
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
就職活動の面接で、最後に聞かれることが多い逆質問。
何を質問すればいいのか分からず、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、この逆質問は自分をアピールできる絶好の機会です。
この記事では、面接官に好印象を与え、評価をぐっと高めるためのおすすめ逆質問を100選、一覧で紹介します。
NGな逆質問の特徴や、逆質問が聞かれる意図まで徹底解説しますので、最後まで読めば、逆質問への対策は万全です。
この記事を参考に、万全の準備をして、自信を持って面接に臨みましょう。
逆質問とは?
逆質問とは、面接の最後に面接官から、何か質問はありますか?と問いかけられる時間のことです。
多くの学生が、単なる疑問解消の場だと捉えがちですが、それは大きな間違いです。
企業側にとって逆質問は、応募者の入社意欲の高さや人柄、コミュニケーション能力などを判断するための重要な選考プロセスの一部です。
そのため、事前にしっかり準備しておくことが内定への鍵となります。
この時間をうまく活用し、自分という人間をアピールする最後の機会と捉え、他の応募者と差をつけましょう。
この記事で紹介する方法をぜひ活用してください。
逆質問が聞かれる理由
企業が面接で逆質問の時間を設けるのには、明確な理由があります。
面接官が何を知りたいのか、その意図を理解しておくことで、より効果的な逆質問を用意することができます。
ここでは、逆質問が聞かれる主な3つの理由について詳しく解説します。
このポイントを意識して準備を進めることで、あなたの評価は格段に上がるはずです。
企業への入社意欲を測るため
面接官は、逆質問の内容から応募者の志望度の高さを確認しています。
企業について深く調べていなければ、鋭い質問はできません。
公式サイトや採用サイトに書かれている情報をただ聞くだけでなく、企業研究をしっかり行った上で、さらに一歩踏み込んだ質問をすることで、この会社で働きたいという強い熱意をアピールできます。
例えば、企業の事業戦略や今後の展望について質問することは、会社の将来にまで関心を持っている証拠です。
あなたのその姿勢が、入社意欲の高さとして評価されるのです。
そのため、事前準備は非常に重要になります。
コミュニケーション能力や思考力を知るため
逆質問は、あなたのコミュニケーション能力や論理的思考力を見極める機会でもあります。
質問の仕方や内容から、面接官はあなたがどんな点に興味を持ち、物事をどう捉える人物なのかを見ています。
簡潔で分かりやすい言葉で、相手が答えやすいように質問を組み立てる能力は、仕事を行う上で基本となるスキルです。
また、面接の流れや雰囲気を読み、その場に応じた質問ができるかどうかもチェックされています。
自分の考えを的確に伝え、円滑なコミュニケーションを取れる人材であることを、逆質問を通してアピールしましょう。
学生と企業のミスマッチを防ぐため
企業にとって、新入社員がすぐ辞めてしまうことは大きな損失です。
そのため、採用活動において学生と企業のミスマッチを防ぐことを非常に重視しています。
逆質問の時間は、学生が抱える疑問や不安を解消し、入社後の働き方を具体的にイメージしてもらうための大切な場です。
あなたが本当に知りたいこと、例えば社風や働き方、キャリアパスなどについて質問することで、企業側も自社の情報を正確に伝え、お互いの理解を深めることができます。
これにより、入社後のギャップを減らし、長く活躍してくれる人材かどうかを判断しているのです。
良い逆質問の特徴とは
数ある逆質問の中で、特に面接官に良い印象を与える質問には共通する特徴があります。
やみくもに質問を用意するのではなく、評価されるポイントをしっかり押さえることが成功への近道です。
ここでは、あなたの評価を最大限に高める良い逆質問の2つの大きな特徴を解説します。
このコツを掴んで、面接官の心に残る逆質問を作成しましょう。
入社意欲と熱意がアピールできる
良い逆質問の最も大切なポイントは、入社意欲や仕事への熱意が伝わることです。
自分がその会社で働くことを具体的にイメージし、入社後どのように活躍し、貢献していきたいかを考えた上で質問を作成しましょう。
例えば、業務内容についてより深く掘り下げる質問や、入社前に準備しておくべきスキルに関する質問は、高い学習意欲と貢献意欲のアピールに繋がります。
企業の理念や事業戦略に触れ、自分の考えを述べた上で質問することも効果的です。
あなたの前向きな姿勢を伝えることで、面接官にこの人と一緒に働きたいと思わせることができます。
面接官個人の経験にフォーカスする
逆質問は、面接官とのコミュニケーションを深める絶好の機会です。
企業の制度や仕組みだけでなく、面接官自身の経験や考え方について質問をしてみましょう。
例えば、仕事のやりがいや苦労した経験、キャリアステップなどについて伺うことで、相手への関心を示すことができます。
人は誰しも、自分自身に興味を持ってもらえると嬉しいものです。
この質問をきっかけに話が弾み、場の雰囲気が和やかになることも少なくありません。
面接官の人柄を知ることで、会社の雰囲気を感じ取ることもできます。
ただし、プライベートに踏み込みすぎないようマナーには注意が必要です。
おすすめの逆質問100選
ここからは、面接の各段階で使えるおすすめの逆質問を、カテゴリ別に合計100個、一覧で紹介します。
一次面接、二次面接、最終面接といった選考ステップや、面接官の役職(人事、現場社員、役員など)に応じて使い分けられるよう、幅広く用意しました。
これらの例文を参考に、自分自身の言葉でアレンジして、あなただけの逆質問リストを作成してみてください。
しっかり準備しておくことで、自信を持って面接に臨めるはずです。
仕事内容・業務について
例
入社後、最初に担当する業務について、具体的に教えていただけますか?
入社後の仕事内容を具体的に把握し、働くイメージを明確にするための質問です。
業務への関心の高さを示し、ミスマッチを防ぐ意図もあります。
例
新入社員は、どのような流れで一人前の業務を任されるようになるのでしょうか?
入社後の育成プロセスやサポート体制を確認する質問です。
自分が成長していくステップをイメージできているという、前向きな姿勢をアピールできます。
例
このポジションで働く上で、最も重要となるスキルや能力は何だとお考えですか?
求められるスキルを具体的に知ることで、自己PRの補強や入社後の目標設定に繋げます。
活躍したいという意欲を示すことができる質問です。
例
1日の業務スケジュール例、例えば会議、資料作成、顧客訪問の割合などを教えていただけますか?
実際の働き方を理解し、自分に合っているかを確認するための質問です。
働くイメージを具体的に持とうとする姿勢が、入社意欲の高さと見られます。
例
この仕事の最もやりがいを感じる瞬間と、最も大変な、困難な瞬間はどのような時ですか?
仕事の魅力と厳しさの両面を理解しようとする姿勢を示す質問です。
仕事への深い興味と、困難にも向き合う覚悟があることを伝えられます。
例
業務で成果を出すために、入社前に勉強しておくと役立つことはありますか?
入社前から貢献したいという高い意欲と主体性をアピールできる質問です。
具体的なアドバイスをもらえれば、すぐに行動に移すことができます。
例
この部署では、どのようなKPI、重要業績評価指標を追っていますか?
チームが何を目標に動いているのかを理解するための、少し専門的な質問です。
事業への理解度と、成果を意識して働きたいという姿勢を示せます。
例
若手社員のうちから、裁量権を持って仕事を進める機会はありますか?
主体的に挑戦したいという成長意欲をアピールできる質問です。
企業の若手への期待度や、挑戦を推奨する社風があるかどうかを確認できます。
例
業務で使用するツール、ソフトウェア、コミュニケーションツール等は何ですか?
具体的な業務環境を知るための質問です。
もし使用経験があればアピールに繋がりますし、未経験でも事前に学習する意欲を示すことができます。
例
このポジションのキャリアパスとして、どのような可能性がありますか?
長期的な視点でキャリアを考えていることを示す質問です。
自分の将来像と会社の育成方針がマッチしているかを確認する重要な機会になります。
例
繁忙期はいつ頃で、チーム全体でどのように乗り越えていますか?
仕事の厳しい側面にも目を向け、チームで協力する姿勢に関心があることを示します。
組織への貢献意欲をアピールできる質問です。
例
業務の進め方について、個人の裁量が大きい部分と、チームで協力する部分の割合はどのくらいですか?
自分の働き方の志向と、企業のスタイルが合っているかを確認します。
自己分析ができていることと、チームワークを重視する姿勢を伝えられます。
例
〇〇様、面接官が、新入社員時代に最も苦労された業務は何ですか?また、それをどう乗り越えられましたか?
面接官個人の経験に焦点を当てることで、共感を得やすく、より具体的な話を引き出せます。
困難を乗り越える姿勢を学びたいという謙虚さも示せます。
例
顧客またはユーザーから最も喜ばれたエピソードがあれば教えてください。
企業のサービスが、顧客にどのような価値を提供しているのかを具体的に知るための質問です。
事業への興味と、顧客視点を大切にする姿勢を伝えられます。
例
他部署と連携して進める業務は多いでしょうか?その際の連携方法について教えてください。
組織全体の動きに関心があることを示す質問です。
部署間のコミュニケーションのあり方を知ることで、入社後の働き方をより広くイメージできます。
例
業務マニュアルやナレッジ共有の仕組みはどのようになっていますか?
効率的に業務を学び、成長したいという意欲を示す質問です。
企業の教育体制や情報共有の文化について確認することができます。
例
失敗から学び、次に活かした経験について、差し支えなければ教えていただけますか?
挑戦と成長を重視する姿勢をアピールする質問です。
企業の失敗に対する考え方や、チャレンジを許容する風土があるかを知るきっかけになります。
例
入社後のミスマッチを防ぐために、この仕事の厳しい側面も正直に教えていただきたいです。
仕事の良い面だけでなく、大変な部分も理解した上で入社したいという真摯な姿勢を示す質問です。
覚悟を持って働きたいという熱意が伝わります。
チームや部署について
例
配属予定の部署やチームの雰囲気はいかがでしょうか?例えば、活気がある、落ち着いているなど。
職場の雰囲気を知り、自分が馴染める環境かを確認するための質問です。
チームの一員として働くことを具体的にイメージしている姿勢が伝わります。
例
チームのメンバー構成、年齢層、中途・新卒の割合などを教えていただけますか?
どのような人たちと一緒に働くことになるのかを具体的にイメージするための質問です。
多様なバックグラウンドを持つ人との協業に関心があることを示せます。
例
チーム内でのコミュニケーションは、どのような方法、チャット、定例会議などで活発に行われていますか?
チームワークを重視し、円滑なコミュニケーションを取りたいという意図を示す質問です。
情報共有のスタイルやチームの連携方法を確認できます。
例
新しいメンバーが入った際、チームとしてどのようなフォロー体制がありますか?
入社後のサポート体制について確認することで、安心して働ける環境かを知ることができます。
早くチームに貢献したいという前向きな姿勢の表れです。
例
チームの目標達成に向けて、現在最も力を入れていることは何ですか?
チームの現状や課題に関心があることを示す質問です。
自分が入社した場合、どのような貢献ができるかを考えるきっかけにもなります。
例
〇〇様、面接官から見て、チームメンバーはどのような方が多いですか?
面接官の主観的な意見を聞くことで、よりリアルな職場の雰囲気や人間関係を知ることができます。
どんな人と働きたいかという自分の考えと照らし合わせられます。
例
チーム内での意見交換や議論は活発に行われていますか?
風通しの良い職場で、積極的に意見を発信していきたいという意欲を示す質問です。
ボトムアップの文化があるかどうかを確認できます。
例
業務外でのチームメンバーとの交流、ランチやイベントなどはありますか?
社風や社員同士の関係性を知るための質問です。
ただし、プライベートを重視する姿勢が強いと捉えられないよう、聞き方には注意が必要です。
例
チームの短期的な目標と、中長期的な目標を教えてください。
チームが目指す方向性を理解し、自分の役割を考えたいという姿勢を示す質問です。
会社のビジョンと現場の目標の繋がりに関心があることをアピールできます。
例
チーム内で活躍されている方に共通する特徴はありますか?
活躍する人材のイメージを具体的に掴み、自分の目指す姿を明確にするための質問です。
成長意欲の高さと、貢献したいという気持ちを伝えられます。
例
上司や先輩との1on1ミーティングなどは、どのくらいの頻度で行われていますか?
上司とのコミュニケーションやフィードバックの機会について確認する質問です。
成長をサポートしてくれる環境があるかを重視している姿勢を示せます。
例
リモートワークと出社をされている方の割合はどのくらいですか?
働き方の柔軟性について確認するための質問です。
自分の希望する働き方と合っているか、また、多様な働き方が認められているかを知ることができます。
例
チーム内での役割分担はどのように決められていますか?
入社後の自分の役割や、業務の進め方を具体的にイメージするための質問です。
チーム内での協業の仕方や、個人の裁量について理解を深められます。
例
チームが抱えている課題と、それに対して新入社員が貢献できることはありますか?
当事者意識の高さと、課題解決への意欲を示す非常に評価の高い質問です。
自分ならどう貢献できるかを具体的に伝えられると、さらに良い印象を与えます。
例
部署の男女比や平均年齢について教えていただけますか?
職場の多様性や構成を理解するための質問です。
ただし、この質問だけだと条件面を気にしている印象を与えかねないため、他の意欲的な質問と組み合わせることが大切です。
研修・キャリアパスについて
例
新入社員向けの研修制度について、特徴的なものがあれば教えてください。
入社後の成長環境に関心があることを示す基本的な質問です。
企業の育成方針や、社員への投資に対する考え方を知ることができます。
例
OJT、オンザジョブトレーニングは、どのような形で実施されますか?指導役の先輩はつきますか?
実践的なスキルをどう身につけていくのか、具体的な育成方法を確認する質問です。
早期に戦力になりたいという意欲をアピールできます。
例
研修期間終了後も、スキルアップを支援する制度、資格取得支援、外部セミナー参加などはありますか?
継続的な自己成長への意欲が高いことを示す質問です。
長期的なキャリアを見据え、会社と共に成長していきたいという姿勢を伝えられます。
例
御社で活躍されている社員の方々は、どのように自己研鑽に励んでいらっしゃいますか?
ロールモデルとなる社員の姿勢から学びたいという謙虚さと向上心を示す質問です。
会社の文化として、自己成長を推奨する雰囲気があるかを確認できます。
例
若手社員がキャリアについて相談できるメンター制度などはありますか?
キャリア形成におけるサポート体制への関心を示す質問です。
一人で悩まず、周囲と協力しながら成長していきたいという協調性もアピールできます。
例
3年後、5年後を見据えた時、この職種の社員はどのようなキャリアを歩むことが多いですか?
長期的な視点で自身のキャリアを考えていることをアピールする質問です。
入社後のキャリアプランを具体的に描くための重要な情報を得られます。
例
成果や頑張りは、どのような形で評価に反映されますか?評価制度について教えてください。
正当な評価制度のもとで、高いモチベーションを持って働きたいという意欲を示す質問です。
企業の評価基準や価値観を理解することができます。
例
将来的には、ジョブローテーションや部署異動の希望を出すことは可能ですか?
幅広い経験を積んで、会社に多角的に貢献したいという意欲を示す質問です。
キャリアの柔軟性や、多様な挑戦機会があるかを確認できます。
例
御社には、〇〇、自分の目指す人物像のようなキャリアを歩んでいる方はいらっしゃいますか?
自分のキャリアビジョンを明確に伝え、それがその会社で実現可能かを確認する質問です。
自己分析がしっかりできていることをアピールできます。
例
〇〇様、面接官ご自身の入社から現在までのキャリアステップについてお聞かせいただけますか?
面接官個人の経験談から、リアルなキャリアパスの一例を知ることができます。
相手への関心を示すことで、良好なコミュニケーションにも繋がります。
例
新入社員に期待する成長スピードは、どのくらいのものですか?
企業の期待値を把握し、それに応えたいという意欲を示す質問です。
入社後の目標設定の参考になり、成長意欲の高さをアピールできます。
例
評価面談はどのような頻度・形式で行われますか?
定期的なフィードバックを通じて、着実に成長したいという姿勢を示す質問です。
上司とのコミュニケーションの機会や、評価の透明性を確認できます。
例
語学力や特定のスキルを活かせる部署やプロジェクトはありますか?
自分の強みを具体的に伝え、それを活かして貢献したいという意欲をアピールする質問です。
自己PRをさらに深める機会になります。
例
管理職になる以外に、専門性を極めるキャリアパス、スペシャリスト職などはありますか?
多様なキャリアの可能性に関心があることを示す質問です。
自分の志向性と、会社が用意するキャリアパスが合致しているかを確認できます。
例
入社1年目の社員に、会社として最も期待することは何ですか?
入社後、まず何を目標にすべきかを明確にするための質問です。
企業の期待を正しく理解し、それに貢献したいという素直な姿勢が評価されます。
例
新卒で入社された方で、最も早く昇進された方は何年目くらいですか?
成長意欲や向上心の高さをアピールする質問です。
成果主義の風土があるか、若手にもチャンスが与えられる環境かを知る手がかりになります。
例
会社の育成方針として、特に力を入れている点は何ですか?
企業がどのような人材を育てたいと考えているのか、その方向性を確認する質問です。
会社の価値観と自分の成長したい方向性が一致しているかを見極めます。
例
自身のキャリアプランを上長に伝え、フィードバックをもらえる機会はありますか?
主体的にキャリアを築きたいという強い意志を示す質問です。
キャリア形成をサポートする風土や、コミュニケーションの機会があるかを確認できます。
企業文化・社風について
例
御社で活躍されている社員の方々に共通する特徴やマインドセットはありますか?
求める人物像をより深く理解し、自分がその文化にマッチするかを確認するための質問です。
企業の価値観に共感し、貢献したいという姿勢を示せます。
例
社員の方々が仕事へのモチベーションを維持するために、会社としてどのような工夫をされていますか?
社員を大切にする企業かどうかを見極める質問です。
働きがいのある環境で、長く貢献したいという意欲を伝えることができます。
例
御社の〇〇、企業理念やバリューは、日々の業務の中で、具体的にどのような形で体現されていますか?
企業理念への深い共感と、それを実践したいという意欲を示す質問です。
理念が形骸化せず、社員に浸透しているかを確認できます。
例
社内の部活動やサークル活動、イベントなど、社員同士の交流を深める機会はありますか?
業務外のコミュニケーションにも関心があり、チームワークを大切にしたいという姿勢を示す質問です。
企業の社風や連帯感を知る手がかりになります。
例
若手社員の提案や意見が採用された事例があれば、教えていただけますか?
風通しの良い組織で、主体的に行動したいという意欲をアピールする質問です。
挑戦を歓迎し、ボトムアップを重視する文化があるかを確認できます。
例
〇〇様、面接官が、この会社に入社して良かったと感じる瞬間はどんな時ですか?
面接官の生の声を通して、企業の魅力や働きがいを具体的に知るための質問です。
ポジティブなエピソードを引き出し、入社意欲を高めることに繋がります。
例
産休・育休制度の取得実績や、復帰後の働き方について教えていただけますか?
ライフステージの変化を見据え、長く働き続けたいという意思表示になる質問です。
多様な働き方を支援する制度が実際に機能しているかを確認できます。
例
社員の方の働きがいについて調査、エンゲージメントサーベイなどは実施されていますか?
企業が社員の満足度や働きがいを重視しているかを確認する質問です。
社員の声に耳を傾ける文化があるかどうかを知ることができます。
例
服装やオフィスのルールで、特徴的なものはありますか?
職場の雰囲気や文化を、具体的な側面から理解しようとする質問です。
自分がその環境に馴染めるかどうかを判断する材料になります。
例
他の会社にはない、御社ならではの文化や制度があれば教えてください。
企業の独自性や魅力について、強い関心を持っていることをアピールする質問です。
企業研究では知り得なかった、リアルな情報を引き出せる可能性があります。
例
社員の方々は、お互いをどのように呼び合っていますか?さん付け、役職名など。
社内の人間関係や、コミュニケーションのフラットさを知るための質問です。
小さな点ですが、職場の雰囲気をイメージする上で参考になります。
例
御社が大切にしている行動指針やクレドについて、〇〇様が最も共感するものはどれですか?
企業の価値観への理解を示すと共に、面接官自身の考えを引き出す質問です。
共感を通じて、面接官との心理的な距離を縮める効果も期待できます。
例
社員の方の平均的な残業時間や、ワークライフバランスへの取り組みについて教えてください。
健全な環境で長く働きたいという意図を示す質問です。
ただし、聞き方によっては権利ばかり主張する印象を与えかねないので、慎重に言葉を選ぶ必要があります。
例
中途入社の方と新卒入社の方の割合はどのくらいですか?また、お互いにどのような影響を与えていますか?
多様な人材が活躍できる環境か、組織の活性化に関心があることを示す質問です。
異なるバックグラウンドを持つ社員が協力する文化があるかを知ることができます。
例
社員の方のランチ事情について教えていただけますか?お弁当、外食、社員食堂など。
日常的な側面から、社員同士のコミュニケーションの様子や職場の雰囲気を知るための質問です。
リラックスした雰囲気で会話を広げるきっかけになります。
例
挑戦を推奨する文化があると感じましたが、失敗を許容する風土もあるのでしょうか?
ただ挑戦するだけでなく、失敗から学ぶことを重視している姿勢を示す質問です。
企業の成長に対する考え方や、心理的安全性の高さを確認できます。
例
オフィス環境について、社員の働きやすさを向上させるための工夫があれば教えてください。
働く環境が、パフォーマンスに与える影響を理解していることを示す質問です。
企業が社員の働きやすさをどれだけ重視しているかを知ることができます。
会社の事業戦略・将来性について
例
〇〇という中期経営計画を拝見しましたが、新入社員は具体的にどのように関わっていくのでしょうか?
企業の公式発表に目を通していることをアピールし、事業への高い関心を示す質問です。
自分がどのように貢献できるかを考えている主体性が伝わります。
例
現在の事業における一番の強みと、今後の課題は何だとお考えですか?
企業の現状を客観的に分析しようとする視点を示す質問です。
課題に対しても関心を持つことで、当事者意識の高さをアピールできます。
例
業界のトレンド、例:DX化、サステナビリティなどに対し、今後どのように取り組んでいかれますか?
業界全体の動きを把握した上で、企業の将来性について考えていることを示す質問です。
広い視野と、変化に対応しようとする意識の高さを伝えられます。
例
競合他社と比較した際の、御社独自の優位性は何だとお考えですか?
企業研究の深さを示すと共に、企業の強みを再確認するための質問です。
面接官の言葉で聞くことで、より深いレベルでの企業理解に繋がります。
例
今後、特に力を入れていく予定の事業やサービスについて教えてください。
企業の未来に興味があり、その成長に貢献したいという強い意欲を示す質問です。
自分のキャリアの方向性と、会社の成長戦略が一致しているかを確認できます。
例
私が拝見した〇〇というニュース、プレスリリースについて、現場の視点から補足などあればお伺いしたいです。
具体的な情報ソースを挙げることで、企業研究の熱心さをアピールします。
公表されている情報以上の、現場のリアルな声を聞き出すことができます。
例
5年後、10年後、会社はどのような姿になっていることを目指していますか?
企業の長期的なビジョンに共感し、その一員として未来を共に創りたいという意志を示す質問です。
会社の将来性と自身のキャリアを重ね合わせて考えていることが伝わります。
例
新規事業を立ち上げる際のプロセスや、社員が提案できる制度はありますか?
イノベーションや挑戦への関心が高いことをアピールする質問です。
若手にもチャンスがあるか、ボトムアップで事業を創る文化があるかを知ることができます。
例
海外展開について、今後の展望をお聞かせいただけますか?
グローバルな視点で事業を捉えていることを示す質問です。
将来的に海外で活躍したいという意欲がある場合、特に有効なアピールになります。
例
社会貢献活動、CSRについて、会社として特に力を入れていることは何ですか?
企業の社会的責任や理念に関心があることを示す質問です。
利益追求だけでなく、社会に貢献する姿勢に共感していることを伝えられます。
例
近年、顧客のニーズにどのような変化を感じていますか?
市場や顧客の変化を捉え、それに対応していく姿勢に関心があることを示します。
マーケティング的な視点を持っていることをアピールできる質問です。
例
〇〇事業が成功した最も大きな要因は何だと分析されていますか?
企業の成功事例に関心を持ち、その要因を学ぶことで自らの成長に繋げたいという意欲を示す質問です。
ビジネスの成功法則を理解しようとする姿勢が評価されます。
例
今後の事業拡大において、新卒社員にどのような役割を期待されていますか?
会社の未来を担う一員としての自覚と、貢献意欲の高さを示す質問です。
入社後の自分の役割を明確にし、モチベーションを高めることに繋がります。
例
会社の意思決定は、トップダウンとボトムアップのどちらの側面が強いですか?
組織の風土や意思決定のプロセスに関心があることを示します。
自分の働き方のスタイルと、企業の文化がマッチしているかを確認する上で重要です。
例
貴社の製品、サービスをより良くするために、改善すべき点はあると思われますか?
一消費者やユーザーとしての視点を持ちつつ、事業をより良くしたいという当事者意識を示す、非常に意欲的な質問です。
生意気だと思われないよう、謙虚な姿勢で聞くことが大切です。
例
新しい技術の導入や研究開発に対して、どのくらい投資されていますか?
企業の成長戦略や、将来性への投資に関心があることを示す質問です。
技術革新や、業界の最前線で働きたいという意欲をアピールできます。
例
現在の市況の中で、御社が最もリスクだと捉えていることは何ですか?
企業の事業環境を多角的に捉え、リスク管理にも意識が向いていることを示す質問です。
ビジネスに対する真摯な姿勢と、深い洞察力をアピールできます。
面接官自身について
例
〇〇様、面接官の名前が、この会社で働き続けている一番の理由や魅力を教えていただけますか?
面接官個人に焦点を当てることで、企業のリアルな魅力を引き出す質問です。
社員が感じる働きがいを知ることで、入社後のイメージを深めることができます。
例
仕事をする上で、〇〇様が最も大切にされていることは何ですか?
面接官の仕事に対する価値観を知るための質問です。
その価値観に共感できるかを確かめ、自分がその会社で働く上での指針にすることができます。
例
〇〇様がこの会社に入社される前と後で、良い意味でのギャップはありましたか?
入社後のポジティブな驚きや発見について聞くことで、企業の隠れた魅力を知ることができます。
入社後のミスマッチを防ぐ上でも参考になります。
例
これまでで最も印象に残っているお仕事のエピソードを教えてください。
面接官の経験談から、仕事のやりがいや醍醐味を具体的に感じ取るための質問です。
話が盛り上がりやすく、場の雰囲気を和ませる効果も期待できます。
例
〇〇様が、学生時代にやっておけば良かったと感じることはありますか?
人生の先輩として、面接官からアドバイスをもらいたいという謙虚な姿勢を示す質問です。
今後の学生生活や、入社までの過ごし方の参考になります。
例
〇〇様は、どのような後輩・部下と一緒に働きたいと思われますか?
求める人物像を直接的に確認し、自分がそれに合致していることをアピールするチャンスです。
素直に教えを請い、成長したいという意欲を示しましょう。
例
〇〇様個人の、今後の目標や挑戦したいことはありますか?
面接官自身のキャリアプランに興味を示すことで、社員の成長を応援する文化があるかを探ります。
目標を持って働く社員の姿は、自身の刺激にもなります。
例
様々な学生をご覧になってきた中で、入社後に成長する人に共通点はありますか?
採用担当者や現場社員の視点から、成長する人材の秘訣を学ぶための質問です。
その共通点を意識することで、入社後の活躍に繋げることができます。
その他の逆質問
例
本日の面接を通して、私に不足していると感じられた点があれば、今後のために教えていただけますでしょうか?
非常に謙虚で、かつ成長意欲が高いことを示す質問です。
フィードバックを真摯に受け止め、次に活かそうとする姿勢が評価されます。
最終面接などで特に有効です。
例
御社で活躍するために、私が現時点で持ち合わせている能力で最も活かせそうなものは何だと思われますか?
自分の強みを客観的に評価してもらい、自己PRの確信度を高めるための質問です。
面接官に、あなたが入社後に活躍する姿を具体的にイメージさせることができます。
例
もし内定をいただけた場合、入社までの期間に何か取り組んでおくべきことはありますか?
入社意欲が非常に高いことを示す、最後のダメ押しとなる質問です。
内定を前提とした前向きな姿勢が、面接官に強い印象を残します。
例
本日の面接の感想をお伺いしてもよろしいでしょうか?
相手の所感を聞くという、変化球の質問です。
場の雰囲気や面接官の反応が良い場合に有効で、対話を通じて手応えを確認できる可能性があります。
例
御社にご縁があった際には、〇〇様、面接官と一緒にお仕事をする機会はありますか?
面接官個人への関心と、その人と一緒に働きたいという気持ちを伝える質問です。
面接官が現場社員の場合に特に効果的で、好印象を与えやすいです。
例
次の選考ステップについて教えていただけますか?
選考に進みたいという意欲を、シンプルかつ明確に伝える質問です。
事務的な確認ですが、最後に質問することで、前向きな姿勢で面接を締めくくれます。
例
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
最後に、改めて御社で働きたいという私の熱意をお伝えしたいのですが、少しだけお時間をいただいてもよろしいでしょうか?
質問ではなく、最後の自己PRの機会をもらうための申し出です。
どうしても伝えきれなかった熱意がある場合に有効です。
他の質問を終えた上で、最終手段として使いましょう。
NGな逆質問の特徴
逆質問は自分をアピールするチャンスですが、内容によってはかえって評価を下げてしまう可能性もあります。
面接官にマイナスの印象を与えないためにも、避けるべきNGな逆質問の特徴をしっかり理解しておきましょう。
うっかり聞いてしまわないよう、事前にチェックしておくことが大切です。
調べればわかる逆質問
企業のウェブサイトや採用パンフレットを読めばすぐにわかるような情報を質問するのは絶対に避けましょう。
例えば、企業理念や事業内容、福利厚生の基本的な項目などです。
こうした質問は、企業研究が不足していることの証拠であり、入社意欲が低いと判断されてしまいます。
面接は、調べてもわからなかった点や、より深く知りたい情報を聞くための貴重な機会です。
事前にしっかり情報収集を行い、自分の疑問点を整理しておくことが最低限のマナーです。
準備不足はすぐに見抜かれてしまうと意識してください。
仕事への熱意を疑われる逆質問
給与や休日、残業時間、福利厚生といった待遇面に関する質問ばかりするのもNGです。
もちろん、働く上で重要な条件であることは間違いありません。
しかし、面接の場で待遇面のことばかり聞いてしまうと、仕事内容や企業への貢献よりも、自分の権利や条件を優先する人物だという印象を与えかねません。
特に一次面接や二次面接の段階では、仕事そのものへの興味や意欲を示す質問を優先すべきです。
待遇に関する質問は、内定後の面談など、より具体的な条件を確認する段階まで取っておくのが賢明な判断です。
逆質問がないのは一番NG
面接官から、何か質問はありますか?と聞かれた際に、特にありませんと答えるのが最もやってはいけない回答です。
質問がないということは、その企業への興味や関心が薄い、入社意欲が低いと受け取られても仕方がありません。
また、コミュニケーションを取ろうとする姿勢がない、主体性に欠ける人物だと思われてしまう可能性もあります。
面接の時間は限られています。
この最後の機会を自ら放棄してしまうのは非常にもったいないことです。
どんなに面接がうまく進んだと感じていても、最低でも1つか2つは、必ず質の高い逆質問を用意しておくようにしましょう。
まとめ
今回は、面接で評価されるおすすめの逆質問100選と、NGな逆質問の特徴について徹底的に解説しました。
逆質問は、単なる質疑応答の時間ではなく、あなたの入社意欲、人柄、能力をアピールするための最後の絶好の機会です。
この記事で紹介した多くの例文を参考に、あなた自身の言葉で、心から知りたいと思う質問を準備してください。
企業研究をしっかり行い、自分のキャリアプランと照らし合わせながら質問を考えるプロセスそのものが、あなたを成長させてくれるはずです。
万全の対策をして自信を持って面接に臨み、ぜひ内定を勝ち取ってください。