【例文7選】自己PRのエピソードがないときの見つけ方とは?ポイントや注意点を紹介

【例文7選】自己PRのエピソードがないときの見つけ方とは?ポイントや注意点を紹介

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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はじめに

「企業は自己PRでどんなことをチェックしているの?」 「自己PRのエピソードがない場合、どうやって見つければいいの?」 「企業に評価される自己PRを書くコツって?」 このように、自己PRのエピソードが見つからずに悩む就活生は多いのではないでしょうか?

本記事では、企業が就職活動の自己PRでチェックをしていることを含め、就活生が自己PRのエピソードを見つける際のポイントを重点的に紹介します。

自己PRのエピソードに悩む就活生は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

【自己PRのエピソードがない】そもそも自己PRとは

そもそも自己PRについて正しく認識できているでしょうか?

自己PRのエピソードがないと困っている就活生は、自己PRについて理解を深める必要があります。

自己PRとは何か、そして自己PRに求められる理由はなぜかを理解することができなければ、効果的なアピールはできません。

まず自己PRとは、自分の良いところや自信のあるスキルをエピソードとともにアピールして自分自身のことを知ってもらうだけでなく、どのように会社に貢献できるのかを伝える項目です。

自己PRが求められる理由は、企業が自社に合う人材を採用するために、就活生の強みと会社が求めている人物像が一致しているかどうか、活躍できるかどうかを確認したいからです。

ほとんどの企業で自己PRが求められるため、自分の良いところを伝えられるようまずはしっかりと自己分析をしましょう。

自己PRと長所の違い

自己PRに困る理由として、自己PRと長所の違いがわからないからという就活生も多いでしょう。

自己PRは自分の強みがどのように会社で活かすことができるのか、どのように会社で貢献できるのかを伝える内容です。

つまり、企業側の視点で伝える内容です。

一方で、長所は、自分が認識している強みや性格上の良いところを自分の視点から伝える内容です。

そのため、自己PRを伝える際は必ずどのように活かすことができるかを伝えられるように文章を作成しましょう。

【自己PRのエピソードがない】自己PRのエピソードがないと感じる理由

就活生の中には自己PRのエピソードが何も思い浮かばないと悩む方も多いでしょう。

それでは、なぜ自己PRに使えるエピソードがないと感じるのでしょうか?

ここでは自己PRのエピソードがないと感じる理由を紹介します。

エピソードになるようなネタがないから

自己PRを考えるときに、自分には特別なエピソードがないと考えてはいませんか?

「インターハイで優勝した」などのわかりやすい実績や経験がなく、自己PRで話せるようなエピソードがないと思い込む就活生はとても多いですが、自己PRで企業が求めているのは就活生それぞれの強みであるため、特別な経験は求めていません

自分の強みや魅力をアピールできる内容であれば、どのような内容でも自己PRにすることが可能です。

本当に何もしてきていなく話すことがないという方は、今からでも何かに取り組み、その取り組みを伝えましょう。

エピソードが自己PRとして弱いと感じるから

具体的なエピソードが引き出せたものの、自己PRとして不十分と感じてしまう就活生もいるでしょう。

企業によって評価基準が異なり、正解がないため不安になるのも仕方がありません。

自分の自己PRの内容に不安を感じたら、自分の志望企業が求めている人物を確認し、自分が考えた内容と企業が求める人物像が合っているか確認しましょう。

自分の強みが思いつかないから

自己PRとしてアピールできる自分の強みが見つからないという就活生もいるでしょう。

強みと言うと他の人よりも優れている点を挙げなければいけないと考える人は多いですが、他人よりも優れている点を見つけることは簡単ではありません。

そのため、他人と比べすぎず、自分が自信に思っていることをアピールしましょう。

ガクチカと自己PRのエピソードが被ってしまうから

就活では自己PRの他にガクチカや志望動機を考える必要がありますが、ガクチカと自己PRのエピソードが被ってしまうことに悩む人もいるでしょう。

結論、ガクチカと自己PRのエピソードが被ることは問題ありません。

しかし、ガクチカと自己PRでは話のポイントが異なるため、まったく同じ内容を話して良いわけではありません。

ガクチカでは過去にどのような取り組みを行って困難を乗り越えてきたのかに重点を置き、自己PRでは自身の強みやスキルがどのように貢献できるかをアピールしましょう。

企業が求めていることが分からないから

就活準備で「自己PRがない」と感じる主な理由は、企業が何を求めているのかを把握していないからです。

多くの就職活動生は、企業の求める資質や能力が不明瞭であるため、自分のアピールポイントをどう書けばよいか迷ってしまいます。

しかし、企業のホームページや説明会、さらには求人情報を丁寧に調査することで、その企業が重視するスキルや人物像が明らかになります。

企業が何を求めているかを理解することは、的確な自己PRを書く第一歩となるのです。

【自己PRのエピソードがない】企業が自己PRを聞く理由

ここからは企業が自己PRを聞いてくる理由について解説していきます。

この背景をしっかりと把握して理解しているかいないかで、自己PRのクオリティや企業に魅力的に思ってもらえるかどうかが変わってきます。

是非チェックして、自己PRを書く前に抑えておきましょう。

性格や能力などを知るため

企業が自己PRを聞く理由は、応募者の能力や性格を理解するためです。

自己PRでは、経験やスキルを通じて応募者がどのような考え方や価値観を持ち、問題にどう対処してきたかが明らかになります。

この情報から企業は、応募者がチームにどのように貢献できるか、また企業文化に適合するかどうかを判断します。

つまり、自己PRは応募者の個性や適性を企業が把握するために重要な項目なのです。

自社とのマッチ度を知るため

企業が自己PRを求める主な目的は、応募者と自社とのマッチ度を判断するためです。

特に新卒採用においては、実務経験よりも候補者のポテンシャルや企業文化への適合性が重視されます。

自己PRを通じて、応募者が持つ価値観、動機、性格が明らかになり、それが自社の理念や文化とどの程度合致しているかを評価することが可能になります。

つまり自己PRは、学生と企業の相性を見極めるための重要なツールとなるのです。

【自己PRのエピソードがない】自己PRのエピソードを見つけるポイント

自己PRに使えるエピソードがないと悩む就活生は多いですが、自己PRのテーマが何もないという就活生はいないはずです。

自己PRのエピソードがないと感じている人は、エピソードがないのではなく、見つける方法がわからないだけだと言えます。

ここでは自己PRのエピソードを見つけるポイントを紹介します。

  • 自己分析をしっかりと行う
  • 他己分析をしてみる
  • 自分の性格からエピソードを探してみる
  • 内定者の自己PRの内容を参考にする
  • 今から何かに取り組んでみる

自己分析をしっかりと行う

自己PRのエピソードを見つけるためには、自己分析をしっかりと行うことが大切です。

自己分析を行い、これまでのさまざまな経験を振り返ることで、自分が得意なこと、苦手なことが見えてきます。

自分が得意なことがわかることで、アピールするべきポイントも見えてくるでしょう。

自己PRを作成するのが難しいと感じる場合は、インターネット上にある自己分析ツールや、自己PR作成ツールを使ってみるのもおすすめです。

他己分析をしてみる

自己分析を行うことも大切ですが、他者に自分を分析してもらう他己分析を取り入れることも大切です。

家族や友人、先輩など自分のことを知っている人に依頼して、自分の印象を聞いてみましょう。

周りの人から見た自分の印象を知ることは、自己PRを考えるにあたってとても有効です。

他己分析をする場合は自分に対して率直な意見を述べてくれる人を選び、その内容を否定せず素直に聞くことが大切です。

自分の性格からエピソードを探してみる

自分の性格にまつわるエピソードを探してみましょう。

自分の性格に関するエピソードであれば、エピソードを通して面接官に自分の人柄や人間性を伝えやすくなります。

自分が認識している性格と周りが抱いているイメージが異なるケースもあるため、身近な人に自分の性格を聞いてみるのも良いでしょう。

内定者の自己PRの内容を参考にする

どうしてもエピソードが思い浮かばず自己PRが書けない場合は、内定者の自己PRを参考にすると良いでしょう。

内定者の自己PRを参考にすることで、具体的にどのようなエピソードを使えば良いのかわかるようになります。

内定者の自己PRを参考にしながら自分なりの自己PRを作成してみると良いでしょう。

今から何かに取り組んでみる

本当にこれまで何もしていなくエピソードがない場合は、今からでも何かに取り組んでみましょう。

学生時代にもっと何かしておけばよかったと後悔しても遅いですが、今から新しく何かに取り組むことはできます。

企業によって評価のポイントは異なりますが、何もしてこなかった自分を変えるために努力している姿を評価してくれる企業もあります。

企業研究を行う

自己PRのエピソードを見つける鍵は「企業研究」にあります。

企業が求める人物像や能力を把握することで、自己分析を深め、自分の経験やスキルを効果的にアピールできるエピソードを選定しやすくなります。

このアプローチにより、応募する企業のニーズに合った自己PRを構築でき、自分をより魅力的に表現することが可能になります。

企業研究は自己分析に次いで重要であり、自己PR作成のための基盤を築いてくれます。

【自己PRのエピソードがない】アルバイト・サークルでも自己PRは十分可能

「今までアルバイトとサークルしかやってこなかった...。」

「自己PRとして魅力的なエピソードを書きたいのに、内容が思いつかない...。」

他の学生とは違い、留学や長期インターンの経験が無く不安を感じている就活生もいるのではないでしょうか?

「アルバイト経験やサークル経験だけでも太刀打ちできる?」

「新しいことを始めることなく就活を迎えてしまっても大丈夫?」

と思っている就活生の皆さん、問題ありません!

1.目的を持って達成したことはないか

2.夢中になった経験はないか

3.大きなことを言おうとしていないか

この3点を参考にすれば、アルバイト経験やサークル経験でも人事の目を惹く自己PRを作成することが出来ます!

目的を持って達成したことはないか

「〇〇を成し遂げたい!」

「そのために、△△をする必要がある」

例えば「接客でお客様から感謝されるスタッフになりたい!」という目標があった場合、「そのためにいらっしゃいませやありがとうございましたを笑顔で伝える」や「お客様から質問を受けた際に誠実に対応する」などが挙げられます。

また、「その結果お客様から感謝のお電話をいただいた」などを人事にアピールすることができればなお良いです。

目的を持って目標を達成しようと努力した経験は、魅力的です。

夢中になった経験はないか

アルバイトやサークルしか活動してこなかった就活生にとって、自己PR作成が難しく感じる場合もありますが、アルバイトやサークルの中で「夢中になった経験はないか?」と自分に一度問いかけてみてください。

興味深いエピソードを引き出すことができるかもしれません。

夢中になった経験を探す際のキーポイントは「時間を忘れてしまうほど熱中したものは何か?」です。

このような目線で考えてみると、夢中になった経験(エピソード)が見つかり、その中から具体的な自分の強みを見つけることができます。

大きなことを言おうとしていないか?

「〇〇をやりました!」

と自信を持って大きく達成したことを言うのは、もちろん良い事です。

ですが、小さな経験でも自分自身が”変化”した内容であれば魅力的な自己PR作成は可能です。

企業側が自己PRの何を見ているのかを意識して自己PRを作成することで、面接で深掘りされた質問をされた際にも対応をすることができます。

【自己PRのエピソードがない】今からでも間に合う!自己PRのネタを作る方法

自己PRはアルバイト・サークルでも十分対応できることが分かりました。

「アルバイト・サークルで作れる自己PRよりももっと内容の質を高めたい!」

という方には、

1.ボランティアに参加する

2.長期インターンに参加する

3.留学をする

4.資格を取得する

をおすすめします。

ボランティアに参加する

近年、企業の間でCSRやSRI投資、SDGsなど企業が社会的責任を果たすことが重要視されてきています。

主体的に社会貢献活動に参加していることは、企業理念に一致する点もあるためより”再現性”を持ったエピソードを語ることに繋がります。

そして、ボランティア特有の「見返りを求めない姿勢」は企業からも評価される人柄としてアピールすることができます。

長期インターンに参加する

「いきなり長期インターンに参加する?そんなの無理でしょ。きついんじゃない?」

そのように考えている就活生もいるのではないでしょうか?

インターンには、泥臭く大変だと感じる方もいるかもしれません

ですが、大丈夫です。

未経験から応募することが出来るインターンは多数存在します。

長期インターンに参加をすると就活において非常に有利です。

普段味わう事ができない社会人に近い体験をする事が出来るので、自己PRだけでなくガクチカのネタとして書く場合にも他の就活生と差をつけることが可能です。

以下の記事では長期インターンを自己PRで用いる場合のポイントを解説しているのでぜひ参考にしてください。

留学をする

留学を通して「語学力」を身につけてみてはいかがでしょうか?

例えば、企業の採用条件としても用いられているTOEICで一般的にアピールすることができる点数は平均して700点程度です。

また、留学経験を通して実践的スキルを学び、「活きる英語」を身につけていることは、海外とメールや電話などやり取りをする外資系企業において、即戦力としてアピールすることも可能です。

そして、外資系企業の従業員は留学経験をしている人が多いため外資就職には必須条件となるのではないでしょうか?

以下の記事では、就活で留学経験を伝える方法を説明しているのでぜひ参考にしてください。

資格を取得する

就職活動において評価される資格は、

TOEIC(800点以上)

宅地建物取引士(宅建)

簿記3級以上

ITパスポート試験

FP3級以上

などがあります。

その仕事に関連する資格を持っていると、業界への熱意を示すことができます。

また、自己PRに記述した際、人事に目標達成までコツコツと努力が出来るという印象をもたらすことに繋がるため非常に有利でしょう。

以下の記事はエントリーシートに資格を書く場合の注意点について記述してあるのでぜひ参考にしてください。

【自己PRのエピソードがない】人事に刺さる自己PRの書き方

面接の際は企業からさまざまな質問をされますが、企業は自己PRでどのようなことを評価しているのでしょうか。

具体的にどのようなポイントが評価されているのか把握しておくことで、より効果的な自己PRを作成できます。

ここでは、就活において企業が自己PRでチェックしていることについて解説していきます。

入社後に活躍してくれるか

自己PRによって就活生の強みを知ることで、入社後に自社で活躍してくれる人材かどうかをチェックしています。

また、その人の能力や強みが自社の業務に活かせるかどうかも見極められるため、自己PRを聞くことには、入社後に自社で活躍することが期待できるような人材を見つけたいという意図があります。

論理的に人に伝える力があるか

自己PRでは、人に対して論理的に説明する力があるかどうかもチェックされています。

そのため、要点を押さえられていないわかりづらい自己PRをしてしまうと、面接官からの評価も下がってしまう可能性があるでしょう。

論理的に自己PRを伝えるには、まずは結論ファーストで述べ、その後に理由として具体例を挙げ、最後にもう一度結論として入社後にどのように活かせるのかを述べるようにすると良いでしょう。

客観的に自分を見ることができるか

自己PRでは、就活生の客観的に自分を見る力もチェックされています。

面接官が抱いた印象と本人の認識に齟齬がある場合、客観的に見ることができていないと判断される可能性が高いです。

自分を客観的に見られない人は、他の人からのアドバイスも素直に受け入れにくい傾向があります。

そのため、評価が下がってしまうリスクがあるでしょう。

どんな強みを持っているか

自己PRでは、企業は就活生の人柄や強みを知りたいと考えています。

入社後に企業と合わないことがわかった場合、そのまま働き続けることが難しくなります。

また、ミスマッチによって人材が早期退職してしまうことは、本人だけでなく企業にとっても良くありません。

そのため、自己PRで学生本人の人柄や強みを見て、自社に合った人材であるかどうか見極めたいという意図があります。

【自己PRのエピソードがない】人事に刺さる自己PRの書き方

自己PRを考える場合、どのようなエピソードを使うか悩む就活生が多いです。

評価される自己PRにするためには、自己PRの構成にも気を付ける必要があります。

同じようなエピソードであっても、構成によって評価が変わる可能性もあるため、ここでは企業に評価される構成を紹介します。

  • 具体的なエピソードを伝える
  • 結論から伝える
  • 企業が求める人物像と自分の経験を繋げる
  • 仕事にどのように活かしていくのかを伝える

①結論

自己PRに限らず、文章を作成する際は最初に結論を述べましょう。

結論を最初に述べることで、相手がこれから話す内容の大枠をイメージできるため、伝えたい内容がスムーズに伝わります。

結論を後回しにして話してしまうと、最後の方になるまで何が言いたいのかわからず、面接官にもストレスを感じさせてしまう可能性があります。

②具体的なエピソード

自己PRの内容に説得力を持たせるためには、具体的なエピソードを述べることが大切です。

結論を述べることで何をアピールしたいかは伝わりますが、裏付ける根拠がないと信憑性がなくなってしまいます。

そのため、事実であることを伝えるためにも、話の中で具体的なエピソードを交えましょう。

③仕事にどのように活かしていくのかを伝える

自己PRの最後には、自身の強みを仕事でどのように活かせるかについても触れましょう。

企業は単に優れた能力を持っている人を求めているのではありません。

入社後、自社で活躍してくれる人を求めています。

そのため、自己PRで伝えてきた自身の強みが具体的に業務でどのように活かせるのかを明確に伝えることで、合格の可能性も高まるでしょう。

【自己PRのエピソードがない】具体的なエピソードを掘り出す方法

就職活動や自己PRを書く際に、多くの人が直面する課題の一つが、具体的なエピソードをどのように見つけ、膨らませるかです。

そこで、具体的なエピソードを引き出し、文章を充実させるための2つの方法を紹介します。

5W2Hを用いる

自己PRやエピソードを充実させるためには、5W2Hのフレームワークを活用することが

効果的です。

いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)、どのくらい(How much/How many)の7つの視点から掘り下げる方法です。

単なる結果だけでなく、その過程や努力を具体的に伝えることを意識することができ、説得力のある自己PRにつながります。

弱みを考えてみる

自己PRを充実させるもう一つの方法として、自分の弱みを考えることがあります。

強みだけでなく、その反対にある弱みを明らかにすることで、より深い自己分析が可能となります。

弱みを正直に語ることで、誠実さや謙虚さが伝わり、面接官にとっても信頼性の高い人物であると印象付けられる可能性があります。

また、弱みを具体的に説明することで、自己分析がしっかりできているという印象を与えられるため、エピソードの深みを増すことができます。

【自己PRのエピソードがない時の対処法】自己PRの例文

自己PRの書き方のコツはわかっても、なかなか文章が書けないという人も多いでしょう。

ここでは自己PRの書き方を参考に自己PRの例文を紹介していくので、参考にしてみてください。

アルバイト

私の強みは協調性です。

周りとコミュニケーションを取り、チーム全体の仲を深めることが出来ます。

私は居酒屋でアルバイトをしていましたが、新人が入ってきたばかりのためチーム全体でコミュニケーションをとることが出来ず、チーム全体の作業効率が低下していることが問題でした。

そのため、新人がうまくメンバーと馴染むことができるように、交流会を提案しました。

交流会の際にも積極的に話しかけ、自己開示をしてもらうように促しました。

その結果、新人も場の雰囲気に馴染むことが出来て、作業効率を上げることが出来ました。

以前は、お客さんから「注文が遅い。」と言われたりもしていましたが、現在は「注文早いね。」と褒めていただくこともあります。

貴社に入社してからもこのように周りとコミュニケーションを取り、知識や経験の速度を向上させることができます。また、リーダーに就任した際も全体を俯瞰し、自分がとるべき行動を考え実行することで貴社に貢献します。

「協調性」をアピールする内容

①で周囲との協調性について②で具体的な居酒屋でのエピソードを述べていました。最後には、③協調性を仕事でどのように活かすことができるかについて述べています。

ゼミ

私の強みは行動力です。

問題と真剣に向き合い、主体的に行動することができます。

私はマーケティングについて学ぶゼミに所属していました。

ゼミではプレゼン大会に向けて研究を進めていました。

私たちのグループは、このプレゼン大会で優勝するという目標を掲げていました。

優勝のためには、他のグループよりも魅力的な研究をすることが必要であると考え、高齢者にアンケートをとるためスーパーで市場調査を行いました。

しかし、高齢者が集まらなかったため、老人ホームで調査をすることにしました。

結果、多くの高齢者にアンケートをとることができて、プレゼン大会では優勝することができました。

貴社に入社してからもこのように相手のニーズを汲み取るために積極的に行動することで貢献いたします。

「行動力」をアピールする内容

①では行動力について②では具体的なゼミにおける市場調査でのエピソードを述べていました。③は行動力をどのように仕事に活かせるかについて述べています。

サークル

私の強みは主体性です。

チームに対して主体的に働きかけることができます。

大学時代3年間、テニスサークルに所属をしていましたが、幹部ではありませんでした。

私の所属するサークルの問題として、参加率が低下していることが挙げられていました。

そこで、原因追求をしたところ、練習ばかりであったことと、縦の交流がなかったことが原因だとわかりました。

そのため私は定期的にイベントを立ち上げ、参加を促しました。

結果、参加率を向上することができました。

貴社に入社してからも、責任者でなくても組織に対して自発的に働きかけることで貢献します。

「主体性」をアピールする内容

①では主体性について②では具体的なサークルで働きかけた活動について③では主体性をどのように仕事で活かせるかについて説明しています

ボランティア

私の強みは成長期段階のチームにおいて巧みなリーダーシップを発揮することです。

大学2年の時から2年間海でゴミ拾いのボランティアに参加をしていました。

きっかけは、大学1年の時の夏でした。

海で海水浴をしている時にペットボトルのゴミが浮遊していて、海洋の汚染状況について興味が沸きました。

海洋への知的好奇心と、自分の力で地域の活動に貢献したい想いから海でのゴミ拾いボランティアへ参加しました。

そのボランティアは立ち上げたばかりでメンバーも15人ほどでした。

自らリーダーになることで組織を作りボランティア規模の拡大を図りました。

そこで問題が2点発生しました。

1点目は、自分がリーダーになることで実際の現場でゴミ拾いをすることが出来なくなり、メンバーがどのように活動しているか把握出来なくなってしまったことです。

2点目は、依然として参加者が少ないことです。

1点目の課題を解決するため、縦割り組織のデメリットである横の連携ができていないことをミーティングを設けて解消しました。

2点目の課題を解決するアプローチとして、InstagramやLINEで声をかけるだけでなく小学校へ訪問し、高齢化問題を解消しました。

結果として、参加人数を200人近く増やすことができ、幅広い年代の方に参加してもらうことができました。

貴社においてもリーダーシップを発揮することができますし、リーダーに就任されなくても、リーダーの目線を持って活動することができます。

「リーダーシップ」をアピールする内容

①がリーダーシップについて②がボランティアで発生した課題→解決のプロセスについて③がボランティアで培ったリーダーシップをどのように活かすことが出来るかについて説明しています。

長期インターン

私の強みは、情報収集能力+課題→解決のプロセスを繰り返し行うことができることです。

私は、大学3年生から1年間マーケティング職の長期インターンに参加をしていました。

参加した理由は、大学において学んでいるマーケティングの実践的スキルを身につけたいと思ったからです。

私が長期インターンに参加してぶつかった壁は、PV数が伸びないことです。

その壁を破るために原因を追求したところ、情報収集不足と内省をしていないことが原因だとわかりました。

そこで、情報不足を解消するために検索から情報を集めるだけではなく、SNSなどを用いてスキマ時間を活用しました。

そうすることで流行りや求めていることの把握に繋がり、結果PV数を通常の3倍まで増やすことが出来ました。

貴社に入社したら、マーケティング職の即戦力として、課題解決を行い数字に貢献することができます。

「分析力」をアピールする内容

①が分析力について②が長期インターンでぶつかった壁及びその壁を打ち破った方法について③がマーケティングで身についた力をどのように活かすことが出来るかについて記述しています。

また、今回例としてあがった「分析力」を自己PRにすることは、論理的思考力や情報を貪欲に収集することが出来るイメージ作りにも繋がります。

留学

私の強みは、留学で培った実践的な語学力を身につけていることです。

留学に行く前のTOIECの点数は、600点でした。

標準は700点であるのに対して100点足りないことや、大学生活で成し遂げたことが何もないことに焦りを感じていました。

「このままではいけない!何か行動しなければ!」

と思い、留学を決意しました。

性格上人見知りだったため、留学先では授業後に声をかけるなど意識的にコミュニケーション数を増やしました。

初めは英語を聞き取れなかったり、日常会話程度でしか話せませんでしたが、徐々に理解出来るようになりました。

また、TOIECの点数は600点から800点まで上げることが出来ました。

貴社に入った際、英語を初心者目線で教えることや、プレゼンや商談などのビジネスの場面でも英語を使えることから貢献をします。

「語学力」をアピールする内容

①では語学力について②では留学での成長経験について③では留学で身につけたスキルを企業でどのように活かせられるかについて記述しています。

留学経験によって、日本に在住しているだけでは味わうことが出来ない経験を語ることができるので、他の就活生と差別化することができます。

資格取得

私の強みは、目標達成までひたすら努力を続けられる忍耐力を持ち備えていることです。

大学3年生の6月に大きな挫折を味わいました。

それは、簿記2級に不合格になってしまったことです。

圧倒的に演習量が足りないと感じたので、量の確保を目標としました。

ですが、問題として、アルバイトやゼミ・サークルの活動をしているので量の確保が難しいことが挙げられました。

そこで、学校の講義が始まる前、朝の隙間時間や放課後など自分から時間を積極的に作りました。

また、自分がどこを間違えたのか”復習ノート”を作成することで同じような問題が現れた時に対処出来るようになり、業務の効率化を図ることができました。

結果次の試験では合格ラインよりも10点上の点数で合格をすることができました。

貴社に入社してから、困難な状況に置かれていても自分から時間を作り出し、改善して努力してまいります。

「忍耐力」をアピールする内容

①では忍耐力について②では具体的な資格取得までのプロセスについて③は企業で活かせることについて記述していました。

学業

私の強みは、学業を通じて培った課題突破力です。

大学2年次に、成績が思うように伸び悩んだことがありました。

この状況を打破するために、私は自分の学習方法を根本から見直すことにし、まず、過去のテスト結果を分析し、特に弱点となっている分野を特定しました。

その後、具体的な学習計画書を作成し、毎日少しずつでも継続的に学習を進める体制を整えました。

また、疑問点を早期に解決するために、教授やゼミの仲間たちとのディスカッションを積極的に行いました。

これにより、学業成績を前年より40%向上させることができ、この経験を通じて、自分に不足している部分を分析し、計画的に努力することの大切さを学びました。

私はこの課題突破力を活かして、入社後も組織に貢献していきたいと考えています。

どんな困難な状況においても、問題を分析し、解決策を実行に移すことで、確実に成果を上げられる人材を目指します。

そして、常に成長し続けることで、企業の発展に貢献したいと考えています。

「忍耐力」をアピールする内容

①では課題突破について②では具体的な学業成績を上げるまでのプロセスについて③は企業で活かせることについて記述していました。

【自己PRのエピソードがない】自己PRを考える際の注意点

自己PRを書く際には、いくつか気を付けておきたいポイントがあります。

書き方によっては他の就活生と差別化できないだけではなく、マイナスな評価を受けてしまう可能性もあるでしょう。

ここでは最後に、自己PRを考える際の注意点を紹介していきます。

ありきたりな表現を避ける

自己PRではありきたりな表現を避け、自分の個性が出せるようにしましょう。

たとえば、自己PRでは「責任感」や「コミュニケーション能力」などの表現が使われやすいです。

このような表現を避け、自分らしさを出すことで、他の就活生と差別化できるでしょう。

論理的に内容をまとめる

本記事でも紹介したとおり、自己PRでは論理的な説明ができるかどうかも見られています。

そのため、自己PRでは話の要点をおさえて、論理的にまとめるようにしましょう。

嘘をつかない

自己PRでは自身の強みをアピールすることが大切ですが、嘘をつくのはNGです。

嘘をついて自分を良く見せようとしても、さまざまな人を見ている面接官にはすぐに見抜かれてしまうでしょう。

【自己PRのエピソードがない】それでも不安!就活エージェントのすすめ

「ここまで読んできたけれど、自己PRを1人で作成するのは不安だな...。」

と感じている就活生もいるのではないでしょうか?

自己分析ツールを使うことで自分では気づけられない目線を身につけることができ、就活をスムーズに進められるようになります。

以下の記事では、就活エージェントが進める性格診断を用いた自己分析を紹介しているので参考にしてみてください。

自己PRのエピソードがないときの見つけ方を知って就活に活かそう

自己PRのエピソードは、特別な経験や実績でなくても問題ありません。

自身の強みをアピールできるエピソードであれば、自己PRの題材にすることが可能です。

ぜひ本記事で紹介した企業が自己PRでチェックしていることや自己PRのエピソードを見つけるポイントを参考に、就活に活かしてみてください!

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