
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「SPI3」を受検することがあります。
SPI3の対策をしたいけれど、どのような例題が出るのかわからないと不安に感じている就活生も多いのではないでしょうか。
この記事では、SPI3の例題と解き方を出題パターン別にわかりやすく解説します。
- SPI3の基本情報と試験構成
- 言語問題の例題と解き方
- 非言語問題の例題と解き方
- 構造的把握力検査の例題と解き方
- 効果的なSPI3対策の方法
- SPI3を初めて受ける人
- SPI3の例題で出題傾向を確認したい人
- 構造的把握力検査の対策をしたい人
目次[目次を全て表示する]
SPI3とは?基本情報をわかりやすく解説
SPI3はリクルートマネジメントソリューションズが提供する国内シェアNo.1の適性検査です。
例題に取り組む前に、まずはSPI3の基本情報を押さえておきましょう。
SPI3の概要と特徴
SPI3は、リクルートマネジメントソリューションズが開発・提供している適性検査で、SPIシリーズの最新バージョンです。
SPIは1974年に初代が登場し、SPI2を経て現在のSPI3へと進化してきました。
SPI3の最大の特徴は、従来の言語・非言語・性格検査に加えて、「構造的把握力検査」がオプションとして追加された点にあります。
構造的把握力検査は、物事の背後にある共通の構造を見抜く力を測定するもので、総合商社やコンサルティングファームを中心に導入が進んでいます。
また、SPI3は受検者の回答状況に応じて出題される問題の難易度が変わる適応型テスト(IRT方式)を採用しています。
正答すると次の問題の難易度が上がり、誤答すると下がるため、受検者ごとに異なる問題が出題されるのが特徴です。
年間約15,000社以上が導入しており、就活生にとって最も受検する可能性が高い適性検査です。
SPI3を導入している企業の傾向
SPI3は業界・規模を問わず幅広い企業で導入されている適性検査です。
代表的な導入企業としては、トヨタ自動車、三菱商事、野村證券、NTTデータ、楽天グループなど、大手企業が数多く名を連ねています。
メーカー、金融、IT、商社、インフラなどほぼすべての業界で採用されており、就職活動では避けて通れないテストといえます。
特に大手企業では、エントリーシート提出後の一次スクリーニングとしてSPI3を活用するケースが多いです。
構造的把握力検査まで課す企業は一部に限られますが、総合商社やコンサルティングファームなど高い論理的思考力を求める企業で出題される傾向があります。
志望企業がSPI3を採用しているかどうかは、就活口コミサイトやOB・OG訪問で確認しておきましょう。
SPIとSPI3の違い
「SPI」と「SPI3」は混同されがちですが、現在実施されているSPIはすべてSPI3です。
SPI3はSPIシリーズの第3世代にあたり、2013年にリリースされて以来、最新版として運用されています。
SPI2からSPI3への主な変更点は、テストセンターでの性格検査が事前のWeb受検に変わったことや、構造的把握力検査が新たに追加されたことです。
また、SPI3では出題内容や難易度の調整が行われ、より精度の高い能力測定が可能になりました。
就活対策の場面では「SPI」と「SPI3」は同じテストを指していると理解して問題ありません。
ただし、SPI対策本を選ぶ際は「SPI3対応」と明記されている最新版を選ぶようにしましょう。
SPI3の出題形式と試験構成
SPI3は複数の検査と受検形式で構成されています。
出題される科目と制限時間を正しく把握したうえで、例題に取り組みましょう。
検査科目と制限時間
SPI3の検査科目は、「言語」「非言語」「性格検査」の3つが基本構成です。
言語検査では語彙力や文章読解力が測定され、非言語検査では計算力や論理的思考力が問われます。
テストセンター受検の場合、能力検査(言語+非言語)は約35分、性格検査は事前にWeb上で約30分かけて回答します。
Webテスティング(自宅受検)の場合は、能力検査が約35分、性格検査が約30分です。
ペーパーテスト形式の場合は、能力検査が70分(言語30分+非言語40分)、性格検査が40分となっています。
企業によっては構造的把握力検査(約20分)が追加されるため、志望企業の出題範囲を事前に確認しておくことが重要です。
受検形式の種類と特徴
SPI3には「テストセンター」「Webテスティング」「ペーパーテスト」「インハウスCBT」の4つの受検形式があります。
テストセンターは専用会場のパソコンで受検する形式で、最も多くの企業が採用しています。
Webテスティングは自宅のパソコンから受検する形式で、受検者にとっては移動の負担がなく便利です。
ペーパーテストは企業が用意した会場でマークシート方式で受検する形式で、テストセンターとは出題傾向が異なる場合があります。
インハウスCBTは企業のオフィス内のパソコンで受検する形式で、採用している企業は比較的少数です。
受検形式によって出題される問題の種類や制限時間が異なるため、志望企業の受検形式に合わせた対策を行いましょう。
適応型テスト(IRT方式)の仕組み
SPI3のテストセンターとWebテスティングでは、適応型テスト(IRT:項目応答理論)が採用されています。
適応型テストとは、受検者の回答結果に基づいて次に出題される問題の難易度がリアルタイムで調整される仕組みです。
正答を重ねるとより難しい問題が出題され、誤答すると易しい問題に切り替わります。
この仕組みにより、受検者一人ひとりの能力レベルを少ない問題数で正確に測定できるようになっています。
適応型テストでは、序盤の問題で正答することが特に重要です。
序盤で正答すると難易度の高い問題が出題され、高得点を獲得しやすくなるため、最初の数問は特に慎重に解くことを心がけましょう。
SPI3の例題|言語問題
SPI3の言語問題では語彙力と文章読解力が測定されます。
代表的な出題パターンごとに例題と解き方を確認していきましょう。
二語の関係の例題と解き方
二語の関係は、SPI3の言語問題で最も頻出する出題パターンの一つです。
提示された2つの語句の関係性(同義語、対義語、包含関係など)を把握し、同じ関係が成り立つ組み合わせを選ぶ問題です。
以下の例題で、二語の関係の解き方を確認しましょう。
最初に提示された二語の関係を考え、同じ関係にある対を選びなさい。
原因:結果
A. 努力:成功 B. 朝:夜 C. 医者:病院 D. 山:川
解答 A
解説
この問題では「原因と結果」という因果関係を見抜くことがポイントです。
「原因」があるから「結果」が生じるという関係性を把握し、同じ構造を持つ選択肢を探します。
選択肢Aの「努力」と「成功」は、「努力(原因)」があるから「成功(結果)」が得られるという因果関係が成り立ちます。
選択肢Bの「朝」と「夜」は対義語の関係であり、因果関係ではありません。
選択肢Cの「医者」と「病院」は場所の関係(医者が働く場所が病院)であり、因果関係ではありません。
選択肢Dの「山」と「川」は並列の関係であり、因果関係ではありません。
二語の関係の問題では、まず提示された2語がどのような関係なのかを正確に言語化してから選択肢を検討しましょう。
語句の用法の例題と解き方
語句の用法は、同じ語句が異なる意味で使われるケースを見分ける問題です。
日本語の多義語の理解が求められ、文脈に応じた語句の意味を正しく判断する力が試されます。
以下の例題で、語句の用法の解き方を確認しましょう。
下線部の語句が、最も近い意味で使われている文を選びなさい。
「彼の話はあまいと思った」
A. このケーキはあまい味がする
B. 子どもにあまい親が増えている
C. その見積もりはあまいのではないか
D. ネジの締め方があまい
解答 C
解説
この問題では「あまい」という多義語の意味の使い分けがポイントです。
問題文の「彼の話はあまい」は、「判断や見通しが甘い(不十分である、楽観的すぎる)」という意味で使われています。
選択肢Aの「あまい味がする」は味覚としての甘さを意味しており、問題文とは異なる用法です。
選択肢Bの「子どもにあまい」は「甘やかす、厳しくない」という意味で、問題文とは微妙に異なります。
選択肢Cの「見積もりがあまい」は「見通しが甘い、不十分である」という意味で、問題文の「話があまい」と最も近い用法です。
選択肢Dの「締め方があまい」は「緩い、不十分」という物理的な意味合いが強く、問題文とはニュアンスが異なります。
語句の用法の問題では、問題文の語句が「どのような意味で使われているか」を先に特定してから選択肢を比較しましょう。
長文読解の例題と解き方
長文読解は、SPI3の言語問題の中でも配点が高い重要な出題パターンです。
300〜600文字程度の文章を読み、内容の正誤判断や趣旨の把握を行う問題が出題されます。
以下の例題で、長文読解の解き方を確認しましょう。
【文章】企業が採用選考で適性検査を実施する目的は、応募者の能力や性格特性を客観的に把握することにある。面接だけでは評価者の主観が入りやすく、応募者の本質的な能力を見極めることが難しい。適性検査は標準化されたテストによって受検者を同じ基準で比較できるため、選考の公平性を高める効果がある。ただし、適性検査の結果だけで合否を判断する企業は少なく、多くの企業では面接やグループディスカッションと組み合わせた総合的な評価を行っている。
この文章から確実に言えることとして正しいものを選べ。
A. 適性検査は面接よりも優れた選考方法である
B. 適性検査を導入すれば選考の公平性が完全に保証される
C. 適性検査は応募者を同じ基準で比較できる利点がある
D. すべての企業が適性検査と面接を併用している
解答 C
解説
長文読解では文章に書かれている内容だけで判断することが鉄則です。
選択肢Aは「面接よりも優れた」と断定していますが、文章ではそのような比較はしておらず、それぞれの特性を述べているだけです。
選択肢Bは「完全に保証される」と言い切っていますが、文章では「公平性を高める効果がある」と述べるにとどまっています。
選択肢Dは「すべての企業が」と一般化していますが、文章では「多くの企業では」と表現しており、すべてとは言っていません。
選択肢Cは文章中の「受検者を同じ基準で比較できる」という記述に合致しており、文章から確実に言えることに該当します。
長文読解では「すべて」「完全に」「必ず」などの断定表現が含まれる選択肢は誤りであることが多いため、注意して判断しましょう。
SPI3の例題|非言語問題
SPI3の非言語問題では数的処理能力と論理的思考力が測定されます。
頻出の出題パターンごとに例題と解き方を確認していきましょう。
損益算の例題と解き方
損益算は、SPI3の非言語問題で頻繁に出題される計算問題です。
原価・定価・売値・利益の関係を正しく理解し、問題の条件に基づいて計算を行います。
以下の例題で、損益算の解き方を確認しましょう。
ある商品の原価は2,000円である。この商品に原価の30%の利益を見込んで定価をつけたが、売れなかったため定価の20%引きで販売した。このとき、利益はいくらか。
A. 80円 B. 100円 C. 120円 D. 80円の損失
解答 A
解説
損益算は「原価→定価→売値」の順番で計算するのが基本です。
まず、定価は原価2,000円に30%の利益を上乗せするため、2,000×1.3=2,600円です。
次に、定価の20%引きで販売したので、売値は2,600×0.8=2,080円です。
利益は売値から原価を引いて、2,080−2,000=80円となり、正解はAです。
損益算では「原価に対する割合」なのか「定価に対する割合」なのかを問題文から正確に読み取ることが重要です。
「原価の30%」と「定価の30%」では金額が異なるため、割合の基準を間違えないように注意しましょう。
推論の例題と解き方
推論は、与えられた条件から論理的に正しい結論を導き出す問題です。
SPI3の非言語問題の中でも難易度が高く、正答率が低い分野です。
以下の例題で、推論の解き方を確認しましょう。
P、Q、R、S、Tの5人が一列に並んでいる。以下のことがわかっているとき、確実に言えることはどれか。
・PはQより前にいる
・RはSより後ろにいる
・TはRより前にいる
・QはTより前にいる
A. Pは1番目である B. PはQより前にいる C. Tは3番目である D. Sは必ずQより前にいる
解答 B
解説
推論の問題では条件を整理して順序関係を確定させることが重要です。
与えられた条件から、P→Q→T→R という順序が確定します(→は「前にいる」を意味します)。
さらに「RはSより後ろにいる」という条件から、SはRより前に位置しますが、Sの絶対位置はP〜Rの間で複数のケースが成立します。
たとえばS=1、P=2、Q=3、T=4、R=5という配置でもすべての条件を満たすため、Sが先頭になるケースが存在します。
したがって「PはSより前」とは言い切れませんが、「PはQより前にいる」は与えられた条件そのものから直接導けるため、選択肢Bが確実に正しいと言えます。
選択肢Aは、Sが1番目に来る可能性があるため確実ではありません。
選択肢Cは、Sの位置によってTの順番が変わるため確実ではありません。
選択肢Dは、QがSより前に来るケースもあるため確実ではありません。
確率の例題と解き方
確率は、SPI3の非言語問題でほぼ毎回出題される重要分野です。
基本的な確率の計算から、条件付き確率や組み合わせを使った問題まで幅広く出題されます。
以下の例題で、確率の問題の解き方を確認しましょう。
赤玉4個と白玉6個が入った袋から同時に2個の玉を取り出すとき、2個とも赤玉である確率はいくらか。
A. 2/15 B. 4/25 C. 1/5 D. 4/45
解答 A
解説
この問題は組み合わせを使って確率を求める典型的な問題です。
全体の玉は10個で、そこから2個取り出す組み合わせは10C2=45通りです。
赤玉4個から2個取り出す組み合わせは4C2=6通りです。
したがって、2個とも赤玉である確率は6÷45=2/15となり、正解はAです。
確率の問題では「同時に取り出す」と「1個ずつ取り出す(復元あり・なし)」で計算方法が異なるため、問題文の条件をよく確認しましょう。
組み合わせの計算(nCr)は公式を暗記しておくと、素早く解答できます。
SPI3の例題|構造的把握力検査
構造的把握力検査は、SPI3で新たに追加されたオプション検査です。
総合商社やコンサルティングファームなどで課されることがあるため、例題で出題形式を確認しておきましょう。
構造的把握力検査とは
構造的把握力検査は、物事の背後にある共通の構造を見抜く力を測定する検査です。
一見異なるように見える複数の文章や問題を、その構造的な共通点に基づいて分類する能力が問われます。
出題形式は「言語系」と「非言語系」の2種類があり、制限時間は約20分です。
言語系では複数の文章を論理構造(主張と根拠の関係)に基づいて仲間分けする問題が出題されます。
非言語系では複数の算数・数学の文章題を、解法や数式の構造に基づいて仲間分けする問題が出題されます。
SPI対策本でもカバーされることが少ない検査のため、例題で出題形式を理解しておくことが特に重要です。
構造的把握力検査を課す企業は多くはありませんが、三菱商事や三井物産といった人気企業で出題実績があるため、志望する場合は対策が必須です。
言語系の例題と解き方
言語系の構造的把握力検査では、5つの文章を論理構造の共通点に基づいて2グループに分類する問題が出題されます。
各文章の内容(テーマ)ではなく、主張と根拠の関係性や論理展開のパターンに着目して分類することがポイントです。
以下の例題で、言語系の解き方を確認しましょう。
次のア〜オを、文の構造によって2つのグループ(P:2つ、Q:3つ)に分けたとき、Pに分類されるものの組み合わせを選べ。
ア. 彼は毎日練習したので、大会で優勝できた。
イ. この店は安くておいしいのに、客が少ない。
ウ. 雨が降ったため、試合は中止になった。
エ. 彼女は優秀であるにもかかわらず、評価が低い。
オ. 気温が上がったので、アイスクリームがよく売れた。
A. アとウ B. イとエ C. アとオ D. ウとオ
解答 B
解説
この問題では文章の論理構造(順接か逆接か)を見抜くことがポイントです。
ア「練習した→優勝できた」は原因から予想通りの結果が生じる順接の構造です。
イ「安くておいしい→なのに客が少ない」は予想に反する結果を述べる逆接の構造です。
ウ「雨が降った→試合中止」は原因から予想通りの結果が生じる順接の構造です。
エ「優秀である→にもかかわらず評価が低い」は予想に反する結果を述べる逆接の構造です。
オ「気温が上がった→アイスが売れた」は原因から予想通りの結果が生じる順接の構造です。
逆接の構造を持つイとエがPグループ(2つ)、順接の構造を持つア・ウ・オがQグループ(3つ)に分類されます。
構造的把握力の言語系では、テーマに惑わされず接続関係に注目しましょう。
非言語系の例題と解き方
非言語系の構造的把握力検査では、5つの算数・数学の文章題を解法の構造で2グループに分類する問題が出題されます。
問題を実際に解く必要はなく、各問題がどのような数式や解法パターンで解けるかを見極める力が問われます。
以下の例題で、非言語系の解き方を確認しましょう。
次のア〜オを、解き方によって2つのグループ(P:2つ、Q:3つ)に分けたとき、Pに分類されるものの組み合わせを選べ。
ア. 500円の商品を20%引きで買ったときの代金はいくらか。
イ. 時速60kmで2時間走ったときの距離は何kmか。
ウ. 定価800円の商品を15%引きで販売したときの売値はいくらか。
エ. 12個入りのお菓子を3人で均等に分けると1人何個か。
オ. 1個150円のりんごを6個買ったときの合計金額はいくらか。
A. アとウ B. イとオ C. アとエ D. エとオ
解答 A
解説
この問題では各問題の解法(計算構造)の共通点を見抜くことがポイントです。
ア「500×0.8=400」は、元の値に割合(1−割引率)を掛ける計算です。
イ「60×2=120」は、2つの値を掛け合わせる単純な乗算です。
ウ「800×0.85=680」は、元の値に割合(1−割引率)を掛ける計算です。
エ「12÷3=4」は、割り算(均等分配)の計算です。
オ「150×6=900」は、2つの値を掛け合わせる単純な乗算です。
アとウは「元の値×(1−割引率)」という割引計算の構造が共通しているためPグループ(2つ)に分類されます。
イ・エ・オは「単純な乗算や除算」というQグループ(3つ)に分類されます。
非言語系の構造的把握力では、問題を解かずに「どんな式で解けるか」だけを判断するのがコツです。
SPI3の出題傾向と頻出分野
SPI3で高得点を取るには、頻出分野を重点的に対策することが効率的です。
出題傾向を把握して、優先順位をつけて学習しましょう。
言語問題の頻出パターン
SPI3の言語問題で最も出題頻度が高いのは、「二語の関係」「語句の意味」「語句の用法」の3パターンです。
二語の関係では、同義語・対義語・包含関係・原因と結果・役割関係などの6つのパターンを覚えておけば大半の問題に対応できます。
語句の意味では、ビジネスシーンで使われる熟語や慣用句が多く出題されるため、SPI対策本の頻出語彙リストを繰り返し暗記することが有効です。
長文読解はテストセンター受検で出題される確率が高く、配点も大きい分野です。
文章の趣旨把握、空欄補充、内容一致の3つの設問パターンに慣れておきましょう。
語句の用法は多義語の使い分けがテーマで、日本語の微妙なニュアンスの違いを理解する必要があります。
言語問題は知識で解ける部分が多いため、単語帳や対策本を使った暗記学習で短期間での得点アップが見込めます。
非言語問題の頻出パターン
SPI3の非言語問題で頻出なのは、「推論」「損益算」「割合」「確率」「集合」の5分野です。
特に推論は出題頻度が最も高く、正答率も低いため、最優先で対策すべき分野です。
損益算は「原価・定価・売値・利益率」の関係を理解していれば解ける問題が多く、公式を覚えれば安定して得点できます。
割合の問題は、濃度算や仕事算として出題されることが多く、方程式を立てて解く練習が必要です。
確率と集合はベン図を描いて整理する習慣をつけておくと、複雑な問題でも正確に解けるようになります。
テストセンター受検では問題数が限られているため、1問あたりの配点が大きいです。
苦手分野を作らないことが最も重要で、特に推論と損益算は確実に得点できるレベルまで練習しておきましょう。
構造的把握力検査の出題傾向
構造的把握力検査は、言語系と非言語系がそれぞれ10問程度ずつ出題されます。
制限時間は約20分と短いため、1問あたり1分程度で解答する必要があります。
言語系で頻出する分類パターンは、「順接と逆接」「事実と意見」「主張と根拠の有無」「全体論と具体論」などです。
非言語系で頻出する分類パターンは、「割合の計算と絶対量の計算」「加減算と乗除算」「方程式の立て方の違い」などです。
構造的把握力検査は他のテストにはない独自の出題形式であるため、対策なしで臨むと苦戦する可能性が高いです。
問題の「内容」ではなく「構造」に注目するという思考の切り替えが必要なため、例題を多く解いて感覚をつかんでおくことが重要です。
SPI3対策本の中でも構造的把握力検査を扱っているものは限られるため、対応している教材を選んで対策しましょう。
SPI3の効果的な対策方法
SPI3の例題で出題形式を把握したら、体系的な対策で実力を伸ばしましょう。
効率的な学習方法と活用すべき教材を紹介します。
対策本を使った学習法
SPI3の対策で最も効果的なのは、SPI3対応の対策本を1冊仕上げることです。
おすすめの対策本としては「これが本当のSPI3だ!」(SPIノートの会)や「史上最強のSPI&テストセンター超実戦問題集」などがあります。
対策本の選び方のポイントは、受検形式(テストセンター、Webテスティング、ペーパーテスト)に対応しているかどうかです。
テストセンター受検が予定されている場合は、テストセンター特化型の対策本を選ぶと効率的です。
対策本は最低でも2周は繰り返すことをおすすめします。
1周目で問題の解法パターンを理解し、2周目で1周目に間違えた問題を重点的に復習するサイクルが最も効率的です。
構造的把握力検査の対策が必要な場合は「SPI3 構造的把握力検査 攻略問題集」を併用しましょう。
無料アプリを活用した隙間時間対策
SPI3対策には無料で使える対策アプリを活用するのも効果的です。
スマートフォンアプリであれば通学中や休憩時間などの隙間時間を使って手軽に練習できます。
「SPI対策 問題集」や「SPI言語・非言語 一問一答」など、App StoreやGoogle Playで無料ダウンロードできるアプリが複数あります。
アプリのメリットは、解答後すぐに正誤と解説が表示されるため、短時間で効率的に学習できる点です。
また、苦手分野を自動で判別して優先的に出題してくれるアプリもあり、弱点克服に役立ちます。
ただし、アプリだけで十分な対策ができるわけではないため、対策本とアプリを組み合わせて学習することをおすすめします。
対策本で解法パターンを体系的に学び、アプリで反復練習を行うのが最も効率的な学習法です。
本番を想定した時間配分の練習
SPI3で高得点を取るには、時間配分を意識した練習が不可欠です。
テストセンターの能力検査は約35分で、1問あたりに使える時間は1分程度しかありません。
適応型テストでは序盤の正答が特に重要なため、最初の5問は確実に正答できるよう慎重に取り組みましょう。
練習の際はタイマーを使って本番と同じ制限時間で問題を解く習慣をつけることが重要です。
解けない問題に時間をかけすぎると後半の問題に手が回らなくなるため、30秒考えてもわからない問題は一旦飛ばす判断力も必要です。
また、電卓が使えないテストセンター受検の場合は、暗算や筆算のスピードを上げる練習も行いましょう。
本番の2週間前からは、毎日30分以上の模擬練習を行い、時間感覚を体に染み込ませることが高得点への近道です。
SPI3の例題に関するよくある質問
SPI3の例題について就活生からよく寄せられる質問にお答えします。
SPI3の過去問は入手できますか?
SPI3の過去問は一般には公開されておらず、入手することはできません。
リクルートマネジメントソリューションズはテストの公正性を保つために、問題の流出を厳しく管理しています。
インターネット上で「SPI 解答集」として出回っている情報は、正確性が保証されていないうえ、利用すること自体が不正行為にあたる可能性があります。
過去問に頼るのではなく、SPI3対策本の問題集を活用して対策するのが最も確実な方法です。
対策本に掲載されている問題はSPI3の出題傾向を徹底的に分析して作成されているため、過去問がなくても十分な対策が可能です。
また、本記事のような例題付き解説記事で出題パターンを把握することも効果的な対策になります。
構造的把握力検査は必ず出題されますか?
構造的把握力検査はすべての企業で出題されるわけではなく、オプション検査です。
SPI3の基本構成は「言語」「非言語」「性格検査」の3つで、構造的把握力検査は企業が任意で追加する形式です。
構造的把握力検査を課す企業は全体の中では少数ですが、総合商社やコンサルティングファーム、大手メーカーの一部で出題されています。
志望企業が構造的把握力検査を実施するかどうかは、就活口コミサイトや先輩の受検体験談で確認するのが確実です。
構造的把握力検査が出題されるかわからない場合でも、基本的な対策をしておくと安心です。
出題される可能性がある場合は、構造的把握力検査の対策本で20〜30問ほど練習しておけば、本番でも十分に対応できます。
SPI3で何割取れば合格できますか?
SPI3の合格ラインは企業ごとに異なり、一律の基準はありません。
一般的には、大手企業では正答率7割以上、人気企業では8割以上が求められるとされています。
ただし、SPI3の結果は偏差値(標準得点)で評価されるため、単純な正答率だけでは合否を判断できません。
適応型テストでは難しい問題に正答するほど高い偏差値が得られるため、序盤の問題で正答を重ねることが重要です。
合格ラインを意識するよりも、対策本を確実に仕上げて1問でも多く正答することに集中しましょう。
SPI3は多くの企業で足切りとして使われているため、能力検査で高得点を取ることが選考突破の鍵になります。
まとめ
SPI3は、リクルートマネジメントソリューションズが提供する国内シェアNo.1の適性検査です。
出題科目は言語・非言語・性格検査の3つが基本で、企業によっては構造的把握力検査も追加されます。
言語問題では二語の関係や語句の用法、長文読解が頻出し、非言語問題では推論・損益算・確率が重点分野です。
構造的把握力検査は文章や問題の「構造」を見抜いて分類する独自の出題形式であり、総合商社志望者は対策が必須です。
この記事で紹介した例題と解き方を参考に、SPI3対策本と無料アプリを活用して万全の準備を進めてください。