理系の卒論における最低限の文字数ってどれくらい?文字数の数え方や足りない場合の対処法を紹介!

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はじめに

卒業論文(卒論)ですが、大学生活の締めくくりとして提出するものです。

理系の大学に通われている方で、大学4年生になって卒論の制作を始めているのではないでしょうか。

もちろんほとんどの方がはじめて取りかかることなので、そもそも最低文字数はどのくらいなのか気になるところでしょう。

そこで今回は、理系の卒論の最低文字数についてご紹介します。

文字数が足りなかった場合や数え方についても、説明しているのでぜひとも参考にしてみてください。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

【理系の卒論の文字数は?】そもそもなぜ卒論を書くの?

まずはじめの疑問は、「なぜ卒論を書く必要があるのか」ではないでしょうか。

卒論は大学生活において学習した内容の総括として、発表するものとなります。

わざわざ書くことの意味がわからなければ、クオリティにも影響してしまいます。

卒論を書くことによって社会に出たときに、必要な力を身につけるためなのですが、具体的には2種類の理由が存在しているのです。

目的を見失ってしまうことがないように、まずはその理由をしっかりと理解してから取りかかるようにしましょう。

考察力がつくから

まず1つ目の理由としては、考察力を身につけることがあげられます。

これまで学習したり研究したりした内容を、卒論に文章として落としこむうえで、考察は不可欠となります。

考察というのは自分でよく考えることによって、物事を明らかにするための正しい答えを導き出すことです。

これは卒業したあとにも必要となる、重要な能力です。

大学で学んだスキルを活かせる、理系の企業に就職する方が多いでしょう。

何ごとにも考察というのは、まず欠かせないものとなっています。

正しい答えを導き出すための、思考に対する重要度は高いのです。

それを卒論という形で実践することによって、しっかりと考察できるようになるというわけです。

社会に出てからいきなり考察を求められても、うまくできない可能性があるので大学生活の最後にその力を身につけます。

考えをまとめる力がつくから

2つ目の理由は考えをまとめる力をつけるためです。

考察力と似ているように思えますが、意味は少し異なります。

考察力というのはあくまでも考えるという部分に重きをおいています。

あらゆるケースや状況を想定し、そのなかから正しい答えを導き出すのです。

そして最後に求められるのが、その考察の結果をまとめることです。

どれだけ深く考察をして答えを導き出したとしても、上手にまとめられなければ、自分以外に理解してもらえないでしょう。

前提条件や可能性のバリエーション・それぞれの結果、そして最終的な結論など、これらを理路整然とまとめましょう。

そうしてはじめて答えに対する説得力が生まれ、自分以外が理解できるようになるのです

卒論を制作することで、自然と身につく能力といえるでしょう。

【理系の卒論の文字数は?】文字数はどのようにして決まるの?

卒論を書く目的はわかりましたが、実際には内容もさることながら、文字数に関しても条件が設けられます。

どれだけ内容が素晴らしくても、文字数の条件を満たしていなければ卒論としては完成とみなしてもらえません。

そこで気になるのは、文字数はどのようにして決まるのかという部分です。

どのような基準で決まっているのかは、不透明ではあります。

実際には教員やゼミなどによって、異なる部分です。

同じ大学でも教員が異なれば、決められた文字数に違いがあり、それはゼミ単位でも同様というわけです。

そのため卒論を書く際にはまず、ご自身の場合は何文字で制作しなければならないのかを、確認するようにしましょう。

事前に、教員などに確認をしてみるというのもよいかもしれません。

【理系の卒論の文字数は?】理系卒論の平均的な文字数は?

文字数に関しては、事前に確認をしたところで教えてもらえないことも考えられます。

不安を感じやすい方ですと、あらかじめ文字数を聞いてイメージしておきたいと思うのではないでしょうか。

事前にどれだけ準備したかによって、制作に対する気持ちの余裕も違っていきます。

そこで平均的に理系の卒論は何文字なのかという部分ですが、単純計算ですと12万文字となります。

非常に多いので最初は戸惑ってしまうかもしれません。

ただし部分的に図表などを差し込むことになるので、実際には2~4万文字が一般的な平均となります。

文字数だけでなくページ数や行数などについても、気になる部分でしょう。

それらについても平均的に、どの程度になるのか具体的にご紹介します。

ページ数

ページ数の平均ですが、一般的におおよそ20ページとなります。

理系の場合研究内容によって調べ上げた根拠や、データが膨大になることも少なくありません。

文章だけではわかりにくいので、図表などを多く掲載することもあります。

そうなるとページ数は多くなっていきますので、多い人であれば50ページ前後になることもあるのです。

大切なのは無駄にページ数を使っていないか、文章の内容は簡潔であるかです。

そこさえ問題なければページ数というのは、あくまでも結果となります。

あくまでも一般平均に関しては、参考程度にとらえておくようにしましょう。

行数や列数

ページごとの行数や列数に関しても、ある程度の目安が設けられています。

行数は約30行、列数は約40列となります。

列や行の数に関しては、守らなくてはいけないものというわけではありません。

しかし卒論として読みやすさを考えると、目安くらいの数がベストとなるのです。

行数や列の数の目安を基準にすると、文字数と比較してページ数などもある程度予測できるでしょう。

しかし文字のサイズなどによっても変動します。

あくまでも目安としてとらえつつ、全体的な読みやすさやわかりやすさを重視しましょう。

【理系の卒論の文字数は?】卒論の文字数の数え方は?

先ほど理系の卒論における目安の文字数は、2~4万文字とご紹介しました。

ここで意外と重要となるのが、文字数の数え方です。

文字すべてをカウントするのか、あるいはカウントしてはいけない文字があるのかによって、最終的な文字数は変わってしまいます。

しっかりと理解しておきましょう。

文字数に含まれない文字がある

文字数に含まれない文字は存在します。

具体的には「参考文献・タイトル・氏名、学籍番号・学科・目次・引用先リンク」に関しては、文字数に含まれません。

卒論ではさまざまな文献を参考にするため、出典元を明確にする必要があり、卒論内に掲載する必要があります。

しかしそれは文字数とはカウントされないのです。

卒論の内容を構成している要素ですので、文字数に含まれないことに不満や疑問を感じてしまう方もいるかもしれません。

しかし卒論として重要なのは、あくまでも内容です。

参考文献や引用リンクの文字数によって、卒論の文字数が圧迫されてはいけないのです。

氏名や学籍番号などに関しては、卒論内容に関係がないため文字数に含まれないというのも納得でしょう。

英語は単語数で数えるのが基本

理系の卒論の内容ですと、英語が多用されることも多いでしょう。

参考文献や内容に関して、英語を使用するとなると、日本語に比べて文字数は多くなるため、卒論の文字数を稼げます。

それを危惧してか、文字数のカウントとしては、単語数でのカウントが基本となっています。

たとえば「This is a pen」という英語だったとして、文字数カウントとしては単語数であれば4文字になるのです。

文字数だけでカウントするのであれば、10文字になるのでその差は6文字です。

ただし、大学によっては単語数ではなく、文字数でカウントするというケースも存在しています。

まずは事前に大学側や教授に、実際はどうなのか確認をしておくとよいでしょう。

【理系の卒論の文字数は?】文字数が足りない場合は?

卒論を書き上げ、最終的な文字数をカウントすることになります。

このとき文字数が足りなかったら、どのようにしたらよいのか不安という方もいるかもしれません。

重要なのは内容ではあるものの、文字数が足りない状態ではさすがに提出をするわけにはいきません

最低限の文字数に満たない分の文字を追加しなければならないでしょう。

その際にあとづけの無駄な文章になってしまいがちです。

しっかりと文章として、違和感のない形で仕上げるようにすることが大切といえるでしょう。

文字数を増やしていく

内容に関しては、すでに完成している状態でしょう。

そこに無駄にならない形で、いかに文字数を増やしていくかがポイントとなります。

可能な限り別の言い方に変更するなどで、文字数が増えないかどうかを考えるところからはじめるとよいでしょう。

あるいは言い回しによる、文字数の追加も可能です。

たとえば「図の示すとおり~」というような内容には変化を加えず、かつ文章としても自然な形での追加があげられます。

文章の流れで追加しても問題がなさそうな部分に加えていけば、それだけでもある程度の文字数を稼げるようになるでしょう。

ただし同じ言い回しばかり追加しても、くどい印象を与えてしまいます。

そのあたりには細心の注意を払わなければなりません。

文字数はむやみに増やしてはいけない

内容はできている状態で文字数が足りないだけとなると、ついつい文字数だけをどうにか稼いでしまいたくなるでしょう。

しかしむやみに増やしてしまえば、卒論としての完成度が下がってしまう恐れもあります。

卒論における重要なポイントの1つに「いかにまとめられているか」というものがあります。

文字数のために追加した文章や単語が、まとまりのなさを生んでしまう可能性があるのです。

むやみに文字数を追加するくらいであれば、意味のある内容を追加したうえで、まとまりがあるように構築し直したほうが懸命です。

不足している文字数にもよりますが、大幅な加筆修正が必要であればきれいにまとまるように、最初に戻って構成を組み直すことも検討しましょう。

【理系の卒論の文字数は?】まとめ

大学生活4年間で学習した総括として、卒論を制作することになります。

理系の卒論は、最低限必要な文字数が決められています。

それだけでなく行や列に関しても目安がありますので、事前に大学や教授に基準として確認をしておくようにしましょう。

それらのルールを守ったうえで、まとまりのある卒論として、読みやすいようにまとめ上げることが大切です。

文字数が足りない場合には言い回しを工夫したり、構成を見直したりして対処するとよいでしょう。

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