【結論】就活生がインターンに参加する意味なんてあるの?

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就活生の皆さんは、なぜインターンに参加するのかを考えたことはありますか? 周りが就活を準備し始めたから、就活にはインターンに行った方が良いと思うに留まり、参加する意義や目的までは落とし込めていないことも。

今回の記事では、インターンに参加する意義・目的をお伝えします。

 

企業側のインターンの目的とは?

まず企業が開催しているインターンにも種類があります。

以上で、大まかに分類できます。

まずは、1Dayインターンについてです。

1Dayインターンは、企業にとって自社の紹介と認知拡大が大きな目的です。

そのため、企業説明がメインであったり、その企業の属する業界研究のワークであったり、自社をより知ってもらうワーク、自社でよく使われている思考のフレームワークを用いたワークが多く見受けられます。

次に2Days~10Daysのような短期・中期インターンです。

こちらは、優秀な学生の囲い込み・見極め、企業の社風を体感してもらいミスマッチの防止をすることが主な目的です。

内容としては企業によって様々ですが、

・複数人でチームを組む、新規事業立案型ワーク ・社内の課題解決型ワーク ・過去に実際あったビジネスシーンの意思決定ワーク

などさまざまな形式があります。

そして、発表の成果によって表彰がある場合も多いでしょう。

企業側は優秀な学生を見極めるため、そしてポテンシャルの高い学生を育てるために現場社員を多く動員する傾向があります。

最後に、1ヶ月以上の長期インターンです。

こちらは、実務の中で学生の価値発揮の確認、自社の求める学生を確保すること、社内の人材不足の解消が主な目的です。

実際に一社員として仕事を割り振られる場合が多かったり、特定の課題が与えられてこなすなどの形式をとる傾向があります。

採用に直結するために長期インターンの枠を用意している企業もあれば、採用とは関係なく、優秀な学生に成長してもらうため、そして社内の人材不足を解消するため社員と同様の扱いをする場合もあります。

1Dayインターンに参加する意義

1Dayインターンに参加するタイミングは、就活開始直後をおすすめします。

1Dayインターンは、選考がないパターンも多く、応募して先着順や抽選などで参加が確定することがあり、気軽に参加できるところがメリットです。

企業説明が中心のインターンでは、就活初期にその企業の詳しい説明を受けることで、他の企業研究や業界研究をする際の観点を整理することができるでしょう。

また他にもビジネスシーンでもよく用いられる思考のフレームワークを教えてくれる場合があります。

1Dayなので時間の制約上簡易的なものが多いかもしれませんが、次に説明する短期・中期インターンでも活用できるフレームワークを紹介してもらえます。

企業側も優秀な学生を見極めるというより、学生に自社を知ってもらうことが大きな目的であるので、お互いにメリットを感じられるように上手く活用しましょう。

短期・中期インターンに参加する意義

短期・中期インターンは夏休み、冬休み、春休みなど、学生の長期休暇に合わせて開催されることが多いです。

1Dayと違って選考もしっかりと行われ、エントリーシートやWebテスト、グループディスカッション、そして面接を通過した学生が参加できるものとなっています。

まず、そもそもこうした選考を受けたことがない状態であれば、選考過程自体が本選考への練習にもなるので、最初から数を絞りすぎず、気になっている企業にはできるだけアタックしてみてはいかがでしょうか。

選考を通過後、学生が短期・中期インターンに参加する意義・目的としては、次のようなものが挙げられます。

・フィルタリングされた一定以上の優秀な同世代の学生との交流 選考がしっかりされているため、優秀な学生が集まりやすいです。

自分のビジネスの場での実力を、周りの学生とも比べながら現在地を把握しましょう。

・その会社の社風を肌で感じることができる(社員との交流、仕事への姿勢など) 複数日になれば、一斉に説明を受けるだけでなく、 インターンに顔を出している現場の社員の方と交流する機会が設けられていたり、チームにメンターという形で社員の方がついてフィードバックをその都度くれる場合があります。

そこでのフィードバックで仕事に取り組む姿勢や、大事にしているマインドなどを学ぶこともできるでしょう。

ビジネスの現場で求められる能力を身につける 1Dayインターンでも触れましたが、 PDCAやSWOT分析、ペルソナの設定やカスタマージャーニーマップなど、思考のフレームワークを具体的な課題に対して実践を通して学ぶことができます。

また、それ以外にも、現場の社員から手加減のないフィードバックをもらったり、ワークの中で感じている成長や不安をメンタリングしてもらえる機会が設けられていたりします。

・本選考へのアピール、選考パスの獲得 およそ短期・中期インターンではチームを作って課題に取り組むことが多いです。

その中でリーダーを務めていたり、チームが最後に表彰されていたりすると人事の方や現場の社員の方に印象付けることができ、 本選考の選考過程が一部免除になったり、インターン後に長期インターンに誘ってもらえる機会があることも。

・自分の就活の軸や得意不得意の仮説検証となる インターンに参加する前に自己分析と、インターンで自分が感じた価値観や社員の方からもらったフィードバックを踏まえた自己分析の差分を確認する機会にもなります。

特に、これまでアルバイトしか経験したことのない学生が大半の中、ビジネスを肌で感じたあとに感じることは変容する可能性も十分あります。

・コンテスト型の場合、優勝すれば賞金がもらえる 先ほど本選考へのアピールのところでも言及しましたが、もちろん選考にも有利になりますし、優勝したり表彰されたことは 他社の本選考でも「自分の優秀さ」としてアピールすることができます。

また、表彰と共に賞金が用意されていることもあるので、自分のあげた成果を報酬として受け取る機会にもなるかもしれません。

長期インターンに参加する意義

長期インターンは選考の一環なのか、選考とは関係なくビジネス経験を積む形式なのかによって参加までのフローが少し異なります。

・選考の一環の場合 短期・中期インターンで優秀な成果を出していた学生に直接声がかかる場合が多いです。

他には、採用サイトでの募集がかかり、そこに応募して短期・中期インターンと同様の選考フローを踏んでから参加する場合もあります。

・選考とは関係ないパターン 選考と関係のない長期インターンはアルバイトの延長線上と言っても良いと思います。

長期インターン求人サイトから応募したり、友人からの紹介で応募する形が多いでしょう。

参加するまでは、履歴書を持って面接に行く形がほとんどです。

採用の判断はトライアル期間といった、お試しの期間を数日設け、実務のレベルや成長意欲、考え方や価値観のフィット感をお互いに確認しあい、それらをクリアしていればそのまま長期インターン生となります。

上記のどちらの場合にも、学ぶことのできる点は共通しています。

まずは、ビジネスの実務の体験を積むことができるということです。

短期・中期インターンでは経験しづらい、大きい額のお金を実際に動かしたり、実際にクライアントとの商談に参加したりと責任を負う体験ができます。

次に、アウトプットの質やそのスピードを求められるので圧倒的成長できることがあげられます。

インターン生とはいえ、その企業の事業の一部に実際に参加することになるので、「インターン生が担当しているのでクオリティが下がっても良い」「納期が遅れても許してくれる」などということはクライアントには関係ありません。

その企業の社員と同じレベルのアウトプットを求められるので、ハードではありますがその分普段のアルバイトなどとは比べ物にならないスピードで成長できるでしょう。

そして、 自分の現在のビジネスの場での実力を確認することができます。

自分のどんな力は通用して、どこはまだ足りていないのかを肌で感じることができます。

普段からそのインターン先の社員の方からもフィードバックをもらうなどして、自分の実力を確認しながら、もっと成長するためにはどんなことを意識すれば良いかを日々考えてみましょう。

社員の方からのフィードバックをもらえると書きましたが、それだけでなく身近にいる社員の方と交流を深めることができるので、働く上で意識していることや成長するためにどんなことをしているのかを聞くこともできます。

他にも就活へのアドバイスがもらえるかもしれませんし、「こんな人になりたい!」といった ロールモデルのような人と出会えるかもしれません。

そう日々意識していると、特に選考の一環の場合はその企業で働くイメージをかなり具体的に持つことができます。

仕事内容はもちろん、組織のマネジメントはどのように行われているのか、働いている人の顔は生き生きとしているか、残業はどれくらいしているのか、社内では企業理念や行動指針はどれくらいの人が意識していて行動に反映されているのか、などたくさんのことを 自分の目で確認することができます。

最後に、多くの企業では、長期インターン生には給料が支給され、成長機会だけでなくアルバイト以上のお金がもらえることもあります。

アルバイトは一定のマニュアルにしたがって固定時間に同じことを繰り返すことで給料がもらえますが、長期インターンでもらえる給料は 自分の仕事のアウトプットの対価ということを強く意識させられます。

その感覚を早いうちから持つことができている学生の方が、仕事ひとつひとつを丁寧に熱心にする傾向があると思われます。

ぜひ意識してみてください。

まとめ

いかがでしたか? インターンには大きく3つの種類があること、それぞれ企業が狙いとしていることも違っていたり、学生が持つべき目的や意義も異なってくることがわかったのではないでしょうか? インターンは総じて学生の特権であり、どの規模のものに参加しても必ず得られるものがあります。

その得られるものをいかにして多くするのかは自分の意識次第です。

選考対策を進めることも大切ですが、そもそもインターンになぜ自分は参加しようと思っているのかを自分なりに考えてみてください。

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