内定が出た後に就活をしても良い? 知っておきたいメリットとリスク

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内定がもらえた時点で次の面接予定がある場合、基本はキャンセルしますが、より良い職場に就職するためには先着順だけで決めることは難しいでしょう。

内定が出た後も就活を続けてよいのでしょうか。

今回は内定後の就活についてまとめました。

内定後に就活を続けるべきか?

力を尽くし頑張ってきた就活の中で、内定をもらえた瞬間は何より嬉しいものです。

しかし 内定をもらった企業が第一希望でなかったり、他にも迷っている企業があったりした場合、就活を続けてもよいのか悩む就活生もいるでしょう。

社会人としての一歩を踏み出す際に、少しでも希望度の高い会社に入りたいと考えるのは当然のことです。

しかし内定をもらったにも関わらず就活を続けてもよいのでしょうか。

また、内定後に就活を続けるメリットとリスクには、どのようなものがあるのでしょうか。

内定後も就活を続けるメリット

志望企業から内定がもらえたけれど「他の企業も受けてみたい」「他にも気になる企業がある」という就活生は少なくありません。

内定後も就活を続けるメリットとしては

・悔いのない就活ができること

・幅広い就活ができること

の2つが挙げられます。

・悔いの残らない就活ができる

候補にあげていた企業をすべて受けて、その中から内定をもらえた企業を選べるのであれば悔いは残らないでしょう。

しかし実際の就職活動では、企業によって受けるタイミングや選考に時間差があり、すべての結果を聞いてから決めることは難しいのが現状です。

内定後も就活を続けることで「気になる企業を受けられなかった」という悔いをなくすことができます。

・幅広い業界を知った上で就職先を決められる

自分がどのような職業に就きたいのかを明確に決めておらず、いくつかの興味がある業界や分野にまたがって就活している学生もいます。

この場合、内定後も就活を続けることで、様々な業種を知って就職先を決められるメリットがあるでしょう。

しかし、これらのメリットは就活生側の都合です。

企業は多くの学生の中から真剣に選考を重ね、内定を出しています。

自己都合のみで内定後も就活を続けると内定を出してくれた企業にも、選考から漏れてしまったその他の学生に対しても不誠実です。

どうしても他にも気になる企業がある場合には、担当者に内定に対する感謝を伝え、前向きであることを示した上で内定後も就活を行う旨を伝えておきましょう。

内定後に就活してバレるリスクは?

内定をもらった後も就活を続ける場合、内定を辞退する旨を伝えて上で、次の就活へと移るのが一般的です。

しかし内定承諾先に「就活を終える」と伝えていながら就活を続けていて「バレたらどうなるのだろう?」と不安や疑問を抱いている就活生もいます。

内定を出した学生の情報が外部に漏れることは基本的にはありません。

このため就活を続けていることがバレる恐れは極めて低いです。

ただし、就職した後でバレる可能性はないとはいいきれません。

例えば同じ業界や関連する業態の場合、就職した企業のクライアントが、内定承諾を取り消した企業である可能性もあるのです。

このようなケースでは、就職後の仕事に支障をきたす可能性があります。

内定後の就活が法的に問題があるわけではありません。

しかし就活中であっても社会人として信頼できない言動をすると、後に自分に不利になることがあります。

内定後の就活を行いたい場合は、あらゆるリスクを十分に考えた上で決断しましょう。

内定後も就活を続けるリスク

内定先に「就活を続ける」と意思を伝え、認めてもらえるケースは少なくありません。

企業からの許可が得られると、就活を続ける後ろめたさはなくなりますが、リスクがないわけではありません。

内定先に就活を続けると伝えるリスクとは、どのようなものがあるのでしょう。

・「オワハラ」を受ける可能性がある

オワハラとは、内定先の企業が学生に内定を承諾し、就活を終わらせるよう強要することをいいます。

「終了しないと内定を取り消す」などといわれた学生が不安になり、就活をあきらめるように仕向ける行為です。

・内定前に抱いていた企業への印象が変わる

内定後も就活することを正直に告げたところ、内定前に抱いていた企業への印象が、悪く変わってしまうことがあります。

内定承認した企業としては、選考段階で強く自社を希望していた就活生から、内定を出した途端に「他の企業も受けたい」といわれたのです。

心情として対応が多少悪化することがあるかもしれません。

これらのリスクが実際に生じた場合、その後に就職を決めてたとしても、お互いにしこりが残ってしまう可能性があります。

内定を出したときの良好な関係を維持できないのです。

内定後も就活を続けるリスクを避けるためには、就活生は就活を進めている間に自分の中での優先順位をハッキリとさせておく必要があります。

就職先に迷っていることを正直に伝えよう

内定後も就活を行いたい場合は、正直に迷っていることを伝えましょう。

就活生は、より良い職場で社会人としての第一歩を踏み出したい思いが強いです。

一方、企業は自社を強く希望している優秀な学生に入社してもらいたいと、選考に手間とお金をかけています。

もしも内定辞退の可能性があるならば、誠意を尽くした対応を心がけましょう。

就職先を迷っている場合は、企業の採用担当に正直に伝えます。

その際は「第一希望が他にある」という言い方はしないように。

内定に対する感謝を十分に伝えた上で、心残りのないよう予定していた企業の面接を受けてみたいと伝えましょう。

就活を続けた結果、先に内定を出してくれた企業に入社したいと改めて確認できた場合には、その強い思いもしっかりと相手に伝えることが大切です。

内定辞退する際は早めに連絡を

就職は将来に関わる大切な選択であり、「内定辞退」には法的には何の問題もありません。

もしも内定後に就活を続けていて、後で受けた方の企業へ就職を希望する場合には、早めに内定辞退を伝えましょう。

企業の内定枠には限りがあります。

むやみに内定辞退を遅らせないよう気をつけてください。

内定辞退を決めたら、気まずくとも電話で担当者に連絡します。

まずは内定をもらえたことに対する感謝の思いを誠実に伝えましょう。

それから内定辞退する謝意を伝えてください。

その際に内定辞退の理由を聞かれることがありますが、就職を決めた企業との比較などは述べないようにしてください。

自分が社会人として目指す環境があったと伝える程度に留め、他社の具体的な話はあまりしないように注意しましょう。

内定辞退の伝え方や内定辞退の期限については、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

内定が出た後も就活を続ける際はマナーに注意

中には練習として複数の企業を受けてみようと考える就活生もいます。

しかし就活では、本気で入社を希望する会社を受けるようにしてください。

志望していない企業を安易に受けることは、就活生にとっても企業にとっても、マイナスになる可能性があります。

通常でもいくつかの企業へ応募することはあるでしょう。

時期的に第一希望が後になってしまい、その前に他社から内定をもらうことがあるかもしれません。

その場合には、内定後も就活を続ける旨を失礼にならないように担当者に伝えましょう。

また内定後も就活を続けるリスクを理解し、関係性を壊さないよう誠実な対応を行うことが重要です。

内定を複数もらって決め悩んでいる方は、こちらの記事をぜひチェックしてみてください。

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