【制御工学専攻必見!】制御工学を活かせるおすすめ業界は?その理由もあわせて!

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【制御工学専攻必見!】はじめに

制御工学は機械系や電気電子系、情報系をはじめ、プロセス化学系や生命系など横断的に利用ができ、対象を限定することもない学問です。

制御対象が決まれば柔軟に適用ができ、ハードディスクの位置決め制御といったナノオーダーから、超高層ビルの振動抑制制御といった大規模な開発にいたるまで網羅できます。

それゆえ、どの分野に進もうか悩む方もいるかもしれません。

制御工学を専攻した方におすすめの業界とその理由をご紹介します。

【制御工学専攻必見!】どのような業界がおすすめなのか

制御工学は、あらゆるものの動きを制御できる知識や技術を習得できる学問です。

自動制御やフィードバック制御などを、入力と出力の関係を表す伝達関数によって入出力システムの挙動や安定性を評価できます。

制御技術は車や機械、コンピューターなど、社会で使われているあらゆるもので必要です。

そのため、「ものづくり」に関わる仕事全般で、制御工学を学んだ経験を活かすことができます。

制御工学を専攻した方に人気の高い自動車業界で自動車の設計開発を担う、業界といっても対象が幅広い製造業界で電子機器や精密機械の設計や開発、製造を担うなどが代表的です。

研究や開発の分野以外では、技術営業職が代表的ですが、文系就職という道も考えられない選択肢ではありません。

【制御工学専攻必見!】おすすめの業界は?

制御工学専攻者におすすめの業界のひとつは、自動車業界です。

自動車を制御する技術は、車を運転するうえでの安全性と快適なスピードや乗り心地の良さなど車を作るのに欠かせません。

また、製造業もおすすめの業界です。

もっとも、製造業は幅広い分野がありますが、電子機器や精密機械など機械系の製造業での活躍が見込めます。

研究開発や設計や製造の部門ではなく、コミュニケートする職種を希望なら技術営業という職種もおすすめです。

自動車業界

制御工学を学んだ方に志望者が多く、実際に活躍している方が多い業界が、自動車業界です。

アクセルとブレーキによる基本の動きから、ハイブリッド車や電気自動車、近年では自動運転技術などの分野でも制御工学が利用されています。

なぜおすすめなの?

自動車が走るという動きは制御工学によってコントロールされているといっても、過言ではありません。

アクセルを押して走る、ブレーキを押して止まるなど制御技術が使われています。

自動車の基本の動きに欠かせないだけでなく、ガソリン車から次世代の車へとシフトする開発が進められる中、ハイブリッド車や電気自動車の設計にも欠かせない技術です。

さらに、近年では各メーカーが安全性能の強化や時代のニーズを受けて、自動運転技術に注力しています。

自動運転技術の開発や向上にも制御工学の知識や技術は欠かせません。

このように自動車を作るプロセスでは基本的な部分から、応用的な部分、新たな開発が必要になる部分まで、幅広く制御工学が必要となるのです。

海外で経験も積める

今の時代にはグローバルに活躍したいと考える、学生さんが多いのではないでしょうか。

国内にとどまらず、海外で仕事をしたい、海外でも通用する仕事がしたいと考えている制御工学専攻者にも、自動車業界はおすすめできます。

日本車は世界的に人気が高く、ほとんどのメーカーがエリアごとの海外本社や海外支社や海外工場を有しています。

アメリカをはじめ、EUや中東、インドや東南アジアなど先進国から新興国まで幅広いです。

国や地域ごとに異なる車への規制や特性、ニーズなどに合わせた車を開発していくのは面白いものです。

帰国子女や留学経験がある海外での経験を持っている人は特に能力を発揮しやすいですが、これから海外経験を積みたい人にもおすすめです。

自動運転技術に発展

自動運転技術は国内はもとより、世界で求められ、開発が進められている分野です。

実証実験がスタートしている段階にあるものや、既に搭載されて販売されている一部の技術などもありますが、まだ期待通りの性能に達してはいません。

運転しなくても勝手に動いて事故が起こらない、ドライバーがいなくても無人走行ができるなど研究と実験が日々行われています。

世界から求められている自動運転技術には、制御工学の知識や技術が欠かせません。

自動車メーカー各社が現在、最も力を入れていると言っても過言ではない自動運転技術の分野で制御工学を専攻してきたことを活かすことができます。

製造業業界

製造業といっても幅広いですが、制御工学を専攻した方には電子機器や精密機械、産業機器や電気製品など、制御技術が必要な機械分野が向いています。

なぜ、おすすめなのか詳しく見ていきましょう。

なぜおすすめなの?

家庭で使用する家電製品やパソコン、スマホなどから、医療機器や検査機器などの精密機械、機械製造や部品製造、食品製造やアパレル製造などの産業用機械に至るまで、その構造は単純であれ、より複雑で大規模であれ、制御工学による制御技術が欠かせません。

家庭向けの機器では、より便利でスピーディー、スムーズな操作性を求めて制御技術が駆使されています。

産業用分野では、人為的ミスを排除するための正確性や精緻性の観点や、業界を問わない人手不足から、オートメーション化の需要が高まっています。

産業用機械もどんどん自動化されているため、制御技術による開発設計が欠かせません。

各企業や現場ごとのニーズをくみ取った、オリジナル性の高い機械の設計に取り組むことができます。

機械化の流れで上向きな業界

自動車業界というと、自分が設計や開発に携わった車が世界的に名を馳せるなど、華やかなイメージがあるかもしれません。

日本の車メーカーはほぼ全てが、世界的な企業です。

一方で、機械製造業は地味なイメージもあるかもしれません。

就職するからには将来性も気になるものです。

過去には大手の自動車メーカーでも大量リストラされるなど、経営が危うくなったこともあり、やはり、将来性は気になります。

実際には個々の企業によりますが、機械分野の製造業全体としては、今後の業界の発展が期待できる分野です。

人手不足や業務の効率化、生産性アップや安全性を高めるために、幅広い業界で機械化やオートメーション化の動きが進んでいます。

受注が増えているので将来性は高く、それぞれのニーズに合わせた面白い仕事ができるはずです。

技術営業職

制御工学の知識を活かして、技術営業職の道に進む方法もあります。

研究開発などコツコツとした仕事より、動き回る仕事や人とのコミュニケーションが好きな方、製品の魅力をアピールする仕事がしたい方におすすめです。

なぜおすすめなの?

自動車や機械、電子機器や医療機器などの営業職は、必ずしも理工系の出身者ではなく、文系出身者も多いのが実情です。

入社して商品の知識を学び、後は持ち前の明るさや営業トークで売っていくという方も少なくありません。

マニュアルトークやロールプレイなどがあれば、どうにか売れる方もあれば、自分のアイディアや努力で営業職として頭角を現していく方もいます。

一方、制御工学の知識を持つ理工系出身者が営業職になれば、表面的な知識や便利なところなどのメリットばかりではなく、機械の仕組みなどの理論的な面も含めて、相手をより納得させる説明ができます。

相手から質問されても、その場ですぐに的確な答えができ、信頼を得て購入に結び付くことが少なくありません。

文系就職でも大丈夫?

制御工学を専攻しても仕事としてまではやりたくないとか、他に興味がある分野ができたという方もいるかもしれません。

技術営業職といった制御工学の知識を活かせる分野を超えて、全く無関係な分野や職種で文系就職を目指すのもありなのでしょうか。

たとえば、不動産営業や金融機関の事務職、介護職などの異分野に就活をしてもいいののか不安になるかもしれません。

答えとしては、全く問題はありません。

理系から文系就職をする人も多いですし、逆に文系からIT系やMRなどの理系就職を希望する人もいます。

ただし、気を付けたいのは、なぜ、制御工学を専攻しながら文系就職をしたいかの理由です。

志望動機などを明確にしておかないと、書類選考や面接を通らない可能性があるので、なぜその仕事をしたいのか、しっかりアピールできるようにしましょう。

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