【面接でセリフが飛ぶ】言葉が出ないときの原因と対処法を解説!

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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はじめに

面接本番で、準備していたセリフが急に飛んでしまい、頭が真っ白になった経験はありませんか。

あの焦りや不安は、本当に辛いものですよね。

この記事では、なぜ面接で言葉が出なくなってしまうのか、その原因を深掘りし、具体的な事前対策から、万が一飛んでしまった時のリカバリー方法までを網羅的に解説します。

この記事を読めば、あなたの不安が解消され、自信を持って面接に臨めるようになるはずです。

【面接でセリフが飛ぶ】セリフが飛ぶと面接に大きく影響する

面接でセリフが飛んでしまうと、精神的なダメージだけでなく、面接官に与える印象にも大きく影響します。

単に言葉に詰まったという事実以上に、その後の対応次第で評価が大きく左右されるのです。

例えば、質問に対して答えられず沈黙が続くと、準備不足や意欲の低さを疑われる可能性があります。

また、一度の失敗を引きずってしまい、その後の回答までしどろもどろになってしまう悪循環に陥ることもあります。

セリフが飛ぶことのリスクを理解しておくことが、対策の第一歩となります。

準備不足だと思われる

面接官は、学生がどれだけ自社に興味を持ち、しっかりと準備をしてきたかを見ています。

特に志望動機や自己PRといった、準備していて当然とされる質問でセリフが飛んでしまい、長い沈黙が続くと、どうでしょうか。

質問を想定して回答を準備できていない、あるいは自己分析や企業研究が足りないと判断される可能性が高まります。

これは、単に暗記が甘かったというレベルではなく、入社意欲そのものが低いのではないか、と思われても仕方のない状況です。

セリフが飛ぶことは、あなたの熱意まで疑われてしまうリスクをはらんでいるのです。

冷静に対応できない人だと思われる

社会に出れば、想定外のトラブルやプレッシャーのかかる場面は日常茶飯事です。

面接官は、セリフが飛んだという失敗そのものよりも、その予期せぬ事態にどう対応するか、つまりあなたの冷静さやストレス耐性を見ています。

頭が真っ白になった時に焦り、パニックになってしまうと、冷静に対応できない人、精神的に打たれ弱い人という印象を与えかねません。

逆に、詰まっても慌てず、誠実に対応しようと努めれば、問題解決能力があると評価される可能性すらあります。

焦りが面接結果に響いてしまうことを覚えておきましょう。

同じような失敗を恐れて立て直しが難しくなる

一度セリフが飛ぶという失敗を経験すると、また次も飛んでしまったらどうしようという不安が芽生えてしまいます。

この不安が、面接中の集中力を奪い、本来の力を発揮できなくさせます。

頭の片隅に常に失敗の可能性がチラつくため、リラックスできず、かえって緊張を増幅させてしまうのです。

この悪循環にはまると、立て直しが難しくなり、面接全体がうまくいかなくなる可能性も。

大切なのは、失敗しても大丈夫と割り切り、リラックスして面接に挑む心構えを持つことです。

【面接でセリフが飛ぶ】セリフが飛ぶ原因は?

では、なぜ本番でセリフが飛んでしまうのでしょうか。

その主な原因は、過度な緊張、練習不足、そして想定外の質問への対応力の欠如、この3つに集約されます。

合格したいという強い思いがプレッシャーとなり、普段通りの力が出せなくなるのが緊張です。

また、面接の場に慣れていない練習不足が、その緊張をさらに高めます。

そして、準備していた回答パターンから外れた質問が来ると、思考が停止してしまうのです。

これらの原因を一つずつ理解し、対策を立てていきましょう。

過度な緊張

面接でセリフが飛ぶ最大の原因は、なんといっても過度な緊張です。

うまく話さなければ、絶対に合格しなければ、と自分にプレッシャーをかけすぎていませんか。

適度な緊張は集中力を高めますが、過剰に緊張してしまったり、うまくできるか不安になったりすると、脳の働きが鈍くなり、普段なら当たり前に出てくる言葉さえも出てこなくなります。

これが、頭が真っ白になる状態です。

特に、失敗を極度に恐れる真面目な人ほど、この状態に陥りやすい傾向があります。

まずは、完璧を目指しすぎないことが大切です。

練習不足

面接練習の不足も、セリフが飛ぶ大きな原因となります。

練習不足によって面接という非日常的な空間や雰囲気に慣れていないと、必要以上に緊張や不安を感じやすくなります。

また、回答内容を頭で理解しているつもりでも、実際に声に出して話す練習を積んでいないと、本番でスムーズに言葉が出てきません。

練習不足は、単に場慣れしていないというだけでなく、回答内容が自分の中に定着していない証拠でもあります。

練習を繰り返して自信をつけることが、余計な緊張を防ぐ一番の近道です。

想定外の質問に対応できない

準備していた質問には完璧に答えられても、少し角度を変えた質問や想定外の質問が飛んできた途端、頭が真っ白になることがあります。

これは、用意した回答をそのまま話すことしか考えておらず、その元となる自分の考えやエピソードの深掘りが足りないために起こります。

自己分析や企業リサーチを十分に行い、自分の言葉で語れるレベルまで落とし込めていれば、どんな切り口で質問されても軸はブレません。

丸暗記に頼っている人ほど、この罠にはまりやすいと言えるでしょう。

【面接でセリフが飛ぶ】志望動機や自己PRのセリフは暗記したほうがいい?

就活生の皆さんから、志望動機や自己PRは丸暗記したほうが良いですか、とよく質問されます。

確かに、丸暗記すればスラスラと話せるようになり、安心感が得られるというメリットもあります。

しかし、私はこの丸暗記には大きなデメリットが潜んでいるとお伝えしています。

むしろ、セリフが飛んでしまう根本的な原因が、この丸暗記にある可能性すらあるのです。

臨機応変な対応力やコミュニケーション能力といった観点から、丸暗記のリスクについて考えてみましょう。

臨機応変な対応ができない

面接は、準備してきた原稿を発表する場ではなく、面接官と対話するコミュニケーションの場です。

丸暗記したものを完璧に話そうと意識しすぎると、面接官の反応や話の流れに合わせた柔軟な対応ができません。

面接官は、あなたの応用力や柔軟性、対応力なども見ています。

想定と少し違う質問をされただけで言葉に詰まってしまうようでは、入社後もマニュアル通りの仕事しかできないのではないかと判断され、評価が下がる可能性があります。

コミュニケーション能力がない印象になる可能性

あなたが暗記したセリフを棒読みで、あるいは不自然なほど流暢に話したとしたら、面接官にはどう映るでしょうか。

熱意は伝わらず、ただ用意された回答を再生しているだけ、という機械的な印象を与えてしまいます。

面接官は、あなたが丸暗記していることを見抜き、この学生は対話ができない、コミュニケーション能力が足りないのではないかという印象を持つ可能性があります。

面接官が聞きたいのは、完璧な文章ではなく、あなたの言葉で語られる生きたエピソードや考えなのです。

一か所忘れるとすべてのセリフが飛ぶ

丸暗記に頼る最大の危険性は、その脆さにあります。

文章を一つの流れやブロックとして記憶しているため、途中で言葉が一つでも出てこなくなると、その後のセリフが連鎖的にすべて飛んでしまう可能性があるのです。

まるでジグソーパズルの一片を失くしたかのように、続きの言葉が全く出てこなくなります。

このパニック状態は、計り知れない緊張を生み、立て直しを非常に困難にします。

一言一句違わずに覚えようとすること自体が、セリフが飛ぶリスクを最大限に高めているのです。

【面接でセリフが飛ぶ】セリフが飛ばないための事前対策

では、セリフを丸暗記せずに、本番でしっかりと自分の考えを伝えるためには、どのような事前対策をすればよいのでしょうか。

答えはシンプルです。

セリフではなく、伝えたい要点、つまりキーワードで覚えること。

そして、そのキーワードを使いながら、自分の言葉で話す練習を徹底的に行うこと。

この二つが、セリフが飛ぶのを防ぎ、かつ面接官に響く回答をするための最も効果的な準備方法です。

具体的なやり方を見ていきましょう。

セリフではなく「キーワード」で覚える

自己PRや志望動機など、伝えたい内容の原稿が完成したら、次はその文章を丸ごと覚えようとするのをやめましょう。

代わりに、その中で最も重要なポイント、核となる部分をキーワードや短いフレーズで抜き出します。

例えば、結論、理由、具体的なエピソード、入社後の貢献、といった要素ごとに単語をピックアップするのです。

本番では、そのキーワードを道しるべにしながら、自分の言葉で文章を組み立てて話すようにします。

丸ごと正確に話す必要は全くありません。

これだけで、途中で言葉に詰まっても、次のキーワードを思い出すことで、話を立て直しやすくなります。

面接練習を行う

キーワードで要点を覚えたら、次は実践練習です。

頭の中でシミュレーションするだけでなく、必ず声に出して話す練習をしましょう。

大学のキャリアセンターや友人、家族に協力してもらい、模擬面接を行うのが最も効果的です。

最近では、新卒向けの就活エージェントに相談して、面接の練習やプロからのアドバイスをもらう方法もあります。

何度も経験することで、面接の独特な雰囲気に慣れ、単純な質問だけでなく、深掘り質問などへの対応力も格段にアップします。

練習量があなたの自信につながります。

【面接でセリフが飛ぶ】それでもセリフが飛んでしまったら

どれだけ万全に準備や練習を重ねても、本番の緊張感の中でセリフが飛んでしまうことは、誰にでも起こり得ます。

大切なのは、失敗したこと自体に落ち込むのではなく、その後のリカバリー方法を知っておくことです。

パニックにならず、冷静に対処できれば、むしろピンチをチャンスに変えることさえ可能です。

ここでは、万が一、頭が真っ白になってしまった時のための、3つの具体的な対処法をご紹介します。

これを知っておくだけで、心の保険になるはずです。

セリフが飛んでしまったことを正直に伝える

無理に取り繕おうとしたり、気まずい沈黙を続けたりするのは逆効果です。

そんな時は、勇気を持って正直に状況を伝えましょう。

例えば、申し訳ございません、緊張で頭が真っ白になってしまいました、といった形です。

もし質問内容も飛んでしまった場合は、恐れ入りますが、もう一度ご質問いただけますでしょうか、とお願いするのも一つの手です。

面接官もあなたが緊張していることは重々承知しています。

誠実に対応することで、かえって好印象を持たれることもあります。

深い深呼吸をする

頭が真っ白になったと感じたら、まずは物理的に自分を落ち着かせましょう。

最も簡単で効果的な方法が、深い深呼吸です。

焦っている時、人の呼吸は浅く速くなりがちです。

意識的に、ゆっくりと息を吸い込み、さらに時間をかけて息を吐き出します。

これを数回繰り返すだけで、心拍数が落ち着き、リラックス状態を司る副交感神経が優位になります。

深く深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、平常心を保つように意識することで、冷静な思考を取り戻す助けとなります。

少し考える時間をいただきたいと伝える

想定外の質問が来てすぐに回答がまとまらない時や、言葉が飛んでしまった時は、焦って話し始める必要はありません。

沈黙が怖いからといって、的外れな回答をしてしまう方が問題です。

そういう時は、はい、少し考えるお時間をいただけますでしょうか、と面接官に一言断りを入れましょう。

この一言があるだけで、気まずい沈黙ではなく、回答を整理するための前向きな時間に変えることができます。

ただし、頂く時間は長くても1分前後を目安にしましょう。

【面接でセリフが飛ぶ】緊張しても「合格できる」

面接で緊張してしまう自分を、ネガティブに捉える必要はありません。

むしろ、緊張するのは、あなたがその面接に真剣に向き合い、本気で合格したいと願っている証拠です。

面接官も、学生が緊張することは当たり前だと理解しています。

よくない意味で全く緊張しない学生がいれば、かえって志望度が低いのか、責任感に欠けているのか、と判断されてしまう可能性すらあります。

大切なのは、緊張をなくすことではなく、緊張の中でいかに自分の言葉で誠実に伝えようと努力するか、その姿勢です。

【面接でセリフが飛ぶ】緊張しやすい人が内定を取る方法8選

緊張しやすい性格は、すぐに変えられるものではありません。

しかし、緊張しやすい人でも、適切な準備と練習を積み重ねることで、内定を勝ち取ることは十分に可能です。

ここでは、セリフが飛ぶのを防ぎ、面接本番でのパフォーマンスを高めるための具体的な方法を8つご紹介します。

すぐに実践できるものばかりですので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

小さな積み重ねが、本番での大きな自信となります。

1. 面接対策ノートをつける

自分の考えを整理し、客観的に把握するために、面接専用のノートを一冊用意しましょう。

想定される質問とそれに対する回答のキーワード、模擬面接で受けたフィードバック、面接本番で聞かれたことや反省点などをすべて書き出します。

書くという作業を通じて、頭の中が整理され、自分が何を伝えるべきかが明確になります。

このノートが、あなただけの最強の対策マニュアルとなり、自信の源になるはずです。

2. 鏡を見ながら笑顔の練習をする

緊張すると、どうしても表情が硬くなり、顔がこわばってしまいます。

暗い表情は、自信のなさや意欲の低さとして面接官に伝わってしまいます。

よい第一印象を与えるためにも、笑顔は非常に重要です。

毎日鏡に向かって、口角を上げる練習をしましょう。

自然な笑顔が作れるようになると、相手に安心感を与えるだけでなく、自分自身の緊張もほぐれるという効果があります。

3. ゆっくり話すことを意識する

緊張すると、つい早口になってしまいがちです。

早口は、聞いている側に焦りや落ち着きのなさを感じさせるだけでなく、自分自身もさらに緊張を高めてしまう悪循環を生みます。

本番では、自分が思っている以上にゆっくりと、一言一言を区切って話すことを意識しましょう。

ゆっくり話すことで、自然と落ち着いて話せるようになり、頭の中で次に話すことを整理する時間的な余裕も生まれます。

4. 発声の練習をする

緊張すると声が小さくなったり、上ずったりしがちです。

また、しばらく声を出していないと筋肉が硬直し、いざという時に声が出づらくなることもあります。

面接前には、あえいうえお、と母音をはっきり発声する練習や、簡単な早口言葉などで口をならしておきましょう。

会場に早めに着いたら、お手洗いなどで小さく声を出すのもおすすめです。

ハキハキとした通る声は、自信がある印象を与えます。

5. 結論から答える

面接官の質問には、まず結論から答えることを徹底しましょう。

いわゆるPREP法(Point:結論、Reason:理由、Example:具体例、Point:結論)の基本です。

緊張すると、つい言い訳や背景からダラダラと話してしまいがちですが、これでは何が言いたいのか伝わりません。

はい、私は〇〇だと考えます。

なぜなら~、と結論から述べることで、話が脱線しにくくなり、面接官にも伝わりやすくなります。

6. 頻出質問の回答の練習をする

自己PR、学生時代に力を入れたこと、志望動機。

これらは、ほぼ全ての面接で聞かれる頻出質問です。

これらの基本的な質問に対しては、キーワードを完璧に準備し、自分の言葉でスラスラと説明できるように徹底的に練習しておきましょう。

この土台がしっかりしているという自信が、心の余裕を生みます。

その余裕が、想定外の質問にも落ち着いて対応できる力につながるのです。

7. 繰り返し練習する

結局のところ、自信をつける一番の方法は、圧倒的な練習量です。

面接は場慣れが非常に重要。

模擬面接を何度も繰り返し行い、人前で話すこと、質問に答えることへの抵抗感をなくしていきましょう。

練習で失敗をたくさん経験しておけば、本番で同じ失敗を繰り返す可能性は低くなります。

これだけ準備したのだから大丈夫、という確固たる自信こそが、過度な緊張を和らげ、セリフが飛ぶのを防ぐ最大の武器となります。

8. 早めに会場につく

電車の遅延や道に迷うといった不測の事態は、ただでさえ高い緊張を極度に高めてしまいます。

面接会場には、約束の時間の30分~1時間前には到着するようにしましょう。

早く着くことで、まず会場の雰囲気やお手洗いの場所などを確認でき、心に余裕が生まれます。

近くのカフェでリラックスしながら、面接対策ノートを最終確認する時間も作れます。

ギリギリの到着は、焦りの元凶です。

まとめ

面接でセリフが飛ぶのは、あなただけが経験する特別なことではありません。

その主な原因は、過度な緊張、練習不足、そして丸暗記に頼った準備方法にあります。

大切なのは、セリフを丸ごと覚えるのではなく、伝えたい要点をキーワードで覚え、それを自分の言葉で話す練習を繰り返すことです。

万が一、本番で頭が真っ白になっても、正直に伝えたり、深呼吸をしたりと、冷静に対処する方法を知っていれば大丈夫です。

万全の準備があなたの自信となり、合格へと導いてくれます。

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