理系女子が目指すべき職業!企業選びのポイントも徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

理系女子は、文系女子よりも就活において有利であるといわれており、高校時代は就職のことを考えて理系の大学を選んだという方もいるでしょう、

しかし、実際に就活を始める時期になると、どのように企業を探せば良いのかわからなくなってしまう方もたくさんいます。

理系女子は就職先の選択肢が多く、それがかえって悩みの原因となるのです。

今回は、理系女子が目指すべき職業や企業選びのポイントについて解説します。

就活で悩んでいる方は、ぜひ参考にして志望企業を見つけてください。

【理系女子の職業】理系女子の就活のポイント

就活を成功させるには、最初に押さえておくべきポイントがあります。

業界や職種選びで失敗してしまうと、なかなか内定がもらえないおそれもあるのです。

ポイントを押さえられているかどうかが就活を有利に進めるための分かれ道であり、開始前にしっかり頭に入れておきましょう。

特に理系女子は、理系学生としての就活の進め方だけでなく、さらに女性としてどのように就活を行えば良いのかを知っておかなければなりません。

以下で、理系女子が就活を進めるうえでのポイントをご紹介します。

理系女子の求人は増えている

近年の日本では理系文系を問わず、女性が社会的に活躍できる場面を増やす動きが活発化しており、この流れをくんで、理系女子の求人も増加傾向にあります。

特に、第5次男女共同参画基本計画においては、2020年代の早い段階で女性管理職の割合を少なくとも3割ほどにすることを目指しています。

しかし、理系の職種はそもそも女性の比率が少ないところも多く、女性の採用が急務となっているのです。

今後もその傾向が続くと予想され、理系女子であれば、就活をある程度有利に進められるでしょう。

応募の仕方が2種類ある

理系であれば、企業への応募方法は大きく分けて2つあります。

文系と違って、就活サイトで企業を探してエントリーしたり、企業の採用ページから直接応募したりするだけではありません。

理系学生には、大学や研究室の教授の推薦により入社するという方法があるのです。

これは、理系職種は専門性が高く、大学での専攻テーマが採用に直結する場合があるという特徴からくるものです。

文系学生のとは異なる流れで就活を進めていく可能性もあることを、しっかり覚えておきましょう。

自由応募

自由応募は、文系の学生と変わらない一般的な就活の方法です。

就活サイトなどで気になる企業を自分で探してエントリーし、書類選考や面接を受けます。

就活といえば、この方法をイメージする方がほとんどではないでしょうか。

この方法であれば、ご自分の専攻内容に関係なく、好きな職種にチャレンジできます。

ただし、大学での研究内容が選考に影響を与えない場合も大いにあり得ることは注意してください。

仕事に今の研究テーマを活かしたい場合は、応募企業をうまく選ぶことが大切です。

推薦応募

理系学生の就活には、推薦応募という方法もあります。

これは、その名の通り、大学もしくは企業に太いパイプを持っている教授による推薦で入社できる制度です。

基本的には、大学に求人が来た企業の中から、応募する企業を選ぶことになるでしょう。

そして、推薦が取れればほぼ内定が決まるものや、書類選考や適性検査など一部の選考プロセスが免除されるものなど、企業によってさまざまなパターンがあります。

推薦を取れたとしても、内定まで確約されているとは限らず、自由応募と同じく綿密な準備が必要です。

さらに、推薦を受けるには一定の成績を求められることが一般的であり、研究でも一定の評価を得ていなければなりません。

自由応募との掛け持ちが制限されていることもあります。

大学院進学を考えるのもアリ

理系学生の場合、現在進めている研究をさらに進めたい方は、就職を急がずに大学院への進学を視野に入れても良いでしょう。

学部で行える研究には限りがあり、大学院にして研究を続ければ、さらに内容が強化され企業からの評価や注目度も高くなります。

そうなれば、大企業の専門職として働くことも夢ではありません。

むしろ、大企業の研究職として働いている社員の多くが大学院卒であると言っても、過言ではないでしょう。

また、大学院卒は学部卒よりも初任給が高めに設定されていることも、おすすめポイントの1つです。

ただし、大学院進学を希望する場合は、社会に出る時期が一般的な学生よりも遅れてしまうことと、進学に必要な費用がネックとなることも忘れてはいけません。

【理系女子の職業】理系女子の強み

自己PRや自分の長所について聞かれたときに、どのように答えれば良いかわからず悩んでいる方もいるでしょう。

実は、理系女子であるからこその強みというのものがあります。

理系の研究を続けてきたことによる強みと、女性がもっている強みの両方を兼ね備えているのが理系女子です。

ご自分では普通のことだと思っていても、周囲からは高く評価されているところがあるかもしれません。

以下を参考に、ご自分の理系女子としての強みはどういったところにあるのか見つけてください。

数字に強いこと

理系の研究は、文系と比べて数字を扱う機会が多く、理系女子は数字に強いという良さがあります。

ビジネスも数字がものをいう世界であり、理系女子が活躍できる場も多いはずです。

また、仕事で結果を出すには、統計データをいかに活用できるかも大きなポイントとなります。

その点、理系の実験には分析をすることも多く、論文を仕上げるためには統計知識が必要になるため、統計に苦手意識はないでしょう。

理系女子は数字の活かし方を心得ており、それが強みです。

論理的思考力

理系女子には、論理的に考える力も備わっています。

理系の研究をまとめて発表するためには、誰もが納得できるように論理的な説明ができなければなりません。

それはビジネスでも同様であり、顧客や自社のメンバーを納得させるには、感情に訴えかけるのではなく、論理的な説明が不可欠です。

理系女子は論理的な説明に慣れており、その能力はきっとビジネスの場でも存分に活かせるでしょう。

理系女子がもっている論理的思考力は、どのような仕事でも重宝します。

精神力

理系女子がもっている強い精神力は、企業からも高く評価されています。

理系の研究は、欲しかった結果が出ないことも多く、まさにトライ・アンド・エラーの繰り返しです。

自他ともに認める努力をしていても、なかなか結果がついてこないこともたくさんあります。

それでも粘り強く、研究を成し遂げる精神力は、就職したあともさまざまな場面で活かせるでしょう。

望んでいたような結果が出なくても努力し続けられる精神力は、研究で苦労を重ねてきた理系女子がもっている強みです。

 女性ならではの強みも活かそう

理系女子には、コミュニケーション能力の高さなど女性としての強みもあり、そのようなところをアピールするのもおすすめです。

実際、女性は男性よりもコミュニケーション力があり、周囲に対する細かい気づかいに長けているという研究結果も出ています。

理系の就職先には、研究職など1⃣人で作業する時間の長い職種も多くあげられますが、チームで研究を進めていくことも多く、メンバー同士のコミュニケーションは不可欠です。

また、他人に対する気づかいが自然にできる長所を活かして、顧客を相手にするような営業職でも、理系女子なら十分務まるでしょう。

女性がもっているコミュニケーション能力とホスピタリティは、どのような職に就いても必ず役立ち、強力なアピールポイントとなります。

【理系女子の職業】理系女子が強みを発揮できる業界

理系女子が、特にご自分の強みを発揮しながら活躍できる業界をご紹介します。

理系といえば、まず思いつくのがメーカーなどのモノ作り業界ではないでしょうか。

また、人々の生産活動や日常生活を支えるエネルギー業界やモノ作りに欠かせない素材業界も、化学や物理など理系の知識を存分に活かせる業界です。

情報・IT業界も、毎年多くの理系女子が注目する業界であり、大学でプログラミングなどを学んだ経験があれば、それを活かせます。

さらにくわしく知りたい方はこちらをお読みください。

【理系女子の職業】理系女子が強みを発揮できる職種

先ほども述べたように、理系女子がもつ強みは、数字への強さ・論理的思考力・精神力の3つといわれています。

ただし、どの力も仕事を成功させるには欠かせないものであるにもかかわず、誰にも備わっている能力とは言えません。

だからこそ、理系女子には自らがもっている能力を発揮できる舞台がたくさん用意されているのです。

たくさんある職種の中でも、特に理系女子が強みを活かしやすい職種についてご紹介します。

ぜひご自分の力を存分に発揮して活躍できる天職を見つけてください。

エンジニア

理系女子の強みを十分に発揮できる職種の1つとして、エンジニアがあげられます。

エンジニアは、システムの設計から開発、そして問題がないかのテストを行い、リリース後も問題なく稼働させるために運用・保守を担う仕事です。

特にIT業界は、以前から人手不足が叫ばれており、その専門性の高さと尽きない需要で注目を集めています。

また、エンジニアに必要なのは技術や知識だけではありません。

理系女子には、営業職と技術職の両面を兼ね備えたセールスエンジニアという職業もおすすめです。

営業活動を行うには、技術面ので揺るぎない知識のほかに、顧客に対する気づかいなどきめ細やかさが求められ、コミュニケーション能力や気づかいに自信のある方にはぴったりです。

研究開発職

理系の研究を必死に続けてきた理系女子の中には、大学で培った理系知識を活かして働きたいと考えているという方もいるでしょう。

そのような方へ特におすすめなのが、研究開発職です。

これは、技術や新しい原料などを開発して、これまでになかった新しい商品の誕生につなげる仕事であり、生半可な知識ではできません。

研究開発職に就くためには、大学や大学院での専攻内容も重要になってきます。

だからこそ、専門性を活かした仕事がしたい理系女子におすすめしたい職種です。

学問を活かした職種もおすすめ

これまでに学んできた知識を活かせるのは、何も研究開発職に限ったことではありません。

たとえば、工学部であれば機械設計、農学部であれば企業で品質管理に携わるだけでなく飼育員やJA職員など、これまで学んできた学問が使える職種はたくさんあります。

これまでの大学の研究生活で培った知識を無駄にしないため、自分が学んだ内容に近い職種を探してみましょう。

実際に働くときになっても、仕事内容がある程度わかっているという安心感もあるはずです。

文系職種もおすすめ

理系女子の就職先というと理系の職種をイメージしがちですが、実は文系職種にも適性があるのをご存じですか。

一口に文系職種と言っても、経理・財務そしてマーケティングは数字を扱うことが多く、理系女子にも高い親和性があるのです。

理系女子の強みの1つに数字への強さがあり、以上のような職種であればそれを存分に活かせるでしょう。

理系職種に興味をもっていなかった方でも、理系女子である強みを発揮できる舞台はたくさん用意されています。

【理系女子の職業】理系女子が企業を探すときのポイント

理系女子が就職先を探すときには、どのようなポイントについて注目すべきなのでしょうか。

まず、理系や文系そして性別に限らず、待遇についてはしっかり確認しておく必要があります。

また、社風が自分に合っているかも、長く働き続けるためには大切なチェックポイントです。

そして、将来的に結婚や出産を考えている場合は、妊娠中や子育て中の女性社員に対するバックアップ体制がきちんと確立されているかも、確かめておく必要があるでしょう。

残業時間

理系女子の企業選びで、注目すべきなのが残業時間です。

特に、研究開発職は仕事量が多く、定時に仕事が終わらないことも日常茶飯事であり、夜も会社に居残る時間も長くなりがちであるという特徴があります。

研究や開発の仕事には実験や経過の観察などがつきものであり、定時で終わらせるのは難しいことも珍しくありません。

なお、企業の残業時間は平均20時間といわれています。

この値を参考にして、企業を調べてみましょう。

20時間を大幅に越えているようであれば、注意が必要かもしれません。

女性従業員の人数

特に理系の専門職の場合、女性の従業員数が少なくなりがちです。

理系の大学に進学する女性が増えてきたといっても、現在企業で働いている社員の男女比には、理系が男性社会と出会ったときの名残があるかもしれません。

女性従業員が少ないと、ご自分の働き方のロールモデルとなるような存在がなくて、苦労する可能性もあります。

なぜなら子育て中の時短勤務など、制度自体はあっても利用した人がまだいないという事態もあり得るからです。

「女性従業員もいたほうが心強い」と感じる方は、女性従業員数を確認しておきましょう。

もちろん、理系職種に占める女性従業員の割合も大切なデータです。

将来は管理職を目指したいのであれば、女性管理職の割合も確認する必要があり、12%以上であることが目安となります。

産休・育休が取れるか

理系女子としてバリバリ働くことを希望していても、結婚して子どもを育てたいという気持ちも同時に尊重されなければなりません。

出産後もそれまでと同様に働いて仕事と子育てを両立させたい場合は、産休・育休の取得率にも目を向けてください。

もちろん、産休や育休は企業の労働者として正当な権利です。

しかし、取得しにくい企業風土の会社も残っているので、まだ先のことだと思わず、今から産休・育休の取得率も考慮した就活を行うと良いでしょう。

説明会・面接で聞くのもアリ

理系企業もしくは理系職種には、男性が社員のほとんどを占めていて、産休や育休の取得に関して前例がない場合もあります。

そういったときは、説明会や面接の逆質問で、その企業の意向を聞いてみましょう。

女性従業員を積極的に採用し、女性も男性と同じように尊重しようという意志のある企業からは、納得できる回答を得られるはずです。

理系女子の先輩の中には、前例がないという理由で育休や産休を取れなかった方も実際に存在し、そのような会社は避けたほうが良いでしょう。

まとめ

理系女子には、数字に強く、論理的思考力があり、強い精神力があるという強みがあります。

また、女性としての特性を活かしたコミュニケーションや気配りが得意な方も多いです。

そういった部分を活かせば、学生時代に培った知識を活かせる理系職種以外にも、経理や財務、そしてマーケティングなどにも意外な適性があります。

ただし、理系職種の多い企業の中にはまだ女性の数が少ないところもあり、女性が将来にわたって働きやすい職場かどうかを確認しておいたほうが良いでしょう。

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