【6種の例文あり】ロボット工学を研究した人の長所・短所とは

【6種の例文あり】ロボット工学を研究した人の長所・短所とは

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

1話30分で毎週放送という、現在と同じアニメの放送形式が初めて実施されたのは1963年です。

その際に放送されたのは手塚治虫氏の「鉄腕アトム」で、この作品はまた日本初の国産ロボットアニメでもありました。

このように日本人は古くからロボットに強い関心を持っており、そして、それは現在も続く「ロボット大国」の礎となっています。

今回はロボット工学(ロボティクス)を研究した方々にはどのような長所と短所があり、そしてそれらはどういった形で就活に活かしていくべきかを解説します。

企業が求める能力とは

業種や規模の差はさまざまであれど、 就活生に対して求める能力はどの企業でもさほど違いがありません。

だからこそ、企業が求めやすい能力は何かを把握し、それを自分は有しているかどうか、また有していなかった場合どのようにカバーするかを考えておく必要があります。

①チャレンジ精神がある

盛者必衰や諸行無常はたまた栄枯盛衰、強い立場にいるものがいつまでもその地位に居続けられるとは限りません。

そのことをしっかりと認識し、一定の一にあぐらをかくのではなく 常に新しいものを追い求めていく姿勢は昨今特に重要視されています。

どの企業にとっても必要なのは たゆまぬ新陳代謝です。

チャレンジ精神に溢れており常に新しいことを生み出そうというガッツに溢れている方は重宝されます。

②好奇心旺盛

知識は解像度にも例えられます。

実はさまざまな違いや魅力があったとしても、 対象に対して知識や関心がなければそれに気付けず、見える景色は単調なままです。

たとえば野原にはさまざまな草花が生い茂っていますが、それぞれの種に関する知識、あるいは種の違いに気付くための関心が欠けていれば、いくらその山を見ようともただの山とは認識できません。

一定のものだけに関心を示しそれ以外には目もくれないのではなく、 あらゆるものへ興味を持ち知識を得ようと動き、さらにそれを仕事に活かそうとする方はあらゆる企業が欲しています。

③学び続ける姿勢

社会のIT化・グローバル化が進む現在、物事が古くなり通用しなくなるまでの期間もどんどんと短くなっています。

たとえば仮想通貨がそうでしょう。

少し前までは得体の知れない、ある種アンダーグラウンドな存在でしたが、いまやその認識はまったくもって古く、日常生活はもとよりビジネスシーンでも大いに使われています。

今日の常識が明日も常識とは限らないこの時代、 そのスピード感に合わせて新しいものを学び続けていく姿勢を持っているかは非常に重要です。

④素直である

いくら個別の能力が高かったとしても、融通が利かず、他者からのアドバイスに耳を傾けない方はビジネスにおいて成功が難しいです。

そのため、先輩や同僚からのアドバイスを素直に受け止め、そして次回へ活かそうと思える方をどの企業も強く欲しています。

こと現代は人間一人でカバーできる知識や業務内容は限られており、 いかに他者と協力関係を気付けるかどうかが求められます。

ロボット工学を研究した人の長所とは?

時に人の形をした人ならざるもの生み出そうとするロボット工学研究者は、本人が気付く気付かないにかかわらずさまざまな長所を有しています。

たとえ気付いていなくても潜在的な長所はあるものなのです。

課題解決能力がある

人体の構造は神秘に満ちており、その謎はまだまだ解明しきれていません。

そのような状態にてロボット工学研究者はロボットを作ろうとするわけですから、途中途中にてあらゆる不具合が生じてしまいます。

しかし、そんなことは日常茶飯事、トラブルは悪友とも言わんばかりに不具合の原因を見つけ出し、改善するよう動くでしょう。

トライアンドエラーの繰り返しで身についた問題解決能力は、ロボット工学の研究だけでなくビジネスにおいても大いに効果を発揮します。

新しいものを取り入れようとする姿勢

1928年、日本初のロボット「学天則」が作られました。

それから100年あまりが経った現在、ロボットの機構は大きく発展し、そしてその変化は現在も続いています。

特に最近はAIの発展が著しく、それをロボットに組み込まない手はありません。

ロボット工学は常に最新技術を導入してきましたが、その姿勢はグローバル化とIT化により変化が激しくなったビジネスシーンにおいても重要なものです。

ロボット工学研究に挑むときのように、 ビジネスでも新しい者を積極的に取り入れていこうとすれば、企業にとって欠かすことのできない人材となれるでしょう。

論理的思考力が高い

ロボット工学は論理の世界です。

歯車の一つからねじの一つまで、あらゆる要素を完全に把握して初めてロボットを動作させることが叶います。

ロボット工学研究の中で培った高い論理的思考力は、あらゆる要素が絡み合い複雑化してしまった現代のビジネスにおいても大きな長所となるでしょう。

そして何より、企業はこの 論理的思考力を持つ方を欲しています。

長所の例文

これまで述べてきた通りロボット工学研究者はビジネスシーンでも役立つ長所を数多く持っていますが、そのことを把握している企業は決して多くありません。

そのため、 問題解決能力なり論理的思考なり、自らの長所を的確に言葉で表す必要があります。

以下に長所ごとの例文をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

課題解決能力がある

私は目の前の課題に対して、まず何が問題であるかを洗い出し、それをもとに対策を講じることができます。

その能力は私がこれまで続けてきたロボットの研究にて培われたものです。

ロボットは数千、時には万を超える部品が組み合わさって作られます。

各々の部品は複雑に関係し合い、相互に影響を及ぼしています。

そのため、とある箇所の不具合が巡り巡ってまったく別の箇所でトラブルに発展することが珍しくありません。

こういった場合に必要となるのが、状況を局地的に見るのでなく俯瞰的に把握し、またトラブルから逆算して原因を見つけ出す能力です。

ロボット工学研究の中で得たこの能力は今後、日々の仕事の中にて発生するトラブルの解決に活用していく次第です。

新しいものを取り入れようとする姿勢

私の長所は常に新しいものへ目を向けている点です。

学生時代、私はロボット工学に励んでいました。

ロボットは鉄で作られていると思われがちですが、実はシリコンやプラスチック、また金属でもチタンや亜鉛など、さまざまなものを使用しています。

各々の材料によって動作が大きく変わるため、ロボット工学においては一つの材料に固執せず、トライアンドエラーだとしてもさまざまなものを試してみることが重要です。

このことを深く心に刻んでいた私は、自分がまだ触ったこともない材料でも積極的に取り入れ、ロボット研究に活用してきました。

大抵は芳しい結果を得られませんが、中には予想すらしていなかった大きな成果をあげられたこともありました。

それはひとえに私が常に新規のものへ眼差しを向けていたからです。

ビジネスの場においても新しいツールや新しい仕組みなどが日々生み出されているでしょう。

そういったものに対し私は臆せず接し、柔軟的に取り入れていけるだろうと考えています。

論理的思考力がある

私の長所は論理的思考力です。

この能力はこれまで打ち込んできたロボット工学研究の中で養われたものです。

人体には68個の関節と約200個の骨、約600個の筋肉があり、それらが相互に関わっています。

ロボットも同じように数多くの関節や骨組みまたは動力を携えており、それらの組み合わせにて機能を果たしています。

ロボットを成立させるためには各々の骨組みや動力の関係性を的確に把握していなくてはなりません。

もし論理的思考力が不足していたら、各々の関係性を把握する途中でつながりを見失ってしまうでしょう。

ロボットを成立させるという課題を解決するために、私は日々論理的思考力を働かせてロボットの機構に向き合いました。

この経験によって得た力を、これからはビジネスシーンでの問題解決に活用したいと考えています。

ロボット工学を研究した人の短所とは?

あらゆる物事には 表と裏があり、それはロボット工学研究者とて例外ではありません。

ロボット工学研究に携わってきたがための短所は確かにあるので、まずは それを把握しておくことが求められます。

こだわりが強いことがある

鉄腕アトムやドラえもんなど、ロボットのキャラクターを実際のものにしたいがためにロボット工学研究を選んだ方は珍しくないでしょう。

またそうでないにしても、何らかの理想を抱いて研究に打ち込んできたはずです。

研究において理想は必要不可欠ですが、それが強固すぎるとときとして独りよがりになり、他者の意見に耳を傾けられなくなります。

こと企業は複数の人々による組織なので、 あまりに強すぎるこだわりがマイナスに働いてしまうこともあるでしょう。

研究内容の説明が専門的になってしまう

「ロボット」という言葉が作られたのは1920年です。

それから100年が経った現在、ロボットは誰もが知る存在となりました。

とはいえどロボットの仕組みを十分に理解できている人はまだごくわずかです。

ロボット工学研究では一般の方々にとって耳慣れない用語が飛び交っており、もしそのままに説明したとしても面接官は内容を理解できないでしょう。

自分の分野を過不足なく伝えることは重要ですが、ロボット工学研究をかみ砕いて話す配慮も就活時には求められます。

集中すると周りが見えなくなることがある

高度な知識、そして複雑なものへ対峙する忍耐を求められるロボット工学研究に挑む方々は、誰もがその研究あるいはロボットに対して並々ならぬ情熱を持っているでしょう。

しかし、研究に必須なその情熱が災いし、周囲が見えなくなってしまうことがあります。

没頭する能力は周囲に対して盲目になってしまう欠点にもなり得るので、注意が必要です。

短所の例文

就活はただ長所ばかりをアピールするわけにはいきません。

採用後のリスクを把握するため、また自身のことを深く理解できているかどうかを確認するため、面接官は短所についても質問してきます。

その際に淀みなく答えられるように、 返答内容を事前に考えておくことが重要です。

こだわりが強いことがある

私はあらゆる物事へこだわりを持って取り組めますが、それが仇となってしまうことも少なからずあります。

ロボットを研究していた頃、どうしても理想的な動きを実現できず、発表会の直前までねばってしまったことがありました。

そのときはなんとか間に合ったものの、もし期限を過ぎても自身のこだわりを優先させていたらどうなっていただろうと今でも冷や汗が出ます。

この一件以降、期限と自分のこだわりを折衷しながら物事を進めていくように注意しています。

研究内容の説明が専門的になってしまう

私はロボットが好きですが、その熱が強すぎるあまり一方的に話してしまうことがあります。

成人式の後で旧友たちと居酒屋へ行った際も、相手の知識量を思い測らずに専門用語を並べ、一方的に自分の研究分野を語ってしまいました。

旧友たちは文句こそ言わなかったものの、今思い返せばうんざりした表情をしていました。

ロボットは非常に多くの魅力が詰まっていますが、それを他者に伝えようとして他者が知らない言葉ばかりを使っていては本末転倒です。

物事を的確に伝えるためには時としてかみ砕いて話さなければいけない、と私はあの成人式以降学びました。

集中すると周りが見えなくなることがある

私の欠点は特定のことに集中しすぎてしまうことです。

学生時代、私は文字通り寝食も惜しんでロボットの研究に励んでいました。

時間効率を考えて食事は常にカップ麺、睡眠時間も十分に取らないまま文献を読み漁ったりパソコンへ向かったりする日々を続けていた結果、私は体調を大きく崩し、完全に回復するまで数ヶ月を要してしまいました。

また、服にも一切頓着せず、同じTシャツを1週間以上着続け、さすがに臭いと注意を受けたこともありました。

一点に集中しすぎるとかえって破綻のリスクが増えることを学んだため、現在では臨機応変に対応するよう心がけています。

まとめ

ロボット工学研究において培われた論理的思考力や課題解決能力はビジネスシーンでも有効活用できるので、 それらの能力を持っていることのアピールは必須です。

一方、ロボット工学研究に励んできたがための欠点も合わせて理解しておくことが就活においては強く求められます。

今回の記事を参考にしつつ、ぜひ就活を成功させてください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます