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2021/10/19

都市計画研究室ってどんなところ?研究テーマや就職先、将来性を紹介!

2021/10/19

はじめに

大学にはさまざまな研究室があり、それぞれが独自の研究をしています。

そして研究室の選択は、自身が大学で何を学び、どんなスキルを身につけるかを決定し、就職にも大きく関わってくる重要な問題です。

研究室についてよく知ることは将来のプラン考える第一歩といえるでしょう。

今回は、そんな研究室のなかから都市計画研究室について解説します。

人によってはあまり聞き覚えのない研究室かもしれませんが、都市の発展や管理に重要な役割を果たしている研究室です。

都市計画研究室の研究内容や就職先について見ていきましょう。

【都市計画研究室ってどんなところ?】都市計画の実態

都市計画研究室はその名のとおり、都市計画について研究をしています。

都市計画とは公共設備の充実や防災力の強化、人口の調整などさまざまな観点から計画を立て都市の開発と整備を行うことです。

巨大で複雑な都市という存在を対象とするため、人、エネルギー、情報、建築、政策など多くの分野に関わるのが特徴といえるでしょう。

常に変化する都市の状況を把握し、適切な計画を立てる必要があるため、高い柔軟性を求められる研究です。

都市開発研究室はその性質上、工学や建築との親和性が高く、大学では工学部や建築学部に配置されているケースが多く見られます。

また大学によっては、都市計画を専門とする学部が設けられているほか、観光や政策の面から都市開発のアプローチをしている大学も存在します。

都市計画研究の現状は?

現在の都市計画研究において、重要なファクターとなっているのは労働環境に関する問題です。

少子化や都市部への人口流出に伴う地方都市の人手不足は、多くの地域で深刻な問題となっています。

また、過度な残業や肥大化した労働時間による過労など、人々の働き方に関するトラブルも顕著なものとなっています。

都市を形成する重要な要素である人と労働の問題を解決し、持続的に長く住み続けられる都市をつくることは都市計画研究の大きな課題といえるでしょう。

そのためには個々のケースに個別に対応するだけではなく、人口や生活に関わるサービス機能の調整、商業区画の再設定といったより大きな視点が必要です。

これらの問題を解決する長期的な都市計画のために、ときには一部の住民が負担や不利益と感じる変革が避けられない事例も存在します。

都市計画研究の将来性は?

将来の都市計画研究を語るうえで防災・減災は重要な要素の1つです。

日本の都市において地震、津波、台風といった災害への耐性、そして被災後の迅速な復興の可否は極めて大きな問題です。

そのため、より安全な都市開発に向けての研究開発が必要とされています。

また、今後は老朽化したインフラの再整備を行う需要も増加する見込みです。

水道やガス、電気といったインフラを刷新し、より住みよい都市をつくるために都市計画が重要な役割を果たすでしょう。

都市生活と自然環境の両立をはかったエネルギー政策の実現や、そのための都市整備など、都市計画研究に求められているものは数多く存在します。

これらの分野において都市計画研究の需要は伸びると考えられており、今後も高い将来性が期待できます。

【都市計画研究室ってどんなところ?】都市計画をテーマごとに解説

都市とは人、建築、インフラ、交通などさまざまな要素が複雑に絡み合った存在であり、都市計画を立てる際には複数の分野から違った側面で都市を考える必要があります。

今回はこの都市計画に関わる分野を4つのテーマに分け、それぞれの特徴と実際にどのように都市計画へ関わるのかを確認してみましょう

なお、実際にはそれぞれのテーマ内でも多様な役割が存在し、活かせる専門性も異なってきます。

都市によって置かれている状況や直面している問題にも差があるため、これ以外の専門分野が必要とされるケースも多く存在します。

設計系

設計系の仕事は都市環境において、機能面でも景観面でも重要な要素となる施設や設備の設計を行うことです。

しかし都市計画における設計とは、単に建築物や道路、橋などの構造物をデザインするだけでなく、空間の使い方や土地の利用方法について提案する役割もあります。

設計系では住人や利用者にとって、過ごしやすい場所とはどのようなものかを常に考え、都市のイメージに沿ったアーバンデザインを提案することが重要です。

また、デザインは設計系だけで決められるものではなく、ほかの分野とも連携を行わなくてはいけません。

環境保護や防災など、さまざまな観点からの提案が盛り込まれたデザインを作り上げる必要があるのです。

設計系はさまざまな条件やルールのなかでよりよいデザインを作り上げ、提案していくクリエイティブな業務といえるでしょう。

計画系

計画系の仕事は都市計画のなかでもっとも広い視野をもち、大局的な視点から都市の活用方法を考えることです。

都市計画においては、その都市のどこに活用できる空間があり、それをどう活用すれば問題の解決につながるのかといった多角的な視点からの思考力が求められます。

同じ少子高齢化という問題を抱えた都市でも、ある都市では使われなくなった土地の活用が求められ、別の都市では利便性を向上させるための都市のミニマム化が有効と判断されるなど、都市ごとに取るべき方策は異なります。

計画系ではこういった都市のニーズを敏感にくみ取り、ほかの分野とも調整を重ねながら計画を立てることが重用です。

そのためには都市の歴史や人々のライフスタイルを学び、その都市のプロフェッショナルとなる必要があるでしょう。

構造系

構造系の仕事は、提案された都市計画のプランを実現した際の強度や災害への耐性を考えることです。

構造系は今後さらに重要になると見られている都市防災の観点で、特に活躍する分野といえるでしょう。

その都市特有の地理や自然環境、過去の災害発生時の事例などを踏まえたうえで、提案された都市計画やデザインの構造的側面を判断する必要があります。

同時に、構造系は都市の持続性を考え、将来的な強度の変化やインフラの耐用年数にも目を向けなければいけません。

提案された都市計画を実行した場合、何年後にインフラの交換を行わなければいけないのか、少子高齢化が進んだ際に建築物の整備や管理は十分に行われるのか、といった将来的な要素も加味して構造の妥当性を考える必要があるのです。

環境系

環境系の仕事は、都市設計における省エネルギー性や低炭素性について考えることです。

個々の都市計画で環境について高い意識をもち、自然保護を意識することは、将来的に日本全体、世界全体の環境に大きく影響するでしょう。

計画系から都市計画が提案された際には、建築系や構造系と連携したうえで建築過程の省エネルギー化や建材の低炭素化を進めていくことになります。

ほかにも、都市の緑地計画管理や農地の保全、クリーンエネルギー事業の推進など、都市計画において環境系が考えるべき問題は多岐にわたります。

特に土地活用や防災の側面では、自然をどう活かし、どの程度残していくかが重要な問題です。

自然と人とのバランスを取り、持続可能な都市を作り上げるために、環境系は必要不可欠な分野といえるでしょう。

【都市計画研究室ってどんなところ?】都市計画の就職先

ここまでは都市計画とはどのようなものか、その現状や将来性、個別のテーマを確認してきました。

つぎは実際に大学で都市計画を学ぶ研究室に入った場合、どのような就職先があるのかを見ていきましょう。

すでに述べたように、都市計画とはさまざまな専門性が必要とされる分野のため、それぞれが取り組んだ分野によって就職先にも大きな幅があります。

今回は特にそのなかでも就職先として選ばれることが多い、運輸、建設業・建設コンサルタント、メーカーに焦点を当てて紹介をしていきます。

運輸

都市計画研究室の就職先として、多く名前があがる業界の1つが運輸です。

具体的にはJR東日本などの鉄道機関が特に多く選ばれています。

都市計画を考える際には、鉄道を始めとする交通計画を無視することはできません。

その都市で暮らす人々や必要とされる交通手段を分析し、駅の建設や線路の敷設を都市計画に盛り込むことは非常に重要です。

逆に、既存の駅や新幹線といった交通手段を基礎として都市計画を立てるケースも多く見られています。

また、観光の側面から都市計画を考えた際にも運輸業界は重要な存在です。

運輸業界と都市計画は互いに手を取り合ってよりよい都市づくりを進めていく必要があるでしょう。

都市を多面的な視点からとらえ、人やモノのあり方を真剣に考える都市計画研究室は、運輸業界にとって期待できる人材なのです。

建設業・建設コンサルタント

都市計画において重要な要素となる設計系や構造系の研究・実践経験は、建築業界で働く際に大きな財産となります。

建築学部に都市計画を行う研究室自体が設置されているケースも多いため、就職先としては特にメジャーな業界の1つといえるでしょう。

都市計画研究室の学生が建築系の業界で強みを発揮できるのは、都市という大きな存在を対象としてさまざまな要素を加味した設計や構造を学んできたからです。

実際の建築も設計者のデザインを主張するだけではなく、使う人々や立地、街の景観などを視野に入れる必要があるため、研究室で学んだことは大いに役立つでしょう。

また建設コンサルタントは、多くのインフラや社会資本を計画、設計、管理する仕事であるため、都市計画研究と高い親和性をもっています。

メーカー

メーカーも都市計画研究室からの就職先としてはメジャーなものの1つです。

特にそのなかでも、株式会社LIXILをはじめとする、建材や住宅設備関連の業者への就職が多く見られます。

構造系や環境系の立場で都市計画を考える際には、設備や素材に関する学びは避けては通れません。

そのため、都市計画研究室の卒業生には建材や住宅設備に対する理解、それを用いた建築の実態についての知識が期待されています。

研究室で学んだ知識と実践をうまくアピールできれば、建材や住宅関連のメーカーへ就職を希望したときに大きな武器となるでしょう。

また株式会社キーエンスなど高額年収が期待できる企業へ就職するケースも見られるため、都市という大きなモノづくりに携わってきた経験は、さまざまなメーカーへの就職で活かせると考えていいでしょう。

【都市計画研究室ってどんなところ?】研究室の選び方

今回は都市計画研究室について紹介しましたが、大学にはほかにもさまざまな研究室が存在しています。

そして研究室の選択は、大学での学びと卒業後の進路に大きく関わる重要な決断です。

同じ学部や学科でも、研究室により身につけられる専門性や有利な就職先は異なるため、よく考えてから選択をしましょう。

研究室選びで重要視するべきポイントは自身が何を学びたいか、研究室の環境は自分に合うか、卒業生がどのような進路に進んでいるか、といった点です。

研究室の名前やHPの情報だけでは実態がわからないこともあるので、研究室訪問などを活用し自身で十分に情報を集めることがおすすめです。

「研究室選び方」についてはより詳細な記事を用意しています。

気になる方はぜひこちらも確認してみてください。

https://digmee.jp/useful_information/14432/

【都市計画研究室ってどんなところ?】まとめ

都市計画研究室は人、交通、建築、防災、環境などあらゆる側面から都市について考える研究室です。

都市研究は現在も少子高齢化や労働問題などさまざまな都市の問題に取り組んでおり、今後も防災やインフラ、エネルギーなどの分野で大きな将来性が見込めます。

卒業生は運輸、建築、メーカーを中心として多様な業界に就職する事例が見られ、都市計画に関わるなかで学んだ専門性は多くの場所で役立つ強みとなります。

公共性の高い専門性を身につけたい方、都市という大きなもの作りに携わりたい方には特におすすめの研究室です。

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