「なんでうちなの?」面接で同業他社との違いに答える方法

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

「なぜ同業他社ではなく、うちなの?」と聞かれて明確な答えが出せない学生は多くいるのではないでしょうか?この質問は面接において頻出のテーマでもあります。

この質問に良い答えが返せるかどうかで選考結果の合否に関わる場面もあるでしょう。

本記事では「なぜ同業他社ではなくウチなの?」という質問に答える方法について紹介します。

「なぜ同業他社ではなくウチなの?」という質問の2つの意図

企業が「なぜ同業他社ではなくウチなの?」という質問をするには2つの意図があります。

志望する動機を確かめるため

「同業」といえども企業にはそれぞれの強みや文化があります。

強みや文化を理解して入った社員は入社後もミスマッチなく働くことができる傾向があるので企業は質問を通して理解を確かめています。

志望度を測るため

シンプルに志望度を測るためという意図もあります。

企業は自社で活躍してくれる人材を求めていますが、入社意欲を感じられない学生は採用を避けます。

そういった学生は採用しても辞退したり、入社しても早期でやめてしまう可能性があるからです。

同業他社との差別化をする3つの方法

差別化の方法としては下記の3つが考えることができます。

働いている「人」

「人」で差別化する方法はどのような企業でも利用できる方法です。

OB訪問やインターンシップで出会った社員と話して感じたことを述べることで差別化をします。

<質問の回答例>

「第一志望です。

OB訪問をしていただいた御社の○○さんが言っていた~ということに感動して、私も御社で働きたいと強く思いました。

ただし、注意点が2つあります。

1つ目は「どの企業でも言えるが故にインパクトが薄い」ことです。

無形商材を扱っているような企業(商品で差別化がしにくい企業)や事業での差別化が厳しい企業のときにメインで使うと良いでしょう。

2つ目は「1社で3人の社員に会うことがベター」なことです。

「人」で差別化するならば、それなりの人に会っていなければ説得力がないと感じられることもあります。

大学限定の座談会などは1度に多数の社員が来ることが多いので、それらのイベントを利用することが有効です。

企業独自の「強み」・力を入れている事業内容

企業ごとに打ち出している強みや力をいれている事業は異なります。

企業のホームページの事業内容やOB訪問などで情報収集をしましょう。

強みや事業内容を捉えて、自分の志望動機と重ねることができたら、「業界研究ができている」「自社が今欲しい人材だ」と企業に評価されることができるでしょう。

<質問の回答例>

「第一志望です。

御社が今力を入れている○○事業に挑戦したいという思いがあります。

なぜ○○事業に挑戦したいかというと私は学生時代に~という経験をしそこで~をすることに喜びを感じ、その思いを御社の事業で達成できると感じたからです。

注意点としては、「必ずしも自分の興味がある(力を入れている)事業に配属されるわけではない」ことです。

その場合「必ずしもその事業部に配属されるわけではないけど大丈夫?」などの質問が来ることも想定して回答を考えておきましょう。

企業の「理念」や「社風」

企業の強みや力を入れている事業内容で差別化ができない場合は「理念」や「社風」で差別化を図ることを検討しましょう。

企業の「理念」や「社風」を知るためには、企業の歴史を調べることが有効です。

その企業の創業者や進めてきた事業が今の「理念」や「社風」を作り出しているといえます。

また、OB訪問で実際に働いている人から職場の雰囲気を聞くことも材料の一つになるでしょう。

<質問の回答例>

「第一志望です。

御社の歴史を調べていた時に○○という理念があると知り魅力を感じました。

まとめ

いかがでしょうか。

この記事で「なぜ同業他社ではなくウチなの?」という質問に応えるために必要な要素がご理解いただけたら幸いです。

本記事で述べた3つの要素を満たすためには説明会やインターンシップに参加することももちろんですがOB訪問をおすすめします。

「人」という要素で同業他社との区別をするためには複数人の社員に自分の足を使って話を聞きに行く必要があります。

「社風」を知るためにも現場の社員の声を聴くことは必要です。

今回の記事を参考に、面接に向けた準備を進めていきましょう。

 

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