
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「一般常識テスト」を受検することがあります。
一般常識テストは企業が独自に実施する筆記試験で、国語・数学・英語・社会(時事)・理科の5分野から幅広く出題されます。
この記事では、一般常識テストの例題を出題パターン別に掲載し、解き方のポイントを詳しく解説します。
- 一般常識テストの出題範囲と特徴
- 一般常識テストの国語・数学・英語・社会・理科の例題と解き方
- 一般常識テストの出題パターンと解法のコツ
- 効果的な一般常識対策の方法
- マスコミ・金融業界を志望している人
- 一般常識テストの出題傾向を事前に把握したい人
- 一般常識テストの具体的な解き方を身につけたい人
目次[目次を全て表示する]
一般常識テストとは?基本情報と出題傾向
一般常識テストは企業が独自に作成・実施する筆記試験です。ここでは、テストの基本情報と出題傾向について解説します。
一般常識テストの概要と特徴
一般常識テストは、SPIや玉手箱のような外部のテスト提供会社が作成したものではなく、企業が独自に作成して実施する筆記試験です。
出題範囲は国語・数学・英語・社会(時事問題)・理科の5分野にわたり、高校卒業程度の基礎学力が問われます。
SPIが言語・非言語の2分野に絞って出題するのに対し、一般常識テストは幅広い教科から万遍なく出題されるのが大きな特徴です。
特にマスコミ業界や金融業界では、一般常識テストを選考に取り入れている企業が多く見られます。
テスト形式は企業ごとに異なりますが、マークシート方式や記述式で実施されることが一般的です。
制限時間は30分〜60分程度で設定されることが多く、幅広い知識を短時間で回答する力が求められます。
一般常識テストの出題分野と配点傾向
一般常識テストの出題分野は、大きく国語・数学・英語・社会・理科の5つに分かれています。
国語は漢字の読み書きや四字熟語、ことわざ、敬語表現などが中心です。
数学は四則計算、割合、速さ、確率といった基本的な計算問題が出題されます。
英語は単語の意味や文法、短文の和訳が多く、大学受験レベルの英語力があれば対応できるでしょう。
社会は最新の時事問題が頻出で、直近半年から1年のニュースが問われることが多い傾向にあります。
理科は物理・化学・生物・地学からバランスよく出題され、特に中学〜高校レベルの基礎知識が重要です。
企業によって配点の比重は異なりますが、社会(時事問題)と国語の比重が高い企業が多い傾向にあります。
SPIや玉手箱との違い
一般常識テストとSPIや玉手箱の最も大きな違いは、出題範囲の広さです。
SPIは言語(国語)と非言語(数学)の2分野が中心で、出題パターンも決まっているため対策がしやすい特徴があります。
一方、一般常識テストは5教科に加えて時事問題やビジネスマナーなども出題されるため、対策範囲が非常に広くなります。
また、SPIや玉手箱は外部のテスト会社が作成した標準化されたテストであるのに対し、一般常識テストは企業が独自に作成するため、出題傾向が企業ごとに異なります。
受検形式についても、SPIはテストセンターやWebテストが主流ですが、一般常識テストは企業の会場で筆記試験として実施されることがほとんどです。
対策としては、一般常識テスト専用の対策本を1冊仕上げたうえで、日頃からニュースを確認する習慣をつけることが重要です。
一般常識テストの例題|国語分野
一般常識テストの国語分野では、漢字や語彙力を中心に出題されます。ここでは、代表的な出題パターンの例題と解き方を紹介します。
漢字の読み書きの例題と解き方
漢字の読み書きは一般常識テストの国語分野で最も出題頻度が高い問題です。
読み問題では、日常生活であまり使わない漢字や、ビジネスシーンで頻出する漢字が出題されます。
書き問題では、同音異義語や同訓異字の使い分けが問われることが多く、正確な知識が求められます。
対策として、一般常識テストの対策本に掲載されている頻出漢字リストを繰り返し学習するのが効果的です。
特に「会釈」「進捗」「慚愧」「忖度」などビジネスで使われる漢字は優先的に覚えておきましょう。
1日20〜30語ずつ覚えていけば、2週間程度で頻出漢字をカバーすることができます。
次の漢字の読みとして正しいものを選びなさい。「脆弱」
A. きじゃく B. せいじゃく C. ぜいじゃく D. もろじゃく
解答 C
解説
「脆弱」は「ぜいじゃく」と読み、「もろくて弱い」という意味です。「脆」の字は「もろい」とも読みますが、熟語では「ぜい」と読むのがポイントです。IT分野の「脆弱性(ぜいじゃくせい)」でも使われる言葉であり、ビジネスシーンでも頻出するため覚えておきましょう。
四字熟語・ことわざの例題と解き方
四字熟語やことわざは、意味を正確に理解しているかが問われる問題です。
出題パターンとしては、四字熟語の意味を選ぶ問題、空欄に入る漢字を答える問題、ことわざの意味を選ぶ問題などがあります。
四字熟語は「朝令暮改」「切磋琢磨」「臨機応変」など、ビジネスでも使われるものが頻出します。
ことわざは日常的に使われるものだけでなく、「蛍雪の功」「覆水盆に返らず」など、やや難易度の高いものも出題されます。
対策のポイントは、単に意味を丸暗記するのではなく、使われる場面をイメージしながら覚えることです。
類義語や対義語の関係にある四字熟語をセットで覚えると、効率的に知識を整理できます。
次の四字熟語の意味として正しいものを選びなさい。「呉越同舟」
A. 仲の悪い者同士が同じ場所に居合わせること B. 遠くの国から珍しい品物が届くこと C. 何度失敗してもあきらめないこと D. 礼儀正しく振る舞うこと
解答 A
解説
「呉越同舟」は、敵対する者同士が同じ場所に居合わせることを意味します。中国の春秋時代、敵対関係にあった「呉」と「越」の人々が同じ船に乗り合わせるという故事に由来しています。転じて、利害が対立する者同士が共通の困難に直面したときに協力するという意味でも使われます。
敬語・言葉遣いの例題と解き方
敬語・言葉遣いの問題は、社会人としての基本的な日本語力を測る目的で出題されます。
出題パターンとしては、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分け、ビジネスメールでの適切な表現、間違った敬語を指摘する問題などがあります。
特に「ご覧になる(尊敬語)」と「拝見する(謙譲語)」のように、尊敬語と謙譲語の混同を見分ける問題は頻出です。
また、「了解しました」と「承知しました」のように、ビジネスシーンで適切な表現を選ぶ問題も出題されます。
対策として、敬語の5分類(尊敬語・謙譲語I・謙譲語II・丁寧語・美化語)を体系的に学習しておきましょう。
日常会話で使っている敬語が実は誤用であるケースも多いため、正しい敬語を改めて確認することが大切です。
次のうち、敬語の使い方が正しいものを選びなさい。
A. 部長がおっしゃられました B. 資料を拝見させていただきます C. お客様がお見えになりました D. 先生が申しておりました
解答 C
解説
正解はCの「お客様がお見えになりました」です。「お見えになる」は「来る」の尊敬語として正しい表現です。Aの「おっしゃられました」は「おっしゃる+られる」の二重敬語で誤りです。Bの「拝見させていただきます」は謙譲語の重複で冗長な表現です。Dの「申す」は謙譲語なので、目上の先生に対して使うのは誤りです。
一般常識テストの例題|数学分野
一般常識テストの数学分野では、基本的な計算力と論理的思考力が問われます。ここでは、頻出パターンの例題と解法を解説します。
割合・比率の例題と解き方
割合・比率の問題は一般常識テストの数学分野で最も出題されやすいパターンの一つです。
百分率(パーセント)の計算、割合から実数を求める問題、比率の計算などが幅広く出題されます。
解き方のポイントは、まず何を基準(全体)としているかを正確に把握することです。
「Aの20%増し」と「AとBの比が5:6」のように、割合と比が混在する問題も出題されるため、両方の計算に慣れておく必要があります。
また、消費税計算や値引き計算など、日常生活に関連した問題として出題されることもあります。
対策としては、基本的な割合の公式を確実に使えるようにし、暗算で処理できるレベルまで練習を重ねることが重要です。
ある商品を定価の15%引きで販売したところ、売価は2,550円だった。この商品の定価はいくらか。
A. 2,800円 B. 2,900円 C. 3,000円 D. 3,100円
解答 C
解説
定価の15%引きということは、定価の85%(=100%−15%)が売価に相当します。定価をxとすると、x×0.85=2,550円です。x=2,550÷0.85=3,000円となります。割引の問題は「100%から割引率を引いた値=売価の割合」という考え方を使うと素早く解けます。
速さ・距離・時間の例題と解き方
速さ・距離・時間の問題は、公式を正しく使いこなすことが解答のポイントです。
基本公式は「距離=速さ×時間」「速さ=距離÷時間」「時間=距離÷速さ」の3つです。
一般常識テストでは、単純な計算だけでなく、出会い算やすれ違い算、追いかけ算など応用問題も出題されます。
特に注意が必要なのは、単位の変換です。
時速を分速に換算する場合は60で割り、秒速に換算する場合はさらに60で割る必要があります。
また、「時速60kmで走る車が90km進むのにかかる時間は?」のような基本問題は瞬時に解けるようにしておきましょう。
応用問題の対策としては、図を描いて状況を整理する習慣をつけると正答率が上がります。
A地点からB地点まで、行きは時速40kmで、帰りは時速60kmで移動した。往復の平均の速さはいくらか。
A. 時速45km B. 時速48km C. 時速50km D. 時速52km
解答 B
解説
往復の平均の速さは、単純に(40+60)÷2=50kmとしてはいけません。平均の速さは「総距離÷総時間」で求めます。AB間の距離をLとすると、行きの時間はL/40、帰りの時間はL/60です。総距離は2L、総時間はL/40+L/60=3L/120+2L/120=5L/120=L/24です。よって平均の速さは2L÷(L/24)=48kmとなります。
確率の例題と解き方
確率の問題は、場合の数を正確に数えることが解答の基本です。
一般常識テストで出題される確率問題は、サイコロ、コイン、カードなど身近な題材が中心です。
確率の基本公式は「確率=該当する場合の数÷全体の場合の数」であり、この公式をしっかり使いこなすことが重要です。
よく出題されるパターンとしては、サイコロを2つ振ったときの特定の目が出る確率や、カードを引く確率の問題があります。
解き方のコツは、まず全体の場合の数を正確に求め、次に条件を満たす場合の数を漏れなく数えることです。
樹形図や表を使って整理すると、数え漏れを防ぐことができます。
余事象(「少なくとも1つ」の確率は「1−全て外れる確率」で求める)も頻出パターンとして押さえておきましょう。
赤玉3個、白玉5個が入った袋から同時に2個取り出すとき、2個とも赤玉である確率はいくらか。
A. 3/28 B. 3/26 C. 1/7 D. 9/64
解答 A
解説
全体は8個の玉から2個を選ぶ組み合わせで、8C2=28通りです。赤玉3個から2個を選ぶ組み合わせは3C2=3通りです。よって確率は3/28となります。「同時に取り出す」問題は順列ではなく組み合わせで考えることがポイントです。
一般常識テストの例題|英語分野
一般常識テストの英語分野では、基本的な語彙力と文法知識が問われます。ここでは、出題パターンごとに例題と解き方を解説します。
英単語・英熟語の例題と解き方
英単語・英熟語の問題は、一般常識テストの英語分野で最も基本的な出題パターンです。
出題レベルは大学受験〜英検2級程度で、ビジネス英語に関連する単語が出題されることもあります。
単語の意味を選ぶ問題、同義語・反意語を選ぶ問題、適切な英熟語を選ぶ問題などが出題されます。
対策としては、大学受験で使った英単語帳を復習するのが効率的です。
特に「implement(実行する)」「comprehensive(包括的な)」「obligation(義務)」などのビジネス系英単語は押さえておきましょう。
英熟語は「be responsible for(〜に責任がある)」「take advantage of(〜を利用する)」など、頻出のイディオムを優先的に覚えることが大切です。
Choose the word closest in meaning to "inevitable."
A. optional B. unavoidable C. temporary D. intentional
解答 B
解説
「inevitable」は「避けられない、必然の」という意味で、同義語は「unavoidable(避けられない)」です。「optional(任意の)」「temporary(一時的な)」「intentional(意図的な)」はいずれも意味が異なります。「in-(否定)+evitable(避けられる)」という語源を理解しておくと覚えやすいでしょう。
英文法の例題と解き方
英文法の問題は、基本的な文法ルールの理解度を測る目的で出題されます。
時制、関係代名詞、仮定法、分詞構文、比較表現など幅広い文法項目から出題されます。
一般常識テストでは高度な文法よりも、基本的な文法を正確に使えるかが問われる傾向にあります。
空欄補充形式の問題が多く、文の構造を把握して適切な語句を選ぶ力が必要です。
対策のポイントは、高校英語の文法書を一通り復習し、各文法項目の基本ルールを確認することです。
特に時制の一致、関係代名詞の使い分け(who/which/that)、仮定法過去は頻出パターンとして重点的に学習しておきましょう。
Choose the correct word to fill in the blank. "If I ( ) enough time, I would travel around the world."
A. have B. had C. will have D. having
解答 B
解説
主節に「would+動詞の原形」が使われているため、仮定法過去の文であることがわかります。仮定法過去のif節では動詞を過去形にするため、正解は「had」です。仮定法過去は「現在の事実に反する仮定」を表す文法で、「もし〜だったら」という意味になります。be動詞の場合は主語に関係なくwereを使うのも重要なポイントです。
英文和訳の例題と解き方
英文和訳の問題では、英文を正確に読み取る力が試されます。
短い英文を読んで、その内容に合う和訳を選択肢から選ぶ形式が一般的です。
出題される英文は、ビジネスメール、ニュース記事、日常会話など多岐にわたります。
解き方のポイントは、まず主語と動詞を正確に把握し、文の骨格を理解することです。
修飾語句や関係代名詞節は後から意味を補えばよいので、まず「誰が何をした」を押さえましょう。
また、選択肢の中に紛らわしい和訳が含まれていることが多いため、細かいニュアンスの違いに注意して選ぶことが重要です。
"The deadline for submitting the report has been extended to next Friday."
A. レポートの提出期限は先週の金曜日でした B. レポートの提出期限は来週の金曜日に延長されました C. レポートは金曜日までに提出しなければなりません D. レポートの提出は金曜日に中止になりました
解答 B
解説
「has been extended」は現在完了形の受動態で「延長された」という意味です。「deadline(期限)」「submitting(提出すること)」「next Friday(来週の金曜日)」を正確に読み取ることがポイントです。「extended to」は「〜まで延長された」という意味であり、Bの和訳が正解となります。
一般常識テストの例題|社会(時事問題)分野
社会分野は時事問題を中心に出題され、日頃からニュースを確認しているかが問われます。ここでは、出題パターンと例題を紹介します。
政治・経済の例題と解き方
政治・経済の問題は一般常識テストの社会分野で最も出題頻度が高いカテゴリです。
日本の政治制度(三権分立、国会の仕組みなど)に関する基礎知識と、最新の政治・経済ニュースが出題されます。
政治分野では、内閣の仕組み、選挙制度、日本国憲法の基本原則などが定番の出題テーマです。
経済分野では、GDP、為替レート、金融政策(量的緩和、利上げなど)の基礎知識が問われます。
時事問題としては、最新の首相の政策、国際会議(G7サミットなど)、経済指標の動向が出題されます。
対策のポイントは、新聞やニュースアプリで毎日15分程度主要ニュースを確認する習慣をつけることです。
政治・経済の基礎知識は高校の「政治・経済」の教科書を復習すると効率的に学べます。
日本国憲法で定められている国民の三大義務として正しい組み合わせを選びなさい。
A. 教育の義務・勤労の義務・納税の義務 B. 選挙の義務・勤労の義務・納税の義務 C. 教育の義務・兵役の義務・納税の義務 D. 教育の義務・勤労の義務・投票の義務
解答 A
解説
日本国憲法で定められている国民の三大義務は、教育の義務(第26条)・勤労の義務(第27条)・納税の義務(第30条)です。日本には兵役の義務や投票の義務は法的に定められていません。選挙権は権利であり義務ではない点も覚えておきましょう。憲法に関する問題は基礎中の基礎として必ず押さえておく必要があります。
国際情勢・時事の例題と解き方
国際情勢・時事の問題は、直近半年〜1年のニュースから出題されることが多い分野です。
国際機関(国連、WHO、IMFなど)の役割や、主要な国際会議の内容が出題されます。
また、世界の地政学的なトピック(紛争、貿易摩擦、環境問題など)も頻出テーマです。
近年はSDGs(持続可能な開発目標)やカーボンニュートラルなど、環境に関連するテーマの出題が増えています。
対策としては、主要な国際機関の正式名称と役割を整理し、最新の国際ニュースを把握しておきましょう。
特にマスコミ業界を志望する場合は、国際情勢への関心と知識が重視されるため入念な対策が必要です。
世界地図で主要国の位置関係を確認しておくことも、国際問題の理解に役立ちます。
SDGsの目標数として正しいものを選びなさい。
A. 8つ B. 13つ C. 17つ D. 21つ
解答 C
解説
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2015年の国連サミットで採択された17の目標で構成されています。「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」など、2030年までの達成を目指しています。169のターゲットが設定されている点も合わせて覚えておくとよいでしょう。
文化・スポーツの例題と解き方
文化・スポーツの問題は、教養としての幅広い知識が問われるカテゴリです。
日本の文化遺産、ノーベル賞受賞者、オリンピックなどの国際スポーツ大会に関する問題が出題されます。
また、文学賞(芥川賞・直木賞)の受賞作品や、話題になった映画・音楽に関する問題も見られます。
近年はeスポーツやサブスクリプションサービスなど、現代の文化トレンドに関する出題も増えています。
対策としては、直近1年間の主要な文化・スポーツイベントを時系列で整理しておくと効果的です。
特にオリンピックやワールドカップなど大規模な国際大会の開催地や日本代表の成績は頻出テーマです。
日本の世界遺産の名称と所在地も定番の出題ポイントとして押さえておきましょう。
次のうち、日本の世界文化遺産として登録されていないものを選びなさい。
A. 姫路城 B. 厳島神社 C. 出雲大社 D. 法隆寺
解答 C
解説
姫路城(1993年登録)、厳島神社(1996年登録)、法隆寺(1993年登録)はいずれも日本の世界文化遺産に登録されています。出雲大社は国宝に指定されていますが、世界遺産には登録されていません。日本の世界遺産は文化遺産と自然遺産を合わせて25件(2024年時点)あり、主要なものは名称と所在地をセットで覚えておきましょう。
一般常識テストの例題|理科分野
一般常識テストの理科分野では、中学〜高校レベルの基礎知識が問われます。ここでは、物理・化学・生物・地学の各分野から例題を紹介します。
物理・化学の例題と解き方
物理・化学の問題は、基本法則や公式の理解が求められる分野です。
物理では、力学(ニュートンの運動法則)、電気(オームの法則)、波動などが出題されます。
化学では、元素記号、化学反応式、酸と塩基、mol計算などが頻出テーマです。
出題レベルは高校の基礎科目程度ですが、文系の受験生にとっては苦手意識を感じやすい分野でもあります。
解き方のポイントは、基本的な公式を正確に覚え、単位を意識して計算することです。
対策としては、物理・化学の基本法則を一覧表にまとめて暗記するのが効率的です。
特に元素の周期表の最初の20元素と基本的な化学反応式は必ず覚えておきましょう。
水の化学式として正しいものを選びなさい。
A. HO B. H2O C. H2O2 D. OH
解答 B
解説
水の化学式はH2O(水素原子2個と酸素原子1個)です。H2O2は過酸化水素水(オキシドール)の化学式であり、水とは異なります。HOやOHは水酸基を表す記号で、分子式としては不完全です。化学式は基本中の基本ですが、似た化学式との区別を正確にできるかがポイントです。
生物の例題と解き方
生物の問題では、人体の仕組みや生態系の基礎知識が出題されます。
人体に関する問題では、消化器官の役割、血液循環、ホルモンの働きなどが頻出です。
生態系に関する問題では、食物連鎖、光合成、遺伝の基礎などが出題されます。
また、DNAやゲノム編集など、最新のバイオテクノロジーに関連する問題が出題されることもあります。
解き方のコツは、器官や物質の名前だけでなく、それぞれの機能や相互関係を理解しておくことです。
対策としては、高校生物の教科書や一般常識対策本の理科セクションを確認するのが効率的です。
特に人体の主要な器官と機能の対応関係は、表にまとめて整理しておくと覚えやすいでしょう。
ヒトの体内で、胆汁を生成する器官として正しいものを選びなさい。
A. 胃 B. 膵臓 C. 肝臓 D. 腎臓
解答 C
解説
胆汁を生成するのは肝臓です。胆汁は肝臓で作られた後、胆のうに蓄えられ、十二指腸に分泌されて脂肪の消化を助けます。胃は胃液(ペプシン)でタンパク質を分解し、膵臓は膵液(アミラーゼ、リパーゼ、トリプシン)を分泌します。腎臓は血液をろ過して尿を生成する器官です。各器官の役割をセットで覚えておきましょう。
地学の例題と解き方
地学の問題では、天体・気象・地質に関する基礎知識が問われます。
天体分野では、太陽系の惑星、月の満ち欠け、日食・月食の仕組みなどが出題されます。
気象分野では、天気図の読み方、前線の種類、台風の仕組みなどが頻出テーマです。
地質分野では、地震のメカニズム(P波・S波の違い)、火山の種類、地層の成り立ちなどが出題されます。
日本は地震や台風が多い国であるため、防災に関連する地学知識は特に出題されやすい傾向があります。
対策としては、太陽系の惑星の順番、主な地震のプレート境界、日本の主要な火山など基本事項を整理しておきましょう。
天気図記号や前線記号も一覧で確認しておくと、本番で焦らずに解答できます。
太陽系の惑星のうち、太陽に最も近い惑星として正しいものを選びなさい。
A. 金星 B. 水星 C. 地球 D. 火星
解答 B
解説
太陽系の惑星は太陽に近い順に、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つです。水星は太陽に最も近い惑星で、表面温度の差が約600度と非常に激しいのが特徴です。「すいきんちかもくどってんかい」という語呂合わせで順番を覚えておきましょう。なお、2006年に冥王星は準惑星に分類変更されています。
一般常識テストの効果的な対策方法
一般常識テストは出題範囲が広いため、効率的な対策方法を知ることが重要です。ここでは、実践的な対策法を紹介します。
対策本を活用した学習法
一般常識テストの対策では、専用の対策本を1冊徹底的にやり込むことが基本です。
市販されている一般常識対策本は、過去の出題傾向を分析して頻出問題を網羅しているため、効率よく学習できます。
おすすめの使い方は、まず全範囲を一通り読んで弱点分野を把握し、苦手分野を重点的に反復することです。
1周目は全問を解き、2周目は間違えた問題だけを解き直すという方法が効率的です。
対策本の選び方としては、最新年度版であることと、時事問題が豊富に掲載されていることを確認しましょう。
一般常識テストは毎年時事問題が更新されるため、古い年度の対策本では対応できない問題があります。
学習期間の目安は2〜3週間で、1日30分〜1時間の学習を継続することで合格ラインに到達できるでしょう。
時事問題の情報収集法
時事問題は一般常識テストの中でも毎年内容が変わる分野であるため、日頃からの情報収集が不可欠です。
最も効果的な方法は、新聞(紙面またはデジタル版)を毎日読む習慣をつけることです。
新聞を読む時間がない場合は、ニュースアプリで主要ニュースのヘッドラインをチェックするだけでも効果があります。
特に注目すべきジャンルは、政治(選挙結果、法案成立)、経済(株価、為替、金融政策)、国際(サミット、紛争)、社会(人口統計、新技術)です。
時事問題の対策では、直近6ヶ月〜1年のニュースが出題されやすいため、就活開始の半年前から情報収集を始めるのが理想的です。
ニュースを読む際は、単に事実を知るだけでなく「なぜそうなったのか」という背景も理解しておくと、応用問題にも対応できます。
週に一度、その週の主要ニュースを自分の言葉でまとめるノートを作ると、記憶に定着しやすくなります。
分野別の優先順位と学習スケジュール
一般常識テストの対策は出題範囲が広いため、分野ごとに優先順位をつけて学習することが重要です。
最優先で取り組むべきは、出題頻度の高い国語(漢字・四字熟語)と社会(時事問題)の2分野です。
次に優先すべきは数学で、割合・速さ・確率の基本パターンを押さえておけば大半の問題に対応できます。
英語は大学受験レベルの復習が中心となるため、単語帳の復習と基本文法の確認を行いましょう。
理科は出題数が比較的少ない傾向にありますが、基本的な法則や公式は最低限覚えておく必要があります。
学習スケジュールとしては、最初の1週間で全分野を概観し、2週目以降に弱点分野を重点的に強化するプランが効果的です。
志望企業の過去の出題傾向がわかる場合は、その分野を優先的に対策することでさらに効率的な学習ができます。
- 最優先:国語(漢字・四字熟語)、社会(時事問題)
- 優先:数学(割合・速さ・確率)
- 標準:英語(単語・文法)
- 基礎確認:理科(物理・化学・生物・地学)
一般常識テストに関するよくある質問
一般常識テストについて、就活生からよく寄せられる疑問にお答えします。ここでは、対策を進めるうえで知っておきたいポイントを解説します。
一般常識テストとSPIは両方対策すべき?
結論からいうと、志望企業がどちらのテストを実施するかによって対策を分けるのが合理的です。
一般常識テストを実施する企業はマスコミ・金融・商社に多く、SPIを実施する企業はIT・メーカー・サービス業に多い傾向があります。
ただし、企業によってはSPIと一般常識テストの両方を課すケースもあるため、両方の対策を並行して進めることが望ましいでしょう。
優先順位としては、まずSPIの対策を行い、そのうえで一般常識テストの対策を追加するのが効率的です。
SPIの言語・非言語の力は一般常識テストの国語・数学にも活かせるため、SPI対策が一般常識の基礎力向上につながります。
一般常識テスト特有の対策が必要なのは、時事問題・理科・文化教養などSPIにない分野です。
一般常識テストの合格ラインは?
一般常識テストの合格ラインは企業ごとに異なりますが、一般的には正答率60〜70%程度が目安とされています。
マスコミ業界では80%以上の正答率を求めるケースもあり、業界によって基準は大きく異なります。
一般常識テストは足切りとして使われることが多く、面接での評価と合わせて総合的に判断されます。
そのため、完璧を目指すよりも、全分野で平均的に得点できるバランス型の対策が重要です。
苦手分野で大きく失点するよりも、得意分野で確実に得点し、苦手分野の失点を最小限に抑える戦略が効果的です。
模擬テストを何度か実施し、自分の現在の正答率と弱点を把握しておくことをおすすめします。
対策にどのくらいの期間が必要?
一般常識テストの対策期間は、最低でも2週間、理想的には1ヶ月程度を確保するのがおすすめです。
1日30分〜1時間の学習を継続すれば、2週間で対策本を1周することができます。
ただし、時事問題は直前期の詰め込みでは対応しきれないため、普段からニュースをチェックしておくことが大切です。
文系の学生で理数科目に苦手意識がある場合は、数学と理科の基礎を復習する時間を追加で確保しましょう。
効率的な学習のコツは、毎日決まった時間に学習する習慣をつけ、復習の間隔を徐々に広げていくことです。
1日目に学習した内容を3日後に復習し、1週間後にもう一度復習するという間隔反復法が記憶の定着に効果的です。
まとめ
一般常識テストは、企業が独自に実施する国語・数学・英語・社会・理科の5分野にわたる筆記試験です。
出題パターンを理解し、分野ごとの解き方のコツを押さえることで、効率的にスコアを伸ばすことができます。
マスコミ業界や金融業界を志望する場合は、特に重点的な対策が求められます。
対策の基本は、一般常識対策本を1冊仕上げることと、日頃から時事問題に関心を持つことの2つです。
本記事の例題を参考に出題パターンを把握し、計画的に学習を進めて本番に臨みましょう。