
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
コマツ(株式会社小松製作所)の技術系サマーインターンは、機械・電気・制御・情報系の理系学生から毎年高い人気を集めるプログラムです。
例年8月前後に開催される2weeks技術系インターンシップでは、自動化ダンプトラックの検査ソフト改善や電動ホイールローダの制御ロジック検証など、現場の開発テーマにそのまま触れられます。
ただし参加への第一関門となるのがSPIで、ここを越えられなければ研究で培った技術力をアピールする面接にすらたどり着けません。
Digmedia編集部では、就活体験談や公開情報をもとに、コマツインターンのSPIの種類・通過率・ボーダーを技術系学生の視点で検証しました。
研究と並行してどこまで対策すれば落ちないのか、その現実的なラインをこの記事で具体的に示していきます。
コマツの技術系は推薦応募が8〜9割を占めると言われ、テストセンターの足切りは機械的に処理されるため、SPIの軽視は致命傷になりかねません。
とはいえ非言語が得意で言語が手薄になりがちな理系にとって、SPIは正しい順序で対策すれば確実に超えられる関門でもあります。
28卒でサマー・秋・冬いずれかのインターンを狙う理系学生は、応募前にこの記事で全体像をつかんでおきましょう。
- コマツサマー・秋・冬インターンの選考フローとSPIの位置づけ
- 編集部が検証したシーズン別の通過率とボーダーの目安
- 理系学生が落ちる傾向と研究と両立する対策の進め方
- 「答え」を探すより効率的な言語・非言語の対策ロードマップ
- 28卒で2026年サマー/秋/冬インターンに応募予定の人
- 機械・電気・制御・情報系などでコマツの技術系総合職や開発・生産技術・ICT/自動化コースを志望する理系学生・院生
- 研究で忙しく、非言語は得意だが言語が手薄で対策時間を絞りたい人
- 建機・重機メーカーのインターンWebテストのボーダーを事前に知りたい人
目次[目次を全て表示する]
コマツサマーインターン選考の全体像と適性検査の位置づけ
コマツのインターン選考は、エントリーシートとSPIをほぼ同時期に課す構成で、技術系では特にSPIの足切りが機械的に効いてきます。まずはシーズン別の流れと、本選考との違い、Webテストがどの段階で効くのかを整理しておきましょう。
サマー・秋・冬の選考フローと28卒スケジュール
コマツの技術系インターンは、エントリー → ES提出 → SPI(テストセンター型)→ 面接 → インターン参加という流れが基本です。
28卒向けのサマーインターンは、2026年6月頃にエントリー開始、6月下旬〜7月上旬に締切、本番は8月〜9月に開催される想定です。
秋インターンは2026年9月〜10月にエントリーが始まり、11月前後の実施が見込まれます。
冬インターンは2026年10月〜11月エントリーで、本番は2026年12月〜2027年2月に開催される流れが一般的です。
院進予定の学生は、修士1年の夏は研究テーマが立ち上がる時期と重なるため、エントリー開始の2〜3か月前から逆算して対策枠を確保しておくと安心です。
28卒の本選考は2027年3月から本格化するため、研究で忙しくなる前のサマーで一度SPIを受けておくと、後のシーズンが楽になります。
本選考との違い
コマツの本選考は、技術系で推薦応募が8〜9割を占めるという特徴があり、自由応募中心のインターン選考とは母集団の質が異なります。
本選考はES→面接2回が基本で、サマーインターン選考時にSPIを受けていれば本選考でWebテストが免除されるケースもあると言われています。
つまりインターンのSPIは、その場の選考だけでなく後の本選考の負担まで左右する一手になり得ます。
一方でインターンは面接回数が1〜2回と本選考より少なめで、その分ESとSPIでの絞り込みが強めに設計されている点に注意が必要です。
本選考と同じSPI系統が使われる可能性が高いため、ここで作った得点力はそのまま本選考でも活きると考えてよいでしょう。
Webテストの位置づけ
コマツの技術系では、テストセンターの足切りが機械的に行われると言われており、SPIは「研究力を見てもらう前の通過儀礼」として扱うのが実態に近いです。
どれだけ研究テーマが優れていても、SPIのボーダーを下回ればESの中身を見られる前に落ちる仕組みなので軽視は禁物です。
逆に言えば、SPIは対策で確実に得点を伸ばせる領域であり、ここを淡々とクリアしておけば勝負どころの面接に集中できます。
応募者の多くが院進予定の理工系である以上、SPIで差をつけるより「落とさない」発想が現実的です。
推薦応募を予定している人でも、推薦だからSPIは形式的という油断は危険で、足切りは推薦・自由応募を問わず同じ基準で機械的に適用されると考えておくべきです。
サマーで一度受けておけば形式に慣れ、秋・冬や本選考でも同じ感覚で臨めるため、最初の1回をていねいに準備しましょう。
コマツインターンで実施されるSPIの傾向
コマツのインターンSPIは、テストセンター型が中心で、言語・非言語・性格検査の3要素から構成されます。理系学生がつまずきやすいのは非言語より言語であることが多く、受検方式と科目構成を正しく把握しておくことが対策の出発点になります。
SPIの種類と受検方式
コマツのインターン選考では、SPIのテストセンター型が用いられるのが一般的とされています。
テストセンター型は専用会場のパソコンで受検する方式で、自宅受検のWEBテスティング形式とは出題範囲や設問の一部が異なります。
会場は応募締切間際だと枠が埋まりやすいため、受検案内が届いたら即日で予約を取る意識が大切です。
テストセンター型は過去に他社で受けた結果を使いまわせるため、コマツの前に練習企業で良いスコアを取っておく戦略が有効です。
テストセンターは会場のパソコンに加え、自宅から監督付きで受けるオンライン会場型が選べる場合もあり、いずれも本人確認や受検環境の事前準備が必要です。
年度やプログラムで方式が変わる可能性もあるので、案内メールで自分が受ける形式を必ず確認してください。
出題科目と試験時間
SPIは言語分野・非言語分野・性格検査の3科目で構成され、テストセンター型では能力検査が約35分、性格検査が別途約30分が標準です。
言語では二語の関係・語句の意味・文の並べ替え・長文読解が頻出で、理系学生が手薄になりがちな語彙力と読解スピードが問われます。
非言語は推論・確率・割合・速度算・図表の読み取りが中心で、機械・情報系の学生にとっては得点源にしやすい領域です。
非言語で稼ぎ、言語で大崩れしないという配分が、理系がボーダーを越える現実的な戦略になります。
性格検査には制限時間が緩めに設定されますが、設問数が多いためテンポよく直感で答え進める必要があります。
能力検査の体感配点は言語と非言語でほぼ均等のため、得意な非言語だけで逃げ切ろうとせず、両分野でバランスよく得点を積む意識を持ちましょう。
本選考と同じか・インターン特有の傾向
コマツは本選考でもSPIを採用しているため、インターンと本選考で出題系統が大きく変わることは考えにくいです。
そのためサマーで作った得点力はそのまま秋・冬や本選考でも通用し、早い時期に仕上げるほど後が有利になります。
インターン特有の傾向として、サマーは応募者が最も多くボーダーが上振れしやすい点が挙げられます。
技術系インターンは約80名規模の少数選抜で、母集団が国公立の理工系院生中心となるため平均点が高いのも特徴です。
形式は本選考と同じでも、相対評価の中での競争はインターンの方が厳しくなり得ると考えておきましょう。
編集部が分析するコマツインターンWebテストの通過率とボーダー
通過率とボーダーは公式非公表のため、ここでは就活体験談や機械メーカー大手の傾向をもとにした編集部の検証値を示します。あくまで目安ですが、自分が確保すべき得点ラインを決める指標として活用してください。
通過率の目安(サマー/秋/冬別)
編集部の検証では、コマツインターンSPIの通過率はサマーが20〜30%程度、秋・冬が30〜40%程度と見ています。
サマーは建機世界2位というブランド力で応募が集中するため、SPI段階での絞り込みが最も強くなる傾向です。
秋・冬は応募者数が落ち着くものの、本選考直結色の濃いプログラムが増え、選抜の質はむしろ上がる場合があります。
技術系は推薦中心の本選考と母集団が重なるため、院進予定の上位理工系学生と相対比較される前提で得点ラインを設定すべきです。
技術系の2weeksインターンは約80名規模の少数選抜と言われ、自由応募で集まる母集団の中での競争はとくにシビアになります。
通過率が低く見えても、対策で着実にボーダーを越えれば十分に枠は取れます。
ボーダーと正答率
機械メーカー大手のSPIボーダーは一般に正答率6〜7割が目安とされ、コマツも同水準と考えられます。
母集団のレベルが高いサマーでは、正答率7割を最低ライン、安全圏は7.5割以上を目標に置くのが現実的です。
非言語が得意な理系であれば、非言語で8割近くを確保し言語の取りこぼしを補う配分が組みやすいでしょう。
逆に言語を捨てて非言語だけに頼ると、長文読解の失点でボーダーを割るリスクがあるため油断は禁物です。
テストセンター型はスコアが本人に開示されないため、手応えが悪ければ練習企業で受け直し、良い結果を使いまわす判断も検討しましょう。
結果の使い回し
テストセンター型では、過去に受検した結果を別企業に使い回せるため、コマツ専用に毎回受け直す必要はありません。
選考が立て込む時期に、手応えの良い既存スコアを提出できれば、研究や面接準備に時間を回せます。
使い回しを前提にするなら、本命のコマツより前に練習企業でテストセンターを複数回受け、納得のいくスコアを作っておくのが定石です。
理系は他社の技術職選考でもSPIを受ける機会が多いため、サマーの早い段階で一つ自信の持てる結果を確保しておくと、その後の就活全体が一気に楽になります。
一方でWEBテスティング形式が採用された場合は企業ごとに毎回受検するため、使い回しはできません。
なお使い回しは「直近に受けた結果」が対象となるため、良いスコアを取った後に手応えの悪い受検を挟むと、そちらが提出候補になってしまう点に注意しましょう。
自分が受ける形式が使い回し可能かどうかは、案内メールで受検方式を確認したうえで判断してください。
コマツインターンWebテストで落ちる人の傾向と回避策
SPIで落ちる理系学生には共通したパターンがあり、その多くは研究の忙しさに起因する準備不足です。傾向を先に知っておけば、限られた時間でも回避策を打てます。
共通する3つの傾向
コマツインターンのSPIで落ちる人には、大きく3つの傾向があります。
1つ目は研究を理由に対策本を1周もせず本番に臨む人で、SPIは形式慣れで得点が変わるため、ぶっつけ本番はほぼボーダー割れにつながります。
2つ目は非言語の得意さに頼り、言語を完全に放置する人で、長文読解の失点が積み重なって総合点が伸びません。
3つ目は性格検査を軽視する人で、技術職でも企業文化との適合は見られるため、適当な回答は能力点が高くても評価を下げます。
この3点に心当たりがあるなら、本番までに対策本1周・言語の最低限の補強・性格検査の理解だけは済ませておきましょう。
時間配分ミス
SPIで落ちる人に最も多いのが、1問にこだわりすぎて後半を解き残す時間配分ミスです。
テストセンター型は1問ごとに制限時間があり、難問に固執すると簡単な問題を取りこぼす構造になっています。
研究で論理的に「正解までやり切る」癖がある理系ほど、その真面目さが裏目に出て、割り切って飛ばす判断が遅れがちです。
練習段階からストップウォッチで時間を計り、迷ったら直感で選んで次へ進む感覚を体に覚えさせましょう。
テストセンター型は前の設問に戻れない仕様のため、解いた瞬間に切り替えて次へ進む割り切りも、本番までに練習で身につけておきたい感覚です。
取れる問題から確実に積み上げる戦略に切り替えるだけで、同じ実力でも得点は大きく変わります。
性格検査で落ちる人
性格検査で落ちる典型は、自分を良く見せようとして回答に矛盾を生むパターンです。
同じ趣旨の質問が表現を変えて複数回登場し、回答の一貫性がチェックされるため、その場の取り繕いは逆効果になります。
技術職志望でも、現場主義やものづくりへの情熱、グローバルに働く意欲と真逆の回答が続くと適合度が低いと判断されます。
自分を偽らない範囲で、コマツの求める人物像と重なる自分の側面を素直に答えるのが通過のコツです。
性格検査の結果は面接でも参照されるため、回答と面接での発言がぶれないよう、自分の軸を整理してから受検しましょう。
編集部おすすめのコマツインターンWebテスト対策ロードマップ
理系学生は研究と並行する前提で、非言語を伸ばしきり言語を底上げする順序が効率的です。「答え」を探す時間を対策本に回すという原則を軸に、言語・非言語・効率化の3点で進め方を示します。
言語対策
言語は理系が最も差を付けられやすい分野ですが、語彙は対策本で頻出語を覚えるだけで得点が伸びるため、コスパよく補強できます。
二語の関係や語句の意味は知識問題なので、研究の合間のスキマ時間にスマホアプリで反復するだけで十分対応できます。
長文読解は、全文精読ではなく設問を先に読んで必要箇所だけ拾うスキミングを身につけると、読解スピードが一気に上がります。
1つの長文を3分以内で読み切る練習を繰り返し、徐々に時間を縮めていくと本番のペースが作れます。
英語の独立科目(ENG)はインターンSPIでは課されないことが多いものの、本選考や他社で求められる場合に備え、余裕があれば頻出単語だけ押さえておくと潰しが効きます。
言語は満点を狙う必要はなく、足を引っ張らない6割前後を安定して取れる状態を目標にしましょう。
非言語対策
非言語は理系の得点源なので、ここで8割近くを確保して言語の不足を補う設計が王道です。
推論・確率・割合・速度算・図表読み取りは解法パターンが決まっているため、対策本を最低2周して型を体に染み込ませます。
図表問題は増減率や構成比を素早く出す処理がカギで、計算自体は理系にとって難しくないぶんスピード勝負になります。
WEBテスティング形式では電卓が使えるため、暗算より電卓操作のスピードを上げておくと取りこぼしが減ります。
得意分野だからと油断せず、制限時間内に解き切るペース感覚まで仕上げておくことが満点に近づく条件です。
「答え」を探すより効率的な対策法
ネットで「答え」を探そうとする就活生がいますが、解答集に頼った対策はコマツのSPIでは通用しません。
テストセンター型は受検者ごとに問題が組み替わるアダプティブ方式で、暗記した解答を次の問題に当てはめられないからです。
性格検査には正解がなく、解答集を見ても点は上がらず、むしろ矛盾回答で信頼性を下げるリスクすらあります。
研究で時間がないからこそ、答え探しに使う時間を対策本1ページに回す方が、確実に得点へ直結します。
形式に慣れて自分の頭で解くスピードを上げるという王道が、結局は最短の対策法だと意識してください。
具体的には、対策本を1冊決めて非言語を2周・言語を1周し、間違えた問題だけを直前に見直すサイクルが、研究の合間でも回しやすい現実的な進め方です。
コマツインターンのES・面接・GD対策
SPIを越えた先には、ES・GD・面接が控えています。技術系では研究内容の伝え方が評価の中心になるため、Webテストと並行して言語化の準備を進めておきましょう。
ESの傾向
コマツの技術系インターンESでは、研究内容と志望動機、インターンで学びたいことが中心に問われます。
研究テーマは専門外の面接官にも伝わるよう、課題・アプローチ・結果を平易な言葉で構造化して書くことが重要です。
志望動機では、自動化ダンプトラックや電動ホイールローダの制御、スマートコンストラクションなど、自分の研究と接点のある領域に触れると説得力が増します。
キャタピラーや日立建機など競合がいる中でコマツを選ぶ理由を、技術志向の観点で言語化しておきましょう。
学部生で研究テーマが固まっていない場合は、授業やゼミ、個人開発など主体的に取り組んだ理系的な経験に置き換えて書けば十分に評価されます。
ESはSPIとほぼ同時期に提出を求められるため、研究の言語化は早めに着手しておくのが安全です。
GD対策
コマツのインターン選考では、グループディスカッションが実施されるケースがあります。
テーマは建機・鉱山機械業界の課題や、カーボンニュートラルに向けた電動化・自動化など、技術トレンドを前提とした内容が多い傾向です。
評価されるのは議論をリードする力だけでなく、メンバーの意見を引き出す協調性と、結論へ収束させる論理性です。
無理に司会を取らずとも、研究で鍛えた論理的な発言や前提整理で十分に存在感を示せます。
就活仲間との模擬GDやエージェントのGDイベントで場慣れしておくと、本番で落ち着いて動けます。
面接質問
面接では、研究内容の深掘りと志望動機、入社後にどの領域で貢献したいかが中心に問われます。
「なぜコマツか」「研究をどう仕事に活かすか」に対し、自動化・ICT・電動化など具体的な事業領域と結び付けて答えられると評価が高まります。
院生の場合は研究スケジュールとの両立を聞かれることもあるため、学会や実験の予定と照らして参加可能な日程を整理しておきましょう。
結論から話すPREP法を意識し、研究の専門用語を噛み砕いて伝える練習をしておくと安心です。
「困難を乗り越えた経験」「チームで成果を出した経験」も頻出のため、研究やプロジェクトでの課題解決プロセスを具体例で語れるようにしておきましょう。
逆質問では、社員のキャリアパスや技術開発の方向性を尋ねると、技術への関心の高さを示せます。
まとめ:コマツサマーインターンWebテストを突破するために
ここまで、コマツインターンSPIの種類・通過率・ボーダー・落ちる傾向と対策を理系学生の視点で検証してきました。最後に要点を整理して、研究と両立しながら突破するための行動指針をまとめます。
コマツのインターンSPIはテストセンター型が中心で、言語・非言語・性格検査の3科目から構成されます。
編集部の検証では、通過率はサマーが20〜30%、秋・冬が30〜40%程度、ボーダーは正答率6〜7割が目安で、母集団の高いサマーは7割を最低ラインと考えるのが現実的です。
理系は非言語で8割近くを確保し、言語は6割前後で崩れないよう底上げする配分が、限られた時間で落ちないための最適解になります。
落ちる人の傾向は「対策本未着手」「言語放置」「性格検査軽視」「時間配分ミス」に集約され、いずれも事前準備で回避できます。
サマーでテストセンターを一度受けておけば、結果を使い回せるうえ秋・冬や本選考の負担も軽くなります。
28卒のサマー・秋・冬で結果を残せば、本選考の早期ルートやWebテスト免除につながる可能性があるため、研究の合間にSPI対策を計画的に進め、確実にインターンの席を掴み取りましょう。