
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「CAB」を受検することがあります。
CABは日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供するIT・エンジニア職向けの適性検査で、暗算・法則性・命令表・暗号の4科目が出題されます。
この記事では、CABの出題パターン別に例題を掲載し、それぞれの解き方のコツをわかりやすく解説します。
- CABの基本情報と試験構成
- CABの暗算・法則性の例題と解き方
- CABの命令表・暗号の例題と解き方
- 効果的なCAB対策の方法
- CABの問題形式を事前に把握しておきたい人
- IT企業やSIerの選考を受ける予定の人
- CABの命令表や暗号の解き方を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
CABとは?基本情報をわかりやすく解説
CABはIT業界の採用選考で広く使われている適性検査です。ここでは、CABの基本情報と他のテストとの違いを解説します。
CABの概要と特徴
CABは「Computer Aptitude Battery」の略称で、コンピュータ職への適性を測定するために開発されたテストです。
日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供しており、システムエンジニアやプログラマーなどIT系職種の採用において広く導入されています。
CABの最大の特徴は、SPIや玉手箱とは全く異なる独自の問題形式が出題される点にあります。
特に「命令表」と「暗号」はCABでしか出題されない問題形式であり、事前の対策なしでは高得点を取ることが非常に困難です。
論理的思考力やパターン認識能力を重視した出題内容になっており、プログラミングに必要な素養を測定する設計になっています。
IT業界を志望する就活生にとって、SPIとは別にCABの対策を行うことが欠かせません。
CABを導入している企業の傾向
CABは主にIT企業やSIer(システムインテグレーター)の選考で導入されています。
NTTデータ、富士通、日立製作所、NECなどの大手IT企業や、アクセンチュアのテクノロジー部門などで導入実績があります。
IT系のコンサルティングファームやソフトウェア開発会社でも採用されるケースが増えています。
CABはエンジニア適性を測定する目的で作られたテストであるため、IT職以外の選考ではほとんど使われていません。
志望企業がCABを採用しているかどうかは、就活口コミサイトや先輩の体験談で確認するのが最も確実な方法です。
同じSHL社が提供するGABは総合職向けのテストであり、CABとは出題内容が大きく異なるため注意が必要です。
他のWebテストとの違い
CABが他のWebテストと最も異なるのは、命令表と暗号というCAB独自の問題形式が含まれている点です。
SPIでは言語・非言語・性格検査が出題されますが、CABでは言語問題が存在せず、代わりに命令表や暗号といった論理処理系の問題が中心です。
玉手箱やGABと同じSHL社のテストですが、測定する能力の方向性が異なります。
玉手箱やGABが幅広い事務処理能力を測定するのに対し、CABはプログラミングやシステム設計に必要な論理的処理能力に特化しています。
受検方式には、ペーパーテスト形式の「CAB」とWeb形式の「Web-CAB」の2種類があり、近年はWeb-CABが主流になっています。
Web-CABでは暗算の代わりに「四則逆算」が出題されるなど、受検方式によって一部の出題内容が異なる点にも留意しましょう。
CABの出題形式と試験構成
CABは4科目の能力検査と性格検査で構成されています。ここでは、各科目の出題形式と制限時間を詳しく見ていきます。
4科目の出題内容と制限時間
CABの能力検査は「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」の4科目で構成されています。
ペーパーCABの場合、暗算は10分で50問、法則性は15分で40問、命令表は20分で36問、暗号は16分で39問が出題されます。
Web-CABでは、四則逆算が9分で50問、法則性が12分で30問、命令表が15分で36問、暗号が16分で30問と、問題数や時間配分が若干異なります。
いずれの形式でも1問あたりの制限時間が非常に短いため、瞬時に判断して回答するスピード感が求められます。
暗算は1問あたり約12秒、法則性は約23秒、命令表は約33秒、暗号は約25秒しかありません。
全科目を合わせると約1時間の試験ですが、これに加えて約30分の性格検査も実施されます。
各科目で測定される能力
CABの4科目は、それぞれIT職に必要な異なる能力を測定するために設計されています。
暗算は基礎的な数的処理能力とスピードを測定し、プログラマーに必要な正確な計算処理能力を見極めます。
法則性は図形の変化パターンを見抜くパターン認識能力を測定し、コードの規則性を理解する力に相当します。
命令表は手順に従って図形を変換する処理能力を測定し、プログラムのフローチャートを正確にたどる能力と直結しています。
暗号は暗号化のルールを解読する能力を測定し、データ構造やアルゴリズムを理解する力を評価します。
これら4科目を総合的に評価することで、エンジニアとしての適性が判断される仕組みになっています。
ペーパーCABとWeb-CABの違い
ペーパーCABとWeb-CABの最大の違いは、暗算が四則逆算に置き換わる点です。
ペーパーCABの暗算は純粋な計算問題ですが、Web-CABの四則逆算は「□+12=30」のように空欄に入る数値を求める形式です。
四則逆算は玉手箱と同じ形式であるため、玉手箱の対策をしていればある程度対応できます。
法則性・命令表・暗号は基本的に同じ形式ですが、Web-CABのほうが問題数がやや少なく設定されています。
近年はWeb-CABの導入が主流になっており、ペーパー形式のCABを使用する企業は減少傾向にあります。
どちらの形式で出題されるかは企業によって異なるため、志望企業の出題形式を事前に確認しておくことが重要です。
CABの例題と解き方|暗算・法則性
ここでは、暗算と法則性の例題を掲載し、解き方のポイントを解説します。出題パターンを理解して解法を身につけましょう。
暗算の例題と解き方
暗算は四則演算を素早く正確に処理する能力を測定する科目です。
1問あたり約12秒しかないため、計算の正確さだけでなくスピードも重要になります。
出題される計算自体は小学校〜中学校レベルですが、制限時間のプレッシャーの中で正確に解くのは簡単ではありません。
暗算のコツは「計算しやすい数の組み合わせを見つける」ことです。
例えば「98×6」であれば「100×6−2×6=600−12=588」のように、キリの良い数に分解する方法が効果的です。
また小数の掛け算は整数に直してから計算し、最後に小数点の位置を調整する方法が確実です。
次の計算結果として正しいものを選びなさい。
84÷4+17×3=?
A. 62 B. 72 C. 78 D. 84
解答 B
解説
四則演算の優先順位に従い、掛け算・割り算を先に計算します。84÷4=21、17×3=51なので、21+51=72が正解です。CABの暗算では計算の優先順位を正しく把握することが重要です。焦って左から順に計算すると誤答につながるため、まず式全体を確認してから計算に取りかかりましょう。
次の計算結果として正しいものを選びなさい。
2.4×2.5=?
A. 4.8 B. 5.0 C. 6.0 D. 7.2
解答 C
解説
小数の掛け算は整数に直して計算するのがコツです。24×25=600と計算し、小数点以下の桁数(1桁+1桁=2桁)を戻すと6.00=6.0になります。25の倍数は計算しやすい数なので、「25×4=100」の関係を利用すると暗算スピードが格段に上がります。小数計算では整数変換のテクニックを身につけておくことが時間短縮の鍵です。
法則性の例題と解き方
法則性は、図形や数列に隠された規則を見抜いて次のパターンを予測する問題です。
実際のCABでは図形の変化パターンが出題されますが、ここでは法則性の考え方を理解できるよう数列問題を中心に紹介します。
法則性を解くコツは、まず「隣り合う項の差」を確認し、次に「隣り合う項の比」をチェックすることです。
それでも規則が見つからない場合は、1つおきの項を取り出して比較するなど、視点を変えて分析しましょう。
図形問題では「回転」「反転」「色の変化」「サイズの変化」「図形の追加・削除」が代表的な変化パターンです。
法則性はパターン認識の訓練を積むほど素早く解けるようになるため、練習量がそのまま得点に反映されます。
次の数列の規則を見つけ、□に入る数を答えなさい。
3, 9, 27, 81, □
A. 162 B. 216 C. 243 D. 324
解答 C
解説
この数列は各項が前の項の3倍になっている等比数列です。3×3=9、9×3=27、27×3=81、81×3=243となります。法則性の問題で隣り合う項の差が一定でない場合は、比(何倍になっているか)を確認するのが有効です。等比数列は頻出パターンなので、素早く判別できるようにしておきましょう。
次の数列の規則を見つけ、□に入る数を答えなさい。
2, 5, 10, 17, □, 37
A. 24 B. 26 C. 28 D. 30
解答 B
解説
隣り合う項の差を取ると、3, 5, 7, □, ...となり、差が2ずつ増加する階差数列です。17の次の差は9なので、17+9=26が□に入ります。検算すると26の次の差は11で、26+11=37と一致します。差が一定でない場合は「差の差(二次差分)」を確認すると規則を発見しやすくなります。
法則性の複合パターン例題
法則性では、2つの数列が交互に出現する複合パターンも出題されます。
隣り合う項の差や比が一定でない場合は、奇数番目と偶数番目を分けて分析してみましょう。
交互数列のほかにも、「3つごとのグループ」や「累積和」のパターンが隠れているケースもあります。
複合パターンの問題は1問に時間がかかりやすいため、30秒考えても規則が見つからない場合は飛ばす判断も重要です。
練習問題を多く解くことで、複合パターンのバリエーションを把握でき、本番での対応力が向上します。
焦って1つの法則に固執するよりも、複数の視点で柔軟に分析するほうが正答率は高くなります。
次の数列の規則を見つけ、□に入る数を答えなさい。
1, 5, 4, 10, 16, 20, □, 40
A. 32 B. 48 C. 64 D. 80
解答 C
解説
この数列を奇数番目と偶数番目に分けて確認します。奇数番目:1, 4, 16, □(×4の等比数列)、偶数番目:5, 10, 20, 40(×2の等比数列)です。奇数番目の数列は各項が4倍になっているため、16×4=64が□に入ります。隣り合う項の規則が見つからない場合は、1つおきに取り出して分析するのが効果的です。
CABの例題と解き方|命令表
命令表はCAB独自の問題形式で、与えられた命令に従って図形を変換する問題です。ここでは、出題パターン別に例題と解き方を紹介します。
命令表の基本ルールと解き方
命令表は、指示された命令を上から順番に実行して図形を変換する問題です。
プログラムのフローチャートに近い考え方が求められ、IT職の適性を測るために設計されています。
命令の種類としては「図形を90度回転させる」「色を白黒反転する」「図形を左右反転する」「図形のサイズを変更する」などがあります。
重要なのは、命令を必ず上から順番に1つずつ実行することです。
途中の手順を飛ばしたり、順序を入れ替えたりすると全く異なる結果になってしまいます。
初めは慣れるまで時間がかかりますが、命令の種類は限られているため、パターンを覚えれば着実にスピードアップできます。
以下の命令を順番に実行したとき、最終的な結果を選びなさい。
初期値:5
命令1:3を足す → 命令2:2倍にする → 命令3:6を引く
A. 7 B. 10 C. 14 D. 16
解答 B
解説
命令を上から順番に適用します。5→(+3)→8→(×2)→16→(−6)→10です。命令表の問題では命令の実行順序を正確に守ることが最も重要です。もし命令2と命令3の順序を逆にすると5→8→2→4となり、全く異なる結果になります。1ステップずつ丁寧に処理する習慣をつけましょう。
条件分岐を含む命令表の例題
命令表の難易度が上がると、条件付きの命令が含まれるようになります。
「もし値が10以上なら3を引く」「もし偶数なら2で割る」のように、条件を満たすかどうかで実行する操作が変わるパターンです。
条件分岐がある場合は、まず条件の判定を行い、条件を満たさない場合はその命令をスキップして次に進みます。
このタイプの問題では、各ステップでの値をメモに書き出すことで条件判定のミスを防げます。
頭の中だけで処理しようとすると、途中で値を見失って混乱しやすくなります。
条件分岐は実際のプログラミングにおけるif文に相当するため、プログラムの処理フローをイメージしながら解くと理解しやすくなります。
以下の命令を順番に実行したとき、最終的な結果を選びなさい。
初期値:12
命令1:5を引く → 命令2:もし値が10未満なら2倍にする → 命令3:3を足す
A. 10 B. 14 C. 17 D. 20
解答 C
解説
命令を順番に適用します。12→(−5)→7→条件判定:7は10未満なので2倍にする→14→(+3)→17です。命令2の条件分岐では、まず現在の値が条件(10未満)を満たすかどうかを確認します。7は10未満なので2倍の操作が実行され14になります。もし命令1の結果が10以上だった場合は命令2をスキップして命令3に進むことになります。
複数ステップの命令表の例題
実際のCABでは、5つ以上の命令が連続する複雑な命令表が出題されることもあります。
命令数が増えると途中で計算ミスをする確率が高くなるため、各ステップの結果をメモに記録することが必須です。
特に条件分岐が複数含まれるケースでは、どの命令が実行されどの命令がスキップされたかを明確に管理しましょう。
命令表は1問あたり約33秒しかありませんが、丁寧に処理すれば確実に正解できる問題です。
スピードを上げようとして手順を省略すると、かえってミスが増えて時間をロスしてしまいます。
正確さを優先しつつ、練習によって処理速度を自然に向上させるのが最善のアプローチです。
以下の命令を順番に実行したとき、最終的な結果を選びなさい。
初期値:3
命令1:5を足す → 命令2:2倍にする → 命令3:もし値が15以上なら4を引く → 命令4:3で割る
A. 4 B. 6 C. 8 D. 12
解答 A
解説
命令を順番に適用します。3→(+5)→8→(×2)→16→条件判定:16は15以上なので4を引く→12→(÷3)→4です。命令3の条件分岐で16が15以上かどうかを判定し、条件を満たすため4を引く操作が実行されます。もし命令2の結果が14以下だった場合は命令3をスキップし、そのまま命令4に進みます。複数ステップの問題では途中計算をメモに残すことがミス防止に効果的です。
CABの例題と解き方|暗号
暗号はCAB独自の問題形式で、暗号化のルールを見抜く力が問われます。ここでは、暗号問題の解き方を例題とともに解説します。
暗号問題の基本ルールと解き方
暗号問題は、入力と出力の対応関係からルールを推測する問題です。
画面上に複数の変換例(入力→出力)が提示され、その変換に適用されている暗号化ルールを見抜いて、新しい入力に対する正しい出力を選ぶ形式です。
暗号化のルールとしては「文字を一定数ずらす」「文字の順序を入れ替える」「特定の文字を別の文字に置き換える」などが出題されます。
解き方のコツは、まず複数の変換例に共通するパターンを探すことです。
1つの変換例だけではルールを特定できないケースが多いため、2〜3個の変換例を比較して共通点を見つけましょう。
暗号問題は慣れないと非常に難しく感じますが、出題されるルールのパターンは限られているため、練習を積めば対応力が身につきます。
以下の変換ルールを見つけ、「?」に入るものを選びなさい。
A→D、B→E、C→F、G→?
A. H B. I C. J D. K
解答 C
解説
変換例を比較すると、各文字がアルファベット順に3つ後ろにずれていることがわかります。A(1番目)→D(4番目)、B(2番目)→E(5番目)、C(3番目)→F(6番目)なので、G(7番目)→J(10番目)が正解です。暗号問題では入力と出力の差分を数値化して規則を発見するアプローチが基本です。
複数ルールを組み合わせた暗号の例題
暗号問題では、2つ以上のルールが同時に適用される複合的な問題も出題されます。
例えば「文字を2つずらしてから順序を逆にする」のように、複数の操作を組み合わせたルールを見抜く必要があります。
複合ルールの場合は、まず1つ目のルール(文字のずれ幅など)を見つけてから、それだけでは説明できない部分に注目して2つ目のルールを探しましょう。
変換例が複数ある場合は、すべての例に矛盾なく当てはまるルールを見つけることが重要です。
1つの変換例にしか当てはまらないルールは、他の要素を見落としている可能性が高いため、再度分析し直しましょう。
暗号問題は時間がかかりやすいですが、ルールを見つけてしまえば残りの問題を素早く解けるため、最初の分析に時間をかける価値があります。
以下の変換ルールを見つけ、「?」に入るものを選びなさい。
3→7、5→11、8→17、10→?
A. 19 B. 20 C. 21 D. 23
解答 C
解説
変換ルールを分析すると、入力を2倍して1を足す操作が行われています。3×2+1=7、5×2+1=11、8×2+1=17、10×2+1=21です。暗号問題ではこのように「×a+b」の形式のルールが頻出します。入力と出力の差に注目すると、差は4, 6, 9, ...と一定ではありませんが、出力を入力で割ると約2.3, 2.2, 2.1...とほぼ2倍であることから「×2+定数」の形式を推測できます。
図形を使った暗号の例題
実際のCABでは、文字や数値だけでなく図形を使った暗号問題も出題されます。
図形の暗号問題では、「丸→三角」「白→黒」「大→小」のように、図形の属性が別の属性に変換されるルールを見抜きます。
変換される属性には「形状」「色」「サイズ」「向き」「位置」などがあり、これらが組み合わさることで複雑な暗号が作られます。
図形の暗号問題を解くコツは、入力図形と出力図形の間で何が変化し何が変化していないかを明確にすることです。
変化している属性にだけ注目してルールを特定し、変化していない属性はルールに無関係として除外します。
複数の変換例を丁寧に比較することで、図形の暗号ルールは必ず特定できます。
以下の変換ルールを見つけ、「?」に入るものを選びなさい。
赤・大・丸→青・小・丸、白・大・三角→黒・小・三角、赤・小・四角→?
A. 青・大・四角 B. 青・小・四角 C. 黒・大・四角 D. 赤・大・四角
解答 A
解説
変換例を比較すると、3つの属性にそれぞれ別のルールが適用されています。色は赤→青、白→黒(暖色→寒色への変換)、サイズは大→小、小→大(反転)、形状は変化しません。よって赤・小・四角は、色:赤→青、サイズ:小→大、形状:四角→四角で、「青・大・四角」が正解です。このように各属性のルールを個別に分析するのが図形暗号を解く鍵です。
CABの出題傾向と押さえるべきポイント
CABの各科目には特徴的な出題傾向があります。ここでは、科目ごとの頻出パターンと高得点のポイントを解説します。
科目別の頻出パターン
暗算では、2桁の掛け算・割り算と小数を含む計算が最も出題頻度が高いパターンです。
特に「25×○」「○÷8」のような特定の数を含む計算が頻出するため、よく使う組み合わせは暗記しておくと有利です。
法則性では、等比数列・階差数列・交互数列が3大頻出パターンです。
実際のCABでは図形のパターン認識が求められるため、「回転」「反転」「色の入れ替え」の3つの変化パターンを優先的に確認しましょう。
命令表では、条件分岐を含む4〜6ステップの命令が標準的な出題パターンです。
暗号では、「文字のシフト」と「属性の変換」の2パターンがベースになっており、これらの組み合わせとして出題されます。
高得点を取るための時間配分
CABで高得点を取るには、科目ごとの時間配分を事前に決めておくことが重要です。
暗算は全問解答を目指し、わからない問題は直感で回答して次に進む戦略が効果的です。
法則性は1問あたり約23秒しかないため、30秒考えてもパターンが見えない問題は飛ばして次に進みましょう。
命令表は1問あたり約33秒で、丁寧に処理すれば確実に正解できるため、正確さを優先すべき科目です。
暗号はルール発見に時間がかかりますが、一度ルールを把握すれば関連する問題を連続で正解できるため、最初の分析に時間を投資する価値があります。
全科目を通じて「解ける問題を確実に取る」ことが高得点への最短ルートです。
ケアレスミスを防ぐコツ
CABで最も多いケアレスミスは、命令表での実行順序の取り違えです。
命令を上から順に実行する際、焦って順番を飛ばしたり逆にしたりするミスが頻発します。
対策として、実行済みの命令にチェックマークをつけながら処理する習慣をつけましょう。
暗算では、繰り上がり・繰り下がりの処理ミスが最も多いケアレスミスです。
特に3桁以上の計算では桁数の管理を慎重に行い、選択肢を先に確認して概算で絞り込む方法も併用しましょう。
法則性では1つのパターンに固執して他の可能性を見落とすミスに注意が必要です。
Web-CABでは回答のクリックミスにも気をつけましょう。
CABの効果的な対策方法
CABは独自の問題形式が多いため、専用の対策が不可欠です。ここでは、短期間で成果を出すための対策方法を紹介します。
CAB専用の問題集を繰り返し解く
CAB対策で最も重要なのは、CAB形式に特化した問題集を使うことです。
SPI対策の問題集にはCABの問題は収録されていないため、必ず「CAB」「Web-CAB」対応の問題集を選びましょう。
「これが本当のWebテストだ!(2)」はCABとWeb-CABの問題が収録されており、最初の1冊として最適です。
問題集は1回解いて終わりではなく、最低3周は繰り返すことで解法パターンが定着します。
特に命令表と暗号は練習量が直接的に正答率に反映される科目なので、集中的に演習しましょう。
1周目は時間を気にせず丁寧に、2周目は制限時間を意識して、3周目は本番と同じ条件で取り組むのが効果的です。
暗算力を日常的に鍛える
CABの暗算は毎日の反復練習でスピードが着実に向上します。
スマートフォンの暗算アプリを使えば、通学中や休憩時間にも手軽にトレーニングできます。
1日10〜15分の練習を2週間続けるだけで、計算スピードは大幅に改善します。
特に2桁×1桁、3桁÷1桁の計算を素早く処理できるようにしておくと、本番で大きなアドバンテージになります。
概算力(おおよその答えを素早く推定する力)を鍛えることも重要です。
選択肢を概算で絞り込めると、正確な計算にかける時間を大幅に短縮できます。
対策のスケジュールと優先順位
CABの対策は、受検日の2〜3週間前から開始するのが理想的です。
1週目は問題集を1周し、4科目すべての問題形式を把握して自分の得意・苦手を明確にしましょう。
2週目は苦手科目、特に命令表と暗号を重点的に対策し、解法パターンの定着を図ります。
3週目は本番と同じ時間設定で通しの練習を行い、時間配分を最終調整します。
暗算トレーニングは対策期間全体を通じて毎日継続するのが理想です。
CABは初見では難しく感じても、練習を重ねるほど確実に得点が伸びるテストです。
CABの例題に関するよくある質問
CABの例題と対策について就活生から寄せられる質問に回答します。受検前の疑問を解消しましょう。
命令表と暗号はどちらを優先して対策すべきですか?
命令表と暗号はどちらもCAB独自の問題形式ですが、優先するなら命令表をおすすめします。
命令表は手順を正確にたどれば確実に正解できる問題であり、練習量がそのまま正答率に反映されやすい科目です。
暗号はルール発見のひらめきに左右される部分があるため、練習の効果が出るまでにやや時間がかかります。
ただし、暗号は一度ルールを見つければ関連する問題を連続で正解できるため、パターンの引き出しを増やしておくことが重要です。
理想的には両方をバランスよく対策し、命令表は正確さ重視、暗号はルールパターンの蓄積を意識して練習しましょう。
IT業界では複数の企業でCABが出題されることが多いため、一度しっかり対策すれば複数の選考で活用できます。
CABの例題はどこで入手できますか?
CABの例題を入手するには、CAB対応の問題集を購入するのが最も確実な方法です。
「これが本当のWebテストだ!(2)」にはCABとWeb-CABの問題が豊富に収録されており、解説も充実しています。
インターネット上にも無料の練習問題が公開されていますが、問題の質や解説の正確さにばらつきがあるため注意が必要です。
就活対策アプリの中にもCABの練習機能を搭載しているものがあり、スキマ時間の学習に役立ちます。
大学のキャリアセンターでCAB対策の問題集を貸し出しているケースもあるため、確認してみる価値があります。
問題の入手先に関わらず、本番と同じ時間制限を設けて練習することが実力向上のポイントです。
CABとSPIは両方とも対策が必要ですか?
IT業界を志望する場合は、CABとSPIの両方を対策しておくことを強く推奨します。
企業によって採用しているテストが異なるため、どちらか一方だけの対策では対応できない選考が出てきます。
SPIは言語・非言語が中心ですが、CABは暗算・法則性・命令表・暗号と出題内容が全く異なります。
ただし、暗算力の向上はSPIの非言語対策にも役立つため、完全に別々の勉強になるわけではありません。
対策のスケジュールとしては、まずSPIの基礎を固めてからCAB独自の科目(命令表・暗号)を集中的に練習するのが効率的です。
限られた時間の中で両方を対策するためには、各テストの頻出パターンに絞って練習することが重要です。
まとめ
CABは、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供するIT・エンジニア職向けの適性検査です。
暗算・法則性・命令表・暗号の4科目で構成され、特に命令表と暗号はCAB独自の問題形式で事前対策が欠かせません。
各科目の出題パターンを理解し、例題を繰り返し解くことで解法が身につきます。
対策としては、CAB専用の問題集を最低3周繰り返すことと、毎日の暗算トレーニングが効果的です。
この記事で紹介した出題パターン別の例題と解き方を活用し、CAB対策を効率的に進めましょう。