
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の適性検査では、「GAB」を受検することがあります。
GABの対策をまったくしていないけれど、ノー勉のまま受検して大丈夫なのか不安な就活生もいるでしょう。
この記事では、GABをノー勉で受検する際の立ち回り術と、焦らず受検するためのポイントを紹介します。
- GABはノー勉で受かるのか
- ノー勉でも使える解答テクニック
- 受検直前10分でできること
- ノー勉で失敗した場合のリカバリー法
- GABをノー勉で受検する予定の人
- 対策する時間がない人
- ノー勉でも焦らず受検したい人
目次[目次を全て表示する]
GABとは?テストの特徴をおさらい
GABは日本エス・エイチ・エルが提供する総合適性検査で、高い処理能力を求められるテストです。ここではGABの基本的な特徴を確認しましょう。
GABの基本情報
GABは総合商社やコンサルティングファーム、金融機関を中心に導入されている適性検査です。
玉手箱と同じ日本エス・エイチ・エルが開発しており、検査内容は「言語理解」「計数理解」「性格検査」で構成されています。
GABの特徴は問題の難易度が高く、特に計数分野では高度な図表読み取り能力が求められる点にあります。
新卒採用で使う企業は限られていますが、採用している企業は選考基準が高い傾向にあります。
会場で受検するペーパーテスト版と、自宅のパソコンで受検するWeb-GAB版の2種類があります。
どちらの方式でも制限時間に対して問題数が多いため、スピードと正確性の両方が問われるテストです。
GABの出題形式と制限時間
GABのペーパーテスト版は言語理解25分・計数理解35分の制限時間が設けられています。
言語理解では長文を読んで設問に回答する形式で、文章の論理構造を素早く把握する力が問われます。
計数理解ではグラフや表のデータを読み取って計算する問題が出題され、正確な数値処理が求められます。
Web-GAB版はパソコンで受検する形式で、言語理解15分・計数理解15分とペーパー版より短い制限時間です。
Web-GAB版は制限時間が短い分、1問あたりにかけられる時間が非常に限られるため、ペーパー版以上にスピードが重要になります。
性格検査は約30分で回答する形式で、こちらは時間に余裕があるためノー勉でも問題なく取り組めるでしょう。
GABのボーダーライン目安
GABのボーダーラインは企業によって異なりますが、正答率6〜7割程度が通過の目安とされています。
GABを採用している企業は選考基準が高い傾向にあるため、ボーダーもやや高めに設定されていることが多いです。
総合商社やコンサルでは7割以上の正答率が求められるケースもあり、ノー勉での突破は難易度が高くなります。
一方でGABの結果を参考程度に見ている企業もあり、その場合は5〜6割でも通過できる可能性があります。
志望企業のボーダー情報は就活掲示板で共有されていることがあるので、事前に確認しておくと安心です。
ボーダーの水準によってノー勉で挑むリスクが変わるため、企業ごとの情報収集が重要になります。
GABはノー勉で受かるのか?
対策なしでGABに挑んだ場合の通過可能性について、現実的な視点から分析します。
ノー勉で通過できる可能性
GABは問題の難易度が比較的高い適性検査であるため、ノー勉での通過はやや厳しい傾向にあります。
言語理解は長文の論理構造を素早く把握する必要があり、読解力が高い人であればある程度対応できるでしょう。
計数理解はグラフや表からデータを読み取って計算する問題が中心で、慣れていないと時間がかかりやすい分野です。
もともと数値処理能力が高い人や読解スピードが速い人であれば、ノー勉でもボーダー付近のスコアを出せる可能性はあります。
ただしGABを採用している企業は高いスコアを求める傾向があるため、通過できるかどうかは志望企業の水準次第です。
ノー勉で挑む場合は、解ける問題を確実に正解する立ち回りが重要になってきます。
テストの種類別・ノー勉の通過率
GABにはペーパーテスト版とWeb-GAB版があり、方式によってノー勉での難しさが異なります。
ペーパーテスト版は制限時間が比較的長いため、多少時間をかけて考える余裕があります。
Web-GAB版は制限時間が短く1問あたりの解答時間が限られるため、ノー勉の場合は特にスピード面で苦戦するでしょう。
言語理解は読解力がある人であればノー勉でも対応しやすい分野ですが、計数理解は慣れがないと厳しい分野です。
性格検査は正解がない質問形式なので、ノー勉でも問題なく回答できます。
全体として、ペーパーテスト版のほうがノー勉の場合は多少有利と言えるでしょう。
地頭で乗り切れる範囲と限界
GABの言語理解は読解力と論理的思考力があればノー勉でもある程度対応できます。
長文の要旨を素早く掴む力がある人は、対策なしでも設問に正確に回答できるでしょう。
計数理解の基本的なグラフ読み取りは、表やグラフに慣れている人であれば対応可能です。
しかしGABの計数は複数のデータを組み合わせて計算する問題が多く、初見では処理に時間がかかりやすいです。
特にWeb-GAB版は制限時間が短いため、地頭だけでは時間内に全問解くことが難しいケースがあります。
解ける問題で確実に得点し、難問は潔く飛ばすという割り切りが必要になります。
ノー勉でGABに臨む際の心構え
ノー勉でGABを受検する際は、難易度の高さに面食らわないためのメンタル準備が大切です。焦らず臨む心構えを紹介します。
完璧を目指さず確実に取れる問題を拾う
GABは難易度が高い問題が含まれているため、すべての問題を正解しようとするのは非現実的です。
ノー勉の場合は特に、解ける問題と解けない問題の差が大きくなるため、取捨選択が重要になります。
言語理解では自分が理解しやすい文章の設問を優先して解き、難解な文章は後回しにしましょう。
計数理解ではシンプルな図表問題を先に処理して、複雑な計算が必要な問題は時間が余ったときに取り組む戦略が有効です。
全体の6割程度正解できれば通過の可能性があるため、4割は落としても良いと割り切りましょう。
「取れる問題を確実に取る」という意識だけで、結果は大きく変わるはずです。
焦りは最大の敵と心得る
GABは問題の難易度が高いため、ノー勉で受検すると焦りを感じやすいテストです。
しかし焦れば焦るほど冷静な判断ができなくなり、本来解ける問題まで落としてしまう原因になります。
難しい問題に出くわしたら「これは捨て問」と割り切って、次の問題に気持ちを切り替えましょう。
GABは数問落としても致命的にはならないので、焦って雑に解くよりも落ち着いて丁寧に解くほうがスコアは高くなります。
試験中に焦りを感じたら一瞬手を止めて深呼吸し、気持ちをリセットしてから続けましょう。
冷静さを保つことがノー勉でGABに臨む場合の最大のポイントです。
結果が悪くても選考全体で巻き返せる
GABの結果が振るわなかったとしても、選考全体の合否はGABだけで決まるわけではありません。
エントリーシートの評価や面接でのパフォーマンス、グループディスカッションの結果なども総合的に判断されます。
GABを足切りに使う企業もありますが、面接やESの内容を重視する企業も多いです。
テストの結果が期待通りでなくても、面接で自分の強みをしっかりアピールすれば挽回は十分可能です。
GABの結果に囚われすぎず、選考プロセス全体で勝負する意識を持ちましょう。
今回の経験を次の受検に活かすという前向きな姿勢が大切です。
ノー勉でも使える解答テクニック
対策なしでも本番で活用できるテクニックがあります。GABで即実践できる解答のコツを紹介します。
消去法で選択肢を絞る
GABは選択式の問題が中心であるため、消去法は有効なテクニックとして活用できます。
言語理解では本文の内容と明らかに矛盾する選択肢を先に除外し、残った候補から正解を選びましょう。
計数理解でも概算をおこなって明らかに範囲外の数値を除外すれば、正解の候補を絞り込むことができます。
GABの言語理解では「本文からは判断できない」という選択肢が重要なポイントになります。
本文に明記されていない内容については安易に判断せず、慎重に選択肢を選ぶことが正答率向上につながります。
消去法は知識がなくても論理的思考で使えるため、ノー勉の状態でも積極的に活用しましょう。
時間配分を守って最後まで解く
GABでは全問に回答することがスコアを最大化する鍵になります。
1問に固執して時間をかけすぎると、後半の問題に手をつけられないまま終わってしまいます。
ペーパー版の場合、言語理解は1問あたり1分程度、計数理解は1問あたり1分30秒程度を目安にしましょう。
Web-GAB版はさらに制限時間が短いため、1問あたりの時間配分をより厳格に守る必要があります。
目安の時間を超えた問題は一旦飛ばして、残りの問題を先に処理することを優先しましょう。
最後に時間が余れば飛ばした問題に戻って再挑戦できるので、まずは全体を通して解き進めることが大切です。
わからない問題を飛ばす判断基準
ノー勉の場合は解けない問題に遭遇する頻度が高くなるため、飛ばす判断を素早くおこなうことが求められます。
問題を読んで15秒以内に解法の見当がつかない場合は、その問題は飛ばすのが賢明です。
計数理解で複数のデータを組み合わせる問題は時間がかかるため、シンプルな問題を先に解くことを優先しましょう。
飛ばす際は必ず何かしらの選択肢をマークしてから次に進んでください。
無回答は確実に不正解ですが、マークしておけば確率的に正解する可能性があります。
解ける問題に集中して時間を使うという戦略が、ノー勉でGABに臨む場合の最善策です。
GABの分野別ノー勉攻略ポイント
GABの各分野にはそれぞれノー勉でも活用できる攻略のポイントがあります。分野ごとの立ち回りを確認しましょう。
言語理解の立ち回り
言語理解は長文読解が中心で、文章の内容に基づいて設問に回答する形式です。
本文の論理構造を素早く把握し、設問で問われている内容と本文の記述を照合する作業が求められます。
長文をすべて丁寧に読もうとすると時間が足りなくなるため、まず設問を確認してから本文の該当箇所を探す方法が効率的です。
「合致する」「矛盾する」「判断できない」の3択形式では、本文に明記されていない内容は「判断できない」を選ぶのが基本です。
読解力がある人はノー勉でも比較的得点しやすい分野なので、ここで確実にスコアを稼ぎましょう。
選択肢の文言と本文の表現を慎重に比較して、正確に判断することがポイントです。
計数理解の立ち回り
計数理解はグラフや表のデータを読み取って計算する問題が出題されます。
基本的な計算力があれば解ける問題も多いですが、複数のデータを組み合わせる問題は処理に時間がかかります。
電卓を使ってスピーディに計算し、暗算にこだわらないことがポイントです。
シンプルなグラフ読み取り問題を先に処理し、複雑な計算が必要な問題は後回しにする戦略が有効です。
概算で選択肢を絞り込む方法も効果的で、正確な計算をしなくても正解にたどり着けるケースがあります。
落ち着いてデータを確認すれば解ける問題も多いので、焦らず取り組むことが大切です。
性格検査の立ち回り
性格検査は正解のない質問形式であるため、ノー勉でもまったく問題なく受検できます。
自分の行動特性や価値観に関する質問に回答する形式で、約30分程度で完了します。
回答のポイントは一貫性を持たせることで、似たような質問に矛盾した回答をしないよう注意しましょう。
企業が求める人物像に合わせようとする回答はかえって矛盾が生じやすく逆効果です。
素直に自分の考えに近い選択肢を選ぶことが、最も一貫性のある結果につながります。
テンポよく直感的に回答していくのが性格検査の最善の立ち回りです。
受検直前10分でできること
ノー勉でも受検直前のわずかな時間で準備できることはあります。最後の10分を有効に活用しましょう。
出題形式だけでも確認する
GABの問題を解く時間がなくても、出題形式を知っておくだけで本番の焦りが軽減されます。
「GAB 出題形式」で検索すれば、言語理解・計数理解それぞれの問題タイプを数分で確認できます。
特に計数理解でどのようなグラフや表が出るのかを事前に把握しておくと心構えが変わるでしょう。
言語理解は玉手箱と同じ会社が作っているテストなので、玉手箱の情報も参考になります。
Web-GAB版とペーパー版で制限時間が異なることも確認しておくと、時間配分の計画が立てやすくなります。
出題形式の把握は短時間で効果が高い直前対策なので、必ず実践してください。
受検環境を整える
Web-GAB版で受検する場合は、受検環境の整備がパフォーマンスに直結します。
インターネット回線が安定しているか確認し、可能であれば有線接続を使いましょう。
電卓と筆記用具は手元に準備しておき、計数問題をスムーズに解ける状態にしておくことが大切です。
不要なアプリやブラウザタブは閉じて、テストに集中できる環境を作りましょう。
ペーパーテスト版の場合は会場に時計を持参して、時間配分を把握しやすくしておくと良いです。
スマートフォンの通知をオフにして、集中力を維持できる状態で臨みましょう。
深呼吸してリラックスする
ノー勉で受検する不安は深呼吸で効果的に軽減できます。
4秒かけて吸って7秒止めて8秒かけて吐く呼吸法を3回繰り返すだけで、心拍数が落ち着きます。
「ノー勉だから無理だ」とネガティブに考えず、「今できるベストを尽くす」と前向きに切り替えましょう。
GABは難易度が高いテストですが、すべての問題が難しいわけではありません。
リラックスした状態のほうが頭が冴えて、解ける問題を確実に正解できるようになります。
過度な緊張を解いてから受検に臨むことで、本来の実力を発揮しやすくなるでしょう。
ノー勉で失敗した場合のリカバリー法
ノー勉で受検して結果が思わしくなかった場合でも、リカバリーの手段はあります。前向きに次のステップを考えましょう。
Webテストの結果だけで落ちるとは限らない
GABの結果が良くなかったとしても、選考全体の合否はGABだけでは決まりません。
多くの企業はGABを選考の一要素として捉え、ESや面接の評価と合わせた総合判断で合否を決めています。
GABを足切りに使う企業でも、ボーダーを超えていれば面接でのパフォーマンス次第で内定を獲得できます。
採用担当者が最終的に重視するのは人柄やコミュニケーション能力であることが多いです。
テスト結果だけで自分を過小評価せず、他の選考で挽回することに目を向けましょう。
結果が振るわなくても就活全体に致命的な影響が出るわけではありません。
再受検のチャンスを活かす
GABは企業ごとに受検するテストであるため、別の企業で改めて受検するチャンスがあります。
一度受検した経験があれば出題形式に慣れた状態で臨めるため、初回よりも確実にスコアが向上するでしょう。
志望度の低い企業で先にGABを受検して練習し、本命企業に備えるという戦略も効果的です。
ノー勉で受検した経験から苦手分野が明確になるため、次回に向けたピンポイントの対策がしやすくなります。
GABの計数理解は出題パターンが限られているため、パターンに慣れるだけでもスコアが改善します。
失敗を活かして次に備える姿勢で取り組みましょう。
次回に向けた最短対策プラン
ノー勉での受検経験を踏まえて、次回の受検に向けた効率的な対策をおこないましょう。
GABの計数理解はグラフの読み取りパターンが限られているため、問題集で10問ほど練習すれば感覚が掴めます。
言語理解は「合致・矛盾・判断できない」の判断基準を理解しておくだけで正答率が向上します。
GAB対策本やWebの練習問題を30分〜1時間程度取り組むだけでも、ノー勉との差は大きく開くでしょう。
電卓を使った計算練習もしておくと、本番でのスピードが改善されます。
完璧な対策を目指す必要はなく、苦手分野の補強に絞った最短ルートの対策が効果的です。
まとめ
GABは難易度が高い適性検査ですが、ノー勉でも冷静な立ち回りで通過の可能性を高めることができます。
解ける問題を確実に正解し、難問は潔く飛ばすという割り切りが重要です。
消去法や時間配分のテクニックを活用し、未回答を作らないことを意識して臨みましょう。
受検直前10分でも出題形式の確認や環境整備はできるので、最後まで諦めずに準備してください。
この記事の立ち回り術を参考に、焦らず冷静にGABの受検に臨んでください。