
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
電通グループは、広告・マーケティング領域を核に、ビジネスプロデュース(営業)からデジタルマーケティング、クリエーティブ、アート、そしてシステム開発やデータサイエンスまでを束ねる巨大な企業体です。株式会社電通を中心に、電通デジタルや電通総研といったテクノロジー寄りのグループ会社が連なり、職種の幅は文系・理系を問わず非常に広いのが特徴です。
その電通グループの本選考では、ES提出のあとにWebテスト・適性検査が課され、ここを通過しないと面接に進めない構造になっていることが、編集部が複数の就活体験談を読み解くなかで見えてきました。電通本体ではテストセンター型のSPIを採用するという報告が最多ですが、グループ会社や年度・職種によっては玉手箱が課されるケースもあります。
とくに研究や院試の準備と並行して動く理系学生にとっては、限られた時間でいかに適性検査を効率よく仕上げるかが、面接にたどり着くための最初の関門になります。
電通グループはエントリー数が数万人規模に達する最難関級の人気企業で、ES+適性検査の段階でかなり絞り込まれるとされるため、なんとなくの対策では通過しづらいのが実情です。
この記事では、電通グループのWebテスト(玉手箱を中心に据えつつテストセンター型SPIにも触れます)の出題傾向・試験時間・合格ラインの目安から、理系が研究と両立しながら進める対策ロードマップ、ES・面接の傾向までを、編集部が競合各社の情報を突き合わせて分析しました。数値はいずれも就活体験談や媒体推定をもとにした目安で、年度・職種・グループ会社によって形式やボーダーが変わる点を前提に読み進めてください。
- 電通グループ本選考で課される玉手箱・適性検査の科目構成と試験時間の目安
- 電通グループのWebテストのボーダーと正答率の目安、採用倍率の水準
- 研究と両立できる玉手箱対策のロードマップと逆算スケジュール
- 電通グループのES・面接で評価される観点と理系のアピール軸
- 電通グループの本選考(総合職・技術職・研究職など理系採用)でWebテスト対策を始めたい人
- 研究と両立しながら電通グループのWebテスト対策を効率化したい理系学生
- 玉手箱の出題傾向と合格ラインを具体的な数字の目安で把握したい人
- 電通本体・電通デジタル・電通総研の違いと選考の特徴を理系視点で知りたい人
目次[目次を全て表示する]
電通グループの選考と適性検査の全体像
電通グループの本選考を攻略するには、まず事業の広がりや求める人物像を理解したうえで、選考全体の流れとWebテストの位置づけを掴むことが出発点になります。編集部が各媒体の情報を整理したところ、適性検査はES提出と同じ初期フェーズで課され、ここを越えないと面接に進めない関門として機能していました。理系学生は研究や院試と並行して動くため、早い段階で全体像を押さえておくことが、後半の対策時間を確保する近道になります。
電通グループの事業・求める人物像と選考の特徴
電通グループは広告・マーケティングを核に、ビジネスプロデュース、マーケティング、デジタルマーケティング、クリエーティブ、アートといった多彩な領域を横断的に展開しています。
電通本体の総合職は社内のほぼ全部署への配属可能性があり、総合職・デジタルクリエイティブ職・アート職を併願できる柔軟な設計になっています。求める人物像として重視されるのが、ユニークな発想力と自己成長への高い意欲、そして熱量・主体性です。
選考では学部・学科を問わず幅広く採用しており、理系であっても専攻そのものより、独自の視点と表現力をどう発揮できるかが見られます。技術寄りのグループ会社では専門性が評価されるため、自分の強みをどのコースで活かすかを早めに見極めることが重要です。
電通グループの選考フロー(エントリー〜内定)
編集部が就活体験談を整理したところ、電通グループの選考フローはエントリー → ES提出 → Webテスト・適性検査 → 個人面接(複数回)→ 最終面接(役員面接)→ 内定という流れが典型でした。
個人面接は2次・4次など複数回に分かれ、1回あたり約30分前後と短めです。最終面接は役員面接で、5〜20分程度とさらに短いという報告もあります。
早期選考や冬選考・春選考といった複数ルートが用意されており、インターンやコンテストの参加者は一部ステップが免除されたり、早期招待を受けたりするケースもあるとされます。院生(修士)は研究スケジュールと重なりやすいため、どのルートが自分の動きやすい時期に合うかを逆算して選ぶとよいでしょう。
選考全体のなかでWebテストが占める位置づけ
電通グループの選考ではESの比重が高いとされ、Webテストは合否を単独で決めるものというより、総合評価の一指標として位置づけられているという見方が複数の体験談で共通していました。
とはいえ、ES+テストセンター突破を約2.5人に1人が越えるという段階別の試算もあり、適性検査が初期の絞り込みに一定の役割を果たしているのは確かです。
つまり、Webテストは「ここで満点を取れば通る」種類のものではなく、「足切りで脱落しないことが前提」の関門です。理系学生は得点源にしやすい非言語で確実に稼ぎ、手薄になりがちな言語で大きく崩さないバランスを意識すれば、限られた対策時間でも面接に進む可能性を高められます。
電通グループで実施される玉手箱の出題傾向
このセクションでは、電通グループで課される適性検査の種類と受検方式、科目構成と試験時間、そして玉手箱ならではの問題の傾向を整理します。電通本体はテストセンター型SPIの報告が多い一方、グループ会社や職種によっては自宅Web受検型の玉手箱が課されるため、編集部は両方を視野に入れたうえで、玉手箱を中心に解説します。応募先のマイページ案内で都度形式を確認する前提で読み進めてください。
電通グループのWebテストの種類と受検方式(テストセンター/自宅受検)
編集部が複数の就活体験談を確認したところ、電通本体の本選考ではテストセンター型のSPIを採用するという報告が最も多く見られました。指定会場のPCで受検する方式です。
一方、電通デジタルや電通総研などのグループ会社や、年度・職種によっては玉手箱(SHL社提供・自宅PCでのWeb受検型)が課されるケースもあります。玉手箱は電卓使用が可能で、同一形式の問題が繰り返し出る形式固定型が基本です。
受検方式が会社や枠によって変わるため、「電通グループだから必ずこの形式」と決めつけず、応募先から届く案内で都度確認するのが安全です。自宅受検の玉手箱は静かな環境とネット回線、電卓を事前に準備しておきましょう。
出題科目と試験時間(言語・非言語・性格検査)
玉手箱(自宅Web型)は言語・計数・英語・性格検査の4構成で、能力3科目には合計8パターンの問題形式が存在します。形式の例としては、言語35問を25分、計数35問を35分といった他社事例が報告されています。
1問あたりの目安は計数で30〜40秒、言語・英語で40〜60秒と短く、知識量よりも処理速度が問われる時間勝負の試験です。
テストセンター型のSPIが課される場合は、言語15〜20分・非言語15〜25分・性格に加え、電通では構造的把握力(約20分)が課される点が特徴で、全体で約1時間という体験談があります。構造的把握力は未経験者がつまずきやすい分野なので、SPIルートに当たる可能性があるなら別途対策しておくと安心です。
玉手箱ならではの頻出問題の傾向
玉手箱の最大の特徴は同一形式の問題が繰り返し出題される形式固定型である点です。計数では図表の読み取りや四則逆算、言語では論理的読解(GAB形式)や趣旨判定といった決まったパターンが続きます。
一度形式に慣れてしまえば、本番では「考える」よりも「手を動かして処理する」感覚で解き進められるのが玉手箱の攻略ポイントです。
理系学生は計数の図表読み取りや四則逆算を得点源にしやすい一方、言語の趣旨判定や英語の長文で時間を取られがちです。電卓を使い慣れておくこと、そして1問あたりの目安時間を超えそうな問題は潔く飛ばす判断を体に染み込ませておくことが、玉手箱では特に効きます。
電通グループのWebテストのボーダーと正答率の目安
このセクションでは、電通グループのWebテストのボーダーラインの目安、採用倍率と通過の難易度、そしてテスト結果の使い回しの可否を整理します。いずれも公式に公開された数値ではなく、就活体験談や媒体の推計をもとにした目安である点を前提に、満点狙いではなく「足切り回避」の発想で読み進めてください。
電通グループのボーダーラインの目安
電通グループの公式ボーダーは非公開です。就活体験談を整理すると、7割前後が最低ライン、7割後半〜8割で安全圏という見方が多く見られました。
一方で「体感5:5でも通過した」「ボーダーはそれほど高くなく、むしろES重視」という内定者報告もあり、テスト単独で足切りされる印象はそれほど強くありません。
つまり、満点を目指すよりも頻出形式の処理速度を上げ、ケアレスミスを減らして安定して7割以上を確保することが現実的な目標になります。理系であれば非言語で確実に得点し、言語で大崩れしないことを優先すれば、安全圏に届きやすくなります。
電通グループの採用倍率と通過の難易度
電通グループの就職難易度は最難関級とされ、ある指標では偏差値61.9・200社中22位に位置づけられています。新卒採用人数の目安は約143名(2024年度)で、エントリー数ベースの倍率は約46倍以上と試算されています。
段階別に見ると、ES+テストセンター突破は約2.5人に1人(≒2.5倍)、その後の一次選考で約7倍に絞られる、という試算も報告されています。
採用大学は慶應・早稲田・東大・一橋・京大など上位校が中心ですが、学歴フィルターは「なし」とされ、地方国立や私立からの採用実績もあります。学歴より成長意欲や熱量を重視する説明がされているため、理系学生も研究で培った主体性をどう言語化するかが鍵になります。
テスト結果の使い回しはできる?
テストセンター型のSPIを受検した場合、一般的には他社へ結果を使い回せる仕組みがありますが、電通グループの選考でそれが認められるかは年度・枠の案内次第です。編集部としては案内に明記がない限り使い回し前提で動かないことをおすすめします。
玉手箱(自宅Web受検型)は基本的にその選考のために受検するもので、結果の使い回しという発想にはなじみません。
理系学生は研究の都合で受検タイミングが限られがちですが、複数社のSPI受検を計画的に組めば、良い結果を高志望群に充てる戦略も取れます。ただし電通グループ単体で見れば、結果の流用に頼らず本番で一定の得点を出せる状態に仕上げておくのが安全です。
編集部が分析する電通グループWebテスト対策ロードマップ
このセクションでは、玉手箱を中心にした対策の進め方を、問題集の選び方・アプリや模試の活用・逆算スケジュールの3点で具体化します。編集部の視点は一貫して「研究や院試と両立する理系が、限られた時間で最大の通過率を得る」ことにあります。網羅より頻出形式の反復に絞り、短時間で仕上げる設計を提案します。
玉手箱対策におすすめの問題集・進め方
玉手箱は形式固定型なので、1冊の定番問題集を最低2周して全8パターンの解き方を体に入れるのが最短ルートです。市販の玉手箱対策本を1冊決め、計数の図表読み取り・四則逆算から着手しましょう。
1周目は時間を気にせず解法を理解し、2周目以降は1問あたりの目安時間(計数30〜40秒)を計りながら解く、という進め方が効率的です。
理系学生は計数で先行逃げ切りを狙い、言語の趣旨判定は「正解パターンの型」を覚えてしまうのが得策です。SPIルートに当たる可能性があるなら、構造的把握力の例題も数回触れておくと、本番で形式に面食らわずに済みます。
練習できるアプリ・模試サービス
スキマ時間を活かすなら、玉手箱・SPIの無料練習アプリや模試サービスを併用するのがおすすめです。通学や実験の待ち時間に計数の四則逆算を数問解くだけでも、処理速度は着実に上がります。
模試形式のサービスを使えば、本番同様の時間制限のなかで自分の弱点(計数か言語か、どの形式で詰まるか)を可視化できます。
理系学生は机に向かうまとまった時間を確保しにくいため、アプリでの「分割演習」と週末の「通し模試」を組み合わせる二段構えが効率的です。模試の結果は得点そのものより、時間切れになった形式の特定に使い、その形式を問題集で重点的に潰す流れを作りましょう。
逆算した対策スケジュールの組み方
研究や院試と並行する前提なら、受検日から逆算して2〜3週間を玉手箱対策に充てる設計が現実的です。直前に詰め込むより、1日30分でも毎日触れて形式への慣れを維持するほうが効果が出ます。
具体的には、1週目で問題集を1周して全形式を把握し、2週目で時間を計りながら2周目、3週目で模試と弱点形式の集中演習という配分が組みやすいでしょう。
院生は学会や中間発表と時期が重なりやすいため、研究が落ち着く週を対策のピークに設定し、繁忙期は1日10分のアプリ演習で「形式を忘れない」維持に切り替えると無理がありません。早期選考を狙う場合は、このスケジュールをさらに前倒しして組みましょう。
電通グループのES・面接対策
このセクションでは、Webテストの先にあるES・面接の傾向を整理します。電通グループはESの比重が高く、面接も独自色が強いため、テスト対策と並行して早めに着手する価値があります。編集部の視点は、理系学生が研究で培った思考力と主体性を、電通グループが求める「発想力・熱量」にどう翻訳するかにあります。
電通グループのESの傾向と通過のポイント
電通グループのESは独自の発想力と、自分の言葉での表現力を問う設問傾向が強いとされます。テンプレ的な志望動機では埋もれやすく、自分ならではの視点をどう打ち出すかが通過の分かれ目です。
ESの比重が高いぶん、Webテストと同じ初期フェーズでここを越えられるかが、選考全体の通過率を大きく左右します。
理系学生は、研究テーマを専門用語で説明するのではなく、「なぜそのテーマに熱中したのか」「どんな独自の問いを立てたのか」という発想の起点を言語化すると、電通グループの評価軸に刺さりやすくなります。成果より、そこに至るユニークな着眼点を前面に出しましょう。
一次・二次面接で聞かれる質問
電通グループの面接は個人面接が中心で複数回行われ、1回あたり30分前後と短めです。志望動機の深掘りよりも、「あなたらしさ・熱量・主体性」を引き出す質問が多いとされます。
学生時代に主体的に動いた経験や、独自の視点で課題に取り組んだエピソードが問われやすい傾向です。
理系学生は、研究室での役割分担や実験の改善提案など、主体性が伝わる具体的な行動を準備しておくとよいでしょう。短時間の面接では結論から端的に話す力が効くため、エピソードを「着眼点→行動→学び」の順で1分弱に圧縮して語れるよう練習しておくことをおすすめします。
最終面接で評価される観点
最終面接は役員面接で、5〜20分程度とさらに短いという報告があります。短時間で評価されるのは、これまでの面接で見せてきた人物像の一貫性と、電通グループで働く熱量です。
テクニックよりも、「この人と一緒に働きたいか」という相性や納得感が重視される段階だと捉えるとよいでしょう。
理系学生は、専門性をどう事業に活かしたいかを、自分の言葉で簡潔に語れるかが問われます。技術職・研究職志望なら専門性の貢献イメージを、総合職志望なら専攻を超えて挑戦したい理由を、いずれも熱量を込めて短く伝えられるよう準備しておきましょう。
電通グループのWebテストに関するよくある質問
このセクションでは、電通グループのWebテストについて理系学生から寄せられやすい疑問を、対策開始の時期・難易度・落ちる原因の3点で整理します。いずれも就活体験談ベースの目安ですが、研究と両立しながら準備を進めるうえでの判断材料として活用してください。
対策はいつから始めるべき?
玉手箱は形式固定型のため、受検日の2〜3週間前からでも間に合う設計が可能です。ただし、ESの比重が高い電通グループでは、ES作成と並行して早めに動くほうが全体に余裕が生まれます。
早期選考を狙う場合は、選考開始の1〜2か月前には問題集を1冊用意しておくと安心です。
理系学生は研究の繁忙期を避けて対策のピークを置くのが鉄則です。学会や中間発表のスケジュールを見渡し、比較的余裕のある週に集中演習を充てる逆算思考で動けば、研究を犠牲にせずに準備を整えられます。
電通グループのWebテストは難しい?
問題そのものの難易度は、玉手箱・SPIともに標準的な範囲とされます。難しさの本質は問題の高度さではなく、1問あたりの目安時間の短さにあります。
計数30〜40秒、言語・英語40〜60秒というスピードで処理し続ける必要があるため、対策なしで臨むと時間切れで実力を出し切れません。
逆に言えば、形式に慣れて処理速度を上げてしまえば得点は安定します。理系学生は計数を武器にできるぶん有利ですが、言語で時間を溶かさないよう、趣旨判定などの型を事前に押さえておくことが、体感難易度を下げる近道です。
落ちる原因は?
編集部が体験談を整理した範囲では、Webテスト段階で落ちる主因は時間配分の失敗とケアレスミスです。難問に時間をかけすぎて後半を解き切れなかったり、電卓の打ち間違いで取れる問題を落としたりするパターンが目立ちます。
また、ESの比重が高いぶん、テストは通っていてもESの独自性不足で初期に脱落するケースもあります。
理系学生にありがちなのは、計数を完璧に解こうとして言語に時間を残せないパターンです。1問あたりの目安時間を超えそうな問題は飛ばす判断を徹底し、テストとESの両方を初期フェーズの関門としてバランスよく仕上げることが、脱落を防ぐポイントになります。
まとめ:電通グループのWebテストを最短突破するために
電通グループの本選考は、ES提出と同じ初期フェーズでWebテスト・適性検査が課され、ここを越えないと面接に進めない構造です。電通本体はテストセンター型SPIの報告が多く、グループ会社や職種によっては自宅Web受検型の玉手箱が課されるため、応募先の案内で形式を都度確認することが第一歩になります。玉手箱は言語・計数・英語・性格検査の4構成で、1問あたりの目安時間が短い時間勝負の試験です。ボーダーは非公開ながら7割前後が最低ライン、7割後半〜8割で安全圏という体験談が多い一方、ES重視で「テスト単独の足切りは強くない」という声もあります。研究や院試と並行する理系学生は、頻出形式の反復で処理速度を上げ、非言語を得点源に言語で大崩れしないバランスを意識すれば、限られた時間でも面接到達の可能性を高められます。受検日から2〜3週間を逆算し、問題集2周+模試で弱点形式を潰す設計で、最短突破を目指しましょう。数値はいずれも就活体験談や媒体推定をもとにした目安であり、年度・職種・グループ会社で変わる点を前提に、最新の案内を必ず確認してください。