【例文7選】長期インターンはガクチカに書ける?エピソードで就活を有利に!

【例文7選】長期インターンはガクチカに書ける?エピソードで就活を有利に!

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「学生時代に力を入れたことに長期インターンの経験を書きたいけれど、書いて良いのだろうか?」

「ガクチカを書く際のポイントにはどのようなものがあるのだろう?」

「ガクチカを書く際、マイナスイメージを与えないよう、注意点も知りたい」

このように、ガクチカに長期インターンを書きたい方、ガクチカの書き方が分からない人も多いのではないでしょうか。

この記事では長期インターン経験をガクチカに書く際のポイントや注意点などについて解説していきます。

企業がガクチカについて聞いている理由や目的も理解できれば、より良い文章が作成できるはずです。

ぜひ本記事を参考に、採用担当の目に留まるガクチカを作成してください。

この記事を読んでわかること  

・長期インターン経験をガクチカに書けるか
・長期インターンをガクチカにするメリット
・ガクチカを書く際のポイント
・ガクチカを書く際の注意点

この記事をおすすめしたい人  

・長期インターン経験をガクチカに書けるか知りたい人
・長期インターンをガクチカにするメリットを知りたい人
・ガクチカを書く際のポイントを知りたい人
・ガクチカを書く際の注意点を知りたい人

目次目次を全て表示する

【長期インターンのガクチカ】はじめに

「ガクチカ」という言葉は一般的にはあまり馴染みがないかもしれません。

これは就職用語の一つであり、「学生時代どんなことに力を入れてきたのか」「学生時代に特に頑張ったこと」という意味で使われるもので、自分がどのような学生なのかを採用担当者にアピールするための大きな武器になります。

ここではガクチカとして長期インターンの経験をアピールするためのポイントや注意点を詳しく説明していますので、ぜひ就活対策の参考にしてみてください。

【長期インターンのガクチカ】長期インターンはガクチカにできる?

そもそも長期インターンの経験はガクチカとして使えるのでしょうか?

結論として、長期インターンはガクチカとして書くことは可能です。

長期インターンは、学生時代から社会人として実務経験を積むことができるため、実際に社会に出てから必要とされるスキルや経験を早い段階から習得できます。

そのため長期インターンをしている学生は、未経験の学生に比べて即戦力になりえるので採用したいと思われます。

そういう意味でも、長期インターンは就活において武器になるでしょう。

【長期インターンのガクチカ】長期インターンの目安期間

これから長期インターンをガクチカにしたい場合は、その目安となる期間についても理解しておいた方が良いでしょう。

結論からいうと、明確な基準自体は一切ありません

そのため、人によってその感覚は大きく変わってきます。

とはいえ、3ヶ月未満しかないインターンを長期インターンとしてアピールするのは、少し違和感を抱く人も少なくないでしょう。

もしガクチカとして活用したいのであれば、3ヶ月以上のインターンを目安として考えるのが無難だといえます

【長期インターンのガクチカ】ガクチカで見られているポイント

まずガクチカを伝える上で、必ず覚えておいてほしいのが、企業がどこを見ているのかです。

そのことを理解しているだけで、どのようにガクチカをアピールすれば良いのかわかるようになります。

ここでは具体的に、どこをチェックされているのかを4つのポイントに分けて解説しましょう。

人柄や価値観を見るため

ガクチカといえば学生時代に頑張っていたことをアピールすることになりますが、その内容や結果を見るだけではありません。

むしろよく見られるのは、そのエピソードから「どのような人柄なのか?」ということです。

つまり、その人材の人間性を把握しようとします

例えばどんな企業でも、それぞれ独自の考え方や価値観、そしてそれに沿った企業理念が存在するものです。

そのため、自社のスタッフと気が合いそうなのかどうかや、一緒に楽しく働いていけそうなのかどうかなどを、きちんとガクチカを通じて確認します。

モチベーションの源泉を見るため

モチベーションの源泉とは、要するにその人が何をもって行動するのか?ということです

ガクチカにおいても、何かしら行動することになるきっかけがあったことでしょう。

企業はそのポイントを理解することにより、実際に採用した際にどんなシーンで頑張れるのかをイメージします。

つまり、モチベーションの源泉となる要素がガクチカからわからなかった場合、どんなに良いことを書いていたとしても、企業は採用を見送ってしまう可能性が出てくるでしょう。

だからこそ、自分がどんな時に頑張れるのかを明確にしておくことが大切です

求める人物像に合致しているか

どんな企業も、お金と時間と手間をかけて、真剣に採用する人材を決めています。

そのため、決して適当に人材を選んでしまうことはありません。

また、ガクチカの内容の良し悪しよりも、自社が求める人材にどれだけ近いのかを、そこから読み取ろうとします

だからこそ、あらかじめ企業研究はしっかりしておいた方が良いでしょう。

企業のホームページを見たり、SNSを見たりするだけでも求められている人材像がわかるため、決して忘れないようにしてください。

論理的思考力を持っているか

企業はもちろん、優秀な人材を求めています。

その基準としてどの企業も見ているのが、その人に論理的思考力があるのかどうかです。

論理的思考力とは、簡単にいうと物事を冷静にかつ客観的に判断して考えられる能力のことを指します

これは今後社会人として生きていく上で、最低限必要な力になりますので、ガクチカを通じて論理的思考力があるところもアピールすることが大事です。

そうすれば、どんな企業からも採用候補として認識してもらいやすくなるでしょう。

【長期インターンのガクチカ】長期インターンをガクチカにするメリット

インターンには1日~数日にわたって実施される短期インターンと数ヶ月から長い場合は1年以上の期間にわたって行われる長期インターンがあります。

特に長期インターンは実際の職場で社員の方と同じ業務を行うことになるので、一般の学生では経験できないような貴重な業務経験を得ることができます。

このような経験は就活において非常に大きなアピールポイントとなるでしょう。

では、ガクチカで長期インターンについて書くことは具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

★ガクチカで長期インターン経験を使うメリット★

・他の体験の差を強調できる

・主体性をアピールできる

・スキルをアピールできる

・実際に働いているイメージがしやすい

他と経験の差を強調できる

先ほども説明したように、長期インターンが短期インターンと一番違うのは学生としてではなくインターン先の企業の一員として実務的な業務に携われるという点です。

もちろん、アルバイトでも仕事の経験はできますが、アルバイトで任される仕事は単純作業や末端の仕事がほとんどで、責任のある仕事を任されるということはまずありません。

しかし、長期インターンでは一社員として企業の重要な仕事に携わることができます。

これは、一般の学生ではなかなか経験できないことです。

そのため、ガクチカで長期インターンについて説明するときには「ほかの学生がしていない貴重な経験をしている」ということをアピールすることが重要なポイントになります。

その際、長期インターンを通じて得た経験を職場でどのように活かすことができるのかを伝えるように心がけると採用担当者に対して良いイメージを与えることができるでしょう。

主体性のアピールができる

ガクチカで長期インターンの経験を伝えることは、「自分が主体性のある学生である」ということをアピールすることにも役立ちます。

近年はインターンを行う企業も増えてきていますが、アメリカの企業のように長期インターンへの参加が内定に直接つながるケースというのは稀です。

一部のベンチャー企業や外資系企業を除き、国内の多くの企業ではインターンへの参加は任意となっています。

つまり、長期インターンに参加するかどうかは学生の気持ち次第ということになるわけですが、だからこそインターンに参加することがアピールにつながります。

積極的に長期インターンに参加することで、採用担当者に対して「この学生は本気で自社に入りたいと思っている」という前向きな印象を与えることができるからです。

スキルをアピールできる

長期インターンに参加すれば、半年~2年という長期間にわたってインターン先の企業で働くことになります。

もちろん最初は先輩社員の指導のもとで簡単な仕事を任される程度ですが、仕事に慣れてくれば社員の方と同じ業務を任されることになるのです。

このような環境の中で仕事に必要なスキルを身につけることができるというのも、長期インターンの大きなアピールポイントであると言えるでしょう。

企業側から見ても、このような人材はとても貴重です。

一般的な企業では新卒で採用した学生に対して研修を通じて仕事に必要なスキルを身につけてもらうわけですが、長期インターンに参加している学生を採用すれば研修にかかる時間やコストを削減することが可能だからです。

実際に働いているイメージがしやすい

長期インターンをした企業にもよるが、自分が行きたい企業と業種があえば採用担当者側が就活生のアピール内容が理解しやすいと思います。

また、ゼミなどの経験では専門性が高かったり、企業が求めている分野ではない場合があるため、採用担当者が理解しづらいです。

就活生側にも仕事することに対してのイメージがしやすいため、できる限り長期インターンには参加した方がいいでしょう。

即戦力になるイメージが持てる

長期インターンを学生時代の経験(ガクチカ)として活用する最大のメリットは、即戦力としてのポテンシャルをアピールできる点にあります。

長期インターンは、単なるアルバイトや短期のインターンシップとは異なり、実際の企業内で従業員としての役割を担うことで、実務経験を深く積むことができます。

この経験によって、就職活動において、他の候補者に比べて実践的なスキルや職務への適応能力を持っていると評価されやすくなります。

これは、即戦力として企業に貢献できるイメージを与えるために非常に有効な手段となり得ます。

したがって、長期インターンをすることによって他の就活生と差別化もでき、企業からの高評価を得ることにもつながります。

【長期インターンのガクチカ】長期インターン経験を上手く伝える構成

ガクチカに長期インターンのことを書くときは、その内容ももちろん大切ですが、書き方や構成についても注意するようにしましょう。

どんなに良い内容のことが書かれていても、文章の構成がわかりにくくて採用担当者に内容が伝わらないのでは意味がありません。

ここでは、採用担当者に対してより良い印象を与えることができる文章の組み立て方をご紹介します。

例文も紹介しているので、ガクチカの書き方に迷ったときの参考にしてください。

インターン経験を上手く伝える構成

結論
理由
具体例
結論

最初に結論を述べる

まず、最初に結論を述べるということが非常に大切です。

話す内容を面接官が理解しやすいよう結論は最初に述べておきましょう

面接官は数多くの志望動機や自己PR、そして面接で話されるエピソードを見たり聞いたりします。

すると面接官も人間なので、あまりにも冗長で、タラタラと書かれた文章については読む気にならないことも多いでしょう。

そこで先に結論を示し、「この文章は〇〇について言いたいのだな」と把握してもらうことで、集中して読んでもらうことができます。

長期インターンに参加した動機や目的を明確にする

長期インターンに参加した動機や目的を最初の段階で明確にするというのも非常に重要なポイントと言えます。

「ただなんとなく参加してみた」と書いてしまってはアピールになりませんし、むしろマイナスの印象を与えてしまいます。

参加した動機や目的を明確にし、どのような目的で参加し、何を得ようとしているのかについてしっかりと記載するようにしましょう。

面接官はあなたが目的に対してどう努力する人なのかを把握でき、アピールポイントとなり得ます

長期インターンは期間が長く、学ぶことも多いので、それを通して何を学ぼうとしたのかを明確にできる人材が求められます。

取り組んだ内容を明確にする

取り組んだ内容を明確にするというのも、長期インターンでの経験をアピールするポイントです。

長期インターンで何を経験したのかや、壁にぶつかった時にどう乗り越えたかについて話せると、大きなアピールとなります。

特に長期インターンは何かしらプロジェクトに取り組むことも多いので、それをどのように乗り越えたかについてなども話すことができると、なお良いでしょう。

チームでプロジェクトを進めるにあたってどのような問題が発生し、どのように解決したのかなどを述べられれば好印象です。

企業が求めているのは「失敗しない人材」ではなく「失敗や困難をどのように乗り越え、工夫し、成長していくことができるか」を常に考えている人材です。

取り組んだ結果どうなったのか

次に、実際に取り組んでみた結果どうなったのかまで、きちんと書くようにしましょう

ここでのポイントは、たとえ悪い結果だったとしても、決して嘘をつかずに真実のみを書くことです

多くの人はつい見栄を張ってしまいがちになりますが、面接で話を掘り下げられた際に嘘はバレる可能性が非常に高いため、逆に不採用になるリスクを高めてしまいます。

ちなみに、悪い結果をここで書いたとしても、それが採用に響くことは一切ありません。

なぜなら、結果よりもそれまでの過程の方が重要視されるからです

そのため、何も心配する必要はありません。

長期インターンを通して学んだことを明確にする

長期インターンを通して学んだことを明確にするというのも非常に重要なポイントです。

長期インターンを通して、インターンを始める前、始めた直後とその後ではどのような変化が起こったかについて述べましょう。

長期インターンは基本的にスキルを伸ばすため、実地経験を積むために参加するものです。そこでどのような学びを得たかについて述べられない人材はインターンに行った意味がない、つまり採用したとしてもあまり成長の見込みがないと考えられてしまう可能性もあります。

もし聞かれていなかったとしても、長期インターンを通してどのようなことを学んだかについては自分から積極的に述べることが大切です。

テーマを絞る

長期インターンの経験を効果的に伝えるには、「テーマを絞る」ことが重要となってきます。

経験の全てを述べようとすると、伝えたい核心や重要なポイントがぼやけてしまい、企業からみても何を言いたいのかわからなくなってしまいます。

そのため、伝えたい主題やテーマを明確に定め、そのテーマに沿ったエピソードや経験に絞って話を構成していくことがポイントとなってきます。

こういったアプローチによって、企業に対して自分の経験がなぜ重要で、どのように価値があるのかを明確に伝えることができます。

エピソード選びでは、自分の成長、学び、貢献した点など、テーマに即して影響力のある内容を選択することがカギとなります。

【長期インターンのガクチカ】ガクチカを書く際のポイント

ガクチカを少しでも魅力的にアピールしたい人は、さまざまな工夫が必要になってくるでしょう。

ここからは、どんな企業にも通用する書き方のポイントについて、詳しく解説します。

志望企業で活かせそうな学びを述べる

まず常に意識しておいてほしいのが、志望する企業で活かせそうな学びを、最後にアピールすることです。

ガクチカの最後はその経験から学んだことを書いて締めるのがもっとも綺麗なパターンですが、もしその企業の仕事と関連付けられない内容の場合、何も響かないおそれがあります。

つまり、意味のないガクチカエピソードになってしまうかもしれません。

だからこそ、企業が求めている人物像に、うまく合致させることを考えながら書くようにしましょう

そうすれば、どんな企業も採用する価値があると考えてくれるはずです。

得られた成果を数字で表す

得られた成果を数字で表すことも重要です。

長期インターンを通して、数字で評価されることがあるならば必ず明記しましょう。

例えば、「最終日のプレゼンテーションにおいて評価が1位であった」や「グループが最高評価を得た」などを表すことができれば最高です。

特に営業などの、数字を残すことが求められる職種を受ける際は可能な限り数字を強調するようにしましょう。

学生の段階から数字を意識して取り組んでいることが分かれば、「営業職として強い人材である」という印象を与えることができます

集団と個人のエピソードを使い分ける

ガクチカのエピソードは基本的にどんなことでも良いですが、できるだけ自分が志望する職種によって変えるようにしてください。

例えばチームワークを重要視されるような職種に就く場合は、もちろんチームワークをアピールできるようなガクチカが望ましいでしょう。

その方が相手の企業にも、自分の良さを伝えやすくなりますし、採用しやすい人材だと認識してくれます

またその際には、自分がチームの中でどのような役割だったのか?どのように貢献できたのか?まで、細かく盛り込むようにしましょう

【長期インターンのガクチカ】ガクチカを書く際の注意点

ガクチカはエントリーシートや面接などでは必ず聞かれる質問の一つです。

特に長期インターンでの経験は就活において大きな武器になるので、的確に伝えることで内定の近道になります。

採用担当者がガクチカの質問を通じてどんなことを知りたいと考えているのか理解し、魅力的な回答ができるようにあらかじめ内容を考えておくようにしましょう。

ここではガクチカとして長期インターンのことを書くときに注意したいポイントを紹介します。

経験を語るだけにならない

ガクチカで長期インターンについて書くときは、「なぜインターンに参加したのか」という動機をしっかりと伝えることが重要です。

明確な目的意識を持ってインターンに参加したことを伝えることができれば、採用担当者に対して「この学生は主体的に物事を考えて実行に移すことができる学生である」ということを印象づけることができるでしょう。

また、インターンの経験だけなく「インターンを通じてどんなことを学んだのか」を伝えることも大切です。

たとえインターンに参加しても、そこで何も得られなかったのでは意味がありません。

「長期インターンに参加したことでどのようなスキルを身につけることができたのか」、「身につけたスキルが就職してからどのように活かせるのか」についても忘れずにアピールするようにしましょう。

具体性のあるエピソードにする

ガクチカを書くときは、可能な限り自分だけのオリジナルの内容を盛り込むようにしましょう。

例えば、長期インターンを通じて○○というスキルを身につけることができました。このスキルを活かして御社で活躍したいと考えています。」といった内容を書いてしまう学生も多いのですが、このようにアウトラインだけを伝えるのでは自分がどのような学生が採用担当者に理解してもらうことはできません。

自分がどのような学生なのか理解してもらうためには「仕事で問題に直面したときにどのように乗り越えたのか」をエピソードを交えて伝えることがとても重要です。

自分なりの頑張りや工夫したことを伝えることで、難問に直面したときにどのような取り組みができる人間であるかをアピールすることができます。

能力をアピールする場ではない

学生の中にはガクチカを自己PRの場と混同しているケースも多く見受けられます。

「長期インターンで仕事に必要なスキルを身につけることができた」「営業職のインターンで優秀な成果を上げることができた」ということももちろん重要なファクターですが、それがすべてではありません。

もっと大切なことは、仕事に対してのプロセスを通じて自分なりの仕事へのスタンスや価値観を伝えることです。

そもそも、企業がガクチカの質問をするのはミスマッチによる早期退職を防ぐためであり、ガクチカの内容から企業の風土や理念にマッチしているかどうかを確認するためです。

ですから、能力や成果をアピールするだけでなく、人となりを伝えることにより重きを置くようにすると良いでしょう。

成果などを述べる際は実際の数字を使う

「ガクチカは成果だけをアピールする場所ではない」と先ほど説明しましたが、目立った成果があるならばそのことを伝えるのはやぶさかではありません。

ただし、成果をアピールする場合も注意すべきポイントがあります。

誰が見てもその実績が理解できるように、数字などを使って定量的に伝えることが重要になります。

また、数字だけでなく他社との比較なども行うとより実感が掴みやすく、評価につながるでしょう。

たとえば営業職のインターンは営業成績が数字で現れるので成果をアピールしやすい業種の一つですが、「〇〇万円の売上実績を達成した」と説明しても、その金額が多いか少ないかは部外者からは判断することができません。

その場合は「社員の平均売上が□□万円のところ、私は○○万円の売上を達成しました」というようにすると具体的にアピールできるでしょう。

【長期インターンのガクチカ】書いてはいけない内容

ここからは長期インターンのガクチカで書くことは避けた方がいい内容について解説していきます。

ガクチカ自体の内容がいくら素晴らしいものだとしても、マイナス要素があればある分だけ企業からの見え方も良くないものとなってしまいます。

下記に書いてはいけない内容の主要な項目を解説していくので、自分のガクチカにその要素が入っていないかしっかりチェックしておきましょう。

ネガティブな内容

長期インターン経験をベースにしたガクチカを作成する際、ネガティブな内容は避けるべきでしょう。

ネガティブなエピソードは、企業に後ろ向きな印象を与え、自身の評価を下げる可能性があります。

しかし、ネガティブな経験があった場合でも工夫次第では好印象を与える事ができます。

例えば、ネガティブな経験をどのように前向きに捉え、改善したかのプロセスを中心に話すことで、逆に問題解決能力や成長した姿勢をアピールすることができます。

このように状況を改善した経験というのは、逆境を乗り越えた強さや柔軟性を示すことができ、ポジティブな影響を与える可能性があります。

したがって、伝える際はネガティブな出来事をどのように乗り越え、どのような成長を遂げたかを強調することが重要です。

自分だけに焦点があたっている内容

長期インターンの経験をガクチカとして紹介する際に「自分だけに焦点を当てた内容」は極力避けるようにしましょう。

学びや成長を共有することは全く問題ないですが、その過程でチームや他者との関わりを無視した内容になってしまうと良くありません。

最悪の場合、協調性やチームワークの能力に疑問を持たれてしまうこともあります。

例えば「自分がどう努力したか」だけに焦点を当てるのではなく、「その努力がチームやプロジェクトにどのように貢献したか」を強調しましょう。

そうすることで、自己中心的ではない協力的なスタンスをアピールできます。

こういった点を意識することで個人の成長だけでなく、周囲と協力して目標を達成する能力も同時にアピールでき、よりポジティブな印象を与えることができます。

【長期インターンのガクチカ】長期インターンの職種別ガクチカ例文7選

以下では、営業職やマーケティング職、そしてライター職についての長期インターン経験のアピール方法を紹介していきます。

営業職の長期インターンをアピール

例文

私は1年間にわたってITベンチャー企業で営業職のインターンに参加し、目標売上金額100万円の2倍である200万円の売上を達成しました。
最初の3ヶ月はまったく成果があげられずに「自分には向いていないのではないか」と不安になることもありました。しかし、優秀な成績を残している先輩社員について営業のやり方を徹底的に真似ることで営業トークや立ち居振る舞いなどを習得すると同時に、効率的な時間の使い方を体得することにしました。その結果、半年を過ぎた頃から成績が急激に伸びていきました。営業の成果に応じて報酬をいただけることも大きなやりがいとなりました。このような経験を通じて営業職の交渉力の難しさを学びました。
しかしその反面、契約を取れた時の楽しさを経験できたことで大きな成果を出すことができました。

営業職の長期インターンをアピール2

例文

学生時代に取り組んだことは、英会話教室の営業インターンです。
外語大学に通っていたため、外国語運用能力と交渉力を身につけ、グローバルで活躍できる人材になるために始めました。
インバウンド営業のため、こちらから強く売り出さなくても件数を上げれると思っていましたが、商談でパンフレットやHPとのギャップがあるなどの理由で新規顧客獲得まで導くことができませんでした。 そこで、自分自身が顧客の目線になり、魅力付けの部分や、実際に営業する私が自社商材への理解がないことが垣間見えた時の不信感などの払拭を行いました。 自社商材への理解が深まったことにより、以前よりも自信を持って営業することができ、インバウンドではありながらもニーズの合致やプラスでの魅力付けを行い、結果的に新規顧客獲得数ノルマを8ヶ月連続で達成することができました。
相手の目線に立って思考することをこれからも続けて、価値提供できる人になります。

マーケティング職の長期インターンをアピール

例文

私は大学1年生の時からマーケテイング職のインターンに参加し、SNSの運用を行いフォロワー2000人を達成することができました。
始めは、アナリティクスの数値の見方やデータの分析方法が全く分からず、上手くフォロワーを伸ばす施策を提案することができませんでした。しかし、毎日アナリティクスを確認し、どの投稿が伸びて、どの投稿が伸びていないのかなどを仮説立てて考えることで、フォロワーを伸ばすことができました。
この経験から、多くの人に見てもらう難しさや投稿内容に関しての責任感を学び、目標を達成することができました。

マーケティング職の長期インターンをアピール2

例文

学生時代に力を入れたことは、1年間マーケティングの長期インターンです。
マーケティングのインターンは、私が思いついたら行動してしまうタイプで、深い分析力をつけたいと思い始めました。 マーケティングインターンでは、集客の広告担当をしていましたが、広告を作ることやその数に執着してしまい、思うような結果を出すことができませんでした。 そこで、一度自分の広告の分析を深く行ってみることにし、広告への顧客の反応を参考に改善をかけることにしました。 その結果一つの広告作成にかかる時間が長くなり、作成できた広告の数も少なくはなったものの、一つ一つの広告の効果が高くなり、自社広告からの流入数を1,5倍まで増加させることができました。
入社後は自分の元々の強みである行動力に、マーケティングインターン経験を通してつけ分析力を活かして、圧倒的な行動力と圧倒的な成果を挙げられるよう、努力します。

ライター職の長期インターンをアピール

例文

私は、大学2年生から1年間自社メディアの記事作成に関するライターの長期インターンに参加していました。
最初はSEOやPVを獲得するという観点を理解できておらず、苦戦をしました。
しかし、ライティングやSEO関連の本を読んだり、PDCAを先輩社員としっかり行いました。その結果、インターン終了間際に書いた記事では初めて書いた記事の約2倍のPVを獲得できました。このような経験から、視聴者のニーズを知る大切さやどうしたら記事を上位表示出来るかを学ぶことができました。
今後も、長期インターンシップで培った経験とスキルを活かし、組織のライティングチームに貢献したいと考えています。

企画職の長期インターンをアピール

例文

学生時代、私はインターンシップを通して実務の経験を積んできましたが、中でも印象的だったのは1つの商品企画に携わった経験です。
最初に企画案を持ち込んだ際、更なるリサーチや市場調査が必要であることを実感しました。そこで具体的に利用者のニーズを把握するため、アンケートやインタビューを行いました。その結果、利用者のニーズが私たちの想像よりもはるかに多岐にわたっていることが分かりました。しっかりと調査を行うことで、企画内容を大きくブラッシュアップしました。改良した商品は、私たちの期待を超える反響を得ることができ、多くの方々に喜んでもらえる結果となりました。この経験から、「お客様に寄り添った商品づくり」の重要性を身をもって感じることができました。また、ユーザーの声を直接取り入れることで、より良い商品やサービスが生まれることを実感しました。
入社後、私はこの経験を活かして、ユーザーの声を大切にし、多くの方に喜ばれる商品やサービスを企画・開発していきたいと強く考えています。

エンジニア職の長期インターンをアピール

例文

私は長期インターンシップでWebサービスの開発プロジェクトに参加する機会を得ました。
ただコードを書くだけでなく、実際にスキルをどのように活かすのかについて学ぶことができ、素晴らしい経験となりました。まず利用者のニーズを正確に掴むための調査から始め、その結果をもとに設計書を作成しました。そして、設計に基づいて実際のコードを書き、Webサービスの初版をリリースしました。その後も多くのユーザーからのフィードバックを受け取り、それをもとにサービスを継続的にブラッシュアップし、クオリティの高いWebサービスを提供することができました。この経験を通して、エンジニア職の本質的なやりがいや、ユーザーの声をサービスに反映させる重要性を深く理解しました。
貴社に入社した暁には、インターンシップでの学びを活かし、さらに洗練された、そして多くのユーザーに喜んでもらえるサービスを開発していきたいと強く感じています。

事務職の長期インターンをアピール

例文

学生時代、私は商学を専攻しており、経済や経営に関する幅広い知識を身につけました。
しかし、知識だけでは不十分であると感じ、より実践的なスキルや経験を積むために長期インターンシップに参加することを決意しました。インターンシップでは事務職としての基本的な業務を経験しながら、パソコンを使ったデータ整理やドキュメント作成のスキルを磨きました。また、さまざまな部署や職種の方々との連携が求められる場面が多く、コミュニケーションスキルも磨くことができました。特に、チームでのプロジェクトを進める中で、情報の共有や意思疎通の重要性を実感するとともに、互いにサポートし合いながら仕事を進めることの大切さを学びました。この経験を通して得たスキルや学びは、私が今後の事務職でのキャリアを築く上での大きな資産となっています。
貴社に入社した暁には、私はこれらの経験を活かし、コミュニケーションを大切にしながら、貴社の事務業務に貢献していきたいと考えています。

デザイナー職のインターンをアピール

例文

学生時代、私はデザイナーになりたいとは思っていましたが、具体的なスキルや経験はまだ浅く、実力不足でした。
そんな折、デザイナーとしてのキャリアを真剣に考え、長期インターンシップに参加することにしました。専門的なスキルがない私に、先輩デザイナーは一つひとつ丁寧に指導してくれました。徐々にデザインのスキルを身につけることができ、自信になりました。最も印象に残っているのは、自分が手がけたデザインが実際にプロジェクトで採用された瞬間です。その時の喜びや達成感が忘れられません。また、インターンを通して、デザイナーの仕事の楽しさ、やりがいを実感しました。そして、デザインはひとりで行うものではなく、チームとの連携やコミュニケーションも非常に大切だということを学びました。
今後、私はこの経験やスキルを活かし、ユーザーに感動や魅力を伝えられるデザインを制作していきたいと考えています。インターンシップでの学びをベースに、貴社のデザインチームに貢献できることを信じています。

ディレクター職のインターンをアピール

例文

学生時代、私はさまざまなプロジェクトや団体活動に関わってきましたが、具体的なディレクターとしての経験・スキルが無いことが悩みでした。
そこで実践的な経験が必要と感じ、ディレクター職の長期インターンシップに参加しました。プロジェクト開始直後は全体像を掴むのが難しく、「自分にできるのか」と不安でいっぱいでした。しかし、先輩ディレクターの丁寧な指導の下、ディレクターとしての仕事の流れや、プロジェクトを成功させるための具体的なノウハウを学ぶことができました。特に記憶に残っているのは、自らが企画したプロジェクトが実際に形になり、ユーザーが喜んでいる姿を見られたことです。この経験を通して、ディレクターの仕事の楽しさ、やりがいを深く実感しました。インターンシップでの学びを活かして、ユーザーに喜ばれる商品やサービスの企画・開発に全力を尽くす所存です。
私の経験や熱意をもって、貴社のプロジェクトに貢献できることを信じています。

議員インターンをアピール

例文

学生時代に最も力を入れたことは、3年生の夏休みに参加した議員インターンシップです。
社会問題に関心があり、国が何を重要視しながら課題解決をしているのかを知るために参加を決めました。 自分自身の課題として、新しいことを学んでもインプットで止まってしまうということがあります。考える課題が大きいからこそ、実現可能な策なのかどうかを考える前に思考が停止してしまっていましたが、KGIと細分化したKPIを考えることで思考する癖がつき、アウトプットが以前よりも容易になり、アウトプットすることによって、どのくらいの再現性があったのかなどを考えることもでき、さらなる学びがありました。
入社後も、目標から逆算し、小さいことから一つ一つ積み重ね、組織に貢献していきます。

【長期インターンのガクチカ】長期インターンのガクチカは強い!

長期インターンのガクチカは、伝え方次第では採用担当者の心に刺さるものになります。

長期インターンでは、実際に社会人と一緒に仕事をするので、その分失敗や大きな壁にぶち当たることは多いでしょう。

しかし、だからこそそこからさらに成長できるか、それとも諦めて挫折するかは全て自分次第です。

長期インターンの中で、あなたがどのように考え、工夫し、困難を乗り越えたかがカギになります。

このような自分に負荷をかける経験ができるという意味でも、長期インターンはガクチカとして最適なテーマであるといえます。

【長期インターンのガクチカ】就活エージェントに相談する

長期インターンについての経験などが上手く書けない人は就活エージェントに相談してみよう!

一人で考えることが難しい時は、一人で悩まずに専門家に聞いたほうが効率よく書けます。

また、就活エージェントには採用担当者目線で添削などをしてくれるので他の人よりも差別化して経験談を書くことが出来ます。

就活エージェントを利用したいと思っていてもよくわからないという方は、ジョブコミットがおすすめです。

このサービスでは全ての就活サポートが無料で受けられたり、自分に専属でサポートしてくれる人がいたりと手厚いサポートが充実しています。

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以下はそのサイトのリンクです

https://digmee.jp/lp/3

【長期インターンのガクチカ】まとめ

いかがでしたか?

ガクチカで長期インターンについて書くときは、経験や成果だけでなく、プロセスを、エピソードを添えて書くようにしましょう。

そうすることで自分がどのような人となりなのか説明することができ、ほかの学生との差別化を図ることができます。

また、主体性やスキルのアピールにもつながります。

もし成果をアピールするときは客観的な判断ができるように数字を使うようにするのもポイントです。

この記事を参考にして就職活動に活かしてください。

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