【筑波大学を知ろう】筑波大学に行かないと知れないメリット・行事・就職などを紹介

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はじめに

筑波大学は、茨城県つくば市の自然豊かな場所にある国立大学です。

国内第2位キャンパス面積、たくさんの学群・学類、世界レベルの高度な研究、ノーベル賞受賞者輩出など、さまざまな特徴を持つ大学です。

本記事では、筑波大学に興味を持っている方向けに、進学するメリット、学校行事、卒業生の主な就職先などをご紹介しています。

また、産学連携への取り組み、主な研究成果などについても触れていますので、参考にしてみてください。

筑波大学に通うメリット

筑波大学に興味をお持ちの方が最初に知りたいことは、進学することで得られるメリットではないでしょうか? 筑波大学にしかないメリットを項目ごとに詳しく見ていきましょう。

他学部の授業を選んで受けられる

筑波大学に通うメリットは、いろいろな授業が受けられることです。

自分が専攻した学群の授業はもちろんのこと、ほかの学群・学類の授業も履修可能となっています。

総合大学である筑波大学のキャンパス内には、人文・文化学群、社会・国際学群、情報学群、芸術専門学群などさまざまな学群・学類がまとまっています。

そのため、授業を受ける際にわざわざほかの街のキャンパスまで行く必要もありません。

1つの大学内にいながら、さまざまな分野の知識を身につけることができるのです。

いろいろなことを学べる環境が用意されていますので、勉強が大好きだという方、自分のやりたいことに専念したい方にとっては、メリットの多い大学と言えるでしょう。

大学内にスタバがある

筑波大学内には、人気コーヒーチェーン店のスターバックスがあります。

スターバックスが入っているのは、中央図書館と付属の筑波大学病院内の計2ヶ所です。

中央図書館店では、空コマ時間に図書館で勉強して、疲れたら新作のフラペチーノやコーヒーなどを味わいながら一息つくことができます。

友達との待ち合わせ場所として利用することや一緒に勉強することも可能です。

筑波大学病院店は、医学群に通う学生、医師や研修医として勤務する人たちが、気軽に立ち寄りやすいお店です。

スターバックスが好きな方にとっては、大学構内に2つもの店舗があることは、メリットが大きいでしょう。

キャンパスの広さ

筑波大学は、キャンパスが広いことでも有名な大学です。

258ヘクタールの広大な敷地は、北地区、中地区、南地区、西地区、春日地区の計5つのエリアに分かれています。

キャンパス内には、桜やイチョウの木などが植えられた森、天久保池などの池、広い芝生などがあります。

自然豊かな環境となっていますので、勉強に疲れたら、周辺を散歩して、リフレッシュできるでしょう。

周辺には繁華街がないため、勉強に集中しやすい環境です。

なお、筑波大学はキャンパスが広すぎるため、学生は自転車が移動が必須だとも言われています。

良い運動にもなりますので、健康面でも良いメリットが得られるのではないでしょうか?

研究力

筑波大学は、世界レベルの高度な研究を行っている大学としても知られています。

つくば市の研究学園都市に大学が設置されていることもあり、医療や科学などさまざまな分野の研究が行われているのです。

知能ロボット研究室もあり、最新のテクノロジーを活用したロボット開発なども行われています。

また、筑波大学は、文部科学省研究大学強化促進事業にも選ばれており、国からの補助金によって最先端の研究を行うことも可能です。

研究したいテーマがある方、研究者を目指したい方にとっては、進学するメリットがある大学と言えます。

筑波大学のデメリット

どんなに素晴らしい環境が整った大学であっても、何かしらのデメリットがあります。

入学後に後悔しないためにも、悪い面についてもしっかり調べておく必要ことが大切です。

では、筑波大学にはどんなデメリットがあるのかを見ていきましょう。

立地条件は良くはない

筑波大学のデメリットは、立地条件です。

東京から筑波大学までは、約60kmの距離があり、高速バスを使う場合は、75分ほどの時間がかかってしまいます。

電車で通う場合には、つくばエクスプレス線のつくば駅が最寄り駅となります。

東京の秋葉原駅からつくば駅までは、約45分の距離です。

つくば駅から筑波大学までは、かなりの距離があるため、さらにバスで移動しなくてはなりません。

公共交通機関での移動が不便なことから、地元茨城出身の学生はマイカーで通学している人が多いです。

ほかの地域から進学される学生は、学生寮に入ることや周辺のアパートやマンションを借りることを検討したほうが良いでしょう。

就職先

筑波大学を卒業した後の進路、就職先が気になるという方も多いことでしょう。

筑波大学就職課の情報では、就職者と進学者の割合が半分ずつとなっています。

理工学部、情報学部などの学生は大学院へ進学する人が多く、進学率は約80%となっています。

筑波大学卒業生がどんなところへ就職しているのか、学群ごとに見ていきましょう。

理工学部

理工学群の卒業生の約75.0%が大学院へ進学しています。

大学卒業後に就職する人の割合は、19%ほどしかいません。

就職者の内訳は、ソフトウェア・通信関連が一番多く、次いで、メーカーやサービス関係へ就職する人が多い傾向です。

卒業生の主な就職先企業は、三菱UFJ銀行、株式会社セプテーニ、三井不動産レジデンシャル、マツダ株式会社などです。

情報学群

情報学群は、大学院進学者と就職者がほぼ同等です。

就職者の内訳は、ソフトウェア・通信が一番大きな割合を占めており、約62.0%となっています。

情報学群では、情報システム、ソフトウェアサイエンス、ソフトウェア科学などを学びます。

そのため、卒業後は、学んだことを活かせるIT関連の企業へ就職する学生が多い傾向です。

卒業生の主な就職先企業は、LINE株式会社、東芝インフラシステムズ株式会社、株式会社電通デジタルなどです。

学内行事

筑波大学内では、年間を通して色々な学内行事が開催されており、勉強以外にも楽しめることがたくさんあります。

「新入生歓迎会」、「学園祭」、「スポーツ・デー」など、筑波大学で行われている主な行事をいくつかご紹介いたします。

新入生歓迎会

新入生歓迎会は、入学式当日から、新入生と在学生とで交流することを目的としたイベントのことです。

「新歓祭」とも、呼ばれています。

入学式が終わった後に行われる「新入生歓迎祭本祭」のほかに、5月末ごろまで開催される「新入生歓迎祭月間」の2種類のイベントがあります。

「新入生歓迎祭本祭」は、第一エリア、および、石の広場で開催されます。

どちらのイベントにも、スポーツ系、芸術系、文化系などたくさんのサークル団体が参加し、在学生たちと気軽に交流することができるのです。

サークル活動に興味がある方は、新入生歓迎会へぜひ参加しておくと良いでしょう。

学園祭

筑波大学には、「雙峰祭」(そうほうさい)という伝統的な学園祭イベントがあります。

開催時期は、毎年11月頃です。

雙峰祭の地元つくば市でも大きなイベントとなっており、開催期間中は、周辺の学校に通う学生、地元の住民などが約30,000万人もの人たちが集まってきます。

4つのエリアに分かれたキャンパス内には、各サークルや団体による模擬店出店、ダンスや音楽などのステージ発表などがあり、全学部の学生・教職員、お客さんたちが一体となって、大変な賑わいとなります。

雙峰祭では、さまざまな研究紹介なども行われており、大学で行われている研究についても知ることができるのです。

大学の雰囲気がよくわかるイベントとなっていますので、筑波大学への進学を考えている方は、雙峰祭へ出かけてみると良いでしょう。

スポーツ・デー

スポーツ・デー(Sports Day in University of Tsukuba)は、筑波大学の全ての学生や教職員たちがスポーツを楽しむ機会を与えることを目的として開催されます。

開催時期は、毎年春季(5月頃)と秋季の(11月頃)の年2回です。

例年、10,000人以上が参加する大規模なスポーツイベントです。

本格的なスポーツが楽しめる「正式種目」、誰でも気軽に参加可能な「学生委員会企画」、体育会所属団体が主催する「サークル企画」の3つの構成となっています。

バスケットボール、フットサル、ソフトバレーボールなどの球技のほか、水合戦や水攻めなどのユニークな競技も楽しめます。

産学連携への取り組み

筑波大学は、産学連携にも取り組んでいる大学です。

産学連携とは?
産学連携は、大学などの教育機関と民間企業が連携して、開発や新事業の創出を目指すことを目的としたものです。

どのようなことを産学連携を行っているのか、具体的に見ていきましょう。

起業家育成

筑波大学では、起業家を育成するために、「次世代起業家養成講座」、「TCC Basic」、「TCC Advanced」などの活動に取り組んでいます。

「次世代起業家養成講座」は、国際産学連携本部が主催するワークショップです。

事業化の方法、ビジネスプランなどを学ぶことができます。

「TCC Basic」は、次世代起業家を養成のための講座です。

経営や知財知識などを学ぶことができます。

「TCC Advanced」は、本気で起業を目指している人を対象とした講座です。

筑波大出身の企業経営者、起業経験者たちから個別指導を受けることやベンチャー設立をサポートが受けられます。

そのほかにも、文部科学省次世代アントレプレナー育成事業のEDGE-NEXTなど、さまざまなイベント、セミナーなどが開催されています。

筑波大発ベンチャー

このような取り組みの影響もあり、筑波大学からはたくさんのベンチャー企業が登場しています。

筑波大学からベンチャー企業の数は、2021年6月現在で160社以上となっています。

そのうち、現在も活動中のベンチャー企業は、132社です。

リハビリテーション機器開発・販売、インフォグラフィックスを活用した動画コンテンツ制作、AIシステムのコンサルティング業務など、さまざまな分野のベンチャー企業が毎年誕生しています。

将来的に企業を考えている方にとっては、筑波大学で学ぶことで、良いきっかけを掴めるかもしれません。

筑波大学の国際産学連携本部の公式サイト上に、筑波大学発ベンチャーリストが掲載されていますので、興味を持った方はチェックしてみると良いでしょう。

主な研究成果

筑波大学は、ノーベル賞受賞者が多い大学としても知られています。

これまでに、朝永振一郎博士、江崎玲於奈博士、白川英樹博士など、ノーベル賞受賞者を3名も輩出しています。

最後に、3名のノーベル賞受賞者の功績について、見ていきましょう。

朝永振一郎

朝永振一郎博士は、量子電気力学の発展において、大きな功績を残した研究者です。

1965年に、ノーベル物理学賞を受賞しています。

日本人では、2番目となるノーベル賞を受賞した人物です。

1941年に筑波大学教授に就任し、ノーベル物理学賞の対象となる超多時間理論、量子電気力学などの研究に取り組みました。

2006年には、朝永振一郎博士の生誕100年を記念して、筑波大学で朝永振一郎博士生誕100年記念事業が実施されました。

江崎玲於奈

江崎玲於奈博士は、半導体内、超伝導体内におけるトンネル現象の研究に取り組んできました。

1957年には、トンネル効果を半導体ゲルマニウムp-n接合によって検証し、エサキ・ダイオードを発見します。

その大きな功績が認められて、仁科記念賞、東洋レーヨン科学技術賞などさまざまな賞を受賞しています。

そして、1973年には、日本人では4人目となるノーベル物理学賞を受賞しました。

1992年から1998年までは、筑波大学の学長を務めており、教育活動にも取り組んできました。

白川英樹

白川英樹博士は、薄膜状ポリアセチレンの合成、ケミカルドーピングによる導電性発現の発見などで知られる研究者です。

1979年から2000年までは、筑波大学に在籍して、助教授、教授、第三学群長などの立場で教育活動にも取り組んでいます。

2000年には、導電性ポリマーの発見と開発で、ノーベル化学賞を受賞しました。

まとめ

今回は、筑波大学に通うメリット、学校行事、卒業生の進路、取り組みなどをご紹介しました。

筑波大学は、交通の便が少し悪く、都心から通いにくいというデメリットはありますが、周辺は落ち着いた環境となっており、勉強するのには最適な場所と言えます。

大学構内には、スターバックス、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなども揃っています。

専攻学群以外の科目も履修できますし、研究活動も盛んです。

たっぷり勉強や研究をした人、起業を考えている方にとっては進学するメリットが大いにある大学といって良いでしょう。

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