【例文5選】保育業界のガクチカってどんなものが評価される?書き方からポイントまで徹底解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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【保育業界のガクチカ】はじめに

保育業界の選考において、採用担当者がガクチカを通じて何を見ているのかを正しく理解することは、内定への第一歩です。

単に「何をしたか」という事実の羅列だけでは、あなたの魅力は十分に伝わりません。

保育という仕事は、子どもの命を預かり、健やかな成長を支える責任ある仕事であるため、その適性や人柄がガクチカの文章からにじみ出ていることが非常に重要視されます。

まずは自分自身を深く見つめ直す「自己分析」と、保育現場が求める人物像を知る「業界分析」をしっかりと行いましょう。

この二つを掛け合わせ、本当に自分が保育業界に合っているのかを擦り合わせる作業を行うことで、自信を持ってガクチカを伝えることができるようになります。

この章から順を追って、そのための具体的なステップを確認していきましょう。

【保育業界のガクチカ】保育業界に向いてる人の特徴

保育業界で活躍できる人材には、いくつかの共通する特徴があります。

ガクチカを作成する前に、これらの特徴を理解し、自分の経験の中に似た要素がないかを探してみることが大切です。

もし、あなたの強みや過去の行動が保育士としての適性とマッチしていれば、それは非常に強力なアピール材料となります。

ここでは、保育業界に向いている人の代表的な特徴を5つ挙げ、それぞれの要素をどのようにガクチカに結び付けることができるのかを詳しく解説していきます。

自分の性格や経験と照らし合わせながら読み進めてみてください。

体力と精神力を兼ね備えている人

保育の現場は、想像以上に体力勝負です。

元気いっぱいの子どもたちと一緒に走り回り、抱っこやおんぶをし、安全を守るために常に気を配り続ける必要があります。

また、時には子どもたちの予期せぬ行動や保護者対応などで精神的なタフさが求められる場面も少なくありません。

そのため、学生時代にスポーツに打ち込んだ経験や、厳しい環境でのアルバイトを継続した経験は高く評価されます。

日々の活動を休みなく継続できた実績や、困難な状況でも前向きに取り組んだエピソードは、入社後も安定して長く働いてくれる人材であるという信頼に繋がります。

体力や精神力は、保育の質の維持に直結する重要な基盤となるのです。

コミュニケーション能力が高い人

ここでのコミュニケーション能力とは、単に「話が上手い」ということだけではありません。

保育士は子どもたちだけでなく、保護者や職場の同僚、地域の人々など、様々な立場の人と関わりながら仕事を進めていきます。

相手の気持ちを汲み取り、適切な言葉を選んで信頼関係を築く力は必須です。

ガクチカにおいて、サークル活動やアルバイト、ボランティアなどで立場や年齢の異なる人々と協力して何かを成し遂げた経験があれば、それは大きなアピールになります。

特に、意見の対立を調整したり、チームの雰囲気を良くするために自ら働きかけたりした経験は、保育現場でのチームワークや保護者支援にそのまま活かせる能力として評価されるでしょう。

観察力が鋭く気づきを得られる人

子どもたちの体調の変化や小さな怪我、気持ちの揺れ動きにいち早く気づく「観察力」は、保育士にとって命を守るための最も重要なスキルの一つです。

また、子ども一人ひとりの興味や関心を見抜き、それに合わせた遊びや学びを提供する上でも欠かせません。

学生時代の経験として、周囲の状況をよく見て自発的に行動したエピソードや、誰も気づかないような細かな問題点を発見して改善した経験などは非常に有効です。

例えば、アルバイト先で業務効率の悪さに気づいてマニュアルを修正した話や、部活動で後輩の悩みにいち早く気づいてサポートした話などは、保育現場でのリスク管理能力や個別の配慮ができる力として高く評価されます。

責任感が強く最後までやり遂げる人

子どもの命を預かる仕事である以上、責任感の強さは絶対に欠かせない資質です。

途中で投げ出さず、自分の役割を最後まで全うする姿勢は、採用担当者が最も重視するポイントの一つと言えます。

ガクチカでは、長期インターンシップや実行委員会の役員など、責任ある立場を任された経験や、困難な目標に対しても諦めずに粘り強く取り組んで結果を出したプロセスを伝えることが効果的です。

華々しい成果が出せなかったとしても、「どのような思いで責任を果たそうとしたか」「失敗した時にどうリカバリーしたか」という姿勢そのものが、仕事に対する誠実さや信頼性を証明する材料となります。

柔軟な対応力がある人

保育の現場では、計画通りに物事が進まないことが日常茶飯事です。

子どもの急な発熱、天候の変化、トラブルの発生など、その時々の状況に合わせて臨機応変に対応することが求められます。

マニュアル通りに動くだけでなく、その場の最善を判断して動ける柔軟性は大きな武器になります。

留学先での予期せぬトラブルを乗り越えた経験や、急な欠員が出たアルバイト先で工夫して業務を回した経験などは、不測の事態にも動じずに対応できる適応能力として評価されます。

ガクチカのエピソードを通じて、「この人なら現場で何か起きても落ち着いて対応してくれそうだ」と思わせることができれば、採用担当者に安心感を与えることができるでしょう。

【保育業界のガクチカ】学生時代に力を入れたこと

保育業界が求める人物像についての理解が深まったところで、次はいよいよ「ガクチカ」そのものの書き方について掘り下げていきます。

そもそもガクチカとは具体的にどの期間の何を指すのか、そして自己PRとはどう違うのかを明確にしておくことは、選考での評価を高めるために欠かせません。

ここでの定義や目的を履き違えてしまうと、せっかくの良いエピソードも採用担当者に響かないものになってしまう可能性があります。

まずは言葉の定義と企業の意図を正しく理解し、的確なアプローチができるように準備を整えましょう。

ガクチカの定義

就職活動における「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」の略称です。

ここで言う「学生時代」とは、基本的には現在所属している「大学・短期大学・専門学校」の期間を指します。

高校卒業後に就職する場合は高校時代の話をしますが、大学や専門学校を卒業する皆さんが高校時代の部活動などの話をメインにするのは避けた方が無難です。

なぜなら、直近の数年間で成長や学びがなかったのかと懸念されてしまうからです。

もちろん、コロナ禍などの影響で活動が制限され、書くことがないと感じる方もいるでしょう。

しかし、採用担当者もその状況は理解しています。

大切なのは、制約がある中で「どう工夫したか」「何を感じて行動したか」という身近な取り組みを見つけることです。

自己PRとの違い

ガクチカと自己PRは似ているようで、企業が知りたいポイントは異なります。

これを混同してしまうと、アピールが散漫になってしまいます。

「自己PR」は、あなたにどのような「強み」があり、その能力を使って入社後にどう貢献できるか、つまり「未来の再現性」を伝える項目です。

一方で「ガクチカ」は、過去の経験を通じてあなたがどのような「人柄・価値観」を持ち、課題に対してどう向き合い、そこから何を学べる人物なのかという「プロセス」を見る項目です。

つまり、ガクチカでは結果の凄さよりも、困難を乗り越える過程で見えたあなたらしさが重視されます。

この違いを意識し、ガクチカでは「思考と行動のプロセス」に焦点を当てて書くようにしましょう。

【保育業界のガクチカ】保育企業のガクチカ評価ポイント

保育企業の人事担当者がガクチカを読む際、彼らは単にエピソードの面白さや成果の大きさを評価しているわけではありません。

「この学生はうちの園で活躍してくれるだろうか」「職員たちと上手くやっていけるだろうか」という視点で、あなたの人間性や仕事への姿勢を見極めようとしています。

保育という専門性の高い仕事だからこそ、評価されるポイントも具体的かつ実践的です。

ここでは、採用担当者が特に注目している評価ポイントを5つに絞って解説します。

これらのポイントを意識して構成を練ることで、より説得力のあるガクチカに仕上げることができるでしょう。

人柄や価値観の適合性

採用担当者が最も知りたいのは、「あなたがどんな人か」という本質的な部分です。

保育の方針や園の雰囲気は法人によって異なりますが、根底にある「子どもを大切にする心」や「誠実さ」は共通して求められます。

ガクチカのエピソードの中に、他者への思いやりや、物事に対する誠実な向き合い方が表れているかどうかがチェックされます。

例えば、誰かのために行動した経験や、地道な努力をコツコツと続けた経験からは、あなたの優しさや真面目さといった人柄が伝わります。

エピソードを通じて、あなたの価値観がその園の理念や風土とマッチしていることを自然に感じさせることができれば、採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらえる確率はぐっと高まります。

困難への向き合い方とストレス耐性

仕事をしていく上では、必ず壁にぶつかることがあります。

特に保育の現場では、正解のない問いに向き合わなければならない場面も多いです。

そのため、学生時代に直面した困難や課題に対して、どのように考え、どう行動して乗り越えたかというプロセスは非常に重要な評価対象になります。

逃げ出さずに問題に向き合う姿勢や、失敗から学んで次に活かそうとするポジティブな思考を持っているかどうかがポイントです。

困難な状況下でのストレス耐性や回復力は、長く働き続ける上での安心材料となります。

成功体験だけでなく、苦労した経験をどう克服したかを具体的に描写することで、あなたの芯の強さをアピールしましょう。

チームワークと協調性

保育は決して一人ではできない仕事です。

クラス担任同士の連携はもちろん、園全体のスタッフが協力し合って初めて、子どもたちの安全と成長を守ることができます。

そのため、独りよがりな行動ではなく、周囲と協力して物事を進められる「協調性」は必須の評価ポイントです。

ガクチカにおいても、自分一人で成果を出した話より、チームやグループの中で自分の役割を果たし、周囲を巻き込んで目標を達成した経験の方が好印象を与えます。

意見が食い違った時の対処法や、仲間をサポートした具体的な行動などを盛り込むことで、組織の一員として円滑に業務を遂行できる人材であることを証明しましょう。

主体性と行動力

指示待ち人間ではなく、自ら考えて行動できる「主体性」も高く評価されます。

保育現場では、刻一刻と変化する状況に合わせて、自分で判断し動かなければならない場面が多々あります。

ガクチカでは、与えられた課題をこなすだけでなく、自ら課題を発見し、その解決に向けて能動的にアクションを起こした経験が評価されます。

「なぜそれをしようと思ったのか」という動機から、「実際に何をしたのか」という行動までを一貫して伝えることが大切です。

現状をより良くするために自ら働きかけた姿勢は、入社後も園の運営や行事などで積極的に貢献してくれるだろうという期待感に繋がります。

学びを次に活かす力

経験そのものも大切ですが、それ以上に重要なのが「その経験から何を学んだか」ということです。

失敗や成功の体験をただの思い出にせず、そこから教訓を得て、次の行動や自身の成長に繋げられているかどうかが問われます。

保育の仕事も日々反省と改善の繰り返しです。

ガクチカの結びとして、経験から得た学びを言語化し、それを社会人としてどう活かしていくかまで語れていると評価が高まります。

経験を抽象化して応用する能力がある学生は、入社後の研修や実務を通じても素早く成長し、即戦力として活躍できる可能性が高いと判断されるでしょう。

【保育業界のガクチカ】評価されにくいガクチカ

せっかく素晴らしい経験をしていても、伝え方や内容の選び方を間違えると、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまうことがあります。

保育業界には特有の「好まれる傾向」と「敬遠される傾向」が存在します。

一般的に「すごい」と思われるエピソードでも、保育の現場視点では「少し扱いづらいかも」と思われてしまうこともあるのです。

ここでは、保育業界でウケが悪いとされるガクチカの特徴を解説します。

これらを事前に把握し、自分のガクチカが当てはまっていないかを確認することで、リスクを回避し、より魅力的な内容へとブラッシュアップしていきましょう。

成果や結果のみを強調している

「全国大会で優勝しました」「売上を2倍にしました」といった華々しい成果は素晴らしいですが、それ「だけ」を強調するのは逆効果になることがあります。

保育の仕事は数値で測れる結果が出にくい性質のものであり、プロセスや日々の積み重ねが重視されるからです。

結果ばかりをアピールすると、「結果が出ない地道な作業はできないのではないか」「プライドが高くて扱いにくいのではないか」と誤解される恐れがあります。

重要なのは、その結果に至るまでの努力や工夫の過程です。

どのような課題があり、どう悩み、どう乗り越えたのかというストーリーを丁寧に描くことで、結果以上の価値を伝えるように心がけましょう。

個人プレーの話ばかりになっている

「自分一人の力でこれを成し遂げました」というエピソードは、個人の能力が高いことは伝わりますが、保育業界ではあまり歓迎されません。

先述の通り、保育はチームプレーが基本です。

周囲への相談なしに独断で動いたり、周りを置いてきぼりにして自分だけ突っ走ったりするような印象を与える内容は避けるべきです。

たとえ個人的な取り組み(資格取得や個人の趣味など)をテーマにする場合でも、指導してくれた先生への感謝や、周囲の人との関わり、あるいはその活動を通じて他者への理解がどう深まったかという視点を盛り込むことが大切です。

「協調性がない」と判断されないよう、他者との関わり方に配慮した記述を意識してください。

一貫性のない内容になっている

ガクチカの内容において、動機、行動、結果の流れに論理的な繋がりがないと、説得力が大きく損なわれます。

「なんとなく頑張りました」や「運よく成功しました」という内容では、あなたの能力や再現性を評価することができません。

取り組みの目的や課題が不明確だと、採用担当者は「なぜその行動をとったのか」が理解できず、あなたの思考プロセスが見えてこないのです。

また、行動と結果が結びついていないと、本当に関与していたのか疑問を持たれることもあります。

「なぜ」という動機と「何をした」という施策に一貫性を持たせ、論理的に説明できるように内容を整理することが不可欠です。

他の項目とずれている

エントリーシートや面接は、ガクチカだけでなく、自己PR、志望動機、長所・短所など、すべての項目を総合して評価されます。

ここで注意したいのが、各項目の内容に矛盾が生じてしまうことです。

例えば、ガクチカで「一人で黙々と作業に没頭して成果を出した」と書いているのに、自己PRで「協調性がありチームをまとめるのが得意」と書いていると、採用担当者は「どちらが本当の姿なのだろう?」と不信感を抱きます。

全ての項目を通して人物像に一貫性があることは、自己分析がしっかりできている証拠でもあります。

提出前に全体を読み返し、それぞれの回答が矛盾なく、一つの人物像として繋がっているかを確認しましょう。

【保育業界のガクチカ】基本的な構成

魅力的なエピソードを持っていても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。

限られた文字数や時間の中で、あなたの経験と魅力を最大限に伝えるためには、論理的で分かりやすい文章構成が必要です。

ビジネス文書やプレゼンテーションでよく使われる構成テクニックを用いることで、読み手の理解を助け、内容がスッと頭に入ってくるようになります。

ここでは、誰が読んでも分かりやすく、説得力のあるガクチカを作るための「6つのステップ」からなる基本構成を紹介します。

この型に当てはめて書くことで、文章が苦手な方でも質の高いガクチカを作成できます。

1. 結論

まずは「結論ファースト」を徹底しましょう。

書き出しの1行目で、「私が学生時代に力を入れたことは〇〇です」とズバリ言い切ります。

採用担当者は大量のエントリーシートを読みます。

最初に何についての話なのかが分からないと、その後の文章を読む集中力が続きません。

アルバイトなのか、部活動なのか、学業なのか、テーマを明確に提示することで、読み手はこれからどんな話が展開されるのかという準備ができ、安心して読み進めることができます。

簡潔かつ明瞭に、インパクトのある一文で書き始めることが大切です。

2. 背景

次に、その活動に取り組むことになった背景や動機を説明します。

「なぜそれに力を入れようと思ったのか」という理由は、あなたの価値観やモチベーションの源泉を表す重要な部分です。

同じ「カフェのアルバイト」を題材にしていても、「接客スキルを磨きたかったから」なのか、「学費を稼ぐために効率を追求したかったから」なのかで、伝わる人物像は全く異なります。

取り組みを始めたきっかけや当時の状況を説明することで、エピソードに深みが生まれ、読み手があなたという人間に感情移入しやすくなります。

3. 目的

その活動の中で、あなたはどんな目標を掲げ、そこにはどんな課題があったのかを記述します。

単に活動していただけでなく、目的意識を持って取り組んでいたことを示すステップです。

「売上を上げるという目標があったが、客足が伸び悩むという課題があった」「チームの結束を高めたかったが、意見の対立が起きていた」など、現状と理想のギャップ(課題)を明確にすることで、その後のあなたの行動の価値が際立ちます。

課題の難易度が分かれば、それを乗り越えたあなたの努力の大きさも伝わりやすくなります。

4. 具体的な取り組み

ここがガクチカのメインパートです。

設定した課題を乗り越えるために、具体的に「何をしたのか」を書きます。

抽象的な表現ではなく、「週に1回ミーティングを提案した」「マニュアルを写真付きに作り変えた」など、事実に基づいた行動を描写してください。

また、その行動をとる際に「どのような工夫をしたのか」「何を意識していたのか」という思考のプロセスも盛り込みましょう。

課題に対して主体的に働きかけた具体的なアクションが書かれていることで、採用担当者はあなたの仕事への取り組み方をイメージすることができます。

5. 結果

取り組みの結果、どうなったのかを客観的事実として伝えます。

「売上が前年比120%になった」「退部者がゼロになった」「お客様から感謝の言葉をもらった」など、可能な限り具体的または数値を用いて表現すると説得力が増します。

ただし、前述の通り、結果の大きさだけを自慢する必要はありません。

大切なのは、あなたの取り組みがどのような変化をもたらしたかを示すことです。

たとえ小さな変化であっても、あなたの行動が周囲や状況にポジティブな影響を与えたという事実をしっかりと記載しましょう。

6. 学びと入社後の結び付け

最後に、この経験を通じて得た学びや能力を、保育業界でどのように活かしていきたいかで締めくくります。

「この経験から、相手の立場に立って考えることの重要性を学んだ。

貴園でも、子ども一人ひとりの気持ちに寄り添った保育を実践したい」といった形で結びます。

過去の経験を未来の貢献へと繋げることで、採用担当者はあなたを採用するメリットを明確に感じ取ることができます。

単なる思い出話で終わらせず、社会人としての決意表明で終わることが、評価されるガクチカの鉄則です。

PREP法は面接でも有効!

ここで紹介した構成は、基本的に「PREP法(Point:結論、Reason:理由、Example:具体例、Point:再結論)」の流れに沿っています。

この論理構成は、エントリーシートなどの文章作成だけでなく、面接での受け答えでも非常に有効です。

文章提出の際は推敲できますが、面接は即興の勝負です。

緊張して頭が真っ白になっても、「結論→理由→具体例→結論」というPREP法の型を頭に入れておけば、焦らずに話を組み立てることができます。

ガクチカを作成する段階でこの思考法を身につけておくことは、その後の面接対策としても大きなアドバンテージになります。

【保育業界のガクチカ】職種別例文

ここからは、実際に保育業界のエントリーシートで使えるガクチカの例文を職種別にご紹介します。

これまで解説してきた構成やポイントがどのように反映されているかを確認してみてください。

もちろん、これらをそのままコピー&ペーストするのではなく、自分自身の経験や言葉に置き換えてアレンジすることが大切です。

保育士、幼稚園教諭、児童指導員、栄養士、そして総合職という5つの異なる職種やシチュエーションを想定した例文を用意しましたので、自分の希望する職種や経験に近いものを参考に、あなただけのオリジナルガクチカを作成してみましょう。

例文1. 保育士(飲食店でのアルバイト経験)

私が学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトで新人教育係として定着率向上に貢献したことです。

当初、私の店舗では新人の早期退職が多く、業務負担の偏りが課題となっていました。

原因は、忙しさの中で質問しづらい雰囲気があることだと考え、私は「教育バディ制度」の導入を店長に提案しました。

新人一人ひとりに専任の先輩をつけ、業務だけでなく精神的なフォローも行える体制を整えました。

また、私自身も積極的に声掛けを行い、相談しやすい環境作りに徹しました。

その結果、半年間で新人の離職率は以前の30%から5%以下にまで改善し、店舗全体の雰囲気も明るくなりました。

この経験から、相手の不安に寄り添い、環境を整えることの大切さを学びました。

入職後も、子どもたちや保護者様、そして職員同士が安心して過ごせる温かい環境作りに貢献したいと考えています。

例文2. 幼稚園教諭(教育実習での経験)

私は教育実習において、子どもたちが主体的に楽しめる活動の企画・運営に力を入れました。

実習先のクラスでは、先生の指示待ちになる子どもが多いことが課題だと感じていました。

そこで私は、子どもたちが自ら考え、工夫できる余地を残した「お店屋さんごっこ」の制作活動を提案しました。

あえて完成形を見せず、廃材を多く用意して「これ何に見える?」と問いかけることで、子どもたちの自由な発想を引き出すよう工夫しました。

最初は戸惑う子もいましたが、一人ひとりのアイデアを認めて褒めることで、次第に目を輝かせて制作に取り組むようになりました。

最終的にはクラス全員で独創的な商店街を作り上げることができました。

この経験から、子どもの可能性を信じて待つことの重要性を学びました。

貴園でも、子どもの「やりたい」という意欲を引き出す保育を実践していきたいです。

例文3. 児童指導員(学習支援ボランティア経験)

私が学生時代に最も打ち込んだのは、経済的に困難な家庭の子どもを対象とした学習支援ボランティアです。

当初担当した中学生は学習への意欲が低く、全く話をしてくれない状況が続きました。

私は勉強を教えることよりも、まずは信頼関係を築くことが最優先だと考え、休憩時間に彼の好きなゲームや漫画の話を徹底的に聞くことから始めました。

共通の話題を通じて心を開いてもらうよう努め、少しずつ彼の興味に関連付けた学習内容を提案しました。

半年かけて粘り強く向き合った結果、彼は自ら宿題を持ってくるようになり、志望校への合格も果たすことができました。

この経験を通じて、相手と同じ目線に立ち、個性に合わせた関わり方を模索し続ける大切さを学びました。

児童指導員としても、子ども一人ひとりの心に寄り添い、小さな成長を共に喜び合える支援を行いたいです。

例文4. 栄養士(食育活動サークルでの経験)

私は大学の食育サークルで、野菜嫌いな子どもたちに向けたレシピ開発と料理教室の開催に注力しました。

近年、子どもの偏食が問題となる中、美味しく楽しく食べてもらうことで野菜への苦手意識を克服してほしいと考えたからです。

活動の中での課題は、野菜の見た目や食感をどう隠すかではなく、どう「好き」になってもらうかでした。

私はメンバーと協力し、野菜を細かく刻むだけでなく、子ども自身が調理の一部に参加できる工程を取り入れたり、野菜の形を活かした盛り付けを考案したりしました。

参加した親子からは「初めてピーマンを食べられた」と喜びの声を頂き、食への興味関心を高めることに成功しました。

この経験から、食を通じて心身の健康を支える喜びを実感しました。

貴園でも、子どもたちが毎日の給食を楽しみにできるような献立作りや食育活動に尽力したいです。

例文5. 総合職・事務(大学祭実行委員会での経験)

私が学生時代に力を入れたことは、大学祭実行委員会の広報担当として、来場者数を前年比1.5倍に増やしたことです。

例年、地域の方々の参加が少ないことが課題でした。

私は、大学祭が学生だけでなく地域交流の場になるべきだと考え、従来のSNS広報に加え、近隣の商店街や保育園へのポスター掲示とチラシ配りを提案し、実行に移しました。

単に配るだけでなく、直接お店の方や園長先生と対話し、子ども向けのイベント情報を丁寧に伝えることで、地域の協力を得られるよう尽力しました。

その結果、当日は多くの家族連れや地域の方々にご来場いただき、大学祭として過去最高の来場者数を記録しました。

この経験で培った企画力と、足を使って関係性を築く行動力は、貴社の運営部門においても、地域に愛される施設づくりや広報活動に活かせると確信しています。

【保育業界のガクチカ】まとめ

ここまで、保育業界に向けたガクチカの書き方を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

特別なエピソードやすごい実績がなくても大丈夫です。

大切なのは、あなたの経験の中に「保育士としての適性」や「人柄」がどのように表れているかを、具体的な言葉で伝えることです。

保育の現場はチームプレーであり、子どもへの愛情と責任感が求められる場所です。

そのことを忘れずに、自分の過去を振り返り、自信を持ってアピールできるポイントを見つけてください。

まずは、今日ご紹介した「構成案」に沿って、自分なりのガクチカをまずは400文字程度で書き出してみることから始めてみませんか? 書いてみることで、新たな気づきや改善点が必ず見つかるはずです。

応援しています!

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