【例文あり】採用確率UP!長期インターンの志望動機の書き方

【例文あり】採用確率UP!長期インターンの志望動機の書き方

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この記事では、長期インターンシップに応募する際、必ず聞かれる志望動機の書き方について解説します。

面接では、事前の提出書類に書かれた志望動機をもとに話が進められるのがセオリーですので、この項目は非常に重要となることは言うまでもありません。

この記事を読めば志望動機に盛り込むべき要素が明確にわかり、読み終わる頃には相手に響く志望動機が書けるようになっていることでしょう。

【長期インターンの志望動機とは】企業が志望動機を聞く理由

企業がインターン応募時に志望動機を聞く理由は、将来のキャリアを考え、成長意欲や専門性を見極めるためです。

ここでは、以下のポイントがその背後にある理由を説明します。

志望動機を聞く理由

・学生のインターンに対する熱量を知るため

・何を成し遂げたくて応募したのか知るため

順番に説明をします。

学生のインターンに対する熱量を知るため

採用担当者は、学生が長期インターンにどれだけの熱意や情熱を持っているかを確認しています。

志望動機を通じて、学生がなぜ、その企業や業界に興味を持っているのか、どのような学びや経験を求めているのかを判断していきます。

長期インターンとはいえ、人件費が発生している以上、採用担当者は意欲的な学生にインターンに参加してほしいと思うのは当然です。

熱心に応募している学生は、自身の成長と企業への貢献に真摯に向き合う姿勢があり、その後の長期インターン期間での意欲的な取り組みが期待できると思われるような回答をするようにしましょう。

何を成し遂げたくて応募したのか知るため

長期インターンで志望動機を聞かれる理由として、学生がインターンを通じて何を達成したいのか、自身の目標やキャリアビジョンを知りたいためです。

企業は学生が具体的な目標や期待を持っているかどうかを確認し、インターンの成果を最大限に活かせるようサポートすることを意図しています。

具体的な成果やスキルの磨き方、学生自身のアイデアや提案がどのように企業の成長に寄与するかが伝わることで、学生の適性が評価されます。

目標や取り組み姿勢が明確に伝わることで、企業は最適な学生とのインターンシップを実現し、双方にとって有益な経験を築き上げることができるのです。

相互のミスマッチを防ぐため

学生がインターンに求めるものや学びたいスキルが企業の提供する環境やプロジェクトと一致しない場合、双方の期待がずれてしまう可能性があります。

志望動機を通じて、採用担当者になぜ、その企業でインターンを行いたいのか、どのような成果や経験を得たいのかを明確に伝えるようにしましょう。

一度のインターンが終わっても、学生と企業との関係は続くことがあります。

将来的に正社員として働く可能性があるためです。

志望動機を通じて、学生と企業の長期的な関係性を想像し、互いの期待や目標を共有することで、将来の展望に向けた信頼性が高まります。

双方で、目的を把握することで、双方がインターン期間を有意義に過ごすための準備をすることができます。

【長期インターンの志望動機とは】志望動機で気を付けるべきNGポイント

長期インターンの志望動機を考える際、避けるべきNGポイントについて解説します。

注意

・受け身の姿勢

・難易度の高い希望が多い

・企業の下調べが甘い

これらのポイントに注意することで、より魅力的な志望動機を構築し、インターン応募の成功に近づけることができます。

受け身の姿勢

志望動機で避けるべきNGポイントの1つは、「受け身の姿勢」です。

志望動機において受け身の姿勢を示してしまうと、採用担当者に対して自身の熱意や主体性が不足しているように映る可能性があります。

ただ企業の名前や知名度が高いからといった表面的な理由だけでなく、なぜその企業で長期インターンを行いたいのかを具体的に説明することが重要です。

例えば、「学びたい」というよりも「新しいスキルを習得したい」といった具体的な表現を用いることで、自分の意欲と行動力を示すことができます。

自身のスキルや興味を活かすため、または学びたいことを実現するための計画や目標を述べることで、積極的な姿勢が伝わります。

難易度の高い希望が多い

志望動機で避けるべきNGポイントの2つ目は、「難易度の高い希望が多い」です。

志望動機において、企業に対して過度に高い要求や難易度の高い希望を多く盛り込むのはNGです。

企業に対して現実的でない期待や希望を出してしまうと、採用担当者に説得力のない印象を与える可能性があります。

無理にプレッシャーをかけるよりも、自身のスキルや経験に合った志望動機を表現することが大切です。

リアリティのある目標を掲げ、インターン中に成果を出す自信を持って説明することで、企業側にも信頼性を示すことができます。

自身の目標を達成するための準備と計画を明確に示すことで、企業に対して説得力のある志望動機を作り上げていきましょう。

企業の下調べが甘い

志望動機で避けるべきNGポイントの3つ目は、「企業の下調べが甘い」です。

志望動機を構築する際に、企業の下調べが不足しているのはNGです。

企業のビジョンやミッション、取り組みについて詳しく調査し、会社説明会やセミナーへの参加などを通じて情報を収集していくことが大切です。

なぜ、その企業が自身の目標や志向に合致するのかを具体的に示していきます。

企業の特徴や業績を把握し、なぜその企業を選んだのかの根拠をしっかりと説明することで、志望動機が説得力を持ちます。

具体的な計画や目標を示し、自身の適性や意欲を伝えることで、魅力的な志望動機を作り上げ、長期インターンへの成功を目指しましょう。

【長期インターンの志望動機とは】その企業でなければならない理由の作り方を知ろう

企業側が志望動機で一番知りたいのが、なぜ自社で働きたいと考えているかという理由です。

学生が何を求めて何を期待しているのか、その目的と理由とが明確になっていないと、お互いに中途半端な結果になってしまうためです。

特に、数ある企業の中からなぜそこを選んだのか、その企業でなければならない理由を欲しています。

もちろん応募する側もそこは明確にしておくべきポイントですので、自分でも納得できる理由の作り方を考えてみましょう。

その企業の良いところ、悪いところを理解する

まず相手のことをよく知らなければ、なぜそこを選ぶのか自分でも理由を明確にすることはできません。

そのためには応募先企業の良いところも悪いところもすべて理解し、自分でしっかり考えられる材料を増やすことが重要です。

就活では業界研究、企業研究が必須ですが、それは何より応募先企業のことをよく知るためです。

情報も集めずになんとなくイメージだけで選んでしまうと、自分でもそれ以上深堀りすることができませんし、相手に何か聞かれたときにも答える術がなくなってしまいます。

たとえば前から憧れている企業であれば、良いところはいくらでも挙げられると思うかもしれません。

でもそれが本当に正しい情報なのか、最新の状況を踏まえたうえでの意見にできるかは非常に重要です。

企業を取り巻く環境は刻一刻と変化しており、情報は鮮度の高いものでなければ把握していても意味がありません。

その企業の強みや先進性、同時に弱みや後れを取っている部分なども正しく研究し、ロジカルに理解することが必要です。

自分はその企業で何を得たいのか

応募先企業のことや業界のことが理解できたら、次に自分がそこで何を得たいのかを考えてみましょう。

長期インターンであれば一定レベルのことは達成可能ですし、できる範囲で実現したいこと、なりたい自分の姿なども描くことができます。

企業研究の中で事業内容や仕事内容は把握できているはずですので、そこでの経験で身につけられるであろうスキルや専門知識なども理解できるでしょう。

同時に、自分がそうしたスキルを身につける中で、相手に対してどのような貢献ができるか、どのくらい貢献できるかを考えることが重要です。

長期インターンは短期インターンと違い、企業に対して一定レベルの貢献も目標に入れる必要があります。

仕事を教えてもらう、経験させてもらう、スキルを磨かせてもらうといった、企業側から「もらえる」ことだけに期待するのは片手落ちです。

仕事では、自分が受け取るものと与えるものとのバランスが重要ですので、ぜひ自分が企業に「与え得る」ものにも意識を向けて、何を得たいかを考えてみてください。

上2つの根拠を考える

ここまで深く考えたうえでその企業に応募することを決めたわけですから、自分にはそれが実行できるという自負があるはずです。

その自負の根拠となるものを、自分の中から探してみてください。

過去のエピソードや今の自分の思想と改めて向き合い、前述した内容とつなげてみましょう。

なぜその企業で働くことに興味を引かれているのか、そこで何を得てどんな貢献をしたいのか、その理由は必ず自分の中にあるはずです。

実はこれが志望動機の骨子であり、これが明確になれば、志望動機作りの8割以上は完了と言えます。

どうして自分はそこを求めているのか、自己分析とともにしっかり自問自答してみてください。

自己分析が必要な理由は、自分の強みや価値観を再確認することができるためです。

人は自分の持つ強みや能力を活かして社会貢献することで、やりがいや喜びを見出すことができます。

また、生きるうえで大切にしている価値観に沿って働くことで、高いモチベーションを保つことができるのです。

まずは何が自分の考えの根拠になっているのか、そのポイントを見つけ出してみてください。

【長期インターンの志望動機とは】志望動機の書き方

動機の骨子が固まったら、次はそれを第三者にわかりやすく伝えるための文章構成テクニックを身につけましょう。

これには世界的にビジネス文書で採用されている、基本のフレームワークを使用するのが一番手軽な方法です。

相手に伝えるべきことが定まってさえいれば、後はフレームワークに沿って要点をまとめていくだけで、誰でも簡単にロジカルな文章を作成することができます。

フレームワークにはいくつかの種類がありますが、ここでは広く採用されているPREP法を解説します。

PREP法で書く

PREP法を理解するために、まずはPREP法で作成した例文を挙げてみましょう。

「私が御社を志望した理由は、御社が通信インフラ業界の中で最も技術開発に力を入れておられるからです。

田舎の出身で高校2年生になるまで通信インフラがない環境だったため、子どもの頃からインフラの整った都会に住むのが憧れでした。

初めて最先端のインフラに触れたとき、私は強い衝撃と感動を覚え、都会に住むのではなく地域格差のない通信社会を築きたいと強く思うようになりました。

最近は御社のICT分野に大変興味を持っており、長期インターンシップに参加することで最新技術に触れることができればと考え志望いたしました。」

結論(Point)

「私が御社を志望した理由は、御社が通信インフラ業界の中で最も技術開発に力を入れておられるからです。」 PREP法では、結論から先に書き出します。

この例文では、なぜ応募先企業を選んだかの理由を真っ先に述べていますので、問われている志望動機に関してしっかり結論が述べられています。

業界研究や企業研究がちゃんとなされていることも理解できますし、企業としてはなぜ自社を選んだかも納得できるでしょう。

理由(Reason)

「田舎の出身で高校2年生になるまで通信インフラがない環境だったため、子どもの頃からインフラの整った都会に住むのが憧れでした。」 ここは、冒頭で述べた結論になぜ至ったかを述べる理由のフレームです。

例文では、なぜ通信インフラに力を入れている企業に惹かれたのか、その理由を端的に述べています。

生活に不自由があったため、その技術に興味と憧れを抱くというのは、第三者も容易に納得できる理由と言えるでしょう。

エピソード(Episode)

「はじめて最先端のインフラに触れたとき、私は強い衝撃と感動を覚え、都会に住むのではなく地域格差のない通信社会を築きたいと強く思うようになりました。」 次は、これまでの文章を裏付けるためのエピソードを述べるフレームです。

例文では、単に都会に憧れるだけでなく、自分の手でインフラを築くことに目覚めたというエピソードが述べられています。

結論(Point)

「最近は御社のICT分野に大変興味を持っており、長期インターンシップに参加することで最新技術に触れることができればと考え志望いたしました。」 最後は総論となる結論をまとめるフレームです。

例文では志望動機としての結論をまとめ、冒頭に述べた志望理由に帰結することで説得力を増しています。

またなぜその企業を選んだかの理由づけにもなっています。

【長期インターンの志望動機とは】志望動機の例文

それでは業界別に長期インターンの志望動機の例文を紹介しましょう。

ここで挙げる例文を参考に、自分の目標や価値観に合わせて志望動機を練りこんでください。

構成の基本は先ほど紹介したPREP法ですが、強調したい部分があれば、そこを厚くして問題ありません。

長期インターンへの応募では目標やビジョンをロジカルに説明することも大切ですが、同時に強い意欲や熱意を表明することも大切です。

この人物なら自社のインターンシップでたくさんのことを吸収し、その後に活かしてくれるに違いないと期待できる文章づくりを目指してください。

広告系インターン 例文

私は、商品やサービスの真の魅力を引き出せる広告を手掛ける仕事に強い魅力を感じ、貴社を志望いたしました。

貴社が昨年手掛けられた○○の商品広告をはじめてテレビで拝見したときに、自然に涙があふれるほど感動し、実際に購入したことがきっかけです。

実はそれまで中学時代からずっと他社の商品を家族で使用し続けており、すでに慣習化していたため特に変更するつもりもありませんでした。

ところが貴社の広告を拝見した瞬間、こんなにも愛にあふれる商品があったのかと心打たれ、その日のうちに店舗を回り、購入いたしました。

もちろんその期待を裏切られることなく、今日まで愛用品となっています。

そしてそのときから、このように人の価値観をも大きく変えてしまう魅力的な情報を、自分も発信する側に回りたいと強く思うようになりました。

この度、貴社が長期インターンシップ生を募集していると知り、いても立ってもいられなくなり応募した次第です。

貴社の現場でノウハウの習得に励み、貴社の業績向上とクライアントの満足のため力を尽くしたいと考えています。

エンジニア系インターン 例文

私は御社の企業理念である「経営者のビジネスパートナーとなるシステム開発」に強い興味を持ち、長期インターンシップに応募いたしました。
私は幼少期より、誰かをサポートし共に成果を喜べる仕事がしたいという夢を持っており、御社の理念に強い共感を感じております。
小学生の頃からメカニックに憧れ、ものづくり分野に興味を抱いておりました。
中学生からはプログラミングにも興味を持つようになり、自身の組み上げた機器を自身の組んだプログラムで動かすことに無上の喜びを感じるようになりました。
一から自分で作ったものが誰かのためになり、結果的にたくさんの人が喜んでくれたら最高です。
御社のように経営者の細かな要望を叶えることを理念とする企業でスキルを磨き、自身の分野を広げながら業務貢献できればと考え、志望いたしました。

VC系インターン 例文

私は、ベンチャー企業を評価するのではなく、一緒に創り上げる思想を持つ貴社のスタイルに強い魅力を感じ、インターンシップに応募いたしました。
大学時代、あるベンチャー企業でアルバイトをしていたときにはじめてVCの存在を知り、その仕事の面白さに興味を引かれたことがきっかけです。
それまではアルバイトを通じてベンチャー企業経営者の熱い想いに実際に触れ、将来そうした人たちと一緒に働きたいと考え始めていました。
そんな中、VCという立場からベンチャー企業経営者を支援し、共に経済社会を創っていく仕事のスケール感と社会的使命に強い魅力を感じるようになりました。
中でも貴社は、今あるものに対して投資する銀行や商社とは異なり、過去実績のない企業に対しても積極的に関わっておられます。
私もインターンシップ生として貴社の一員となり、将来に羽ばたくベンチャー企業経営者とともに未来を創っていく業務の一端を担えればと思い、志望いたしました。

【長期インターンの志望動機とは】まとめ

長期インターンは短期インターンとは異なり、応募者の「マインド」の質や軸を審査される傾向があります。

スキルはもちろんあったほうが有利ですが、スキルの足りない分もしっかりとしたマインドがあれば十分にカバーできるでしょう。

重要な判断材料となる志望動機には、応募する目的やその理由、インターンで得たいものなどを盛り込んだうえで、意欲と熱意を持って臨みましょう。

もちろん、その企業でなければならない理由も明確にすることが重要です。

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