【例文10選】広告業界インターンの志望動機の書き方を徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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【広告業界インターンの志望動機】はじめに

広告業界のインターンは、人気が高く倍率も高いため、事前準備が欠かせません。

本記事では、エントリーシート作成から選考通過後の対策、さらに面接で好印象を与えるためのコツまでを体系的に解説します。

業界への理解と、自分の経験をどう活かすかを結びつけて伝える力が問われます。

広告の仕事はアイデアだけでなく、論理や人との関係構築も重視される領域です。

本記事を通じて、他の応募者と差をつけられる準備と姿勢を身につけてください。

【広告業界インターンの志望動機】広告業界のビジネスモデル

広告業界のビジネスモデルは、広告主とメディアの間に立ち、商品やサービスの認知拡大や販売促進を支援する構造です。

広告主は自社製品を多くの人に届けたいという目的のもと、広告代理店に業務を依頼します。

代理店は広告主の意向を汲み取り、テレビや新聞、インターネット、SNSといった多様なメディアの中から最適な広告媒体を選定します。

また、広告の企画や制作も担い、伝えたい情報を視覚的・感情的に伝える表現力も求められます。

代理店の主な収益源は広告主からの手数料であり、広告の出稿量や契約形態に応じて変動します。

最終的には、広告が消費者に届き、行動変容を促すことが成功の指標となります。

このビジネスモデルは、企業のマーケティング戦略の中核を担うと同時に、社会全体に情報を流通させる重要な役割です。

【広告業界インターンの志望動機】広告業界の種類

広告業界を志す上で、その中にどのような種類の企業が存在するのかを理解しておくことは重要です。

広告代理店と一言で言っても、その業務範囲や役割、働き方は大きく異なります。

ここでは、広告業界で代表的な3つのタイプを紹介します。

総合広告代理店

総合広告代理店とは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、屋外広告など、あらゆる広告媒体を対象に業務を展開する企業です。

クライアントの課題に対し、メディア選定から企画、制作、運用、効果検証までワンストップで対応します。

このため、扱う案件のスケールが大きく、国民的なキャンペーンや大企業のプロジェクトに関わることも少なくありません。

幅広い分野の業務を経験できる反面、業務量が多くスピード感も求められます。

複数の媒体を連携させたプロモーションに興味があり、多角的な視点を活かしたい人には向いているフィールドです。

代表的な企業としては、電通や博報堂、ADKがあります。

専門広告代理店

専門広告代理店は、特定の媒体領域に特化したサービスを提供する企業です。

Web広告に特化した企業や、交通広告・屋外広告の領域を得意とする会社など、分野ごとに専門性を深めています。

媒体に特化しているからこそ、企画の自由度や表現の柔軟さ、予算調整のしやすさといった点で、クライアントに対して具体的かつ高精度な提案が可能です。

また、比較的小規模な組織が多いため、一人ひとりの裁量が大きく、早期からプロジェクトの中心を担うこともできます。

特定分野の広告スキルを高めたい人に適しており、成長意欲の高い就活生からも注目されています。

代表的な企業としては、サイバーエージェントやhunnyなどがあります。

ハウス・エージェンシー

ハウス・エージェンシーとは、特定の企業またはグループのために広告業務を担う専属代理店のことです。

親会社の広告を専門的に取り扱い、戦略立案から制作、媒体選定までを一貫して行います。

鉄道会社や新聞社、大手メーカーなどのグループ企業が設立するケースが多く、親会社の安定した経営基盤を活かして、広告会社としても大きな売上を誇ります。

実際に、日本の広告会社売上ランキング上位20社のうち半数以上がハウス・エージェンシーです。

特定の企業に深く関わり、その価値を継続的に伝える業務に携わりたい人に向いています。

代表的な企業には、JR東日本企画、東急エージェンシー、朝日広告社などがあります。

【広告業界インターンの志望動機】広告業界の職種と仕事内容

広告業界には多様な職種が存在し、それぞれが異なる役割を担いながらチームとして連携しています。

ここでは、広告業界の代表的な3つの職種について、それぞれの特徴や業務内容を詳しく紹介します。

営業職

営業職は、クライアントと広告代理店をつなぐ架け橋の役割を担っています。

主な業務は、企業のマーケティング課題を把握し、最適な広告施策を提案・実行することです。

提案内容にはテレビCM、Web広告、交通広告、イベント施策など多岐にわたる手段が含まれます。

クライアントのニーズを汲み取りながら、社内のクリエイティブ部門やメディア担当、外部の制作会社などと連携し、プロジェクトの進行管理やスケジュール調整を行います。

また、成果を測定し、クライアントへ報告するまでを一貫して担当するため、高いマネジメント力と折衝力が必要です。

広告の最前線で活躍するためには、コミュニケーション力だけでなく、トレンドをキャッチする情報収集力も欠かせません。

クリエイティブ職

クリエイティブ職は、広告の表現を形にするプロフェッショナルです。

コピーライター、アートディレクター、デザイナーなどに分かれ、それぞれがチームを組んで、広告の企画から制作までを担います。

たとえばコピーライターは商品やサービスの魅力を言葉で伝える役割を担い、アートディレクターは全体のビジュアルやコンセプト設計を統括します。

デザイナーはビジュアルの制作を行い、写真やイラスト、レイアウトなどの設計に関わります。

この職種では、美的センスや独自のアイデアが求められる一方で、企業や商品に応じた論理的な思考やマーケティング理解も重要です。

Adobeの各種デザインツールのスキルや、デザイン系の学習経験も評価される要素となります。

マーケティング職

マーケティング職は、クライアントの商品やサービスが市場で効果的に受け入れられるよう、戦略の立案と分析を担います。

市場調査や競合分析を通じて、ターゲットの動向やニーズを把握し、それに基づいた広告施策を考案します。

施策の効果をデータで検証し、必要に応じて改善を繰り返す業務のため、論理的思考力や分析力が重視されます。

また、デジタルマーケティングの分野では、アクセス解析やSNSの運用、リスティング広告などに関する知識も求められます。

この職種では、数字に基づいて戦略を構築する力が重要となるため、文系理系問わず、ロジカルに課題解決ができる人材が活躍しやすいです。

マーケティングの知見を持つことは、広告業界において企画力を高める大きな武器となります。

【広告業界インターンの志望動機】広告業界のインターンはどんな種類がある?

広告業界のインターンには、企業理解を深める目的のものから実践的なスキルを磨くものまで、幅広い形式が存在します。

ここでは、広告業界でよく実施される3つの代表的なインターンについて、それぞれの特徴と参加時のポイントを詳しく解説します。

説明参加型インターン

説明参加型インターンは、企業が学生向けに実施する短時間のセミナー形式のインターンです。

広告業界の業務内容や業界全体の構造を理解する機会として活用されることが多く、広告代理店の役割や部門ごとの仕事内容などを広く知ることができます。

また、企業の方針や働く環境、先輩社員のキャリアなどにも触れられるため、企業研究の一環としても有効です。

選考がないことが多く、参加のハードルが比較的低いため、広告業界を志望し始めた段階の学生にも適しています。

この形式では、積極的に質問をしたり、社員との対話を通して自分の関心分野を深めたりすることが、学びを最大化するためのコツとなります。

短期のグループワーク型インターン

短期のグループワーク型インターンは、2〜5日程度で実施される選考型のインターンです。

主に大手広告代理店が開催しており、実際の広告企画を模したワークに取り組むことが一般的です。

参加者は複数人のチームを組み、商品やサービスのターゲット分析、広告コンセプトの立案、プレゼン資料の作成、発表までを短期間で行います。

社員からフィードバックを受ける機会も多く、実務に近い環境で自分のアイデア力や協調性を試すことができます。

一方で、応募時の選考があることが多く、エントリーシートや面接などで課題解決力やコミュニケーション能力が問われるため、事前準備が欠かせません。

このタイプのインターンは、広告業界での働き方や自分との相性を確認する貴重な機会となります。

長期の業務体験型インターン

長期の業務体験型インターンは、数週間から数か月にわたって実施される実践型のインターンです。

主に中小規模の広告代理店やベンチャー企業で多く取り入れられており、日常の業務に実際に携わることが特徴です。

営業職を志望する学生にとっては、クライアントへの提案資料作成や実際の営業同行など、責任ある仕事を経験できる貴重な場となります。

また、企画やマーケティング、Web広告運用といった専門業務を間近で体験することで、将来の職種選びに役立つリアルな知見が得られます。

社員との距離が近く、実務のなかでスキルアップが可能な点が大きな魅力です。

継続的な参加を通じて信頼を得られれば、そのまま本選考に有利に働くケースもあります。

広告業界で即戦力となる経験を積みたい人には、特におすすめのインターン形式です。

【広告業界インターンの志望動機】志望動機で見られるポイント

インターンや本選考において、志望動機は多くの企業が重視する評価項目です。

なぜこの業界なのか、なぜこの会社なのかを自分の言葉で語れることが求められます。

以下の3つは、特に多くの企業が確認している代表的な評価ポイントです。

会社や業界の理解

企業は、応募者がどれだけ自社や業界のことを理解しているかを通じて、志望動機の本気度を判断します。

業務内容や企業の特徴、業界の課題や将来性まで理解したうえでの動機であれば、説得力が高く評価されやすくなります。

会社が求める人材とマッチしてるか

どれだけ能力が高くても、社風や価値観、仕事内容と合わなければ、入社後にミスマッチが起こる可能性があります。

企業側は、活躍しやすい環境に適した人材かどうかを見極めるために、志望動機を通して価値観や適性を確認しています。

自社との接点を具体的に示すことで、採用後の活躍をイメージさせやすくなります。

志望度

企業は、採用にかかるコストや時間を無駄にしないために、志望度の高い学生を優先的に採用する傾向があります。

そのため、志望動機の中に、なぜこの企業でなければならないのか、という理由があるかが注視されます。

志望度の高さは、企業研究の深さやエントリー時の文章の熱量、面接での発言などにも表れます。

【広告業界インターンの志望動機】志望動機でアピールするポイント

広告業界を目指す就活生にとって、志望動機でどのような強みをアピールすべきかは悩みどころです。

以下では代表的なアピールポイントを紹介します。

コミュニケーション能力

広告業界は、社内のチームメンバーだけでなく、クライアントやメディア関係者など多くの人と関わる仕事です。

そのため、表面的な会話の上手さだけでなく、相手の意図を汲み取る洞察力や、要点を整理して伝える論理性、誤解なく届ける表現力など、幅広いコミュニケーション能力が求められます。

特にクライアントのニーズを深く理解し、それを適切な形で企画に落とし込むためには、傾聴と対話の力が欠かせません。

自分の意見を押し付けるのではなく、相手と信頼関係を築きながら対等にやり取りする姿勢が重要です。

志望動機では、自身のコミュニケーション力が発揮された具体的な経験を交えながら、その力をどのように広告業界で活かしたいかを示すことが効果的です。

発想力

広告業界では、消費者の目を引き、記憶に残る表現を生み出すために、常に新しい発想が求められます。

ありきたりな表現や既視感のある企画では埋もれてしまい、広告としての価値を持ちません。

そのため、ゼロからアイデアを生み出す力に加えて、既存の事例や技術を新しい文脈で再構築する柔軟な発想も重視されます。

また、独自性だけでなく、広告としての目的や効果に結びつく実用性のある発想であることも重要です。

視点の転換や日常の疑問から生まれるひらめきなど、創造性の源泉は多岐にわたります。

志望動機においては、自分がどのような場面で発想力を発揮してきたか、何を意識してアイデアを考えてきたかを伝えることで、説得力が増します。

情報収集力

変化の早い広告業界において、常に時代の空気を捉え、適切な提案につなげるには、高い情報収集力が不可欠です。

トレンドや世間の関心、社会課題、消費者のインサイトなど、日々移り変わる情報を常にアンテナ高くキャッチすることが求められます。

また、クライアントに応じた企画を提案するには、その企業や市場環境に関するリサーチも欠かせません。

情報が多すぎる現代においては、単に調べるだけでなく、取捨選択しながら必要な情報に短時間でたどり着く力も問われます。

そのうえで、得た情報を分析し、説得力のあるアウトプットへとつなげるスキルが成果を左右します。

志望動機では、こうした情報収集への姿勢や習慣、実際に役立てた経験などを具体的に盛り込み、広告業界に活かしたい視点を伝えると効果的です。

【広告業界インターンの志望動機】志望動機の書き方・構成

特に広告業界は人気が高く、同じような志望理由が並びやすいため、志望動機の構成に工夫を凝らし、自分の視点と経験を踏まえた説得力のある内容に仕上げる必要があります。

以下ではおすすめの書き方と構成を解説します。

結論

志望動機の冒頭では、自分が広告業界の中でもその企業のインターンを志望するという結論を明確に伝えることが重要です。

文章の冒頭に結論を置くことで、採用担当者は読み始めた時点で応募者の目的や関心を把握でき、次の内容にも自然と興味を持ちやすくなります。

一方、前置きが長くなってしまうと、何を言いたいのかが伝わらず印象が薄くなるため、初めの一文は端的でありながら意欲が伝わる内容にまとめる必要があります。

文字数としては60〜80字程度を目安にし、曖昧な表現や冗長な言い回しを避けることで、読みやすく伝わりやすい志望動機の導入になります。

広告業界を志望する理由

続いて、業界を志望する理由を述べることで、個別の企業への関心が一時的なものではなく、広告業界全体への関心に基づいていることを示します。

このパートでは、どのような経験や価値観が広告業界への興味につながったのかを述べると、説得力が高まります。

たとえば自分が影響を受けた広告や、人に何かを伝えることへの関心など、原体験に近いエピソードを盛り込むことで、自分らしさを出すことができます。

業界理解が浅いと感じさせてしまうと、他の業界でも良いのではと疑われる可能性もあるため、広告業界ならではの魅力や意義をしっかりと言語化して伝えることが求められます。

その企業を志望する理由

広告業界には多数の企業がある中で、特定の企業を選んだ理由を明確に伝えることは、志望動機において他の応募者と差をつける上で極めて重要です。

企業の規模や知名度といった一般的な魅力に触れるだけでは説得力に欠けるため、自分自身が調査を通じて特に惹かれた理念、印象に残った事例、あるいは他社にはない制作方針など、具体的な情報をもとに動機を構築する必要があります。

そのうえで、自分の持つ価値観やスキル、過去の経験と企業の特徴がどのように重なり合うかを明確にし、互いにとって相性が良いことを示すことで、納得感のある志望理由に繋がります。

成長の場としてふさわしい企業であること、自分の能力が活かせる環境であることを論理的に伝えることで、強い志望度を印象づけることができます。

結論・意気込み

志望動機の最後には、もう一度結論を繰り返し、企業への熱意とインターンで得たいこと、貢献したいことを意気込みとして伝えます。

ここでは、企業にとって魅力的な学生であることを印象づけるため、学ぶだけでなく、自分の視点や経験を通じて何を提供できるかにも言及すると良いでしょう。

また、企業と共に成長したいという姿勢を示すことで、インターンを単なる経験の場としてではなく、真剣に向き合っていることが伝わります。

熱意を伝えることに重点を置きつつも、感情的な表現に頼りすぎないよう、ロジカルに内容をまとめることで、締まりのある志望動機に仕上がります。

【広告業界インターンの志望動機】職種別の例文

広告業界は多様な職種が連携しながら一つの価値を創り上げる業界であり、インターンの志望動機を作成する際には、自分が関心を持つ職種に応じた視点から動機を明確に伝えることが重要です。

以下では職種別の志望動機の例文を紹介します。

営業職

例文

私は広告営業職のインターンに参加することで、クライアントとの関係構築や提案力といったビジネススキルを実践的に学びたいと考えています。

大学ではゼミ活動で地元企業と連携し、地域活性化の広報戦略を立案する経験がありました。

その中で、ニーズを的確に捉えて提案を重ねる中で信頼関係が築かれていくプロセスに魅力を感じたことが、広告営業への関心を持つきっかけとなりました。

貴社が多くのクライアントと長期的な関係を築きながら成果を上げている点に惹かれ、そこで働く社員の姿に共感を覚えたことから、今回のインターンを志望いたしました。

インターンでは、実際の商談や提案に至るまでのプロセスを間近で体験することで、顧客に信頼される営業の本質を学び、自分の強みである傾聴力や柔軟な対応力を活かしたいと考えています。

営業は広告業界においてクライアントの期待とクリエイティブの現場をつなぐ重要な役割だと理解しており、現場での実践を通して、自身の適性を確かめながら成長の機会としたいと考えています。

クリエイティブ職

例文

私は広告のクリエイティブ職に強い関心を持っており、インターンでは表現の可能性やチームでのものづくりの現場を体感したいと考えています。

日頃からグラフィックデザインやコピーライティングに触れる中で、広告は情報を単に伝えるのではなく、感情や価値観に訴える力を持つと感じてきました。

大学では映像制作のサークルに所属し、企画から編集まで一貫して制作を行っており、伝えたいメッセージを形にすることにやりがいを感じています。

貴社は独自の世界観やストーリー性を重視した広告づくりに定評があり、見る人の記憶に残る表現を追求している点に強く共感いたしました。

インターンでは、実際のプロジェクトにどのような工程や議論があるのかを学びながら、自分の発想力や構成力がどこまで通用するのかを試したいと考えています。

また、他の参加者や社員との意見交換を通じて、表現の幅を広げ、今後に活かせるクリエイティブ力を身につける機会にしたいと考えています。

マーケティング職

例文

私は広告のマーケティング職に関心があり、インターンでは市場調査や消費者分析、データをもとにした戦略立案を学びたいと考えています。

大学では経済学を専攻し、マーケティング論の講義を通じて、人々の行動心理や購買傾向を分析することの面白さを実感しました。

また、ゼミ活動ではSNSの投稿内容と消費者の購買意欲の関連を分析し、発信タイミングや文言によって反応が大きく異なることを体験的に学びました。

貴社はデータドリブンな提案力に強みを持ち、クライアントの課題解決において論理的かつ実行力あるアプローチを行っている点に魅力を感じています。

インターンでは、マーケティングの上流工程から実行までのプロセスに触れ、自ら仮説を立てて検証する思考を鍛えたいと考えています。

さらに、データの裏にある生活者の声や価値観を見極める感性も大切にしながら、論理と感性を融合させたマーケターとしての視点を養う機会にしたいと考えています。

【広告業界インターンの志望動機】種類別の例文

上記では職種別の例文を紹介しましたが、広告会社ごとにも特色が存在します。

そこで以下では、広告会社の種類別に志望動機の例文を紹介します。

総合広告代理店①

例文

私は総合広告代理店のインターンに参加し、多様なメディアを扱いながら一貫した広告戦略を立てるプロセスを学びたいと考えています。

大学ではマーケティングゼミに所属し、実際の企業を対象にした商品プロモーション企画を経験しました。

テレビやウェブ、SNSなど多様なメディアを組み合わせることで、届けたい層への最適な伝え方を考えることの難しさと面白さを体感しました。

貴社は業界内でも屈指の実績を誇り、クリエイティブからメディアプランニングまで総合的に手がける力に魅力を感じています。

インターンでは、さまざまな業種のクライアントを抱える現場での視点や戦略設計の過程を知りたいと考えています。

自分自身の強みである情報整理力と論理的思考を活かしながら、多角的に物事を見る力を養い、将来的に生活者と企業をつなぐ橋渡しができる存在を目指したいと考えています。

総合広告代理店②

例文

私は貴社のインターンに参加し、生活者視点を軸とした広告づくりの本質に触れたいと考えています。

大学では消費者心理学を専攻し、選ばれる商品や広告に共通する構成や感情の動きについて分析してきました。

その中で、単なる商品の宣伝ではなく、消費者の生活全体を見据えた提案ができる企業に魅力を感じるようになりました。

貴社は広告の力で社会的課題にも取り組む姿勢が印象的で、生活者起点で世の中に新たな価値を創り出す力があると感じました。

インターンを通して、現場のリアルな企画プロセスを学び、生活者の声を起点に発想する姿勢を体得したいと考えています。

また、多様な部署との連携を体験することで、自身の適性を見極め、広告業界でどのような関わり方ができるのかを模索したいと考えています。

専門広告代理店(ネット広告向け)

例文

私はネット広告を主軸とする代理店のインターンに参加し、デジタルマーケティングの実務に触れる機会を得たいと考えています。

日々SNSや動画配信サービスに接している中で、ターゲティング広告の設計やPDCAの仕組みに興味を持ちました。

大学ではデータサイエンスの授業を通じて、広告配信の最適化や行動データの活用方法について基礎を学びました。

貴社は運用型広告において豊富な知見を持ち、顧客ごとに異なるKPI設計や効果検証を行っている点に強く関心を持っています。

インターンでは、実際の広告配信業務やレポート作成の工程を経験し、デジタル広告の効果を定量的に捉える力を養いたいと考えています。

論理的な分析に加えて、ユーザーの心理に寄り添う視点も持ち合わせたマーケターを目指して、成長の一歩としたいと考えています。

専門広告代理店(中小企業向け)

例文

私は中小企業向けの専門広告代理店に興味を持ち、インターンに参加して現場の課題解決力を学びたいと考えています。

大学のゼミでは、地元企業の集客課題に取り組み、実地調査やSNS運用の提案を行いました。

広告予算が限られる中でも、工夫次第で多くの人に届く仕組みを考える面白さに魅了されました。

貴社は地域密着型の中小企業に特化し、コストパフォーマンスに優れた広告提案を強みとしている点に共感を覚えました。

大手では拾いきれない小さな企業の魅力を見つけ出し、地域経済に貢献するという姿勢に惹かれました。

インターンでは、少数精鋭のチームの中で、課題発見から提案までの一連の流れに携わり、より現実に即した広告の力を体験したいと考えています。

また、ヒアリングからニーズを汲み取る力や、相手の立場に立ってアイデアを形にする力を磨き、今後の自分の成長に繋げていきたいと考えています。

地域に根ざした支援を行う広告の可能性を実感しながら、広告の本質である価値伝達の力を肌で感じられる経験にしたいと強く思っています。

専門広告代理店(飲食店向け)

例文

私は飲食業界に特化した広告代理店のインターンに参加し、リアルな集客支援の現場を学びたいです。

アルバイト先で店舗の売上低迷に直面した経験から、広告によって店舗の魅力をどのように届けられるかに関心を持ちました。

飲食店は立地や料理だけでなく、伝え方次第で集客に大きな差が出ることを実感し、広告の影響力に驚かされました。

貴社はSNSや動画など、消費者の行動に即した発信を行い、限られた予算でも効果を最大化する手法を追求している点に惹かれました。

インターンでは、クライアントの個性や店舗の雰囲気を言語化・視覚化するプロセスに関わりたいと考えています。

また、実務の中で、自分自身の提案力や消費者目線を磨き、現場に根差した広告支援のあり方を学ぶ場にしたいと考えています。

飲食店は日々状況が変わる業界だからこそ、タイムリーで柔軟な発信が求められます。

そのような環境の中で実践的な経験を積み、広告を通じて飲食店の価値を再発見する視点を得たいと考えています。

ハウスエージェンシー①

例文

私は、特定企業のブランド戦略に深く携わるハウスエージェンシーに魅力を感じ、インターンを通じて長期的視点での広告設計を体験したいと考えています。

大学ではブランド戦略論のゼミに所属し、企業と消費者の関係性を築くためのコミュニケーション設計について学んできました。

授業では架空の企業を題材にしたブランディング企画にも取り組み、理念や価値観を社会に伝える難しさと意義を実感しました。

貴社はグループ企業内で広告を担う立場として、短期的な話題づくりにとどまらず、中長期的なファンづくりや企業理解の促進に注力しており、そこに強い共感を覚えています。

インターンでは、表面的な訴求だけでは届かないブランドの本質をいかに言語化し、映像やコピーに落とし込んでいくのかというプロセスに触れたいと考えています。

また、プロジェクトを進行するうえで欠かせない、社内外の関係者との丁寧なすり合わせや、相手の意図を正確に汲み取る力も養いたいです。

こうした環境で広告づくりに携わることで、より奥行きのある戦略思考を身につけたいと考えています。

ハウスエージェンシー②

例文

私は、企業の広告や広報活動を内側から支えるハウスエージェンシーの役割に関心を持ち、インターンに参加して現場の実務や調整力を学びたいと考えています。

大学では、学生主体で運営する広報団体に所属し、学校紹介イベントの告知や情報発信を担ってきました。

SNSでの投稿一つとっても、伝え方次第で反応が大きく変わることを経験し、広告における表現や設計の重要性を強く意識するようになりました。

貴社は、グループ企業の方針を的確に反映しながらも、生活者に届く表現を丁寧に設計しており、企業と社会の橋渡しを担う存在としての役割に惹かれました。

インターンでは、情報の核となる企画の立て方や、企業内部との意思疎通の進め方、メディアとの接点づくりなど、広告が実際に展開されるまでの一連の過程を体感したいと考えています。

一つのブランドに寄り添いながら、深い理解に基づいた一貫性のある広告づくりを経験することで、生活者との信頼関係を築く発信とは何かを学ぶ機会にしたいと考えています。

【広告業界インターンの志望動機】書類選考後の対策について

広告業界のインターンシップでは、エントリーシートや志望動機の提出だけでなく、その後に行われる選考でも適性が問われます。

ここでは、書類選考を通過した後に控える主な選考内容について、準備のコツや注意点を交えて詳しく解説します。

性格検査

性格検査は、自分の考え方や行動の傾向を把握するために行われる適性診断です。

広告業界のインターン選考では、チームで働くうえでの協調性や柔軟性、自発性などが重視される傾向にあります。

性格検査では、思考や態度に関する質問に対して選択肢を選び、自分に近い回答を積み重ねていく形式が多く見られます。

受け答えに一貫性があるかどうかも評価されるため、正直に答えることが大切です。

市販の就活用適性診断を事前に受けておくことで、自分の傾向を把握しやすくなり、本番でも落ち着いて対応できます。

能力検査

能力検査は、言語や数理、論理的思考力などを通じて、仕事を遂行するうえで必要な基礎的な能力を測るために実施されます。

広告業界のインターン選考では、特に企画や分析、提案といった業務に関連する力が求められるため、一定の数的処理能力や文章読解力が重視される傾向にあります。

検査形式は、Web上で受ける方式とテストセンターで受ける方式の2つが一般的です。

Webテストは自宅で受けられる反面、時間管理や集中力が求められます。

一方、テストセンターは専用会場で受けるため公平性が高く、企業側も正確な評価を得やすいという特徴があります。

また、テストセンターでの結果は企業間での使い回しが可能な場合もあります。

いずれの形式であっても、SPIや玉手箱など、出題傾向を把握したうえで事前に対策本や問題集に取り組んでおくことが重要です。

面接

面接は、人物像や志望動機、コミュニケーション能力を直接見極めるために行われる重要な選考です。

広告業界では、アイデアの発信力や対話力、柔軟な姿勢が求められるため、表情や受け答えの内容だけでなく、その伝え方まで注意が必要になります。

広告業界への理解度を示す

広告業界のインターンに参加するためには、業界構造や仕事内容への理解を示すことが欠かせません。

志望動機で説得力を持たせるには、まず広告と他の類似業種との違いを正しく把握する必要があります。

広告はただ情報を届けるだけではなく、生活者の行動を変えること、商品やサービスに対する意識や価値を高めることが目的です。

テレビCMやデジタル広告など媒体ごとの特性に加え、企画立案から制作、運用、効果測定までの流れも理解しておくと、深みのある志望理由につながります。

また、なぜ広告業界に惹かれたのかという視点も重要です。

漠然とした印象ではなく、自分が関心を持った広告やキャンペーンを分析し、その中で何を感じたのかを明確にすると良いです。

広告の影響力に触れた原体験や、企画の仕組みへの好奇心などを通じて、業界への真剣な関心を伝えることで、他の応募者と差別化できます。

このように、広告業界独自の価値を理解し、それに基づいて動機を構築することが、説得力のある自己アピールにつながります。

自分の経験やスキルを関連づける

広告業界の志望動機に説得力を持たせるためには、自分のこれまでの経験やスキルを業界の業務と結びつけて語ることが効果的です。

たとえば、大学で行った企画プレゼンや、動画編集、SNS運用、デザイン制作などの経験があれば、それを具体的に紹介しましょう。

経験の内容だけでなく、その活動を通して得たスキルや成果を明示することが大切です。

加えて、どのような役割を担ったのか、何を工夫し、どんな結果に至ったのかまで詳しく語ると、実践的なイメージを持ってもらえます。

また、コミュニケーション能力や課題解決力など、広告業界で必要とされる汎用的な能力も含めて、実際の経験と結びつけて伝えることが重要です。

自分が持っている力が、広告業界のどの仕事に活かせそうかを具体的に示すことで、面接官に効果的なアピールができます。

目標と意欲を明確にする

広告業界の面接においては、どのような将来像を描いているのかを明確に伝えることが非常に重要です。

単に業界に興味があるというだけでなく、自分がどのような広告を生み出したいのか、その中でどのような役割を担いたいのかを具体的に言語化することが求められます。

たとえば人の価値観や行動に影響を与える表現を届けたい、企業や社会の魅力を最大限に引き出す戦略に関わりたいといった明確な目標があると説得力が増します。

その上で、これまでにどんな取り組みをしてきたのかを示すとより効果的です。

広告表現を学ぶためにクリエイティブ制作に挑戦した経験や、分析力を養うためにマーケティングを独学したエピソードなどを交えることで、実現への意欲が伝わります。

広告業界は変化の早い環境です。

その中で主体的に学び続け、理想に近づこうとする姿勢は、面接官にとって非常に好印象となります。

ストーリーを重視する

広告業界を志望する理由を印象的に伝えるには、あなた自身の物語を丁寧に語ることが効果的です。

何に心を動かされたのか、その出来事が自分にどんな影響を与えたのか、過去の体験をもとに広告への関心を育んできたプロセスを具体的に伝えることが重要です。

たとえば、街中で見た広告に元気づけられた経験、動画広告を見て価値観が変わった瞬間など、小さなきっかけから興味が芽生えたという話でも構いません。

大切なのは、その体験を通じて何を学び、どのような思考や行動につながったかを自分の言葉で語ることです。

さらに、今後どのような広告を生み出したいのかという未来のビジョンを添えることで、ストーリーに厚みが出ます。

表面的な動機よりも、個人的な原体験をベースにした語りのほうが共感を得やすく、記憶にも残りやすくなります。

自然体で自己prを行う

広告業界の面接では、自分を無理に大きく見せようとするよりも、自然体で話すことがかえって好印象につながるケースが多くあります。

自分の言葉で語られているか、表面的な内容ではなく本音が伝わっているかは、面接官が敏感に見ているポイントです。

そのため、志望動機や自己PRを考える際には、形式的な言い回しに頼らず、自分の実体験や素直な感情を軸に組み立てていくことが大切です。

もちろん事前の準備は欠かせません。

しかし、それをそのまま暗記して話すのではなく、要点を押さえたうえで、自分らしい言い回しに置き換えておくと、安心して自然に話すことができます。

また、面接本番では緊張することもあるかと思いますが、深呼吸をして落ち着き、相手の目を見てゆっくりと話すことを心がけましょう。

まとめ

広告業界のインターンに参加することで、業界特有の仕事への理解が深まり、将来のキャリア選択にも大きな影響を与えてくれます。

自己分析と企業理解を丁寧に行い、自分の言葉で志望動機や経験を伝えることが成功の鍵です。

この記事で紹介した内容をもとに、準備を一つずつ丁寧に積み重ねてください。

本番では、飾らず自然体で自分らしさを伝えることが最も大切です。

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