【最新】ペルソナ診断とは?MBTI診断との違いと本当の自分を見つける方法!ESのあなたは仮面?ホント?

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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ペルソナ診断とは|あなたの“仮面”が映す本当の自分

私たちは日々、家・学校・職場などで「理想の自分」を演じながら生きています。

これこそが“ペルソナ=仮面”です。

ペルソナ診断では、あなたがどんな仮面をまとい、なぜそれを選んだのかを見つめ直します。

ここでは、心理学的な意味から日常の中でのペルソナまで、順に解説していきましょう。

ペルソナとは?マーケティングと心理学での意味

「ペルソナ」という言葉は、もともと心理学者ユングが提唱した概念です。

人は社会の中で「役割」を演じながら生きており、そのときの“外向きの顔=ペルソナ”が形成されるとされています。

たとえば、学校では明るくふるまうけれど家では無口、というように、場面ごとに異なる仮面を使い分けています。

一方、マーケティングでのペルソナは「理想的な顧客像」を意味します。

企業が顧客を理解するために、年齢・性格・行動パターンを具体化したものです。

どちらにも共通しているのは、“人をより深く理解するための視点”であるということです。

つまりペルソナとは、単なる性格分析ではなく「社会の中でどんな自分を演じているのか」を明らかにする鏡なのです。

普段の生活で私たちが被っている「理想の仮面」

ペルソナ診断が面白いのは、「無意識の仮面」に気づける点です。

たとえば、「明るくいなきゃ」「頼られたい」と思うとき、その裏には「嫌われたくない」「評価されたい」といった本音が隠れています。

私たちは日常の中で自然と、周囲に合わせた“理想の自分”を演じているのです。

ペルソナ診断では、この演じ方を可視化します。

あなたがどんな仮面を選び、どんな理由でそれを身につけたのか。

その背景を理解することで、「本当の自分」に一歩近づくことができるのです。

診断結果は良し悪しではなく、“自分を知るヒント”として活用しましょう。

仮面を外すことではなく、仮面を選んだ自分を受け入れることが大切です。

ペルソナ診断でわかる“演じている自分”と本当の自分

ペルソナ診断では、「どんな自分を見せたいか」だけでなく、「なぜその自分を選んだのか」に焦点を当てます。

たとえば、「頼れるリーダー」を演じている人は、過去に“弱さを見せられなかった経験”があるかもしれません。

診断を通じて、その理由を理解すると、演じてきた自分を否定せずに受け入れることができます。

これは心理的な自己理解を深めるプロセスでもあります。

ペルソナ診断は“演じてきた自分”を見つめ直し、“本当の自分”を再発見するための鏡なのです。

自分の内面を言語化できることで、人間関係やキャリアの選択にも前向きな変化が生まれます。

ペルソナ診断の前にそもそもMBTI診断って?

「MBTI診断」は、性格をタイプに分類するためのものではありません。

MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、ユングのタイプ論をもとに開発された国際規格の心理ツールです。

世界45カ国以上で活用されており、日本では一般社団法人 日本MBTI協会が公式に運営しています。

MBTIの目的は「自分を理解するための羅針盤」になることであり、診断結果で人を分類することではありません。

MBTIは「自分の心を理解するための座標軸」

MBTIは、他の性格検査とは大きく異なります。

回答を通じて自分の認知スタイルや判断の傾向を理解し、「自分がどんなふうに世界を見て、どう決断しているのか」を知るためのツールです。

MBTIの結果は「あなたはこのタイプです」と決めつけるものではなく、本人が納得のいく「ベストフィットタイプ(最もしっくりくるタイプ)」を見つける過程を重視します。

つまりMBTIは“性格診断”ではなく“自己理解のメソッド”なのです。

MBTIは専門資格を持つカウンセラーの支援で行う

本来のMBTIは、一定の訓練を受けた専門家(MBTI認定ユーザー)の支援を受けながら行われます。

100問以上の質問に回答し、結果をもとにカウンセリング形式で本人と対話しながら、自分の感じ方・考え方を一緒に整理していきます。

このプロセスの中で、自分が自然に行っている思考や行動のパターンに気づき、他者との違いへの理解や許容度を高めることができます。

MBTIは“結果を知る検査”ではなく、“自分を深く理解するためのプロセス”を大切にしています。

MBTIは世界規格の心理メソッド

MBTIは20年以上の研究開発を経て完成し、各国で心理学者や臨床心理士などの専門家によって文化に合わせた形で発展してきました。

日本でも2000年から正式に導入され、これまでに3,000人以上の有資格者が誕生し、19万人以上がフィードバックを受けています。

教育・ビジネス・キャリア支援など幅広い分野で活用が進んでおり、自己理解や人間関係改善のツールとして高く評価されています。

MBTIは“心の成熟”と“他者理解”を促すための国際的な心理メソッドとして、世界中で信頼されています。

ネットのMBTI診断(16タイプ性格診断)との違い

多くの人がSNSなどで楽しむ「16タイプ性格診断」や「16パーソナリティ」は、MBTI理論を参考にした簡易版です。

質問に答えるだけで手軽に結果がわかるため、自己分析のきっかけとして人気があります。

一方で、本来のMBTIのように専門家のカウンセリングを伴うものではなく、自己理解の深さには違いがあります。

Web版MBTIは“入口”、公式MBTIは“深堀り”のためのツールとして使い分けるのがおすすめです。

ペルソナ診断と16タイプ性格診断の違い

「ペルソナ診断」と「16タイプ性格診断」は、どちらも“自分を知る”ためのツールです。

しかし、その目的と見ている視点は大きく異なります。

性格診断は「あなたがどんな人か」を知るための分析である一方、ペルソナ診断は「あなたが社会でどんな自分を演じているか」を明らかにします。

ここでは、その違いと両方を活用するメリットを紹介します。

性格診断は「生まれ持った特性」、ペルソナ診断は「社会での仮面」

16タイプ性格診断(MBTIなど)は、あなたの“生まれ持った性格”を分析します。

たとえば、外向的か内向的か、感情型か論理型かといった傾向を分類するものです。

一方、ペルソナ診断は「社会の中でどんな自分を演じているか」に焦点を当てます。

つまり、性格診断が“素の自分”を知るためのものなら、ペルソナ診断は“社会での自分”を理解するためのものです。

人前で見せる自分と、心の中の自分との差を知ることで、本質的な自己理解が深まります。

ペルソナ診断で見える“自分が選んだ役割”

ペルソナ診断の特徴は、「自分が選んでいる仮面」を自覚できる点です。

たとえば、いつも明るく振る舞う人は、周囲を安心させたいという想いからその仮面を選んでいるかもしれません。

また、冷静で頼れるタイプを演じている人は、感情を見せることを恐れていることもあります。

ペルソナ診断では、そうした“無意識の選択”を可視化します。

なぜその仮面を選んだのかを理解すると、他人との関係性の作り方にも気づきが生まれます。

演じる理由を知ることが、自己理解の第一歩になるのです。

両方を組み合わせることで見える“自分理解の深まり”

16タイプ性格診断とペルソナ診断は、対立するものではなく、補い合う関係です。

性格診断で“本来の自分”を知り、ペルソナ診断で“社会の中の自分”を知る。

この2つを組み合わせることで、あなたの内面と外面のバランスが見えてきます。

たとえば、「内向的だけど外ではリーダーを演じている」といった、自分の“使い分け”に気づけるのです。

両診断の結果を照らし合わせることで、より立体的に自分を理解できるようになります。

就活や人間関係、チームでの役割を考える際にも大きなヒントとなるでしょう。

ペルソナ診断のやり方|初心者でもできる3ステップ

ペルソナ診断は、特別な知識やツールがなくても自分で行うことができます。

大切なのは、ありのままの自分を見つめる姿勢です。

ここでは、初めての人でも取り組みやすい3つのステップを紹介します。

自分が普段どんな「仮面」を被っているのかを探りながら、本当の自分に近づいていきましょう。

ステップ①:自分がよく演じている人物像を思い出す

まずは、自分がよく「どんな自分を演じているか」を振り返ります。

学校・友人関係・SNSなど、場面ごとに“違う自分”を感じることはありませんか。

「ムードメーカーでいなきゃ」「しっかり者でいよう」など、自然と身についたキャラクターこそがあなたのペルソナです。

思い浮かぶ姿をノートやメモに書き出してみましょう。

無意識のうちに演じている自分を言葉にすることで、ペルソナ診断の第一歩が始まります。

ステップ②:なぜその仮面を選んだのかを探る

次に、「なぜその自分を演じているのか」を考えてみましょう。

たとえば、「明るくいたい」と思うのは、人に好かれたいからかもしれません。

「頼られたい」と感じるのは、弱さを見せたくない気持ちの表れかもしれません。

ペルソナには必ず“選んだ理由”があります。

その理由を見つけることで、自分の価値観や不安の根っこに気づくことができます。

仮面の下にある感情を理解することが、自己理解を深める鍵となります。

ステップ③:診断結果から“素の自分”を見つける

最後に、診断を通して浮かび上がった「演じている自分」と「本当の自分」を照らし合わせてみましょう。

たとえば、明るく振る舞うけれど本当は静かな時間が好き、というようにギャップが見えるかもしれません。

そのギャップは“矛盾”ではなく、“人間らしさ”です。

ペルソナ診断の目的は仮面を外すことではなく、自分が選んだ仮面を理解すること。

自分の中の多面性を受け入れることで、より自然な自分を生きられるようになります。

ペルソナ診断ツールおすすめ5選|無料・タイプ別で紹介

ペルソナ診断を手軽に始めたい人には、オンラインツールを使うのがおすすめです。

最近では無料でも精度の高い診断が増えており、結果をもとに自己分析やマーケティングにも活用できます。

ここでは、目的別に厳選した5つのツールを紹介します。

自分に合った診断方法を選び、楽しみながらペルソナを見つけていきましょう。

無料で気軽に試せるペルソナ診断ツール

まずは、無料で試せるペルソナ診断ツールから始めましょう。

たとえば「ペルソナ診断メーカー」「mgram」「16Personalities」などは、数分で結果が出る人気ツールです。

質問に答えるだけで、自分の思考パターンや社会での見せ方がわかります。

診断結果をSNSでシェアできるものも多く、友達と比べながら楽しむのもおすすめです。

無料ツールは“自分を知る入口”として最適で、まずは気軽に体験してみましょう。

自己分析にも使える企業向けペルソナ診断

就活やマーケティングの現場で使われている企業向けツールもあります。

たとえば「M-Map」「カオナビ」「Talent Analytics」などは、社員や顧客のタイプを可視化する診断です。

これらのツールでは、チームの中でどんな役割を担いやすいか、どのような強みを発揮できるかを数値で把握できます。

個人利用にも応用でき、自己分析やキャリア選択にも役立ちます。

“ビジネス視点での自分”を知りたい人には企業系ペルソナ診断が効果的です。

16タイプ診断との併用におすすめのサービス

ペルソナ診断と性格診断を組み合わせると、より深い自己理解が得られます。

たとえば「16Personalities」や「エニアグラム診断」は、性格の傾向を掘り下げるのに最適です。

これらをもとに、ペルソナ診断で「社会での自分」を照らし合わせると、内面と外面のギャップが見えてきます。

自分の性格と演じている役割をセットで理解することで、よりリアルな人間像を描けます。

性格診断+ペルソナ診断の併用は、自己分析を“立体的”にする最強の組み合わせです。

ペルソナ診断を活用するコツ|自己理解を深めるポイント

ペルソナ診断は、結果を見て終わりではありません。

診断をどのように受け止め、日常に活かすかが大切です。

ここでは、ペルソナ診断の効果を最大限に引き出すための3つのコツを紹介します。

自分をより深く理解し、行動や考え方にポジティブな変化をもたらしましょう。

結果を「良し悪し」で判断しない

ペルソナ診断の結果には、優劣はありません。

どのタイプにも強みと課題があり、すべてが“あなたらしさ”を形づくっています。

たとえば、「人に合わせすぎる」と出たとしても、それは共感力が高いという長所の裏返しです。

結果を否定するのではなく、「自分はこういう傾向があるんだな」と受け止めましょう。

診断を自己否定ではなく、自己理解のきっかけとして使うことが大切です。

友人・同僚と共有してみる

ペルソナ診断は、他人と共有することで新しい発見があります。

友人や同僚に結果を見せて、「そういうところあるよね」と言われることで、自分では気づけなかった一面が明らかになります。

また、相手の診断結果を知ることで、人間関係の理解も深まります。

「なぜあの人はあの言い方をするのか」など、コミュニケーションのすれ違いを防ぐヒントにもなります。

ペルソナ診断を共有することで、互いの理解と信頼が生まれるのです。

定期的に見直して変化を感じる

ペルソナは固定されたものではなく、環境や経験によって変化します。

1年前と今の自分では、演じている仮面が違うと感じる人も多いはずです。

定期的に診断を受けて、自分の変化を振り返りましょう。

成長や価値観の変化を客観的に確認できるのも、ペルソナ診断の魅力です。

変化を受け入れることで、自分の成長を実感し、より自然体で生きられるようになります。

ペルソナ診断でよくある質問Q&A

ここでは、ペルソナ診断を受ける際によくある疑問をまとめました。

性格診断との違いや活用の仕方を理解すると、より深く自分を知ることができます。

気になる質問をタップして、答えをチェックしてみましょう。

ペルソナ診断と性格診断はどう違うの?

性格診断は「生まれ持った性格」や「思考の癖」を明らかにするものです。

一方、ペルソナ診断は「社会でどんな自分を演じているか」を見つめ直すツールです。

つまり、性格診断が“内面の特性”を見るのに対し、ペルソナ診断は“外に見せている自分”を探るという違いがあります。

ペルソナ診断はどんなときに役立つの?

自己分析・就活・人間関係の見直しなど、幅広いシーンで活用できます。

特に「自分らしくふるまえない」「人との距離感が難しい」と感じるときに効果的です。

自分がどんな仮面を選んでいるかを知ることで、自然体の自分を取り戻すヒントになります。

ペルソナ診断の結果は変わることがありますか?

はい。ペルソナは固定されたものではなく、環境や経験によって変化します。

たとえば、学生から社会人になったり、環境が変わることで仮面も変わることがあります。

定期的に診断を受けて、自分の変化を振り返ることで、より深い自己理解が得られます。

学生や個人でもペルソナ診断はできますか?

もちろん可能です。

無料のWeb診断ツールを使えば、誰でも簡単に自分のペルソナを知ることができます。

就活の自己分析や、将来のキャリアを考えるきっかけにもぴったりです。

学生こそペルソナ診断を通して、自分の“見せ方”と“本質”を整理しておくのがおすすめです。

まとめ|ペルソナ診断で“演じている自分”の奥を知ろう

ペルソナ診断は、単なる性格分析ではなく「社会の中でどんな自分を演じているのか」を知るためのツールです。

私たちは無意識のうちに仮面を選び、場面ごとに異なる自分を演じています。

その仮面を選んだ理由を理解することで、本当の自分の価値観や想いが見えてきます。

ペルソナ診断は“仮面を外す”のではなく、“仮面を理解する”ためのプロセスです。

診断結果を通して、これまで気づかなかった強みや優しさ、自分らしさを再発見できるはずです。

また、16タイプ性格診断などと組み合わせることで、内面と外面の両面から自分を見つめ直せます。

自分を知ることは、他人との関係をより良くする第一歩です。

ペルソナ診断を通して、“演じている自分”の奥にある本当のあなたと出会いましょう。

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