理系の卒論って本当にきついの?卒論を楽に進める方法やなぜきついのかを紹介!

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はじめに

理系の卒論がきついといわれる理由は、研究内容に対する考察などの勉強に高い質を求められるからです。

また卒論の内容によっては合格できないといわれているのも、きついと感じる理由になっているでしょう。

ただ卒論は書き方のコツさえ覚えてしまえば、簡単かつスピーディに書けるようにもなります。

今回は卒論を楽に進める方法や、きついといわれる理由などを解説していきましょう。

ぜひとも楽に進められるポイントを押さえて、卒論を簡単に書けるようにしてみてください。

【理系の卒論ってきついの?】理系の卒論はきつい!

理系の卒論はきついといわれています。

特に1~3年に行われるテストなどの授業に比べると、研究時間や勉強の質が高いのは間違いないでしょう。

ただ、卒論のきつさには個人差があります。

反対にテストや講義のほうがきついと感じる人も多くいます。

研究の手を抜かず、データ取りも欠かさない人であれば、レポートをまとめるだけである卒論のほうが簡単に感じるでしょう。

卒論がきついと感じる人の特徴として、まず研究の手を抜く人、締め切りギリギリに提出する人などはよい結果を出せなくなります。

また研究所に理不尽な教授がいる場合も、卒論がきつくなります。

そのため卒論をできるだけ楽にしたいなら、研究所選びも大切です。

もし研究所を選ぶならいつが休日になるのか、教授は誰なのかも確認しておきましょう。

【理系の卒論ってきついの?】なぜ卒論はきついの?

理系の卒論がきついといわれる理由は、実験の準備や量が多い点・新規性を求められる点、仮説どおりのデータ収集も大変な点などがあります。

文系とは違い、合格しなければ卒業できない理系の卒論はきついといえます。

また文系は資料などからデータを収集できますが、理系では実際に実験した結果を卒論に反映しないといけません。

実験の結果が出るのまでに時間がかかるケース、予想外のデータが出るケースなど、文系と比べたときにも理系の卒論はきついといえるでしょう。

実験の準備や実験量が多く大変

理系では卒論を書くとき、もととなる実験を数多くこなす必要があります。

また卒論を書く前段階の準備も大変で、そのデータを求められるのもきついといえるでしょう。

ただ実験では厳密な事前準備が必要で、少しでも準備が足りなければ求めるデータを得られません。

卒論では再現性のある実験についてまとめて書くため、同じ実験で同じ結果を得る必要があるからです。

距離や高さ・デバイスなど、外部からの影響もできるだけ受けないようにします。

そのため実験で厳密な結果を得るためには、事前準備以外の細部にもこだわる必要があります。

また設備を準備したあとも、質問や評価についても考慮しなければなりません。

実験は考える要素が多く、大学以前の実験(小中高の理科の実験など)とは別物と考えてください。

新規性を求められる

理系の卒論では前提として新たな発見(新規性)を求められますが、それを探しだすのも大変といわれます。

新規性のある実験とは、新しい研究に取り組んでいるか、また世界で誰も行っていない研究であるかです。

そのため研究室では、実験内容はかぶってはいけません。

ただほかの誰もやっていない研究は、口でいうほど簡単ではありません。

ほとんどが以前に誰かが行った実験ばかりです。

ただ新規性はゼロから研究をはじめる必要はないのです。

誰かの研究をベースにして違うデバイスを使う、違う色を試してみたなどでも問題はありません。

また実験に新規性を求めるなら、それにまつわるストーリーも大切でしょう。

実験をした結果から得られたメリットなども卒論にまとめれば、レポートの信ぴょう性も増します。

仮説どおりのデータを取れない

卒論にまとめる実験では、自分で考えたとおりの結果を得られない場合もあるでしょう。

そうなれば繰り返し実験が必要となり、卒論がきついといわれる理由になります。

実験は仮説=ゴールに向かって実施するものです。

ただ、実験が必ずしも仮説に通じるとは限りません。

具体的には「Aになるはず」と思っていても、実験をしたら「Aにはならなかった」という結果も出てくるでしょう。

ただ実験をしなければ、そもそも仮説どおりの結果にならなかった理由にも気づけません。

また実験の新規性を出すためには、失敗経験もまた卒論の材料となります。

仮説どおりにならない=新規性がある実験だったと、逆の発想もできるからです

ただ基本的には、仮説どおりのデータが取れないと卒論にもまとめられないと考えてください。

【理系の卒論ってきついの?】どうやったら楽に進められるの?

理系の卒論はきつい面もありますが、楽に進められる方法もいくつかあります。

たとえばあらかじめデータをまとめておく、論文の構成を知る・大枠を決めて書く、先生や先輩に聞いてみるなどです。

卒論をまとめるなら、同級生の論文の進行具合は参考にならないことを覚えておきましょう。

また卒論では論文の構成や参考文献のみを参考にする、先生と対立しないようにする・大学の図書館は最大限に活用すべきなどの、注意点も知っておきましょう。

特に卒論では、先生にアドバイスをもらうことも多いため、普段から良好な関係を築いておくことが大切です。

あらかじめデータをまとめておく

卒論を楽に書きたいなら、実験のデータを集める段階で、結果や考察をある程度まとめておくのがおすすめです。

卒論では学校ごとにルールがあり、普段の文章と違って独特の書き方を求められます。

特に考察は理系の卒論では欠かせない要素で、データをもとにまとめなければいけません。

そのため必要になるデータは、まずしっかりと整理しておくことが大切です。

実験をする際には実験からどのような考察ができるか、どのように結論まで発展させるかを常に考えましょう。

データをまとめておくだけでも、卒論を書くスピードは格段に上がります。

スピーディに卒論を書くためにも、週に一度はデータをまとめるようにしましょう。

その都度先生や先輩と、実験内容の考察をするのがおすすめです。

論文の構成を知っておく

理系の卒論では論文の構成を知っておくだけでも、一段と書きやすくなります。

一般的な理系の卒論構成は「概要→序論→実験→結果→考察→結論→謝辞」となります。

書く順番はこのとおりでなくてもかまいません。

たとえば書く順番のおすすめは「謝辞→実験→結果→序論→考察→結論→概要」です。

書きやすい部分から書くことで、大幅に時間を短縮できます。

テンプレートがある、謝辞を先に書いてしまいましょう。

特に概要の部分は全体像なので、最後に書くべき項目です。

途中で論文の内容が変わった場合、概要を先に書いてしまえば、書き直しに余分な時間がかかるからです。

また理系の卒論では実験内容が大きな比重をしめるので、こちらには時間をかけるようにしましょう。

詳しくは「理系 卒論 書き方」の以下の記事をご覧ください。

https://digmee.jp/article/310235

卒論の大枠を決める

卒論を書き始めるなら、構成を知ることも大切です。

しかし先に大枠を決めてからのほうが、すらすらと書けるでしょう。

卒論がきついと思っている人の大半が、文字数を埋めようと思いついた部分から書きがちです。

そこで、推理小説を例にしてみるとわかりやすいでしょう。

犯行動機や使われた凶器などが決まらなければ、ラストは支離滅裂で終わってしまいます。

卒論もこれと同じで、大筋が決まってから書き始めなければ、整合性が取れない文章になります。

そのため卒論では仮決めでかまわないので、先に大枠を決めましょう。

ただ大枠の目次を先に決めると、強引な部分やデータが結論と違ってくる可能性もあります。

そういったには慌てずデータをおぎなう、引用を増やすなどの手直しを加えるなどして、対処するのがおすすめです。

定期的に先生や先輩に聞く

卒論を急いで書くのなら、できるだけ修正が入らないように卒論を書く必要があります。

もし余計な修正に時間をかけたくないなら、先生や先輩から定期的にアドバイスなどを聞くのがおすすめです。

内容などを聞いておけば、大きな間違いが原因で書き直すなどの問題を回避できるでしょう。

特に先生に卒論を見てもらうのは有効で、最初は謝辞だけでも書いておくのがポイントです。

ちょっとした進歩でもよいので、アドバイスをもらえば、よい点も悪い点も指摘してくれます。

モチベーションアップにもつながるでしょう。

卒論の執筆がいつまでも終わらなければ、時間だけが浪費されてよいことはありません。

また進捗状態について報告するくせをつければ、論文に対する質問もしやすくなります。

ぜひとも先生や先輩に報告し、卒論のきつさをやわらげましょう。

【理系の卒論ってきついの?】卒論が不十分で留年してしまうことはあるの?

結論からいってしまうと、卒論の内容が不十分で留年することはほぼありません。

研究室にまったく来ないなどの理由がなければ、基本的には卒論を書けば卒業できます。

もし卒論が原因で留年するとしたら、コピー&ペーストの発覚・書くのを代行してもらう、クオリティが低すぎるなどが原因でしょう。

特にコピー&ペーストはご法度です。

盗作にあたるため、やってはいけません。

同じような理由で、書くのを代行してもらうのもご法度です。

また論文のクオリティが低くて卒業できない場合は、付け焼き刃のような書き方をしていることがほとんどです。

体裁だけ整えた卒論では、口頭試問も突破できないかもしれません。

ただ卒論の内容で留年するケースはまれなので、そこまで気張らず最低限のマナーを守りましょう。

【理系の卒論ってきついの?】まとめ

今回は理系の卒論がきついといわれる理由や、卒論を楽に進める方法などをご紹介していきました。

理系の卒論では合格をもらわないと卒業できないため、焦る学生も多いでしょう。

ただ理系であっても、卒論自体の構成はあまり変わりません。

もし卒論をできるだけ早く書き上げたいなら、構成と書く順番に気をつけてみましょう。

また定期的に先生や先輩などからアドバイスを聞くのもおすすめの方法です。

ぜひとも理系の卒論のきつさを緩和するためにも、楽に進めるポイントを参照してみてください。

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