
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
第一生命は、日本の生命保険会社としては珍しく早期に株式会社化を実現し、複数国への海外進出やデジタル技術の導入を積極的に進める国内大手の生保です。
その本選考は、基幹職で9コース制を採用し、アクチュアリーやクオンツ&データサイエンティストといった理数系の素養を正面から問う専門コースを置いている点が、ほかの生保と一線を画す特徴です。
選考全体では適性検査・面接が中心の絞り込みとなり、序盤のWebテスト(SPI)でつまずくと、せっかくの研究実績や志望度を面接でアピールする機会すら得られません。
研究や実験、院試対策に追われる理系学生ほど、Webテスト対策を後回しにして「ボーダー」や「出題傾向」を把握しないまま受検し、足切りに遭うケースが少なくありません。
この記事では、Digmedia編集部が複数の就活体験談と公開情報を突き合わせ、第一生命の本選考SPIの出題傾向と合格ラインの目安を分析したうえで、研究と両立できる効率的な対策法を理系学生向けに整理します。
- 第一生命の選考フローと適性検査の位置づけ
- 編集部が分析した本選考SPIの出題傾向と試験時間の目安
- 就活体験談ベースで見るボーダー・正答率と採用倍率の目安
- 研究と両立しながら進める理系向けSPI対策ロードマップ
- 第一生命の基幹職本選考(オープン/アクチュアリー/クオンツ&データサイエンティスト等)を志望する人
- 研究と両立しながら第一生命のWebテスト対策を効率化したい理系学生
- 非言語は得意だが言語が手薄になりがちな理工系の人
- 院進予定で本選考スケジュールを早めに逆算したい修士の人
目次[目次を全て表示する]
第一生命の選考と適性検査の全体像
第一生命の本選考を攻略する前提として、選考がどんな流れで進み、そのなかでWebテストがどの位置を占めるのかを把握しておくことが重要です。編集部が体験談と公開情報を確認した限り、第一生命の選考は適性検査と複数回の面接で構成され、特に人物評価フェーズの比重が大きいのが特徴です。このセクションでは、理系学生が研究や院試のスケジュールと照らしながら準備計画を立てられるよう、事業内容と求める人物像、選考フロー、そしてWebテストの位置づけを順に分解していきます。
第一生命の事業・求める人物像と選考の特徴
第一生命は国内大手の生命保険会社で、日本の生保としては珍しく早期に株式会社化を果たした企業です。
複数国への海外進出やデジタル技術の導入に積極的で、「挑戦するマインドを持つ人」を求める人物像として明確に掲げています。
求められるのは、生命保険業界への深い理解と、第一生命が他社とどう違うのかを自分の言葉で説明できる力です。
選考全体の特徴として、社員と話す機会が多く、面接回数が計5〜6回と多めである点が挙げられます。理系学生であっても、専門性だけでなく業界理解と志望動機の深さが問われるため、技術的な強みと志望度の両輪で準備を進める姿勢が求められます。
第一生命の選考フロー(エントリー〜内定)
基幹職本選考の一般的な流れは、エントリーシート提出とWEB適性検査①を起点に進みます。
そのあと、複数部門の社員と面談する「Career 3rd」と呼ばれる個別座談会が3回程度行われ、続いてテストセンターでの適性検査②、個人面接(複数回)を経て内定という構成が体験談から確認できます。
面接段階は、1次面接がオンラインで30〜40分、2次面接が対面30分、最終面接が対面20分という体験談が見られます。
このうち2次面接は「最後の鬼門」と言われることもあり、人物評価フェーズが選考の山場です。理系学生は研究や院試と並行して複数回の面接日程を確保する必要があるため、早めにスケジュールを押さえておくと安心です。
選考全体のなかでWebテストが占める位置づけ
第一生命の選考では、ES通過率が70〜80%と高めだという情報があり、足切りは適性検査と面接が中心になっていると推測されます。
つまりWebテストは、ESで広く受け入れたあとに志望者を絞り込む最初の関門として機能している可能性が高いということです。
難易度のヤマ場こそ「Career 3rd」や2次面接といった人物評価にありますが、そこへ進むにはWebテストを確実に突破しておく必要があります。
理系学生にとっては、面接で語る研究内容や志望動機の準備に時間を割きたいからこそ、SPIは短期集中で仕上げて通過点として処理してしまうのが賢い戦略です。Webテストで取りこぼせば、せっかくの面接準備が無駄になりかねません。
第一生命で実施されるSPIの出題傾向
第一生命のWebテストを突破するには、どの形式のテストがどの方式で課されるのか、どんな科目がどれくらいの時間で出題されるのかを把握しておくことが第一歩です。編集部が体験談を総合した限り、本選考の中心はSPI(SPI3を含む)で、受検方式はテストセンター形式の報告が目立ちます。このセクションでは、テストの種類と受検方式、出題科目と試験時間、そしてSPIならではの問題傾向を、理系学生が得点設計を立てやすい形で整理します。
第一生命のWebテストの種類と受検方式(テストセンター/自宅受検)
第一生命の本選考WEB適性検査は、就活体験談を総合するとSPI(SPI3を含む)が中心だと考えられます。
受検方式はテストセンター形式の報告が多く、年度によってはWEB受検①とテストセンター②の2段階で課されたという体験談もあります。
ただし年度や職種により、玉手箱・GAB・TG-WEBなど他形式の報告も一部あり、稀にデザイン思考テストの受検を案内されたという声も見られます。
また、2回目に漢字・計算などの企業オリジナル筆記試験が課されたという体験談も存在します(いずれも体験談ベースで年度差あり)。理系学生は、テストセンターでの自宅外受検も想定し、本人確認書類や受検環境を早めに準備しておくと当日に慌てずに済みます。
出題科目と試験時間(言語・非言語・性格検査)
SPIを想定した場合、出題科目は言語・非言語(計数)・性格検査の3科目が中心になります。
テストセンターSPIの体験談を目安にすると、言語は32問を15分程度、計数(非言語)は29問を15分程度で解く構成で、これに別途性格検査が加わります。
1問あたりにかけられる時間は30秒前後と短く、知識量よりも処理スピードと判断の速さが問われる設計です。
理系学生は計数で得点源を作りやすい一方、言語が手薄になりがちです。語彙や長文読解で時間を使いすぎると全体のペースが崩れるため、言語は事前に出題形式へ慣れておき、計数で稼いで言語で取りこぼさないバランス設計を意識すると安定します。
SPIならではの頻出問題の傾向
SPIの計数では、推論・割合・速さ・順列組み合わせ・図表の読み取りといった頻出パターンが繰り返し問われます。
これらは解法の型を覚えてしまえば短時間で処理できる問題が多く、理系学生にとっては得点を伸ばしやすい領域です。
言語は語句の意味・二語関係・文の並べ替え・長文読解が中心で、こちらは慣れと語彙のストックがそのまま得点に直結します。
また、職種によっては英語(SPI ENG)が課される可能性もありますが、本選考での明確な英語必須報告は限定的です。研究で英語論文を読み慣れている理系学生にとっては大きな負担になりにくいため、まずは言語・非言語の精度を上げることを優先しましょう。
第一生命のWebテストのボーダーと正答率の目安
Webテスト対策で多くの就活生が気にするのが「どれくらい取れば通過できるのか」という合格ラインです。第一生命のボーダーは公式に非公開で、ここで示す数値はすべて就活体験談ベースの目安にすぎません。それでも、目標正答率の相場感を持っておくことは、限られた対策時間をどこに配分するかの判断材料になります。このセクションでは、ボーダーラインの目安、採用倍率と難易度、そして結果の使い回しについて、理系学生が現実的な目標を設定できるよう整理します。
第一生命のボーダーラインの目安
第一生命のボーダーは非公開のため、以下はあくまで就活体験談ベースの目安です。
意見は分かれており、6〜7割を取れれば安全圏という見方がある一方、人気企業ゆえに7〜8割は欲しいという厳しめの声もあります。
「ライバルが多いと7割では不安、8割は確保したい」という体験談もあり、確証のある公式数値ではないものの、高めに見積もっておくほうが安心です。
理系学生であれば、得意な計数で8割以上を狙い、言語で6〜7割を確保するという科目別の目標設定が現実的です。全体で7割台後半をコンスタントに取れる状態まで仕上げておけば、人気企業の絞り込みにも対応しやすくなります。
第一生命の採用倍率と通過の難易度
第一生命の本選考倍率は、ESを含めて60〜70倍以上と推定されています(あくまで推定値です)。
ただし、難易度のヤマ場は適性検査よりも「Career 3rd」や2次面接といった人物評価フェーズにあると考えられます。
ES通過率が70〜80%と高めである点を踏まえると、序盤で大きく落ちるというより、適性検査と面接の積み重ねで段階的に絞られていく構造です。
理系学生にとっては、Webテストはあくまで通過点であり、ここで落ちるのは最ももったいないパターンです。倍率の高さに気後れせず、まずは確実にボーダーを超える得点力を作って、勝負どころの面接にコマを進めることを目標にしましょう。
テスト結果の使い回しはできる?
SPIをテストセンターで受検した場合、過去に受検した結果を他社へ使い回せる仕組みがあります。
ただし、手応えが十分でなかった回の結果を使い回すと不利になるため、満足のいくスコアが取れた回を選んで送ることが前提です。
第一生命のように年度によってWEB受検とテストセンターの両方が課されるケースでは、企業ごとの指定方式を必ず確認する必要があります。
研究で多忙な理系学生にとって、満足のいく結果を一度作っておけば複数社で使い回せるのは大きな効率化になります。本命企業の選考が本格化する前に、納得のいくスコアを取り切っておく段取りが有効です。
編集部が分析する第一生命Webテスト対策ロードマップ
第一生命のSPIを突破するには、やみくもに問題を解くのではなく、限られた時間で得点を最大化する順序立てた対策が欠かせません。特に研究や院試と並行する理系学生は、時間あたりの伸びが大きい領域から手をつける戦略が重要です。このセクションでは、編集部が推奨する問題集の選び方と進め方、練習に使えるアプリや模試サービス、そして本選考から逆算した対策スケジュールの組み方を、理系学生の生活リズムを前提に具体化します。
SPI対策におすすめの問題集・進め方
SPI対策は、まず1冊の定番問題集を最後までやり切ることが基本です。
複数冊に手を広げるより、1冊を2〜3周して解法の型を体に染み込ませるほうが、短時間で安定した得点につながります。
進め方としては、最初の1周で全体像と苦手分野を把握し、2周目で間違えた問題だけを潰し、3周目でスピードを意識して通すのが効率的です。
理系学生は計数を早めに固められるので、まず非言語を得点源にしてから、手薄になりがちな言語に時間を配分するのがおすすめです。言語は語彙と長文の出題形式に慣れるだけでも得点が安定するため、隙間時間での反復に向いています。
練習できるアプリ・模試サービス
紙の問題集と並行して、スマホアプリやWeb模試を使うと、テストセンター本番に近い画面操作と時間感覚を養えます。
SPI対策アプリは1問ごとの制限時間が体感できるため、処理スピードを鍛えるトレーニングに向いています。
本番形式の模試サービスを使えば、現状の正答率を客観的に把握でき、ボーダーまでの距離を数値で確認できます。
研究の合間や通学時間にアプリで非言語を反復し、週末にまとめて模試で実力を測る、というリズムを作ると、机に向かう時間が限られる理系学生でも無理なく仕上げられます。弱点が数値で見えると、対策の優先順位もつけやすくなります。
逆算した対策スケジュールの組み方
対策は、第一生命の適性検査の受検時期から逆算して計画を立てるのが鉄則です。
研究や院試と並行する理系学生は、受検の4〜6週間前から1日30〜60分の短時間集中で進めるのが現実的です。
最初の2週間で問題集を1周し、次の2週間で苦手分野を集中的に潰し、直前の1〜2週間で模試と時間配分の調整に充てる流れが効率的です。
修士の人は、研究の繁忙期や学会日程と受検時期が重ならないよう、早めに本選考スケジュールを把握しておきましょう。テストセンターは予約枠が埋まりやすいため、受検日も余裕を持って押さえておくと安心です。
第一生命のES・面接対策
第一生命の選考は面接の比重が大きく、Webテストを突破したあとの人物評価フェーズこそが本当の勝負どころです。ESや面接では、生命保険業界を志望する原体験や、なぜ第一生命なのかという他社比較が深く問われます。このセクションでは、ESの傾向と通過のポイント、一次・二次面接で聞かれる質問、最終面接で評価される観点を、理系学生が研究背景を活かして語れるよう整理します。Webテスト対策と並行して、早めに志望動機の言語化に着手しておきましょう。
第一生命のESの傾向と通過のポイント
第一生命のESでは、志望理由(300字)や部門選択理由(300字)を複数問う設問例が確認できます。
通過率は70〜80%と高めとされますが、だからこそ志望度の高さと部門理解の深さをしっかり書き込むことが面接での評価につながります。
部門選択理由では、なぜそのコースを選ぶのかを、自分の専攻や研究内容と結びつけて説明すると説得力が増します。
理系学生であれば、アクチュアリーやクオンツ&データサイエンティストなど理数系コースを志望する場合、確率・統計の素養や研究で培った分析力を具体的なエピソードで示すと、専門コースの選考意図とかみ合いやすくなります。
一次・二次面接で聞かれる質問
面接では、生命保険業界を志望する原体験や、なぜ第一生命かという問いが頻出します。
特に他社・他生保との比較を踏まえて第一生命を選ぶ理由を語れるかが、志望度の判定に直結します。
1次面接はオンラインで30〜40分、2次面接は対面30分で行われ、2次は「最後の鬼門」と言われることもあるほど踏み込んだ質問が想定されます。
理系学生は、研究で取り組んだテーマを通じて「挑戦するマインド」をどう発揮したかを語れると、求める人物像と接続できます。専門性の話に閉じず、それを生命保険事業にどう活かすかまで描けると評価が高まります。
最終面接で評価される観点
最終面接は対面20分程度で、ここでは第一生命での具体的なキャリアプランが深く問われます。
「挑戦するマインド」を持ち、第一生命と他社の違いを理解しているかどうかが、最終的な評価の軸になります。
「Career 3rd」をはじめ社員と話す機会が多い選考のため、逆質問の質が合否に影響しやすいのも特徴です。
逆質問は、ネットでは分からない情報や、自分なりに仮説を立てた質問を5個以上用意しておくと志望度の高さが伝わります。理系学生は、自分の専門性を第一生命のどの事業領域で活かしたいかを軸に、キャリアプランと逆質問を一貫させると説得力が出ます。
第一生命のWebテストに関するよくある質問
ここでは、第一生命のWebテストについて就活生から寄せられがちな疑問を、編集部の視点でまとめて回答します。対策の開始時期、難易度の体感、そして落ちる原因という3つの論点は、研究と両立する理系学生がつまずきやすいポイントでもあります。いずれも公式に確定した情報ではなく体験談ベースの目安ですが、準備の優先順位を決めるうえで参考になるはずです。不安を具体的な行動計画に変えるために、ひとつずつ確認していきましょう。
対策はいつから始めるべき?
第一生命のWebテスト対策は、受検時期の4〜6週間前から始めるのが目安です。
研究や院試と並行する理系学生は、まとまった時間を取りづらいため、早めに着手して1日30〜60分の積み重ねで仕上げるのが現実的です。
ただし、本命企業ほど志望動機やES作成にも時間がかかるため、Webテストはできるだけ前倒しで片付けておくのが理想です。
修士の人は研究の繁忙期や学会と重なると対策時間が圧迫されるので、本選考スケジュールを早めに把握し、テストセンターの予約も含めて計画的に動きましょう。
第一生命のWebテストは難しい?
SPI自体の問題の難易度は標準的で、出題範囲も定番パターンが中心です。
ただし、第一生命は人気企業のため求められる正答率が高めになりやすく、体験談では7〜8割を確保したいという声もあります。
つまり「問題が特殊で難しい」というより、「高めのボーダーをコンスタントに超える精度とスピードが求められる」という難しさです。
理系学生は計数で確実に稼ぎ、言語で取りこぼさない状態を作れば十分対応できます。難問を解く力よりも、定番問題をミスなく速く処理する力を磨くことが突破の近道です。
落ちる原因は?
Webテストで落ちる主な原因は、対策不足による時間切れと、苦手科目の放置です。
特に理系学生は計数に安心して言語対策を後回しにしがちで、言語で大きく失点して全体のスコアを落とすパターンが目立ちます。
また、テストセンターの操作や時間配分に慣れていないと、実力を出し切れないまま終わってしまうこともあります。
対策としては、模試で本番形式に慣れ、言語と非言語のバランスを整えておくことが有効です。研究で忙しくても、苦手科目から逃げずに早めに潰しておくことが、足切り回避の最大のポイントになります。
まとめ:第一生命のWebテストを最短突破するために
第一生命の本選考は、SPI(テストセンター形式が中心)を起点に、「Career 3rd」や複数回の面接へと続く、人物評価の比重が大きい選考です。ES通過率が高めである一方、適性検査と面接で段階的に絞り込まれるため、序盤のWebテストを確実に突破して勝負どころの面接にコマを進めることが重要になります。ボーダーは非公開ですが、体験談ベースでは7〜8割を視野に入れておくと安心で、理系学生は得意な計数で稼ぎ、手薄になりがちな言語を底上げするバランス設計が突破の鍵です。受検の4〜6週間前から1日30〜60分の短時間集中で問題集と模試を回し、研究や院試と両立しながら効率的に仕上げましょう。Webテストはあくまで通過点と割り切り、アクチュアリーやクオンツ&データサイエンティストといった理系コースで自分の専門性をどう活かすかを語れる準備まで整えれば、第一生命の選考を最短で突破する道筋が見えてきます。