
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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【面接の合否が遅い】面接の合否連絡はいつ来る?新卒採用の平均スケジュール
企業からの合否連絡は平均何日後?
企業の合否連絡のタイミングは一概には言えず、選考プロセス、企業の規模、そして応募者数といった多くの要因によって大きく左右されます。
しかし、一般的な傾向として、面接後3日から1週間程度で連絡が来るケースが多いようです。
これはあくまで平均的な期間であり、実際には企業の状況によって大きく変動することを理解しておく必要があります。
中小企業やベンチャー企業など、比較的規模の小さい企業では、選考プロセスが迅速に進む傾向があり、面接後数日以内に合否の連絡が来ることもあります。
一方で、選考が進むにつれて連絡に時間がかかる傾向もあります。
最終面接の結果などは、1週間以上かかることも珍しくありません。
業界ごとの違い(例:金融・メーカー・ITなど)
業界によっても合否連絡のスピードには違いが見られます。
例えば、金融業界は、一般的に選考が慎重に進められる傾向があり、それに伴い合否連絡にも時間がかかることが多いと言われています。
金融業界は扱う金額が大きく、顧客の資産を預かるという責任の重さから、選考において応募者の人格を細かく見ています。
メーカーも、技術職などの専門性の高い職種では、複数回の面接や適性検査などを経るため、選考期間が長くなることがあります。
一方、IT業界は、スピード感を重視する企業も多く、比較的早く合否連絡が来る場合もあります。
しかし、これらの業界でも、企業の状況や募集職種によって大きく異なるため、あくまで参考程度に捉えておきましょう。
学生が多く勘違いしがちな「合否通知のタイミング」
学生が勘違いしがちな点として、面接の出来と合否連絡のタイミングは必ずしも一致しないということが挙げられます。
「面接で手応えがあったからすぐに連絡が来るだろう」と考えていても、実際には連絡が遅れることもあります。
例えば、あなたが面接で熱意や意欲を十分に伝えられたと感じても、企業側はあなたのスキルや経験が募集要項に合致するかどうか、また、他の応募者と比較してどうかといった点を慎重に評価している可能性があります。
逆に「あまりうまく話せなかった」と感じても、意外にも早く合格の連絡が来ることもあります。
合否連絡のタイミングだけで一喜一憂するのではなく、結果が出るまでは他の選考対策に集中することが大切です。
【面接の合否が遅い】面接の合否が遅い3つの理由
面接後、なかなか合否の連絡が来ない場合、いくつかの理由が考えられます。
合否の通知が遅いと不安になってしまうかもしれませんが、理由を知っておくだけでも落ち着くことができるでしょう。
面接を終えたのなら、過度に心配しすぎず、次の選考に向けた準備などに取り掛かりましょう。
1. 応募者数が多く、選考に時間がかかっている
1つ目の理由として、応募者数が非常に多く、選考に時間がかかっている可能性が挙げられます。
特に、誰もが知るような知名度の高い大企業や、社会的な注目を集める人気企業、あるいは将来性が高く成長著しいと目される業界の企業などには、学生たちの想像をはるかに超える数の応募が殺到します。
これらの企業は、提出された膨大な履歴書やエントリーシートを一つひとつ丁寧に目を通し、書類選考だけでも相当な時間を費やします。
また、書類選考を通過した応募者に対しては、複数回の面接を実施したり、適性検査や筆記試験を追加で行ったりする場合もあります。
これらの選考プロセスを経る中で、一人ひとりの応募者に対して、公平かつ慎重に評価を行う必要があり、結果として、合否の連絡が遅れてしまうことがあります。
2. 社内で選考フローがストップしている(担当者不在・役員面談待ち)
2つ目の理由として、社内で選考フローが一時的にストップしている可能性も考えられます。
企業の採用活動は、人事部だけでなく、現場の担当者や役員など、多くの関係者が関わって進められます。
例えば、一次面接を担当した社員が出張で不在にしていたり、二次面接以降のキーパーソンである役員のスケジュール調整が難航していたりする場合があります。
また、面接官が複数いる場合、それぞれの評価を最終的にまとめるための会議がなかなか開催できないといったケースも考えられます。
連絡が遅れている場合は、企業内で 最終的な判断を下すための手続きが進められている最中である可能性も考慮に入れるようにしましょう。
3. 合格者に先に連絡しているケースもある
3つ目の理由として、合格者に先に連絡をしているというケースも考えられます。
特に、採用目標人数が限られている場合や、優秀な人材の確保を急いでいる企業では、合格と判断した候補者にいち早く内定を通知し、入社の意思を確認する傾向があります。
これは、企業側の採用戦略によるもので、優秀な人材を他社に先駆けて確保したいという意図や、内定辞退による採用計画の遅延を防ぎたいという考えに基づいています。
そのため、連絡が遅いからといって必ずしも不合格というわけではありませんが、可能性の一つとして心に留めておきましょう。
【面接の合否が遅い】合否の連絡が来ないときに学生がやるべきこと
合否の連絡が予定よりも遅れている場合でも、まずは落ち着いて以下の点を確認してみましょう。
連絡の確認漏れによって合否通知に気づいていない場合もあります。
ただ不安になるよりも、自分にできることがもう残っていないか考えてみることで不安も紛れるかもしれません。
1. 迷惑メール・スパムフォルダの確認を忘れずに
1つ目は、迷惑メールフォルダやスパムフォルダに、企業からの連絡が誤って振り分けられていないかを確認することです。
企業からのメールは、多くの場合、自動送信システムや一斉送信ツールなどを利用して送られます。
これらのシステムから送信されたメールは、セキュリティ設定や受信側のメールソフトのフィルタリング機能によっては、迷惑メールやスパムメールとして自動的に振り分けられてしまうことがあります。
特に、普段あまり使用しないメールアドレスで応募した場合や、企業からのドメイン指定受信設定をしていない場合に起こりやすいです。
もし企業からのメールが迷惑フォルダに見つかった場合には、そのメールを「迷惑メールではない」として受信トレイに戻す設定を行うことが大切です。
2. 留守電・着信履歴のチェック(非通知拒否設定も見直し)
2つ目は、スマートフォンの留守番電話や着信履歴をチェックすることです。
企業によっては、メールではなく電話で連絡をしてくる場合もあります。
特に、応募書類に記載した電話番号が携帯電話のみの場合や、緊急性の高い連絡の場合には、電話が用いられる可能性が高くなります。
留守番電話にメッセージが残っていなかった場合は、着信履歴も確認しておきましょう。
着信履歴に残っている電話番号にかけなおすことで、企業に確認を取ることもできます。
また、非通知の電話を拒否する設定になっていないかも確認する必要があります。
企業の採用担当者が個人の携帯電話から連絡している場合は、非通知で電話がかかってくる場合もあるため、非通知拒否設定は解除しておくといいでしょう。
3. メール or 電話で問い合わせてもOK?
3つ目として、選考結果の連絡が遅れている場合、指定された連絡予定日を大幅に過ぎているようであれば、企業にメールまたは電話で問い合わせることを検討してもよいでしょう。
ただし、問い合わせる際には、指定された連絡予定日を「大幅に」過ぎているかどうかを考慮しましょう。
1、2日遅れている程度であれば企業側の事情で遅れてしまっているだけの可能性もあるため、少なくとも3日以上は様子を見ましょう。
また、問い合わせる場合は電話でもメールでも、丁寧な言葉遣いを心がけることが重要です。
あくまで、確認するという姿勢で企業側に威圧的な言い方はしないように気を付けましょう。
【面接の合否が遅い】面接結果を問い合わせるときのマナーと方法
合否連絡を問い合わせる際には、企業に失礼のないよう、以下のマナーと方法を守りましょう。
以下では企業からの合否連絡が予定日から大幅に遅れている場合の問い合わせ方法について紹介します。
もしまだ選考が完了していなかった場合、問い合わせ方法があまりにもひどいと評価に響く可能性もあります。
十分にマナーを意識し、丁寧な言葉遣いに気を付けましょう。
メールで問い合わせる場合(テンプレートあり)
メールで問い合わせる場合は、件名を「【〇〇大学 氏名】〇月〇日 面接結果に関するお問い合わせ」とし、本文には以下の内容を記載すると良いでしょう。
〇〇株式会社
採用ご担当者様
いつもお世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇(氏名)と申します。
先日は、〇月〇日に実施された〇〇職の面接にお時間をいただき、誠にありがとうございました。
つきましては、面接の際にお伺いしておりました合否のご連絡予定日(〇月〇日頃)を過ぎておりますが、まだご連絡をいただいておりません。
選考状況についてお伺いしたく、ご連絡いたしました。
お忙しいところ大変恐縮ですが、選考結果のご連絡予定日、または選考状況について、ご回答いただけますと幸いです。
お忙しい中恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
署名:
〇〇〇〇(氏名)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇@〇〇.〇〇
宛名として、企業名と採用担当者名を正確に記載したら、丁寧な挨拶、自分の大学名や氏名、面接日などを述べましょう。
そして、面接に対するお礼を述べた後、簡潔に問い合わせた理由を述べることで、企業側も要件をすぐに把握することができます。
返信のお願いを伝えた後は、忙しい中問い合わせることのお詫びで丁寧に締めくくりましょう。
催促するような表現を避け、丁寧な言葉遣いを意識することが大切です。
電話で問い合わせる場合(言い方の注意点)
電話で企業の合否連絡について問い合わせる場合、相手に失礼なく、かつスムーズに情報交換ができるように、いくつかの注意点があります。
まず、電話をかける時間帯ですが、必ず企業の営業時間内に電話をかけるようにしましょう。
そして、丁寧な挨拶と大学名、氏名を伝え、面接を受けた日付と職種を伝えましょう。
具体的に問い合わせる場合は「先日面接を受けさせていただきました〇〇大学の〇〇と申します。
面接の際、〇〇日頃にご連絡いただけると伺っておりましたが、まだ連絡が来ておりません。
つきましては、選考状況についてお伺いしてもよろしいでしょうか」のように、落ち着いたトーンで尋ねることが大切です。
電話での問い合わせは、相手の顔が見えない分、言葉遣いやトーンが非常に重要になります。
落ち着いた態度で、丁寧な言葉遣いを心がけ、相手に不快感を与えないように注意しましょう。
【面接の合否が遅い】合否連絡を問い合わせる際の3つのポイント
合否連絡を問い合わせる際には、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
場合によっては問い合わせることが失礼になってしまうこともあります。
合否連絡が遅れていると不安になってしまうかもしれませんが、企業側の都合を考慮したうえで丁寧に連絡することを心がけましょう。
1. 指定された合否通知日を過ぎてから問い合わせる
1つ目は、必ず企業から指定された合否通知日を過ぎてから問い合わせるということです。
これは、企業の採用活動におけるスケジュールやプロセスを尊重し、相手に失礼のない行動を取るために非常に大切です。
指定日前に問い合わせることは、企業に余計な負担をかけ、印象を悪くする可能性があります。
例えば、選考がまだ終わっていない段階で問い合わせを受けた場合、企業は選考プロセスを中断して対応しなければならなくなります。
さらに、合格通知日より前に問い合わせてしまうと、企業側のスケジュールを尊重していないと判断され、マイナスな印象に繋がってしまうこともあります。
そして、指定日を過ぎていたとしても、企業側の都合で少し遅れてしまっているかもしれないため、少なくとも3日以上は待つようにしましょう。
2. 電話は午前10時〜午後4時を目安にかける
2つ目は、電話で問い合わせる場合、企業の営業時間内である午前10時から午後4時を目安にかけることを強くお勧めします。
この時間帯を選ぶ理由は、企業が比較的落ち着いて対応できる可能性が高いからです。
始業直後や終業間際は、企業も忙しい時間帯であるため、迷惑にならないように配慮しましょう。
午前10時から午後4時の間は、多くの企業で比較的業務が落ち着いている時間帯であり、採用担当者も電話での問い合わせに丁寧に対応できる余裕があると考えられます。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、企業の業種や規模、繁忙期などによって状況は異なります。
電話をかける前に企業のホームページなどで営業時間を確認し、できるだけ相手企業の状況を考慮しましょう。
3. 「合否結果」ではなく「連絡予定日」を聞くのが◎
3つ目は、問い合わせる際に「合否結果」を直接聞くのではなく、「ご連絡予定日」や「選考状況」を尋ねるのが適切です。
これは、企業側の事情や状況を考慮し、相手に失礼のないコミュニケーションを取るための配慮です。
「合否はいかがでしょうか?」と直接的に聞くよりも、「ご連絡はいつ頃になりそうでしょうか」と尋ねる方が、企業も答えやすい場合があります。
企業側も、選考結果を決定するまでには様々なプロセスを踏んでおり、すぐに合否を伝えられない状況であることもあります。
そのため、連絡予定日を尋ねることで企業側も答えやすく、応募者側も必要な情報を得ることができます。
また、選考状況を尋ねる際には、相手の状況を気遣うような言葉を添えることが大切です。
【面接の合否が遅い】合否連絡が遅くても落ち着こう!新卒就活でよくある質問
面接の合否連絡が遅い場合、様々な疑問や不安が生じるのは当然です。
ここでは、新卒就活でよくある質問について、さらに詳しく解説していきます。
自分以外にも同じようない疑問や不安を抱いている就活生がいることを知ることで、落ち着くことができるでしょう。
面接結果が土日・祝日を挟んだ場合はどうなる?
面接結果の連絡予定日が土日・祝日を挟む場合、企業からの連絡は通常、翌営業日以降になることが多いと考えられます。
企業の担当者も休日であるため、連絡業務は休み明けに行われるのが一般的です。
これは、企業が応募者に対して失礼のないよう、業務時間内に連絡を取ることを心がけているためです。
また、休日中に連絡をしてしまうと、応募者の方も対応に困ってしまう可能性があるため、企業側も配慮していると考えられます。
したがって、連絡予定日が土日・祝日を挟む場合は、少し余裕を持って待つようにしましょう。
合否連絡を待っている間に辞退するのは失礼?
合否連絡を待っている間に、他社から内定を得て辞退を検討する場合、できるだけ早く企業に連絡することがマナーです。
連絡が遅れると、企業側の採用計画に影響が出てしまう可能性があります。
企業は、内定を出す人数を事前に計画しており、その人数に合わせて採用活動を進めています。
辞退者が発生すると、企業は再度採用活動を行う必要が出てくるため、早めに連絡することで、企業側の負担を軽減することができます。
辞退の意思を伝える場合は具体的な理由とともに、感謝の気持ちを述べるようにしましょう。
他社の選考と重なったときの対応方法は?
他社の選考と面接日が重なってしまった場合は、事前に企業に連絡し、日程変更が可能かどうかを確認しましょう。
無断で欠席することは、企業の印象を著しく損ねる行為です。
企業は、応募者のために面接の時間を確保しており、無断欠席は企業側の時間を無駄にしてしまうことになります。
日程変更が可能であれば、企業側の指示に従い、改めて面接日を調整しましょう。
日程変更が難しい場合は、正直に他社と選考日程が被ってしまったという旨を伝え、指示を仰ぎましょう。
【面接の合否が遅い】就活エージェントのサポートを活用しよう
新卒就活において、面接の合否連絡が遅れて不安を感じる場合や、どのように対応すべきか迷う場合は、就活エージェントのサポートを活用することも有効な手段です。
就活エージェントは、企業の採用スケジュールや選考状況に詳しい場合があり、適切なアドバイスや企業への問い合わせ代行などを行ってくれることがあります。
まとめ
面接の合否連絡が遅れることは、新卒採用の選考において決して珍しいことではありません。
連絡が遅いからといってすぐに問い合わせたり、焦ったりするのではなく、まずはこの記事で紹介した確認事項をチェックし、必要に応じて適切な方法で企業に問い合わせてみましょう。
また、合否連絡を待つ間も、他の企業の選考対策を並行して進めていくことが大切です。
就活エージェントのサポートも積極的に活用し、落ち着いて最終的な結果を待ちましょう。