【流体力学を武器にする際の長所・短所】流体力学の研究を就活で活かす際の長所・短所

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【流体力学を武器にする際の長所・短所】はじめに

流体力学を専門に研究してきた学生にとって悩むのは、「この研究を武器に、どうやって就活を展開したら良いのだろうか」ということではないでしょうか。

流体力学など、専門性の高い分野の就職先は限られてしまいます。

さらに、「流体力学を研究してきた」という事実の使い方によっては、良くもなれば悪くなることもありますので、注意が必要です。

流体力学を学んできた学生が就活を成功させるには、 流体力学の長所と短所を理解し、それを武器にすることがポイントです。

【流体力学を武器にする際の長所・短所】長所とは

「長所」とは、対象となる人やモノの良い面のことを言います。

就活では、流体力学だからこそ得られる知識や流体力学を学ぶことによって身についた考え方やスキルも、長所に含まれるでしょう。

流体力学を武器にする際の長所として、「コツコツとした作業ができる」「さまざまな知識をしっかりと吸収できる」「チームワークをすることができる」の3つが挙げられます。

コツコツとした作業ができる

流体力学は、機械工学の一分野で、気体や液体の運動、複数の流体同士の間に生じる力関係などを解析します。

そのため、流体力学の研究では、細かな計算や演習など、地道な作業を積み重ねていくことが不可欠です。

飽きっぽい人や大雑把な人は、こうした作業に向いていません。

流体力学の研究を続けられるということは、コツコツとした作業ができるということです。

粘り強さや地道さといったスキルを必要とする仕事は多くありますし、そうしたスキルを身につけている人を重要視している企業も少なくありません。

コツコツとした作業ができることは、流体力学の長所と言って良いでしょう。

さまざまな知識をしっかりと吸収できる

原子力などの商用電力や、都市ガス、上下水道などは、流体のエネルギーを活用しています。

また、溶かした金属を型に流して製品を造る、自律移動できるロボットを造る場合も、流動力学の技術がベースとなっています。

高速で走るリニアモーターカーやロケットも、流体のエネルギーを活用した結果です。

流体エネルギーを使用する際は、機械的エネルギーに変換させる必要がありますが、流体力学の知識なしでは、機械要素設計を作成することはできません。

そして、設計者は流動力学の知識だけでなく、対象となるものについても、専門的な知識を深める必要があります。

流動力学の研究を続けてきた人は、 さまざまな知識をしっかりと吸収できる力があり、それが長所につながります。

チームワークをすることができる

流体力学の研究は、設計図の作成から商品の製作まで、チーム単位で行うことがほとんどです。

流動力学に優れた知識や技術を持っている人でも、ほかの人と歩調を合わせて作業ができなければ、意味がありません。

社会に出て仕事を始めると、そのほとんどはチーム単位で行われることが多く、 チームワークで研究を成功させてきた実績は、就活で大きな武器になります。

【流体力学を武器にする際の長所・短所】長所の例文

流体力学を研究してきたという長所をアピールするには、どう表現したら良いのでしょうか。

ここでは、例文を2つご紹介しますので、参考にしてください。

コツコツとした作業をできるという点での例文

私の長所は、コツコツとした作業を継続できるという点です。

大学時代、計算流体力学の研究に没頭していました。

この研究では、物体の空気抵抗や音の圧力変動、スポーツなどの動作から生じる流体のメカニズムなど、さまざまな分野でシミレーションを作成し、流体を数値化します。

この研究を通して学んだことは、同じことを地道に繰り返すことで、研究の目的は達成されることでした。

ひたすらシミレーションを繰り返し、いつ終わるともわからない計算を続けるということは、骨の折れる作業かもしれませんが、私はその過程がとても楽しくて、それほど苦に感じることはありませんでした。

地道な作業で得られた結果に、大きな達成感を得ることも大きな喜びです。

入社後はこの長所を活かし、貴社の製品開発に貢献していきたいと思います。

チームワークを行うことができるという点での例文

私は、チームワークを発揮して成果を出せるという長所があります。

大学では、専攻した流体力学の勉強に夢中になり、研究にも参加しました。

大学1年生のときは、ほかのメンバーのことはあまり考えずに、ひたすら作業を続けていたのですが、ミスが多くメンバーとの歩調が揃わずに悩んだのです。

それを見かねたある先輩が、「勉強は1人でもできる。

しかし、研究はみんなで力を合わせなければ成果が出ない」ことを教えてくれました。

その言葉にはっとさせられ、先輩のもとで必死に作業を覚えたのです。

その結果チームの中で自分の立ち位置を把握し、チームにどう貢献できるか考えられるようになりました。

お互いに進捗状況を報告し合い、休憩時間は仲間と雑談するなど、コミュニケーションも積極的に取ることで、和気あいあいとした環境のもと、のびのびと研究を続けられました。

そして、大学3年生のときに発表した研究で、最優秀賞を得ることができたのです。

社会人になった後も、周囲と協力しながら仕事を進めていくという姿勢を忘れずに、チームに貢献していきたいと考えています。

【流体力学を武器にする際の長所・短所】短所は

「短所」とは、ほかと比べて劣っている点のことです。

流体力学には、長所がある反面、短所もあります。

短所を知ることで、就活でのアピールを工夫したり、 長所に転換したりすることが可能になります。

専門外の知識が乏しい

流体力学は専門性の高い学問であるため、その道では重宝しますが、専門外の知識に乏しくなる、という欠点があります。

専門性を高めれば高めるほど、 視野が狭くなり、その結果、ほかの分野のことについては、理解が深められなくなるのです。

これは仕方ないといえば仕方ありませんが、そのことを自覚していない学生も少なくありません。

専門外の知識の程度には個人差がありますが、だいたい文系大学生と同じ、もしくはそれ以下であると、意識すると良いでしょう。

専門知識を持っていると、就職に有利になる面もありますが、社会人として最低限身につけておきたい知識や流体力学以外に必要となる知識が欠けていると、逆に不利になってしまいます。

専門的な話になりすぎる

流体力学は、一般の人から見ると、かなり専門性の高い分野です。

そして、流体力学について知識を深めていくと、それが当たり前となり、一般の人とのズレが生じるようになります。

同じように流体力学を学んでいる人と会話をしている分には支障はありませんが、そうでない人と話をする場合、専門用語が自然に出て、相手が理解できずに、会話が続かなくなる、ということもあるのです。

流体力学の知識を身につけている学生を必要とする企業は、ある程度専門性の高い分野で事業を展開していると考えられます。

しかし、その企業に勤めている人すべてが流体力学に詳しいというわけではなく、専門性の程度もまちまちです。

面接の場で、流体力学の研究について述べる場合、専門的な話になりすぎることがあり、面接官によく伝わらないということも考えられます。

たとえ大学で優秀な成績を収め、研究で成果を出したとしても、その持ち味が、 面接官に伝わらなければ意味がありません。

高い専門知識を持っているのに、それが仇となって就職を希望する会社から内定をもらえない、ということも珍しくないのです。

【流体力学を武器にする際の長所・短所】短所の例文

流体力学に限りませんが、短所を述べる場合、言いっぱなしで終わらせないように注意しましょう。

たとえば「私の短所は人に無愛想な点です」と言い切って終わらせると、相手にネガティブな印象を与えることになります。

しかし、短所をそのままにせず、「作業中でも、人声をかけられたら、笑顔で対応するように心がけています」など、 それとどう向き合っているかまで説明したらどうでしょうか。

「変えようと努力しているんだな」と、面接官は納得し、好感を抱くようになるでしょう。

流体力学の短所を武器にするなら、「短所をカバーするために、していることは何か」を伝えることが大切です。

ここでは、短所を使った例文を2つご紹介します。

専門外の知識が乏しい点を使った例文

私の短所は、流体力学以外の分野では、知識が乏しいという点です。

大学時代の3年間は、ほとんど研究室で過ごし、友人と話をしていても内容が理解できなかったり、「変わっている」と指摘されたりすることもありました。

これではダメだと思い、なるべくほかの学部の人とコミュニケーションを取るようになりました。

また、TwitterなどSNSを通してさまざまな年代や職種の人とつながり、知識不足を穴埋めしています。

社会人になれば、社会人のマナーも心得ている必要があります。

普段の行動に注意を払い、ビジネスマナーに関する書籍も読むようになりました。

必要な知識は、たとえ専門外のことでもできるだけ理解するように努力しています。

また、流体力学の研究や得た知識が自己満足で終わらないように、何事にも幅広い視野で取り組もうというのが、私の基本的な姿勢です。

専門的な話になりすぎる点を使った例文

私の短所は、専門的な話になりすぎるという点です。

流体力学がとにかく好きで、大学の3年間は研究にのめり込んでいました。

気がつくと、私の周りは、同じように流体力学の研究をしている人ばかりで、その道に詳しい人でなければわからないような話で盛り上がることも珍しくありません。

あるとき、アルバイトの面接で、何度も聞き返されることがあり、自分が専門用語を使って話していることに気づきました。

自分では普通だと思っている言葉でも、相手によってはそうではありません。

特に流体力学という専門分野になると、馴染みのない言葉が数多く出てきます。

そこで私は、専門的な話を、できるだけわかりやすく説明できるように心がけることにしました。

専門用語をなるべく使わず、平たい言葉で説明し、どうしても専門用語が多くなるような話は避けます。

自分の話が専門すぎないかどうか、近所の子供に説明して感想を聞いたり、身内や知り合いの反応を見たりして、専門的な話になりすぎないように気を付けています。

こうした短所を克服しようと努力したことで、話が専門になりすぎないように、ブレーキをかけられるようになりました。

また、相手によって話す内容を変えることや相手の気持ちを考えて話ができるというスキルが身についたのです。

社会人となった後は、流動力学に対する深い知識と技術に加えて、相手に合わせた話の伝え方を武器に、仕事に取り組んでいきたいと考えています。

【流体力学を武器にする際の長所・短所】まとめ

流体力学の長所と短所、そして、それらを活かした表現方法について説明しました。

流動力学は専門性が高く、さまざまな分野で需要が望める学問です。

その反面、専門性の高さから、ほかの分野に関する知識が乏しくなったり、専門用語で説明したりするという短所があります。

短所も、考え方によっては長所になります。

流体力学の長所も短所も武器になると考えて、有利に就活を展開していきましょう。

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