【業務別例文4選】コンビニバイトのガクチカは不利?差別化するためのポイントや構成を紹介!

【業務別例文4選】コンビニバイトのガクチカは不利?差別化するためのポイントや構成を紹介!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

目次目次を全て表示する

【コンビニバイトのガクチカ】 はじめに

「コンビニバイトはガクチカになる?」
コンビニバイトの経験のある方で、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

ガクチカとは、学生時代に力を注いだことです。コンビニバイトでは、接客や商品陳列、掃除、簡単な調理、レジ打ちとたくさんの業務があります。コンビニバイトは決められた時間の中でたくさんの業務があるため、スキルが身に付きやすいでしょう。

この記事では、企業がガクチカを必要とする理由や、コンビニバイトをガクチカにした時に企業が持つ印象、ガクチカの基本の書き方などを紹介していきます。

この記事を読むことで、コンビニバイトの経験を上手にガクチカへまとめることができるようになるでしょう。ご興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

【コンビニバイトのガクチカ】コンビニバイトの経験はガクチカに使える?

ガクチカの題材にアルバイトを挙げる学生は多いですが、社会人と同じように働いて金銭を得る経験ですので、もちろん適性の高い題材と言えます。

ただし、アルバイト自体は特別なものではありませんし、単に経験したことだけを述べても魅力あるガクチカにはなりません。

近年ではほとんどの企業で問われる質問なので、ぜひ質の高い文章を作成しましょう。ここではアルバイトを題材とした、魅力的なガクチカの書き方を解説します。

コンビニバイトは就活で不利?

コンビニバイトの経験をガクチカの題材として書く際は、「コンビニバイトはよくある経験だから、差別化するうえで弱い」「就活で不利になる題材だからどうしよう」と不安になることも多いかもしれません。

しかし実際のところ、コンビニバイトは、ガクチカとして不利な題材になることはありません。

もちろん書き方次第では「ありきたりで印象が薄い」「力を入れて取り組んできたようには見えない」と判断されることもありますが、内容や書き方によって評価が変わるのは、そもそも別の題材でも同様のことです。

コンビニバイト=ガクチカとして不利と最初から決めつけることはできないでしょう。

コンビニバイトも構成や伝え方のポイントをしっかり守って書けば、ほかの学生のガクチカと十分に差別化できるものです。

また、ガクチカのみでなく、自己PRのエピソードとして選んでも問題はありません。

そのためコンビニバイトをガクチカにする際は、「不利だ」と感じて悩むのではなく、効果的な書き方や作成するときの構成を学ぶことが肝心になります。

【コンビニバイトのガクチカ】 ガクチカとは?

 

すでにご存じの通り、ガクチカは学生時代に力を注いだことです。

その経験で培ったスキルやノウハウが企業にも生かせるのではないかという期待と、貴重な学生時代の時間を何に費やしたかで人物像を探るのが企業側の狙いです。

その学生がどのようなことを考え、どのような価値観を大事にしているかが垣間見えるため、あらゆる企業が設問に据えていることも理解できるでしょう。

それだけに、企業にとっていかに魅力あるガクチカにするかがとても大切になります。

【コンビニバイトのガクチカ】 企業がガクチカを必要とする理由

アルバイトとしての経験は就職後も活かすことができる事柄が多いため、ガクチカを重視しています。自分がコンビニバイトという仕事を通して、どのようなスキルを得られたのかが大切です。

コンビニバイトで経験したことが、その後の就職先でアピールできます。

コンビニでは多くの商品を扱います。例えば、自分が食品関係に就職したい場合、お惣菜のパッケージなどを常に見ることで「こんなパッケージの方が使いやすそうだ」など自分なりのアイデアを考えられることも経験のひとつです。

接客に関しても、きちんとした挨拶や笑顔を学ぶことで、就職後にさまざまな面で発揮してくれそうな人だと判断されるでしょう。

仕事に対する熱量を見たい

面接官は、ガクチカを通して仕事に対する熱量を見たいのです。

コンビニバイトは、決められた時間や少ない人数の中で、お客様への対応、レジ打ち、空いた時間に商品の陳列や掃除などをしなくてはいけないため、とても忙しいでしょう。

しかしながら、自分は頑張っていると思っていても他人から見ると大した評価は得られない可能性もあります。

多くの経験を具体的に伝えることを意識しましょう。

人柄や能力が職場でも発揮できるのかを確認したい

コンビニバイトでは、主に接客が必要となりますが、始めたばかりのころは、先輩にさまざまなことを教わって素直に実行できることが大切です。

指導の通りに、仕事をこなしていけるかどうかは人柄も現れてくることでしょう。また、先輩とのコミュニケーションや同僚とのコミュニケーションに対しての能力も磨かれていきます。

企業側も、そのような人柄や能力を重視していくでしょう。

就活生のモチベーションが高まるきっかけを知りたい

決まっている時間の中でたくさんの仕事があるコンビニバイトでは、時にはぐったりと疲れてしまい、自分は続けていけるだろうかなどの不安もあるでしょう。そのような時にモチベーションをどう保っていけるかが重要になります。

なんでも相談できる先輩がいる、自分なりのストレス解消法をもっているなどの、モチベーションが高まるきっかけは企業側も就活生として見ておきたいところです。

自分なりのモチベーションをきちんと保てる環境をつくっておきましょう。

PDCAを回せるか確認したい

PDCAとは、計画、実行、評価、改善のことで、企業はこのPDCAをきちんと回して行ける人材を求めています。

コンビニバイトでもこのPDCAのスキルをきちんと身に付けることができます。

例えば、商品陳列がPDCAをもとにできているかどうかは、先輩や同僚からの指摘などから確認することができます。

また、時にはお客様のクレームの対応などもあります。PDCAの中の改善のスキルを上げる経験となるでしょう。

【コンビニバイトのガクチカ】コンビニバイトに企業が持つ印象

企業側としては、コンビニバイトがどのようにガクチカとして成り立ったかを知りたいと思っています。

接客にしても、きちんと対応できるスキルがあり、短時間でたくさんの仕事を処理できる能力やクレームに対しての対応もできることでしょう。

お客様に対して失礼のない態度を身に付けている、自然な笑顔で接客できるなど、たくさんの良いイメージがあります。

身だしなみや社会人としての節度のある印象が深まることも意識することが大切です。

どれだけ仕事を深掘りできたかで印象が変わる

就活へ向けて、ガクチカとしてどれだけコンビニバイトの仕事を深堀りできるか、自分自身で考えながらアルバイトに専念しましょう。仕事の処理のスピードや先読みが必要であること、対人力が必要であることなどです。

仕事の深堀りをすることで、決められた時間の中でも今、何をすべきかをすぐ判断できるようになるでしょう。

このような経験をガクチカにすることで、就活での面接官への印象を良くすることができます。

強い印象は持たれづらい

多くの学生がアルバイトは経験しています。実際の就活の場では、コンビニバイトで得たスキルがどういったものなのかを具体的にアピールすることが大切です。

「アルバイトで多くのスキルが身に付きました」などのアピールでは面接官に強い印象を持たせることは難しいでしょう。

経験したことを自分で深堀りしながら、コンビニバイトではマルチタスク力、お客様とのコミュニケーション力、どのようなことを接客で心掛けていたかもアピール力になります。

【コンビニバイトのガクチカ】アピールできる能力

コンビニバイトをガクチカの題材にチョイスすれば、さまざまな脳力・スキル・経験をアピールできるでしょう。

そのためガクチカを作成する際は、コンビニバイトの経験でアピールできる脳力について理解を深めることが大切です。

何かをプレゼンする際は、自分自身がその良さ・魅力を一番理解している必要があります。

つまりコンビニバイトの自分の能力をアピールするなら、その経験でどんなことを具体的にアピールできるのか、事前に知っておく必要があるということです。

主にアピールできる能力は、以下の3つです。

・マルチタスク力
・コミュニケーション力
・当事者意識

上記の能力は、今後社会人としてさまざまな経験を積んでキャリアを形成していく際に、必要になってくるものです。

それぞれの能力の重要なポイントを整理していきましょう。

マルチタスク力

コンビニバイトが、ガクチカとして説明できるメリットは、短時間でもお客様の対応をしながら、商品陳列などたくさんの業務のマルチタスク力がスキルとなることです。

自分が得た、マルチタスク力をどんどんアピールしましょう。

コミュニケーション力

コンビニバイトでは、年齢を問わないお客様への対応や、分からないことを教えてもらうコミュニケーション、同僚と力を合わせながら仕事を進めていけるコミュニケーションなどがあります。

自分がコンビニバイトでモチベーションを高めた経験もあるでしょう。

コミュニケーションスキルが身に付いたことをしっかりアピールしましょう。

当事者意識

コンビニバイトでお客様対応などをしていく中で、自分なら店員にこうしてほしいなど、相手の立場になって考えることで、自分を成長させることができます。

当事者意識を持てたことをしっかりアピールしていきましょう。

【コンビニバイトのガクチカ】ガクチカを書く前の準備

 

アルバイトの経験をガクチカに書く準備として、経験が長いことや、継続力や忍耐力が身に付いたなどのコンビニバイトで培ったスキルを長所として書くことが大切です。

企業側は真面目で長く勤めてくれる人を望んでいます。ガクチカで得た自分の長所を自己分析して準備に望みましょう。

自分の強みを把握する

ガクチカの経験としての強みの中でも、アルバイトの経験は大きなものです。

コンビニバイトも、動きながらしっかり頭を働かすため、そこは大きな強みとなるでしょう。

たくさんの商品を扱っており、たくさんのアイデアや商品開発の想像力などを提示できることも強みとなります。

内定者のエントリーシートにも目を通す

次に、内定者のエントリーシートに目を通しておきましょう。

内定者のエントリーシートに目を通すことで、エントリーシートの書き方が分からない場合でも参考にすることができます。

また、内定者のエントリーシートを参考にすることで選考を通過しやすくなる可能性もあるため、おすすめです。

【コンビニバイトのガクチカ】 ガクチカの構成

コンビニバイト経験をガクチカの題材にするときは、魅力的に内容を伝えるための構成を意識する必要があります。

ガクチカの鉄板の構成は、次の流れのとおりです。

1.結論
2.課題・目標
3.取り組み
4.結果・学び

上記の流れを意識してガクチカを書けば、コンビニバイトの経験はわかりやすく伝わります。

反対に構成を無視して書くと、何が言いたいのか要点がつかみにくくなり、採用担当者の印象には残らないことが多いです。

コンビニバイトの経験を魅力的なガクチカとして伝えるために、構成のポイントをチェックしていきましょう。

結論

ガクチカでは、まず結論から伝える必要があります。

ガクチカでいう結論は、つまり大学生活の中で力を入れてきたこと、すなわちコンビニバイトのことを書きます。

最初に結論やテーマ内容に触れることで、採用担当者は何についての話をするのか把握しやすくなるのがポイントです。

なお、文字数に余裕があるときは、単純に「コンビニのアルバイトに力を入れてきました」と一言で締めるのではなく、ある程度詳細に触れておくことが重要です。

たとえば「私はコンビニのアルバイトで〇〇(課題解決のための対策など)に取り組み、△△する(目指した結果や成果)ことに注力してきました」などの伝え方が望ましいでしょう。

具体的に何をしてきたのか、ほどよく詳細に触れたうえで簡潔に書いているため、採用担当者の興味を引くことができます。

取り組んできたことを最初からイメージしやすくなるのがポイントです。

課題・目標

コンビニバイトをガクチカとして書くときは、最初に結論に触れたうえで、次に目標や課題について言及しましょう。

課題や目標について書かれていないエピソードは、ただ「〇〇に取り組んだ」という事実のみで、採用担当者にとって評価しにくい傾向です。

そのため高評価にはつながりにくく、印象も弱いでしょう。

ガクチカのなかで課題や目標について触れるのは必須で、具体的にどのような課題解決や目標達成に向けて動いたのか明確にする必要があります。

課題の規模や難易度はそこまで関係ありませんが、そうは言ってもあまりにも難易度の低い課題・目標は「困難を乗り越えた」という印象が薄いため、アピールとして意味がないといえます。

簡単な課題をわざわざガクチカとして書いてしまうと、かえって悪い評価につながることもあり得るため注意しましょう。

取り組み

続いて、課題解決・目標達成のためにどのような取り組みをしたのか触れていきましょう。

取り組みの段階で重要になることは、論理的にしっかり考えたうえで適切な取り組みができているかという点です。

「〇〇のため、△△が大事だと考え、××に取り組んだ」という内容が論理的で適切なものであれば問題ないですが、あまりにも的外れだと、低評価につながります。

「もっと違うことをしたほうが解決したのでは」と感じられてしまっては、せっかくのアピールも無意味になるどころか、逆効果です。

論理的に導き出された、適切な施策を書くように気を付けましょう。

結果・学び

コンビニバイトをガクチカにする際は、結論から始まって課題・目標に触れ、続いて取り組みを書いたうえで最後に結果・学びを述べましょう。

行動を起こした結果どうなったのか、そしてその経験から何を得たのかを具体的に伝える必要があります。

取り組みの結果は華々しいものである必要はなく、結果として失敗してしまったという経験でも問題はありません。

そのため結果はありのままを具体的に書きましょう。

より大事になってくるのが、学びの部分で、学びをどう述べるかは意外と難しくポイントになります。

基本的には、企業にどのような印象を与えたいのかで、学びの部分を変化させられるのが望ましいです。

たとえば協調性を重んじる企業に応募するのであれば、コミュニケーションやチームワークの大事さを学んだと伝えたほうが、良い印象につながるため効果的といえます。

企業の大事にしている理念や社風をチェックし、与えたい印象についてはしっかり考えましょう。

なお、ガクチカで学んだ内容・得たことについては、以下の記事で書き方を詳しくチェックしておきましょう。

【コンビニバイトのガクチカ】 コンビニバイトのガクチカで差別化するためのポイント

冒頭でも触れましたが、アルバイト自体はさほど目新しい経験ではありません。

中には特殊なアルバイトもあるかもしれませんが、いずれにせよ企業側が聞きたいのはアルバイトの内容ではないのであまり関係はないでしょう。

コンビニバイトをガクチカにする時にライバルに差をつけるポイントがあります。

自分の言葉で自分の意思をしっかり表明することです。

人柄、価値観、考え方や主張がきちんと伝わるように意識すれば、数ある応募の中でも埋もれないオリジナリティを引き出すことができるでしょう。

コンビニバイトに本気になれた理由を伝える

どのような工夫をしたかを主に伝える

ありきたりにならないようにする

アルバイトで得たことの仕事への活かし方

マルチタスク力をアピールする

コミュニケーション力をアピールする

当事者意識を持てたことをアピールする

コンビニバイトに本気になれた理由を伝える

最初は覚えることが沢山あり、時間も限られているが、自分のモチベーションを保ちながら、本気になれたという理由をきちんと伝えることをおすすめします。

ガクチカとして取り組んだ意気込みを伝えましょう。

どのような工夫をしたかを主に伝える

同じアルバイトでも、何も考えず言われたことを言われた通りに時間内でこなすだけの人と、自分なりに考えて工夫して働いた人では得るものが変わります。

そもそも頭も使わず作業していただけではとてもガクチカとは言えませんから、違う題材に切り替えた方が得策です。

どんなアルバイトにも頭を使って工夫するポイントはありますし、日々改善すべきことがあります。

もちろん事業に大きな影響を与えるほどすごいことがアルバイトにできるわけはありませんので、企業側もそんな大きなことを求めているわけではありません。

立場は違っても働いて対価を得ることは社会人の行為そのものですので、そこで何を考え、何を身に付けたかを書くようにしてください。

ありきたりにならないようにする

アルバイトは多くの学生が経験していますし、ガクチカにもよく登場する内容です。

それだけに、ほかの人とほとんど同じ内容になってしまうような、ありきたりの文章にしない工夫が最も重要です。

例えば「接客業でコミュニケーション能力が身に付きました」などという文章は、おそらく誰もが山ほど見かける内容ですし、どこかで聞いたような話に感じるでしょう。

それが事実だったとしても、企業側はうんざりしているのが本音です。

同じことでも、「同年代のお客様でも、適切にコミュニケーションを取ることで、まったく異なるニーズを引き出せるスキルが身に付きました」という方がよほど目に留まります。

アルバイトで得たことの仕事への活かし方

アルバイト経験は、応募先企業や希望職種によってはそのまま生かせる部分が多いものです。せっかくアルバイトから得たことがあるなら、それを相手企業で生かせることをアピールしない手はありません。

なんとか自分の経験を相手企業にマッチさせる工夫をしてみてください。

例えば、お惣菜を詰めるアルバイト経験を食品業界にそのままつなげることは簡単です。ただそのほかにも、効率的に詰められるツールの開発や、自然に還るエコパッケージ素材の開発にだってつなげることが可能でしょう。

同じアルバイトでも、働きながら常に頭も働かせることで、仕事へ生かせる道はいくらでも見つかります。せっかくの自分の経験ですので、あらためてよく考えてみてください。

【コンビニバイトのガクチカ】内定が獲得できるガクチカの共通点

内定につながるコンビニバイトのガクチカには、やはり、採用担当者が魅力を感じるインパクトやわかりやすさなどがあります。

そのため魅力的なガクチカを書くためには、内定を獲得できるガクチカの共通点をよく知ることが重要です。

具体的な共通点は、以下のとおりです。

・課題の深掘りができている

・課題に対する行動がクリティカル

・構成がはっきりとしている

・1文が40~50文字で収まっている

上記の4つの点を意識してガクチカを書けば、コンビニバイトを題材にした場合でも、魅力的なガクチカに仕上げられることは間違いないでしょう。

それぞれの重要なポイントを解説していきます。

課題の深掘りができている

ガクチカで重要なポイントは、コンビニバイトなどの題材に関わらず、直面した課題をどれだけ深掘りできているかという点です。

「なぜその問題が生まれたのか」とじっくり考えて原因に的確にアプローチできていたり、「問題に関わる要素は何があるか」とリサーチを重ねて状況を整理できていたりすれば、自然と的確な施策が打てるでしょう。

物事を冷静に分析できる人という評価も受けられるため、採用担当者の印象にも残りやすくなります。

課題の原因や関わっている要素などを、しっかりと細分化していきましょう。

課題に対する行動がクリティカル

魅力的なガクチカとして高評価を得るには、やはり、課題に対してより的確な行動を取っているかどうかという点が重要になります。

つまり課題に対して打った施策がクリティカルであればあるほど、「論理的な考え方ができる」「ロジカルな考えをアイデアに反映できる」などの評価につながるということです。

また、「なぜその施策が重要だと思ったのか」という理由や根拠にまで、具体的に触れていることも欠かせません。

たとえば、以下のOK例とNG例を比較してみましょう。

【NG例】

売上が落ちた

→シフトを工夫して稼働メンバーを増やした

【OK例】

売上が落ちた

→集客数が前よりも落ちていることが原因と分析

→認知度を高めるためにSNSを活用し、料理や店の雰囲気の写真を積極的に発信&発信する内容も客単価を上げるために富裕層向けにした

NG例は、売上が落ちたという課題に対する分析が不十分なため、稼働数を増やす施策が適切なのかいまいちわかりません。

一方でOK例の場合は、売上が落ちたという課題に対して集客数が落ちていることが原因、という分析を行っているのが特徴です。

だからこそSNSで発信するなどの施策が適切だといえ、クリティカルな施策を取っていることが評価につながります。

OK例とNG例を参考に、より的を得た行動を示せるように、ガクチカを作成していきましょう。

構成がはっきりとしている

ガクチカを作成するときは、はっきりとした構成が必須となります。

構成がわかりにくくごちゃごちゃしていると、読み手に内容が伝わりません。

「結局、何に一生懸命取り組んだのかよくわからない」と思われてしまえば、どれだけ良い成果を上げたエピソードでも、台無しになります。

そのため今回紹介してきた構成・流れはしっかりと守る必要があり、論理的かつわかりやすく文章を組み立てていきましょう。

なお、自分自身で一度読んでみて「わかりにくい」と感じたときは、構成からずれた流れになっている可能性があります。

「結論→課題・目標→取り組み→結果・学び」の構成どおりに書かれているか、事前によくチェックしましょう。

1文が40~50文字で収まっている

ガクチカをわかりやすく読みやすい内容に仕上げるには、1文あたりの長さにも注意したいところです。

読みやすい文章は、1文あたり40~50字が基本になります。

1文が長いと主語・述語などを把握しづらくなり、その文の論点が見えなくなってしまいます。

せっかく構成どおりに書いても、1文1文が理解しにくいのでは本末転倒です。

文章が長くなりがちな人は、1文を40~50字に収める意識でガクチカを作成しましょう。

なお、前述の構成をだいたい50字ずつで書いていくと、おおよそ300字のガクチカになります。

1文が長すぎるせいで伝わらない、という失敗は避けるようにしましょう。

【コンビニバイトのガクチカ】ガクチカの例文

ここまでガクチカの書き方について詳しくアドバイスしてきましたが、いざ書こうと思ってもなかなかペンが進まない人もいるでしょう。

そんな人のために、ここで具体的な例文を4つ紹介します。

もしどうしてもイメージしにくくて悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。

効率化取り組んだガクチカの例文

私が学生時代に頑張っていたのは、コンビニでの業務効率化です。

コンビニでは意外と細かい仕事がたくさんあるため、ある日から1つ1つの業務を効率化させていかないと続けていくのが難しいと思い、そこから何をどうするべきなのかを常に考えるようになりました。

その結果、私がたどり着いたのが、商品の陳列をスムーズにおこなえるように工夫することです。

実はその当時、商品ごとの配置が明確に定まっておらず、いつも新商品が入荷された際に陳列をどうするべきか悩んでいました。

そこに余計な時間がかかることが非常に多かったため、私は陳列計画書を自発的に作り、周りのスタッフや店長にも共有して、少しずつブラッシュアップしてきました。

結果として、これまでよりもかなり早く陳列作業を終えられるようになり、本当に頑張って良かったと思っています。

この経験を通じて、貴社でも常に業務の効率化を考えて行動していきたいと思っています。

発注を工夫したガクチカの例文

私が学生時代に力を入れていたのは、コンビニでの発注を工夫したことです。

実は発注の仕事を通じて、食品の廃棄ロスを30%までカットすることに貢献できました。

当時うちの店舗は、同じ地域にある他の店舗と比べて廃棄が多く、いつも無駄に食品を捨てるような状態が続いていました。

私はその様子を見ていて、すごくもったいない気持ちが強く込み上げてくるようになり、自ら率先して発注やり方を改善することを提案しました。

例えばその週の天候や気温、さらにイベントなども考えながら発注内容を変えるようにした方が良いんじゃないかと思い、店長と相談しながら実践してみたところ、見事に食品の廃棄を最低限に抑えることができました。

おかげで廃棄ロスだけではなく、余計な発注コストも抑えられたため、店長から褒めてもらえたのを覚えています。

貴社に入社した際にも、常に業務の中で無駄にしていることがないかどうかを意識しながら、最適な仕事をしていきたいと思っています。

接客を工夫したガクチカの例文

私が学生時代に何よりも努力していたのは、コンビニアルバイトでの接客です。

そのおかげで、レジに置いてある揚げ物の売上を伸ばすことに成功しました。

最初のうちはマニュアル通りに、最低限の接客しかしてこなかったのですが、ある日にレジ前で声かけをすることで売上が伸びたという事例を知る機会があり、それをそのまま実践してみたところ、実際に商品の売れるペースが上がったのです。

私は自分の行動によって物が売れる楽しさを知り、その日以降さらに色々な工夫をするようにしました。

例えば単純に声をかけるだけではなく、きちんとタイミングを見計らったり、お客様が持っている商品に合わせて提案したりもしてきました。

するとますます売上が伸びていき、最終的には時給もアップしてもらえたのがとても嬉しかったです。

貴社で仕事をする際にも、常に何か工夫できることはないのかどうかを考えながら、目の前の作業に取り組んでいきたいと思っています。

POP作りを題材にしたガクチカ

私が学生時代に力を入れていたのは、コンビニで使うPOP作りです。

実際に私が作ったPOPによって、商品の売上を20%以上伸ばすことにも成功しました。

実はもともとモノづくりをするのが好きで、文化祭でもよくPOPを作っていたことがあります。

最初はマジックペンを使って文字が目立つように書くだけでしたが、最近ではもっと目に留まるようなものを作りたい気持ちが強くなってしまい、さまざまな手間をかけてPOP作りに励むようになりました。

例えば可愛いイラストを添えるようにしたり、できるだけカラフルにしたり、そして商品によって購買意欲を掻き立てるようなデザインにしたりすることもありました。

その結果、お客様の足を止めることも当たり前のようにできるようになったので、いつの間にかPOP作りを全部任されることになったのがすごく嬉しかったです。

貴社の仕事でも何か人を惹きつけるような工夫が必要になった時は、自分のデザイン力を生かして、売上に貢献できるようにアプローチしていきたいと思っています。

【コンビニバイトのガクチカ】ガクチカが書けたら...

コンビニバイトのガクチカを作成したあとは、そのままの状態で満足せず、より魅力的なガクチカに仕上げるために添削することが重要です。

添削によって推敲を繰り返せば、ガクチカはより読みやすく、印象に残るものになります。

添削を受ける場合は、自分ではない第三者に添削してもらうと良いでしょう。

自分自身では気づけない改善点やわかりにくいポイントに、第三者なら気づける場合があるからです。

なお、その際は就活支援のプロフェッショナルである就活エージェントを頼るのがおすすめです。

就活エージェントであれば、ガクチカや自己PRの添削を受けた際に、より的確なアドバイスをもらうことができます。

ほかには面接対策なども相談できるため、就活に不安がある人にはおすすめのサポートサービスといえるでしょう。

ガクチカを含むES添削はLINEで気軽に受けられるため、まずは無料登録からはじめてみてください。

コンビニバイトの経験を上手にガクチカへまとめよう

ガクチカでコンビニバイトを書く場合は、ありきたりの内容にならないようオリジナリティを出しましょう。

 

何を伝えたいのかを明確にして、結論を最初に述べることが大切です。

説得力を持たせるためには具体的なエピソードを盛り込み、なぜ自分が打ち込んだのかも明確に伝えることが大切です。

相手に分かるように端的に述べながらも、自分らしいガクチカとなるように目指してください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます