【例文4選】理系学生が書くべき研究室以外のガクチカエピソード例とは

【例文4選】理系学生が書くべき研究室以外のガクチカエピソード例とは

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【理系学生のガクチカ】はじめに

就活生にとって悩ましいのがエントリーシートでどんな文言を書くか、といったことでしょう。

また、面接でどのようなことを話すか、ということも難しく感じる人も多くいらっしゃるかもしれません。

特に学生時代に力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」は就活生にとっての鬼門とも言える項目です。

とはいえ、 しっかり対策すれば印象良く企業にアピールすることができます。

今回はガクチカでどういったことを書けば良いのかを例文を交えてレクチャーしていきます。

【理系学生のガクチカ】ガクチカの書き方

文章には4コマ漫画における起承転結のように、こういう構成にすればすんなりと意図が伝わりやすい、というパターンがあります。

ガクチカもまた例外でありません。

また、こうした構成例はどのように文章を書けば良いか迷っている人にとっても助けになるものです。

まずは学生時代にどんな経験をしたのかを明確に書きましょう。

論文などではまず結論から書くと話が伝わりやすいと指導されますが、ガクチカもまた同様に話の要旨を伝えたほうがわかりやすいです。

続いてその経験をするキッカケになった出来事を書き、それからそこで生まれた問題点を述べます。

そしてその問題点を解決するためにとった方法を書きましょう。

最後に結果を書き、その結果からどんな教訓を得たかを明確にすれば、すんなりと相手に伝わる文章をまとめることができます。

ガクチカの基本的な書き方

・まず学生時代にどんな経験をしたのかを書く
・その経験をするきっかけになった出来事を書き、そこで生まれた問題点を述べる
・その問題点を解決するために取った行動を書く
・最後に結果を書き、その結果からどんな教訓を得たかを明確にする

【理系学生のガクチカ】ガクチカが聞かれる意図とは?

ところで、なぜ企業はガクチカを質問したり、エントリーシートの必須事項にしたりするのでしょうか。

企業側の意図を推測できれば、どのような文章を書けば良いか対策がしやすくなります

続いてはこの点について考えていきましょう。

意欲を確認するため

企業は仕事に意欲を持って取り組む人材をほしがっていることは言うまでもありません。

そして、就活生にどれだけ意欲があるかを確かめる術こそ、ガクチカのエピソードを尋ねることなのです。

学生時代にどのような課題に立ち向かったかを問うことで、この就活生がどれだけ粘り強い人材なのか、解決するまであきらめない心を持っているのかといったことを問うことができます。

成功までの過程を知るため

企業は常に課題の連続に取り組み続けていると言っても過言ではありません。

そこで求められるのは 問題解決能力です。

問題に立ち向かったときに柔軟な対応能力があれば、どんな企業においても通用する力があると言えるでしょう。

ガクチカのエピソードはこのような問題解決能力を測るためのバロメーターと言えます。

学生時代に立ちはだかった壁を、この人はどのように乗り越えたのだろうか、ということを知りたいからこそ企業はガクチカを知りたがっているのです。

 求める人物像に合うかを確認するため

優秀な人材であれば誰であろうと採用する、と考えている企業は思いのほか多くありません。

たとえばウチは情熱のある人間こそ求めており、冷静に物事に対応する人材はあまりほしくない、という企業もあるのです。

ガクチカのエピソードを知りたがるのはこういった人物像を知る一環でもあります。

それゆえ、 自分はこういう人間なんだ、ということが窺えるエピソードを用意するのが一番の対策と言えるでしょう。

過去の経験から何を学んだかを知るため

人間はトライアンドエラーを繰り返しながら成長していく生き物です。

それは学生だろうと社会人だろうと変わりありません。

年齢に関係なく、貪欲に目の前の物事から何かを学び取ろうとし続ける人こそ成長できます。

ガクチカのエピソードは、就活生がそうした成長を求める姿勢を持っているかを確かめるために聞かれます。

単に成長した、だけではなく、どういった点で成長したかを具体的に伝えるようにしましょう。

【理系学生のガクチカ】学業以外のガクチカとは?

ガクチカというと勉強や研究といったことが真っ先に思い浮かぶでしょう。

特に理系学生の場合は、研究活動に重きを置いている人が多いので、研究に注力した経験を書く就活生は多いです。

一方で、アルバイトやサークル活動に力を入れたという方も少なくないはずです。

ここからは学業や研究以外のガクチカエピソードを書くときはどうしたら良いかを考えていきましょう。

 アルバイトのエピソード例

大学生でアルバイトをしたことのある人は多くいるでしょう。

アルバイトは社会人を前もって体験する場所でもあるので、多くの課題に直面しやすいです。

だからこそガクチカに材料に使いやすいエピソードも多くあります。

エピソードを考える時に、初めてのアルバイトで失敗した苦い経験を思い出す場合が多いのではないでしょうか?

とはいえ、その苦い失敗経験から得ることも多いのもまた事実でしょう。

それをうまく文章にすれば人事担当を惹きつけることができます。

 売上を伸ばした

アルバイトでは時としてノルマを課されることがあります。

そういう体験をしたことがある人はそれだけでガクチカエピソードを持っていると言えるでしょう。

どうすれば売上が伸びるか、どうすればお客さんにアピールできるかを考えることは 問題解決能力を養う経験です。

たとえば、自分なりの工夫を加えた結果売上が伸びた、というエピソードがあるのならばなおさら文章に取り入れるようにしましょう。

そうすれば人事担当に問題解決能力があるとアピールできます。

 アンケートの評価を伸ばした

企業によっては顧客から仕事の実績を評価されることがあります。

そういう企業に応募する際は自分が実際にお客さんから評価されたときのことをガクチカエピソードとして紹介すると良いでしょう。

たとえば、接客業でアルバイトをしていると、時々アンケートをお客さんから貰うことがあります。

そこで悪い評価を貰ってしまったので、 一念発起してどうすれば良い接客ができるようになるか考えた、といった話は立派なガクチカエピソードになるでしょう。

サークル活動でのエピソード例

大学ならではの活動にサークル活動があります。

大学に入っている間はずっとサークルで頑張り続けていた、という人はここで得た体験をガクチカエピソードとして話すと良いでしょう。

サークルでリーダー的な役割を務めたことがある人ならばなおさらエピソードには事欠かないでしょう。

部員との関係を良くするためにとった行動や、ほかのサークルとの交流の活発化、新しいことを仕組み化したといったこともガクチカエピソードになり得ます。

 学園祭での売り上げ上位を取った

学園祭はサークルにとって一番の檜舞台とも言えるイベントです。

学校によってはそれぞれのサークルの売上を競う催しを開いているところも少なくありません。

そこでどうすれば売上が伸びるか、どうすればお客を呼び込めるか、といったことを具体的に書くようにしましょう。

SNSを用いたことで当日の来客数が伸びた、他校の生徒に来てくれるよう頼んだ、といったエピソードがあれば 営業能力をアピールすることができます。

 サークルの規模を大きくした

サークルの存続を左右する要素に部員数の多寡があります。

部員が少なければサークルの活動自体ができません。

そこで入部希望者を増やそうとした、といったこともガクチカエピソードになります。

最初は小さなサークルだったけど4年生になる頃には部員が倍の数に増えていた、といったエピソードがあるならそれを書きましょう。

会社経営においても応用できるので、この人は組織を大きくする力がある、と評価されるかもしれません。

部活動でのエピソード例

中学や高校に比べれば少ないでしょうが、大学でも部活動にいそしんだ、という方は少なくないはずでしょう。

スポーツに打ち込んだ経験は共感を呼びやすいので、ガクチカエピソードにうってつけです。

大学に入った当初は先輩たちとの力量差という壁にぶち当たったことがある人も多いでしょう。

そこからどうすればこの壁を乗り越えられるだろう、と考えて行動したことはガクチカエピソードになり得ます。

自分の弱点を克服するための練習を考え実行した

大学に入った当初は先輩たちとの力量差という壁にぶち当たったことがある人も多いでしょう。

そこからどうすればこの壁を乗り越えられるだろう、と考えて行動したことはガクチカエピソードになり得ます。

部活動を続けていくうちに自分にはここが足りない、と自覚したことがあるはずです。

自分はここが弱点だったけど、こうすることで改善した、というエピソードがあるならそれを紹介しましょう。

たとえばスタミナが足りないと気付いたことがあったとしたら、それを改善するために採った方法を書くべきです。

持久走の練習を増やしたり、スタミナを温存するプレイ方法を編み出したり、といったことを書けば問題解決能力があると認められやすいでしょう。

 大会で実績を残した

部活動は世の中にたくさんありますが、大会で好成績を残せる人はそう多くありません。

過去に出場した大会で入賞などを経験したことがある人はそれをエピソードとして取り上げましょう。

とはいえ、ただ漠然と入賞したことがある、と書くだけではいけません。

入賞するために取り入れた練習方法を書くことや相手を分析した結果こういう対策を立てた、といったことを具体的に書くようにしましょう。

インターンシップでのエピソード例

実際に社会人になる前に体験的な意味合いでインターンシップをしたことがある就活生は多いでしょう。

そこでの経験もまた立派なガクチカと言えるので、社会人経験があることを積極的にアピールするべきです。

アルバイトなどとは違ってインターンシップは本格的に仕事をしなくてはいけません。

それゆえ苦労も多く苦い経験をすることも少なくないのですが、逆に得ることも多いのでガクチカの材料として使うにはうってつけの体験とも言えます。

自分なりの工夫をして数字を伸ばした

インターン生には学生ならではの視点からアイディアを出すよう求められることがあります。

実際に仕事をしてみたら大変だった、ということは誰しも体験することでしょうが、その経験が社会に出て役に立つということもあります。

もし社内の経営に貢献できたのならばそのエピソードを積極的にアピールするようにしましょう。

自分なりの工夫で仕事がうまくいった、というエピソードを紹介すれば業務能力をアピールすることができます。

 チームの一員として何を必要とされるかを考え行動した

会社は基本的に大人数で経営されているものですから、常にチームで働かなくてはいけません。

自分がこのチームのために役に立つかを考えながらインターンシップを行った、というのも立派なガクチカです。

エピソードによっては協調性をアピールすることにもつながるでしょう。

誰かのミスをフォローしたときや逆にフォローされたときに穴埋めとしてほかの人の仕事を手伝った、といった経験があるのであればガクチカの文章に取り入れるべきです。

【理系学生のガクチカ】テーマ別ガクチカ例文4選

ここからはガクチカの文章のサンプルをいくつか紹介していきます。

主にアルバイト経験、サークル活動、部活動、インターンシップの4つに分けて例文を紹介してます。

どういう文章にしたら良いかわからない、と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

 ①アルバイトの例文

私は大学2年から3年の終わりまで飲食店のアルバイトに注力しました。

大学3年の春のとき、店長から売上ノルマを達成したらボーナスが出るぞ、と言われました。

私はボーナスがほしかったのでノルマを達成するにはどうすれば良いかを自分の中で試行錯誤して一生懸命考えました。

熟慮の末、私はポップの書き方を変えるという方法を編み出しました。

今までは売れ筋の商品のみにポップを付けていましたが、あまり売れていない商品にもポップを付けることで、商品をお客さんに認知してもらうことから始めました。

その結果、売上は上がりノルマを達成でき、工夫次第で売れていない商品でも十分売れる余地はあると知ることができました。

②サークルの例文

私は大学時代映像研究部の活動に最も注力しました。
私が所属していた当時の映像研究部にとっての一番の課題は、部員数を増やすことでした。

入部人数が多ければ映画に出せる俳優は増え、その分様々なジャンルの映画を撮ることができるとともに、それを多くの人に鑑賞してもらうことで幅広い感動を与えることが可能になります。

どうすれば入部希望者を増やすことができるかと考えた末、私は購買部におすすめの映画を紹介するパンフレットを置いてもらうことにしました。

ここで映画好きが増えれば映像研究部に来てくれる人が増えると思ったのです。

結果パンフレットを見たことで何人か新たに入部してくれ、今まで映画に興味がなかった人に訴えかける方法を学ぶことができました。

③部活動の例文

私が学生時代に最も力を入れたことは部活動です。

私は大学に入ってからずっと野球に打ち込んでいます。

私の大学はリーグ戦でなかなか勝てないという課題を抱えていました。

そこでまずはリーグ戦で一勝することを目標とし、そのために徹底的に相手チームを分析することにしたのです。

相手の投手はどういうボールを投げるのか、相手の打者はどのようなボールだと打ち取れるのかを分析し、チームにその情報を伝えて対策を立てたのです。

その結果、私のチームは苦戦しつつも見事僅差で試合に勝つことができました。

何より私の立てた対策が当たって、相手の投手からホームランを打ったときはとてもうれしかったです。
「敵に勝つために、まずは相手を知る」ことの大切さを学び、相手の分析結果をもとに攻略していくということの大切さも実感しました。

弱いチームでも作戦さえ良ければ勝てる、ということを知ることができた貴重な体験でした。

④インターンシップの例文

私は大学3年のときに製薬会社のインターンシップに参加したことがあります。

薬学部で勉強したことがあるのできっと戦力になれるだろう、と思ってインターンシップに応募したのです。

とはいえ、実際に会社で働いてみると苦難の連続でした。

ただ単に製薬を手伝うだけでなく、薬剤の管理をしたり、書類に不備がないかチェックしたりしなくてはいけなかったのです。

先輩方にフォローしてもらいながらのインターンシップでしたが、そんな中で私にできる仕事はないかと常に模索し続けました。

そんなあるとき、先輩がミスをしたのを見つけてすぐ指摘したのです。

その結果、重大な事故を未然に防ぐことができ、先輩方に感謝してもらえました。

腐らず頑張れば必ず結果はついてくると実感した瞬間です。

【理系学生のガクチカ】まとめ

学生時代に力を入れたことを紹介してほしい、と言われたとき戸惑ってしまう人は少なくないと思います。

自分の努力を誰かにひけらかすことはなんとなく気恥ずかしいものです。

とはいえ、そもそも企業は就活生の力を知りたいからこそそうした質問を投げつけています。

恥ずかしがることなく自分の過去を、胸を張って文章にするようにしましょう。

自信を持って紹介すれば、必ず人事担当の印象に残るでしょう。

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