GABとは?特徴・内容・対策を徹底解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就活のWebテストで「GAB」という名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

GABは、玉手箱と同じ日本エス・エイチ・エルが提供する適性検査で、総合職の採用選考でよく使われています。

この記事では、GABとはどのようなテストなのか、玉手箱との違い対策方法まで詳しく解説します。

この記事を読んでわかること
  • GABの基本知識と特徴
  • GABと玉手箱・CABとの違い
  • GABの検査内容(言語理解・計数理解)
  • GABの例題と解き方
  • 効果的なGAB対策の方法
この記事をおすすめしたい人
  • GABについて基礎から知りたい人
  • GABを実施している企業を受ける予定の人
  • GABの対策方法を知りたい人

GABとは?基本情報をわかりやすく解説

GABとは、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供する総合職向けの適性検査です。

「Graduate Aptitude Battery」の略で、新卒採用における総合職の選考でよく使われています。

GABは知的能力パーソナリティを測定し、将来のパフォーマンスを予測することを目的としています。

GABの概要と特徴

GABの最大の特徴は、高い予測精度を持つことです。

入社後の業績やマネジメント能力を予測するために開発されており、多くの企業から信頼されています。

GABの主な特徴
  • 総合職の採用選考に特化している
  • 言語理解と計数理解で知的能力を測定
  • パーソナリティ検査で性格傾向を測定
  • 将来のパフォーマンスを予測できる

GABは長文読解図表読取が中心で、じっくり考える問題が多いのが特徴です。

GABを導入している企業の傾向

GABは、大手企業や外資系企業で多く導入されています。

特に総合職の採用で、応募者の知的能力を重視する企業で使われています。

GABを導入している主な業界・企業
  • 総合商社:三菱商事、三井物産、住友商事など
  • 金融:メガバンク、大手証券会社など
  • コンサル:外資系コンサルティングファームなど
  • メーカー:大手メーカーの総合職採用など

GABは玉手箱と同じ会社が提供しているため、問題形式が似ている部分もあります。

玉手箱・CABとの違い

GABは、同じSHL社が提供する玉手箱やCABとは用途が異なります。

GAB・玉手箱・CABの違い
検査名 用途 特徴
GAB 総合職採用 知的能力とパーソナリティを測定
玉手箱 大量選考 処理スピードを重視
CAB IT・SE採用 論理的思考力を重視

GABは総合職向け、CABはIT・SE向けと、対象となる職種が異なります

玉手箱はGABの問題形式を一部採用していますが、より処理スピードを重視した内容になっています。

企業がGABを実施する理由

なぜ企業はGABを採用選考に使うのでしょうか。

総合職に必要な知的能力を測定するため

GABは、総合職として活躍するために必要な能力を測定するために開発されました。

言語理解力と計数理解力を測定することで、応募者の知的能力を客観的に評価できます。

総合職は幅広い業務を担当するため、基礎的な知的能力が高い人材が求められます。

将来のパフォーマンスを予測するため

GABの結果は、入社後のパフォーマンスと相関があることが実証されています。

企業はGABの結果を使って、将来活躍してくれる可能性の高い人材を見極めようとしています。

マネジメント適性も予測

GABは単なる学力テストではなく、マネジメント適性も予測できるように設計されています。

将来のリーダー候補を発掘するために活用している企業も多いです。

GABの検査内容

GABは、言語理解計数理解パーソナリティ検査で構成されています。

言語理解(長文読解)

言語理解は、長文を読んで論理的に判断する問題です。

長めの文章を読み、設問に対して「正しい」「間違っている」「どちらともいえない」の3択で回答します。

言語理解の特徴
  • 400〜600字程度の長文が出題される
  • 論理的な読解力が問われる
  • 本文に書かれていない推測は避ける
  • ペーパーテストの場合:25分で52問

言語理解では、本文に明確に書かれている内容かどうかを正確に判断することが重要です。

計数理解(図表読取)

計数理解は、図表から数値を読み取って計算する問題です。

グラフや表から必要な情報を素早く見つけ出し、計算して回答します。

計数理解の特徴
  • グラフ・表から数値を読み取る
  • 割合、増減率、構成比などを計算
  • 複数の図表を組み合わせた問題も
  • ペーパーテストの場合:35分で40問

計数理解では、図表を素早く読み取る力正確な計算力が求められます。

パーソナリティ検査

パーソナリティ検査は、応募者の性格傾向行動特性を測定します。

質問に対して、自分に当てはまる選択肢を選んでいきます。

パーソナリティ検査で測定される項目
  • ヴァイタリティ(活力・社会性)
  • 人間関係(チームワーク・統率力)
  • 思考スタイル(分析力・創造性)
  • 感情・態度(プレッシャー耐性など)

パーソナリティ検査には正解・不正解はありませんが、一貫性のある回答が求められます。

GABの受検形式

GABには複数の受検形式があります。

WebGAB(Web受検)

WebGABは、自宅のパソコンでGABを受検する形式です。

玉手箱のWeb受検版と同じ形式で、言語理解と計数理解がオンラインで出題されます。

WebGABの特徴
  • 自宅など好きな場所で受検可能
  • 電卓の使用が認められている
  • 玉手箱と問題形式が似ている

C-GAB(テストセンター)

C-GABは、テストセンターでGABを受検する形式です。

専用の会場に行き、パソコンで受検します。

C-GABの特徴
  • テストセンターで受検
  • 本人確認があり不正が困難
  • 電卓の使用は不可

C-GABは不正防止のため採用する企業が増えています。

GAB(ペーパーテスト)

ペーパー形式のGABは、マークシート方式で受検します。

企業が用意した会場で、紙のテストを受けます。

ペーパーテストの制限時間
科目 問題数 制限時間
言語理解 52問 25分
計数理解 40問 35分
パーソナリティ 約30分

GABの例題と解き方

ここでは、GABの例題と解き方を紹介します。

言語理解の例題

例題:言語理解

【本文】

企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速している。DXとは、デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを変革することである。多くの企業がDXを経営戦略の柱に据えており、IT人材の需要が高まっている。一方で、DXを推進できる人材の不足が課題となっている企業も少なくない。

【設問】すべての企業がDXを経営戦略の柱に据えている。

A. 正しい B. 間違っている C. どちらともいえない

解答 C

解説

本文では「多くの企業がDXを経営戦略の柱に据えており」と述べています。

「すべての企業」とは書かれていないため、「どちらともいえない」が正解です。

GABの言語理解では、本文に明確に書かれていないことは「どちらともいえない」と判断することが重要です。

計数理解の例題

例題:計数理解

【表】ある企業の部門別売上構成比

部門 2022年 2023年
A事業部 40% 35%
B事業部 35% 40%
C事業部 25% 25%

2023年の全社売上高が500億円のとき、B事業部の売上高はいくらか。

解答 200億円

解説

2023年のB事業部の構成比は40%です。

B事業部の売上高 = 500億円 × 40% = 200億円

効率的な解き方のコツ

GABを効率的に解くためのコツを紹介します。

言語理解のコツ
  • 先に設問を読んでから本文を読む
  • 本文のキーワードに注目する
  • 推測や拡大解釈はしない
  • 「すべて」「必ず」などの断定表現に注意
計数理解のコツ
  • 図表のタイトルと単位を最初に確認
  • 必要な数値だけを素早く見つける
  • 概算で選択肢を絞り込む
  • 電卓を効率的に使う

GABの対策方法

GABは対策次第で得点を大きく伸ばすことができます。

長文読解のスピードアップ法

言語理解では、長文を素早く正確に読む力が求められます。

スピードアップのポイント
  • 毎日長文を読む習慣をつける
  • 段落ごとの要点を把握する練習
  • 接続詞に注目して論理展開をつかむ
  • 時間を測りながら練習する

新聞記事やビジネス書を読む習慣をつけると、読解スピードが向上します。

図表問題の攻略法

計数理解では、図表から必要な情報を素早く見つけることが重要です。

図表問題の攻略ポイント
  • 図表のタイトル・単位・凡例を最初に確認
  • 設問で何を聞かれているかを把握
  • 必要な数値だけにフォーカス
  • 割合・増減率の計算パターンを覚える

おすすめの対策本

おすすめの対策本
  • 「これが本当のWebテストだ!①玉手箱・C-GAB編」:GAB対策の定番
  • 「Webテスト完全突破法①玉手箱・C-GAB編」:問題数が多い
  • 「GAB・CAB完全対策」:GABに特化した対策本

玉手箱の対策本でもGAB形式の問題が掲載されていることが多いので、併用するのがおすすめです。

GAB受検前に準備しておくこと

受検環境の確認事項

WebGABで受検する場合は、事前に環境を確認しておきましょう。

確認すべき項目
  • パソコンの動作確認
  • 安定したインターネット環境
  • 電卓の準備
  • 静かな受検環境の確保

時間配分の事前シミュレーション

GABは時間との戦いです。事前に時間配分をシミュレーションしておきましょう。

時間配分の目安
  • 言語理解:1問あたり約30秒
  • 計数理解:1問あたり約50秒
  • わからない問題は飛ばして次へ

GABに関するよくある質問

GABの難易度はどのくらい?

GABは玉手箱より難易度が高いといわれています。

特に言語理解の長文は内容が複雑なものが多く、じっくり読み込む必要があります。

ただし、しっかり対策すれば高得点を狙うことは十分可能です。

GABとWebGABの違いは?

GABはペーパーテスト形式、WebGABはWeb受検形式という違いがあります。

問題内容は基本的に同じですが、WebGABでは電卓が使用できるという違いがあります。

GABで高得点を取るには?

GABで高得点を取るためには、以下のポイントが重要です。

高得点のポイント
  • 問題形式に慣れておく
  • 時間配分を意識して練習する
  • 長文読解と図表読取のスキルを磨く
  • 本番前に模擬問題で最終確認

まとめ

GABは、日本エス・エイチ・エルが提供する総合職向けの適性検査です。

言語理解、計数理解、パーソナリティ検査で構成されており、将来のパフォーマンスを予測することを目的としています。

GABは玉手箱と同じ会社が提供していますが、より知的能力を重視した内容になっています。

対策では、長文読解と図表読取のスキルを磨き、時間配分を意識した練習を行うことが重要です。

しっかり準備して、自信を持ってGABに臨みましょう。

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