SPI ENGの例題と解き方|出題パターン別に解法を解説

SPI ENGの例題と解き方|出題パターン別に解法を解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就職活動の適性検査では、「SPI ENG」を受検することがあります。

SPI ENGはSPIの英語パートで、同意語・反意語・空欄補充・英英辞典・長文読解の5つの出題パターンから構成されています。

この記事では、SPI ENGの例題を出題パターン別に掲載し、解き方のポイントを詳しく解説します。

この記事を読んでわかること
  • SPI ENGの基本情報と出題形式
  • SPI ENGの同意語・反意語・空欄補充・英英辞典・長文読解の例題と解き方
  • SPI ENGの難易度と求められる英語力
  • 効果的なSPI ENG対策の方法
この記事をおすすめしたい人
  • SPI ENGの受検が予定されている人
  • SPI ENGの出題パターンを事前に把握したい人
  • SPI ENGの具体的な解き方を身につけたい人

SPI ENGとは?基本情報と出題傾向

SPI ENGはSPIの英語能力を測定するパートです。ここでは、テストの基本情報と出題傾向について解説します。

SPI ENGの概要と特徴

SPI ENGは、リクルートマネジメントソリューションズが提供するSPIの英語能力検査です。

SPIの基本検査(言語・非言語・性格検査)に加えて、企業がオプションとして追加する形式で実施されます。

試験時間は約20分で問題数は約30問と、1問あたり約40秒で解答する必要があるスピード勝負のテストです。

出題パターンは「同意語」「反意語」「空欄補充」「英英辞典」「長文読解」の5種類に大きく分かれています。

求められる英語力は英検2級〜準1級レベルとされており、大学受験英語の知識をベースに対策することが可能です。

外資系企業や商社、メーカーの海外事業部門など、英語力を重視する企業で実施される傾向があります。

SPI ENGの受検形式と制限時間

SPI ENGの受検形式は、テストセンター方式とWebテスト方式の2種類があります。

テストセンター方式では、指定された会場のパソコンで受検し、約20分の制限時間内に30問前後を解きます。

Webテスト方式では、自宅のパソコンから受検することができ、制限時間や問題数はテストセンターと同様です。

SPI ENGの特徴として、正答率によって次に出題される問題の難易度が変動する適応型テスト(CAT)が採用されています。

正解を重ねると難易度が上がり、不正解が続くと難易度が下がるため、序盤の問題を確実に正解することが高スコアへの鍵です。

制限時間内に全問解答できない場合は未回答分が減点対象となるため、わからない問題は推測でも回答して先に進むことが重要です。

SPI ENGの難易度と求められる英語力

SPI ENGの難易度は、英検2級〜準1級レベルとされています。

大学受験で英語をしっかり勉強した人であれば、基本的な問題には対応できるレベルです。

ただし、単語の難易度は大学受験レベルを超えるものも含まれており、ビジネス英語の語彙力も求められます。

特に「英英辞典」形式の問題は日本の英語教育ではあまり馴染みがないため、事前の対策が必要です。

長文読解はTOEICのPart 7に近い形式で、ビジネスシーンを題材にした英文が出題されます。

対策としては、SPI ENG専用の問題集に加えて、英検2級〜準1級レベルの単語帳で語彙力を強化するのが効果的です。

TOEICのスコアが600点以上あれば、SPI ENGでも十分に対応できる英語力があると言えるでしょう。

SPI ENGの例題|同意語

同意語の問題では、提示された英単語と最も近い意味を持つ単語を選びます。ここでは、出題パターンと解き方を解説します。

基本レベルの同意語の例題と解き方

同意語の問題は、SPI ENGで最も基本的な出題パターンの一つです。

提示された英単語と同じ意味(または最も近い意味)の単語を4〜5つの選択肢から選ぶ形式です。

出題される単語は大学受験レベルからビジネス英語レベルまで幅広く、語彙力の広さが直接スコアに影響します。

解き方のポイントは、まず提示された単語の意味を正確に把握し、品詞を確認することです。

品詞が一致しない選択肢は除外できるため、消去法で正答率を上げることができます。

対策として、英単語は同義語・反義語をセットで覚える学習法が最も効率的です。

1日20〜30語のペースで覚えていけば、2週間で400〜600語の語彙を増やすことができます。

例題:同意語(基本)

Choose the word closest in meaning to "abundant."

A. scarce B. plentiful C. moderate D. sufficient E. lacking

解答 B

解説

「abundant」は「豊富な、大量の」という意味で、同意語は「plentiful(豊富な)」です。「scarce(乏しい)」と「lacking(欠けている)」は反意語にあたります。「sufficient(十分な)」は意味が近いように見えますが、「abundant」は「十分以上にある」というニュアンスを含むため、「plentiful」がより正確な同意語です。

上級レベルの同意語の例題と解き方

上級レベルの同意語問題では、英検準1級〜1級レベルの語彙が出題されることがあります。

日常会話ではあまり使わないフォーマルな語彙や、ビジネス英語で頻出する単語が中心です。

難易度の高い単語が出題された場合、語源(接頭辞・接尾辞)の知識を使って意味を推測する方法が有効です。

たとえば「dis-(否定)」「pre-(前に)」「un-(否定)」「-able(〜できる)」などの接辞を知っていれば、未知の単語でも意味を推測できます。

また、文脈から意味を推測する力も重要で、単語を単独で覚えるよりも例文とセットで覚えることが効果的です。

上級レベルの対策としては、ビジネス英語の語彙リストや英検準1級の単語帳を活用するのがおすすめです。

「concur(同意する)」「alleviate(緩和する)」「meticulous(細心の)」など、SPIで出やすい上級語彙を優先的に学習しましょう。

例題:同意語(上級)

Choose the word closest in meaning to "meticulous."

A. careless B. thorough C. spontaneous D. ambitious E. indifferent

解答 B

解説

「meticulous」は「細心の注意を払う、几帳面な」という意味です。同意語は「thorough(徹底的な、綿密な)」です。「careless(不注意な)」は反意語にあたります。「spontaneous(自発的な)」「ambitious(野心的な)」「indifferent(無関心な)」はいずれも意味が異なります。「meticulous attention to detail(細部への入念な注意)」というフレーズで覚えておくと記憶に残りやすいでしょう。

SPI ENGの例題|反意語

反意語の問題では、提示された英単語と反対の意味を持つ単語を選びます。ここでは、出題パターンと解法のコツを解説します。

基本レベルの反意語の例題と解き方

反意語の問題は同意語問題と並んでSPI ENGの語彙力パートを構成する重要な出題パターンです。

提示された英単語と反対の意味(対義語)を持つ単語を選択肢から選ぶ形式で出題されます。

同意語問題と異なり、反意語を正確に判断するには単語の意味を深く理解している必要があります。

解き方のポイントは、まず提示された単語の意味を明確にし、その「反対」が何を指すかを考えることです。

たとえば「increase(増加する)」の反意語は「decrease(減少する)」ですが、「destroy(破壊する)」は反意語ではありません。

反意語の学習では、対義語のペアをリストにまとめて覚える方法が効率的です。

「accept / reject」「expand / contract」「temporary / permanent」のようにセットで暗記しましょう。

例題:反意語(基本)

Choose the word most opposite in meaning to "decline."

A. refuse B. accept C. maintain D. increase E. ignore

解答 D

解説

「decline」には「減少する」「断る」の2つの主な意味がありますが、ここでは「減少する」の反意語として「increase(増加する)」が正解です。「refuse(断る)」は「decline」の同意語にあたります。「accept(受け入れる)」は「断る」の反意語ですが、「decline」の主要な意味である「減少する」に対する反意語としては「increase」が最も適切です。

上級レベルの反意語の例題と解き方

上級レベルの反意語問題では、多義語の文脈判断が求められることがあります。

一つの単語が複数の意味を持つ場合、選択肢から正しい反意語を選ぶには、出題意図を読み取る力が必要です。

また、接頭辞の知識を使って反意語を推測する方法も有効です。

「possible / impossible」「regular / irregular」「agree / disagree」のように、接頭辞を付けるだけで反意語になるパターンは多くあります。

ただし、すべての単語に接頭辞パターンが当てはまるわけではないため、個別の暗記も必要です。

上級レベルの対策としては、形容詞と動詞の反意語ペアを中心に学習するのが効率的です。

「abstract / concrete」「voluntary / compulsory」「ambiguous / explicit」などの上級ペアを優先的に覚えましょう。

例題:反意語(上級)

Choose the word most opposite in meaning to "ambiguous."

A. vague B. explicit C. complex D. subtle E. obscure

解答 B

解説

「ambiguous」は「曖昧な、多義的な」という意味で、反意語は「explicit(明確な、明示的な)」です。「vague(漠然とした)」と「obscure(不明瞭な)」は「ambiguous」の同意語にあたります。「complex(複雑な)」と「subtle(微妙な)」は意味の方向性が異なります。「ambiguous」は「am-(両方に)」が語源であり、「二通りに解釈できる」というニュアンスを持つことを理解しておくと覚えやすいでしょう。

反意語問題の攻略テクニック

反意語問題を効率よく解くための攻略テクニックを紹介します。

最も重要なテクニックは、選択肢の中から同意語を先に見つけて除外する方法です。

反意語を直接見つけるよりも、同意語を除外する方が簡単な場合が多いためです。

たとえば5つの選択肢のうち2つが同意語だとわかれば、残りの3つから反意語を探すだけで済みます。

次に重要なのは、接頭辞のパターンを活用するテクニックです。

「un-」「in-/im-/ir-/il-」「dis-」「non-」「anti-」など、否定の接頭辞がついた単語は元の単語の反意語であることがほとんどです。

最後に、迷った場合は品詞の一致を確認しましょう。

提示された単語が形容詞なら反意語も形容詞であるはずなので、品詞が異なる選択肢は除外できます。

これらのテクニックを組み合わせることで、消去法を使って正答率を大幅に向上させることができます。

反意語の頻出接頭辞パターン
  • un-:happy / unhappy, expected / unexpected
  • in-/im-:possible / impossible, complete / incomplete
  • dis-:agree / disagree, advantage / disadvantage
  • ir-/il-:regular / irregular, legal / illegal

SPI ENGの例題|空欄補充

空欄補充の問題では、英文中の空欄に適切な語句を入れる力が問われます。ここでは、出題パターンと解法を解説します。

文法知識を問う空欄補充の例題と解き方

空欄補充問題のうち、文法知識を問うタイプは最も出題頻度が高いパターンです。

時制(現在完了・過去完了)、前置詞、関係代名詞、接続詞などの文法項目が問われます。

解き方のポイントは、空欄の前後の文構造を分析し、文法的に正しい選択肢を見極めることです。

たとえば、空欄の後に名詞が続く場合は前置詞や形容詞が入る可能性が高く、文が続く場合は接続詞が入る可能性があります。

時制の問題では、文中の時間を表す表現(yesterday、since、by the time など)に注目すると正解を判断しやすくなります。

対策としては、TOEICのPart 5の問題集を活用するのが効果的です。

SPI ENGの空欄補充はTOEICのPart 5と出題形式が非常に似ているため、TOEIC対策がそのままSPI ENG対策になります。

例題:空欄補充(文法)

The project manager ( ) the meeting before the client arrived.

A. has started B. had started C. was starting D. will start E. starts

解答 B

解説

「before the client arrived(クライアントが到着する前に)」という過去の時点より前に完了した行為を表すため、過去完了形「had started」が正解です。過去完了形は「過去のある時点よりさらに前に完了した動作」を表します。「arrived」が過去形であることから、それより前の時点は過去完了で表す必要があります。時制の問題は文中の時間表現に注目することが解法の鍵です。

語彙力を問う空欄補充の例題と解き方

語彙力を問う空欄補充問題では、文脈に合った適切な単語を選ぶ力が試されます。

文法的にはどの選択肢も入り得る場合に、意味的に最も適切な語を選ぶタイプの問題です。

解き方のポイントは、空欄を含む文全体の意味を把握し、文脈から最も自然な語を判断することです。

コロケーション(語と語の自然な結びつき)の知識が問われることも多く、たとえば「make a decision」「take responsibility」のような定型表現を知っているかが試されます。

対策として、英単語を覚える際は例文とセットで覚えることが重要です。

単語の意味だけでなく、どのような文脈で使われるかを理解しておくと、空欄補充問題に強くなります。

ビジネス英語で頻出するコロケーションリストを作成して暗記するのも効果的な対策法です。

例題:空欄補充(語彙)

The company decided to ( ) its overseas operations due to declining profits.

A. expand B. reduce C. maintain D. establish E. promote

解答 B

解説

「due to declining profits(利益の減少により)」という理由から、海外事業を「reduce(縮小する)」のが最も自然な文脈です。「expand(拡大する)」は利益が減少している状況とは矛盾します。「maintain(維持する)」は可能性がありますが、わざわざ「決定した」とあるため、変化を伴う行動が適切です。文脈の因果関係を把握することが語彙型空欄補充のポイントです。

熟語・イディオムを問う空欄補充の例題と解き方

熟語・イディオムを問う空欄補充は、定型表現の知識が直接スコアに影響する問題です。

英語には「look forward to(楽しみにする)」「come up with(思いつく)」のように、個々の単語の意味からは推測しにくい熟語が多くあります。

SPI ENGでは、ビジネスシーンで頻繁に使われる熟語・イディオムが重点的に出題されます。

解き方のポイントは、空欄の前後にある前置詞やto不定詞に注目し、定型表現のパターンに当てはめることです。

たとえば「( ) up with」の空欄なら「come(思いつく)」「put(我慢する)」「keep(ついていく)」など、up withとセットになる動詞を思い出します。

対策としては、ビジネス英語で頻出する熟語100選程度をリストにして集中的に暗記するのが効果的です。

句動詞(phrasal verbs)は特に出題されやすいため、「take over」「carry out」「bring about」などは優先的に覚えましょう。

例題:空欄補充(熟語)

We need to ( ) with a new marketing strategy by the end of this month.

A. come up B. put up C. keep up D. make up E. give up

解答 A

解説

「come up with」は「(アイデアや計画を)思いつく、考え出す」という意味の句動詞です。「新しいマーケティング戦略を今月末までに考え出す必要がある」という文脈に合致します。「put up with(我慢する)」「keep up with(ついていく)」「make up with(仲直りする)」「give up(諦める)」はいずれも文脈に合いません。句動詞は前置詞との組み合わせで意味が大きく変わるため、セットで覚えることが重要です。

SPI ENGの例題|英英辞典

英英辞典形式の問題は、英語の定義文から該当する単語を選ぶSPI ENG独自の出題パターンです。ここでは、解き方のコツを解説します。

名詞の英英辞典問題の例題と解き方

英英辞典問題は、英語で書かれた単語の定義文を読み、その定義に合う単語を選択肢から選ぶ形式です。

日本の英語教育ではあまり馴染みのない出題形式のため、SPI ENG特有の対策が必要です。

名詞の英英辞典問題では、人物・場所・概念・物を表す単語の定義が出題されます。

解き方のポイントは、定義文のキーワードに注目し、そのキーワードから連想される単語を選択肢から探すことです。

定義文は通常「a person who...」「a place where...」「the act of...」のような構造で書かれているため、文頭の表現でカテゴリーを特定できます。

対策としては、英英辞典(ロングマンやオックスフォードの学習者向け辞典)を日常的に参照する習慣をつけると、定義文の読み方に慣れることができます。

基本的な2,000〜3,000語の英英辞典の定義を読む練習をすることで、本番でもスムーズに解答できるようになるでしょう。

例題:英英辞典(名詞)

Choose the word that best matches the following definition: "A formal meeting at which someone is asked questions to find out if they are suitable for a job."

A. conference B. interview C. seminar D. negotiation E. presentation

解答 B

解説

定義文の要素を分解すると、「formal meeting(公式な面会)」「asked questions(質問される)」「suitable for a job(仕事に適しているか)」の3点です。これらすべてに合致するのは「interview(面接)」です。「conference(会議)」は大規模な会合、「seminar(セミナー)」は学習目的の集まり、「negotiation(交渉)」は合意形成の場、「presentation(発表)」は情報提示の場であり、いずれも定義と一致しません。

動詞・形容詞の英英辞典問題の例題と解き方

動詞・形容詞の英英辞典問題は、行為や状態の定義文から該当する単語を選ぶ問題です。

動詞の定義は「to do something...」「to make something...」のような構造で書かれることが多いです。

形容詞の定義は「having the quality of...」「able to...」「not...」のような構造が一般的です。

名詞の問題と比べて定義文が抽象的になりやすいため、より高い英語読解力が求められます。

解き方のポイントは、定義文の中の動作や状態を表すキーワードに着目し、選択肢の単語の意味を一つずつ照合することです。

消去法を使い、明らかに定義と合わない選択肢を先に除外すると、正解にたどり着きやすくなります。

対策としては、動詞と形容詞を英英辞典で調べる習慣をつけ、定義文の構造パターンに慣れることが大切です。

例題:英英辞典(動詞)

Choose the word that best matches the following definition: "To officially say that something is true or correct, especially after some doubt."

A. deny B. confirm C. assume D. predict E. suggest

解答 B

解説

定義文のキーワードは「officially(公式に)」「true or correct(正しい)」「after some doubt(疑念の後に)」です。これらに合致するのは「confirm(確認する、正式に認める)」です。「deny(否定する)」は反対の意味です。「assume(想定する)」は確認なしに信じることで、「officially」に合いません。「predict(予測する)」「suggest(提案する)」も定義と一致しません。

英英辞典問題の攻略テクニック

英英辞典問題は他の出題パターンと比べて独特な解法テクニックが必要です。

最も重要なテクニックは、定義文を読む前に選択肢の単語を先に確認する方法です。

選択肢の単語の意味がわかっていれば、定義文を読みながら照合するだけで素早く正解を見つけられます。

定義文が長い場合は、文のすべてを理解しようとするのではなく、核心部分(最も重要な意味を表す部分)に集中しましょう。

「especially」「particularly」「mainly」などの副詞の後に続く部分は、正解を絞り込む重要なヒントになることが多いです。

また、定義文中の否定表現(「not」「without」「lack of」)に注意することも重要です。

否定表現を見落とすと、反意語を選んでしまうミスにつながります。

練習として、英英辞典のアプリを使って「定義を読んで単語を当てる」トレーニングを毎日10分行うと、着実にスキルが向上します。

この形式に慣れることがSPI ENGのスコアアップに直結するため、重点的に対策しておきましょう。

SPI ENGの例題|長文読解

長文読解はSPI ENGの中で最も配点が高いとされる出題パターンです。ここでは、効果的な読み方と解き方を解説します。

内容一致問題の例題と解き方

内容一致問題は、英文を読んで内容に合致する選択肢を選ぶ形式です。

出題される英文は150〜300語程度のビジネス関連の文章が多く、メール・報告書・記事などの形式で出題されます。

解き方のポイントは、最初に設問を読んでから本文を読む「設問先読み法」を実践することです。

何を問われているかを把握してから本文を読むことで、必要な情報を効率よく見つけることができます。

本文中のキーワードと選択肢の言い換え表現に注意しましょう。

正解の選択肢は、本文と全く同じ表現ではなくパラフレーズ(言い換え)されていることがほとんどです。

対策としては、TOEICのPart 7の問題集やビジネス英語の読解練習が効果的です。

例題:長文読解(内容一致)

Read the following passage and answer the question below.

"The new remote work policy allows employees to work from home up to three days per week. However, all team members must be present in the office on Tuesdays and Thursdays for mandatory meetings. Employees who wish to change their remote work schedule must submit a request to their department manager at least one week in advance."

Which of the following is true according to the passage?

A. Employees can work from home every day. B. Mandatory meetings are held three days a week. C. Schedule changes require prior approval from a manager. D. The policy applies only to new employees. E. Remote work is not permitted on weekdays.

解答 C

解説

本文には「submit a request to their department manager at least one week in advance(少なくとも1週間前に部門マネージャーに申請する必要がある)」と書かれています。これは「スケジュール変更には事前にマネージャーの承認が必要」というCの内容と一致します。Aは「週3日まで」なので毎日ではありません。Bは火曜と木曜の2日間です。DとEは本文に記載がありません。

主旨把握問題の例題と解き方

主旨把握問題は、英文全体の主題やメッセージを正確に読み取る力が問われる問題です。

「What is the main purpose of this passage?」「What is the author's main point?」のような設問形式で出題されます。

解き方のポイントは、各段落の冒頭文(トピックセンテンス)に注目することです。

英語の文章は通常、段落の最初に主張を述べ、その後に詳細や例を展開する構造になっています。

そのため、段落の冒頭文だけを読めば文章全体の主旨を把握できることが多いです。

注意すべきポイントは、部分的な情報に惑わされないことです。

選択肢の中には、本文の一部分だけに触れた「部分的に正しい」選択肢が含まれていることがあります。

主旨を問う問題では、文章全体を包括する選択肢を選ぶことが重要です。

対策として、日頃から英語の記事やエッセイを読み、「この文章は何を伝えたいのか」を一文でまとめる練習をしましょう。

例題:長文読解(主旨把握)

Read the following passage and answer the question below.

"Many companies are now investing in employee wellness programs to reduce healthcare costs and improve productivity. Studies have shown that employees who participate in regular exercise programs take fewer sick days and report higher job satisfaction. Furthermore, wellness initiatives such as mental health support and flexible working hours have been linked to lower turnover rates. As a result, an increasing number of organizations view wellness programs not as an expense, but as a strategic investment."

What is the main point of this passage?

A. Exercise programs are the most effective wellness initiative. B. Employee wellness programs provide significant business benefits. C. Healthcare costs are the biggest challenge for companies. D. Flexible working hours should be offered to all employees. E. Companies should focus on mental health support above all else.

解答 B

解説

文章全体を通じて、ウェルネスプログラムの利点(ヘルスケアコスト削減、生産性向上、欠勤減少、離職率低下)が述べられ、最後に「strategic investment(戦略的投資)」と結論づけています。文章全体の主旨は「ウェルネスプログラムはビジネスに大きな利益をもたらす」というBです。A、D、Eは文章の一部分にしか触れておらず、主旨としては不十分です。Cは文章のテーマとは異なります。

SPI ENGの効果的な対策方法

SPI ENGで高スコアを取るためには、計画的な対策が重要です。ここでは、出題パターンに合わせた効果的な対策法を紹介します。

語彙力強化の対策法

SPI ENGのスコアに最も直結するのは語彙力です。

同意語・反意語・英英辞典の問題はすべて語彙力が土台となるため、まず語彙力の強化に取り組みましょう。

具体的な対策法としては、英検2級〜準1級レベルの単語帳を使い、毎日20〜30語ずつ覚えていく方法が効果的です。

単語を覚える際は、意味だけでなく同義語・反義語・例文もセットで覚えることが重要です。

また、ビジネス英語で頻出する単語(implement, comprehensive, strategic, revenue など)は優先的に学習しましょう。

スキマ時間に単語アプリを使って復習すると、効率的に語彙を定着させることができます。

目標としては、2週間で500語程度の語彙を上積みすることを目指すとよいでしょう。

読解スピード向上の対策法

SPI ENGは制限時間が約20分と短いため、読解スピードの向上が高スコアの鍵となります。

長文読解だけでなく、英英辞典問題の定義文を素早く読む力も必要です。

読解スピードを上げるための基本は、英語を「英語のまま」理解する力(英語脳)を鍛えることです。

日本語に逐一翻訳しながら読むと時間がかかるため、英語の語順で意味を把握する「スラッシュリーディング」を練習しましょう。

具体的には、英文を意味のまとまりで区切り、前から順に理解していく読み方です。

また、毎日10〜15分の英文多読を行うことで、自然と読解スピードが向上します。

BBC News、CNN、The Japan Times などの英語ニュースサイトを活用して、ビジネス関連の記事を読む習慣をつけましょう。

実践的な問題演習の進め方

SPI ENGの対策では、実際の出題形式に慣れることが非常に重要です。

SPI ENG専用の問題集を使い、出題パターンごとに繰り返し演習を行いましょう。

問題演習の進め方としては、まず時間を気にせず正確に解く練習を行い、次に制限時間を設けて解く練習に移行します。

最終的には、本番と同じ20分の制限時間で30問を解く模擬テストを実施し、時間配分の感覚を身につけましょう。

間違えた問題は必ず復習し、なぜ間違えたのかを分析することが成長につながります。

特に英英辞典問題は日本の英語教育では馴染みが薄いため、重点的に演習量を増やすことをおすすめします。

学習期間の目安は2〜3週間で、1日30分の演習を継続すれば本番に十分対応できる力がつくでしょう。

SPI ENG 対策スケジュール(2週間)
  • 1〜3日目:語彙力強化(同意語・反意語の暗記)
  • 4〜6日目:空欄補充・英英辞典の演習
  • 7〜10日目:長文読解の演習
  • 11〜14日目:模擬テスト+弱点分野の復習

SPI ENGに関するよくある質問

SPI ENGについて、就活生からよく寄せられる疑問にお答えします。ここでは、対策を進めるうえで知っておきたいポイントを解説します。

SPI ENGはどの企業で出題される?

SPI ENGは、英語力を重視する企業で出題される傾向があります。

具体的には、外資系企業、総合商社、メーカーの海外事業部門、航空業界、ホテル業界などで実施されることが多いです。

すべての企業がSPI ENGを課すわけではなく、通常のSPI(言語・非言語・性格検査)にオプションとして追加する形式です。

企業がSPI ENGを課すかどうかは、募集要項や就活口コミサイトで事前に確認できます。

英語を使う部署への配属が想定される職種では、SPI ENGのスコアが配属先の決定に影響するケースもあります。

志望企業がSPI ENGを実施するかどうかを早めに確認し、必要な場合は余裕を持って対策を始めましょう。

TOEICとSPI ENGの対策は共通する?

TOEICとSPI ENGは出題形式に共通点が多いため、TOEIC対策がSPI ENGにも活きます。

特にTOEICのPart 5(短文穴埋め)はSPI ENGの空欄補充と、Part 7(長文読解)はSPI ENGの長文読解と出題形式が似ています。

ただし、SPI ENGの同意語・反意語・英英辞典はTOEICにはない出題パターンであるため、別途対策が必要です。

TOEICで600点以上のスコアを持っている場合、SPI ENGの基本問題には対応できる英語力があると考えてよいでしょう。

TOEICで700点以上あれば、SPI ENG特有の問題形式に慣れる練習をするだけで十分な対策になります。

一方、TOEIC500点未満の場合は、基礎的な語彙力と文法力の強化から始めることをおすすめします。

SPI ENGで電子辞書は使える?

SPI ENGの受検中は、電子辞書を含む一切の辞書の使用は禁止されています。

テストセンターでの受検では、持ち込み可能な物品が厳しく制限されており、辞書はもちろんスマートフォンの使用も禁止です。

Webテスト形式の場合も、辞書を使わずに解答することが求められます。

そのため、本番では自分の語彙力だけで勝負する必要があり、事前の語彙力強化が不可欠です。

練習段階では辞書を使って調べることは問題ありませんが、模擬テストの段階では辞書なしで解く練習をしましょう。

辞書なしでも解けるレベルまで語彙力を引き上げておくことが、SPI ENGで高スコアを取るための前提条件です。

まとめ

SPI ENGは、SPIの英語パートとして約20分30問の制限時間で実施される英語能力検査です。

出題パターンは同意語・反意語・空欄補充・英英辞典・長文読解の5種類で、英検2級〜準1級レベルの英語力が求められます。

外資系企業や商社など英語力を重視する企業で出題される傾向があるため、志望企業の選考情報を事前に確認しましょう。

対策としては、語彙力の強化出題形式への慣れが最も重要です。

本記事の例題を参考に出題パターンを把握し、計画的に学習を進めて本番に臨みましょう。

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