
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
日本総合研究所(日本総研・JRI)のサマーインターンは、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)の中核を担うシンクタンク兼SIerとして、シンクタンク・SI志望の学生から毎年高い人気を集めています。
その実態は、政策提言や経済リサーチを担う「シンクタンク」、SMBCグループの金融システムを設計・構築する「ITソリューション」、新規事業を生み出す「インキュベーション」の三位一体という独自モデルにあります。
編集部が各種就活サイトの体験談を確認したところ、サマーインターンの選考ではSPI形式のWebテストが最初の関門となり、ここで多くの応募者がふるい落とされている実態が見えてきました。
特にITソリューション系のコースは情報・数学・物理・電気電子といった理系学生の志望が集中するため、非言語を得点源にできる理系の強みをどこまで活かせるかが、通過率を大きく左右します。
一方で、理系学生は研究や講義で言語対策が手薄になりがちで、せっかくの非言語の貯金を言語で吐き出してしまうケースも少なくありません。
NRIや大和総研といった他のシンクタンクと混同されがちですが、日本総研はSMBCグループの金融ITを土台に持つ点で性格が大きく異なります。
この違いは選考で問われる人物像にも反映されるため、Webテストの段階から日本総研ならではの志向を意識して臨むことが大切です。
この記事では、編集部が体験談ベースで検証した日本総研サマーインターンWebテストの通過率・ボーダー・落ちる人の傾向を、28卒スケジュールに沿って理系学生向けに整理します。
- 編集部が検証した日本総研サマーインターンWebテストの通過率とボーダーの目安
- インターンで出題されるSPIの種類・形式・本選考との違い
- サマー・秋・冬で落ちる人に共通する傾向と回避策
- 理系学生が非言語を武器にする効率的な対策ロードマップ
- 28卒で2026年サマー/秋/冬インターンに応募予定の人
- 情報・数学・物理・電気電子系でITソリューション/システム/データサイエンス系コースを志望する理系・院生
- 研究と両立しながら短期間でSPI対策を仕上げたい人
- 早期選考優遇を狙ってWebテストのボーダーを確実に超えたい人
目次[目次を全て表示する]
日本総合研究所サマーインターン選考の全体像と適性検査の位置づけ
まずは日本総研サマーインターンの選考フローと、その中でWebテストがどこに位置づくのかを28卒スケジュールに沿って整理します。本選考とどう違うのかを押さえると、対策の優先順位が明確になります。
サマー・秋・冬の選考フローと28卒スケジュール
日本総研のインターンは、サマー・秋・冬と複数シーズンで開催され、いずれも「エントリー→ES提出→Webテスト→GD・面接→参加」という流れが基本です。
28卒の場合、サマーは2026年6〜9月が中心で、6月頃にエントリーが始まり8〜9月に本番を迎えるスケジュールが想定されます。
続く秋は2026年10〜11月、冬は2026年12月〜2027年2月に実施され、シーズンが進むほど本選考直結型のプログラムが増える傾向にあります。
理系の院進予定者は、サマー時期に学会や研究の山場が重なりやすいため、エントリー開始の2〜3か月前から逆算してWebテスト対策を前倒しで進めておくと安心です。
応募から結果通知までは2〜4週間程度が一般的で、サマーは応募者が多いぶん通知までやや時間がかかる傾向があります。
全コース併願が可能なため、ITソリューションを軸にしつつリサーチ系コースも併願し、Webテストの一度の受検を複数コースに活かす戦略も有効です。
本選考との違い
インターン選考は本選考と比べて面接回数が1〜2回と少なめで、その分ESとWebテストでの絞り込みが厳しくなる傾向があります。
本選考では複数回の面接やケース面接で人物面をじっくり見られますが、サマーインターンではWebテストが実質的な足切りラインとして機能している点が大きな違いです。
つまり、本選考なら面接で挽回できる余地があっても、インターンのWebテストでつまずけば面接にすら進めません。
面接回数が少ないということは、それだけWebテストの一発勝負としての比重が高いということでもあります。
とはいえ出題されるSPI自体は本選考とほぼ同水準のため、ここで作った得点力はそのまま本選考でも武器になります。
インターンで好成績を残せば本選考の早期選考ルートに案内されたり、一部ステップが免除されるケースもあると報告されています。
サマーインターンにおけるWebテストの位置づけ
日本総研のサマーインターンは知名度の高さから応募が集中し、Webテストはその大量の応募者を絞り込む最初のフィルターとして機能します。
ES提出とほぼ同時期に受検を求められることが多く、ESとWebテストの両方を通過して初めてGD・面接に進める構成です。
理系のITソリューション系コースは志望者の基礎学力が高いため、Webテストの相対的なボーダーも上振れしやすい点に注意が必要です。
サマーで好成績を残せば秋・冬や本選考の早期ルートにつながるケースもあり、最初のWebテストから手を抜けない設計になっています。
金融DXを担うITソリューション系コースは特に人気が高く早期に定員が埋まるため、エントリーのタイミングにも注意が必要です。
日本総合研究所インターンで実施されるSPIの傾向
次に、日本総研のインターンで実施されるSPIの種類・受検方式・出題科目を確認します。形式を正しく把握することが、限られた研究の合間を効率よく対策に充てる前提になります。
SPIの種類と受検方式
編集部が体験談を確認したところ、日本総研のインターン選考ではSPI(リクルートマネジメントソリューションズ提供)が課されるケースが中心でした。
受検方式は、自宅PCから受ける「WEBテスティング」か、専用会場で受ける「テストセンター」が一般的で、シーズンやコースによって指定が変わります。
ITソリューション系の一部コースでは、SPIに加えてIT適性を測るCAB型の問題が併用されたという報告もあり、理系の論理的思考力を試す出題に備えておくと安心です。
年度やコースによって形式が混在しうるため、応募予定のコースで直近どの形式が出たかを体験談で必ず確認しておきましょう。
出題科目と試験時間
SPIの出題科目は、言語・非言語(計数)・性格検査の3つで構成されます。
WEBテスティングの場合、能力検査(言語+非言語)が約35分、性格検査が約30分が標準的な時間配分です。
言語では二語の関係・語句の意味・文の並べ替え・長文読解が、非言語では推論・割合と比・損益算・確率・速度算・図表の読み取りが出題されます。
理系学生は非言語が得点源になりやすい一方、語彙力が問われる言語で取りこぼしやすいため、得意分野に頼り切らず言語の底上げを意識することが重要です。
性格検査は約300問を短時間で回答する形式で、論理性・知的好奇心・責任感といった日本総研が求める資質との適合がチェックされます。
1問あたりにかけられる時間が短いため、各科目とも形式に慣れて瞬時に解法を引き出せる状態まで仕上げておくことが欠かせません。
本選考と同じか・インターン特有の傾向
インターンのSPIは本選考とほぼ同じ問題構成で、難易度・試験時間に大きな差はないと考えられます。
ただしサマーは応募者が多いぶん相対評価のボーダーが上がりやすく、本選考と同じ得点でもインターンの方が通過しづらい局面が起こり得ます。
また、テストセンター指定の場合は他社で受けた結果を使いまわせる余地がある一方、WEBテスティング指定では日本総研専用の受検が必要になります。
理系の院生は研究の繁忙期と受検期間が重なりやすいため、形式が確定したら早めに受検枠を押さえておくと取りこぼしを防げます。
受検期間は通常1〜2週間設けられますが、後ろ倒しにするほど研究や他社選考と衝突しやすいため、案内が届いたら早期受検が鉄則です。
編集部が分析する日本総合研究所インターンWebテストの通過率とボーダー
ここからは編集部が体験談ベースで検証した通過率とボーダーの目安を提示します。いずれも公式非公表のため「目安」ですが、確保すべき得点ラインの参考になります。
通過率の目安(サマー・秋・冬別)
通過率は公式に公表されていませんが、編集部が複数の体験談を突き合わせた限りでは、サマーはおおむね20〜30%、秋・冬は30〜40%程度が目安と見られます。
サマーは知名度ゆえに応募が集中し、Webテスト段階で大きく絞り込まれるため、最も通過率が低くなりやすいシーズンです。
秋・冬は応募者数がやや落ち着くものの、本選考直結型のプログラムが多く、選抜の厳しさはサマーと同等以上になる場合があります。
ITソリューション系コースは理系の基礎学力が高い母集団のため、数字以上に体感の競争は激しいと捉えておくのが現実的です。
応募者層には旧帝大・早慶・上位国公立の学生が多く、平均レベルが高いのもシンクタンク系インターンの特徴といえます。
低い通過率に臆するのではなく、対策に時間を投じて確実にボーダーを越える姿勢が、結果的に最短で席を確保する近道になります。
ボーダーと正答率
各種就活情報サイトでも、日本総研のSPIボーダーは正答率7割が目安とされており、編集部の検証でも同水準という結論に至りました。
サマーは応募者が多くボーダーが上振れしやすいため、7割を最低ラインと捉え、安全圏を狙うなら8割以上を目標にしたいところです。
理系学生は非言語で8〜9割を取れることも多いので、言語で大きく崩さず全体7割超を安定して出せる状態を目指しましょう。
性格検査に正答率の概念はありませんが、回答の一貫性と求める人物像との適合がチェックされる点は能力検査と同様に重要です。
人気の高いリサーチ系コースはITソリューション系より高めのボーダーが設定されていると推測されるため、併願する場合は余裕を持った得点を目指しましょう。
テスト結果の使い回し
テストセンター方式であれば、直近で受けた高得点の結果を他社へ送信して使い回せる余地があります。
一方、WEBテスティング指定の場合は使い回しができず、日本総研の選考期間内に改めて受検する必要があります。
使い回す場合も低い結果では意味がないため、結局は早い段階で高スコアを一度しっかり作っておくことが前提になります。
自宅受検になる場合は有線LANで通信を安定させ、期限ギリギリを避けて早めに受検することで、トラブルによる再受検不可リスクを回避できます。
同じSPIを採用する他社を志望度の低い順に「練習先」として受検し、形式と時間感覚に慣れてから本命に臨むのが効率的な使い方です。
日本総合研究所インターンWebテストで落ちる人の傾向と回避策
続いて、編集部が体験談から抽出した「落ちる人」の傾向と回避策をまとめます。事前に知っておくだけで通過率を底上げできるポイントです。
共通する3つの傾向
落ちる人には大きく3つの共通点があります。1つ目は対策本を1周もせずに本番へ臨む人で、SPIは形式を知っているかどうかで得点が大きく変わります。
2つ目は性格検査を軽視する人で、能力検査が良くても求める人物像と合致しないと判断されると通過が難しくなります。
3つ目は受検環境を整えない人で、Wi-Fiのみで受検して通信が切れ、再受検できず不合格になるパターンが意外と多く報告されています。
理系の院生は対策時間を取りづらいぶん、この3点を「最低限の必須項目」として早めに潰しておくことが回避策になります。
逆にいえば、対策本1周・性格検査の理解・有線LAN環境の確保という3点さえ押さえれば、落ちる確率は大きく下げられます。
この3点はいずれも才能ではなく準備の問題なので、早めに着手すれば理系でも研究の合間に十分間に合わせられます。
時間配分ミス
落ちる人に最も多いのが、時間配分のミスで多くの問題を解き残すパターンです。
SPIは1問あたりの制限時間が短く、特に非言語の推論や計算で時間を吸われやすいのが特徴です。
理系学生は1問を丁寧に解き切ろうとして難問に時間をかけすぎ、後半を落とす傾向があるため注意が必要です。
練習段階からストップウォッチで時間を計り、「迷ったら飛ばす」判断を瞬時にできるようにしておくことが最大の回避策です。
問題の難易度よりもスピードが合否を分ける試験のため、正答率を維持しながら解答速度を上げる練習に重点を置きましょう。
性格検査で落ちる人
性格検査で落ちる人の典型は、シンクタンク社員像を意識しすぎて自分を偽った回答をしてしまうケースです。
同趣旨の質問が表現を変えて繰り返されるため、回答に矛盾が出ると信頼性が低いと判定されてしまいます。
技術職志望であっても、論理性・知的好奇心・責任感といった求める資質と真逆の回答が続くと文化不適合と見なされる場合があります。
自分を偽らない範囲で、日本総研の求める人物像と重なる側面を素直に答えることが、性格検査を通過するコツです。
性格検査の結果は面接でも参考にされるため、回答と面接での発言に矛盾が出ないよう、事前に自分の軸を整理してから受検しましょう。
編集部おすすめの日本総合研究所インターンWebテスト対策ロードマップ
ここでは研究と両立しながら短期間で仕上げる対策ロードマップを、言語・非言語・効率化の3観点で提示します。理系の強みを最大化し、弱点を最小化する設計です。
言語対策
言語は二語の関係・語句の意味・文の並べ替え・長文読解が中心で、理系学生が最も得点を落としやすい分野です。
二語の関係や語句の意味は知識で解けるため、対策本の頻出語をひと通り暗記するだけで安定して得点できます。
長文読解は全文を精読せず、設問を先に見て該当箇所を探すスキャニングで時間を節約しましょう。
日本総研は経済・政策レポートを多数発表しているため、硬めの論説文を日頃から読み慣れておくと、言語の底上げと業界研究を同時に進められます。
1問あたり30秒〜1分しかかけられないため、迷った問題は深追いせず先に進む割り切りも、言語で崩れないための大切なスキルです。
非言語対策
非言語は推論・割合と比・損益算・速度算・確率・図表の読み取りが頻出で、理系にとって得点源にしやすい分野です。
特に推論は配点が高く差がつくため、条件を整理して場合分けする解法を反復し、安定して短時間で正解できる状態に仕上げましょう。
図表の読み取りは構成比や増減率を素早く計算する力が問われ、データ活用を重視する日本総研の業務とも親和性が高い分野です。
理系は計算自体に強いぶん、解法パターンの引き出しを増やしてスピードを上げる訓練に時間を割くと、本番で確実に貯金を作れます。
非言語は対策の効果が最も出やすい分野で、毎日15分の練習を2週間続けるだけでも正答率と解答スピードが目に見えて伸びます。
「答え」を探すより効率的な対策法
Webテスト対策で「答え」をネットで探そうとする人もいますが、解答集頼みの対策は通用しません。
SPIは応募者ごとに数値や出題セットが組み替えられるため、出回っている答えが自分の本番と一致する保証がないためです。
性格検査には正解がなく、解答集を見ても点数は上がらず、むしろ矛盾した回答で信頼性を下げるリスクすらあります。
暗記した解答は数値だけ変えたパターンに対応できず、同じ形式でも本番では通用しないという落とし穴もあります。
研究で忙しい理系こそ、答え探しに費やす時間を対策本1ページに回す方が、確実に得点へ直結すると意識しましょう。
SPIは出題パターンが体系化されているため、志望度の低い他社で複数回受検して経験を積むだけでも、対応力は格段に上がります。
日本総合研究所インターンのES・面接・GD対策
Webテストを越えた先には、ES・GD・面接が控えています。理系コース志望者が押さえておきたい傾向と準備のポイントを整理します。
ESの傾向
日本総研インターンのESでは、ガクチカと志望動機に加え、「なぜ日本総研のインターンか」を問う設問が中心になります。
ESの通過率は3割程度とされ、Webテストと同時に絞り込まれるため、両方を高水準で揃える必要があります。
理系は研究テーマを題材にしやすいですが、専門用語を並べるのではなく、課題設定と解決プロセスを論理的に語ることが評価につながります。
ITソリューション系志望なら、研究で扱った技術や開発経験を金融システムの課題解決にどう活かせるかまで言語化しておきましょう。
ESとWebテストはほぼ同時期に提出・受検を求められるため、どちらか一方に偏らず並行して仕上げる計画を立てておくことが大切です。
GD対策
コースによってはグループディスカッション(GD)が実施され、経済・社会政策や金融DX、新規事業をテーマとした議論が多い傾向にあります。
無理に司会を取らずとも、論理的な発言や前提を確認する質問で十分に評価されます。
理系学生は議論を構造化したり、データに基づいて論点を整理する役回りで強みを発揮しやすいです。
就活仲間との模擬GDで「前提確認・時間配分・結論への収束」を意識する練習を重ねておくと、本番で落ち着いて動けます。
コンサルティング寄りのテーマではフェルミ推定型のケースが出ることもあり、数字の概算に慣れた理系の感覚が活きる場面です。
面接質問
面接では、ガクチカ・志望動機に加え、入社後に取り組みたいテーマやキャリアビジョンが問われます。
「NRIや大和総研ではなく日本総研を選ぶ理由」を明確に語れると、目的意識の高い学生として評価されやすくなります。
ITソリューション系志望なら、金融DXやモダナイゼーションへの関心、技術を社会課題の解決に結びつける視点を示すと説得力が増します。
性格検査の結果と面接での発言に矛盾が出ないよう、自分の軸を整理してから臨むことも大切です。
逆質問の時間も用意されているため、日本総研の事業や社員のキャリアパスに関する質問を2〜3個準備しておくと、関心の高さを示せます。
まとめ:日本総合研究所サマーインターンWebテストを突破するために
日本総研のサマーインターンWebテストはSPIが中心で、言語・非言語・性格検査の3科目で構成されます。
編集部の検証では、通過率はサマー20〜30%・秋冬30〜40%、ボーダーは正答率7割が目安で、安全圏を狙うなら8割以上が目標ラインです。
落ちる人の傾向は「対策本未着手」「性格検査軽視」「受検環境未整備」「時間配分ミス」「回答の矛盾」に集約されます。
理系学生は非言語を武器にしつつ、手薄になりがちな言語を底上げし、全体7割超を安定して出せる状態を作ることが突破の近道です。
研究や院進スケジュールと両立するためにも、エントリーの2〜3か月前から対策本中心の王道準備を前倒しで進めましょう。
答えを探すより手を動かす王道の準備こそが、日本総研サマーインターンWebテスト攻略の最短ルートだと改めて意識してください。
非言語の強みを活かしつつ言語と性格検査の穴を埋めれば、理系のあなたは十分に通過率を引き上げられます。
28卒のサマーで結果を残せば、秋・冬や本選考の早期選考優遇につながる可能性が高いため、Webテスト対策を最優先に、確実にインターンの席を掴み取りに行きましょう。