薬学部の研究室の選び方は?つらいと感じるときの対処法やポイントを解説

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「薬学部の研究室は何をポイントに選べばいいんだろう?」 「薬学部の研究室は変えることができないのかな?」 「後悔しない研究室の選び方が知りたい!」 このように、薬学部では3、4年生になると研究室選びという大きな決断を迫られ、どのように選べばいいのか悩んでいる方は多いでしょう。

この記事では、薬学部の研究室の選び方や知っておきたいポイントについてご紹介します。さまざまな視点から選び方を解説していますので、何を基準に選んだらいいのか一人で悩んでいる方は役立つ情報を得ることができます。

また、薬学部の研究室が合わなかったとき、その対処法についてもご紹介しますので、現在研究室に配属していて悩みが生じている方は解決へのヒントとなるでしょう。

薬学部の研究室選びについてご興味がある方は是非ご覧ください。

薬学部の研究室の選び方

薬学部の研究室では多くの時間を費やす大切な場所ですので、選ぶときは慎重に検討したいものです。ここでは、何をポイントに選んだらいいのかについてご紹介します。ご参考にしてください。

1:将来を見据えてじっくり考える

薬学部を卒業した後、自分が何の職業を目指しているかによって研究室の決め方が変わってきます。

薬学部の代表的な就職先として病院や薬局、ドラッグストアの薬剤師や製薬企業の研究職、開発職や化粧品、化学メーカー、大学職員などがあり、希望の職業に進むためにはどんな研究に携わればいいのかを調べておく必要があります。

研究職や開発職などは研究室の内容によって有利不利が現れやすい職種であり、後になって後悔することがないように事前にしっかりとリサーチしておきましょう。

2:教授との相性も重要

研究室では、研究の相談や報告などで教授と密接に関わることになります。そのため、教授と自分の相性がとても重要です。

教授と合わなくてストレスが溜まるということが起こらないように、先輩や周りの人から教授の評判を聞いたり、実際に教授の講義を受けてみるなどして事前に教授の情報を調べておくことが大切です。

3:研究室のメンバーとの人間関係

教授との相性だけでなく、研究室のメンバーとの人間関係もとても大切です。

大学生活後半になると研究室にいる時間がとても多く、メンバーも固定となるので仲良くなれると一層楽しいものになりますし、つらいことも一緒に乗り越えることができます。反対に雰囲気が悪ければ通うことがつらくなってしまいます。

先輩たちの人間関係がどうか、研究室の雰囲気は居心地がいいと思えるかも研究室訪問などで体感してチェックしておきましょう。

4:薬学部にしかない研究室かどうか

薬学部にしかない研究室を選ぶことも大事なポイントです。

例えば、研究といっても遺伝子の研究であれば他の生物系の学部にもあります。しかし薬剤学やDDSといった研究は薬学部にしかありません。このような他の学部にはない研究室を選ぶことで、研究職として就職活動をする際に他の学部と争う必要がなくなるため、有利に働くのです。

将来研究職に就きたいという方は競合の少ない分野を選ぶといいでしょう。

5:コアタイムの長さ

研究室に所属すると、コアタイムと呼ばれる在室を必須とする時間帯があります。このコアタイムの時間帯は研究室によってそれぞれ違い、あまりに長いところを選んでしまうとアルバイトやサークル活動をの両立を目指している方には難しい場合があります。

また、将来的に薬剤師になることを希望している方は、国家試験に合格する必要があります。試験勉強の時間が取れるかどうかも重要ですので、事前にコアタイムの長さを調べておきましょう。

6:博士号を取得するかどうか

博士号とは、博士課程を修了することで得られる学位であり、博士号を取得することで給与アップやキャリアアップが望めます。

研究室に配属される前には取得するつもりはなくても、実際に研究を進めるにつれて自分の考えは変わっていくものです。その時に自分が望む進路に進めるように、あらゆる選択肢が残されている研究室を選ぶことも大切です。

薬学部の研究室がつらいと感じる原因

研究室生活を楽しんでいる方も多いですが、中にはつらいと感じている方もいます。

薬学部の研究室がつらいと感じる原因には、上記でご紹介した選び方の重要な部分である教授との相性が合わないことや、人間関係がうまくいかないこと、コアタイムが長くプライベートとの両立が難しいことなどがあります。

また、研究内容が自分の思い描いている将来像に見合わないと感じて、やる気が出ないということもあります。

薬学部の研究室がつらいと感じたときの対処法は?

それでは、薬学部につらいと感じてしまった場合はどんな対応をすれば良いのでしょうか。つらいと感じるさまざまな状況に応じた対処法をご紹介しますので参考にしてください。

教授との関係が悪くてつらいとき

まずは、教授との関係が悪くてつらいときです。

教授とどんなに合わないと感じても、挨拶や礼儀など最低限のルールは守りましょう。また、研究に関しての質問や報告をこまめに行うことで、その熱心な態度に教授から信頼され、いい関係を結べることもあります。

苦手だからといって毛嫌いしていては何も始まりませんので、できることはしっかりと行い、あまり考えすぎないことが一番です。

研究室のメンバーとの人間関係がつらいとき

研究室のメンバーとの人間関係がつらいといった悩みを抱えている場合は、一人で抱え込まずに信頼できる友人や先輩に相談することがおすすめです。

解決には至らなくても、同じ考え方を持っている方がいるかもしれませんし、話すだけで気が楽になることもあります。

人間関係の悩みは研究室だけではなくどんな場所にも存在しますが、どんなときでも周りの人に頼ることは大切なことです。

時間が足りなくてつらいと感じるとき

時間が足りなくてつらいと感じるときは、時間の使い方を工夫してみましょう。

慣れるまでは全てに一生懸命で気持ちも疲れてしまうかもしれませんが、実験中などポイントは抑えた上で他の作業をしたり、効率的に時間を使うことで自分のゆとりが生まれます。

気分転換をしながら行ってみましょう。

研究室のイベント関係がつらいとき

研究室のイベント関係がつらいと感じるときは、イベントに全て出なくてはいけないと思っているからです。

教授が参加するときだけ参加したり、お金に余裕があるときだけ参加したりといったように、全てに参加するのではなく自分の中で参加する日を決めるようにすることで心に余裕ができます。

適度に付き合いながら、自分時間も大切にしましょう。

モチベーションが上がらなくてつらいとき

自分は薬剤師を目指しているのに、実験なんて必要ないんじゃないかとモチベーションが上がらなくてつらく感じるときは、長い目で見ることが大切です。

実験ではなく国家試験の勉強の方が大切だと思うこともあるかもしれませんが、実験を繰り返すことで研究所としての目線から考えられるようになったり、失敗しても諦めない精神が身に付いたりといったプラスの効果があることもあります。

いい経験をさせてもらっているといい方向に捉えましょう。

薬学部の研究室を決めるときに知っておきたいポイント

薬学部の研究室を決める時には、事前に知っておきたいポイントがあります。下記にて3つのポイントをご紹介しますので、ご自分の研究室選びをする際には是非参考にしてください。

  • 英語も必要
  • 学力にとらわれない
  • どうしてもつらいなら研究室を変える

1:英語も必要

実は、薬学部の研究室に配属されるにあたって英語力も必要になります。

研究室では英語の論文を読む機会が多く、文章を理解できるようにしなければいけません。また、研究室で研究する上での基本の言語が英語となりますので、単語や文法などしっかり復習しておきましょう。

2:学力にとらわれない

学力にとらわれて、研究室を適当に選んでしまわないように注意しましょう。

学校の成績に自信がないからといって、研究力もない訳ではありません。学力は覚えたことを引き出す力ですが、研究力は自身の独創力です。自分の学力にとらわれず、やりたいことに挑戦してみましょう。

3:どうしてもつらいなら研究室を変える

薬学部の研究室がつらいと感じる時の対処法についてはご紹介しましたが、例えば日常生活に支障をきたす程のストレスを感じるぐらいつらいという場合は、思い切って研究室を変えてみるという方法もあります。

基本的には一度配属された研究室を変えることはおすすめできませんが、研究は心身ともに健康であるからこそできることです。追い込まれるほどつらい状況ならば、まずは家族や先輩、友達といった身近な人に相談して自分の気持ちを打ち明けましょう。

一人で抱え込まずに、ゆっくりと休むことで選択肢が増えることもあります。さまざまな選択肢から考えてみましょう。

薬学部の研究室は将来を見据えて選ぼう

薬学部の研究室の選び方や、つらいと感じるときの対処法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

薬学部では大学生活の後半は自身で選択した研究室で過ごすことがほとんどであり、充実した毎日が送れるかどうかは研究室選びによって変わってきます。

研究室を選ぶときは、自身が快適に過ごすことができる環境なのかどうか、また卒業後に希望する職業と直結しているのかどうかを事前にリサーチしておく必要があります。

また、事前に調べて納得して入った研究室であっても、さまざまな積み重ねによってつらいと感じることもあるかもしれません。そんな時には今回ご紹介した対処法を活用してみてください。

将来を見据えた、後悔しない研究室選びができるよう願っています。最後までお読みいただきありがとうございました。

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