業界分析

2019/11/07

【業界丸わかり】鉄道業界の今後の動向と課題とは?

2019/11/07

人や物を運ぶことで、人々の生活を支える鉄道業界。
鉄道業界は就活生にとって人気の高い業界の一つです。
この記事では、鉄道業界の今後の動向と課題について解説していきます。

 

鉄道業界の現状と課題を把握しよう

 

日本中に線路が引かれ、人や物を移動するために使われている鉄道。

就活生にとって身近であることもあり、人気が高い業界です。

鉄道会社への就職を目指す就活生の中には、鉄道業界がどのように売り上げをあげているのか、どの鉄道会社が業績がいいのかなど、気になる人もいるのではないでしょうか?

 

この記事では、鉄道業界の現状や課題、そして主要な5つの鉄道会社の業績などに解説していきます。業界の知識をつけた上で就活に臨むことで、他の就活生と差をつけましょう。

 

 

鉄道業界の基本情報と事業展開

 

鉄道会社とは、人やモノを運ぶ移動手段として鉄道を管理・運行している企業のことです。

鉄道業界は、JRグループ・私鉄・公営鉄道などに大きく分けることができます。

さらに、人を運ぶ旅客鉄道と荷物を運ぶための貨物鉄道に分けられ、両事業を展開している企業もあります。その中でも、日本貨物鉄道(JR貨物)は歴史のある有名なJRグループの鉄道会社です。

 

鉄道会社は、新幹線・電車・貨物など、人や物を運ぶことで売り上げを上げているだけではありません。 鉄道会社が運営する駅を拠点として、ホテル・不動産・小売業・レジャーや、インフラ整備支援でグローバル展開をするなど、複数事業を運営している企業が多くあります。

 

 

鉄道業界はインバウンド需要で売上が上向き

 

鉄道業界を目指す就活生にとって、業界の業績は気になるポイントです。

鉄道業界は2018年の景気後退の影響を受け、ビジネスやレジャーを目的として中長距離の移動の需要が低迷したことで、2008年から2011年にかけて業績が緩やかな減少をしていました。

そのため、新幹線や電車を運転する輸送人員も落ち込みが記録されています。

(出典:https://gyokai-search.com/3-train.htm)

 

2012年には、国内景気の回復に伴い鉄道業界の業績も持ち直し、2018年3月期で過去最高の純利益を記録しています。 その背景にあるのは、近年の訪日外国人の大幅な増加によるインバウンド需要です。

JR東日本は、インバウンド需要の増加を関東在来線でうまく取り込むことで、在来線の旅客鉄道の収入が1%増加しています。

 

このように、鉄道会社のメインの事業である旅客鉄道は、乗客数によって売上が大きく変動することが特徴です。そのため、景気の変動やインバウンド需要など、広い視野で社会の流れを把握することが重要になります。

 

 

鉄道業界が抱える課題と今後の展望とは

 

鉄道会社へのESや面接に臨む際、鉄道業界が抱える課題や今後の展望について考えておくことで、好印象を与えることができます。

まずは鉄道業界の抱える課題について見ていきましょう。

 

人口減少は大きな課題

鉄道業界において、最も大きな収入源となっているのが列車の運賃収入です。

運賃収入は、乗車客の人数が増えれば増加し、反対に乗車客が減れば業績が落ち込んでしまいます。そのため、近年の日本の人口減少は、鉄道業界にとっては大きな懸念点とされています。

人口減少が進むことで、運賃収入が今後大きく伸びることは期待できず、既に地方の私鉄は売り上げが減少傾向にあるのです。

 

今後の展望

人口の減少に伴い、鉄道会社はこれまでの鉄道事業に加えて、様々な取り組みを進めています。ここでは、 「駅ナカ・駅チカの開発」と「新型車両の開発」について紹介します。

 

鉄道各社が力を入れているのが、駅周辺の商業施設の開発事業です。

運賃収入が減少する今、駅ナカ・駅チカの商業施設による収益を図るため、駅自体の大改装や周辺商業施設・オフィスビルの開発事業を行う鉄道会社が多いです。

具体的には、横浜・川崎・さいたま・千葉・渋谷などの駅は、開発事業が予定されています。このように、人口が減少する現代の日本では、運賃収入以外の分野を伸ばしていくことが必要です。

 

次に鉄道各社が力を入れて取り組んでいるのが、新型車両の開発です。

近年では、インバウンド需要に応えるべく案内ディスプレイの多言語化や車内で無線LANサービスを提供できる車両など、鉄道サービスの向上に向けて取り組みが進められています。

それに加えて、車両の大型化や軽量化、新型モーターを採用して省エネを実現した車両の開発など、車両自体の改良も引き続き導入されていきます。

 

 

主要鉄道会社5社を徹底比較!

 

ここからは、就活生からも人気の高い主要な鉄道会社5社を比較していきます。

それぞれの鉄道会社の売上・営業利益・平均年収などの特徴をつかみ、自分の強みや希望に合った鉄道会社を見つけておきましょう。

 

JR東日本

JR東日本は、営業距離が7000キロメートル、運営する駅は1600駅を超える鉄道業界の最大手企業です。

山手線や中央線など、多くの人が通勤・通学のために毎日利用する路線を保有しています。また、在来線事業に加えて、北陸新幹線の延長やオフィスビル・商業施設を運営する不動産事業など、多角的な経営を行っています。

売上高 2兆8,671億円

営業利益 4,878億円

平均年収 710万円(平均年齢42歳)

 

JR東海

JR東海の特徴は、東海道新幹線が最大の収入源であり、利益率が高いことです。現在「品川から新大阪間の交通の二重化」を一大プロジェクトとして取り組んでおり、2027年にはリニア中央新幹線の開通を目指しています。

売上高 1兆7,384億円

営業利益 5,786億円

平均年収 728万円(平均年齢37歳)

 

JR西日本

JR西日本は、関西の印象が強くありますが、山陽新幹線や北陸新幹線も運営しているため、北九州から北陸まで広がっています。

このように、JR西日本は大阪圏・首都圏と本州の各地を結び、営業距離は5000キロメートルを超えていることも特徴です。

売上高 1兆4,513億円

営業利益 1,815億円

平均年収 674万円(平均年齢41歳)

 

 

近鉄グループホールディングス

近鉄グループホールディングスは、大阪から奈良間の鉄道事業を軸にし、営業距離501キロメートルは私鉄業界では最長です。最近では、大阪の阿倍野橋に「あべのハルカス」という商業施設を建設したことも話題になっています。

売上高 1兆2,179億円

営業利益 4647億円

平均年収 800万円(平均年齢46.3歳)

 

阪急阪神ホールディングス

阪急阪神ホールディングスは、阪急電鉄や阪神電鉄を保有し高い収益性を誇っています。鉄道事業に加えて、梅田地区を中心として関西周辺の開発事業に取り組んでいます。阪急百貨店や、宝塚歌劇団、球団など、幅広い取り組みを行っている鉄道会社です。

売上高 7,073億円

営業利益 1,102億円

平均年収 931万円(平均年齢42.2歳)

(データ出典:https://01intern.com/magazine/archives/15204)

 

 

鉄道会社に就職するなら業界研究を徹底しておこう

 

人々の生活を支える鉄道業界を目指す就活生は、この記事で紹介した鉄道業界の課題である「人口減少」や、今後の展開である「駅ナカ・駅チカ」「新型車両の開発」について把握した上で就活に臨みましょう。

digmeeでは、業界・企業研究についての情報をはじめ、就職活動に役立つ情報を発信しています。

就活に困ったらまずはdigmeeのLINE@に登録してみましょう。

カテゴリー -目的に合わせて記事を探す-

CATEGORY -カテゴリーから探す-

カテゴリー -目的に合わせて記事を探す-

CATEGORY -カテゴリーから探す-

digmediaLINE@

line

ページのトップへ戻る