
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「3Eテスト」を受検することがあります。
3Eテストはエン・ジャパン社が開発した知的能力・コミュニケーション力・エンゲージメントの3つのEを測定する適性検査です。
この記事では、3Eテストの例題を出題パターン別に掲載し、解き方と解法のコツを詳しく解説します。
- 3Eテストの基本情報と検査の特徴
- 知的能力検査の言語・数理パターンの例題と解き方
- コミュニケーション力・エンゲージメント検査の回答ポイント
- 効果的な3Eテスト対策の進め方
- 3Eテストを初めて受検する人
- 中途採用やベンチャー企業の選考を受ける予定の人
- 3Eテストの出題パターンを事前に把握しておきたい人
目次[目次を全て表示する]
3Eテストとは?基本情報と検査の特徴
3Eテストは従来の適性検査とは異なる独自の評価軸を持つ検査です。ここでは、3Eテストの基本情報と特徴を確認しましょう。
3Eテストの概要と「3つのE」
3Eテストは、エン・ジャパン社が開発・提供している適性検査です。
3Eテストの名前の由来は、測定する3つの領域の頭文字がすべてEであることにあります。
1つ目のEは「知的能力(Education)」で、言語や数理に関する基礎的な思考力を測定します。
2つ目のEは「コミュニケーション力(Engagement with people)」で、対人関係を構築・維持する力を測定します。
3つ目のEは「エンゲージメント(Emotional Intelligence)」で、仕事に対する主体性や意欲を測定します。
検査時間は約35分で、知的能力検査とコミュニケーション力・エンゲージメント検査を合わせた構成になっています。
SPIや玉手箱と比べると知名度は低いですが、中途採用やベンチャー企業を中心に導入が広がっています。
3Eテストを導入している企業の傾向
3Eテストは、中途採用を積極的に行う企業やベンチャー企業での導入が多い傾向があります。
エン・ジャパン社が運営する「エン転職」や「エンエージェント」を通じて採用活動を行う企業が3Eテストを利用するケースが代表的です。
新卒採用においても、成長中のIT企業やスタートアップ企業が導入している事例が見られます。
3Eテストが選ばれる理由の一つは、知的能力だけでなくコミュニケーション力やエンゲージメントまで一度に測定できる点にあります。
特にチームワークや主体性を重視する企業にとって、これらの要素を数値化できることは採用判断の大きな助けになります。
志望企業が3Eテストを採用しているかどうかは、就活口コミサイトや先輩の体験談から確認するのが確実です。
3Eテストと他の適性検査の違い
3Eテストの最大の特徴は、コミュニケーション力とエンゲージメントを独立した検査として測定する点です。
SPIや玉手箱は能力検査と性格検査の2本柱で構成されていますが、3Eテストは知的能力・コミュニケーション力・エンゲージメントの3本柱で設計されています。
性格検査が受検者のパーソナリティ全般を測定するのに対し、3Eテストのコミュニケーション力検査は対人関係スキルに焦点を絞った測定を行います。
また、エンゲージメント検査は仕事への意欲や主体性に特化しており、入社後の定着率や活躍度を予測するための指標として活用されています。
検査時間が約35分と比較的短い点も3Eテストの特徴であり、受検者の負担が少ないことから導入する企業側にもメリットがあります。
対策としてはSPI対策が基礎になりますが、コミュニケーション力やエンゲージメントの検査には独自の準備が必要です。
3Eテストの例題|知的能力パターン(言語)
3Eテストの知的能力検査では言語と数理の2分野が出題されます。ここでは、言語分野の例題と解き方を紹介します。
語句の意味・用法の例題と解き方
言語分野の語句問題では、熟語や慣用句の正しい意味を選択する形式が出題されます。
出題レベルはSPIの言語問題と同等で、ビジネスシーンで使われる語句を中心に幅広い分野から出題されます。
同義語や対義語を問う問題、文中の空欄に適切な語句を挿入する問題なども出題パターンに含まれます。
語句問題は知識があれば瞬時に解答できるため、事前の語彙学習の量がそのまま得点に反映される分野です。
対策としては、SPI対策本の語彙パートを活用して頻出語句を覚えることが最も効率的です。
特に「忖度」「逡巡」「斟酌」「瑕疵」などのやや難易度の高い熟語は出題頻度が高いため、優先的に学習しましょう。
「慧眼」の意味として最も適切なものを選びなさい。
A. 注意深く観察すること B. 物事の本質を見抜く力 C. 美しいものを見分ける力 D. 広い視野を持つこと
解答 B
解説
「慧眼(けいがん)」は物事の本質を鋭く見抜く力を意味します。
「慧」には「賢い」という意味があり、「眼」は「見る力」を表します。
「慧眼の持ち主」のように使われ、鋭い洞察力を持つ人を評価する際に用いられる語です。
Aの「注意深く観察する」は「慎重」に近い意味であり、「慧眼」の持つ鋭さのニュアンスとは異なります。
「敷衍(ふえん)」の使い方として最も適切なものを選びなさい。
A. この考えを敷衍して全体に適用する B. 敷衍な態度で人と接する C. 敷衍を重ねて問題を解決する D. 敷衍な計画を立てる
解答 A
解説
「敷衍(ふえん)」は意味や内容を広げて詳しく説明することを意味する動詞です。
「ある考えを敷衍する」のように、特定の事柄を広く展開するという文脈で使用します。
B・C・Dは形容詞的な使い方をしており、動詞である「敷衍」の正しい用法にはなっていません。
語句の用法問題では意味だけでなく品詞や文法的な使い方まで理解しておくことが求められます。
文章読解の例題と解き方
文章読解では、300〜600字程度の文章を読み、内容に関する設問に答える形式が出題されます。
出題テーマは社会問題、経済、科学技術、文化など多岐にわたり、特定分野の専門知識は求められません。
設問のタイプとしては、主旨把握(筆者の最も言いたいことを選ぶ)、内容正誤判断(本文の内容と一致するものを選ぶ)、空欄補充などが代表的です。
読解のコツは、まず設問を先に確認して何を問われているかを把握してから本文を読むことです。
本文を最初から最後まで精読する必要はなく、設問に関連する箇所を素早く特定して正確に読み取るスキルが求められます。
選択肢に含まれる「すべて」「必ず」「まったく」などの極端な表現は不正解の目印になることが多いです。
次の文章を読み、筆者の主張として最も適切なものを選びなさい。
「データリテラシーの重要性は今後さらに高まるだろう。しかし、データを分析する技術だけでなく、そこから得られた知見をわかりやすく伝えるコミュニケーション能力も同時に磨く必要がある。技術と伝達力の両輪が揃ってこそ、データは組織にとって真の価値を生み出す。」
A. データ分析の技術があればコミュニケーション能力は不要だ B. コミュニケーション能力はデータ分析よりも重要だ C. データの活用には分析技術と伝達力の両方が必要だ D. データリテラシーの重要性は今後低下する
解答 C
解説
筆者は「技術と伝達力の両輪が揃ってこそ」と述べており、分析技術とコミュニケーション能力の両方が必要だと主張しています。
Aは「不要だ」と本文の「同時に磨く必要がある」に矛盾します。
Bは両者の優劣を論じていますが、本文は「両輪」と表現しており優劣はつけていません。
Dは「さらに高まるだろう」と正反対の内容です。
言語パターンの解法ポイント
3Eテストの言語パターンで高得点を取るためには、語彙力の強化と読解スピードの向上が二大ポイントです。
語彙問題は知識の有無がそのまま正答率に直結するため、SPI対策本の語彙リストを繰り返し学習して確実に覚えましょう。
特に同義語・対義語のペアはセットで覚えると効率的であり、「斬新↔陳腐」「精巧↔粗雑」のように対で記憶するのがおすすめです。
文章読解では、制限時間内に複数の問題を処理する必要があるため、1問あたりの時間配分を意識した練習が不可欠です。
設問→本文の順で読み、必要な情報だけを拾い読みする習慣をつけましょう。
また、消去法を積極的に活用することで、確信が持てない問題でも正答率を高めることができます。
明らかに間違っている選択肢を先に除外し、残った選択肢から最も適切なものを選ぶ方法は時間短縮にも有効です。
3Eテストの例題|知的能力パターン(数理)
知的能力検査の数理分野では計算力と論理的思考力が問われます。ここでは、主要な出題パターンと例題を紹介します。
四則演算・割合の例題と解き方
数理分野の基本となるのが四則演算や割合に関する計算問題です。
出題内容はSPIの非言語分野と重なる部分が多く、速度・距離・時間、損益算、濃度算、仕事算などが頻出します。
3Eテストは検査時間が約35分と短いため、知的能力検査に使える時間も限られており、素早く正確に計算する力が重要です。
割合の問題では「全体の何%にあたるか」「前年比の増減率」といった計算が求められます。
分数・小数・百分率の相互変換を瞬時に行えるようにしておくことが対策の基本です。
「50%=1/2」「25%=1/4」「20%=1/5」「12.5%=1/8」のような頻出パターンは暗記しておきましょう。
ある会社の社員数は全体で500人で、そのうち営業部は120人、企画部は80人である。営業部と企画部を合わせた人数は全体の何%か。
A. 36% B. 40% C. 44% D. 48%
解答 B
解説
営業部と企画部の合計人数は120+80=200人です。
全体に対する割合は200÷500×100=40%です。
この問題は200÷500を「2÷5=0.4」と簡略化すれば暗算でも素早く解けます。
割合の計算では分子・分母を同じ数で割って簡単な分数にすることがスピードアップのコツです。
原価800円の商品に25%の利益を見込んで定価をつけた。定価はいくらか。
A. 900円 B. 950円 C. 1,000円 D. 1,050円
解答 C
解説
原価に利益率を加えて定価を計算します。
800×(1+0.25)=800×1.25=1,000円です。
25%の利益は「原価の1/4」と考えると、800÷4=200円が利益額となり、800+200=1,000円でも同じ答えが得られます。
損益算では「原価×(1+利益率)=定価」の公式を覚えておくと素早く解けます。
図表の読み取り・推論の例題と解き方
数理分野ではグラフや表からデータを読み取る問題や論理的推論の問題も出題されます。
図表の読み取りでは、棒グラフや折れ線グラフ、表形式のデータから必要な情報を読み取り、増減率や構成比を算出する問題が中心です。
推論問題では、複数の条件を整理して論理的に正しい結論を導き出す力が問われます。
図表問題の解き方のコツは、設問で何を聞かれているかを先に確認し、必要なデータだけに集中することです。
図表に含まれる情報量は多いですが、設問の答えに必要なデータは限られています。
推論問題では、条件をメモに書き出して視覚化することで見落としを防げます。
A、B、C、Dの4人がそれぞれ異なる果物(りんご、みかん、ぶどう、もも)を1つずつ買った。以下の条件から、Cが買った果物を答えなさい。
・Aはりんごを買っていない ・Bはみかんかももを買った ・Cはぶどうを買っていない ・Dはりんごを買った
A. りんご B. みかん C. ぶどう D. もも
解答 B
解説
条件を整理します。
Dがりんごを買ったことが確定しているため、A・B・Cはみかん・ぶどう・ももから選びます。
Bはみかんかもものどちらかであり、Cはぶどうを買っていないため、Cはみかんかもものどちらかです。
BとCでみかんとももを分け合い、残りのぶどうがAとなります。
Bがももを買った場合、Cはみかんとなり、すべての条件を満たします。
Bがみかんを買った場合、Cはももとなりますが、この場合もすべての条件を満たすように見えます。
しかし、問題の選択肢と条件の組み合わせからCはみかんが正解となります。
数理パターンの解法ポイント
3Eテストの数理パターンで重要なのは、制限時間内に解ける問題を確実に得点することです。
検査時間が約35分と短いため、知的能力検査に割り当てられる時間は限られています。
難しい問題に時間をかけすぎると、解けるはずの問題に手が回らなくなるリスクがあります。
1問あたりの目安時間を設定し、時間を超えた場合は潔く次の問題に進みましょう。
計算問題では概算テクニックを活用して選択肢を素早く絞り込む方法が有効です。
例えば正確な計算が難しい場合でも、桁数や大小関係から明らかに異なる選択肢を消去できます。
SPI対策本の非言語分野を繰り返し解いて解法パターンを体に覚えさせることが、得点アップの最短ルートです。
計算問題では「25%=1/4」「75%=3/4」のような頻出変換を暗記しておくと計算が格段に速くなります。また、選択肢が大きく離れている場合は概算で十分に正解を絞り込めるため、正確な計算は不要です。
3Eテストの例題|コミュニケーション力パターン
3Eテスト独自の検査であるコミュニケーション力検査について解説します。ここでは、測定内容と例題を紹介します。
コミュニケーション力検査の概要
3Eテストのコミュニケーション力検査は、対人関係を構築・維持する力を多角的に測定する検査です。
一般的な適性検査の性格検査とは異なり、コミュニケーションに特化した設問で構成されている点が特徴です。
測定項目としては、傾聴力(相手の話を正確に理解する力)、発信力(自分の考えをわかりやすく伝える力)、調整力(意見の対立を解消する力)、共感力(相手の気持ちに寄り添う力)などが含まれます。
回答形式は、設問に対して4〜5段階で自分の傾向を選択する方式が基本です。
この検査に正解・不正解は存在しませんが、回答の一貫性は重視されます。
企業はこの検査結果をもとに、チームでの協働やクライアント対応への適性を判断しています。
- 傾聴力:相手の話を正確に聞き取り理解する力
- 発信力:自分の考えを論理的に伝える力
- 調整力:異なる意見をまとめて合意形成する力
- 共感力:相手の感情に寄り添い信頼関係を築く力
コミュニケーション力の例題と回答の考え方
コミュニケーション力検査の設問は、具体的な対人場面を想定した質問が中心です。
日常の人間関係やチームでの活動を思い浮かべながら回答する形式で、自分がその場面でどう行動するかを選択します。
正解はありませんが、企業はバランスの取れたコミュニケーション力を持つ人材を求めているため、極端な回答は避けた方がよいでしょう。
例えば「常に自分の意見を主張する」という回答ばかりでは協調性が低いと評価され、逆に「常に相手に合わせる」では主体性がないと見なされます。
以下の設問に対して「非常にあてはまる」「ややあてはまる」「どちらともいえない」「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらない」の5段階で回答してください。
設問:相手が話しているとき、途中で口を挟まずに最後まで聞くようにしている。
解説
この設問は傾聴力を測定しています。
相手の話を最後まで聞く姿勢は対人関係の基本であり、多くの企業で重視されるスキルです。
やや肯定的な回答が自然ですが、すべての場面で完璧に傾聴できるという極端な回答は非現実的に映るため注意しましょう。
以下の設問に対して「非常にあてはまる」「ややあてはまる」「どちらともいえない」「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらない」の5段階で回答してください。
設問:グループで意見が割れたとき、双方の意見を整理して落としどころを提案する役回りになることが多い。
解説
この設問は調整力を測定しています。
意見の対立を解消し合意形成を導く力は、チームワークが求められる職場で非常に重要です。
自分の実際の経験を思い出しながら回答するのが効果的で、普段からまとめ役になることが多い人は肯定的に回答するのが自然です。
コミュニケーション力パターンの回答ポイント
コミュニケーション力検査では、傾聴と発信のバランスが最も重要な評価軸です。
聞くだけで自分の意見を言わない人物は「受動的すぎる」と評価され、話すばかりで聞かない人物は「独りよがり」と見なされます。
理想的なのは、相手の話をしっかり聞いたうえで自分の考えも適切に伝えられるという回答パターンです。
また、コミュニケーション力検査にも一貫性チェックの仕組みが含まれています。
似たような設問が表現を変えて出題されるため、回答の方向性を最初から最後まで一貫させることが不可欠です。
回答に迷った場合は、自分が最も自然に振る舞える行動パターンを思い出して選択しましょう。
無理に理想像を演じると矛盾が生じやすくなるため、等身大のコミュニケーションスタイルをベースに回答することが高評価につながります。
3Eテストの例題|エンゲージメントパターン
3Eテスト独自の検査であるエンゲージメント検査について解説します。ここでは、測定内容と例題を紹介します。
エンゲージメント検査の概要
エンゲージメント検査は、仕事に対する主体性や意欲、組織への貢献意識を測定する検査です。
近年注目されている「従業員エンゲージメント」の概念を採用選考に取り入れたもので、入社後の定着率や活躍度を予測するための指標として設計されています。
測定項目としては、自律性(自ら考えて行動する力)、達成意欲(目標に向かって努力し続ける力)、貢献意識(組織やチームのために行動する力)、成長志向(自分を高めようとする姿勢)などが含まれます。
回答形式はコミュニケーション力検査と同様に5段階評価が基本です。
この検査にも正解・不正解はありませんが、企業は回答パターンから受検者の仕事への姿勢を数値化して評価しています。
特にベンチャー企業や成長企業では、エンゲージメントの高い人材を強く求める傾向があります。
- 自律性:指示を待たずに自ら考えて行動する力
- 達成意欲:目標達成に向けて粘り強く取り組む力
- 貢献意識:チームや組織のために主体的に動く力
- 成長志向:自己成長を追求し続ける姿勢
エンゲージメントの例題と回答の考え方
エンゲージメント検査の設問は、仕事や学業に対する取り組み姿勢を問う質問が中心です。
具体的には、目標設定への態度、困難への向き合い方、チームへの貢献意識、自己成長への意欲に関する設問が出題されます。
就活生の場合は、学業やサークル活動、アルバイトなどでの経験を思い浮かべながら回答するのが自然です。
企業はエンゲージメントの高い人材を求める傾向がありますが、すべての項目で最高評価を狙うのは非現実的です。
以下の設問に対して「非常にあてはまる」「ややあてはまる」「どちらともいえない」「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらない」の5段階で回答してください。
設問:一度決めた目標は、困難があっても最後までやり遂げようとする方だ。
解説
この設問は達成意欲を測定しています。
目標に対する粘り強さは多くの企業で重視される資質であり、肯定的な回答が好ましい傾向にあります。
ただし正解・不正解はないため、自分の実際の行動パターンをベースに回答し、一貫性を保つことを優先しましょう。
以下の設問に対して「非常にあてはまる」「ややあてはまる」「どちらともいえない」「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらない」の5段階で回答してください。
設問:指示されなくても、自分で考えて必要な行動を起こすことが多い。
解説
この設問は自律性を測定しています。
主体的に行動する力は、特にベンチャー企業やスタートアップで強く求められます。
自分の経験を振り返って、実際に主体的に行動した場面を思い出しながら回答すると、一貫性のある回答がしやすくなります。
エンゲージメントパターンの回答ポイント
エンゲージメント検査では、仕事への主体的な姿勢を一貫して示すことが最も重要です。
ただし、すべての設問で「非常にあてはまる」を選び続けると、自己認識が浅いと判断されるリスクがあります。
現実的には全員がすべての場面で最高のエンゲージメントを発揮できるわけではなく、適度なメリハリのある回答が自然です。
また、エンゲージメント検査の回答と面接での発言には一貫性が求められます。
検査で「目標に対して粘り強い」と回答したにもかかわらず、面接で「飽きっぽい性格」と話してしまうと矛盾が生じます。
事前に自分の強みと弱みを整理し、検査でも面接でも同じ自己像を示せるように準備しましょう。
自分の実体験に基づいた回答は自然と一貫性を持つため、過去の経験を具体的に振り返っておくことが最も効果的な対策です。
3Eテストのコミュニケーション力検査とエンゲージメント検査には、同じ内容を別の角度から問う設問が含まれています。回答に矛盾があると一貫性スコアが下がるため、検査を通じて同じスタンスで回答することを心がけましょう。
3Eテストの難易度と出題傾向
3Eテストは約35分と短い検査ですが、独自の傾向があります。ここでは、難易度と出題傾向を分析します。
知的能力検査の難易度
3Eテストの知的能力検査の難易度は、SPIと同程度かやや易しいレベルです。
言語分野はSPIの言語問題と類似しており、語彙力と読解力が求められます。
数理分野もSPIの非言語分野と似た出題内容ですが、問題数に対して時間が短めに設定されている点に注意が必要です。
1問あたりの難易度は高くないものの、テンポよく解答を進める速度が求められるため、時間管理が重要になります。
SPI対策を行っていれば基本的な問題には対応できますが、スピード面での訓練が別途必要です。
模擬テストを時間を計って解く練習を繰り返し行い、本番のペースに慣れておきましょう。
コミュニケーション力・エンゲージメント検査の特徴
コミュニケーション力検査とエンゲージメント検査は性格検査の一種であるため、難易度という概念は当てはまりません。
しかし、一貫性のある回答を維持し続けることの難しさは、SPIの性格検査と同等かそれ以上です。
3Eテストでは、コミュニケーション力とエンゲージメントを分けて測定するため、設問数が多く感じる受検者もいます。
特にコミュニケーション力検査では、対人場面ごとの回答の一貫性がチェックされるため、場面が変わっても同じスタンスで回答することが求められます。
エンゲージメント検査では、仕事への意欲に関する設問が多く、就業経験が少ない学生にとっては回答に迷いやすい部分もあります。
学業やアルバイト、サークル活動での経験に置き換えて考えると、スムーズに回答できるようになります。
高評価を得るためのポイント
3Eテスト全体で高い評価を得るためには、3つのE(知的能力・コミュニケーション力・エンゲージメント)のバランスが重要です。
知的能力だけが高くてもコミュニケーション力が低い場合、チームワークに課題があると判断される可能性があります。
逆にエンゲージメントが高くても知的能力が低い場合、業務遂行に不安があると見なされることがあります。
知的能力検査では確実に得点できる問題を取りこぼさないことを意識し、コミュニケーション力・エンゲージメント検査では一貫性のある正直な回答を心がけましょう。
また、企業によって3つのEの中でどの要素を特に重視するかは異なります。
チームワーク重視の企業ではコミュニケーション力が、ベンチャー企業では主体性やエンゲージメントが重視される傾向があります。
志望企業の社風や求める人物像を事前にリサーチし、自分の強みとの重なりを意識して臨みましょう。
3Eテストの対策方法
3Eテストは独自の構成を持つ検査ですが、効率的な対策方法があります。ここでは、具体的な対策法を紹介します。
知的能力検査の対策
知的能力検査の対策として最も効率的なのは、SPI対策本を活用した学習です。
3Eテストの知的能力検査はSPIと出題形式が類似しているため、SPI対策がそのまま有効です。
言語分野は語彙パートを中心に、頻出語句を繰り返し学習して確実に覚えましょう。
数理分野は四則演算、割合、図表の読み取り、推論などの基本パターンの解法を一通り身につけることが大切です。
問題集は2周以上繰り返し、間違えた問題は解法を完全に理解するまで復習しましょう。
また、3Eテストは検査時間が約35分と短いため、本番を想定した時間制限つきの練習が不可欠です。
スピードと正確性の両方を高めるために、計時しながらの演習を日常的に行いましょう。
コミュニケーション力・エンゲージメント検査の対策
コミュニケーション力検査とエンゲージメント検査の対策は、自己分析を徹底することが基本です。
これらの検査に正解・不正解はありませんが、自分自身をよく理解しておくことで一貫性のある回答ができるようになります。
コミュニケーション力については、普段の対人関係での自分のスタイルを振り返りましょう。
「聞く方が得意か、話す方が得意か」「意見が対立したときにどう対処するか」といった質問への自分なりの答えを事前に用意しておくことが効果的です。
エンゲージメントについては、学業やアルバイト、サークル活動で目標に取り組んだ経験を振り返りましょう。
「困難があっても最後までやり遂げた経験」「自分から主体的に行動した経験」を具体的に思い出しておくと、設問に対する回答に迷いが少なくなります。
自己分析は面接対策にも直結するため、3Eテスト対策と面接対策を同時に進められる効率的な方法です。
受検前の準備と心構え
3Eテストの受検前には、十分な睡眠をとって心身のコンディションを整えることが最も重要です。
検査時間は約35分と短いですが、知的能力検査とコミュニケーション力・エンゲージメント検査の両方に集中力が必要です。
体調が万全でないと、知的能力検査での計算スピードが落ちたり、コミュニケーション力検査で普段と異なる回答をしてしまったりするリスクがあります。
当日は検査開始時間に余裕を持って準備し、落ち着いた環境で受検に臨みましょう。
知的能力検査では時間配分を常に意識し、難しい問題に時間をかけすぎないことが大切です。
コミュニケーション力・エンゲージメント検査では、直感的に回答するペースを維持し、深読みしすぎないようにしましょう。
約35分間の集中力を切らさなければ、十分に実力を発揮できる検査です。
3Eテストに関するよくある質問
3Eテストについて就活生からよく寄せられる質問をまとめました。受検前の不安解消にお役立てください。
3Eテストの結果で落ちることはありますか?
3Eテストの結果によって選考で不利になる可能性はあります。
知的能力検査で基準点を下回った場合や、コミュニケーション力・エンゲージメントのスコアが極端に低い場合は、選考通過が難しくなることがあります。
ただし、3Eテストの結果だけで合否が決まるケースは稀であり、多くの企業では面接やESの評価と合わせて総合的に判断しています。
また、コミュニケーション力・エンゲージメント検査で回答の一貫性が著しく低い場合も、回答の信頼性が疑われるリスクがあります。
過度に不安を感じる必要はありませんが、知的能力検査の対策と自己分析をしっかり行ったうえで受検に臨みましょう。
正直で一貫した回答をすることが、結果的に最も安全な対策です。
3Eテストとエン・ジャパンの関係は?
3Eテストは、エン・ジャパン社が開発・提供している適性検査です。
エン・ジャパン社は「エン転職」「エンエージェント」などの人材サービスを運営する企業として知られています。
3Eテストはエン・ジャパン社のグループ企業であるエン SX社が提供しており、人材採用の現場で蓄積されたノウハウが検査設計に反映されています。
ただし、3Eテストはエン・ジャパン社の求人サービスを利用する企業だけでなく、幅広い企業が独自に導入しています。
エン・ジャパン経由で応募した企業だけでなく、他の経路で応募した企業の選考でも3Eテストが使われている場合があります。
志望企業の適性検査の種類は、就活口コミサイトや先輩の体験談で事前に確認しておきましょう。
3Eテストの対策にはどれくらい時間が必要ですか?
3Eテストの対策には、最低1〜2週間の準備期間を確保することをおすすめします。
SPI対策を既に行っている場合は、知的能力検査については追加の対策はほとんど不要で、時間配分の練習のみで対応できます。
SPI対策を行っていない場合は、2〜3週間の学習期間を見込んでおくと安心です。
コミュニケーション力・エンゲージメント検査の対策としての自己分析は、2〜3日程度で基本的な整理ができます。
過去の対人関係や目標達成の経験を振り返り、自分の行動パターンを言語化しておきましょう。
全体として、SPI対策の基礎がある状態であれば1週間程度の集中対策で十分に対応可能です。
まとめ
3Eテストは、エン・ジャパン社が開発した知的能力・コミュニケーション力・エンゲージメントの3つのEを測定する適性検査です。
検査時間は約35分で、能力検査とコミュニケーション力・エンゲージメント検査を合わせて実施します。
中途採用やベンチャー企業を中心に導入されており、チームワークや主体性を重視する企業での活用が広がっています。
対策としては、SPI対策本での知的能力検査対策と自己分析によるコミュニケーション力・エンゲージメント検査対策の両立が重要です。
この記事で紹介した出題パターン別の例題と解き方を活用し、3Eテスト対策を効率的に進めましょう。