
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「GPS」を受検することがあります。
GPSはベネッセi-キャリアが提供する思考力とパーソナリティを測定する適性検査です。
この記事では、GPSの例題を出題パターン別に紹介し、解き方のコツや解法のポイントを詳しく解説します。
- GPSの基本情報と出題形式
- 批判的思考力・協働的思考力・創造的思考力の例題と解き方
- パーソナリティ検査の回答ポイント
- 効果的なGPS対策の方法
- GPSを初めて受検する人
- GPSの思考力テストの解き方を知りたい人
- GPSの記述式問題への対策方法を学びたい人
目次[目次を全て表示する]
GPSとは?基本情報をわかりやすく解説
GPSは新卒採用で導入が拡大している適性検査です。ここでは、GPSの概要や出題形式、他のテストとの違いについて確認しましょう。
GPSの概要と特徴
GPSは、ベネッセi-キャリアが開発・提供している適性検査で、正式名称は「Growing Potential for Success」です。
従来のSPIや玉手箱のように知識量や計算力を問うテストとは異なり、受検者の「思考力」と「パーソナリティ」の2つを測定することを目的としています。
思考力テストでは「批判的思考力」「協働的思考力」「創造的思考力」の3つの力を測定します。
最大の特徴は、動画やテキストを使った問題に対して記述式で回答するパートがある点です。
選択式だけでなく、自分の考えを文章で論理的に表現する力が求められるため、他の適性検査とは対策のアプローチが大きく異なります。
受検時間は思考力テストが約35分、パーソナリティ検査が約25分の合計約60分です。
大手メーカーやIT企業を中心に導入が拡大しており、今後さらに受検機会が増えることが予想されます。
GPSを導入している企業の傾向
GPSは、大手メーカーやIT企業を中心に導入が広がっています。
従来のSPIや玉手箱では測りきれない「考える力」を評価したいという企業ニーズに応える形で、導入企業数は年々増加しています。
特に、問題解決力やイノベーション志向を重視する企業がGPSを選ぶ傾向にあります。
これは、GPSが単なる知識ではなく、情報を分析して自分なりの考えを構築する力を測定できるためです。
志望企業がGPSを導入しているかどうかは、選考案内や就活口コミサイトで確認できることが多いため、事前にチェックしておきましょう。
GPSという名前が明記されていなくても、「思考力テスト」や「記述式テスト」という記載がある場合はGPSである可能性があります。
GPSの出題形式と他のテストとの違い
GPSが他の適性検査と大きく異なるのは、思考のプロセスを評価する点です。
SPIや玉手箱は「正解を選ぶスピードと正確性」が重視されますが、GPSでは「どのように考えたか」が評価の対象になります。
出題形式は選択式と記述式の2種類があり、記述式では200〜300字程度で自分の考えを論述します。
また、動画形式の問題が含まれる点も他のテストにはない特徴です。
動画では会議やプレゼンテーションの場面が再現され、登場人物の発言や状況を分析して回答する必要があります。
パーソナリティ検査は質問に対して段階評価で回答する形式で、正解・不正解はありません。
このように、GPSは知識の暗記ではなく実践的な思考力を測定するテストとして、従来型の適性検査とは一線を画しています。
批判的思考力の例題と解き方
批判的思考力は、情報を正確に分析し論理的に判断する力を測定するパートです。ここでは、出題パターンごとの例題と解法を紹介します。
情報の読み取りと事実判断の例題
批判的思考力で最も基本的なパターンが、与えられた情報から事実と意見を区別する問題です。
テキストや資料を読み、そこに書かれている内容が「客観的事実」なのか「主観的意見」なのかを正しく判断する力が問われます。
解き方のコツは、文中に「〜と思われる」「〜だろう」「〜すべきだ」といった推測や主張を表す表現がないかを確認することです。
数値やデータに基づく記述は事実である可能性が高く、個人の解釈が入った表現は意見として分類できます。
以下の文章を読み、「事実」と「意見」を区別してください。
「A社の売上高は前年比120%に増加した。この成長率は業界トップクラスであり、今後もA社は市場を牽引していくだろう。」
A. 両方とも事実である B. 前半は事実、後半は意見 C. 前半は意見、後半は事実 D. 両方とも意見である
解答 B
解説
前半の「売上高は前年比120%に増加した」は数値データに基づく客観的事実です。
一方、後半の「今後もA社は市場を牽引していくだろう」は「〜だろう」という推測表現が含まれており、書き手の意見です。
このように、データと推測を区別する視点を持つことが批判的思考力の基本です。
論理的推論の例題
論理的推論の問題では、前提条件から正しい結論を導き出す力が問われます。
複数の条件や情報が提示され、そこから論理的に導ける結論を選択するパターンが典型的です。
解き方のポイントは、与えられた前提だけを使って考えることです。
自分の常識や先入観を持ち込まず、問題文に書かれた情報のみで判断する姿勢が重要になります。
前提1:すべての新入社員は研修を受ける。前提2:田中さんは研修を受けていない。
上記の前提から確実に言えることはどれか。
A. 田中さんは新入社員ではない B. 田中さんは中途採用である C. 田中さんは研修を免除された D. 田中さんはベテラン社員である
解答 A
解説
「すべての新入社員は研修を受ける」の対偶は「研修を受けていない人は新入社員ではない」となります。
田中さんは研修を受けていないため、論理的に「新入社員ではない」と確実に言えます。
B・C・Dは前提条件からは導けない情報であり、推測に過ぎません。
データ分析と根拠判断の例題
データ分析の問題では、グラフや表の情報を正確に読み取り、適切な判断を下す力が測定されます。
複数のデータが提示され、それらを比較・分析して最も妥当な結論を導く形式です。
解き方のコツは、まずデータの全体像を把握し、次に選択肢ごとにデータとの整合性を確認することです。
特に、相関関係と因果関係を混同しないよう注意しましょう。
ある調査で「読書量が多い人ほど年収が高い傾向がある」というデータが得られた。この結果から確実に言えることはどれか。
A. 読書すれば年収が上がる B. 年収が高い人は時間に余裕があるから読書する C. 読書量と年収には正の相関がある D. 読書は成功の必須条件である
解答 C
解説
データが示しているのは「読書量と年収に正の相関がある」という統計的事実だけです。
Aは因果関係を断定しており、Bは逆の因果関係を推測しています。
Dも因果関係を前提とした主張です。
相関関係があっても因果関係が証明されたわけではないため、Cが最も正確な記述です。
協働的思考力の例題と解き方
協働的思考力は、複数の立場や意見を理解し建設的に合意形成を図る力を測定します。ここでは、代表的な出題パターンと解法を紹介します。
異なる立場の意見を整理する例題
協働的思考力で頻出するのが、複数の登場人物が異なる意見を述べる場面を読み、各意見の論点を正確に整理する問題です。
動画形式で出題されることもあり、会議の場面で3〜4人がそれぞれの主張を展開するケースが典型的です。
解き方のポイントは、各人物の「主張」と「根拠」を分けてメモすることです。
誰が何を主張し、その理由は何かを整理することで、意見の対立点や共通点が明確になります。
以下の会議での3人の発言を読み、全員に共通する考えはどれか。
Aさん「コストを抑えるため国内生産に切り替えるべきだ」Bさん「品質を維持するには海外の専門工場が必要だ」Cさん「納期を守るためにはまず国内で試作品を作るべきだ」
A. 海外生産を維持すべき B. 国内生産を最優先にすべき C. 製品の質を落とすべきではない D. コスト削減が最も重要
解答 C
解説
Aさんはコスト重視、Bさんは品質重視、Cさんは納期重視とそれぞれ優先事項は異なります。
しかし、3人とも製品の質を落とすことを前提にしていない点は共通しています。
異なる意見から共通項を見つけ出す力が協働的思考力の核心です。
合意形成の方法を考える例題
合意形成の問題では、対立する意見をどのように調整して全員が納得できる結論に導くかが問われます。
単に多数決で決めるのではなく、各意見の良い部分を取り入れた建設的な提案ができるかが評価されます。
解き方のコツは、対立の本質を見極めることです。
表面的な主張の違いではなく、各人物が本当に守りたい利益や価値観は何かを考えると、両立可能な解決策が見えてきます。
記述式で出題された場合は、全員の意見を踏まえたうえで折衷案を提示し、その根拠を論理的に説明することが求められます。
AさんとBさんが新商品の価格について対立している。Aさんは「高価格で利益率を上げたい」、Bさんは「低価格でシェアを取りたい」と主張している。両者が納得できる提案として最も適切なものはどれか。
A. Aさんの意見を採用する B. Bさんの意見を採用する C. 中間価格で発売し、販売実績を見て調整する D. 価格の議論を先送りにする
解答 C
解説
Cは両者の意見を取り入れた折衷案であり、データに基づいて後から調整するという合理的なプロセスを提案しています。
AやBは一方的で合意形成になっておらず、Dは問題の先送りに過ぎません。
協働的思考力では、このような建設的な調整力が評価されます。
記述式の協働的思考力問題の解き方
GPSの協働的思考力では、記述式で自分の考えを200〜300字程度で記述する問題が出題されます。
典型的なテーマとしては、「チーム内で意見が対立した場合にどのように解決するか」「異なる価値観を持つメンバーとの協働のあり方」などが挙げられます。
記述式の解き方で最も重要なのは、結論を先に述べてから根拠を示す構成にすることです。
まず「私は〜と考える」と結論を明示し、その後に「なぜなら〜」と理由を述べ、最後に具体例や実現方法を補足するのが効果的です。
また、一方の意見だけを支持するのではなく、双方の立場を理解したうえで建設的な提案をする姿勢を示しましょう。
文字数は200〜300字程度を目安にし、論点がぶれないよう簡潔にまとめることを意識してください。
- 結論ファーストで書く(最初に自分の立場を明示)
- 根拠を2つ程度示す
- 対立する意見にも配慮を示す
- 文字数は200〜300字を目安にする
創造的思考力の例題と解き方
創造的思考力は、既存の枠組みにとらわれず新しいアイデアを生み出す力を測定します。ここでは、出題パターンと効果的な解法を紹介します。
新しいアイデアを発想する例題
創造的思考力で出題される代表的なパターンが、与えられたテーマについて新しいアイデアを提案する問題です。
「もし〜だったら」「〜を改善するにはどうすればよいか」といった仮説思考が求められます。
解き方のポイントは、常識的な発想にとどまらず、視点を変えてみることです。
例えば「ユーザー」「提供者」「第三者」など立場を変えて考えると、異なるアイデアが生まれやすくなります。
ただし、突飛すぎるアイデアではなく、実現可能性と新規性のバランスが取れた提案が高く評価されます。
「地方の商店街の活性化策」について、最も創造的なアプローチはどれか。
A. 大型ショッピングモールを誘致する B. 商店街の各店舗がオンライン販売を共同で始める C. 補助金を増やす D. 営業時間を延長する
解答 B
解説
Bは既存の商店街の強みを活かしつつ、デジタル技術を組み合わせた新しい価値を生み出す提案です。
AやDは従来型のアプローチであり、Cは根本的な解決策ではありません。
創造的思考力では、既存の資源を新しい方法で組み合わせる発想が求められます。
異なる要素を組み合わせる例題
創造的思考力では、一見関連のない要素を組み合わせて新しい価値を生み出す問題も出題されます。
異業種のサービスを掛け合わせたり、既存の技術を別の分野に応用したりするアイデアが問われます。
解き方のコツは、それぞれの要素が持つ「本質的な機能」を抽出することです。
表面的な特徴ではなく、根本的に何を提供しているかを考えると、意外な組み合わせが見つかります。
例えば、「カフェ」の本質は「飲食」ではなく「くつろげる空間の提供」と捉えると、図書館やコワーキングスペースとの融合が発想できます。
このように、抽象化してから再結合する思考プロセスを意識することが重要です。
- 既存の概念を抽象化して本質を捉える
- 異なる分野の要素を掛け合わせる
- 「もしも〜だったら」で仮説を立てる
- 実現可能性と新規性のバランスを意識する
記述式の創造的思考力問題の解き方
記述式の創造的思考力問題では、テーマに対して独自の視点でアイデアを提案し、その根拠を論述することが求められます。
よくあるテーマとしては、「〜の課題を解決する新しいサービスを考えてください」「〜の利用者を増やすにはどうすればよいか」などがあります。
解き方のポイントは、まず課題の本質を的確に捉えることです。
課題を正しく定義できれば、それに対する解決策の説得力が格段に上がります。
構成としては「課題の定義→アイデアの提案→実現方法→期待される効果」という流れで書くと、論理的かつ説得力のある回答になります。
採点者は思考のオリジナリティとロジックの一貫性を見ているため、誰でも思いつくような一般論は避けましょう。
200〜300字という限られた文字数の中で、自分ならではの視点を盛り込むことが高評価のカギです。
パーソナリティ検査の出題パターンと回答ポイント
GPSにはパーソナリティ検査も含まれており、思考力テストとは異なるアプローチで対策する必要があります。ここでは、出題パターンと回答のコツを解説します。
パーソナリティ検査で測定される項目
GPSのパーソナリティ検査では、受検者の性格特性や行動傾向を多角的に測定します。
具体的には、主体性・協調性・柔軟性・ストレス耐性・達成志向といった、ビジネスシーンで求められる行動特性が測定対象です。
質問は「あてはまる」から「あてはまらない」までの段階で回答する形式で、約25分間で多数の質問に答えていきます。
パーソナリティ検査は思考力テストとは異なり、正解・不正解はありません。
企業は受検者のパーソナリティと自社の求める人材像が合致しているかを確認するために活用しています。
そのため、自分を偽った回答をしても入社後のミスマッチにつながるだけで、結果的に双方にとってマイナスになります。
パーソナリティ検査の出題例と回答の考え方
パーソナリティ検査では、日常生活や仕事における行動傾向を問う質問が多数出題されます。
例えば「新しいことに挑戦するのが好きだ」「計画を立ててから行動する方だ」「チームで協力するよりも一人で取り組む方が得意だ」といった質問です。
回答の考え方として最も重要なのは、一貫性を保つことです。
似たような質問が角度を変えて複数回出題されるため、矛盾した回答をすると信頼性が低いと判定される可能性があります。
深く考えすぎず、直感的に回答することが推奨されています。
また、「どちらともいえない」という中間回答ばかりを選ぶと、特徴の薄い結果になるため、ある程度自分の傾向を明確に示すことを意識しましょう。
- 正直に回答する(自分を偽らない)
- 回答に一貫性を持たせる
- 直感的に回答する(考えすぎない)
- 中間回答ばかりにならないよう注意する
パーソナリティ検査で企業が見ているポイント
企業がパーソナリティ検査の結果で重視しているのは、自社のカルチャーや求める人材像との適合度です。
例えば、チームワークを重視する企業では協調性やコミュニケーション力の高さが求められます。
一方、個人の裁量が大きい企業では主体性や自律性が重視される傾向にあります。
重要なのは、特定の回答パターンが「正解」というわけではないという点です。
ある企業では高く評価される特性が、別の企業ではマイナスに働くこともあります。
そのため、企業に合わせて回答を操作するのではなく、ありのままの自分を正確に反映させることが最善の対策です。
自己分析を通じて自分の強みや価値観を整理しておくと、回答に迷いがなくなり、結果として一貫性のある回答ができます。
GPSの解法テクニックと時間配分
GPSは約60分の制限時間の中で思考力テストとパーソナリティ検査の両方を完了する必要があります。ここでは、実践的な解法テクニックを紹介します。
選択式問題の効率的な解き方
選択式問題では、消去法を活用して正答率を上げることが基本戦略です。
まず問題文を読んだら、明らかに誤りと判断できる選択肢を先に排除しましょう。
特に、批判的思考力の問題では「すべて」「必ず」「絶対に」といった断定的な表現を含む選択肢は誤りである可能性が高いです。
逆に、「可能性がある」「場合によっては」といった慎重な表現を含む選択肢は正解に近いことが多い傾向にあります。
1問に時間をかけすぎないことも重要で、1問あたり2〜3分を目安に解き進めましょう。
迷った場合は一旦回答して次に進み、時間が余ったら見直す方が効率的です。
記述式問題の時間配分と構成法
記述式問題は1問あたり5〜7分程度を目安に取り組みましょう。
時間配分の目安は、問題文の読解に1分、構成を考えるのに1分、記述に3〜4分、見直しに1分です。
構成を考える段階で「結論→根拠→具体例」の3点を箇条書きでメモすると、書き始めてから迷うことがなくなります。
記述量は200〜300字が目安ですが、少なすぎると評価のための情報が不足し、多すぎると論点がぼやける原因になります。
文章は短い文で区切り、1文1文を明確に書くことを意識しましょう。
接続詞を適切に使い、論理の流れが追いやすい文章を心がけることで、採点者に意図が伝わりやすくなります。
動画問題への対処法
GPSの動画問題では、会議やプレゼンの場面が1〜2分程度の動画で提示されます。
動画は基本的に1回しか再生されないため、集中して視聴することが最も重要です。
視聴中は各登場人物の「主張」と「根拠」をメモしておくと、後の設問に効率的に回答できます。
動画問題に慣れていない人は、日頃からニュースの討論番組やプレゼンテーション動画を見て、各話者の論点を整理する練習をしておくと効果的です。
特に注意すべきは、話者の感情や口調に惑わされず、発言内容を客観的に分析することです。
声が大きい人や自信ありげに話す人の意見が正しいとは限りません。
内容の論理性に注目して評価する姿勢が、協働的思考力と批判的思考力の両方で高得点につながります。
GPSの効果的な対策方法
GPSは従来の適性検査とは異なる特性を持つため、対策方法も独自のアプローチが必要です。ここでは、具体的な対策方法を紹介します。
思考力を鍛える日常的なトレーニング
GPSの思考力テストは暗記型の対策が通用しないため、日常的に思考する習慣を身につけることが最も効果的な対策です。
批判的思考力を鍛えるには、ニュースや新聞を読む際に「この情報の根拠は何か」「反論はないか」と考える癖をつけましょう。
協働的思考力には、グループディスカッションの練習が有効です。
大学のゼミやサークル活動で、異なる意見を持つメンバーと建設的に議論する経験を積むことが対策につながります。
創造的思考力は、日常の課題に対して「もし別の方法があるとしたら」と自問する習慣で鍛えられます。
これらのトレーニングは一朝一夕で効果が出るものではないため、受検の1〜2ヶ月前から意識的に取り組むことをおすすめします。
記述式問題への対策
記述式問題への対策は、実際に文章を書く練習を繰り返すことが最も重要です。
テーマを設定して200〜300字で自分の意見を書き、友人や先輩に読んでもらってフィードバックを受けましょう。
練習テーマとしては、「SNSの規制をどう考えるか」「地方創生のための施策を提案せよ」「リモートワークのメリットとデメリット」などが適しています。
書くときは必ず「結論→根拠→具体例」の構成を意識し、論理の飛躍がないか確認してください。
時間を計りながら練習することで、本番での時間感覚も養えます。
5分以内に200字以上書けるようになれば、本番でも余裕を持って取り組めるでしょう。
模擬問題と練習方法
GPSはSPIや玉手箱と比べて市販の問題集が少ないため、対策教材の選び方にも工夫が必要です。
公式には、ベネッセi-キャリアが提供するサンプル問題を確認することで出題形式を把握できます。
また、論理的思考力を鍛える一般的な教材やSPIの推論問題集も、批判的思考力の対策として一定の効果があります。
協働的思考力については、ケーススタディ型の教材やMBA入門書に掲載されているディスカッション課題が参考になります。
創造的思考力は、デザイン思考やブレインストーミングに関する書籍を読み、アイデア発想のフレームワークを学んでおくと効果的です。
いずれの対策も、問題を解いた後に「なぜその答えになるのか」を振り返ることが最も重要です。
GPS受検前に準備しておくこと
GPSをスムーズに受検するためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、受検前に確認しておくべきポイントを解説します。
受検環境の確認と準備
GPSはWeb上で受検するテストであるため、受検環境の整備が非常に重要です。
まず、安定したインターネット回線が確保できる場所で受検しましょう。
動画問題があるため、回線が不安定だと動画の再生に支障が出る可能性があります。
パソコンのブラウザは最新版にアップデートしておき、推奨環境を事前に確認してください。
また、受検中に通知音やアラートが鳴らないよう、不要なアプリケーションは終了しておくことをおすすめします。
イヤホンやヘッドホンは動画問題の音声を聞くために必須アイテムですので、事前に動作確認をしておきましょう。
自己分析の整理
パーソナリティ検査に備えて、自分の価値観や行動傾向を事前に整理しておくことが重要です。
自己分析が不十分だと、パーソナリティ検査で回答に迷い、一貫性のない結果になりやすくなります。
自己分析の方法としては、過去の経験を振り返り「やりがいを感じた場面」「ストレスを感じた場面」「チームで力を発揮した場面」を書き出すのが効果的です。
また、他者からの評価も参考にすると、自分では気づかない特性を把握できます。
友人や先輩に「自分の強み・弱み」を聞いてみると、客観的な自己理解が深まります。
自己分析は一度で完了するものではないため、選考が本格化する前から継続的に取り組んでおくことが理想です。
本番に向けた心構え
GPSは思考力を測定するテストであるため、リラックスした状態で受検することが最も重要です。
緊張しすぎると思考が狭くなり、特に創造的思考力の問題で柔軟な発想ができなくなります。
受検前日は十分な睡眠を取り、当日は時間に余裕を持って準備を済ませましょう。
記述式問題では完璧な回答を目指す必要はなく、自分の考えを論理的に伝えることが重要です。
パーソナリティ検査では考えすぎず、直感的に回答することを意識してください。
GPSは「できる・できない」を測るテストではなく、「どのように考えるか」を見るテストです。
この認識を持って受検に臨めば、過度なプレッシャーなく本来の力を発揮できるでしょう。
GPSに関するよくある質問
GPSについて受検者からよく寄せられる疑問に回答します。ここでは、特に多い質問を3つ取り上げて解説します。
GPSは対策なしでも受かりますか?
GPSは知識を問うテストではないため、対策なしでも一定のスコアは取れる可能性があります。
ただし、出題形式に慣れていないと、特に記述式問題で時間が足りなくなるリスクがあります。
選択式問題でも、批判的思考力や創造的思考力を意識して解く練習をしておくと、回答の質が向上します。
最低限、出題形式を把握し、記述式問題の練習を数回行っておくことをおすすめします。
完全な無対策よりも、テストの特性を理解したうえで受検する方が、自分の力を正確に発揮できます。
特にGPSを初めて受検する場合は、サンプル問題に目を通しておくだけでも大きな違いが出るでしょう。
GPSの結果はどのように評価されますか?
GPSの結果は、思考力テストとパーソナリティ検査の総合的なプロフィールとして企業に提供されます。
思考力テストでは、批判的・協働的・創造的思考力それぞれのスコアが算出され、受検者の思考特性が可視化されます。
単にスコアの高低だけで合否が決まるわけではなく、企業が求める思考特性とのマッチングが重視されます。
パーソナリティ検査の結果も同様に、企業のカルチャーとの適合度を判断する材料として活用されます。
記述式問題については、論理性・独自性・表現力などの複数の観点から評価されます。
そのため、特定の正解を狙うのではなく、自分の考えを論理的に伝えることに集中しましょう。
GPSとSPIは両方受けることがありますか?
企業によっては、GPSとSPIを併用するケースがあります。
SPIは能力検査(言語・非言語)と性格検査を測定し、GPSは思考力とパーソナリティを測定するため、測定する領域が異なります。
大手企業では選考の段階ごとに異なるテストを実施することがあり、一次選考でSPI、二次選考でGPSというパターンも見られます。
両方のテストに対応できるよう、SPIの対策も並行して進めておくと安心です。
ただし、対策のアプローチが根本的に異なるため、それぞれのテストに合った準備を行うことが重要です。
SPIは問題演習中心、GPSは思考トレーニング中心と、対策を使い分けましょう。
まとめ
GPSは、ベネッセi-キャリアが提供する思考力とパーソナリティを測定する適性検査です。
思考力テストでは批判的思考力・協働的思考力・創造的思考力の3つが測定され、選択式と記述式の両方で出題されます。
大手メーカーやIT企業を中心に導入が拡大しており、受検機会は今後さらに増えることが予想されます。
対策としては、論理的思考のトレーニングと記述式問題の練習が最も重要です。
出題形式に慣れ、自分の考えを論理的に表現する力を磨いて、GPSの受検に臨みましょう。