
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
地方の空き家を買い取り、リフォームして再生させる「中古住宅再生事業」のパイオニア、カチタス。
同社の選考では、単なる不動産への興味以上に、地域の課題をビジネスで解決する「当事者意識」と、買取から販売まで一貫して担うための「商売人としての完遂力」が厳しく問われます。
ESは、あなたが現場の最前線で「家」という資産に新たな価値を吹き込み、お客様の幸せを創り出せる人材であることを証明する場です。
本記事では、カチタスの独自モデルに深く刺さる「誠実さと実行力」をアピールするための戦略を解説します。
ES通過率と結果通知のリアル
カチタスの選考は、派手なプレゼン能力よりも「現場に足を運び、地道な関係を築けるか」という実直さを重視します。
通過率は非公表ですが、地方創生への「本気度」と、自分で考えて動く「主体性」が感じられない書類は選別されます。
結果通知については、マイページを通じて通常1週間から2週間程度で連絡が来ることが一般的です。
同社は「三方良し(売り手・買い手・世間)」を掲げており、選考プロセスにおいても誠実で謙虚、かつ熱い志を持った学生が好まれます。
各設問の解説と回答例
選考官に「この学生なら、地方の古い家に新しい光を当ててくれそうだ」と思わせるための、戦略的な回答例を提示します。
1. 学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)
カチタスでは「一筋縄ではいかない状況」をどう突破したかが見られます。粘り強さを強調しましょう。
飲食店でのアルバイトにおいて、新規顧客の獲得率向上に取り組んだ経験だ。当時、近隣に競合店が増え、客足が遠のく課題があった。私は「選ばれる店」になるためには、既存の接客を見直す必要があると考え、自ら常連客へのアンケートを実施した。その結果、周辺に家族連れが多いにも関わらず、子供向けメニューや設備が不足していることが判明した。そこで、店長に働きかけ、キッズメニューの導入と、手作りの「周辺マップ」の配布を提案・実行した。当初は消極的なスタッフもいたが、私が自ら現場で顧客の声を伝え続け、改善を重ねた結果、週末の家族連れ客数が30%増加した。この経験から、現場の事実に基づき、周囲を巻き込んで価値を創り出す面白さを学んだ。(395文字)
2. あなたの強みと、それをどう仕事に活かしたいか
カチタスの仕事は「買取=仕入れ」が命です。信頼を勝ち取る力をアピールします。
私の強みは「相手の懐に深く飛び込み、信頼関係を築く力」だ。これは、大切な家を手放すか迷われているオーナー様から物件を買い取る現場で最大に活かせると考える。不動産のプロとして知識を磨くのはもちろん、一人の人間としてオーナー様の不安や思い出を丁寧に聴き出すことで、「あなたなら任せられる」と言っていただける仕入れを目指したい。また、リフォームを依頼する工務店様とも、目的を共有する「ワンチーム」の関係を築き、最高の一軒を共に創り上げたい。地道な対話を積み重ねることで、地域の価値を最大化させていく所存だ。(385文字)
企業が求める人材・マッチング確認
カチタスが求めているのは、スマートに立ち回る人ではなく、地域の課題に自分事として向き合い、汗をかくことを厭わない「実行力を持った人」です。
「カチタス(価値を足す)」という社名の通り、あなたのこれまでの経験から、何かに対して「自分なりの付加価値」を与えた経験があるかを確認してください。
セルフチェックリスト
提出前に、以下の5つのポイントがあなたの回答に宿っているか最終確認を行ってください。
- 「なぜカチタスなのか」という問いに対し、社会貢献とビジネスの両面から答えられているか
- エピソードの中で、自分から進んで行動した「主体性」が具体的に描かれているか
- 地方の課題や空き家問題に対して、自分なりの考え(原体験など)が含まれているか
- 文章全体から、タフな現場でもやり抜く「精神的タフネス」が伝わってくるか
- 「買取〜販売まで一人で担う」という仕事の重みを理解し、その覚悟が示されているか
まとめ
カチタスのエントリーシートは、あなたの「志」を、日本の地方を元気にするための具体的なアクションへと繋げるための誓約書です。
飾った言葉はいりません。あなたの内側にある「地域の力になりたい」「商売の腕を磨きたい」という本音を、そのままぶつけてください。
この記事で磨き上げた戦略的な回答を武器に、自信を持って地域の未来を切り拓く一歩を踏み出しましょう。
価値のないものに価値を見出し、世界を驚かせる仲間として、最高の結果を掴み取りにいきましょう。