
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「SPI ENG」を受検することがあります。
SPI ENGの対策をまったくしていないけれど、ノー勉のまま受検しても大丈夫なのか不安に思っている就活生もいるでしょう。
この記事では、SPI ENGをノー勉で受検する際の立ち回り術と、焦らず受検するためのポイントを紹介します。
- SPI ENGはノー勉で受かるのか
- ノー勉でも使える解答テクニック
- 受検直前に最低限やるべきこと
- ノー勉で受検した後のリカバリー法
- SPI ENGをノー勉で受検する予定の人
- 対策する時間がない人
- ノー勉でも最善を尽くしたい人
目次[目次を全て表示する]
SPI ENGとは?テストの特徴をおさらい
SPI ENGはSPIの英語版テストで、総合的な英語力を測定する検査です。ここでは基本情報を確認しておきましょう。
SPI ENGの基本情報
SPI ENGはリクルートマネジメントソリューションズが提供するSPIの英語版で、受検者の英語力を多角的に測定する適性検査です。
通常のSPI(言語・非言語)とは別に実施されるオプション検査で、英語力を重視する企業が追加で課すケースがあります。
外資系企業やグローバル展開している日系企業、商社などの選考で出題されることが多いテストです。
SPI ENGの結果は通常のSPIの結果とは別に評価され、英語力の指標として活用されます。
テストセンター方式とWebテスティング方式の両方で受検できる場合があります。
英語を使う業務がある職種の選考では、SPI ENGのスコアが重要な判断材料になることがあるでしょう。
SPI ENGの出題形式と制限時間
SPI ENGは同義語・反意語・空欄補充・英英辞書・長文読解の5つの出題形式で構成されています。
同義語・反意語の問題は英単語の知識が問われ、語彙力がダイレクトに得点に反映されます。
空欄補充は文中の空欄に適切な語句を入れる問題で、文法知識と文脈理解力が試されます。
英英辞書の問題は英語で書かれた語義の説明から該当する英単語を選ぶという独特の形式です。
長文読解は英文を読んで内容に関する質問に回答する形式で、読解力と速読力が求められます。
制限時間は約20〜30分程度で、1問あたりの回答時間は短めに設定されています。
SPI ENGのボーダーライン目安
SPI ENGのボーダーラインは企業ごとに異なりますが、正答率6〜7割程度が目安とされることが多いです。
外資系企業ではより高いボーダーが設定されていることもあり、ノー勉での突破は厳しい場合があります。
日系企業では英語力を参考程度に見るケースもあり、ボーダーが比較的低めのことも少なくありません。
SPI ENGの結果だけで合否が決まるケースは少なく、通常のSPIの結果と合わせて総合的に判断されます。
商社や外資系コンサルなどではSPI ENGのスコアを重視する傾向があるため、志望する業界に注意が必要です。
就活掲示板や先輩の体験談で志望企業のボーダーの目安を調べておくと安心でしょう。
SPI ENGはノー勉で受かるのか?
対策をしていない状態でSPI ENGに挑んだ場合、実際に通過できるのかどうかを率直に分析します。
ノー勉で通過できる可能性
SPI ENGは英語力を測定するテストのため、もともと英語力が高い人であればノー勉でも十分に通過できる可能性があります。
帰国子女や英語を得意科目としてきた人であれば、SPI ENGの出題レベルは特に難しくないでしょう。
大学受験で英語をしっかり学んだ人であれば、同義語・反意語や長文読解は対策なしでも対応できます。
TOEICやTOEFLの学習経験がある人は、SPI ENGの出題形式と重なる部分が多いため有利です。
日頃から英語の記事を読んだり、英語を使う機会がある人はノー勉でも高いスコアが期待できるでしょう。
英語力のベースが高ければ、SPI ENG特有の対策をしなくても通過する可能性は十分にあります。
ノー勉が致命的になるケース
英語が苦手な人がSPI ENGをノー勉で受検すると、語彙問題で大量に失点するリスクがあります。
同義語・反意語の問題は単語を知っているかどうかで得点が決まるため、語彙力が不足していると太刀打ちできません。
英英辞書の問題はSPI ENG独特の形式のため、初見だと回答方法に戸惑う可能性があります。
長文読解は読むスピードが遅いと時間切れになるリスクが高く、英語の読解に慣れていない人にとっては大きな障壁です。
外資系企業など英語力を重視する企業のSPI ENGでは、ノー勉での通過は非常に困難でしょう。
英語力に自信がない場合は、最低限の語彙確認だけでもしておくことが望ましいです。
地頭で乗り切れる範囲と限界
SPI ENGは英語力を問うテストのため、地頭の良さだけでは限界がある分野です。
長文読解の問題は文脈から意味を推測する力が活きるため、地頭の良い人は有利でしょう。
空欄補充の問題も文法の基礎知識と文脈理解力があれば、推測で解ける問題があります。
しかし同義語・反意語の問題は英単語の知識がなければ推測にも限界があります。
英英辞書の問題は英語で書かれた語義を理解する必要があるため、最低限の英語力は必要です。
地頭で対応できるのは長文読解と空欄補充の一部で、語彙系の問題は英語力そのものに左右されるでしょう。
ノー勉でSPI ENGに臨む際の心構え
SPI ENGを対策なしで受検する際に持っておくべき心構えを紹介します。英語テストならではのポイントがあります。
完璧を目指さず得点を最大化する
ノー勉でSPI ENGに臨む場合はすべての問題を完璧に解くことは目指さないのが現実的です。
特に語彙問題は知っているか知らないかで決まるため、わからない問題に時間をかけずに次に進みましょう。
長文読解と空欄補充で確実に得点を稼ぎ、語彙系の問題は消去法で対応する戦略が効果的です。
6〜7割の正答率を目標に設定して、得意な出題形式で貯金を作ることを意識しましょう。
完璧主義を捨てることで心理的な余裕が生まれ、冷静に問題に取り組めるようになります。
限られた英語力の中で最大限の得点を引き出すことが、ノー勉での基本戦略です。
得意分野で確実に得点を稼ぐ
SPI ENGは5つの出題形式で構成されているため、自分が得意な形式で確実に得点を稼ぐことが重要です。
長文読解が得意な人はこの分野で高得点を狙い、語彙力に自信がある人は同義語・反意語で点数を稼ぎましょう。
空欄補充は文法知識があれば得点しやすいため、文法に自信のある人にとって得点源になります。
英英辞書の問題は慣れていないと難しいため、他の形式で確実に得点してからこの形式に取り組むのが賢明です。
得意な形式の問題を素早く正確に解くことで、苦手な形式に時間を回す余裕も生まれます。
自分の英語力の強みを理解し、それを最大限に活かす戦略で臨みましょう。
焦りをコントロールする方法
SPI ENGで知らない英単語が続いたとき、焦りを感じるのは自然なことです。
英語テストは知識の有無がダイレクトに出るため、知らない問題が連続すると不安が増大しやすいテストです。
焦りを感じたら「語彙問題は消去法で処理して、読解問題で稼げばいい」と気持ちを切り替えましょう。
すべての問題形式が苦手ということは少ないので、得意な形式が出てくるまで気持ちを保つことが大切です。
深呼吸をして冷静さを取り戻し、1問ずつ丁寧に向き合う姿勢を保ちましょう。
焦りをコントロールする力が、ノー勉での受検結果を大きく左右します。
ノー勉でも使える解答テクニック
SPI ENGをノー勉で受検する際にも、知っておくだけで得点が変わる解答テクニックがあります。実践してみましょう。
時間配分で差をつける方法
SPI ENGは約20〜30分の制限時間のため、時間配分が得点を大きく左右します。
語彙系の問題(同義語・反意語・英英辞書)は知っているか知らないかで決まるため、1問あたりの回答時間は短くしましょう。
長文読解は読む時間が必要なため、語彙系で節約した時間を長文読解に回す戦略が効果的です。
語彙問題で1問に20秒以上かかる場合は消去法で選択して次に進むのがルールです。
空欄補充は文脈から推測できるため、語彙系よりもやや時間をかける価値があります。
時間配分を意識するだけで、同じ英語力でもスコアに大きな差が生まれるでしょう。
消去法で正答率を上げるコツ
SPI ENGでも消去法は有効な解答テクニックです。
同義語・反意語の問題では、品詞が異なる選択肢や意味が明らかに関係ない選択肢を除外することで正答率を上げられます。
空欄補充では文法的に合わない選択肢や文脈と矛盾する選択肢を消去しましょう。
長文読解では本文に記載されていない内容を含む選択肢は不正解の可能性が高いため、消去法が特に有効です。
英英辞書の問題では語義の説明と明らかに異なる意味の単語を除外することで選択肢を絞れます。
4択問題で2つ消去できれば正答率は50%になるため、知識がなくても得点のチャンスが生まれるでしょう。
わからない問題の処理法
SPI ENGでわからない問題に遭遇した場合は、即座に消去法を試みて何かを選んでから次に進むのが鉄則です。
特に語彙系の問題は考えても答えが出てこないため、10秒以内に処理して次の問題に進みましょう。
無回答は確実に0点なので、わからなくても必ず何かしらの選択肢を選んでください。
長文読解で内容が理解できない場合でも、設問と選択肢のキーワードから推測できることがあります。
本文中に選択肢と同じ単語やフレーズが出てくる箇所を探し、その周辺の内容をヒントにしましょう。
わからない問題に時間を費やすよりも、解ける問題に集中する方がはるかに効率的です。
SPI ENGの分野別ノー勉攻略ポイント
SPI ENGの出題形式ごとにノー勉でも使える攻略のポイントがあります。各形式の特徴を押さえて本番に臨みましょう。
同義語・反意語のノー勉攻略
同義語・反意語の問題は英単語の知識がそのまま得点に反映される分野です。
知っている単語の問題は確実に正答し、知らない単語の問題は消去法で対応するのがノー勉の基本戦略です。
接頭辞や接尾辞の知識があれば、知らない単語でも意味を推測できることがあります。
たとえば「un-」は否定、「re-」は再び、「-tion」は名詞化など、語の構成要素から意味を推測するテクニックが使えます。
反意語の問題では、選択肢の中で問題の単語と最も対照的な意味の単語を選ぶことがポイントです。
語彙問題は知識勝負の面が強いですが、推測力と消去法を組み合わせればノー勉でも得点は可能です。
空欄補充・英英辞書のノー勉攻略
空欄補充の問題は文法知識と文脈理解力で解けるため、ノー勉でも比較的得点しやすい分野です。
空欄の前後の文脈から必要な品詞と意味を推測し、選択肢の中から最適なものを選びましょう。
文法的に正しい選択肢を先に絞り込み、その中から文脈に合うものを選ぶという二段階の判断が有効です。
英英辞書の問題は語義の説明を丁寧に読むことが正答への近道です。
語義の説明文中のキーワードを手がかりに、該当する英単語を推測しましょう。
英英辞書の問題は独特の形式ですが、落ち着いて説明文を読めば推測で対応できることも多いです。
長文読解のノー勉攻略
長文読解はノー勉でも最も得点しやすい分野のひとつです。
英文を読む力さえあれば、対策をしていなくても内容理解の問題に正答できるからです。
長文を読む際は設問を先にチェックし、何を問われているかを把握してから本文を読み始めましょう。
キーワードを本文から探して、その周辺の情報を読むというスキャニング手法が時間短縮に効果的です。
本文の内容と選択肢を照合する際は、言い換え表現に注目すると正答を見つけやすくなります。
時間をかければ正答できる分野なので、語彙問題で節約した時間をここに投入するのが得策です。
受検直前にやるべき最低限のこと
ノー勉の状態でも受検直前のわずかな時間で準備できることはあります。短時間でできる対策を確認しておきましょう。
出題形式だけでも確認する(10分)
SPI ENGの出題形式を10分程度で把握しておくだけで本番の焦りを大幅に減らすことができます。
スマートフォンで「SPI ENG 出題形式」と検索すれば、5つの出題形式の概要をすぐに確認できるでしょう。
特に英英辞書の問題は独特の形式のため、事前に知っておくだけで本番でのスムーズさが大きく変わります。
各形式の出題数や配点のバランスを知っておくと、時間配分の計画が立てやすくなります。
約20〜30分の検査であることがわかっていれば、ペース配分の目安も立てやすいでしょう。
出題形式の把握は短時間で効果が高い、ノー勉の人にこそおすすめの直前対策です。
受検環境を整える
SPI ENGをWebで受検する場合は、受検環境を整えることが結果に直結します。
インターネット回線が安定しているか確認し、通信トラブルで受検が中断されるリスクを排除しましょう。
パソコンの画面は見やすい明るさに調整し、余計なブラウザタブやアプリは閉じておいてください。
英語のテストは画面上で英文を読む必要があるため、見やすい環境が特に重要です。
スマートフォンの通知をオフにして、集中を妨げる要素を排除した環境で臨みましょう。
快適な受検環境を整えることで、限られた英語力を最大限に発揮できます。
コンディションを最優先にする
SPI ENGは英語力に加えて集中力が結果に影響するため、脳のコンディションが重要です。
受検前に十分な睡眠をとり、頭がクリアな状態で臨むことがノー勉でできる最大の対策です。
空腹のまま受検すると英文の読解力が低下するため、適度に食事を摂ってから受検しましょう。
受検前にリラックスしておくことで、英語の記憶が引き出されやすくなります。
緊張した状態では知っている単語や文法ルールも思い出しにくくなるため、深呼吸でリラックスしましょう。
コンディションを整えることで、学生時代に培った英語力をフルに活用できるようになります。
ノー勉で受検した後のリカバリー
ノー勉でSPI ENGを受検して結果が振るわなかった場合でも、挽回の方法はあります。前向きに対処しましょう。
結果が悪くても通過するケース
SPI ENGの結果が良くなかったとしても、SPI ENG単体で不合格になるケースは限定的です。
多くの企業はSPI ENGの結果を通常のSPIの結果や面接の評価と合わせて総合的に判断しています。
英語力を必須としない職種であれば、SPI ENGのスコアが低くても通過できる可能性は十分にあります。
通常のSPIで高得点を取っていれば、SPI ENGの不足をカバーできるケースもあるでしょう。
SPI ENGの結果だけで落ち込まず、選考全体での自分の強みをアピールすることに集中しましょう。
英語以外の能力や人柄で十分に挽回できるケースは多いです。
再受検のチャンスを活かす
テストセンター方式のSPI ENGは何度でも受検し直すことができる仕組みです。
ノー勉で受検した1回目の経験は出題形式を把握する貴重な練習になります。
2回目以降は形式に慣れた状態で臨めるため、初回よりも確実にスコアが向上するでしょう。
志望度の低い企業で先に受検して練習し、本命企業に向けてスコアを改善していく戦略が有効です。
テストセンターの結果は使い回しが可能なため、良い結果が出たらそれを複数の企業に送ることができます。
1回目の失敗を糧にして、次のチャンスに備えることが大切です。
次回に向けた最短の対策プラン
ノー勉で受検した経験を踏まえて、次回に向けた最短の対策をおこないましょう。
まずは今回の受検で特に苦手だった出題形式を特定し、そこに集中して対策するのが効率的です。
語彙力不足が課題だった場合は、SPI ENGの頻出英単語リストを確認するだけでも大きな効果があります。
英単語帳を30分確認するだけでも、ノー勉の状態とは大きな差が生まれるでしょう。
英英辞書形式に慣れるために、オンラインの英英辞書で単語を検索する練習をしておくのも有効です。
完璧な対策を目指す必要はなく、弱点を少し補強するだけでもスコアは着実に向上します。
まとめ
SPI ENGはSPIの英語版テストで、英語力のベースがある人であればノー勉でも通過の可能性を十分に高めることができます。
同義語・反意語・空欄補充・英英辞書・長文読解の5つの形式を事前に把握しておくだけで本番の焦りが大幅に減ります。
語彙問題は消去法で処理し、長文読解で確実に得点を稼ぐ戦略がノー勉の受検者には効果的です。
接頭辞・接尾辞からの意味推測など、知識がなくても使えるテクニックを活用しましょう。
この記事で紹介した立ち回り術を参考に、焦らず冷静にSPI ENGの受検に臨んでください。