
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
ライオンは、ハミガキやハブラシといったオーラルケアを中核に、ビューティケア、洗剤・柔軟剤などのファブリックケア、住まいの清掃用品を扱うリビングケア、さらに薬品・化学品まで手がけるヘルス&ホームケアの大手メーカーです。生活者の毎日に密着した日用品を、素材から最終製品まで一貫して研究・開発している点に特徴があります。
その入り口にあたる本選考で、エントリーシートと並んで序盤に控えているのが適性検査(Webテスト)です。研究内容や志望動機を面接で語る前に、この段階で基準に届かなければ専門性をアピールする機会すら得られません。だからこそ序盤の通過が重要になります。
ライオンの適性検査は、近年の体験談ベースでは心理学・統計学監修のeF-1G(エフワンジー)が中心という報告が多く、一方で年度・職種・コースによってはSPI系(言語・非言語・性格)が出た時期もあります。形式を一つに断定はできないため、本記事ではテスト種類をSPIとして整理しつつ、eF-1Gが主流でSPIの基礎力対策も有効という前提で読み進めてください。
理系学生にとって、研究や院試と並行して対策時間を捻出するのは簡単ではありません。だからこそ出題傾向とボーダーの目安を正しくつかみ、短い時間で得点を最大化する戦略が求められます。
この記事では、Digmedia編集部が複数の就活体験談と公開情報を分析し、ライオンのWebテスト対策を理系学生の視点で組み立てました。記載する数値はいずれも目安・就活体験談ベースであり、公式に確定された値ではない点を、あらかじめお断りしておきます。
- ライオンの選考フローと、そのなかでWebテストが占める位置づけ
- eF-1G中心のライオンでSPIが出る場合の受検方式・出題科目・試験時間
- ボーダーラインの目安と、採用倍率から見た難易度
- 研究・院試と両立できる逆算式の対策ロードマップ
- 技術系・研究職を主眼にしたES・面接で評価される観点
- 研究と両立しながらライオンのWebテスト対策を効率化したい理系学生
- 研究職・生産技術職など技術系(理系採用)でライオンの本選考を受ける予定の人
- eF-1GかSPIか形式が読めず、どちらにも備えておきたい人
- 非言語は得意だが言語が手薄で、得点バランスに不安がある院生・学部生
- 学校推薦・自由応募のどちらでもWebテストの扱いを正しく知っておきたい人
目次[目次を全て表示する]
ライオンの選考と適性検査の全体像
まずはライオンの選考全体を俯瞰します。事業の中身や求める人物像を先に理解しておくと、なぜこの会社が適性検査や面接でその力を測るのかが腑に落ち、対策の優先順位を決めやすくなります。
このセクションでは編集部の視点で、事業の特徴・求める人物像・選考フロー・Webテストの位置づけを順に整理します。とくに理系採用では研究内容の説明が選考全体のどこで効いてくるのかを併せて見ていきましょう。
ライオンの事業・求める人物像と選考の特徴
ライオンの事業は、ハミガキ・ハブラシを中心としたオーラルケアを看板に、ビューティケア、洗剤・柔軟剤のファブリックケア、住居用品のリビングケア、さらに薬品・化学品まで広がっています。消費財の最終製品と、それを支える界面科学や有機合成などの素材技術を社内に併せ持つのが大きな特徴です。
求める人物像としては、生活者起点で課題に向き合い、自ら考えて行動できる人が重視される傾向があります。チームでの協働姿勢や、ものづくりへの情熱、好奇心・探究心も評価軸とされます。
理系採用では、研究職・生産技術職それぞれで専門性が問われます。界面科学・口腔科学・高分子化学・薬理学・化学工学などの専攻が広く募集対象になっており、研究で培った課題設定力を生活者価値にどう結びつけるかが選考の通底テーマです。
ライオンの選考フロー(エントリー〜内定)
代表的な流れは、ES提出 → 適性検査(eF-1G/Webテスト) → 一次選考(録画・動画面接) → 二次選考(オンライン個人面接) → グループディスカッション → 対面面接 → 内定、という多段階構成です。年度・職種により前後する点はご了承ください。
二次のオンライン面接は、学生1名に対し社員2名程度で行われたという報告があります。グループディスカッションは3〜11名・30〜60分と幅があり、テーマに沿った議論を通じて協働姿勢が見られます。
また、インターン参加が本選考・早期選考ルートで有利になるという情報が複数あります。インターン選考はES2問程度・能力検査なし(性格検査のみ)とハードルが低めとの報告もあり、理系学生にとっては早期に接点を持つ選択肢として検討する価値があります。
選考全体のなかでWebテストが占める位置づけ
ライオンの選考でWebテストは、ESと並ぶ序盤の関門として位置づけられます。eF-1Gの能力検査は足切り色が強いとされ、ここを越えなければ録画面接以降に進めません。
裏を返せば、Webテストは加点で勝負する場ではなく「落ちないこと」が目的の通過儀礼に近い性格を持ちます。研究や志望動機で勝負したい理系学生ほど、ここで取りこぼさない準備が重要です。
とくにeF-1Gは出題企業が少なく形式が独特なため、初見だと戸惑いやすいという声が目立ちます。事前に形式と解き方を調べておくだけで通過率が大きく変わる、コストパフォーマンスの高い対策対象だと編集部は考えます。
ライオンで実施されるSPIの出題傾向
ここからは、ライオンで課されるWebテストの具体的な中身を見ていきます。主流とされるeF-1Gの特徴を軸に、SPIが出る場合との違いも整理し、どの科目にどれだけ時間を割くべきかの判断材料を提供します。
受検方式・出題科目・試験時間・頻出傾向の順に、編集部が体験談と公開情報から読み取ったポイントをまとめます。理系が得点源にしやすい非言語と、手薄になりがちな言語のバランスにも触れていきます。
ライオンのWebテストの種類と受検方式(テストセンター/自宅受検)
近年の報告では、ライオンの適性検査はeF-1Gが中心で、自宅受検型のオンライン形式が多いとされています。心理学・統計学監修の独特な検査で、出題企業が限られるため馴染みのない受検者が多いのが実情です。
一方、コースや年度によってはSPIが課されることもあり、その場合はテストセンターまたはWeb受検になるとの体験談があります。営業コースはWEB適性検査+録画面接、デジタルテクノロジーコースはWEB技能検査など、コース別に検査内容が異なる点にも注意が必要です。
理系学生は、自分の応募コースで何が課されるかを募集要項で必ず確認し、eF-1GとSPIの両にらみで準備しておくと安全です。
出題科目と試験時間(言語・非言語・性格検査)
eF-1Gの能力検査は、言語(四字熟語・語句の用法・敬語・長文読解)と非言語(展開図・積み木・図形認識・簡単な算数)で構成されます。約114問・19項目を30分程度で解くという目安があり、1問あたりの時間が短いのが特徴です。
性格検査は251問・80項目を5段階で選ぶ形式で、所要は30〜40分程度とされます。クリエイティブさや柔軟性を問う設問が出る場合もあるとの声もあります。
SPI形式の場合は言語・非言語・性格の標準構成です。理系学生は非言語で安定して得点しやすい反面、敬語や語句用法といった言語で取りこぼしやすいため、配点バランスを意識した準備が要ります。英語は標準では明確な報告がなく、コースにより異なる可能性があります。
SPIならではの頻出問題の傾向
SPI形式で受検する場合、非言語では速度算・割合・推論・図表の読み取りが繰り返し問われます。理系にとっては難度自体は高くないものの、短時間で正確に処理する練習を積んでいないと取りこぼしが出やすい領域です。
言語では、語句の意味・二語の関係・長文読解が中心になります。普段から論文を読み慣れている理系でも、選択肢のニュアンスを問う設問には慣れが必要です。
eF-1Gの場合は、展開図や積み木といった空間把握系が独特な比重を占めます。図形認識は理系の得意分野になりやすいので、形式に慣れておけば得点源にできるというのが編集部の見立てです。
ライオンのWebテストのボーダーと正答率の目安
次に、合否を分けるボーダーラインと難易度の目安を整理します。公式は非公開のため、ここで示す数値はすべて就活体験談や対策サイトをもとにした推定であることを前提に読んでください。
ボーダーの目安・採用倍率・結果の使い回しの可否という3点から、ライオンのWebテストでどの程度の到達点を狙えばよいかを編集部の視点で示します。
ライオンのボーダーラインの目安
eF-1Gの能力検査は、言語・非言語ともに7〜8割の正答が目標という目安が体験談ベースで語られています。足切り色が強い検査のため、得意科目で稼いで苦手科目を捨てるよりも、両方を底上げして取りこぼしを減らす発想が有効です。
性格検査は点数で合否を決めるというより、回答の一貫性や企業との相性を見るものと考えられます。設問数が多く所要も長いため、最後まで集中を切らさず正直に答えることが大切です。
理系学生は非言語で7〜8割を安定して確保しやすい一方、言語で水準を割るとボーダー全体を押し下げます。言語の底上げが通過率を左右しやすい点を意識しておきましょう。
ライオンの採用倍率と通過の難易度
ライオンの採用倍率は、就活会議系のデータで約27倍という集計があります。メーカー・製造業平均の8.7倍と比べても高く、生活者に身近なブランドゆえの人気が倍率に表れています。
選考難易度は「普通〜やや高め」とされ、明確な学歴フィルターは無く幅広い大学から採用しているとの見方が多いです。ただし倍率が高いぶん、各選考段階での取りこぼしが致命傷になりやすい構造です。
ES通過率は推定20〜30%程度と足切り的で、実際はさらに低い可能性もあります。WebテストとESの序盤2関門を確実に越えることが、理系学生が研究で勝負する土俵に立つための前提になります。
テスト結果の使い回しはできる?
SPIをテストセンターで受検した場合、他社で使い回せる仕組みはありますが、ライオンが採用しているとされるeF-1Gは企業ごとに受検する独自形式が基本で、結果の使い回しは想定しにくいと考えられます。
そのため「他社で受けたSPIスコアでライオンの選考をまとめて済ませる」という発想は持たないほうが安全です。ライオン向けに改めて受検する前提でスケジュールを組みましょう。
理系学生は同時期に複数社の適性検査が重なりやすいため、どの企業がどの形式かを一覧化し、使い回せるものとそうでないものを切り分けて準備すると無駄が減ります。
なお学校推薦・自由応募のどちらで応募する場合でも、Webテストの受検自体が免除されるとは限りません。推薦の有無や能力検査の扱いは募集要項で要確認とし、本記事では断定を避けます。少なくとも適性検査を受ける前提で準備しておくのが安全です。
編集部が分析するライオンWebテスト対策ロードマップ
ここからは具体的な対策に入ります。eF-1G中心でSPIの可能性もあるという前提を踏まえ、限られた時間で得点を最大化する進め方を、編集部が理系学生向けに逆算で設計しました。
問題集の選び方、練習に使えるアプリ・模試、そして研究や院試と並行できるスケジュールの3点から、ムダなく仕上げる道筋を示します。
SPI対策におすすめの問題集・進め方
SPIが出る可能性に備えるなら、まずは市販の定番SPI問題集を1冊に絞り、非言語と言語を一周することから始めます。複数冊に手を広げるより、1冊を反復して解法を体に入れるほうが短時間では効果的です。
eF-1Gについては、形式そのものを知らないと面食らうため、展開図・積み木・敬語・四字熟語といった出題項目の型を事前に確認しておくことが最優先になります。
理系学生は非言語を素早く片づけ、浮いた時間を言語の暗記系(語句用法・敬語)に振り向けるのが定石です。得意分野で時間を稼ぎ、苦手分野の底上げに回す配分を意識しましょう。
練習できるアプリ・模試サービス
移動時間や研究の合間を使うなら、スマホで解けるSPI対策アプリが便利です。非言語の計算や言語の語彙は反復で伸びるため、スキマ時間の一問一答が効きやすい領域です。
本番形式に慣れるには、時間制限つきの模試サービスで通しで解く経験を積むのが有効です。eF-1Gは1問あたりの時間が短いため、時間配分の感覚を体で覚えておくと当日の焦りを抑えられます。
理系学生は机に向かう時間を研究に取られがちなので、アプリで日々の積み上げ、模試で仕上げ、という役割分担にすると両立しやすくなります。
逆算した対策スケジュールの組み方
おすすめは、受検日から逆算して3週間程度を目安に計画を立てる方法です。最初の1週間で問題集を一周して苦手を洗い出し、2週目で苦手潰しと形式確認、3週目で模試による総仕上げという配分が無理なく回ります。
研究や院試と重なる時期は、まとまった時間が取りづらいものです。平日はアプリで30分、週末に模試1本というように、短時間×継続を前提に組むと挫折しにくくなります。
修士の学生は本選考のピークが研究の山場と重なりやすいため、早期にWebテストを片づけて面接準備に集中できる状態を作っておくのが、理系ならではの賢い時間の使い方です。
ライオンのES・面接対策
Webテストを越えた先で待つのがESと面接です。ライオンは人柄・志望度に加えて、理系では研究適性を重視する傾向があるため、ここでの準備が合否を大きく左右します。
このセクションでは、ESの傾向と通過のポイント、一次・二次面接で聞かれる質問、最終面接で評価される観点を、技術系・研究職を主眼に整理します。
ライオンのESの傾向と通過のポイント
事務系のESは志望理由が中心ですが、技術系・研究職では志望理由(300字程度)+研究内容(100字程度)に加え、プログラミング言語の習得状況などを問われるケースがあります。研究を簡潔に伝える要約力が問われます。
通過のポイントは、研究テーマをライオンの事業価値とどう接続するかを言語化することです。専門用語をそのまま並べるのではなく、生活者起点の課題解決にどう活きるかまで踏み込めると説得力が増します。
ES通過率は推定20〜30%程度と足切り的なので、研究の凄さを語るより「伝わりやすさ」を優先し、第三者に読んでもらって意味が通るかを確認しておくと安全です。
一次・二次面接で聞かれる質問
一次は録画・動画面接の形式が報告されており、自己紹介や志望動機など定番の設問を簡潔に話す力が問われます。録画は撮り直しがしにくい場合もあるため、要点を30秒〜1分でまとめる練習が有効です。
二次のオンライン個人面接では、研究内容の深掘りや、研究で苦労した点、入社後にやりたいことなどが問われる傾向があります。研究職社員+人事が対応するケースもあると報告されています。
理系学生は、専門外の面接官にも伝わる説明を準備しておくことが鍵です。研究の背景・課題・工夫・結果を一本のストーリーで語れるよう、あらかじめ整理しておきましょう。
最終面接で評価される観点
最終面接では、人柄・志望度に加えてライオンで長く活躍できるかという適性が見られます。生活者起点で課題に向き合い、チームで協働できる姿勢が伝わるかが評価軸です。
研究職志望なら、自分の専門性がライオンのどの事業・どの研究領域で活きるかを具体的に語れると強みになります。配属希望と研究テーマの接続を示せると志望度の高さが伝わります。
「なぜ他社ではなくライオンなのか」に対し、オーラルケアやファブリックケアといった固有の事業に紐づけて答えられるかどうかが、最終の評価を分けるポイントになります。
ライオンのWebテストに関するよくある質問
最後に、ライオンのWebテストについて理系学生から寄せられやすい疑問に答えます。対策開始の時期、難易度、落ちる原因という3点を、編集部の視点で簡潔に整理します。
いずれも体験談や公開情報をもとにした目安であり、年度や職種によって変わりうる点を前提に、自分の状況に合わせて読み替えてください。
対策はいつから始めるべき?
目安としては、受検日から逆算して3週間前後には着手しておくと安心です。eF-1Gは形式に慣れる時間が必要なため、ギリギリに始めると形式確認だけで終わってしまいます。
研究や院試と重なる理系学生は、まとまった時間を確保しにくいぶん、早めに少しずつ始める「前倒し型」が向いています。直前の詰め込みは焦りを生み、本番の時間配分を崩しやすくなります。
インターン経由の早期選考を狙う場合は、本選考より前倒しでWebテストの山が来ることもあるため、夏前から基礎固めを始めておくと余裕が生まれます。
ライオンのWebテストは難しい?
問題そのものの難度は標準的ですが、eF-1Gは形式が独特で1問あたりの時間が短いため、初見だと難しく感じやすいのが実情です。難しさの正体は知識量より「慣れ」にあります。
理系学生にとって非言語は得点源になりやすい反面、敬語や語句用法といった言語項目で水準を割ると、全体のボーダーを下げてしまいます。言語の底上げが体感難易度を左右します。
つまり、事前に形式を知り時間配分に慣れておけば、過度に恐れる必要はないというのが編集部の見立てです。形式研究と模試の2点に絞れば十分対応できます。
落ちる原因は?
よくある原因は、形式を知らずに本番で時間切れになること、そして言語の取りこぼしでボーダーを割ることの2つです。非言語が得意でも、言語で崩れると合計が届きません。
もう一つは、性格検査での回答の一貫性の欠如です。設問数が多く所要も長いため、途中で集中が切れて回答がぶれると、企業との相性が低いと判断されかねません。
これらはいずれも事前準備で防げるものばかりです。形式確認・時間配分練習・言語の底上げ・性格検査での誠実な回答を押さえれば、序盤での取りこぼしは大きく減らせます。
まとめ:ライオンのWebテストを最短突破するために
ライオンのWebテストは、eF-1Gが中心でSPIの可能性も残る独特な構成ですが、本質は「落ちないこと」が目的の序盤の関門です。形式を知り、時間配分に慣れ、言語を底上げするという3点を押さえれば、理系学生でも短時間で通過水準に届きます。
ボーダーは言語・非言語ともに7〜8割が目安、採用倍率は約27倍と高めですが、学歴フィルターは明確になく、序盤2関門を確実に越えられるかが勝負どころです。研究や院試と並行する人は、受検日から逆算した3週間の短時間×継続スケジュールで、アプリと模試を役割分担させて仕上げましょう。
Webテストはあくまで通過点です。ここを効率よく越えて、研究適性や志望度を語る面接の土俵に立つことが本当のゴールです。本記事の目安はすべて就活体験談ベースである点を踏まえつつ、自分の応募コースの形式を募集要項で確認し、ライオンの選考を最短で突破してください。