HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
こんにちは！就職活動、本当にお疲れ様です。
数ある企業の中でも、世界最大級のコンサルティングファームであるデロイトグループ。
その圧倒的な規模と専門性に魅力を感じ、選考に挑戦したいと考えている大学生も多いのではないでしょうか。
しかし、トップティアのコンサル企業だけに、面接はどんな内容なのか、特にケース面接はどう対策すればよいか、不安も大きいですよね。
この記事では、デロイト トーマツ コンサルティング DTC を中心としたデロイトの面接を徹底解説します。
必要な情報を網羅し、あなたの挑戦を後押しします。
デロイト面接の特徴
デロイトの面接の最大の特徴は、論理的思考力と人柄の両面を深く見られる点にあります。
もちろんコンサル業界特有のケース面接は実施されますが、それと同等に、なぜデロイトなのかという志望動機や、チームで働く上での協調性も重視されます。
戦略特化のファームと比べ、ITや金融、事業戦略など幅広い領域を扱う総合コンサルティングファームであるため、知的好奇心の幅広さや、現実的な課題解決への意欲が求められる傾向にあります。
面接官の社員も知的な方が多いと感じるでしょう。
デロイトの面接で聞かれること
デロイトの面接で聞かれる質問は、大きく分けて2種類あります。
一つは、学生時代の経験や自己PR、志望動機といった基本的な質問です。
あなたがどんな人で、なぜコンサルタントを志望し、その中でもなぜデロイトを選んだのかを深く掘り下げられます。
もう一つが、ケース面接です。
特定のビジネス上の課題、例えばある企業の売上をどう上げるか等、を与えられ、制限時間の中で自分なりの考えや仮説をまとめ、面接官とディスカッションする形式が多いです。
デロイトの面接での回答のポイント
デロイトの面接での回答のポイントは、常に論理的であることを意識することです。
志望動機を話す時も、単に思いを語るのではなく、自分の過去の経験という具体的な事実をもとに、なぜそう考えるに至ったのかを説明する必要があります。
ケース面接では、完璧な答えを出すことよりも、問題を構造化し、論理的に思考を組み立てるプロセスが何よりも重要視されます。
面接官との対話を通じて、自分の考えを柔軟に修正していく姿勢も見られています。
受かる人のポイント
デロイトの面接を通過する人、つまり内定を掴む者には共通点があります。
第一に、論理的思考力が高いレベルで備わっていることです。
ケース面接はもちろん、志望動機や自己PRといった基本的な質問への回答にも、なぜそう言えるのかという明確な根拠があり、話に一貫性があります。
第二に、知的好奇心と学習意欲が旺盛である点です。
デロイトは扱う領域が非常に広いため、ITや金融、戦略など、未知の領域に対しても積極的に学び、吸収しようとする姿勢が高く評価されます。
最後に、チームで働く力です。
コンサルティングの仕事はプロジェクトチームで行うことが基本です。
自分の意見をしっかり持ちつつも、他者の意見を受け入れ、チーム全体で大きな成果を出そうとする協調性を持った人材が求められます。
落ちる人のポイント
一方で、残念ながらお見送りになってしまう方にも特徴があります。
最も多いのは、ケース面接の対策不足です。
思考が浅かったり、仮説立案のプロセスが論理的でなかったりすると、コンサルタントとしての適性が低いと判断されてしまいます。
また、志望動機が曖昧な場合も危険です。
なぜ他のコンサルティングファームではなく、総合系のデロイトなのか。
その理由を自分の経験と結びつけて具体的に語れないと、志望度が低いと見なされます。
さらに、コミュニケーション能力の不足も落ちる理由の一つです。
面接官の質問の意図を正確に汲み取れなかったり、一方的に話しすぎてディスカッションにならなかったりすると、入社後にプロジェクトで活躍するイメージを持ってもらえません。
デロイトの面接フロー
デロイトの新卒採用選考は、エントリーシートとWebテストから始まります。
これらを通過すると、面接選考に進みます。
面接の回数は、応募する職種や選考ルートによって異なる場合がありますが、一般的にはグループディスカッションと複数回、2回から3回程度の個人面接で構成されることが多いようです。
個人面接の中には、ケース面接が含まれることがほとんどです。
選考が進むにつれて、若手社員から始まり、最後はパートナーと呼ばれる役員クラスの社員が面接官となるのが基本的な流れです。
一次面接
一次選考の形式は、グループディスカッションや、若手から中堅のコンサルタント1人による個人面接が実施されることが多いようです。
グループディスカッションでは、数名の学生でチームを組み、与えられたビジネス上の課題について議論し、結果を発表します。
ここでは、論理的思考力に加えて、チームの中でどう貢献するか、他者の意見をどう聞くかといった協調性が見られます。
個人面接の場合は、自己紹介や学生時代の経験、志望動機といった基本的な質問が中心です。
なぜコンサル業界に興味を持ったのか、その中でもなぜデロイトなのか、あなたの基本的な考え方や人柄を確認する時間となります。
二次面接
二次面接は、多くの場合、マネージャー以上の管理職クラスの社員が面接官を担当します。
形式は1対1の個人面接が中心で、時間も30分から1時間程度と長くなる傾向にあります。
この段階で、本格的なケース面接が課されることが非常に多いです。
面接官からお題が出され、考える時間が与えられた後、自分の考えを発表し、面接官と深いディスカッションを行います。
ここでは、問題解決能力や思考の深さ、柔軟性が厳しく評価されます。
もちろん、ケース面接だけでなく、志望動機やキャリアプランについて、一次面接よりも鋭く深掘りされることも覚悟しておきましょう。
役員・最終面接
最終面接は、パートナーと呼ばれるコンサルティング部門の最高責任者クラスが面接官となります。
形式は1対1の個人面接が基本です。
ここまで来ると、あなたの論理的思考力やスキルはある程度評価されています。
最終面接で重視されるのは、デロイトのカルチャーに本当にマッチするか、そして入社への強い意志です。
質問内容としては、改めて志望動機や入社して何がしたいか、どんなコンサルタントになりたいかといった、あなたの価値観や将来のビジョンに関するものが多いです。
ケース面接が実施される場合もありますが、それ以上に、あなたという人間性を見極めようとする対話が中心となるでしょう。
デロイトの面接対策方法
デロイトの面接対策として最も重要なのは、ケース面接の徹底的な練習です。
専用の対策本を読み込むだけでなく、大学の友人やキャリアセンターの人と模擬面接を繰り返し行い、フィードバックをもらうことが不可欠です。
次に、自己分析と企業研究の深化です。
なぜコンサルなのか、なぜデロイトなのか。
この問いに、自分の経験をもとに具体的に答えられるように準備してください。
デロイトが持つ多様なサービス領域やプロジェクト事例を公式サイト等で調べ、自分の興味と結びつけることが重要です。
おわりに
デロイトの面接対策について、網羅的に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
デロイトは世界トップクラスのコンサルティングファームであり、選考のハードルは確かに高いです。
しかし、求められるのは特別なスキルではなく、論理的に物事を考える力と、それを誠実に伝える姿勢です。
この記事で紹介したポイントを参考に、しっかりと準備を進め、自信を持って本番に臨んでください。
あなたの就職活動が実りあるものになるよう、心から応援しています！
