HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
これから本格的に就活へ取り組んでいく皆さんへ、今回は就活生を5つのタイプ別に紹介して特徴や進め方を紹介していきます。
どのようなタイミングで就活を開始して進めていくべきか、迷っている方は自分に近いタイプを参考にしてみてください。
就活ルール変更後の学生の5タイプを大予想!
これから自分のキャリアを考えようと思っている学生のみなさん。
「新卒一括採用ルール」の変更や廃止についてのニュースをよく目にするようになりましたね。
経団連としては、端的にいうと「学生が学業に専念する時間を確保」することが狙いとのことです。
そのため、必ずしも「大学1年生から就活をしなくてはいけない」ということではなく、学業とキャリア選択を両立しやすい自分に合ったタイミングで就活の時期を設定できる、ということが本質的な点です。
しかし、これまで敷かれていた「レール」のような存在がなくなり、逆に何をすれば良いのかわからなくなると心配している学生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、就活ルールの変更や廃止が行われる前である今だからこそ、どのようなタイミングで「就活」をするのか、5つのモデルを予想してご紹介したいと思います。
※1 あくまで予想なので、ご自身が一番近いものがどれかを知っていただき、その上でご自身のキャリアについて考える機会をさらに設けるきっかけにしてください。
※2 今回の記事では留学や休学、そして大学院への進学などは時間軸から除いていますがご自身のキャリア意識と合わせて考えてみてください。
※3 この記事では「就活を始める」とは、短期や長期を問わないインターン、本選考を意識し始めるタイミングを指すことにします。
1年生からガツガツ就活を始めるタイプ
[アドバイス] 2019年4月からの学年でお伝えすると、1年生からこの記事にアクセスしているということはこのタイプに近いのかもしれません。
また、すでに長期インターンを始めていたり、2年生から就活を始めようとしている人もここに当てはまるでしょう。
働くという体験からキャリアの仮説検証をしたいあなたは、すぐにでも行動を始めましょう。
注意したいのは、一度働いた経験だけで全てを判断しすぎないことです。
自分の肌で感じたことはもちろん大切ですが、すでに働いてる社会人の人からもしっかりと対話を行い、いろんな価値観に触れることで自分の価値観も広げていくと良いでしょう。
行動を起こしていくと、徐々に人脈も増えます。
その人脈も存分に生かして、いろんな人に会うことをおすすめします。
就活が順調に終われば、3年生からは学生のうちにやっておきたいことを思う存分楽しむと良いでしょう。
趣味を一緒に楽しむ仲間を作ったり、コミュニティに属することも良い経験になるのではないでしょうか。
1年はサークルなどで楽しみ2年生から就活を始めるタイプ
[アドバイス] いまサークルや部活動に熱心に取り組んでいるけれど、キャリアについても意識し始めた方はこちらに当てはまるでしょう。
意識することは、サークルや部活動に一度属すると、当初は1年だけと考えていても、なかなか抜け出しづらいものです。
周りに流されず、自分の意思で行動できるように心がけると良いかもしれません。
また、それらのコミュニティで自分のことを応援してくれる人を大切にして、そういった人との付き合いはぜひ続けていきましょう。
そして,キャリアを考えるためにはやはり実際に働いた経験が大切になります。
アルバイトの経験もかけがえのないものですが、自分が社会に出たときにどんな働き方をしたいのか,どんな仕事にやりがいを感じるのかをより明確にするために長期インターンに参加することをお勧めします。
アルバイトはマニュアルを基に動くことが求められる場合が多い一方、長期インターンではこれといった正解がないことに取り組むこともあります。
正解のない問題と向き合った経験は、社会で働くときにも貴重な経験となるでしょう。
就活が落ち着けば、サークルや部活動に励むのも良いですし、自分の趣味や旅行に行くのも良いでしょう。
長期インターンで価値を出すことにハマってしまうと、最後まで続けているかもしれませんね。
現行の就活生と同様に3年から始めるタイプ
[アドバイス] 就活ルールが変更にあるからといっても、サークルや部活動でも責任のある立場でなかなか就活を始められない、意識高い系が早く始めるだけでしょ?と心のどこかで感じている人がここに当てはまるのではないでしょうか。
就活を始めるときにはこれまでの先輩と同じような流れを踏むと考えられるので、部活やサークル、アルバイトで得られた先輩とのつながりを上手く活用しましょう。
また,そのようなコミュニティで自分の得意なことや活躍できることを少しずつ把握していきましょう。
いざ就活を始めるとなったときに自己分析を始めるのではなく、日々自分と少しだけでも対話ができるとより良いでしょう。
就活で意識すべきことは、企業側は「他社よりも早く優秀な学生が採りたい!」と考えていることを自覚しておくこと。
ようやく就活を始めたら、どうしても行きたいと思っていた企業のエントリーがすでに終わっていた、ということのないように、段取りよく進めていきましょう。
4年までは学業に専念、卒業後に就活をするタイプ
[アドバイス] せっかく専門的なことを学ぶことのできる環境なら、学術的なことをしっかりと学ぶことに時間を使いたいと考えている人はこちらに当てはまるでしょう。
従来の就職活動では学生の間に終えるのが当たり前でしたが、そんな常識にもとらわれず、自分が信じた方向に従って行動をしているのですね。
前例がないので、やはり不安もあると思いますが、研究の成果や研究をする中で学んだ課題解決思考などを必要としている企業はたくさんあります。
ぜひ自信を持ってください。
就活で意識すべきことは、研究に励む一方で、社会で働く経験が学生時代にあまり確保できないという懸念点を克服することです。
研究やゼミが忙しくなる前の2年生の頃に短期・長期のインターンにいくつか参加しておくと良いでしょう。
また、周りの学生は学生のうちに研究よりもキャリアを優先して、自分のこれまでの活動を棚卸しして志望動機を考えていたりもするので,学業に励んだ強みを言語化している必要があるでしょう。
就活という就活をしないタイプ
[アドバイス] 1年生から長期インターンや、学生団体で積極的に社会に対して行動を起こしている人が当てはまります。
明確に起業やフリーランスを志しているわけではなくとも、選択肢のひとつとして考えているという人もここの要素を含んでいるでしょう。
学生としての時間の使い方も、「おもしろい!」または「成長できる!」という環境にどんどん飛び込んでいるのではないでしょうか。
結果として、アルバイトよりも長期インターンなどの環境にいる人が多いかもしれません。
キャリアの中で意識すべきことは、活動的な自分を応援してくれる仲間をどんどん作ることです。
時にはネガティブなことを言ってくる人もいるかもしれませんが、応援してくれる人の言葉をぜひ大切にしてほしいですね。
このタイプは自分の目的意識に従ってどんどん行動を起こす反面、それ以外のことをやりたがらない傾向があります。
学生のうちは確かに時間は限られていますが、やる前から判断しすぎず、多様な経験を積んでおくと良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか? 今回の記事では、就活生を大きく5つのタイプに分け、これからの就活を始めるタイミングと学生の傾向の予想をしました。
お伝えしたいことは、自分の大学生活をどのように過ごしたいのかということを明確にしておいたほうが良いということです。
そうでなければ貴重な4年間をただなんとなく過ごし、ムダにしてしまう恐れさえあります。
そして、どのタイミングから就活を始めるにしても、自分自身のキャリアについては日々考えておくことは大切です。
インターンシップや本選考を意識する以前に、
などを日常から少しずつ考えておくだけでも良いでしょう。
最後になりますが、単に就活を早く始めることがあなたのキャリア形成にとって必ずしも良いとは限りません。
どのような目的を持っているのかにもよりますし、サークルや学生団体、部活動、アルバイトでも人脈形成ができたり、上記のように自分について知る機会になったりします。
さらに、とことん何かに打ち込む経験は、就活でのエピソードとしても結果的に話せるようになるかもしれません。
ただなんとなく参加するのではもちろん価値は減ってしまいますが、頭を使いながらそれらの活動を楽しんでいただくことも有意義な大学生活の1つでもあると思います。
ぜひ自分の目的にあった大学生活を送るとともに、自身のキャリアや就活が充実するよう考えてみてください。