相談員は、入居者が抱える悩みに耳を傾け、必要に応じて生活支援を行うのです。

介護が必要なサービス付き高齢者向け住宅の入居者は、個別に「訪問介護」の契約をする必要がありますが、高齢者が自立して暮らせる施設として注目を集めています。

サービス付き高齢者向け住宅は、賃貸契約という場合が多く、60歳未満の入居者もいるなど、必ずしも高齢者であるとは限りません。

入居の申し込みをしてから入居するまでそれほど待たされることもなく、建物はバリアフリーなので、移動もしやすい設計であるなど、入居者にとって魅力的な点が複数あります。

また、サービス付き高齢者向け住宅には夫婦で暮らすことも可能で、2人きりで暮らしていくことに不安を感じている状態から入居が可能です。

万が一、介護が必要になった場合でも、訪問介護などのサービスを受けられます。

サービス付き高齢者向け住宅の中には、介護型と呼ばれるタイプの施設もあるのです。

この施設は厚生労働省から「特定施設」の指定を受けていて、建物内には介護士が常駐するなど、介護度の重い人も必要なサービスが受けられるよう環境を整えています。

 

介護に向いている人

 

介護は高齢者や介助が必要な人の手助けをするという、特徴のある仕事です。

介護の仕事には、どんな人が向いているのでしょうか。

性格面や過去の経験などと照らし合わせて、向いているかどうかセルフチェックしてみましょう。

セルフチェックすることで、これまで気づかなかった適性に気づけるかもしれません。

 

性格面

 

人のお世話をする介護は、人のために何かできるなどfor youの精神を持つ人が向いています。

誰かの役に立ちたい、役に立つことに喜びや幸せを感じるのなら、介護の仕事に向いていると言えるでしょう。

介護者のライフスタイルは、介護する人の数ほどあると言っても過言ではなく、個人によって介助の程度や要望、嗜好などが異なります。

そうした細かな要望に応えるには、相手のしてほしいことに敏感になる必要がありますが、気配りのできる人なら、得意とすることでしょう。

個人の要望に応じて、臨機応変に対応できる人も、介護の現場では重宝されます。

介護職にとって、介護者の家族は、介護する人の次に身近な存在です。

介護者の家族は、さまざまな悩みを抱えています。

悩みを聞いたり、辛いときは寄り添ったりすることも介護職の仕事です。

介護者の家族の立場に立って接することができるのは、思いやりがなければ務まりません。

相手が人という介護の仕事は、人と関わることが嫌いな人には向いていません。

逆に、介護者と向き合い、話に耳を傾けることが好きな人は、向いていると言えます。

介護の現場では、介護者やその家族だけでなく、ケアマネージャーや看護師、医師など、さまざま職種の人たちが、活動しているのです。

チームで物事を進めることも珍しくなく、多くの人々とコミュニケーションする能力も求められます。

 

過去の経験

 

自分が介護職に向いているかどうかは、過去の経験を思い出すと判断しやすくなります。

過去に、実際に誰かの手助けや手伝いにやりがいを感じたことはないでしょうか。

困っている人助けて、感謝の言葉をかけてもらった瞬間に、幸せな気持ちになった場合や誰かのためになんとかしようと奔走して、問題が解決したときに、このうえない達成感を感じた場合は介護職に向いている素質があると考えられます。

 

介護業界の志望動機は「覚悟」が大事

 

介護業界へ就職するための志望動機で必要なことは、覚悟を決めるということです。

人のお世話は、やりがいがある反面、ハードワークが求められることもあります。

覚悟が必要な理由には、「実際の仕事は肉体労働」「退陣コミュニケーションの難しさ」「人生に寄り添うということ」の3つが挙げられます。

 

実際の仕事は肉体労働

 

介護の仕事は、かなりの肉体労働です。

たとえば入浴介助が必要な人を入浴させる場合、介護者を支えるなど、体を使う作業が多くなります。

排泄介助も同じで、介護職は体を使うタフな仕事です。

動物や植物の世話にも根気がいるように、人の世話も根気と体力が必要になります。

介護職は体力勝負だということを理解して、覚悟を決めないと、大変すぎで音を上げることも考えられます。

 

対人コミュニケーションの難しさ

 

介護者の中には、従順な人もいれば、気難しい人もいますし、場合によっては説明していることが理解できない、という人もいます。

介護職は、さまざまな性格や病気の人たちと向き合う必要があり、年齢にかかわらずコミュニケーションの難しさに悩むことが出てきます。

また、介護者の多くは高齢者で、世代が違う相手なら、どのようにコミュニケーションを取ったら良いのかがわからなくなるのです。

どう頑張ってもコミュニケーションが難しいこともある、その中でベストを尽くすつもりで取り組まないと、相手にイライラをぶつけることや意思の疎通ができない辛さに耐えきれなくなってしまいます。

 

人生に寄り添うということ

 

高齢者を介護するということは、死に直面する場面もあります。

つまり、介護の仕事とは、人の人生に寄り添うことで、人生の後半において重要な役割を果たす仕事ということです。

介護者の中には、施設を最期の住処としている人も多くいます。

ほとんどの施設では、施設内で看取ってほしい・看取る必要があるという状況で、介護する人もされる人も、最期の日が来るまで、普通に生活を送ります。

介護者の性格には個人差があり、中には手を焼く介護者もいるのです。

しかし、現場で働く人たちは、そうした個性を尊重して、快適に暮らせるようにお世話に徹します。

それが人生に寄り添った介護職の姿と言えるでしょう。

自分の思い通りに介護者は動いてはくれませんので、こちらから寄り添うという覚悟で接しないと、介護はうまくいきません。

あくまでも相手ありきの仕事ということを忘れないようにしましょう。

 

志望動機例

 

介護職について理解を深め、なぜ介護職を目指すのかという理由が明確になったら、志望動機を作成する準備を始めましょう。

志望動機の書き方の基本は、ほかの職業とほとんど変わりありません。

必要なことは、「なぜ介護業界を選んだのか」「なぜその施設に就職しようと決めたのか」「入社したらどのように活躍したいのか」といった情報を、わかりやすく伝えることです。

志望動機の伝え方にはパターンがあります。

はじめに結論(志望する意思)を伝えましょう。

そして、なぜ志望するのかその理由を続けます。

その理由を裏付ける根拠も忘れないように伝えましょう。

ここで言う根拠とは、過去に体験したことやエピソードで、理由に説得力を持たせるために使います。

エピソードを伝えたら、次は介護職に就いたときの意気込みを伝えるのです。

意気込みとは、将来のビジョンのことで、入社後どのように介護の現場で活動したいかを表明して締めくくります。

志望動機の主な流れは掴めましたが、実際にどのように書いたら良いのか、わからないという人も少なくないでしょう。

ここでは、例文を2つ挙げますので、実際に志望動機を書くときの参考にしてください。

例文はあくまでも一つの例ですので、そのままコピーして使うことは避けましょう。

 

例文①

 

私は貴施設に就職を志望します。

私は祖父の介護をきっかけに、介護に興味を持ちました。

大学は福祉大学に進学し、ますます介護職に興味を抱くようになりました。

特に、在学中グループホームの実習は、忘れられない経験です。

私と私の母は、認知症になった祖父の介護をしていましたが、グループホームで出会った入居者の多くは、認知症の方たちでした。

施設で働くスタッフの対応は、プロフェッショナルでありながら優しく温かみがあり、深い感銘を受けました。

この経験で、グループホームで働きながら、認知ケアのスキルを磨きたいと思うようになりました。

貴施設は地元でも評判のグループホームで、認知症ケアにも力を入れています。

もし働くことができましたら、大学時代に身につけた知識と、介護に対する情熱で、どんな仕事でも向き合う覚悟で頑張りたいと考えております。

 

例文②

 

私が貴施設に就職を志望しますのは、介護業界でキャリアアップを目指したいからです。

貴施設は、介護者が快適に暮らせる有料老人ホームを目指し、環境づくりに力を入れているだけでなく、スタッフの育成にも積極的に取り組んでいます。

介護に関する研修制度や講習会なども幅広く実施していて、キャリアアップが自然にできる環境が整っている点に魅力を感じました。

私は昔から人のお世話をすることが大好きで、特にお年寄りとのコミュニケーションに喜びを感じていました。

学生時代にボランティアとして老人ホームで活動したことがありましたが、お年寄りの話に耳を傾けたり、手助けをしたりすることに、やりがいを感じたのです。

採用していただけましたら、介護者の立場に立ったお世話をしながらキャリアアップを目指し、介護業界で活躍していきたいと考えております。

 

まとめ

 

介護職の志望動機の作成方法について紹介しました。

介護職に求められているのは、相手の立場に立った介護やコミュニケーション、そして、精神的・肉体的なタフさです。

介護職に求められている人材と、自分の適性を考慮しながら、採用担当者に好印象を与える志望動機を作成していきましょう。

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