
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「CUBIC」を受検することがあります。
CUBICはAGP社が提供する適性検査で、言語・数理・図形・論理・英語の最大5科目が出題される点が大きな特徴です。
この記事では、CUBICの例題を出題パターン別に掲載し、それぞれの解き方のポイントを詳しく解説します。
- CUBICの基本情報と出題形式
- CUBICの言語・数理・図形・論理の例題と解法
- CUBICの出題傾向と頻出パターン
- 効果的なCUBIC対策の方法
- CUBICを初めて受検する予定の人
- CUBICの出題パターンと解き方を事前に把握したい人
- CUBICの各科目の例題を解いて実力を確認したい人
目次[目次を全て表示する]
CUBICとは?基本情報をわかりやすく解説
CUBICは就活で受検する可能性がある適性検査の一つです。ここでは、CUBICの基本的な情報と特徴を解説します。
CUBICの概要と開発元
CUBICはAGP社(株式会社エージーピー)が開発・提供している適性検査です。
能力検査と性格検査の2パートで構成されており、受検者の学力と人物特性の両面を多角的に測定する仕組みになっています。
CUBICの最大の特徴は、能力検査の出題科目が言語・数理・図形・論理・英語の5科目に及ぶ点です。
SPIが言語と非言語の2科目を中心にしているのに対し、CUBICは出題範囲が広く、幅広い基礎学力が求められます。
中堅企業を中心に導入が進んでおり、近年は大手企業でも採用する企業が増えています。
CUBICは知名度こそSPIや玉手箱より低いものの、導入企業数は年々増加傾向にあるため、事前にしっかりと対策しておくことが大切です。
業種を問わずメーカー、IT、金融、サービス業などさまざまな企業で使われており、志望企業の選考でいつ出題されてもおかしくないテストです。
CUBICを導入している企業の傾向
CUBICは中堅企業から大手企業まで幅広い業種で導入されています。
特に注目すべきは、企業側がCUBICを選ぶ理由として「出題科目をカスタマイズできる柔軟性」を挙げるケースが多い点です。
例えば、英語力を重視するグローバル企業は英語科目を含める一方、技術職の採用では図形や論理科目を重点的に出題するといった使い分けが可能です。
また、CUBICの性格検査は約120問と比較的少ない問題数で受検者のパーソナリティを分析できるため、受検者の負担が少ない点も企業が導入する理由の一つです。
志望企業がCUBICを採用しているかどうかは、就活口コミサイトや先輩の体験談で確認するのが最も確実な方法です。
「見慣れない形式のWebテストだった」という口コミがある場合、CUBICの可能性が高いと考えてよいでしょう。
SPIと異なりCUBICは受検後に「CUBICを受けた」と明示されないこともあるため、テスト形式の特徴を事前に知っておくと安心です。
SPIや玉手箱との違い
CUBICとSPIの最大の違いは、出題科目数の多さにあります。
SPIは言語と非言語の2科目が中心ですが、CUBICは最大5科目にわたって出題されるため、幅広い分野の対策が必要になります。
玉手箱との違いとしては、玉手箱が1つの問題形式を連続して出題する「同一形式の繰り返し」方式であるのに対し、CUBICは科目ごとにさまざまな形式の問題が混在する点が挙げられます。
受検方式については、SPIがテストセンターやWebテスティングなど複数の形式を持つのに対し、CUBICはWeb受検が主流で、企業から案内されたURLにアクセスして自宅で受検するケースがほとんどです。
問題の難易度はいずれのテストも中学校〜高校初級レベルですが、CUBICは科目数が多い分、1科目あたりにかけられる対策時間が限られやすい点に注意が必要です。
SPI対策がCUBICの言語・数理分野にもそのまま活かせるため、SPIの対策を基盤にしてCUBIC特有の科目を追加する方法が最も効率的です。
CUBICを攻略するためには、他テストとの共通点と相違点を理解した上で対策の優先順位を決めることが重要です。
CUBICの出題形式と試験の全体像
CUBICの出題形式や制限時間を事前に把握しておくと、対策の計画が立てやすくなります。ここでは、試験の全体像を整理します。
科目構成と制限時間
CUBICの能力検査は、企業ごとに出題科目の組み合わせを選択できる仕組みになっています。
全5科目すべてが出題されるとは限らず、企業の採用方針に応じて2〜5科目の中から選ばれます。
制限時間は科目ごとに個別に設定されており、言語は約15分、数理は約20分、図形と論理はそれぞれ約15分、英語は約10分が目安です。
問題数は各科目20〜30問程度で、制限時間に対して問題数が多いのが特徴です。
全科目の合計所要時間は、5科目すべてが出題される場合で約75分程度となります。
加えて性格検査が約20分で実施されるため、全体では約90分〜100分を見込んでおくとよいでしょう。
1問あたりに使える時間が短いため、スピードと正確さを両立させる力が求められるテストです。
受検方式と環境
CUBICの受検方式はWebテスト形式(自宅受検)が主流です。
企業から案内されたURLにアクセスし、指定された期間内にパソコンで受検する形が一般的です。
一部の企業ではテストセンター形式やペーパーテスト形式を採用している場合もありますが、Web受検と比べると数は多くありません。
Web受検の場合、受検期限は案内が届いてから数日〜1週間程度と比較的短いことが多いため、事前に対策を済ませておくことが重要です。
受検環境としては、安定したインターネット接続と集中できる静かな場所を確保しましょう。
テスト途中で回線が切れるとやり直しができないケースもあるため、Wi-Fiが不安定な場合は有線接続に切り替えるなどの準備が必要です。
また、CUBICではWebテスト中に電卓の使用が認められているケースが多いため、使い慣れた電卓を手元に用意しておくと数理分野の解答がスムーズになります。
性格検査の概要
CUBICの性格検査は、約120問の質問に約20分で回答する形式です。
質問内容は「日常の行動や考え方に関する設問」が中心で、「あてはまる」から「あてはまらない」までの段階で回答します。
性格検査では、受検者のパーソナリティ、ストレス耐性、対人関係の傾向、職務適性などが分析されます。
能力検査とは異なり正解・不正解がないため、自分の日常の行動や考え方に素直に回答することが大切です。
ただし、一貫性のない回答をすると「虚偽傾向が高い」と判定されるリスクがあるため、最初から最後まで一貫した回答を心がけましょう。
性格検査は直感的にテンポよく答えることが重要で、1問ごとに長時間悩むと回答に矛盾が生じやすくなります。
能力検査に集中するあまり性格検査の対策を怠る人もいますが、企業によっては性格検査の結果を重視するケースもあるため、しっかりと準備しておきましょう。
CUBICの例題と解き方|言語分野
CUBICの言語分野では語彙力と文章読解力が問われます。ここでは、出題パターンごとに例題を掲載し、解き方のコツを解説します。
語彙・語句の意味を問う例題
CUBICの言語分野で最も出題頻度が高いのは、語句の意味を選ぶ問題です。
二字熟語や四字熟語の意味を問う問題が中心で、ビジネスシーンや時事で使われる語彙が出題される傾向にあります。
SPIの語彙問題と形式が似ているため、SPI対策の語彙リストがそのまま活用できる場面も多いです。
解き方のコツは、知らない語句でも漢字の構成要素からヒントを得ることです。
例えば「瑕疵」の「瑕」は「玉(宝石)のきず」、「疵」も「きず」を意味するため、「きず・欠点」と推測できます。
語彙問題は知識の有無が即座に結果に反映されるため、日頃からの語彙力の蓄積が最も確実な対策となります。
わからない問題に時間をかけても正解率は上がりにくいため、迷ったら直感で回答して次に進む判断力も重要です。
「忸怩」の意味として最も適切なものを選びなさい。
A. 怒りで我を忘れること B. 深く恥じ入ること C. 疑いの目で見ること D. 強く後悔すること
解答 B
解説
「忸怩(じくじ)」は自分自身の行いについて深く恥じ入るという意味です。「忸怩たる思い」という慣用表現で使われることが多く、単なる後悔(D)ではなく「恥ずかしさ」を伴う点がポイントです。「忸」「怩」ともに「恥じる」という意味を持つ漢字であり、同じ意味の漢字を重ねて強調しています。語彙問題では漢字の意味から推測するアプローチも有効です。
「簡潔」と最も意味が近い語を選びなさい。
A. 明瞭 B. 簡素 C. 端的 D. 要約
解答 C
解説
「簡潔」は無駄がなく手短にまとまっているという意味です。「端的」も余分なものを省いて要点だけを述べる意味を持ち、最も近い同義語です。「明瞭」は「はっきりしている」、「簡素」は「飾りがなく質素」、「要約」は「文章を短くまとめる行為」を指すため、いずれも「簡潔」の意味とはずれがあります。同義語問題では微妙なニュアンスの違いを見極める力が求められます。
文章読解の例題
文章読解では、200〜400字程度の短い文章を読んで内容を正しく把握できるかが問われます。
出題パターンとしては、「本文の内容と一致するものを選べ」「本文の主旨として最も適切なものを選べ」の2種類が中心です。
SPIの長文読解ほど文章は長くありませんが、制限時間が短いため速読力が重要になります。
解き方のコツは、先に設問を読んでから本文に目を通すことです。
設問で何が問われているかを把握した上で本文を読むと、注目すべきポイントが明確になり、効率的に解答できます。
また、選択肢の中に「すべて」「必ず」「絶対に」などの断定表現が含まれている場合は、本文にそこまで強い表現がないことが多く、誤りの選択肢である可能性が高いです。
読解問題では本文に書かれていない推測を含む選択肢を除外することが正答への近道です。
「テレワークの普及により、通勤時間の削減や柔軟な働き方が可能になった。一方で、社員同士のコミュニケーション不足や業務の進捗管理の難しさが新たな課題として浮上している。」この文章の主旨として最も適切なものを選びなさい。
A. テレワークはメリットがある一方で課題もある B. テレワークは廃止すべきである C. テレワークは通勤時間を削減するための制度である D. テレワークの課題はコミュニケーション不足だけである
解答 A
解説
本文はテレワークのメリット(通勤時間の削減・柔軟な働き方)と課題(コミュニケーション不足・進捗管理の難しさ)の両面を述べています。Bの「廃止すべき」は本文にない主張であり、Cはメリットの一部だけを取り上げた不完全な要約です。Dは「だけである」という限定が不適切で、本文では進捗管理の難しさも挙げています。Aが本文全体の主旨を正確にまとめています。
言語分野の解き方のポイント
CUBICの言語分野で高得点を取るためには、語彙力の強化と解答スピードの向上の2点を意識して対策することが大切です。
語彙問題は即座に正解がわかるかどうかで解答時間が大きく変わるため、事前の知識量が得点を左右します。
SPI対策本に掲載されている頻出語彙リストに加え、新聞やビジネス書に出てくる語句にも日頃から目を通しておくと、カバーできる範囲が広がります。
同義語・反意語はセットで覚えると記憶に定着しやすく、効率的に語彙力を伸ばせます。
文章読解に関しては、毎日1〜2本のニュース記事を読んで要旨を1文でまとめる練習が効果的です。
この練習を続けることで、文章の要点を素早く把握する力と、本文に書かれていない情報を見抜く力が同時に鍛えられます。
言語分野は努力が得点に直結する科目であるため、毎日15〜20分の学習を継続することで着実にスコアを向上させることができます。
CUBICの例題と解き方|数理分野
CUBICの数理分野は四則演算から図表読み取りまで幅広く出題されます。ここでは、頻出パターンの例題を通じて解法を身につけましょう。
割合・百分率の例題
CUBICの数理分野で最も出題頻度が高いのは、割合や百分率に関する計算問題です。
「定価の○%引き」「前年比○%増」「全体の何%にあたるか」など、さまざまな切り口で出題されます。
割合の計算は日常生活やビジネスシーンでも頻繁に使うスキルであるため、企業側が重視している分野の一つです。
解き方のコツは、「○%引き」は「(100−○)%の金額」と読み替えることです。
例えば「30%引き」なら「元の70%」と即座に変換できると、計算ステップが減り解答スピードが上がります。
分数と小数の変換もスムーズにできるようにしておくと、計算途中でつまずくことが少なくなります。
0.25=1/4、0.125=1/8などの頻出変換は暗記しておきましょう。
ある店舗の先月の売上は500万円で、今月の売上は580万円であった。今月の売上は先月と比べて何%増加したか。
A. 8% B. 14% C. 16% D. 18%
解答 C
解説
増加率は(580−500)÷500×100=80÷500×100=16%です。増加率の公式は「(変化後−変化前)÷変化前×100」です。80÷500は分子・分母を10で割ると8÷50、さらに分子・分母を2で割ると4÷25=0.16となり、百分率で16%です。増減率の問題では「変化前」を分母にすることを忘れないようにしましょう。
600人の社員のうち、72%が研修に参加した。研修に参加した社員は何人か。
A. 412人 B. 420人 C. 432人 D. 450人
解答 C
解説
600×0.72=432人が正解です。計算を楽にするコツとして、600×0.72を600×72÷100と考え、600×72=43,200、43,200÷100=432と段階的に計算する方法があります。また、600×0.7=420、600×0.02=12と分解して420+12=432とする方法も有効です。百分率の問題では計算ミスを防ぐため、概算で選択肢を絞り込んでから正確に計算する戦略が効果的です。
図表の読み取りの例題
図表の読み取りは、表やグラフから必要な数値を正確に抽出して計算する問題です。
棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、表形式のデータなど、多様な資料が出題の対象となります。
問われる内容は「構成比の算出」「増減率の計算」「複数データの比較」などが中心です。
解き方のコツは、まず設問を確認してから図表を見ることです。
図表全体をくまなく分析するのではなく、設問に答えるために必要なデータだけを効率よく読み取りましょう。
また、グラフの目盛りの単位(千人、百万円など)を最初に確認する習慣をつけることで、単位の読み間違いによるケアレスミスを防げます。
構成比の問題では「各項目÷合計×100」の公式を素早く使いこなせるようにしておきましょう。
ある会社の部門別売上高が次の通りであった。「営業部:360万円、企画部:240万円、開発部:600万円」全体に占める営業部の売上構成比として正しいものを選びなさい。
A. 25% B. 30% C. 33% D. 36%
解答 B
解説
全体の売上は360+240+600=1,200万円です。営業部の構成比は360÷1,200×100=30%です。360÷1,200は分子・分母を120で割ると3÷10=0.3、つまり30%となります。構成比の計算では、まず合計値を正確に求めることが第一歩です。合計の計算ミスがあるとすべての構成比が狂うため、足し算は丁寧に確認しましょう。
数理分野の解き方のポイント
CUBICの数理分野を攻略するカギは、基本的な計算力と公式を素早く適用する力の2つです。
割合・百分率・比の計算は出題頻度が特に高いため、これらを確実に解けるようにしておくことが最優先です。
速さ・距離・時間の関係式や、濃度の計算なども出題される場合があるため、中学数学の基本公式は一通り復習しておくと安心です。
解答スピードを上げるためには、概算で選択肢を絞り込むテクニックが非常に有効です。
例えば、600×0.72の計算では「600×0.7=420なのでそれよりやや大きい」と概算するだけで、選択肢を2つ程度に絞れることがあります。
ケアレスミスを防ぐためには、計算結果が出た時点で選択肢と照合する前に桁数と単位が合っているかを確認する習慣をつけましょう。
SPI対策の非言語問題集は数理分野の対策にも十分に活用できるため、SPI対策と並行して効率的に学習を進めることをおすすめします。
CUBICの例題と解き方|図形・論理分野
CUBICの図形・論理分野はSPIには含まれない独自の出題がある点が特徴です。ここでは、各分野の例題と解法を詳しく紹介します。
図形問題の例題
CUBICの図形問題では、空間認識能力と図形の把握力が測定されます。
代表的な出題パターンとしては、展開図から組み立てた立体の形を選ぶ問題、図形を回転・反転させたときの形を答える問題、複数の図形を重ねたときの形を選ぶ問題などがあります。
図形問題はSPIではほとんど出題されないため、CUBIC特有の対策が必要です。
解き方のコツは、頭の中だけで図形を動かそうとせず、紙にメモを書いて視覚的に確認することです。
展開図の問題では、向かい合う面の関係を素早く判断するルール(「一列に並ぶ面は1つ飛ばしで向かい合う」など)を覚えておくと、短時間で正解にたどり着けます。
図形問題は苦手意識を持つ人が多いですが、出題パターンは限られているため、数をこなして典型問題に慣れることが最善の対策です。
公務員試験の「空間把握」分野の問題集も図形対策に役立つため、余裕がある人は併用するとよいでしょう。
次の図形の列は、ある規則に従って並んでいる。「○、△、□、○、△、□、○、?」の「?」に入る図形を選びなさい。
A. ○ B. △ C. □ D. ☆
解答 B
解説
この列は「○→△→□」の3つの図形が繰り返される規則です。1番目が○、2番目が△、3番目が□、4番目が○…と3つ周期で繰り返しています。8番目の図形は、8÷3=2余り2なので、周期の2番目の図形である△が入ります。規則性の問題では、まず繰り返しの周期を見つけ、何番目が周期の何番目にあたるかを計算するのが基本的な解法です。
サイコロの展開図が十字型に配置されている。上面に「2」、左から順に「3」「1」「4」「5」、下面に「6」と並んでいるとき、「1」の面と向かい合う面の数字を選びなさい。
A. 2 B. 4 C. 5 D. 6
解答 C
解説
十字型展開図で横一列に「3」「1」「4」「5」と並んでいる場合、「1」から2つ離れた位置にある「5」が向かい合う面になります。展開図では、一列に並んだ面のうち1つ飛ばした面が向かい合う関係にあります。「3」と「4」は「1」に隣接しているため向かい合わず、「2」と「6」は上下に位置するため互いに向かい合う面です。展開図の問題では、組み立てたときの位置関係をルールとして覚えておくと素早く判断できます。
論理問題の例題
CUBICの論理問題では、命題の真偽判断や条件付き推論が問われます。
出題パターンとしては、「AならばB」という前提から論理的に導かれる結論を選ぶ問題が中心です。
「対偶」「逆」「裏」の関係を正しく理解していないと正答できない問題が多く、論理学の基本知識が求められます。
対偶とは「AならばB」に対して「BでないならばAでない」のことで、元の命題と必ず真偽が一致します。
一方、逆(「BならばA」)と裏(「AでないならばBでない」)は元の命題が正しくても必ずしも正しいとは限りません。
この3つの区別をしっかり押さえておくことが、論理問題で確実に得点するための基本です。
また、ベン図を使って集合の包含関係を視覚的に整理すると、複雑な条件でも関係を正確に把握できるようになります。
「このプロジェクトが成功するならば、全員が協力している」が正しいとき、必ず正しいと言えるものを選びなさい。
A. 全員が協力しているならば、プロジェクトは成功する B. 全員が協力していないならば、プロジェクトは成功しない C. プロジェクトが成功しないならば、全員が協力していない D. 全員が協力していれば、プロジェクトは必ず成功する
解答 B
解説
元の命題「成功する→全員が協力している」の対偶は「全員が協力していない→成功しない」です。対偶は元の命題と必ず真偽が一致するため、Bが正しいと言えます。Aは逆(「協力している→成功する」)であり、協力していても他の要因で失敗する可能性があるため必ず正しいとは言えません。Cは元の命題の否定を入れ替えた形ですが、成功しなくても協力している場合はあり得るため誤りです。Dも逆と同じ内容であり、必ず正しいとは限りません。
次の3つの条件がすべて正しいとき、確実に言えるものを選びなさい。「条件1:AはBより背が高い。条件2:CはBより背が低い。条件3:DはAより背が高い。」
A. DはCより背が高い B. BはDより背が高い C. CはAより背が高い D. BはCより背が低い
解答 A
解説
条件を整理すると、条件1よりA>B、条件2よりB>C、条件3よりD>Aです。これを並べるとD>A>B>Cの順番になります。したがってDはCより背が高い(A)が確実に正しいと言えます。B「BはDより背が高い」は順番に反するため誤り、C「CはAより背が高い」も誤り、D「BはCより背が低い」はB>Cなので誤りです。推論問題では条件を順序関係として整理し、全体の並び順を確定させるのが基本の解法です。
図形・論理分野の解き方のポイント
図形・論理分野はCUBICの中でも対策が後回しになりやすい分野ですが、得点差がつきやすいため軽視できません。
図形問題は出題パターンが限定的であり、展開図・回転体・規則性の3つの典型パターンを押さえておけば、大半の問題に対応できます。
苦手意識がある人は、まず展開図の向かい合う面の法則を確実に覚えることから始めましょう。
論理問題については、「対偶」「逆」「裏」の区別を正確に理解することが最重要です。
この3つの概念をしっかり身につけるだけで、論理問題の正答率は大幅に向上します。
推論問題では、条件を箇条書きに整理し、不等号や矢印を使って関係性を視覚化するクセをつけましょう。
図形・論理分野はSPI対策だけではカバーしきれないため、CUBIC専用の問題集や公務員試験の判断推理の問題集で追加の練習を行うことが効果的です。
CUBICの出題傾向と頻出パターン
CUBICの出題傾向を事前に把握しておくことで、効率的に対策を進められます。ここでは、科目ごとの頻出パターンと難易度を整理します。
科目別の頻出テーマ
CUBICの各科目で特に出題頻度が高いテーマを把握しておくと、対策の優先順位を明確にできます。
言語分野では、語句の意味(二字熟語・四字熟語)が最も多く、次いで同義語・反意語、文章読解の順に出題される傾向があります。
数理分野では、割合・百分率の計算と図表の読み取りが頻出で、この2テーマで数理分野全体の約半分を占めるとされています。
図形分野では展開図と図形の規則性が多く出題され、論理分野では命題の真偽判断と条件推論が中心です。
英語分野は語彙問題と読解問題が出題されますが、企業によっては英語科目自体が含まれないケースもあります。
最も出題される可能性が高い言語と数理は最優先で対策し、図形・論理・英語は志望企業の出題状況に応じて優先度を判断しましょう。
言語と数理の2科目はほぼすべての企業で出題されるため、この2科目を安定して解けるレベルに仕上げることが高得点への近道です。
難易度の特徴と注意点
CUBICの問題1問あたりの難易度は、中学校〜高校初級レベルです。
言語分野は一般的な語彙力があれば解ける問題が多く、大学受験レベルの難単語が出題されることはほとんどありません。
数理分野も四則演算や割合の計算が中心であり、微積分や確率統計のような高度な数学知識は不要です。
ただし、CUBICの本当の難しさは1問ごとの難易度ではなく、制限時間の短さと出題範囲の広さにあります。
1問あたりに使える時間が30秒〜1分程度しかないため、考え込んでいると時間切れになってしまいます。
図形・論理分野は他のテストで馴染みがない分、初見では難しく感じる人が多いですが、パターンを覚えれば確実に対応できます。
事前に問題形式に慣れておけば、難易度的には十分に高得点を狙える試験であるため、練習量を確保して臨みましょう。
時間配分の戦略
CUBICで高得点を取るためには、科目ごとの時間配分を事前に計画しておくことが不可欠です。
各科目の制限時間と問題数から1問あたりの目安時間を算出し、その時間を超えたら次の問題に進むルールを決めておきましょう。
例えば、言語分野が15分で25問なら1問あたり約36秒、数理分野が20分で25問なら1問あたり約48秒が目安です。
語彙問題のように即座に回答が決まる問題は20秒以内で処理し、浮いた時間を計算問題に回す戦略が有効です。
残り5分の時点で未回答の問題がないか確認し、空欄があればとりあえず回答しておくことも大切です。
CUBICでは無回答よりも誤答の方がリスクが低いとされるため、すべての問題に回答を入れることを心がけましょう。
模擬テストで実際に時間を計りながら練習し、自分に合った最適な解答ペースを見つけておくことが本番での安定した得点につながります。
CUBICの効果的な対策方法
CUBICは出題範囲が広いため、限られた時間で効率よく対策することが重要です。ここでは、実践的な対策方法を紹介します。
SPI対策をベースにCUBIC特有分野を補強する
CUBICの最も効率的な対策方法は、SPI対策を土台にしてCUBIC特有の科目を追加で対策するアプローチです。
CUBICの言語分野はSPIの言語問題と出題範囲が重なる部分が多く、SPI対策で身につけた語彙力がそのまま活かせます。
数理分野についても、SPIの非言語問題で学んだ割合や比の計算はCUBICでも頻出テーマであるため、SPI対策が直接的な効果を発揮します。
SPIの基礎を固めた上で、CUBICにのみ出題される図形と論理の2分野を追加で対策すれば、効率よく全科目をカバーできます。
図形問題の対策には、公務員試験の「判断推理」「空間把握」の問題集が参考になります。
論理問題についても、公務員試験対策のテキストで命題の真偽判断や推論の基本パターンを学ぶと、理解が深まります。
CUBIC専用の問題集は市販の種類が少ないですが、「Webテスト完全突破法」シリーズなどにCUBICの問題が収録されているため、優先的に取り組みましょう。
模擬テストで本番力を鍛える
CUBICの対策で欠かせないのが、本番と同じ条件での通し練習です。
1問ずつ時間を気にせず解くだけでは、本番に必要なスピード感覚と時間配分の力が身につきません。
制限時間を設定して全科目を通しで解く模擬テストを、受検日までに最低3回は実施することをおすすめします。
模擬テストを実施する際は、本番に近い環境を再現することが重要です。
静かな場所でパソコンを使い、電卓以外の参考資料は見ないというルールで取り組みましょう。
模擬テストの結果を分析し、正答率が低い分野や解答に時間がかかった分野を特定して重点的に補強します。
毎回の模擬テストで時間配分を微調整し、自分にとって最適な解答ペースを確立することが本番での高得点に直結します。
対策スケジュールの立て方
CUBICの対策は、受検日の2〜3週間前から開始するのが理想的です。
1週目は、SPI対策本の言語・非言語問題を使って基礎的な計算力と語彙力を確認し、弱点がないか洗い出します。
併せてCUBICの図形・論理分野の問題形式を把握し、どのようなパターンが出題されるかを理解しておきましょう。
2週目は、図形・論理分野を集中的に対策する期間です。
展開図や規則性の問題、命題の真偽判断や推論問題を繰り返し練習し、CUBICならではの出題パターンに慣れましょう。
3週目は模擬テストを中心に行い、時間配分の最終調整と弱点の仕上げに充てます。
SPIの対策がすでに済んでいる人は、図形・論理分野の対策に集中することで1〜2週間でも十分な準備が可能です。
CUBICの例題に関するよくある質問
CUBICについて就活生から寄せられるよくある質問に回答します。受検前の不安を解消しましょう。
CUBICの例題を無料で練習できるサイトはありますか?
CUBICの練習問題を無料で提供しているWebサイトは、SPIや玉手箱と比較すると数が少ないのが現状です。
CUBIC専門の対策サイトはほとんどありませんが、就活情報サイトの中にCUBICの例題を掲載しているページがいくつか存在します。
また、CUBICの言語・数理分野はSPIと出題範囲が重なるため、SPIの無料練習サイトで基礎力を鍛えることは十分に有効です。
図形・論理分野については、公務員試験の判断推理や空間把握の無料問題を活用するとよいでしょう。
無料サイトだけでは問題数に限りがあるため、市販のCUBIC対策本を1冊購入して演習量を確保することをおすすめします。
「Webテスト完全突破法」シリーズにはCUBICの問題が収録されており、出題形式に慣れるための教材として最適です。
Webサイトと問題集を併用することで、幅広い問題に触れることができ、対策の精度が上がります。
CUBICとSPIの対策は同時にできますか?
CUBICとSPIの対策は同時に進めることが可能であり、むしろ併行して対策するのが効率的です。
CUBICの言語分野はSPIの言語問題とほぼ同じ範囲をカバーしており、語彙力の強化はどちらのテストにも直結します。
数理分野についても、割合や比の計算、図表の読み取りはSPIの非言語問題と共通するテーマが多いため、一度の学習で両方に対応できます。
CUBICとSPIの対策で異なるのは、CUBICにのみ出題される図形と論理の2分野です。
SPI対策を基本としつつ、追加でCUBICの図形・論理分野を1〜2週間練習すれば、両テストへの対策が完了します。
就活ではSPIを受検する機会の方が多いため、まずSPI対策から始め、CUBICが出題される企業のエントリーが近づいたタイミングで図形・論理分野を追加するスケジュールがおすすめです。
SPI対策の学習時間が無駄にならない点が、CUBIC対策をSPIと併行して進める最大のメリットです。
CUBICで電卓は使えますか?
CUBICのWeb受検では、電卓の使用が認められているケースが多いです。
テストセンターやペーパーテスト形式の場合は電卓の持ち込みが禁止されることがありますが、自宅でのWeb受検であれば基本的に電卓を利用できます。
ただし、企業によって受検ルールが異なる場合があるため、受検案内に記載されている注意事項を必ず確認しましょう。
電卓が使える場合でも、すべての計算を電卓に頼ると入力ミスのリスクが生じます。
暗算でできる簡単な計算は暗算で処理し、桁数の多い掛け算や割り算を電卓で行うという使い分けが効率的です。
電卓を使う際は、入力した数字が正しいかを画面で確認してから計算ボタンを押す習慣をつけるとケアレスミスを減らせます。
受検前に使い慣れた電卓を手元に用意しておき、本番でスムーズに操作できる状態にしておくことが大切です。
まとめ
CUBICは、AGP社が提供する言語・数理・図形・論理・英語の最大5科目を含む適性検査です。
出題範囲の広さと制限時間の短さが特徴であり、各科目の出題パターンを事前に把握して解き方を身につけておくことが高得点への近道です。
言語・数理分野はSPI対策と重なる部分が多いため、SPI対策を基盤にしつつ図形・論理分野を追加で対策するのが効率的です。
本番では時間配分がカギを握るため、模擬テストで自分に合った解答ペースを確認しておきましょう。
この記事で紹介した例題と解法を活用し、出題パターンに慣れた状態でCUBIC本番に臨んでください。