
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
エントリーシートはインターンシップや就活で書く機会が多く、その中でも定番の質問に「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」などがあります。
しかし、「挑戦したこと」について聞いてくる企業も非常に多く、その対策が必要です。
この記事ではこの「挑戦したこと」や「人生で一番挑戦したこと」について、挑戦したことの種類や企業がこの質問を聞いてくる理由を最初に説明し、ポイントや構成、例文まで詳しく説明していきます。
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【挑戦したことをESに書く!】挑戦したことの種類
「挑戦したこと」とは、現状に甘んじず、自ら成長のために選んだ行動や、あえて困難に立ち向かう経験を指します。
就職活動では、挑戦を通じて得た経験やスキルを明確に伝えることで、企業が求める人物像とのマッチングを図ることができます。
挑戦の種類はさまざまであり、それぞれが異なる力や姿勢を示します。以下に、「挑戦したこと」の具体例を紹介します。
人生で一番挑戦したこと
「人生で一番挑戦したこと」は、企業が応募者の価値観や行動力、思考のクセを見極めるために重視する質問の一つです。
特別な成果を出しているかどうかよりも、挑戦に対する姿勢や、そこに込めた想い、努力の過程がどうだったかを知ることに主眼が置かれています。
そのため、この質問では「なぜその挑戦をしようと思ったのか」という動機や背景を丁寧に説明することが重要です。
また、挑戦する中で直面した困難や壁に対して、どのように考え、どう行動したのかというプロセスを伝えることで、あなたらしさや粘り強さが伝わります。
結果が成功だったか失敗だったかに関わらず、自分の成長をどう実感したかや、今後の行動にどう活かしているかまで含めて話すと、面接官にも強い印象を残すことができます。
苦手分野にもあきらめず取り組む
「苦手分野にもあきらめず取り組む」ことは、自分にとって不得手な分野や課題に対しても逃げずに向き合う姿勢を示します。
特に総合職など、幅広い業務が求められる職種においては、この資質が重要です。
例えば、苦手な教科や不得意な役割においても、時間をかけて克服しようと努力した経験は、自分の限界を超えて成長しようとする姿勢の証です。
企業は、このような「苦手分野への挑戦」を通じて得た忍耐力や成長力に注目し、困難な場面でも継続して努力できる人材を評価します。
未知の領域への挑戦
「未知の領域への挑戦」とは、これまで経験のない分野や未開拓の業務に対して積極的に挑むことを指します。
変化が激しいビジネスの現場では、状況に応じて柔軟に新しいことに取り組む姿勢が求められるため、このような姿勢が特に重視されます。
例えば、新たな分野の勉強を始めたり、これまでにないプロジェクトに参加した経験は、順応性や意欲をアピールする材料となります。
このような挑戦ができる人は、変わりゆく業務環境においても臨機応変に対応し、企業の成長を支える存在として期待されます。
高い目標に向けて前向きに挑む
「高い目標に向けて前向きに挑む」ことは、達成が困難な課題や大きなプレッシャーの中でも、くじけずに挑戦し続ける力を示します。
企業は、会社の発展や新しい目標を達成するために、このような挑戦心のある人材を求めています。
たとえば、タイトなスケジュールや難しい目標を抱える中でやり遂げた経験は、強い意志と課題解決力を証明するものです。
この姿勢を持つ人材は、企業から「どんな環境でも前向きに取り組める力を持っている」として高く評価されるでしょう。
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【挑戦したことをESに書く!】多くの企業が挑戦経験を重視する理由
就職活動やインターンシップの際、ESや面接の場において「自己PR」や「志望動機」と並んで頻繁に聞かれる質問に、「挑戦したこと」または「人生で一番挑戦したこと」があります。
企業の採用担当者は、学生時代にどのような困難に直面し、それをどのように乗り越えたかを知りたいと考えています。
例えば、インターンシップでは大手企業のニトリ、日本航空がこの質問をエントリーシートで必須項目としており、就活の本選考でも大手飲料メーカーのサントリーなどが同様の質問をしています。
これら人気企業の選考を通過するためには、「挑戦したこと」に対する適切な準備が必須です。
- ニトリ
- 三菱商事
- 日本航空(JAL)
- ソニー
- リクルート
- トヨタ自動車
困難を乗り越える力の確認
企業が「挑戦したこと」を重視する理由の一つは、あなたの困難を乗り越える力を評価するためです。
社会では、常に予期せぬ問題や課題が発生します。採用担当者は、そのような状況において、あなたがどのように対応し、解決策を見つけたかを知りたがっています。
特に、挑戦を通じて得た経験や教訓、どのように周囲と協力しながら解決に導いたのかといった具体的なエピソードが重要です。
これにより、あなたの粘り強さや問題解決能力が浮き彫りとなり、困難に直面した際でも諦めずに取り組む姿勢が評価されるポイントとなります。
成長意欲の高さの確認
挑戦経験を通じて、自分がどれだけ成長してきたかをアピールすることは非常に重要です。
企業は、従業員の成長が企業全体の発展につながると考えており、成長意欲のある人材を求めています。
あなたが挑戦した結果、どのようなスキルを身につけ、どのような教訓を得たのかを具体的に示すことで、入社後の成長ポテンシャルを強くアピールすることができます。
特に、失敗を乗り越えた経験や、新しい視点を得たエピソードは、あなたの自己改善能力を証明する好材料です。
また、挑戦を通じて得た成長は、自分自身だけでなく、今後の会社への貢献を裏付ける力となるため、面接やESでのアピールポイントとして強力です。
企業のイノベーション推進に貢献できるかの確認
多くの企業がイノベーションを推進し、変化に対応する柔軟な人材を求めています。
挑戦を通じて得た経験は、あなたがその企業の変革や革新にどう貢献できるかを示す重要な要素です。
特に、新しいアイデアや解決策を生み出す能力があることを示せば、企業はあなたを将来の革新的なリーダー候補として評価するでしょう。
挑戦の中でリスクを恐れず、積極的に取り組んだ姿勢や、自ら新しい手法を試みた経験は、企業の中でイノベーションを推進する際に大いに役立つ力とみなされます。
このような姿勢は、企業が求める価値観と一致し、より多くのチャンスを得るための大きな武器となるでしょう。
今までになかった新しいアイデアや方法を取り入れて、製品やサービス、仕事のやり方を改善することです。企業が成長し、競争力を保つためにとても大切で、変化を起こす力を意味します。簡単に言えば、より良いものを生み出すための「革新」です。
【挑戦したことをESに書く!】企業が求める「挑戦」とは?
企業がエントリーシートで「挑戦したこと」を問うのは、単にあなたが経験した出来事のリストを知りたいからではありません。
その挑戦を通じて、あなたがどのような考え方を持ち、どんな強みを発揮し、困難にどう立ち向かう人物なのか、その本質を見極めようとしています。
そして、それらの資質や経験が、入社後に自社でどのように活かされ、企業の成長や課題解決に貢献してくれる可能性があるのか、具体的な活躍イメージを掴みたいと考えているのです。
現状に対する問題意識と主体性
企業が「挑戦」のエピソードから見ている重要なポイントの一つが、「現状に対する問題意識と主体性」です。
現状に甘んじることなく、「もっと良くするためにはどうすべきか」「この課題を解決したい」といった問題意識を持ち、それを他人任せにせず、自ら具体的な行動を起こせるかどうかが問われます。
指示されたことをこなすだけでなく、自ら課題を発見し、その解決に向けて当事者意識を持って取り組んだ経験は、変化の激しい現代のビジネスシーンで不可欠な資質です。
あなたがどのような点に問題意識を感じ、それを解決するためにどんな一歩を踏み出したのか、その主体的な姿勢を具体的に伝えましょう。
計画性と実行力、そして創意工夫
目標を掲げて挑戦する際、その実現可能性を高めるのが「計画性」です。
企業は、あなたが目標達成に向けて、どのようなステップや戦略を考え、具体的な計画に落とし込めるかを見ています。
しかし、計画だけでは不十分です。
その計画を最後までやり遂げる「実行力」があってこそ、成果に繋がります。
仕事においても、目標設定から計画、実行というプロセスは基本であり、この力は高く評価されます。
さらに、計画通りに進まない困難に直面した際、諦めずに状況を打開しようとする「創意工夫」も重要です。
既存のやり方にとらわれず、新しい視点やアイデアで課題を乗り越えた経験は、あなたの問題解決能力を示す好材料となるでしょう。
結果から学ぶ内省力と成長力
挑戦した結果が成功であれ失敗であれ、企業が最も重視するのは「その経験から何を学び、次にどう活かそうとしているか」という「内省力と成長力」です。
挑戦を単なる経験で終わらせず、なぜそのような結果になったのか、成功要因や失敗要因を客観的に分析し、そこから具体的な教訓や改善点を見つけ出す姿勢が求められます。
そして、その学びを今後の自身の行動指針や、入社後の業務にどのように活かしていきたいと考えているのかまでを示すことで、あなたが継続的に成長できる人材であることをアピールできます。
この「経験から学び、成長する力」こそ、企業が将来を託せる人材かを見極める上で非常に大切なポイントです。
【挑戦したことをESに書く!】エピソードの選ぶポイント
ここからはエントリーシートで実際「挑戦したこと」や「人生で一番挑戦したこと」を書く時の「エピソードを選ぶポイント」を詳しく説明していきましょう。
この記事では特に重要な「大学時代のエピソードを用いる」「工夫したことがある経験を選ぶ」「チームで取り組んだ経験を選ぶ」「やらざるを得なかったエピソードは選ばない」「企業が求める人物像を踏まえて考える」の5つを順番に説明していきます。
大学時代のエピソードを用いる
「挑戦したこと」をエントリーシート(ES)に記載する際は、大学時代のエピソードを選ぶことが効果的です。
企業は応募者の現在の能力や価値観を把握したいと考えているため、時間が経ちすぎた過去のエピソードでは説得力が弱まる可能性があります。
例えば、高校時代の経験では成長の過程を示すのに十分かもしれませんが、大学時代の取り組みと比べると、現在の応募者像を描きにくいことがあります。
また、大学時代のエピソードは、応募者が自己判断や責任のもとで行動した内容が多く含まれるため、企業にとって有用な情報となります。
部活動やアルバイト、ゼミ活動、留学など、大学時代の多様な経験から選ぶことで、企業は応募者がどのように問題を発見し、解決策を見つけたかを理解しやすくなります。
工夫したことがある経験を選ぶ
この「工夫したことがある」というのは非常に重要です。
もしあなたが何かしらの問題に直面し、それを解決したエピソードを二つ用意したとします。
一つは「解決方法を自分で一旦考えて実行し、困難を乗り越えたエピソード」、二つ目は「解決方法が全然把握できていないけどがむしゃらに行動したら自然と困難を乗り越えていたエピソード」だとします。
あなたが採用担当者だったらどっちの学生を採用しますか?ということです。
きちんと困難に対しての対策や工夫があって乗り越えた場合と、偶然乗り越えていた場合では「乗り越えた価値」が違ってきます。
「挑戦したこと」のエピソードは「工夫したことがある」ものをきちんと選ぶようにして下さい。
チームで取り組んだ経験を選ぶ
特に指定がない場合はこの「挑戦したこと」については「1人で挑戦したこと」でも「チームで挑戦したこと」のどちらでも問題はありません。
しかし、もしあなたにどちらのエピソードもある場合は「チームで挑戦したこと」を選んだ方が賢明な判断です。
その理由は「チャレンジ精神」と「プラスα」のアピールができるようになるからです。
例えば「チームのリーダーを務めプレゼン大会に優勝できた」のエピソードがあるとすれば「チャレンジ精神+リーダーシップ」のアピールに成功します。
また企業は会社で重要な「コミュニケーション能力」や「協調性」を持っている学生を好みますので、「チームで挑戦したこと」経験は非常に大きな武器になります。
やらざるを得なかったエピソードは選ばない
「挑戦したこと」を書く際には、自発的な挑戦かどうかが非常に重要です。
例えば、大学講義の必修課題やアルバイト先の指示でやむを得ず取り組んだことは、主体性が伝わりにくく、評価に繋がりにくい可能性があります。
企業が求めるのは、主体的に自ら課題を見つけ、工夫しながら乗り越えた経験です。
そのため、半強制的にやらざるを得なかったエピソードではなく、目標達成のために自ら行動を起こした経験を選ぶことが大切です。
「受動的な経験」ではなく、「主体的に動いた経験」を選び、自分の意思や工夫がしっかりと伝わる内容になっているかを意識しましょう。
企業が求める人物像を踏まえて考える
エピソードを選ぶ際には、志望企業が求める人物像を意識することが欠かせません。
企業ごとに重視する価値観やスキル、行動特性は異なるため、自分の経験の中から企業の求める人物像に最も近いエピソードを選ぶことが効果的です。
例えば、リーダーシップを求める企業に対しては、チームをまとめた経験を選ぶのが良いでしょう。
また、同じエピソードでも強調すべきポイントは企業によって変わるため、事前の企業研究が重要です。
企業がどのような理念を持ち、どのようなスキルや性格を重視しているかを把握した上で、エピソードを選びましょう。
いくつかのエピソードで迷っている場合は、応募先の事業内容や文化に最も関連性が高い経験を優先して選ぶと良いです。
ESで「人生で一番挑戦したこと」を書くコツ
ESでよく聞かれる「人生で一番挑戦したこと」は、多くの就活生が悩むポイントの一つです。「特別な経験がない」「普通の学生生活しかしてこなかった」と不安になるかもしれません。
しかし、企業が求めているのは、あなたの過去の実績の派手さではありません。
大切なのは、その挑戦を通じて、どのように考え、どのように行動し、何を得たかという過程です。
この章では、ESで魅力的に伝えるための基準の選び方や、文章構成のポイント、過程重視の理由を解説していきます。
「人生で一番」の基準をどう選ぶ?
「人生で一番挑戦したこと」と言われると、「何かすごい経験を書かなければ」と思いがちですが、就活で評価されるのは“すごさ”ではなく“真剣さ”です。
基準として重要なのは、「自ら意思を持って取り組んだ経験」「長期間継続して努力した経験」「試行錯誤した経験」の3つです。
たとえば、アルバイトで新人教育を任され改善策を自分で考えた話や、苦手な英語を克服するために独自の勉強法を試行錯誤した話なども、立派な挑戦です。
「自分が変化した」「価値観が揺れ動いた」ような経験を思い出しながら、自己の原点に近いエピソードを探すのがコツです。
成功よりも「過程」が評価される理由
「成果を出した話のほうが評価されるのでは?」という不安を抱く方も多いですが、実際には結果よりも過程をどれだけ論理的に語れるかがES評価のカギになります。
企業は、あなたが社会人になってから直面するであろう困難に、どう立ち向かうかを見ています。
そのため、途中で失敗した話でも「なぜその選択をしたか」「どのように軌道修正したか」といった過程の思考が伝われば高く評価されます。
逆に、成果だけを強調しすぎると「本当に本人が頑張ったのか?」と疑問を持たれることもあります。
大切なのは、自分の判断・努力・成長のプロセスを具体的に描くことです。
魅力的に見せる表現・構成のポイント
多くのESは内容自体よりも、表現力と構成力の差で評価が分かれます。
まず意識すべきは、PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)やSTAR法(状況→課題→行動→結果)といった論理構成です。
読み手が一目で内容を理解できるよう、段階的に情報を展開することが重要です。
また、抽象的な表現ばかりではなく、「数字」「セリフ」「具体的な場面描写」を入れることでリアリティが増します。
たとえば「頑張った」ではなく「毎日21時まで残って計40回改善案を提出した」といった具体的な事実を入れることで、説得力と印象に残るESになります。
【挑戦したことをESに書く!】思いつかない人向けアドバイス
「挑戦したことが何も思いつかない…」という悩みは、実は多くの学生が抱えるリアルな声です。
しかし、挑戦は特別な経験だけを指すわけではありません。
日常の中での小さな努力や、自分なりの工夫も立派な挑戦です。
この章では、ネタが浮かばないときに見直すべき視点や、評価されやすい挑戦の条件、チーム経験がない場合の書き方について具体的に紹介します。
自分らしいエピソードを見つけるヒントがきっと見つかるはずです。
書くネタがない時の探し方
「特にすごい挑戦をしてこなかった」と感じる人は、まず自分の過去をジャンルごとに振り返ってみましょう。
アルバイト・部活動・趣味・家族との関係・学業・健康管理など、あらゆる場面に挑戦の種はあります。
たとえば、「週3のバイトを続けながら単位も落とさなかった」「人見知りを克服するために接客業に挑戦した」なども十分なネタです。
SNSや日記、写真アプリを見返すことで、自分が一生懸命だった時期が思い出しやすくなります。
挑戦=大きな成果ではなく、「自分が頑張ったこと」と再定義することが第一歩です。
評価されるエピソードの条件
評価されるエピソードには共通する3つの要素があります。
それは、①自発性がある ②困難を乗り越えている ③工夫と改善が見えることです。
どんなに成果が出ていても「言われたからやった」だけでは評価は上がりません。
逆に、失敗に終わった経験でも、自分なりの考えや試行錯誤が描かれていれば、高く評価されます。
また、面接で深掘りされても一貫して話せるように、エピソードは自分の実体験から選びましょう。
「なぜその行動をしたのか」「そこで何を学んだか」まで語れるエピソードが理想です。
チーム経験がない場合の書き方
「部活やサークルなど、チームでの経験がない…」と悩む方も多いですが、個人の努力でも十分アピールは可能です。
たとえば、資格試験の勉強における工夫や、独学でスキルを身につけた話、アルバイト先で自分なりに改善提案をしたエピソードなどがあります。
重要なのは、そこに「目的」「工夫」「成長」の要素があるかです。
また、完全な個人活動だったとしても、誰かの助言や影響を受けて行動が変わったなど、他者との関係性を間接的に組み込むことで、孤立した印象を防ぐこともできます。
個人の挑戦も立派なアピール材料になります。
【挑戦したことをESに書く!】評価が高いおすすめの構成
エントリーシートを書く際の「挑戦したこと」のエピソードが決まったところで、実際に書いていく上で必要な「構成」について見ていきます。
基本的には「ガクチカ」と一緒ですが「挑戦したこと」には「どうして挑戦と感じたのか」という項目があります。
「ガクチカ」と全く同じでは文字数の制限に引っかかることもありますので、しっかりと構成を理解し、文章を組みたてていきましょう。
文章構成として効果的な方法が「PREP法」というものです。この方法を用いてESを作成することがより相手にも伝わりやすい文章になること間違いないです。
PREP法とは、面接やエントリーシートなどで説得力のある文章や話し方をするためのフレームワークの一つです。
PREPは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(再主張)」の頭文字を取ったもので、簡潔に論理的な構成で伝えることができます。
まず最初に結論から述べることで、聞き手や読み手に伝えたいことを明確に示します。
次に、その理由を説明することで納得感を高めます。
さらに、具体的なエピソードや事例を加えることで信頼性が増し、印象に残りやすくなります。
最後にもう一度結論を繰り返すことで、メッセージを強調し、相手に伝えたい内容が確実に届きます。
PREP法を意識することで、話の流れが整い、相手にわかりやすく伝える力が身につくため、就活のあらゆる場面で活用することができます。
①結論
エントリーシートでは端的に読む採用担当者にあなたの「挑戦したこと」を伝える必要があります。
そのためまず最初に「結論」から書いていくようにして下さい。
ここでいう「結論」とは「あなたが挑戦したこと」になります。
つまりは「私が大学生活で挑戦したことは〇〇です」から文章をスタートさせましょう。
エントリーシートの段階では面接と違って採用担当者はあなたに質問ができません。
そういう理由により、伝わりやすい文章かつ具体的に挑戦したことについてまず書いて下さい。
②どうして挑戦と感じたのか
「結論」の次に書くのは「どうして挑戦と感じたのか」です。
ここはこの記事でも説明しましたが重要な「価値観」の部分になります。
なぜあなたは挑戦と感じたのかを主観的に分かりやすく伝えるようにして下さい。
例えば「私はずっと〇〇することが苦手だったので、〇〇を自分からすることは挑戦でした」「私にとって〇〇をすることは今まで前例がなかったため、挑戦することに決めました」などの文章になります。
チームでの挑戦の場合は客観的に挑戦だと思われていることでも問題ありません。
「地方大会優勝」「プレゼン大会決勝進出」などは誰が見ても挑戦であると分かるためです。
③挑戦に至った経緯や動機
「結論」「どうして挑戦と感じたのか」の次は「挑戦に至った経緯や動機」を書いていきます。
これはあなたの状況であったり、心境の変化などを伝えると分かりやすく文章にしやすいです。
「〇〇に挑戦したいと思ったのは、今の現状を打破して成長したかったためです」「〇〇は私とチームにとって悲願です。そのためチーム全員で達成するために挑戦しました」といった文章になります。
動機の部分もあなたの「価値観」を表す部分になります。
しっかりと経緯や動機を明確にし端的に伝えるようにしましょう。
④挑戦する上での困難
「結論」「どうして挑戦と感じたのか」「挑戦に至った経緯や動機」の次は「挑戦する上での困難」です。
しかしこの「挑戦する上での困難」の部分を簡略化しすぎると次に書くべき「工夫と結果」に上手く繋ぐことができなくなってしまいます。
上手く繋ぐことができなかった場合、話に一貫性が出せずにツギハギの文章になってしまいます。
そうならないためにも「挑戦する上での困難」は「困難」と「その原因」の二つを書くように心掛けて下さい。
そうすれば簡略化されることもなく、話に一貫性が生まれることになります。
⑤工夫と結果
「挑戦する上での困難」とのセットでこの「工夫と結果」を考えていきましょう。
あなたが直面した困難、そしてその原因をどのような工夫をして状況を改善し、どのような結果が生まれたのかまで書いて下さい。
ここまでをセットで考えるからこそ一貫性が生まれ、説得力が増すことに繋がります。
また、ここで書く結果に関しては挑戦すると決めた目標に届いている必要はありません。
もちろん目標を達成することは素晴らしいことで、努力が実を結ぶことは誇らしいことですが、目標に向かって挑戦すること自体が素晴らしいことです。
目標達成したことがインターンシップや就活のエントリーシートで有利になることはありません。
その過程を採用担当者は重視しています。
⑥学び
「工夫と結果」を書き終えたら最後は「学び」で締めます。
この「学び」とは何かというと「この挑戦の経験からあなたが学んだこと」です。
結果、目標を達成できた場合は「努力は裏切らないということを学んだ」となり、惜しくも達成できていない場合でも「目標に向かって努力しスキルアップすることは、他の場面でも活かせることを学んだ」となるでしょう。
インターンシップや就活の場面ではもう少し仕事にフォーカスした「学び」であるとより大きなアピールができます。
「努力は裏切らないので仕事でも努力を続けたい」「目標を達成できなかったとしても、その過程で得たスキルや経験、粘り強く続けることを仕事に活かしたい」などより仕事に繋がる「学び」で書くと採用担当者も、入社後などに貢献してくれるイメージが浮かびやすく選考でも有利に働くことに間違いありません。
【挑戦したことをESに書く!】挑戦したことの高評価例文
ESで頻出の質問である「あなたが挑戦したこと」に対して、どんな経験を選ぶべきか悩む就活生は非常に多いです。
特に、「特別な経験がない」「自己PRと違いがわからない」と感じている人にとって、参考になるのが他人の具体的な例文です。
この章では、就活でよく使われる6つの挑戦パターンをテーマ別にまとめました。
アルバイトやサークル、ゼミ活動、インターン、留学、資格取得など、さまざまな状況での挑戦エピソードを紹介しています。
どれもPREP法を意識した構成で書かれているため、自分のエピソードと比較しながら、書き方の参考にすることができます。
「どの経験を書けばよいかわからない」と感じている方は、ぜひ自分に近いタイプの例文を見つけてみてください。
挑戦したアルバイトで売上改善に取り組んだ経験
私が人生で一番挑戦したことは、カフェのアルバイトで売上改善に取り組んだ経験です。
大学2年時、競合店の出店により夕方の来店客が激減し、店全体の売上が前年より2割以上減少していました。
私は学生スタッフながら、課題解決に主体的に関わろうと考え、ターゲットである学生向けの「放課後割キャンペーン」を提案しました。
また、常連客へのアンケートを実施し、接客やメニューに関する改善点を可視化する取り組みも行いました。
当初は社員との温度差もありましたが、データを用いて説得し、施策を試験導入することに成功。
その結果、3ヶ月後には夕方の来店数が20%以上増加し、売上も回復傾向となりました。
この経験を通じて、自ら課題を見つけ、周囲を巻き込みながら改善を実行する力を身につけました。
挑戦したサークル活動でチームをまとめた経験
私が最も挑戦したのは、ダンスサークルの公演でリーダーを務め、全員で目標を達成した経験です。
40人以上が所属するサークルで、私は3年時に代表として全体の公演運営を任されました。
しかし、公演準備が始まってもメンバー間の温度差が激しく、振り付けや練習への参加率にバラつきが生じていました。
私はこの状況を改善するため、各グループに中間リーダーを配置し、進捗管理と相談役の役割を担ってもらいました。
また、全体での目標共有会や匿名アンケートを実施し、全員の不満や提案を可視化しました。
結果として、公演当日は過去最多の観客動員を達成し、サークル内でも「今年が一番まとまっていた」と評価されました。
この挑戦を通じて、多様な意見をまとめ、チーム全体を動かすリーダーシップと対話力を学びました。
就活コンサルタント木下より

サークル活動での挑戦は他の学生と内容が被りやすいですが、この例はリーダーシップや仕組みづくり、対話による課題解決の過程が丁寧に書かれており、差別化できています。チームを動かす視点が採用担当にも刺さります。
挑戦したゼミ研究で社会課題に向き合った経験
私が最も挑戦したことは、ゼミ研究で地域商店街の再活性化プランを提案し、実際に市へ提言した経験です。
所属ゼミでは、商店街の来街者減少をテーマに実地調査を行い、課題分析と改善策の立案を行っていました。
私はリーダーとして、アンケート・ヒアリング設計から仮説検証、報告書の作成まで主導しました。
途中、アンケート回収が伸び悩み、サンプル数不足が大きな壁となりましたが、商店街組合と協力し店舗ごとに回収協力を要請することで打開しました。
最終的に得られたデータをもとに、若年層誘致のためのSNS連動施策や店舗間連携イベントを提案し、市役所担当者へのプレゼンまで実施しました。
この経験から、課題の本質を見極め、実行可能な施策に落とし込む企画力と粘り強さを身につけました。
就活コンサルタント木下より

研究活動という抽象的になりがちなテーマを、現地調査や市への提案といった具体的な行動に落とし込んでおり、説得力があります。実践的な思考・構成力をアピールできており、分析職や企画職にも好印象です。
挑戦したインターンで営業成果を上げた経験
私が人生で一番挑戦したのは、ベンチャー企業の長期インターンで法人営業に初挑戦した経験です。
3ヶ月間、法人向けクラウドサービスの新規開拓営業を担当しましたが、当初はアポイントすら獲得できず、大きな壁にぶつかりました。
私は業務終了後に過去の架電ログをすべて分析し、「断られた理由」と「成功トークの傾向」をデータ化しました。
それを基に自分専用のトークスクリプトを作成し、先輩社員にもフィードバックをもらいながら改善を続けました。
その結果、最終月には全インターン生の中で1位のアポイント獲得数を達成し、社内で成果報告の機会も与えられました。
この経験を通じて、数値分析・改善実行・継続的PDCAの重要性と、ビジネスにおける行動力を実感しました。
就活コンサルタント木下より

インターン経験は注目されやすいですが、この例は成果だけでなく、その裏にある失敗と改善の過程が丁寧に描かれており、評価されやすい構成です。数値や行動ログの活用もリアルで、成長意欲が伝わります。
挑戦した留学生活で語学と文化の壁を乗り越えた経験
私が最も挑戦したのは、大学3年次に行ったオーストラリア留学で、現地のディスカッション授業に積極的に参加した経験です。
留学当初は、英語のスピードや発音に全くついていけず、自信を喪失していました。
しかし「このままでは何のための留学か」と考え直し、毎日1時間の発音練習と、TED動画の音読を継続。
さらに、授業でわからなかった単語やフレーズはノートに書き出し、次回までに必ず調べる習慣をつけました。
その結果、1ヶ月後には議論の内容を理解し、自分の意見を交えて話せるようになりました。
現地の友人もでき、卒業前には現地学生向けの発表会にも登壇しました。
語学力以上に、自ら環境に適応しようとする姿勢と継続力をこの挑戦で培いました。
就活コンサルタント木下より

留学というテーマはありきたりになりやすい中で、語学力だけでなく自ら環境適応に動いた過程が描かれている点が素晴らしいです。目標を持ち、努力を習慣化する力が伝わり、異文化対応力も評価されます。
挑戦した資格取得で自分を高め続けた経験
私が人生で一番挑戦したことは、簿記2級の取得に向けて、半年間継続的に努力を重ねた経験です。
経済学部に所属していながらも会計の基礎知識が乏しく、周囲に比べて圧倒的にスタートラインが遅れていました。
そこで私は、毎朝5時に起床し、大学の講義前に2時間の勉強時間を確保しました。
理解が曖昧な論点についてはYouTubeや質問掲示板で調べ、自分だけのまとめノートを作成。
模試で2度不合格になる壁もありましたが、分析と修正を重ねたことで、本番では過去最高得点で合格できました。
この挑戦を通して、自分で目標を立て、習慣化・改善し続ける力が身につきました。
就活コンサルタント木下より

個人での資格挑戦は地味に見られがちですが、この例文は習慣化・工夫・壁の乗り越え方までしっかり描かれていて、自己管理力と継続力がしっかり伝わります。一人で挑戦し続けた説得力のある好事例です。
【挑戦したことをESに書く!】ESで「挑戦したこと」を書く際の注意点
エントリーシート(ES)で「挑戦したこと」をアピールする際には、企業が評価するポイントを理解した上で記載することが重要です。
適切な書き方を意識しないと、自分の印象を損ねたり、評価を下げる結果につながる可能性があります。
以下では、「協調性」「謙虚さ」「正直さ」という3つの観点から注意点を解説します。
協調性がない人と思われないように気をつける
「挑戦したこと」を書く際には、協調性の欠如を印象付けないように気を配る必要があります。
たとえば、個人で成果を上げたエピソードをアピールする場合でも、自分一人だけで達成したかのような書き方をすると、自己中心的な印象を与える可能性があります。
企業は、個人の能力だけでなく、チームの中でどのように役割を果たし、周囲と協力して目標を達成したのかを重視します。
具体的には、挑戦の過程でリーダーシップを発揮した場合でも、メンバーの意見を取り入れたり、チーム全体をサポートした点を明記すると良いでしょう。
例えば、「新しい提案を行いチームを成功に導いたが、その際にメンバー全員の意見を取り入れ、協力して解決策を構築した」といった表現が効果的です。
これにより、挑戦の成果だけでなく、協調性や他者への配慮が伝わります。
自慢話にならないように気をつける
「挑戦したこと」をアピールする際には、単なる自慢話にならないように注意が必要です。
企業が重視するのは、挑戦の結果そのものではなく、その過程でどのような行動を取り、何を学んだのかという点です。
過度に成果を強調しすぎると、謙虚さに欠ける印象を与えてしまう可能性があります。
たとえば、「大会で優勝した」という成果を伝える場合でも、そこに至るまでの準備や努力、困難をどう乗り越えたかを具体的に述べることで、内容に深みを持たせることができます。
さらに、その挑戦を通じて得た学びや成長を言及することで、自己中心的な印象を避けることができます。
嘘や誇張はしない
ESで書く内容において、嘘や誇張は絶対に避けるべきです。
挑戦していないことをあたかも経験したかのように記載したり、成果を過度に誇張することは、後々の選考で不利になる可能性が高いです。
企業は面接を通じて、ESに記載された内容をさらに深掘りします。
その際に矛盾が生じると、信頼性を大きく損なう結果となります。
具体的には、エピソードを事実に基づいて記載し、正確かつ誠実な内容にすることが重要です。
また、事実をそのまま伝えるだけでなく、それをどのように分析し、学びを得たのかを補足することで、内容に説得力を持たせることができます。
事実を正確に伝える姿勢は、信頼感を高める上で重要なポイントです。
挑戦の種類を統一すること
挑戦について語る際は、「何に対して挑戦したのか」の種類を明確にし、内容を一貫させることが非常に重要です。
「新しいことへの挑戦」と「苦手なことへの挑戦」は似ているようで意味合いが異なります。
これらが混在してしまうと、話の軸がぶれてしまい、企業側にあなたが伝えたい強みや意図がうまく届かなくなる可能性があります。
たとえば、「未知の領域に飛び込む積極性」を伝えたいのであれば、挑戦内容やエピソードも新しい分野や初体験の場面に統一するべきです。
反対に「苦手を克服する粘り強さ」をアピールしたい場合は、その克服過程に焦点を当てた内容にすべきです。
伝えたい強みを明確にし、それに最もふさわしい「挑戦の種類」で話を組み立てることが、印象に残るアピールにつながります。
【挑戦したことをESに書く!】挑戦したことのNG例文
エントリーシートで「挑戦したこと」をアピールする際、適切な表現を選ばなければ意図が正しく伝わらず、評価されにくくなります。
特に、抽象的な表現が多い、協調性が欠けている、自慢話のようになっている場合は、企業側に好印象を与えにくくなります。
以下では、よくあるNG例文を3つ紹介し、それぞれの問題点と改善方法について解説します。
NG例文1:抽象的な内容
私は、新しいことに挑戦する力を大切にしています。
大学では、困難な状況でも諦めずに取り組む姿勢を持ち続けました。
特に、学業とアルバイトの両立をする中で、多くの壁に直面しましたが、努力を重ねて乗り越えてきました。
一度決めた目標を最後までやり抜くことを意識し、忙しい日々の中でも計画的に行動しました。
また、失敗したときには、その原因を分析し、次に活かすよう努めました。
このような経験を通じて、どのような状況でも前向きに取り組む姿勢を身につけることができました。
私は、新しい環境に対しても柔軟に適応しながら、成果を出すことができると考えています。
また、大学生活ではゼミ活動にも力を入れ、より深い学びを得るために自主的に研究テーマを掘り下げました。
このように、私は困難な状況でも最後まで諦めずに挑戦し続ける力を大切にしています。
キャリアアドバイザー 木下

この文章の最大の問題点は、挑戦した具体的な内容が曖昧であることです。「困難な状況」や「多くの壁」といった表現があるものの、どのような課題にどのように取り組んだのかが分かりません。また、抽象的な表現が多く、何を成し遂げたのかが伝わりにくいです。たとえば、「アルバイトとゼミの研究を両立するために、時間管理を工夫し、最終的にゼミ発表で高評価を得た」など、明確な成果を示すことで説得力が増します。
NG例文2:協調性が見られない内容
私は、困難な状況に立ち向かい、必ず成果を出すことを目標にしています。
大学では、ゼミの研究活動で新しいテーマに挑戦しました。
ゼミの中で自分の意見を貫き通し、最適な研究方法を採用することに成功しました。
当初は、他のメンバーと意見が対立することもありましたが、私は自分の考えが最も合理的であると信じ、最後まで主張を曲げませんでした。
結果として、自分の提案が採用され、ゼミの研究発表では高い評価を受けることができました。
また、この経験を通じて、自分の意見を強く持ち続けることの重要性を学びました。
さらに、大学のグループワークでも、私は積極的にリーダーシップを発揮し、他のメンバーを引っ張る役割を担っていました。
自分の考えが最も効率的であると確信していたため、他のメンバーの意見を受け入れることよりも、自分の意見を強く主張することを優先していました。
しかし、最終的には成果が出たため、自分の進め方は正しかったと考えています。
キャリアアドバイザー 木下

この文章の問題点は、挑戦した内容が自己中心的に見える点です。「自分の意見を貫き通した」と強調していますが、チームでの研究であるにもかかわらず、他のメンバーの意見を尊重する姿勢が見られません。改善するには、「チームの中でどのように議論を進めたのか」「他の意見とどのように折り合いをつけたのか」を記述し、協調性を示すことが重要です。たとえば、「他の意見も踏まえながら、自分の提案のメリットを論理的に説明し、最終的に納得してもらった」とすることで、柔軟性と協調性が伝わります。
NG例文3:自慢話になっている内容
私は、大学時代にアルバイトで成果を出すことに挑戦しました。
飲食店でアルバイトをしていましたが、売上向上のために自分のアイデアを活かすことを決意しました。
具体的には、新しいプロモーション施策を考案し、上司に提案しました。
私のアイデアは高く評価され、実際に導入されることになりました。
結果として、店舗の売上が大きく伸び、アルバイトの中でも特に優れた貢献をしたと評価されました。
また、私は接客でも常にトップの成績を維持し、他のスタッフよりも多くの指名を獲得しました。
その後も、さまざまな場面で自分の工夫が結果につながり、上司からも厚い信頼を得ました。
この経験を通じて、私は成果を出す力を持っていることを実感しました。
さらに、学生スタッフの中で特に優秀な成績を収め、他のメンバーにも接客スキルを指導する機会がありました。
私のやり方を参考にするスタッフも増え、店全体の売上が向上しました。
このように、私はどの環境においても結果を出し、周囲に良い影響を与えることができると確信しています。
キャリアアドバイザー 木下

この文章の問題点は、「自分の成果」を過剰にアピールしており、自慢話のように受け取られる点です。「売上を伸ばした」「特に優れた貢献をした」「常にトップの成績を維持した」など、自己評価が強調されすぎています。また、周囲との協力や工夫のプロセスが描かれておらず、「自分の成果だけを伝える」内容になっています。改善するには、「どのような課題があり、チームとどのように解決したのか」を明確にし、周囲との関わりを示すことが重要です。
【挑戦したことをESに書く!】よく聞かれる質問
「人生で一番挑戦したこと」は、エントリーシートや面接で頻出の質問です。
この質問を通じて企業は、あなたがどんな価値観で行動し、困難にどう向き合ってきたかを知ろうとしています。
ただ挑戦内容を伝えるだけでなく、動機や背景、乗り越えるために工夫した点、そこから得た学びまでを一貫して語ることが求められます。
ここでは、このテーマに関連して実際によく聞かれる質問と、その意図や答え方のポイントについて紹介します。
これまで最も挑戦したことは何ですか?
この問いではあなた自身が直面した課題に対してどのように取り組み乗り越えたのかを聞きたい質問になっています。
大学のグループプロジェクトで、チーム内の意見がまとまらず、進行が遅れていたことがありました。私は積極的に意見を聞き、全員が意見を出しやすい環境を作るように心がけました。具体的には、定期的にミーティングを開き、進行状況を共有し、メンバーそれぞれが責任を持つような役割分担を行いました。その結果、プロジェクトは予定通りに進み、チーム全体が協力して成果を出すことができました。この経験から、コミュニケーションとリーダーシップの重要性を学びました。
困難な直面に直面した時に都のように対処し乗り越えましたか?
この問いでは問題解決能力やトラブルでの冷静な対処スキルを知りたい問いとなっています。
アルバイトで予期しないトラブルが発生し、急遽業務の改善を求められる場面がありました。スタッフが足りない中で、通常業務をこなすだけでなく、新たな対応方法を考えなければならなかったため、冷静に業務を優先順位ごとに整理し、最も重要な問題から解決策を講じました。また、上司と相談しながら、チーム全員で協力して進めるよう呼びかけました。その結果、トラブルは早期に解決し、業務が円滑に進むようになりました。この経験を通じて、問題解決能力とチームワークの重要性を学びました。
自分が挑戦したことで、予想以上の成果を出せた経験はありますか?
この問いでは、あなたの努力や工夫が知りたい問いとなっています。
大学のサークルで、年度末のイベントを担当した際、当初は予算が限られており、集客に不安がありました。そこで、SNSを活用してイベントの魅力を伝えたり、スポンサーを募ったりすることを提案しました。SNSでの積極的な告知や、イベントの内容をより魅力的にアピールした結果、予想以上の来場者数を達成しました。この経験を通じて、限られた資源でも工夫次第で大きな成果を上げられることを実感しました
【挑戦したことをESに書く!】まとめ
この記事では、「人生で一番挑戦したこと」をテーマに、エントリーシート(ES)で高評価を得るための書き方や伝え方を詳しく解説してきました。
挑戦内容の種類や企業がこの質問を重視する理由、エピソードの選び方やPREP法を活用した構成方法、さらに実際によく聞かれる質問への答え方や高評価の例文・NG例文まで幅広く紹介しました。
重要なのは、自分の挑戦を通じて「どのように考え」「どう行動し」「何を学んだのか」を一貫して伝えることです。
企業はその経験を通じて、あなたの価値観やポテンシャル、自社とのマッチ度を見極めています。
この記事を参考に、伝えたい強みが明確に伝わるガクチカをぜひ完成させてください。
就活コンサルタント木下より
アルバイト経験を「ただ働いていた」ではなく、売上改善という課題解決に落とし込めている点が非常に良いです。自主的に動き、周囲を巻き込んだプロセスが明確で、社会人に通じる行動力や実行力を感じさせるエピソードです。