GPSの問題と解答解説|分野別に出題傾向を徹底解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就職活動の適性検査では、「GPS」を受検することがあります。

GPSはベネッセi-キャリアが提供する思考力と性格を測定する適性検査です。

この記事では、GPSの問題を分野別に掲載し、解答解説とともに出題傾向を徹底解説します。

この記事を読んでわかること
  • GPSの基本情報と出題形式
  • GPSの批判的・協働的・創造的思考力の問題と解答
  • GPSの難易度と出題傾向
  • 効果的なGPS問題対策の方法
この記事をおすすめしたい人
  • GPSの問題を実際に解いて対策したい人
  • GPSの思考力テストの出題内容を知りたい人
  • GPSの記述式問題への対応力を高めたい人

GPSとは?基本情報

GPSは新卒採用で導入が拡大している適性検査の一つです。ここでは、GPSの基本情報と特徴を解説します。

GPSの概要と特徴

GPSは、ベネッセi-キャリアが開発した適性検査で、「Growing Potential for Success」の略称です。

従来のSPIや玉手箱のような知識量を問うテストとは異なり、受検者の「思考力」と「パーソナリティ」を測定することを目的としています。

思考力テストでは「批判的思考力」「協働的思考力」「創造的思考力」の3つの力を測定します。

最大の特徴は、動画やテキストを使った問題に対して記述式で回答するパートがある点です。

選択式だけでなく、自分の考えを文章で表現する力が求められるため、他の適性検査とは対策のアプローチが大きく異なります。

大手メーカーやIT企業を中心に導入が拡大しており、今後さらに受検機会が増えることが予想されます。

GPSの出題形式と制限時間

GPSの受検時間は、思考力テストが約35分、パーソナリティ検査が約25分の合計約60分です。

思考力テストはWeb上で受検し、動画やテキストの問題を見て選択式または記述式で回答します。

選択式問題では、与えられた情報をもとに正しい選択肢を選ぶ形式で出題されます。

記述式問題では、テーマに対して自分の考えを200〜300字程度で記述する形式です。

パーソナリティ検査は質問に対して「あてはまる」から「あてはまらない」の段階で回答する形式で、直感的に答えることが推奨されています。

SPIや玉手箱のように計算力や語彙力を問う問題ではなく、論理的に考え表現する力を測定するテストです。

GPSと他のテストとの違い

GPSが他の適性検査と大きく異なるのは、思考のプロセスを評価する点です。

SPIや玉手箱は「正解を選ぶスピードと正確性」が重視されますが、GPSでは「どのように考えたか」が評価の対象になります。

特に記述式問題では、結論だけでなくその根拠や論理の組み立て方が採点されるため、暗記型の対策は通用しません。

また、動画形式の問題が含まれる点も他のテストにはない特徴です。

動画では会議やプレゼンテーションの場面が再現され、登場人物の発言や状況を分析して回答する必要があります。

このように、GPSはより実践的なビジネス場面を想定した思考力を測定するテストとして、従来型の適性検査とは一線を画しています。

GPSの問題|批判的思考力

批判的思考力は、情報を正確に分析し論理的に判断する力を測定します。ここでは、出題パターンごとの例題と解答解説を紹介します。

情報の正確な読み取りの問題と解答

批判的思考力の中核となるのが、情報を正確に読み取り事実と意見を区別する問題です。

与えられたテキストや資料の中から、客観的な事実と主観的な意見を見分ける力が問われます。

例えば、ある調査データの説明文を読んで、データから読み取れることと筆者の解釈を区別する問題が出題されます。

この問題タイプでは、「データに基づいた主張か」「主観的な推測が含まれていないか」を意識して読むことがポイントです。

SPIのような計算問題ではなく、文章や資料に含まれる情報の信頼性を判断する力が試されます。

日頃からニュース記事を読む際に「事実」と「意見」を分けて理解する習慣をつけると、この問題への対応力が高まります。

例題:情報の正確な読み取り

【資料】「A社の社員満足度調査によると、リモートワーク導入後、社員の75%が『仕事の効率が上がった』と回答した。一方、管理職の60%は『チームの一体感が低下した』と感じている。この結果から、リモートワークは生産性向上には効果的だが、組織力の面では課題があるといえる。」

上記の資料について、「事実」として正しいものはどれか。

A. リモートワークは生産性向上に効果的である B. 社員の75%が仕事の効率が上がったと回答した C. リモートワークは組織力の面で課題がある D. チームの一体感が低下した

解答 B

解説

Aは資料の筆者による解釈であり、調査データそのものではありません。Cも「課題がある」という筆者の意見です。Dは管理職の60%が「感じている」という回答結果であり、客観的にチームの一体感が低下した事実を示すものではありません。Bの「社員の75%が仕事の効率が上がったと回答した」は調査結果そのものであり、事実として正しいです。

論理的な推論の問題と解答

論理的な推論は、与えられた前提条件から正しい結論を導き出す問題です。

三段論法や対偶などの基本的な論理構造を理解していると、スムーズに解答できます。

GPSでは、日常的なビジネスシーンを題材にした論理問題が多く出題されるのが特徴です。

例えば「ある条件を満たす社員を選抜する」「複数の情報から矛盾を見つける」といった場面設定で出題されます。

選択式の問題では、論理的に正しい選択肢を選ぶだけでなく、なぜ他の選択肢が誤りなのかを説明できるレベルの理解が求められます。

対策としては、論理パズルや推論問題を日常的に解く習慣をつけ、論理の構造を素早く見抜く力を養いましょう。

例題:論理的な推論

【前提条件】ある企業の研修制度について、以下の3つのルールがある。

① 入社3年以内の社員は、必ず基礎研修を受講する。

② 基礎研修を受講した社員は、マネジメント研修を受講できない。

③ 海外赴任予定の社員は、マネジメント研修を受講する。

上記から確実にいえることはどれか。

A. 入社3年以内の社員は海外赴任できない B. 入社3年以内の社員は海外赴任の予定がない C. 海外赴任予定の社員は入社4年目以降である D. マネジメント研修を受講した社員は入社4年目以降である

解答 B

解説

①より入社3年以内の社員は基礎研修を受講します。②より基礎研修受講者はマネジメント研修を受講できません。③より海外赴任予定者はマネジメント研修を受講します。つまり、入社3年以内の社員は基礎研修を受講するため、マネジメント研修を受講できず、海外赴任の予定がないといえます。Aは「赴任できない」と断定していますが、ルールは「予定がない」ことを示すのみで、制度上の禁止ではありません。Cは「4年目以降」とは確実にいえますが、Bがより直接的に導かれる結論です。Dも正しい推論ですが、Bが設問の趣旨に最も合致します。

根拠に基づく判断の問題と解答

根拠に基づく判断は、複数の情報を比較して最も適切な判断を下す問題です。

ビジネスにおける意思決定場面を想定した問題が多く、データや事実に基づいて合理的な判断ができるかが評価されます。

この問題では、感情や印象に左右されず、客観的な根拠をもとに結論を出す姿勢が重要です。

複数の選択肢の中から「最も合理的な判断」を選ぶ際は、各選択肢がどの情報を根拠としているかを確認しましょう。

根拠が不十分な選択肢や、情報の一部だけを切り取った選択肢を除外することで、正解にたどり着きやすくなります。

日頃から何かを判断する際に「根拠は何か」を意識する習慣が、この問題タイプの対策として最も効果的です。

例題:根拠に基づく判断

【状況】新商品の販売チャネルを選定する会議で、以下の3つの案が出た。

案1:ECサイトのみで販売(初期費用100万円、利益率40%)

案2:実店舗のみで販売(初期費用500万円、利益率25%)

案3:EC+実店舗で販売(初期費用600万円、利益率30%)

なお、市場調査では「ターゲット層の80%がECで商品を購入する」というデータが得られている。

最も合理的な判断はどれか。

A. 案1 B. 案2 C. 案3 D. 判断に必要な情報が不足している

解答 A

解説

ターゲット層の80%がECで購入するというデータがあり、案1は初期費用が最も低く利益率が最も高いため、コスト効率とターゲットへのリーチの両面で最も合理的です。案2は実店舗のみでターゲット層の購買行動と合致しません。案3はEC+実店舗で幅広くカバーできますが、初期費用が高く利益率も案1より低いため、提示されたデータからは案1が最適と判断できます。

GPSの問題|協働的思考力

協働的思考力は、他者と協力して課題を解決する力を測定します。ここでは、動画問題を含む出題パターンと解答解説を紹介します。

コミュニケーション分析の問題と解答

コミュニケーション分析は、対話場面における発言の意図や効果を読み取る問題です。

GPSでは、動画やテキストで会議やディスカッションの場面が提示され、登場人物の発言内容を分析する問題が出題されます。

例えば、チームミーティングの動画を視聴した後、「この発言はどのような効果があったか」「議論を前進させたのは誰の発言か」といった問いに答えます。

ポイントは、発言の表面的な内容だけでなく、その発言が議論の流れにどのような影響を与えたかを考えることです。

相手の意見を否定する発言、建設的に発展させる発言、論点をずらす発言など、発言の機能を分類できるようになると正答率が上がります。

日常のグループディスカッションや会議の場面を意識的に振り返ることが、この問題への効果的な対策になります。

例題:コミュニケーション分析

【場面】新入社員研修の企画会議で、3人のメンバーが話し合っている。

Aさん:「オンライン形式にすれば、地方拠点の社員も参加しやすくなります。」

Bさん:「でも対面の方が研修効果は高いというデータがありますよ。」

Cさん:「Aさんの参加しやすさとBさんの研修効果、両方を実現するために、基礎講座はオンライン、実践演習は対面にするのはどうでしょうか。」

Cさんの発言の役割として最も適切なものはどれか。

A. Aさんの意見を否定した B. Bさんの意見を支持した C. 対立する意見を統合する提案をした D. 新しい論点を提起した

解答 C

解説

Cさんは、Aさんの「オンラインで参加しやすくする」という意見とBさんの「対面の方が研修効果が高い」という意見の両方の長所を取り入れた折衷案を提示しています。どちらかの意見を否定・支持しているわけではなく、対立する2つの意見を統合して新たな解決策を提案しているため、Cが正解です。

チームの合意形成の問題と解答

チームの合意形成は、複数の立場や意見を調整して最適な結論を導く問題です。

チームメンバーそれぞれが異なる意見や優先事項を持つ状況で、全体として最良の判断を下すプロセスが問われます。

この問題では、各メンバーの立場を理解し、それぞれの主張の根拠を把握した上で、最もバランスの取れた解決策を選ぶ力が必要です。

合意形成の問題で重要なのは、「多数決で決める」のではなく、各意見のメリット・デメリットを客観的に評価することです。

また、全員が100%満足する結論は存在しないため、優先順位をつけて最も重要な要素を満たす選択肢を見極めましょう。

実際の就職活動でもグループディスカッションで同様の力が試されるため、GPSの対策は選考全体に活きます。

例題:チームの合意形成

【状況】学園祭の出し物を決める会議で、4人のメンバーがそれぞれ異なる意見を出した。

Dさん:「模擬店が良い。収益が見込める。」(予算:5万円必要)

Eさん:「ステージ発表が良い。準備が簡単。」(予算:1万円必要)

Fさん:「展示が良い。全員が参加しやすい。」(予算:3万円必要)

Gさん:「ゲームコーナーが良い。来場者が楽しめる。」(予算:4万円必要)

予算上限は3万円で、全員が当日参加できることが条件である。この場合、最も適切な判断はどれか。

A. Dさんの模擬店案 B. Eさんのステージ発表案 C. Fさんの展示案 D. Gさんのゲームコーナー案

解答 C

解説

予算上限3万円という条件から、5万円必要なDさんの案と4万円必要なGさんの案は除外されます。残るBとCのうち、「全員が当日参加できること」という条件を考えると、ステージ発表は出演者と非出演者に分かれる可能性がありますが、展示は全員が参加しやすいとFさん自身が述べています。予算3万円で上限内に収まり、全員参加の条件も満たすCが最適です。

立場の異なる相手への対応の問題と解答

立場の異なる相手への対応は、相手の立場や感情を理解した上で適切に対応する問題です。

GPSでは、上司と部下、クライアントと担当者など、立場の異なる人物間のやり取りを題材にした問題が出題されます。

この問題で重視されるのは、相手の立場を尊重しつつ、建設的な提案ができるかどうかです。

一方的に自分の意見を押し通す回答や、相手に合わせるだけで主体性がない回答は、低い評価になります。

「相手の意見を受け止めた上で、自分の考えを根拠とともに伝える」姿勢が協働的思考力の核心です。

記述式で出題された場合は、相手への配慮と自分の意見の両方が含まれる回答を心がけましょう。

例題:立場の異なる相手への対応

【状況】あなたはプロジェクトの新人メンバーである。先輩社員から「今回の企画案は従来のやり方で進めよう」と言われたが、あなたは新しい手法の方が効果的だと考えている。

この状況で最も適切な対応はどれか。

A. 先輩の意見に従い、従来のやり方で進める B. 先輩の意見を無視して、新しい手法で進める C. 従来のやり方のメリットを認めた上で、新しい手法の具体的な利点をデータとともに提案する D. 他のメンバーに相談して、多数決で決める

解答 C

解説

Aは主体性がなく、改善の機会を逃しています。Bは先輩への配慮が欠けており、チームワークを損ないます。Dは問題の当事者同士で解決する姿勢がありません。Cは先輩の経験を尊重しつつ、根拠をもとに建設的な提案をする対応であり、協働的思考力として最も高く評価されます。相手の意見を否定するのではなく、より良い方向への発展を目指す姿勢がポイントです。

GPSの問題|創造的思考力

創造的思考力は、既存の枠にとらわれず新しいアイデアを生み出す力を測定します。ここでは、GPSの創造的思考力の例題と解答解説を紹介します。

発想力を問う問題と解答

発想力を問う問題では、既存の概念を新しい視点で捉え直す力が試されます。

GPSの創造的思考力は、他の適性検査にはあまり見られない独自の出題分野であり、正解が1つに限定されない問題もあります。

例えば「ある製品の新しい使い方を考えなさい」「既存のサービスを改善するアイデアを提案しなさい」といった問題が出題されます。

選択式の場合は、最も独創性が高く実現可能性もある選択肢を選ぶ判断力が求められます。

記述式の場合は、アイデアの斬新さだけでなく、その実現可能性や具体性も評価の対象になります。

日頃から「もっと良い方法はないか」と考える習慣をつけることが、この問題タイプの最も効果的な対策です。

例題:発想力

【テーマ】大学の学生食堂で、昼食時間帯の混雑を解消するための新しいアイデアを考えてください。ただし、食堂の座席数を増やすことはできません。

最も効果的なアイデアはどれか。

A. 昼食の提供時間を30分延長する B. 時間帯別の料金割引制度を導入し、ピーク前後の利用を促進する C. メニューの品数を減らして提供スピードを上げる D. 学生に弁当持参を推奨する

解答 B

解説

Aは提供時間を延長するだけで、ピーク時の集中を根本的に解消できません。Cは提供スピードは上がりますが、回転率の改善効果は限定的です。Dは食堂の利用減少につながり、根本的な解決策とはいえません。Bは料金というインセンティブでピーク時間帯の分散を促す仕組みであり、座席数を増やさずに混雑を解消できる創造的な解決策です。

問題解決のアプローチを問う問題と解答

問題解決のアプローチを問う問題では、複雑な課題に対して効果的な解決策を構想する力が試されます。

単に答えを出すだけでなく、問題の本質を見極め、複数の解決策の中から最適なものを選ぶプロセスが評価されます。

GPSでは、社会課題やビジネス課題を題材にした問題が多く、現実的な制約条件の中で最善策を考える力が求められます。

記述式問題では、自分が考えた解決策の根拠を明確に述べることが高評価につながります。

「なぜその方法が有効なのか」「他の方法と比較してどのような優位性があるのか」を論理的に説明できるようにしましょう。

日頃からニュースや社会問題に触れ、自分なりの解決策を考える訓練が効果的です。

例題:問題解決のアプローチ

【課題】地方の中小企業が人材採用に苦戦している。大都市圏の企業と比較して、応募者数が少なく、特に若手人材の確保が難しい状況にある。

この課題の解決策として最も効果的と考えられるものはどれか。

A. 給与を大企業並みに引き上げる B. リモートワークを導入し、勤務地にとらわれない採用を行う C. ハローワークへの求人掲載を増やす D. 採用条件を緩和して応募の間口を広げる

解答 B

解説

Aは中小企業の資金力では実現が困難です。Cは既存の手法の延長であり、抜本的な改善は期待できません。Dは量は増えても質の確保が難しくなります。Bは「地方」という地理的制約を取り除くアプローチであり、都市部在住の若手人材にもリーチできる点で最も創造的かつ効果的な解決策です。課題の根本原因(立地の不利)に直接アプローチしている点が評価のポイントです。

多角的な視点を問う問題と解答

多角的な視点を問う問題では、一つの事象を複数の角度から分析する力が試されます。

ビジネスの場面では、一つの施策がステークホルダーごとに異なる影響を与えることが一般的です。

GPSでは、ある施策や出来事について「誰にとってどのような影響があるか」を多面的に考える問題が出題されます。

選択式では、最も多くの視点を考慮した回答が正解になる傾向があります。

記述式では、メリットとデメリットの両方を挙げた上で、自分の意見を述べることが高評価につながります。

偏った視点ではなく、賛否両面から物事を分析できる力が創造的思考力の重要な要素です。

例題:多角的な視点

【テーマ】ある企業が「週休3日制」の導入を検討している。この施策について、以下の立場からの影響として最も適切な組み合わせはどれか。

A. 社員:給与減少の不安がある/企業:人件費が削減できる/顧客:サービス品質が低下する

B. 社員:ワークライフバランスが向上する/企業:優秀な人材の採用競争力が高まる/顧客:対応可能時間が減少する可能性がある

C. 社員:仕事量が減って楽になる/企業:生産性が必ず向上する/顧客:影響はない

D. 社員:スキルアップの時間が増える/企業:コスト削減につながる/顧客:サービスが向上する

解答 B

解説

Aは「人件費が削減できる」が必ずしも正しくなく、Cは「必ず向上する」「影響はない」と断定しすぎています。Dは顧客へのマイナス影響を考慮しておらず一面的です。Bは各立場にとってのメリット・デメリットをバランスよく捉えており、「可能性がある」という留保もついている点が多角的な分析として最も適切です。

GPSの問題の難易度と出題傾向

GPSの問題は従来型の適性検査とは異なる難しさがあります。ここでは、難易度と傾向を詳しく解説します。

難易度の目安

GPSの難易度は、知識の量ではなく思考の深さで評価されるため、一般的な適性検査とは比較が難しいテストです。

SPIや玉手箱のように「計算が速ければ高得点」というテストではなく、論理的に考え、自分の意見を表現する力が問われます。

選択式問題は、選択肢を絞り込むために複数の情報を総合的に判断する必要があり、消去法だけでは正解にたどり着きにくい作りになっています。

記述式問題は、文章を書くことに慣れていない受検者にとって特に難しく感じる傾向があります。

制限時間は思考力テスト全体で約35分と、じっくり考える時間はあまり多くありません。

初めてGPSを受ける場合は、事前に出題形式を把握しておくだけでも、当日の対応力が大きく変わります。

頻出分野と出題傾向

GPSの思考力テストで最も出題比率が高いのは批判的思考力の問題です。

情報の正確な読み取りや論理的な推論は、ビジネスの基本能力として特に重視されています。

協働的思考力では、会議やディスカッションの場面設定が最も多く、動画形式で出題されるケースもあります。

創造的思考力では、社会課題やビジネス課題を題材にした問題が中心で、記述式の出題比率が他の分野より高い傾向があります。

近年の傾向として、3つの思考力を横断的に問う複合問題も増えています。

例えば「データを分析した上で(批判的思考力)、チームとして(協働的思考力)新しい解決策を提案する(創造的思考力)」といった問題構成です。

記述式問題の評価ポイント

GPSの記述式問題では、論理の一貫性と具体性が最も重視されます。

結論を先に述べてから根拠を説明する「結論ファースト」の構成が高評価を得やすいです。

「私は○○と考えます。なぜなら△△だからです。具体的には□□です。」という構成を意識しましょう。

独創性のあるアイデアは加点要素になりますが、根拠のない突飛な意見は低評価につながります。

文字数は指定された範囲の8割以上を目安に書くことが推奨されます。

短すぎる回答は十分な思考がなされていないと判断され、長すぎる回答は要点が不明瞭になるリスクがあります。

GPSの問題を解くコツ

GPSの問題を効率よく解くための実践的なテクニックを紹介します。思考力テストとパーソナリティ検査それぞれのコツを押さえましょう。

選択式問題のコツ

GPSの選択式問題で最も重要なのは、各選択肢の根拠を明確にすることです。

SPIのように計算で正解が1つに決まる問題と異なり、GPSでは複数の選択肢が「もっともらしく」見える問題が多いです。

正解を見つけるコツは、各選択肢がどのような前提に基づいているかを分析することです。

前提が不確実な選択肢や、極端な表現(「必ず」「絶対に」「全く」など)を含む選択肢は、不正解であることが多いです。

時間がかかりそうな問題は一旦飛ばし、解きやすい問題を先に処理する戦略も有効です。

最後に見直す時間を確保するために、1問あたり2〜3分を目安にペースを管理しましょう。

記述式問題のコツ

記述式問題で高評価を得るコツは、構成を決めてから書き始めることです。

いきなり書き始めると論理が破綻しやすいため、最初に「結論→理由→具体例」の構成を頭の中で整理しましょう。

回答は200〜300字程度を求められることが多いため、結論を1〜2文、理由を2〜3文、具体例を1〜2文でまとめるのが理想的です。

一般論や抽象的な表現だけで終わらせず、必ず具体的な事例や数値を含めることで説得力が増します。

書き終わった後は、主語と述語が対応しているか、論理が飛躍していないかを確認しましょう。

誤字脱字は直接的な減点要因にはなりにくいですが、丁寧な印象を与えるために見直す習慣をつけましょう。

パーソナリティ検査の回答ポイント

パーソナリティ検査は、直感的に正直に回答することが最も重要です。

GPSのパーソナリティ検査は約25分で多数の質問に回答するため、1問あたりに使える時間は数秒程度です。

「企業が求める回答」を推測して選ぶことは推奨されません。

回答の一貫性がシステムで検出されるため、矛盾した回答をすると信頼性の低い結果として報告されます。

例えば「リーダーシップを発揮する」と回答しながら「人前で話すのは苦手」と回答すると、一貫性のスコアが低下します。

自分の素直な考えや行動パターンに基づいて回答することが、最も良い結果につながる方法です。

GPSの問題対策におすすめの方法

GPSの効果的な対策方法を紹介します。思考力を高めるための具体的な学習法を解説します。

思考力を鍛えるトレーニング

GPSの対策として最も効果的なのは、日常的に思考力を鍛えるトレーニングを行うことです。

批判的思考力を鍛えるには、ニュース記事を読んで「この記事の主張の根拠は何か」「反論するとすれば何か」を考える習慣をつけましょう。

協働的思考力は、グループディスカッションや友人との議論を通じて、相手の意見を理解し建設的に議論する経験を積むことで向上します。

創造的思考力は、日常の課題に対して「他の方法はないか」「もっと良い解決策は何か」と自問する習慣で鍛えられます。

毎日15〜20分でも良いので、意識的に考える時間を設けることが思考力向上の近道です。

GPSはSPIのように問題集を繰り返し解くだけでは対策しにくいため、思考の習慣そのものを変えることが重要です。

記述力を高める練習法

GPSの記述式問題に備えて、論理的な文章を書く練習を行いましょう。

まずは「結論→理由→具体例→まとめ」のPREP法を使って、200〜300字の文章を書く練習を繰り返します。

テーマは日常のニュースや社会問題から選び、「自分はどう考えるか」を言語化するトレーニングが効果的です。

書いた文章は可能であれば第三者に読んでもらい、「論理が通っているか」「主張が明確か」をフィードバックしてもらいましょう。

制限時間を設けて書く練習も重要です。

本番では限られた時間内に文章を書く必要があるため、5分で200字を書く練習を繰り返して、スピードと質を両立させましょう。

対策のスケジュール

GPSの対策は、受検日の2〜4週間前から開始するのが理想的です。

1週目はGPSの出題形式と3つの思考力の内容を把握し、自分の得意分野と苦手分野を見極めます。

2週目は批判的思考力の対策として、ニュース記事の分析や論理パズルに取り組みましょう。

3週目は協働的思考力と創造的思考力の対策として、グループディスカッションの練習や記述問題への取り組みを行います。

4週目は本番を想定した通しの練習を行い、時間配分の感覚を掴みましょう。

GPSは短期間の暗記で対応できるテストではないため、日頃から考える習慣を身につけることが最大の対策です。

GPSの問題に関するよくある質問

GPSの問題について就活生から寄せられる質問に回答します。受検前の疑問を解消しましょう。

GPSは対策なしでも大丈夫ですか?

GPSは思考力を測定するテストであるため、対策なしでもある程度の得点は可能です。

しかし、出題形式を事前に把握しておくことで、当日の対応力は大きく変わります。

特に記述式問題は、書き慣れていないと制限時間内にまとまった文章を書けない可能性があります。

選択式問題も、GPSならではの「思考プロセスを問う」形式に慣れていないと、正解の選び方に戸惑うことがあります。

最低限、GPSの出題形式と3つの思考力(批判的・協働的・創造的)の内容を理解しておくことを推奨します。

事前にこの記事の例題を解いて出題のイメージをつかむだけでも、十分な対策効果があります。

GPSはどのような企業で出題されますか?

GPSは大手メーカーやIT企業を中心に導入が拡大しています。

従来の知識型テストでは測定できない「思考力」を重視する企業がGPSを採用する傾向にあります。

特に、イノベーションや課題解決力を重視する業界で採用されるケースが増えています。

ベネッセi-キャリアが提供するテストであるため、教育関連企業での採用実績も豊富です。

志望企業がGPSを採用しているかどうかは、企業の採用サイトや就活口コミサイトで確認できます。

GPSの受検機会は今後さらに増えることが予想されるため、早めに出題形式を把握しておくと安心です。

GPSの結果は合否にどれくらい影響しますか?

GPSの結果が選考に与える影響は、企業によって異なります

足切りとして使用する企業もあれば、面接での参考資料として活用する企業もあります。

GPSは思考力の傾向や強みを可視化するテストであるため、単純に「合格・不合格」を判定する目的だけでなく、面接での質問材料として使われることもあります。

パーソナリティ検査の結果は、企業との相性を判断する材料になるため、正直に回答することが重要です。

思考力テストの結果が高くても、パーソナリティの相性が合わないと判断されるケースもあります。

総合的に見て、GPSは「落とすためのテスト」というよりも「受検者の特性を理解するためのテスト」として位置づけられることが多いです。

まとめ

GPSは、ベネッセi-キャリアが提供する思考力とパーソナリティを測定する適性検査です。

思考力テストでは「批判的思考力」「協働的思考力」「創造的思考力」の3つの力が測定され、選択式と記述式の両方で出題されます。

動画形式の問題や記述式の回答がある点で、SPIや玉手箱とは大きく異なるテストです。

対策としては、日常的に思考力を鍛えるトレーニング記述力を高める練習が効果的です。

この記事で紹介した分野別の問題と解答解説を活用し、GPS対策を効率的に進めましょう。

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