HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
ガクチカで取り上げられる内容はバイトや部活が多いですが、部活ではマネージャーとして活動し忙しくてアルバイトなどができなかった方もいるでしょう。
マネージャーの経験から作成したガクチカでも評価されるのか、不安を感じることもあるでしょう。
実は、体育会系の部活でのマネージャー経験は企業からマネジメント力が評価されます。
今回は、部活のマネージャー経験を活かしたガクチカを作成するポイントをご紹介します。
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【マネージャーの経験をガクチカにする】マネージャーの経験はガクチカにできる!
部活のマネージャー経験は選手でないものの所属していたチームへの熱意が評価されるため、ガクチカとして十分適しています。
マネージャーはチーム運営に大きく影響を与える役割を担っており、ガクチカに記載できるエピソードがたくさんあります。
マネージャーはチームのマネジメントを担当する立場であり、選手たちのサポートやチーム運営に関わる多様な役割の経験するからです。
この経験を通じて、コミュニケーション能力やリーダーシップ、組織力、問題解決能力、現状分析力などのスキルを身に付ける機会に恵まれています。
これらは入社後の営業職などで非常に重要とされており、ガクチカでも高い評価が期待できるでしょう。
【マネージャーの経験をガクチカにする】ガクチカを聞く意図
採用担当者がガクチカを様々な場面で問いかける意図は、企業の経営理念や社風とのミスマッチを持つ人材を採用することを防ぐためです。
ガクチカを通じて、行動のモチベーションや価値観を読み解くことができ、取り組みへの態度や周囲との関わり方から人柄も把握できます。
企業の経営理念や社風を研究し適切なガクチカを述べることで、入社後に活躍できるマッチ度の高い人材であることをアピールしましょう。
学生時代の過ごし方を知るため
企業が学生時代のガクチカを尋ねるのは、応募者の学生生活での過ごし方や取り組みを通じて、その人の価値観、問題解決能力を理解するためです。
学生がどのように時間を管理し、困難にどう対処したかは、職場での態度や責任感、協力性を予測する手がかりとなります。
たとえば、プロジェクトリーダーとしての経験は、リーダーシップ能力やチームワークを示す一例となります。
これにより、企業は入社後のパフォーマンスを見込むことができるので、ガクチカは重要なパートなのです。
ミスマッチを防ぐため
ガクチカを質問することにより、採用プロセスで企業の価値観とマッチ度が低い就活生を見極め入社後のミスマッチを未然に防ぐ意図があります。
もし、就活生の熱意の元とミスマッチが生じた場合、短期間での離職が発生し仕事の引き継ぎの負担や採用に使ったコストが無駄になるからです。
そのため企業は大学時代に自発的に取り組んだ経験を通じて、取り組みへの考え方や熱意、態度、周囲との関わり方を把握したいと考えています。
企業の求める仕事に対する価値観と就活生の仕事観にミスマッチがあると、長期間働いて活躍し続けるのは難しいと判断されます。
企業研究を十分に行いマッチ度の高いガクチカを述べるようにしましょう。
モチベーションの源泉を知るため
仕事は毎日のことであり企業とモチベーションの源泉が一致しないと、高いモチベーションを維持して仕事を継続することは難しいです。
モチベーションの源泉とは行動の原動力であり、何に価値を感じて熱意を持って取り組むのかということです。
主体的に仕事に取り組むためには、モチベーションの源泉が重要でこれが欠けてしまうと仕事の生産性が低下してしまいます。
企業の経営理念と就活生の行動の原動力が異なる場合、モチベーションを維持し続けることが困難で長期的な活躍を期待しづらい評価を受けるでしょう。
つまり、ガクチカは就活生のモチベーションの源泉を把握し、企業の企業理念と一致するかを確認する意図があります。
活躍してくれる人材であるかを見るため
入社後に活躍してくれる人材かどうかは、ガクチカだけでなく採用試験のさまざまな場面で評価されています。
企業は就活生が高い能力を持っていても、入社後の活躍が見込めない人材は採用を望みません。
そのため、企業研究を行い経営理念や社風などの企業価値観を把握し、求められる人物像に応じた入社後の活躍がイメージできるガクチカを述べることが重要です。
例えば、忍耐力が求められるPR活動をする企業と顧客の反応に合わせ柔軟な提案をする企業では、求められるガクチカの内容が異なります。
単純にガクチカでの成果や学びの内容ではなく、企業の価値観とのマッチ度を評価する意図があることを理解しておきましょう。
【マネージャーの経験をガクチカにする】何のマネージャーなのかは重要
マネージャーの経験と言っても、どんな組織でどういった業務をしていたマネージャーなのかということはガクチカのアピールポイントにも関わる重要な箇所です。
部活かサークルかでも変わりますし、そのほかにもアルバイトやインターン等、取り組みの仕方やコミットの度合い等は相当違います。
そこで、それぞれのパターン別にいくつかガクチカの書き方の注意点やどういった点が企業から評価されるのかをお伝えします。
サークル
サークルのマネージャー経験をガクチカとして効果的に活用するには、単に役職を持っていたという事実だけではなく、具体的な成果や影響を明確に示す必要があります。
サークルの自由度が高い中で、どのようにして主導権を握り、計画的に活動を進めたか、また、どんな困難を克服し、どのような成果を上げたかを具体的に述べることが重要です。
このような伝え方によって、サークルのマネージャーとしての経験が、真剣な取り組みと成長の証として評価されるでしょう。
部活
部活のマネージャー経験をガクチカとして活用する際には、部活という規律が重んじられる環境の中での真剣な取り組みを強調することが有効です。
部活は定められた規則と共に顧問やコーチのもと、厳しい練習スケジュールの中で活動していることが多いです。
この環境の中で選手をマネジメントをするマネージャーの役割は非常に重要なものです。
この経験から得られる組織内でのプレッシャーの中での立ち回りやパフォーマンスは企業でも求められるスキルと合致する可能性は高いです。
アルバイト・インターン
アルバイトやインターン経験をガクチカとして使う際は、職場での実務経験が社会人としての能力を示す重要な要素であることを強調しましょう。
特に、管理職や責任のあるポジションを経験している場合、その役割が与えられたのは、実績と能力が認められた証拠です。
この点を明確にすることで、単なるアルバイトではなく、実質的なリーダーシップやプロジェクト管理能力を有していることをアピールできます。
したがって伝え方によっては、社会人として実践的なスキルをもっていることを証明できます。
【マネージャーの経験をガクチカにする】マネージャーの経験をアピールする際のポイント
ガクチカで気をつけることは、内容を1つのエピソードに絞って簡潔に何を学んだのかを述べることです。
さらに、期間や成果は数字を用いて比較可能な方法で表現します。
マネージャーの経験をガクチカにする場合は、競技特有の専門用語を避けて選手としては経験できない学びを効果的に述べることが重要です。
このときに、ガクチカからの学びを仕事にどのように活かすか明確に示すことで、ポイントを押さえた文章に仕上げましょう。
マネージャーならではの経験をアピールしてみる
マネージャーは選手ではありませんがチーム運営を通じて、共に勝利を目指す重要な役割を担っています。
マネージャー特有の経験を伝えることで、同じ部活に関するガクチカでも差別化が可能です。
特徴的な経験としては、練習の準備や選手の体調と健康管理、試合データの収集があり、これらには計画力やコミュニケーション力、データ分析力が必要です。
ほかには、顧問や学校との連絡役や練習試合、遠征の準備では、調整力やプロジェクト管理力が求められます。
ときには部費など資金管理をする場合もあったでしょう。
これらの経験は、入社後に必要とされる能力と関連性が高いのでしっかりと伝えましょう。
簡潔にまとめる
ガクチカが長いと要点が不明確になるため1つの具体的なエピソードに絞り、簡潔に要約し要点がつかみやすい文章にまとめることが大切です。
文章の量は、面接で伝える際の1分程度を想定し聞き取りやすいと言われる文字数300〜400文字にまとめます。
このとき、話の要点を適切に要約する力が評価されていることを意識してください。
簡潔なガクチカの作成では、まず結論で取り組んだことを示し伝えたいことを明確にします。
次に、行動を起こした動機や理由と、課題を克服のための目標設定を述べます。
その後、行動の結果と学んだことを明らかに伝え、最後にその学びを仕事で活かす方法を具体的にして締めくくりましょう。
何を学んだかを伝える
ガクチカでは、単に実績を伝えるだけでは不十分な内容です。
ガクチカを聞く意図は、企業とのミスマッチがなくモチベーションの源泉を共有できるかを把握し、入社後に活躍を期待できるかを確認することです。
そのため、自発的な行動の動機や理由と課題や困難に直面したときの対処法、そしてその経験から得た学びを含めます。
ガクチカで学んだことは、企業の求める価値観や人物像にマッチし入社後の仕事で再現性が高い内容を選び、長く活躍できる人材ということを示すべきです。
また、ガクチカでは経験や行動の過程から得た価値観や人柄を評価されるため、実績の大きさよりも試行錯誤したことなど過程を伝えるようにしましょう。
数字を用いて述べてみる
数字を使って具体的なエピソードを述べることが、ガクチカ作成の重要なポイントです。
数字を用いることで、取り組んだ期間や成果の大きさを正しく採用担当者に伝わりやすいです。
数字を使うことで、評価すべき程度の内容かの判断を採用担当者の主観に左右されることを避けられます。
例えば、「長い期間」といっても1ヶ月と1年や2年では評価される継続力や熱心さが異なります。
同様に「改善された」だけではその改善の程度が正確に伝わらないでしょう。
ただこのとき、細かな数字を多用し過ぎると理解が難しい文章になり逆効果になりかねません。
状況説明で規模や取り組みの期間、成果の割合を表す程度に留めると良いでしょう。
仕事にどのように活かすかを述べる
ガクチカでは経験からの学びだけでなく、企業と共有できる熱意を持ち入社後に活躍できる人材であることをアピールします。
例えば、成績不振を改善するためにスコアシート分析を行った経験から得た分析力を活かし、市場ニーズを調査してプロジェクト提案を行うなど具体的な行動を示しましょう。
この際、企業の経営理念とガクチカからの学びや価値観とがマッチしていることが重要です。
ミスマッチを防ぐため、コーポレートサイトや会社説明会を利用し企業理念や社風を調査して企業研究を行いましょう。
そして、自己分析もしっかりと行い、企業研究の結果に基づいたミスマッチのないガクチカをアピールすることが大切です。
【マネージャーの経験をガクチカにする】マネージャー経験でアピールできるポイント
就活におけるガクチカでマネージャー経験を取り上げる際は、具体的にどのような能力・スキルをアピールポイントにできるのか整理しておきましょう。
事前にアピールできることを知っておけば、ガクチカを伝える際に説得力のあるアピールにつなげられます。
結果として採用担当者から好印象を獲得できるきっかけになり、そのアピールが企業の求める人物像にマッチしていれば、良い評価も受けられるでしょう。
部活などでマネージャーを経験してきた人は、その経験・実績をガクチカにチョイスすることで、以下のようなことをアピールできます。
・コミュニケーション能力
・課題解決能力
・忍耐力
・協調性
・粘り強さ
上記のアピールポイントは、業界問わずあらゆる企業で魅力を感じてもらえる能力といえます。
社会人として働くうえで基礎的に必要とされる能力ともいえるでしょう。
それぞれの重要なポイントを解説していきます。
コミュニケーション能力
マネージャーは部活動のメンバーと常に協力し、縁の下の力持ち的な立ち位置で良いチーム作りに貢献していくことが主な仕事です。
練習や試合のサポートをしたり、ときには部員の要望を聞いたり、顧問・コーチ・監督と部員の間に入ってさまざまな雑務を行ったり…とにかく部を円滑に回すための役回りが求められます。
その際はコミュニケーションが欠かせないため、コミュニケーション能力は自然と鍛えられます。
結果、柔軟性が高まり、広い視野を持つことにつながる場合も少なくありません。
サポートをするという役割の性質上、周りへの気遣いや思いやりがしっかりできるようになることも多いです。
マネージャーとして頑張った経験をガクチカにすれば、周りとしっかりコミュニケーションを取れる人として高評価につながるでしょう。
課題解決能力
マネージャー経験をガクチカとして伝えられれば、課題解決能力をアピールできる可能性もあります。
部活の中でマネージャーの仕事はたくさんあるため、常に仕事に追われているということも少なくありません。
積極的に練習を行っている強豪の部活なら、なおさら仕事としてやるべきことはたくさんあったはずです。
そのため仕事を一つひとつ効率的にこなしていくには、優先順位の決定が重要になります。
多くある業務を丁寧かつ確実にさばいていくスキルがあるとアピールできれば、社会人としての高い適性を買ってもらえるでしょう。
マルチタスク能力や常に業務効率を考えて動く姿勢、計画力などの評価につながることも多いです。
いずれも円滑に業務をこなすうえでは重要な能力のため、マネージャー経験をガクチカにすれば、良いアピールになることでしょう。
忍耐力
マネージャー経験は、忍耐力のアピールにつながる可能性もあります。
所属していた部活の雰囲気にもよりますが、特に体育会系のマネージャーの場合は、ある程度厳しい環境の中でメンバーをサポートする必要があります。
ストイックに練習をこなす強豪の部活なら、なおさらです。
その厳しさやマネージャーにも自然と適用されるため、忍耐力は自然と鍛えられるでしょう。
体力がつくきっかけにもなりますし、忍耐力が高まれば自然とメンタル面でも強くなります。
社会に出れば、大変な状況に耐えなければならないこともたくさんあります。
一定のメンタルの強さや忍耐力は必要になるでしょう。
特に顧客対応の多い部門・業界などは、やりがいもある反面、要望に応えなければならないというプレッシャーやストレスが多いのも事実です。
そういった仕事を志望する場合は、ガクチカで忍耐力があることを伝えられれば、高評価につながるはずです。
協調性
マネージャーとしての経験でアピールできるポイントの一つに「協調性」があります。
マネージャーはチーム全体の調和を保ち、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることが重要な任務です。
例えば、選手間のコミュニケーションを活性化させ、雰囲気が良くなるよう努めることで、チームの一体感を高めたりすること等が挙げられるでしょう。
こういった協調性は、企業においても社員同士の協力が不可欠な業務において大いに活かせるスキルです。
アピールする際には、チームが目標を達成するために、どのように協調性を用いて行動したのか、そしてその経験をどのように企業で活かしていきたいかを具体的に示すことが効果的です。
粘り強さ
マネージャー経験からアピールできるもう一つのポイントは「粘り強さ」です。
マネージャーとして、チームや選手が成長し続けるために、日々の厳しい練習や試合の準備において、選手と共に粘り強く行動を続ける姿勢が求められます。
例えば、選手がスランプに陥った際、目標達成に向けて彼らをサポートするため、長時間にわたって練習に付き合い、適切なアドバイスを提供し続けること等は良い例です。
このような粘り強さは、ビジネスの現場でも大いに役立つスキルです。
特に、困難なプロジェクトや長期的な目標に対して粘り強く取り組み続ける力は、企業にとって貴重な資質です。
また、具体的なエピソードを通じて、自分がどのようにして困難を乗り越え、チームや選手の成長に寄与したかを強調することがコツです。
【マネージャーの経験をガクチカにする】マネージャー経験をガクチカにする際の注意点
マネージャー経験はガクチカとして良いアピールになりますが、具体的なアピールの内容を考える際は、いくつかの注意が必要です。
知らず知らずのうちに伝わりにくいアピールをしてしまうと、せっかく良い内容に仕上げたつもりでも、悪い評価につながる場合があります。
具体的な注意点は、次の2つです。
・専門用語は避ける
・主観的にならない
・マネージャーだからこその強みにする
具体的にエピソードを述べようとすると、上記のような失敗をしてしまうことは少なくありません。
それぞれの注意点について詳細を解説していきます。
専門用語は避ける
マネージャー経験をガクチカにする際は、専門用語の使用はなるべく避けるようにしましょう。
ガクチカで重要なのは伝わりやすさ・わかりやすさです。
内容を具体的にしようとして、専門用語を乱用すると、初見では内容が伝わりにくくなってしまいます。
まとまっていても専門用語が理解できなければ、その解釈に気を取られて、採用担当者がテーマをつかみにくくなるからです。
特に、競技人口が少ないスポーツの場合、専門用語を使用すると、面接官やエントリーシートを読む担当者にとって理解が難しくなる可能性があります。
たとえ、競技人口が多いスポーツであっても、あまりに専門的な用語を多用すると、内容がマニアックになりがちで、伝えたいことが正確に伝わらない恐れがあります。
自分にとっては常識的に使用している用語でも、一般的な言葉とは限りません。
競技の専門用語は事前にチェックし、常識的に使用して問題ないかよく調べるようにしましょう。
専門用語にあたるせいでわかりにくくなりそうなときは、言い換えを検討しましょう。
主観的にならない
ガクチカを述べるときは、主観的な伝え方にならないように注意が必要です。
自分の意見や感想、感情、偏見などが含まれたガクチカは、客観性に欠けるため、「本当に結果を残せたのか」「それは貢献できたといえるのか」などの疑問が残る原因になります。
主観的なアピールになったせいで疑問が生まれれば、採用担当者には、アピールは真っ直ぐに伝わらないでしょう。
「本当にそのスキルがあるのか」などの疑念を持たれてしまうため、当然ながら良い評価にはつながりにくくなります。
ガクチカは内容の性質上、ほかのアピールよりも主観的になりやすいため注意が必要です。
マネージャー経験のガクチカを添削する際は、客観的に見てもチームに貢献できたといえるのかなどのチェックを欠かさないようにしましょう。
マネージャーだからこその強みにする
マネージャー経験をガクチカにする際は、マネージャーだからこそ身についた強みを強調することが大切です。
リーダーシップや集中力といった一般的な強みは、むしろ選手や他の役割に関連することが多く、マネージャーとしての経験から得られる強みを具体的に述べることが重要です。
たとえば、マネージャーはチーム全体の進捗を管理し、選手をサポートする役割を担うため、選手をリードするリーダーシップとは異なり、サポート力や調整力が求められます。
このように、マネージャーとしての役割から得られた強みを具体的に示すことで、他の役割と差別化し、自分ならではの強みを企業にアピールすることができます。
【マネージャーの経験をガクチカにする】ガクチカの構成方法
ガクチカを伝わりやすく作成するポイントは、明確な文章構成を用いて簡潔にまとめることです。
最初に結論で、何に取り組んだのかと取り組みの内容を簡潔に伝えます。
そして順番に、動機となったこと目標設定と達成のための行動、結果とそれから学んだことと学んだことをどのように仕事に活かすのかを述べます。
最初に結論を伝えることで話の内容が明確になり、採用担当者が理解しやすいです。
内容に関しては、1つの結論に対して一貫性を持ち順序立てて説明することが重要です。
また、複数のエピソードを混ぜずに1つの取り組みに焦点を絞り、文章の要点がわかりやすく伝わる文章にしましょう。
結論
最初に結論で取り組んだ内容を簡潔に述べることで、ガクチカの全体像が把握しやすくなります。
結論を先に提示することで順序立てた説明が可能となり、一貫性のある内容が伝わりやすくなります。
動機
最初に述べた結論に至った動機や理由を説明し、取り組みに対する熱意とモチベーションの源泉となることを伝えます。
具体的な取り組みからの洞察や気づきを通じて、モチベーションの背景となることを伝えます。
目標設定や行動
動機で伝えたモチベーションの源泉になる課題を克服するため、設定した目標や行動に関するエピソードを紹介します。
数字を使うなど具体的に示すことで、挑戦意欲やコミットメント力が伝わりやすくなります。
結果
行動の内容だけを述べて終わらずに、設定した目標に対しての結果を述べます。
このとき結果の内容や大きさには過度にこだわる必要はありません。
なぜならガクチカは取り組みの過程が評価されるからです。
経験からなにを学んだか
ガクチカで感じたことや学んだことをまとめて述べます。
ここで学びをきちんと伝えることで、成長意欲がある印象を与えます。
目標への達成度よりも、行動の過程で得た学びに焦点を当てた内容を伝えることが重要です。
仕事への活かし方
最後に、経験から学んだことをどのように入社後の仕事に活かすかを簡潔に述べます。
企業が求める人物像にマッチし、モチベーションを高く長期的に活躍できる人材であることを伝えることが重要です。
【マネージャーの経験をガクチカにする】例文
ここでは、部活のマネージャー経験を活かした、他の部活のエピソードと差別化できるガクチカの例文をご紹介します。
この例文は先に触れたマネージャー経験をアピールする際のポイントを考慮して作成した文章です。
企業は入社後に長期的に活躍できるかを考え、モチベーションの源泉と人柄を把握する意図があります。
ぜひこの例文を参考に、企業から高い評価を獲得できる自分らしいガクチカを作ってみましょう。
サッカー部のマネージャー
サッカー部のマネージャーとして、勝率向上に取り組みました。
リーグ戦の勝率が低い現状に課題を感じました。
そこで、大学サッカーリーグで勝ち越すことを1年間の目標に設定しました。
そして、試合の様子を撮影し試合内容を分析し続け、次の試合に向けた課題を明確にしたり練習方法を提案しました。
2ヶ月ほどで練習の成果が現れ試合で勝利する回数も増えましたが、リーグ戦での勝ち越しは達成できませんでした。
この経験から現状分析と対策の立案と実行が重要であることや、分析結果から対策が成功した際の喜びを学びました。
入社後は、市場状況の分析と改善を繰り返し実行できる人材として貢献したいと考えております。
野球部のマネージャー
野球部マネージャーとして、選手たちの怪我予防に努めました。
部員数が少なく怪我や不調が成績に大きく影響するため、1年間安定したメンバーで試合に臨むことを目指しました。
そして、書籍などで学んだ知識を基に、練習や試合後のケアを実施。
選手の個性や体質を理解し、選手ごとに疲労回復プランを作成して怪我予防に取り組みました。
その結果、選手たちに怪我はなくシーズンを終えることができました。
この経験から、個性を把握し学んだ知識を相手に合わせて最適な方法で提供する重要性を学びました。
貴社では、個々のニーズに合わせて最適なプランを提案する柔軟性を活かし、お客様に最適な商品を提供したいと考えております。
女子バレーボール部のマネジャー
女子バレーボール部のマネージャーとして、試合強さの向上に取り組みました。
練習では十分な実力がありましたが、トーナメント戦では成績が出せないのが課題でした。
そこで、メンタル面のケアが重要だと考え、他校などとの練習試合を増やして試合慣れの対策を取ることにしました。
最終目標はインターハイ予選を勝ち抜き本戦出場を目指すことにしました。
本戦出場は果たせませんでしたが、これまで2回戦敗退が多かった中で準決勝まで進むことができました。
この経験から、試合相手との調整に苦労しながらも結果に貢献ができたときの喜びを学びました。
入社後は、対外的な調整力を活かしてプロジェクトの立案や進行に貢献したいと考えています。
アメフト部のマネージャー
アメフト部のマネージャーとしてトレーニングサポートを担当し、選手の体力向上に注力しました。
試合内容からディフェンスの戦術成功率が低いことが明らかになり、ディフェンス力の向上が必要であると判断しました。
そこで、筋力アップと運動能力向上に6ヶ月間取り組む計画を提案しました。
結果、トレーニングメニューを見直し、食事管理も提案し総合的なボディメイクをすることになりました。
この取り組みで、オフェンスに押し負けることが減り、試合の勝率が向上しました。
試合内容の分析から対策を立て実行する大切さを実感しました。
貴社に入社後は、課題の発見と解決策の提案能力を活かして、提案型営業に力を注ぎたいと考えています。
サッカーサークルのマネージャー
私が大学で力を注いだのは、サッカー部のマネージャーとしての活動です。
この役割を通じて、部員一人ひとりのニーズを理解し、チーム全体のパフォーマンス向上に寄与しました。
私がマネージャーとして直面した主な課題は、チームが地区予選の決勝で同じライバル校に連敗していることでした。
この問題に対処するため、私は部員たちの個々のニーズに応じたサポートを計画しました。
まずは部員1人1人とマネージャーの私、トレーナーを交えた個別トレーニングを組み込み、それぞれの肉体的な強化メニューを考えました。
さらに栄養面の管理を徹底するため、Excelで食事内容を管理し、個別にフィードバックを提供する仕組みを導入し、部員それぞれが最適なコンディションを保てるよう努めました。
その結果、チームは肉体、体力面で大きく改善し、ついには地区大会で長年のライバルを破り優勝を果たしました。
この経験から、私はコミュニケーション能力とそれを実行する意志の強さを培い、チームを目標達成へ導くことができました。
バレーボールのマネージャー
私は学生時代にバレーボールサークルのマネージャーとして、多くの貴重な経験をしました。
特に記憶に残っているのは、経験の浅い部員のサポートに力を注いだことです。
3年生の時、バレーボール未経験の新入部員が加わりましたが、彼女は他の経験豊かなメンバーと比べて自信を持てずにいました。
この問題に対処するため、私は彼女のトレーニングプログラムを特別に見直し、彼女が練習に集中できるよう個別指導の時間を設けました。
また、彼女の成長を促すため、具体的なスキル向上の目標を設定し、達成ごとにフィードバックと励ましを提供しました。
これにより、彼女は徐々に技術を向上させ、チームメイトとの協調も深まりました。
この経験から、個々のニーズに応じたサポートの重要性と、目標設定が自信とチームワークの向上にどれほど貢献するかを学びました。
マネージャーとしてのこの経験は、社会人としてもチームの一員として、またリーダーとして役立てるものであると確信をしています。
飲食店アルバイトマネージャー
学生時代、私はマクドナルドで夜間マネージャーとして働いていました。
このポジションは、アシスタント社員とほぼ同等の業務を担当しながらも、賃金には明確な差があるため、初めはその不平等に不満を感じていました。
しかし、実際に業務を行ううちに、その重要性とやりがいを深く感じるようになりました。
当初、夜間のマネージャーが不在で、その空白を埋める形で急遽その役割を任された私は、店舗運営の全般にわたる責任を担うことになりました。
具体的には、在庫管理、シフト管理、品質管理、顧客対応といった多岐にわたる業務をこなしました。
これらの経験から、リーダーシップ、問題解決能力、効果的なコミュニケーション技術を身に付け、チームを一つにまとめ上げる統率力を養うことができました。
私にとって非常に有意義な自己成長の機会となり、社会人として必要なスキルセットを磨く貴重な時間だったと心から思っています。
今後もこれらの経験を生かし、どのような状況でも最適な結果を出すために努力し続ける所存です。
スクールマネージャーアルバイト
学生時代、私はスクールマネージャーとしてアルバイトをしており、生徒の学習サポートと目標達成のための具体的なアドバイスを行っていました。
生徒一人ひとりのニーズを理解し、個々にカスタマイズされた学習プランを作成し、彼らが学業や技術で成果を出せるよう徹底的にサポートしました。
特に印象深いのは、成績が著しく低かった生徒のサポートを通じて、その生徒が自己の能力を最大限に引き出し、最終的には目標としていた志望校に合格したことです。
その過程で、生徒と密にコミュニケーションを取りながら、定期的な評価とフィードバックを行い、必要に応じて学習方法を調整しました。
その結果、生徒は自信を持って試験に臨むことができ、見事合格を勝ち取ることができました。
この経験から、私は個々のポテンシャルを引き出し、具体的な成果に結びつけることの重要性とやりがいを深く認識しました。
今後社会人になっても、チームやクライアントのサポートに携わり、目標達成を促進することに貢献していきたいと考えています。
【マネージャーの経験をガクチカにする】よくあるQ&A
マネージャーとしての経験をガクチカに活かしたいと考える学生は多くいますが、どのようにアピールすれば効果的か、疑問を持つこともあるでしょう。
ここでは、よくある質問をもとに、マネージャー経験がどのように評価されるのか、他の経験と差別化するための方法、そして面接での注意点について解説します。
マネージャーは立派なアピールになるのか
マネージャー経験は立派なアピールになりますが、重要なのは部活動にどう向き合い、何を得たかを明確にすることです。
マネージャーとしてどのようにチームに貢献したのかを具体的に伝えることで、自分の魅力を企業にアピールできます。
たとえば、選手を支えるためにどのような工夫をしたのか、チーム全体の目標達成に向けてどのような役割を果たしたのかを述べることで、自分の努力と成果を具体的に示せます。
マネージャー経験を差別化するにはどうした良いか
マネージャー経験を他の学生と差別化するためには、どのような目標を設定し、具体的にチーム全体にどのような影響を与えたかを強調することが重要です。
たとえば、「チームのパフォーマンスを20%向上させた」といった具体的な数字を盛り込むことで、あなたの貢献がどれほどのものであったかを明確に伝えることができます。
また、問題解決のためにどのような行動を取ったのかといった具体的なエピソードを交えることで、他の応募者と差別化できるアピールを作り上げることが可能です。
マネージャー経験をアピールする際、面接で気をつけるべき点は?
マネージャー経験を面接でアピールする際には、謙虚さと自信のバランスが重要です。
自分がチームにどのように貢献したかを自信を持って伝える一方で、過度に自慢しすぎず、チーム全体の成果を強調することが求められます。
また、自己成長をアピールすることも大切です。
マネージャーとしての経験を通じてどのように成長し、今後どのようにその成長を活かしていくかを具体的に伝えることで、面接官に好印象を与えることができます。
【マネージャーの経験をガクチカにする】エージェントに相談する
マネージャーの経験からガクチカのポイントや例文を読んでも就活に関する不安が残る方は、就活エージェントに相談してみましょう。
エージェントには就活生をサポートしてきた豊富な経験と知識があり、一人ひとりに真摯に対応してくれます。
このため、就活に関する不安を解消することができます。
それだけでなく、模擬面接やES添削など、総合的なサポートが受けられるため、一人での就活が難しい方はぜひ検討してみてください。
まとめ
今回は、部活のマネージャー経験を活かしたガクチカ作成において、重要なポイントや文章構成をご紹介しました。
部活の経験はガクチカでよく取り上げられますが、マネージャーとしての経験は、同じ部活でも他と差別化できる内容です。
マネージャーの経験は入社後に必要な能力と関連性が高いので、企業がガクチカを聞く意図を知って、ミスマッチがない高評価を獲得できる内容を目指しましょう。